2023年6月13日仕事日記

 6時15分ごろ家を出て一般道で大学へ向かう。今日もほぼ1時間ほどで到着。サンドイッチと珈琲で朝食。

 9時からFD部会の方々に全学FDサロンでの現在のプレゼン内容を伝えて相談。ワールドカフェ方式を提案。

 9時30分から12時近くまで、オンライン「授業と学び研究所」会議。ちさちゃんの小説に関わる会運営とスクールライフノートの機能についての協議。今日も濃密で質の高い会議になったと自画自賛。

 12時15分から依頼を受けて3名の面接指導。ズバリ指導。今日もいつも陥りやすい面接回答。それではまずい点を指摘。学生の考えを確認して例文を提示。

 13時10分から第8回教師論2コマ。今回は理科教育の深掘り。「課題の把握」「課題の探究」「課題の解決」の三段階で、より面白い理科授業をするための重要点をそれぞれ発表。協議。野木森広先生の指導案をもとに子どもの考えを予想。小笠原豊先生の授業講演を聞き、理科授業に際しての重要点を掴む展開。

 16時30分から9期生ゼミ。今回から2回目となる授業提案。長谷川さんと古川君が授業。ともにこれまでのゼミでの学びを土台にしての授業。ますます教材研究力と高度な授業技術に話題はシフト。

 学級レク本原稿の訂正指示。僕の指示の甘さも反省。研究室に戻り、「教師論」の振り返りチェック。途中で集中力が切れて終了。19時20分に大学を出る。ナビを見ると、高速道路に渋滞情報なし。予定ではまだ集中工事期間だが、ナビを信じて高速道路へ。名古屋方面は工事が終了していて渋滞なし。久しぶりに40分間で帰宅!

 今日も届いた依頼等に返信。今後のプレゼンづくりなど。早々に届いた今日のゼミ振り返り記事。

2023年6月12日仕事日記

画像1
 6時15分に家を出て一般道で大学へ向かう。今日はほぼ1時間で到着。授業資料印刷。

 9時から第8回「教育課程論」。今回は「令和の日本型学校教育」をテーマに「日本型」という文言の追究から。GIGAスクール構想の概念まで話し合い。今日も深掘り発問がうまくいったと自負。研究室に戻り、さっそく「振り返り」チェック。

 11時ごろ大学を出て、笠松駅へ向かう。駅駐車場の入り口が分らず焦る(汗)。11時53分豊橋駅行きに乗車。知立で乗り換えて新安城駅へ。12時54分着。迎えの車で安城市立今池小学校へ。

 校長から「心の天気」の素晴らしい活用例を聞く。感激。5校時、6校時で、全学級の授業参観。例によってポイント撮影。

 20分後、皆さんに50分間の講演。「個の学びを充実させ、仲間とともに、学びを深める子の育成〜振り返りを意識した授業づくりを通して〜」と題して、前半は秋の研究発表会に向けて、研究方針等の改めての価値づけ。後半は動画をもとに全授業へ一言ずつコメント。全学級とも2か月でここまで学ぶ教室ができていることを踏まえて、さらなるバージョンアップのために、「つぶやき板書」を提案して、子ども同士をつなぐことを推奨。

 「学びの天気」での振り返りをPC画面を分割して板書を見ながら入力している子どもを発見して、「心の天気」同様に感激。educomの皆さんに知らせたいこと多数。

 終了後、校長室で推進委員長さんらも交えて懇談。僕は再度方向性の確かさを伝える。

 駅へ送っていただき、新安城駅から途中乗り換えを2回して笠松駅へ。車で帰宅。笠松駅から乗車して移動することの良さを確信できた日。今後、このルートを活用することも多くなりそうな感じ。

 明日は9時から全学FDの内容について、FD部会の皆さんと相談会。そのための資料作りを必死に行う。なんとか提示できる段階までなり、就寝。

2023年6月11日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。小雨の中、愛犬散歩。YouTubeで知ったBMWの機能。さっそく設定する。購入して3年も経っているのに、初めて知ったことがいくつか(泣)。

 明日、締め切りの2本の原稿書き。明日訪問する安城市立今池小学校でのプレゼンが前日になってようやく完成。データを送信。

 研究室HP記事は、6月8日に開催したオンライン「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」の議事録紹介。7期生・下野さんの仕事を確実に引き継いでくれている8期生・寺尾さんのおかげ。

2023年6月10日仕事日記

画像1
画像2
 愛犬散歩。山田、福地、玉置ゼミ生の希望者が書いた学級レク本原稿1本ずつをまとめて、明治図書の矢口さんに送信。ほんのわずかな一歩が進む。

 第三次ワーキングでの審議を受けて、教務委員会の皆さんに検討してもらうための資料づくり。11時30分までに終了しようと必死。文言と資料の整理がかなりできた(つもり)。教務課へ送信。ふ〜う。

 12時15分ごろ家を出て、愛西市立佐織中学校へ向かう。考えてみたら、今週は月曜日から土曜日まで、連続6日間講演。枚方、広島、東員、安城、吹田、愛西とあちこちで話す機会をいただいた。お呼びいただいた皆さんに深謝。途中のスタバで休憩。13時30分ごろ学校着。校長、教頭と今日の依頼事項の最終確認。

 14時から15時30分まで、「愛西市立佐織中学校の今後に向けて」と題して、いただいた依頼事項「個別最適な学びとその実際」などについて資料を基に伝える。いつものようにポイントで話し合ってもらい、意見発表をしてもらう。明日からの実践につながることを祈る。

 帰宅。午前、午後と頑張ったので、外食と決めて、「味大」さんへ。飲み過ぎ、食べ過ぎでしんどくなるほど。後悔の夜。

 佐織中学校長から教えていただいた修学旅行の帰着延期の詳細記事を読む。6月2日15時39分東京発のぞみ235号に乗車して名古屋に帰る予定が、台風2号の本州接近からの線状降水帯発生による豪雨の影響による新幹線運休によって、6月3日19時に下校完了したという詳細な記録。

 こういう緊急事態こそ、学校の随時発信がどれほど必要なのか、そして保護者に安心させるのかがよくわかる生々しい記録。ここをクリックしてぜひ一読を。そして「投票」を。

2023年6月9日仕事日記

画像1
 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩など朝の定番仕事。

 9時から某振興機構から委員就任の依頼を受けて、1時間ほどオンライン会議。事業概要を聞けば聞くほど、委員に加わりたいと思ったが、委員としての年間活動を踏まえると、とてもお引き受けできない状況。お聞きした事業の問題点やその解決の私案をお伝えした上で、丁寧にお断りする。

 11時24分地元駅乗車、名古屋、新大阪、南千里へ移動。14時前に会場の吹田市立千里市民センターホールへ到着。担当の木下先生と簡単な打ち合わせ。

 14時30分から16時30分の2時間、5年目教員を対象とした「組織づくり メンタリング【理論】」研修で、「自分の専門性・協働性・主体性を振り返ろう メンター力も高めよう」と題して講演。もちろん、参加者同士の交流、若い教師からの相談事にどう対応するかなどのワークショップも取り入れて展開。

 5年目教員を対象とした講演は初めてで、様々なことを考えて話の構成、動画の視聴、ワークショップを入れてみた。自分としては、手ごたえありと振り返り。

 すぐに新大阪へ向かい、「551」で25分並んで(泣)豚まんを購入。名古屋駅地下の「矢場とん」で夕食。帰宅。

 研究室HP記事は、福地ゼミ生の重信瑞穂さんが、先日の本学教育フォーラムを視聴して、教師を目指している学生として力強い宣言もしている感想が届いたので、許可を得て、さっそく発信。皆さん、ご一読ください。
 

2023年6月8日仕事日記

画像1
画像2
 愛犬散歩など、朝の定番の仕事。朝読書など。

 今日は安城市立安城東部小学校での指導助言日。ナビで調べると1時間ちょっとで到着予定。本当にそうか?という疑問がわいて、念のため2時間弱の予定で、9時過ぎに出発。学校付近に来たのが、約束時刻の1時間前。ナビを信用すればよかった(笑)。

 11時少し前に学校着。校長、教務主任と今日の予定、今年度の訪問日程と内容を改めて確認。研究発表会当日を含めて4回の訪問を確認。

 4限、5限で、全ての学級の授業を参観。生活科・総合的な学習の時間に研究をしぼり、どの学級も子どもたちによる「課題づくり、情報収集、整理分析、まとめ、そして課題づくり」の巡回がきっちりとされている。子どもたちの言葉で創る授業を大切にしていて、どの学級も子どもの発言を重ねながら、テーマに迫っていこうとしているのも、昨年から関わらせていただいている身として嬉しい。写真で示したように学びの累積や板書も素晴らしい。

 1時間の講演では、今年度明確に提案された「探究スタイル」などの価値づけをして、撮影した授業動画を基にさらなるバージョンアップをするための助言。研究の方針や内容ではなく、さらに子ども同士をつなぐための技術提案が中心。最後は研究主任による授業動画をもとに、2か月でここまで学びができる教室にするためのポイントを話してもらう。「人を大切にする」という言葉がキーワードとして出されたことに驚きと納得。

 校長室で研究推進部の皆さんと懇談。若干の質問をいただいたが、どちらかという僕の一人喋り(笑)。よく聞いていただけた。

 特にここで記録しておきたいことは、この学校が掲げている「『あふれるもっと!』 自分の考えを再構築する子ども 『なぜ?』から始まる学び」が具現化されたエピソードをお聞きできたこと。子どもたちのリクエストで、4限の授業を5限も続けた学級が2クラスもあったこと。「もっと発表したい、もっと話し合いたい、もっと考えたい」という声が出たからこその展開。これに満足せず、さらに学びの質を高めていただくことを願う。

 帰路も順調。18時20分ごろ帰宅。しばし休んで、19時30分から21時30分まで「困った!を一人で抱えないで」のオンライン相談会。2名から抱えている「困った」の相談があり、4人のアドバイザーで助言。この日のうちに、記録者の寺尾さんから議事録が届く。この仕事ぶりも素晴らしい。

 今日もいただく依頼。有難いやら、お断りするのが申し訳ないやら。

 研究室HP記事は、6月1日小牧市立味岡小学校への訪問記録。ますます文章力を高めてきている安藤さんによる記事。ぜひ一読を。

 なお、以下の「参加者感想」は、教務主任が僕の指導助言をまとめてくれたもの。ぜひお読みください。
参加者感想

2023年6月7日仕事日記

画像1
 6時10分に家を出て、一般道で大学へ。7時15分研究室着。名神集中工事終了まであと10日。

 看護学部「生徒指導論」準備。8時30分から小学校教育実習担当校別指導。今年度は3校、5名の指導担当。書類の記入説明、実習に際してほしい情報を伝える。実習課へ書類届け出。

 9時から「生徒指導論」。今回は「教育的予防」と「治療的予防」の違いを資料をもとに入念に話し合う。保健室ロールプレイは「彼氏の気持ちがわからないと泣くじゃくる女子生徒」への対応。資料へ異論が出て盛り上がる。

 大学を出て、東員町立笹尾東小学校へ向かう。関わりを持たせていただき4年目。学校近くのコンビニで昼食及び時間調整。

 新たに赴任された校長と懇談。以前に僕の講演を何度か聞かれているとのこと。

 5限、4年生算数授業参観。「180度より大きい角度の求め方」が話題。子ども一人一人をしっかり見取り、子どもの困り感に寄り添いながら、ペアでの話し合いを大切にし、ねらいに迫る授業。

 4つのグループに分かれての研究協議会も活発で、授業の良いところ、残念なところを明確に出し合い、次につなげようとする話し合い。教育支援事務所2名の方の助言も的確。

 僕は30分間の時間で、この学校のテーマ「主体的に学び続ける子どもを育てるために」に迫るために、共有化しておきたいことを伝えた後、授業ビデオをもとに指導助言。教材研究の視点から新提案。参考にしてもらえるとありがたい。

 校長室で授業について協議。やはり授業論は楽しい。17時に学校を出て、18時過ぎに帰宅。

 今日もいくつかの問い合わせに対応。研究室HP記事は、8期生柴山君のゼミ記録。イラストは生成AIで作成したものをつけた。こんな時代になったのだ!

2023年6月6日仕事日記

画像1
 広島のホテルの朝。朝食バイキング。部屋に戻り、「教育課程論」の振り返りチェック。学級レク本原稿に赤入れ。そして修正依頼。

 9時に恵那市役所から電話。今年度もあるPJに関わりを持たせていただくことに。9時30分からzoomでEDUCOM下村さんと相談。学校現場のことを踏まえて提言。どこにいても、こうして仕事ができる時代!

 6月15日オンラインで行う「熊本市学校・園組織マネジメント〜ミドルリーダーとして〜」のプレゼンづくり。ほぼ完成。 

 11時30分ごろチェックアウト。タクシーで平和記念資料館へ向かう。修学旅行生徒や外国の方々でいっぱい。久しぶりに見る原爆投下後の広島の惨状。目を覆いたくなる写真多し。皆さん、展示品を凝視。

 国際会議場内のレストランで食事兼休憩。国際会議場の玄関には、僕の名前が入った看板あり。気持ちが昂る(笑)。13時50分ごろ指定された地下1階に行き、控室に案内していただく。

 15時40分から16時まで「令和の日本型学校教育を踏まえたこれからの学校づくり」と題して、広島県公立小中学校教頭会の皆さんに講演。700名弱おられるとのこと。

 教頭職であったことを思い出しながら、このように教職員に伝えるとよいですよ、という方針で、令和の日本型学校教育を丁寧に説明。時々、話し合ってもらったり、動画を見てもらったりの80分間。

 講演後、舞台袖に戻ったら「最高でした!」とコメントをいただく。講演直後に、拙著をネット注文された方もあったようで、こんな嬉しいことはない。

 タクシーで広島駅へ向かう。お土産を購入して、コーヒーを飲みながら休憩。

 17時12分新幹線乗車。19時48分岐阜羽島駅着。車で自宅へ。一旦、横になる。メールチェックをすると即答が必要なものがいくつかあって、その対応。深夜2時ごろまで。

 研究室HP記事は、5月30日に9期生ゼミで行った僕の模擬授業からの学び。9期生10人分掲載。とても濃い記事。
画像2

2023年6月5日仕事日記

画像1
 今日は6時ちょっと過ぎに家を出て、一般道で大学へ向かう。1時間余の通勤時間。研究室でパンと珈琲で朝食。授業とゼミ準備。仕事日記書き。昨日の本学教育フォーラムの興奮まだあり。動画はここからご覧いただけます

 8時15分から山田先生、福地先生と「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」の編集会議。各ゼミ生が書いた原稿を持ち寄って検討。次の方針を決める。会議後の四方山話で心癒される。

 9時から第8回「教育課程論」。今回は「対話的な学び」がテーマ。「対話」の定義から始まり、授業動画などをもとに真の対話について考える。かなり授業を見る視点が高まってきていること、学校運営の在り方への意識も生まれてきているように感じることができた。

 10時40分から8期生ゼミ。いつもの学びをした後、今回は学級担任として遭遇するだろうことを提示して話し合う時間とする。かなり教室風景や子どもの状況を多様に捉えられるようになってきている。

 12時過ぎに大学を出て、岐阜羽島駅へ向かう。12時35分に乗車して京都、東福寺で京阪の乗り換えて牧野駅へ。タクシーで講演会場の輝きプラザきららへ。14時50分ごろに到着。

 副教育長の岩谷誠先生と久しぶりの懇談。岩谷先生が校長であったときからのつながりで、校長職としてかなりの刺激と学びをいただけた方。僕が得た最新情報を伝えながら、過去のつながりを思い出す。貴重な時間。

 15時35分から16時55分まで、枚方市教育委員会から依頼を受け、学校マネジメントリーダー研修及び北河内地区教育長協議会研修の講演。「学校運営に参画するミドルリーダーの在り方」と題して、いつものように皆さんとやりとりしながら話す。前半に時間を費やしすぎてしまい、後半は急ぎ足になってしまったことは反省。他では聞けない授業づくりの視点などを生かしていただけることを願うばかり。

 終了後は、教育長や副教育長や課長さんらとしばし懇談。17時過ぎに会場を出て、バスで枚方市駅へ。そこから京阪で淀屋橋、新大阪、広島へ移動。久しぶりに駅弁を購入。時に食べる駅弁は美味い。車内で授業振り返りチェック。駅直結のグランピア広島ホテルへ、20時30分ごろチェックイン。いつのまにか記憶なし(笑)。

 研究室HP記事は、5月29日訪問の春日井市立藤山台中学校訪問記。新谷さんが発信。いかに授業でのICT活用が定着しているかがわかる内容。
 

2023年6月4日仕事日記

画像1
 早朝から原稿書き。日本教育新聞に連載中の「提言」。新年度2か月ほど経ったことを意識した原稿にする。目途がついたので愛犬散歩。

 9時30分ごろ家を出て、一般道で大学へ向かう。日曜日もネット情報では高速道路渋滞ありとのこと。1時間ほどかかって大学へ。

 11時ごろから9号館の特設スタジオで、配信業者さんと打ち合わせ。カメラアングル、音声などをチェックして、会議室で進行メモづくり。

 12時45分ごろに文部科学省の武藤久慶さん来学。登壇者も揃ったので簡単な打ち合わせ。昼食を取りながら、シンポジウムのゴールだけは決める。あとは発言の流れに任せることに。進行役としては、このシンポジストならどうにでも進行できると思ってのこと。

 13時30分フォーラム開始。学長挨拶、武藤さん講演「あらためてなぜGIGAがたいせつなのか」。リズムある語り、圧倒される裏付け資料、視聴者をぐいぐいと引き込む展開。いつものように素晴らしい講演。

 シンポジウムは「GIGAを踏まえて幼小中高および大学教育はどうあるべきか」。最初の質問はあらかじめ伝えてあったが、あとはそれぞれの発言をつなぐように話題を振る。(ここをクリックして動画をご覧ください

 シンポジウム終了直後、武藤さんからこんなにつながって話し合ったシンポジウムは初めて!というお褒めの言葉をいただき、ほっとする。考えてみたら、本学教育フォーラム担当になって6回目の開催。皆さんの理解があって、毎回、進行役としては楽しい進歩ができているのがなりより嬉しい。

 登壇者らで振り返りをして解散。帰宅。大きな仕事が終わったので、家内と外食。帰宅して、週刊教育資料30回目の原稿書き。できたところで送信。

 研究室HP記事は、5月29日訪問の春日井市立藤山台中学校での学びを前野さんが発信。端末の日常遣いは当たり前の学校での学びは貴重。 

2023年6月3日仕事日記

 青森日帰りの疲れを覚悟していたが、幸い、それを感じることもなく、いつもの時間に目覚めて、喫茶店でモーニング。仕事日記を書いて愛犬散歩。

 6月8日に訪問する安城市立安城東部小学校での指導助言用のプレゼンづくり。あらたに届いた探究に重点をおいた研究方針を熟読し、その価値づけをして、あちこちの授業参観から感じていることを参考に示そすことにする。完成してデータ送信。

 6月2日12時に締め切りとしていた第3回小学校教育実習事前指導レポート。その提出状況をチェック。今回締め切りに間に合わなかった学生は335名中28名。前回人数の半分になったとはいえ、残念。催促のメール発信。

 やらなければならないことは山積みだが、積んである本も気になって読み始める。2冊読了。1冊は教育書なので、良いインプットができた。

 父親の病院へ。「僕の顔を見たら、早く家に帰りたくなった」とつぶやく。「あと少しの我慢」と伝える。

 TVで、上岡龍太郎の逝去を伝えながら、横山ノックお別れ会での弔辞が紹介された。まるごと放映されるのが十分に頷ける素晴らしいスピーチ。短いフレーズをリズミカルに重ね、聴き手にノックさんの人間像を描かせる、そしてこれらのエピソードが語れる自分との関係性を伝えながら、ノックさんへの感謝を語りきる上岡さん。深く感動。

 研究室HP記事は、前野さんによる「江南市立古知野中学校自然教室での学び」を発信。教師がいかに子どもを成長させようとしているかがよくわかる良い記事。

2023年6月2日仕事日記

画像1
 早朝から返答が遅れている問い合わせに対応。この時期、夏の研修内容確認が続いている。

 今日は青森への日帰り。台風の進路が心配。ネットでFDAの運用状況を見る。青森便は今のところ飛んでいることを確認。

 9時30分ごろ家を出て県営名古屋空港へ向かう。空港内レストランで朝食兼昼食のカレーライス。

 11時15分予定通り、青森便フライト。雨雲の中を飛ぶので揺れは激しい。予定通りの時刻に下降開始。ところが、再び上昇。機長から「霧で視界不良で着陸許可が下りない。しばらく津軽海峡付近で待っています」との連絡。なんとか着陸してくれと祈るばかり。

 25分遅れで無事着陸。青森市教育委員会の中島先生に迎えをいただいて、青森市教育研修センターへ到着。すぐに「質の高い教師集団形成研修講座」の準備。

 14時10分から15時25分まで「学級・学校を元気にするチームリーダーの在り方」と題して講演。聞いていただく方は、小中学校新任学年主任(2学級以上から構成される学年の主任35名の皆さん。

 聞き手の立場がはっきりしているので、話もしやすい。学年主任の責任と大変さを踏まえての問いかけや話し合いを随時入れながら展開。

 15時35分から16時10分ごろまではワークショップ。学年団の若手、ベテランとつながることを意識した上での難問を出して異校種3名で話し合ってもらう。話し合いの内容はワールドカフェで共有。

 大きな拍手と定番の書籍PRで大きな笑いをもらって終了。帰りの飛行機フライト時刻まで、かなりの時間があるので、ねぶたの家ワ・ラッセを見学させていただく。実際のねぶたに圧倒される。制作に関わっての様々なことを知り、伝統芸となっていることに感動。

 青森空港では、お勧めの「青森みそカレー牛乳ラーメン」を食べる。いやあ、美味い!名前の印象は正直よくなかったが、こんなに美味しいものだったとは!

 県営名古屋空港からの到着便が遅れたので、予定より30分遅れの離陸。名古屋空港着は55分の遅れ。帰宅。ニュースを見ると、線状降水帯が被った地域では大変な状況。新幹線も東京・名古屋間が運転見合わせ。空路活用だったので、かえって良かったとも。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業での学びを柴山君が発信。要点をコンパクトにまとめてくれている。
画像2

2023年6月1日仕事日記

画像1
 愛犬散歩、ゴミ出しなどの朝の定番仕事。しばし、のんびり。

 8時15分に小牧市立味岡小学校へ向かう。校長先生らと懇談。今日の予定確認。

 8時45分から、3年生1時間目授業観察。9時40分から、4年生2時間目授業観察。3限2年生、4限3年生、5限4年生の特設授業参観。いずれも国語。例によってポイントとなるだろうと思う箇所を動画撮影しながらの観察。

 授業後、僕が全体指導をするまでの1時間余、必死に動画整理。タイトルづけ。なんとか完成。

 全体指導では、「新年度にあたって 学校全体の財産を増やそう (よさと困りごとの共有)」と題して1時間の講演。

 前半は、味岡小学校から届いた今年度の授業研究の重点項目それぞれについて、改めての価値づけ。「心理的安全性が高い学級づくりのために」「対話で思考を広げるために」「ICTで対話をするために」「振り返りの累積による重要性」を話題にする。

 後半は、授業動画をもとに、発問→子どもの発言→子どもの発言、と続く中での教師の出場(でば)について、その場面をどう決定し、どう関わっていくかを学年で話し合ってもらいながらの味岡小財産の共有化。最後は、授業から離れていっている子どもへの関わり方についての話し合い。いずれも短時間ずつ。

 特に「学び合い」をするための学級づくりについて、動画をもとに話し合ってもらったことは良かったと考える。良い財産は共有化したいという思い。また、新任教師の教室がごく自然に「学び合い」ができていた理由を聞くと、自身が小中学校とコの字型授業を経験してきたことで、これが当たり前だという認識で授業をしているという発言。むしろ一斉授業形式の方が難しいとも。教師は自分が受けた授業スタイルを踏襲するというが、まさに小牧が「学び合い」の授業を積み上げてきた証。

 校長室では特設授業の3人の方に、あらためての助言。質問を受けて17時15分ごろ終了。

 参加のゼミ生・安藤さんと鯛焼き屋へ行き、いつもの振り返り。帰宅。今日もいただいたいくつかの依頼。対応できるどうかを熟考して回答。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業を参観した新谷さんによる記録。授業づくりに際して重要としている点をしっかり文章化してくれた。感謝。

 本日、研究室HPへのアクセスが、開設以来通算90万を超えた。皆さんが日々訪問していただけるおかげ。これからもどうぞよろしくお願いします。
 

2023年5月31日仕事日記

 今日は6時15分に家を出て、一般道で大学へ向かう。到着は7時15分ごろ。昨日は6時30分に家を出て、到着は7時45分ごろ。つまり、15分早く家を出ると15分間の時間短縮。それが何?と言われそうだけど(笑)。

 教職支援課へ。教員採用試験の前倒しの話題(文部科学省は、2024年6月16日を1次試験の「標準日」とし、日程の目安として呼びかけ)で持ち切り。教育実習への影響も大きく、早急に検討する事項があると認識。

 「教師論」の振り返りを読む。僕が授業づくりの根幹にしていること「子どもの言葉で授業を創る」をよくとらえている記述多し。

 10時40分から8期生ゼミ。今日は学級で起こるだろう問題を想定して、担任としてどう動くかを伝え合う。伝えるべき事項のポイントを整理しながらのゼミ展開。

 学級レク本執筆者へ依頼。重要事項確認。

 昨日に続いて学食でカレーライス。けっこう美味い。

 13時30分から「実習部会」。大学が新組織になって(形式的な)会議が増えた感じ。20分間ほどで終了。

 明日の味岡小学校訪問時でのプレゼン作成。教務主任からの依頼を踏まえて作成。送付完了。

 17時ごろから第三次ワーキング。僕が提案した「教育DX・探究活動(仮称)」をカリキュラムに位置づける方向が決まる。芳賀先生の新提案や教務課作成の詳細なシミュレーションがあってのこと。もちろん決定ではなく、このあとCP委員会、教授会と続く。僕としては、大きな仕事ができたという感じ。

 19時ごろ大学を出て一般道を走る。今日は1時間で帰宅。これなら通常通勤時間より、ちょっと掛かった感じ。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業を見ての学び。安藤さんが発信。授業者としてとても嬉しい記録。

2023年5月30日仕事日記

 6時30分に家を出て、一般道で大学へ向かう。1時間15分かかって到着。昨日は同時刻に出て、高速を使って1時間30分。明日からは集中工事中は一般道を使うことかな。

 珈琲とパンで朝食。しばし休憩。

 8時30分から学級レク本編集会議。原稿依頼が遅れているので、一気に進めることに。

 10時から第三次WG事前打ち合わせ。難産の連続。方向性は確かだと思いつつ、案が浮かばない(泣)。1時間30分ほど話し合いに参加したが、8期生ゼミを設定したので移動。

 11時30分から12時30分まで、いつもの課題をゼミ同士でこなした後、いわゆる面接指導で助言。多角的・多面的に考えられるゼミ生が嬉しい。

 13時10分から第7回「教師論」。2コマ。今回は数学授業から学ぶと題して、僕の教師観・授業観がインタビューでまとめられた原稿を読み、その後、授業動画でその実際を視聴。それをもとに話し合う。

 16時30分から9期生ゼミ。これまではゼミ生の模擬授業をもとに話し合っていたが、今回だけは僕が授業を提案し、教師の子どもへの関わり方、教材のとらえ方、全員を巻き込む授業の進め方などを話し合う。次回からのゼミ生授業が少しでも向上的に変容していることを期待したい。

 学級レク本原稿書き指示。締め切り日に驚くゼミ生。こういうことはこれから多々あると伝達。

 研究室に戻り、「教師論」の振り返りチェック。研究費執行のための文書作り。8時ごろ研究室を出る。

 車に乗ったところで、ある方から現状報告の電話あり。聞きながら考え込んでしまうことあり。

 20時30分ごろ出発。一般道を使っての自宅到着は21時30分ごろ。この時間帯でも1時間(泣)。

 今日も届いた様々な依頼や文書。即返答が必要なものに対応。力尽きる。

 研究室HP記事は、特別支援学校での実習を終えた8期生柴山君が発信。ここのところ、一気に文書力を上げてきた柴山君。ぜひご一読を。

2023年5月29日仕事日記

画像1
 雨の朝。ゴミ出しをして、愛犬散歩は控えて大学へ向かう。今日から名神集中工事開始。6時30分に家を出たが、すでに高速は渋滞情報。普段は50分間ほどのところ、1時間30分かかって大学到着。ふ〜う。

 珈琲とパンで朝食。授業準備。スクールパートナーシップ旅費申請書類作成、フォーラム打ち合わせメール発信など。

 9時から第7回「教育課程論」。今回から学習指導要領編開始。まずは「主体的な学び」に焦点を当てる。主体的な学びのイメージ化、文科省定義から「振り返り」の重要性を知る、「自己選択」による主体性の生み出し、「振り返り」の実際を知る、という流れ。

 すぐに大学を出て、春日井市立藤山台中学校へ向かう。高速を使わず一般道で移動。あちこちで渋滞(泣)。13時ごろ、ようやく到着。

 校長先生、教育DX推進専門官の水谷先生と懇談。13時35分から5限社会科授業観察。いつ見ても安定した授業を見せていただける先生で、今日も同様。1年生とはいえ、小学校からの積み上げがあって、端末活用が日常化している子どもたち。情報収集、学びの共有化で、ごく自然に端末活用。

 研究協議会後、僕が40分間講演。前半20分間は、「今年度スタートにあたって」と題して、今年度の研究方針に基づいて、その根底にあることを僕の視点から解説。後半は、授業者に撮影した動画を見せながら、授業の心境を聞きながら目指すものを引き出し、よりよい授業とするための助言。昨年度から言っているのは「ICT活用論から授業論へ」。今回もまさにそれをテーマにしたい良い授業で、「個は学んでいるか」との問いかけを含めて、授業のユニットのつながりの疑問と班での学びの様相についての講演。

 終了後、再び、校長や水谷専門官と懇談。17時から1時間、藤山台中スクールライフノートプロジェクト(SLNPJ)会議。学校側から5名参加、EDUCOMから10名参加の大会議。活用の実際を聞きながら、今後の開発の方針を検討する密度の濃い会議。

 帰宅。やらなければならないこと多数。集中できず。

 研究室HP記事は、5月23日9期生ゼミのまとめを長谷川さんが発信。これで5回×3本=15本の記事発信。貴重なゼミ記録。
 

2023年5月28日仕事日記

 今朝もパンと珈琲で朝食。車の音楽ライブラリーへ音楽データ転送。たったこれだけのことで車が運転したくなるから不思議(笑)。愛犬散歩。

 6月9日訪問の吹田市5年次教員研修のプレゼンを作り始める。テーマを「専門性、協働性、主体性」の三つに決め、それぞれの資質を高める必要性とその具体例が伝わるプレゼンに方向性を決める。依頼時間は2時間30分。WSを随時入れながらの展開にすることも決める。

 10時20分ごろ、数日前に帰郷の長男、今朝帰郷した次男、家内と永泉寺へ向かう。今日は母の七回忌、叔母の27回忌法要をお願いした日。お寺に到着後、墓清掃、お参り。弟家族は東京から到着。

 11時から30分間ほどの法要。終了後、味大へ移動。母を思い出しながらの食事会。

 帰宅。しばし休憩後、次男と父親の病院へ。痛みはかなり減ったようだが、95歳の父親。1か月入院での老いの進行を強く感じる。

 午前から始めた吹田市5年次研修のプレゼン作成。ほぼ完成。吹田市からの正式要項が届いてから再調整して、データ送付する予定。

 特定非営利活動法人「古代邇波の里・文化遺産ネットワーク」の副理事長の服部さんから、写真の案内あり。関心のある方はどうぞご参加を。

 研究室HP記事は、5月23日9期生ゼミでの振り返りを久保君が発信。9期生10人目、第1回模擬授業提案者の最後。それまでのゼミでの学びの積み重ねが伺えて嬉しい。
画像1

2023年5月27日仕事日記

 地域の資源回収日で、朝から納屋にある回収品を整理して車に積む。7時ごろ回収場所へ運び込む。喫茶店に行き、一息つく。

 愛犬散歩。愛車の音楽ライブラリーを使わず、古いiPhoneから音楽を出していたが、YouTubeでライブラリーの設定法をたまたま知る。やってみようという気持ちになって試みる。こんなに簡単だったのか!冷静に考えたら、その通りで、なぜ試みなかったのかと悔やむ。CDからインポート作業開始。

 5月13日の教師力アップセミナーで登壇していただいた佐藤正寿先生に、ゼミ生の記事が発信完了したことをお伝え。すぐに温かい言葉をいただく。ゼミ生にも周知。

 12時34分地元駅乗車、犬山、名鉄岐阜へ。創りMath5月例会会場のじゅうろくプラザへ。今回は、私の「算数・数学授業開き」を紹介し合っての意見交流。和田裕枝先生からの講演「算数の教材研究をして子どもの意見をいかす」をオンラインでお聞きしての意見交流会。かつてのゼミ生4名も参加してくれた。

 和田先生は、講演で、教材研究においては、子どもの反応をしっかり予想して、それを踏まえて授業設計することを具体的に示された。また、若い教師はともするとどう教えるとわかりやすいかという視点を重視しすぎることを強調された。まったく同感。説得力十分の講演で聞いていても気持ちがいい。

 意見交流で、期せずして「どうですか?いいで〜す!」の話題になる。以前から発言しているように僕は否定派。とはいえ、こういう点があるという意見が出て、僕は動画を提示しながら、あらためて主張。友の発言に反応をすることを決して否定しているのはない。それがあまりにも形式的だからだ、と説明。きっとこの手法を始められた方は、互いに聴き合い、認め合う集団になってほしいという願いがあってのことだと思う。それを否定していないことは改めて強調しておきたい。

 帰宅。午前の続きで音楽ライブラリーづくり。セッティング。

 かつてのゼミ生から相談。電話で教材研究を試みる。課題解決になることを願う。まずは報告をもらうことを楽しみにする。
 
 研究室HP記事は、5月23日の9期生ゼミの振り返り記事。まずは荒木さんが発信。童話を教材にするときの注意点が学び合えたことは大きい

2023年5月26日仕事日記

画像1
 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。僕が止めていた「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」の全体像をまとめる作業に集中。現状をそのまま矢口さんに報告。次の指示をいただき、ほっとする。

 13時25分ごろ、岐阜市教育研究所到着。簡単な打ち合わせをして講演の最終準備をする。

 14時10分から16時まで、第1回中堅教諭等資質向上研修講演「ミドルリーダー力を高める」と題して話す。今日の内容は、「人材開発の大きな流れ、最新の教育動向を把握する、私が出会ってきた中堅教員紹介」の三つ。

 何度も問いかけて、ペアで話し合ってもらって発表する流れ。とっても意欲的な皆さん。話し合いを止めるのも申し訳ないほどのやりとり。さすが12年目を迎えていると感じさせる考え方、これを受けて僕はさらに深掘りをしてもらうように追質問や事例紹介。

 今日もお陰様で充実した2時間講演。気持ちよく帰路に着く。

 できるときにできることはやっておこうというつもりで、6月10日愛西市立佐織中学校での1時間30分講演の準備。依頼を受けた内容は多岐にわたる。整理しながら、話の順番を考えながらプレゼン完成。教頭先生へデータ送信。

 研究室HP記事は5月13日の教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)の記事最終回。新谷さん、古賀君、古川君の3人がポイントを絞って発信してくれた。16人による佐藤先生からの学び記事完了。

2023年5月25日仕事日記

画像1
 いつもの喫茶店でモーニング。このごろは飽きてきた(笑)。新たなことを考えようかな(笑)。

 愛犬散歩。本日、講師授業をするネタ「17番目の秘密」の指導案を一気に書き上げる。通常の指導案以上に事前にどのようなことを考えているかがわかるように記す。

 6月7日に訪問する東員町立笹尾東小学校でのプレゼンを届いた研究方針をもとに作成。完成したので担当へ送付。

 11時45分ごろ家を出て、尾張旭市立三郷小学校へ向かう。今年度から関わらせていただく学校で、今日を含めて年間4回指導助言に訪問する予定。学校付近まで来たので、コンビニで飲み物を買って時間調整。

 13時少し前に学校着。校長や教務から学校の状況を聞く。飛び込み授業をする6年生の担任から子どもたちの状況も聞く。子どもたちの関係作りを心する。

 13時45分から6年生算数トピック教材「17番目の秘密」を始める。配慮すべきと聞いた子どもの反応がよく、大いに褒めて関係づくりをする。授業中での面白い会話は、その子どもが「先生は5が好きだね」というので、その言葉を板書して、「そう私は5が好きなんだ。君は私が好きでしょ」と返答。こんな会話ができればもう大丈夫(笑)。

 仮説が崩れて、新たに方針を決めて取り組まなければいけない局面になったときに、ある子どもが「大変だ」とつぶやく。「そうだね。大変だね。学級の係活動と同じように分担して調べようよ」と提案。「どうやって分担を決める?」という投げかけに、子どもたちは「自分が調べたいところを調べればいい」と応答。「では、やってみたい数は?」とアンケートをとると、全数調査ができる挙手があり、しかも2番目が「0」の場合も調べるという子どももいて、よし!よし!と思いながら、さっそく取り組み開始。この展開はできるだけ子どもに任せようという考えから。呼びかけに応えてくれる子どもたちが嬉しい。

 2番目と17番目の関係を示す対応表ができたところで、決まりを見つけるために、誰と話しても良いので、見つけてみようと投げかけ。僕はあちこちから聞こえてくる言葉を板書(つぶやき板書)。それをもとに集団追究に入る。差が二種類しかないことや、巡回していることを発表した子どものあとに、2番目×7=17番目に気づいて発表した子どもあり。それを聞いて、全員が何らかの声を出す。すかさず「私はそういった『なるほど!』といった声に誤魔化されないよ。分かったつもりになっている人がいるから、近くの人で〇君の考えを言いあってみて」と思考の追体験をさせる。さらに〇君の考えをコンパクトに言えないかと追質問をして、挙手した3人の子どもを指名して、子どもに「17番目の秘密」をまとめてもらう。

 講演では、届いたこの学校の研究方針をもとに、それを価値づける話をする。特に「振り返りの重要性」「子どもに話し合うことのイメージを伝えるといい」「学習規律の大切さ」を40分間ほど話す。その後、20分間は今日の授業振り返りを自分自身で指導案をもとにする。

 ゼミ生に依頼した事柄の発表をしてもらう。「45分間で僕は何回褒めたか→53回」「子どもが発言していた時間→18分間ほど」「僕が発話していた時間→12分間ほど」という報告。初めて出会う子どもとの授業なので、1分間に一度は褒めていたのは、意識してのこと。

 校長室で、校長、教頭、教務と今後のことも含めて懇談。僕が訪問する期間の取組が大切だと伝える。

 例によって、喫茶店でゼミ生と振り返り。授業で心掛けたこと、先生たちに伝えたかったことなどを改めて学生にも伝える。

 帰宅前に父親の入院先へ。痛みはかなり減ってきたようでほっとしたが、体が動くようになったので要求も多くなったようで、病院の方々にお詫び。

 帰宅。おかげさまで今日も充実の1日。メール対応をして横になる。かつての教え子から相談電話。1時間くらい対応。お役に立つことを祈るばかり。

 研究室HP記事は、5月13日の教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)の学び記録。柴山君、荒木さん、石上さんの3人が発信。多岐にわたった豊かな学び。佐藤先生に感謝。
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30