秋の便り
実家にいると甘い、いい香りが部屋の中にやってくる。
そう、金木犀。 家の庭には二本の金木犀がいる。それぞれ自分と姉と同い年のものである。 生まれたときに親が植えたもので、毎年この時期になるといい香りを漂わせてくる。 この香りがすると秋がきたと感じる。 と、この記事を書きながら「ん?香り?匂い?この場合どちらが正しいのか。」という疑問が浮かんできた。 説明できる方はいるだろうか。「香り」はなんとなくいいにおいで、「匂い」はいろんな匂いなのかな?と、雰囲気で解釈していたので自信をもって説明することが出来ない。 調べてみるととても分かりにくい。「香り」は漢字の成り立ちが「かぐわしい香り」であるのでそのまま「かぐわしいにおい、いい香り」という意味である。 次に「匂い」である。「よいかおり」というのは辞書に書いてあるが、それでは香りとの違いは何なのか。 いろいろと調べてみたが分からない。使い分けにはっきりしたものがなく、個人個人の感覚でそれぞれ使い分けているらしい。ただ「におい」には「臭い」も含み、これは「くさいにおい」のことをいう。 結局金木犀の香りなのか、金木犀の匂いなのか・・・ 金木犀は名前の「金」や花の見た目の美しさからも高級そうなイメージ。そして「香り」は漢字の成り立ちが「黍(きび)のかぐわしいかおり」。 金木犀にふさわしいのは「香り」だ!と、思いました。(中田啓) 写真は実家の金木犀です。 もっと写真を上手にとれるようになりたい・・・ 4万アクセス到達
4月20日から発信を始めた「玉置研究室」サイトですが、皆さんが訪問していただけるおかげで、本日(10月2日)、4万アクセスに到達しました。
9月はゼミ生が教育実習中で、そちらに集中させましたので、ゼミ生による記事はほとんどありませんでした。私がなんとか毎日更新を続けてきました。最近は多くの発信ができていませんが、いつも温かく見守っていただき、ありがとうございます。今後も訪問していただけるように発信を続けたいと思います。どうぞよろしくお願いします。(玉置) 【20151001講演】三重県栄養教諭・学校栄養職員研修会依頼をふまえての演題は、「栄養教諭・学校栄養職員のための玉置流・授業の作り方」。 前半1時間は、授業とは何かに始まり、授業を成功させるための様々な授業技術を紹介。前半はエレベータートークで終了。 後半1時間は、ある県のガイドブックに掲載されていた食育授業指導案をもとに、授業の作り方を6つのステップに分けて講義。考えるべきことを指示して、個人思考、グループ討議、発表という流れ。後半最後には、授業がゴールに達したかどうかを判断するためのある方法を提案。見事、演じていただいた方があって、盛り上がって終了。 三重県各地から90名ほどの参加とのこと。「今回はいつもの研修より参加者が多いです」という言葉は嬉しくもあり、プレッシャーもしっかり感じる言葉でした。いつものことですが、良い勉強をさせていただきました。(玉置) 【20150930講演】あま教師塾
本日(9月30日)は、あま教師塾にて講演をしました。ありがたいことに4年連続で機会を与えていただきました。
今回は、「教材研究の楽しさを体感しよう(算数・数学教材を通して)」と題しての1時間30分。 前半は、大学での講義の話やアクティブ・ラーニングの話。評価の話もチラリ。 後半は、算数教材と数学教材を使って、教材を研究するとは具体的にどういうことなのかを話し、教材を研究することによって子供のつぶやきを拾ったり、つぶやきから授業を深めたり広げたりできることを体験していただきました。 18時からの研修会にも関わらず、また算数・数学ネタを話題の中心としましたので、ご自身の校種や専門には直結しないことが多くあったと思いますが、熱心に取り組み応答していただける参加者にこちらも学ぶことができました。(玉置) ときどき思い出す校長講話今日の講義は「教職実践演習」。 社会性が身についている教師の話をしているときに、思い出したのが、前職の校長時代に生徒や教職員に話していた校長講話。 「No.1トヨタのおもてなし レクサス星が丘の奇跡」(志賀内泰弘著)に書かれたエピソードから、「ABCDの原則」(まさに社会性を示す言葉)につないだ話。 検索したら出てきました。ぜひここをクリックしてお読みください。 しっかり学びました
本学1年生の15名です。
本学の特徴の一つ「ふれあい体験学習」(3回目)を終え、記念に写真をとりました。 拙稿連載「管理職選考 合格へのポイント」第2回
日本教育新聞に連載中の「管理職選考 合格へのポイント」の第2回が、9月28日号に掲載されました。
今回のタイトルは「選考に向けた最良の準備」、サブタイトルは「日々の問題を自分事として捉える」です。(玉置) 貴重な四週間
四週間の小学校教育実習が終わりました。
この四週間、たくさんの授業を観察し、実際に授業を経験させていただきました。 全てが本当に貴重な経験でした。 見つかったのは自らの課題、課題、課題・・・ 指導教諭の先生にはたくさんのご迷惑をかけたと思います。 それでも優しくアドバイスをしていただいて、感謝でいっぱいです。 今思い出すのは、子どもたち、先生方の明るい声、やさしい笑顔、そして後悔です。 こうすればよかった。あのときまだまだ頑張れたのでは?もっとできたはず。 そんなことばかりを思ってしまいます。 この気持ちを忘れないように、この実習を意味のあるものとするためにも、まずは実習をしっかりとまとめたいと思います。 課題を具体化して、指導案の手直しなどもして、今ある課題の克服のために何が出来るのか。一か月後の中学校実習までに何が出来るのか。考えていきたいと思います。 かわいい子どもたち、すてきな実習生の仲間たち、あたたかい先生方。 まわりの人たちにたくさん支えられて過ごした四週間でした。 本当に、ありがとうでいっぱいです。 毎日、笑顔でいっぱいでした。 幸せな四週間を過ごすことが出来ました。 本当に、本当にありがとうございました。 教師になりたい。そう強く思った小学校実習でした。 まだ実習中の他のゼミ生には今できることを精一杯頑張ってほしいです。 残り少しの期間ですがまだまだ出来ることはあります。 がんばれ!みんな!!(中田啓) 写真は配属クラスの子どもたちにお別れ会でもらったものです。 授業風景の写真や子どもたちからの手紙など、たくさんのものをもらいました。(子どもたちの顔も映っているので写真はもらったものの一部のみです・・・) みんなにはなにかをしてあげられたのか。少しでも先生の役に立てたのか。 子どもたちからの手紙にはたくさんの「授業楽しかった。」「がんばって先生になってね。」の言葉。担任の先生の手紙も・・・ 本当に幸せだ! がんばる!! 仙台のお土産いただきましたいつも我がゼミ生にお土産を持って来ていただける特別支援教育専修の松本和久先生ですが、今回は仙台で開催された学会に参加された折に、買ってきていただけました。 同じ専修の安田和夫先生も、「私も加わりますよ」ということで、お二人からのお土産でした。 ちなみにゼミ生へのメッセージ付きです。「一致団結してくださいよ」(お土産の包装紙に注目!)とのことでした。(玉置) 気分転換に
実習の気分転換として、休みの日になると、親と一緒にモーニングに行きます。ゆっくり話しながら、美味しいものを飲んで食べるこの時間が大好きです。
また、家族そろって話すことのできる、貴重な時間となっています。このような、家族で話すちょっとした時間を大切にしたいと、改めて思いました。(牧野) ※写真は、笠松近くのカフェです。競馬場近くにあるので、店内には馬のモチーフのものが多いです。モーニングも美味しくて、かわいい雑貨も少し置いてあり、お気に入りです。 SHOW!TALK!TV増刊号(8月放送分)にゼミ生・佐藤君登場
本学では、動画配信SHOW!TALK!TVがされています。
8月放送には、陸上部が登場。ゼミ生の佐藤広樹部長のコメントが秀逸です。 どうぞここをクリックしてご覧ください。1分50秒から佐藤部長のコメントが始まります。 大須演芸場の思い出落語などの演芸に興味がまったくない方は、このたび、名古屋の大須演芸場が再開されたことにも関心がないと思います。 私にとっては、この大須演芸場はとても思い出深いのです。 小学校4年生のときに、母親に連れられて、大須演芸場に入ったことを覚えています。出演者の一人、落語家・月の家円鏡のことも覚えています。毎日、テレビで顔を見る人が目の前で落語をやっていたからです。 大学生のころには、落語研究会に入ったこともあって、演芸場に数回か足を運びました。お客さんはいつ行ってもほとんどおらず、この状態が続くならつぶれてもおかしくないと思っていました。 教員になって先輩方と「復活寄席(先生たちの落語会)」を年に一度開催していましたが、その最終回(10回目)には、大須演芸場を借りて開きました。席亭から「円生、小さん、米朝、松鶴といった名人が上がった高座ですよ」と言われ、思わず床をなぜたことを覚えています。 その後は、古今亭志ん朝師匠出演のときの記憶が鮮明です。さすが志ん朝師匠です。満席、立ち見は当たり前でした。立ち見も満員電車状態の込み具合でした。 いよいよ演芸場閉鎖が決まり、最終日に桂九雀師匠が落語会を開かれることを知りました。これで名古屋から演芸場が消えるに違いないと思い、目に焼き付けておこうと出かけたのが正直な気持ちです。九雀師匠もきっと同じようなお気持ちだったと思います。「記念に写真を撮っておきましょう」と言っていただき、一緒に撮ったのが上の写真です。 予想に反してというとお叱りを受けるかもしれませんが、9月22日に大須演芸場が新生しました。そのニュースを見て、大須演芸場との関わりを思い出し、記事にした次第です。(玉置) 学校マネジメント考
この記事も過去に書いたコラム紹介です。かつて仲間と「学校マネジメント考」というリレーコラムを発信したことがあります。
その1回目がこの記事です。 このコラムは次のようなことから始めました。 *** ★新教育コラム「学校マネジメント考」開始にあたって 管理職には、特に「学校マネジメント力」が必要であると言われるようになりました。ところが、愛される学校づくり研究会の中で「学校をマネジメントするとは具体的にどういうことか」ということを話題としましたが、お互いになかなか明確に示すことができませんでした。 そこで、それぞれが考える「学校マネジメントの具体例」をリレーで示しながら、考えを深めていくことにしました。皆さんからもご意見をいただきたいと思い、いわば研究会の内部資料ですが、その公開もかねて、この教育コラムを始めました。 拙稿連載「管理職選考 合格へのポイント」第1回
日本教育新聞から「管理職選考 合格へのポイント」と題したコーナーへの連載依頼を受けました。有難いことです。
1回目の拙稿「重い荷物を持つ覚悟があるか」が、9月21日号に掲載されました。編集部により、「つらく、逃げられない仕事があるのが校長」とサブタイトルがつけられていました。(玉置) 三ツ渕校区(三区)合同敬老会にて弟子と落語今回は時系列で、稽古から反省会までお伝えします。 ○ 8時30分 味岡児童館に集合。ふくらの落語稽古を30分間。上下の確認。手ぬぐいの使い方指示。歩いてくる人を呼ぶときの立膝伝授。 ○ 9時から9時30分 車で三ツ渕小学校へ向かう。車の中で、稽古で言い間違えたところの復習。最初に二人でミニ漫才をやることを打ち合わせ。ふくらにインタビューしながら、その内容を決定。一度練習する。ふくらは1回で段取りを飲み込む。 ○ 9時30分から10時まで 着替え。ふくらは家から浴衣姿で着替えなし。ふくら緊張感なし。校長室掲示の写真を見て、いろいろと質問する。お父さんから、ふくらの算数問題の解答を聞く。これはネタになると思い、確認。 ○ 10時に二人で高座へ 打ち合わせを1回しかしていないのに、ふくらの受け答えはばっちり。よく受ける。間がとてもいい。弟子の凄さを感じる。(あとで聞いてみると、忘れていたとのこと。思い出すまでの間が実によく、予想以上に受ける) ○ 10時10分から20分間 ふくらの「平林」。この噺でこれだけ受けたら言うことなし。袖でプレッシャーを感じる(笑)。ふくらは朝の稽古で教えたことをクリア。 ○ 10時30分から25分間 ふくらをネタに干支の話へ。いつものまくらをたっぷり振って、「子ほめ」の短めバージョン。汗をたっぷりかく。 ○ 11時15分から12時まで ふくらとお父さんと一緒に喫茶店でお疲れ様会。今日の高座で良かったことを伝え褒める。「好きなものを頼めばいい」というと、いちごのかき氷のリクエスト。ふくらのおかげで今日の高座は助かった。弟子とお父さんに感謝。 以上、9月21日午前の出来事でした。(三楽こと玉置) シルバーウィーク
今、シルバーウィーク真っ只中で、旅行などを楽しんでいる人も多いと思います。
しかし、ネットニュースで目にしたのですが、次にシルバーウィークが来るのは、なんと11年後だそうです!! 今は実習中ですが、貴重なシルバーウィークを、充実したものにしようと思います。(牧野) だれも動かなかった清掃指導スケジュールこのサイトをいつもご訪問いただきありがとうございます。 教師を目指しているゼミ生とその仲間を始め、若い先生方もご覧いただいているように聞きました。 これまで教師向けにあちこちで発信してきたものを時には紹介したいと思います。今回は、「失敗から学ぶ」と題して研究会の仲間と発信してきたシリーズから、拙稿「だれも動かなかった清掃指導スケジュール」です。 ここをクリックしてお読みください。(玉置) 教師力アップセミナー(横山浩之先生)に参加して<お母さん編>
教師力アップセミナー(横山浩之先生)へ参加しているのは、教員や学生ばかりではありません。お母さんも参加されておられます。
すでに本学の学生二人が、先日の横山浩之先生の講演を聞いての学びを発信していますが、母親の立場からの学びを記録された斎藤早苗さん(前小牧中学校PTA会長)のメモをいただきました。 同じ講演を聞いても、立場の違いによって、とらえ方がこんなに違うものだと、とりわけゼミ生に知らせたく思い、斎藤さんに掲載許可をいただきました。ぜひじっくり読んでみてください。 *** ●母性と父性 「母性」も「父性」も、本能ではなくて、親になったら自然に生まれてくる、というものではないのですね。 横山先生がおっしゃったのは、「『母性』は子どもとの相互作用で育まれます。『父性』は母と子の関係性を見て育まれます」ということでした。 これは、お母さんの実感としても、共感できるなと思います。 子どもが生まれた途端、「夫婦」は「両親」になるわけですが、いきなり「お父さん」「お母さん」にはなれないですよ。 やっぱり、毎日毎日24時間、「この子を死なさないように」と必死で、子どもとどっぷり付き合っていくうちに、だんだん「お母さん」になっていったように思います。 で、「お父さん」は、そうやって奮闘する「お母さん」と「子ども」を見ていて、「この人たちを守らなければ」という思いがわいてくるのかなと。(これは私にはわからないけど・・・お父さんじゃないからね・笑) 横山先生のお話からも「子育ては、親育て」だな〜ということを、改めて感じました。 ほんとに必死でやってきたけど、ずいぶんと子どものおかげで育ててもらえたなと感謝しています。 ●愛着形成は「赤ちゃん期」が勝負 横山先生がおっしゃっていた愛着形成の定義は「人を無条件に信用する能力」ということでした。 これは、「人に信用される能力と同じこと」だそうで、まとめると「人を信用し、人から信用される能力」ということでしょうか。 「無条件に信用できる」環境というのは、ふつうは家庭や家族ということになりますね。 家庭が安心できる場所であることの大切さを考えさせられるお話でした。 また「愛着形成には0歳児の保育が重要だ」というお話もありました。 言葉がわからない赤ちゃんでも、親の感情を読み取ることはできるのだそうです。 ですから、赤ちゃんに笑顔で話しかけましょう、とよく言われるのですね。 危険なことを「ダメ!」と教えることも大切です。0歳児でも、「禁止」されているということはわかるそうです。 例えば小学生でも、愛着形成ができていなくてトラブルになる子への対応には、赤ちゃん期まで戻って「愛情を受けて、人を信用したり、人から信用されたりできるようになる」ために、一つ一つの指導を積み重ねていくのだそうです。 先生が「お母さん」や「お父さん」の役割をするということですね。 先生ってありがたいな〜という思いと、先生にそこまでさせて申し訳ないという思いで、ちょっと複雑でした。 ●「授乳は見つめ合う」がよい、でも・・・ 衝撃的だったのは、横山先生が見せてくださった1枚のイラストでした。 授乳中のお母さんと赤ちゃんが描かれているのですが、どちらの視線も、お互いを見ているのではなく、別々の方向を見ていました。 テレビを見ながら、何か他のことをしながらの授乳は、子どもによくない、というお話でした。 ここでお互いの目を合わせることで、赤ちゃんは安心し、人を信用するようになる、ということですね。 こうした経験をしていない子どもは、先生や友達と目を合わせられない、うまく関われない、ということになりやすいそう。 「授乳くらい、たいしたことない」と思われるお母さんもたくさんいるでしょうけど、現実に問題になる事例が多いと聞くと、授乳時のスキンシップの大切さがわかりますよね。 でも・・・ 正直に言いますが、私は、いつもいつも赤ちゃんを抱っこして、見つめ合いながら、という授乳はできませんでした。 上の子に手がかかっているときには、下の子はビデオのお世話になっていたし、授乳が後回しになることなんてしょっちゅうでした。 疲れていると、うたた寝しながら授乳してました。 子育ての日常というのは、そんなものです。 育児書なんかを見ると「こうして、こうやって、愛情をいっぱいかけて」ということがたくさん書いてあります。 しかし、そのとおりにやりたい、やろうと思っても、なかなかうまくいかないのが子育ての日常なんです。 だから、乳幼児期の子育てが終わった今、私が思うのは、できる範囲でOK、ということです。 まじめで一生懸命なお母さんほど、あまりにも忠実に、完璧にこなそうとして、余裕がなくなっているように見えます。それで、苦しくなってしまうのだろうと思います。 お母さんが苦しくなってしまっては、子どもにとっても良いことはないでしょう。 理想に近づけるようにがんばりつつ、現実との折り合いをつけながら、あまり思い詰めずに「できる範囲でがんばろう」という、少し肩の力を抜いたくらいでいいんじゃないかなと思っています。 ●しつけの三原則 横山先生が提示された「しつけの三原則」は、次のとおりです。 1.へんじ 2.あいさつ 3.靴をそろえてぬぐ 実際に、1歳児でも「靴をそろえてぬぐ」という行動が取れる、という写真を見せていただき、驚きでした。 「どうせ、言ってもわからないから」「どうせ、うまくやれないから」と大人は思ってしまいますが、きちんとしつけをすれば、子どもはできるようになるのだそうです。 「やらせない」からできないんですよ、という横山先生の言葉に、なるほど〜と納得しました。 こうしたしつけは、やはり家庭の仕事だと思います。学校で教えてもらうことではないですよね。 ということは、いかに乳幼児期の子育てが大切なのか、ということですね。(うちはもう手遅れですけど・泣) この「しつけの三原則」を見た時に思ったことは、「大人が手本を見せれば、子どもも自然とできるようになるだろう」ということです。 子どもに「へんじをしなさい」「あいさつしなさい」「靴そろえなさい」ということも必要ですが、まずは親がそれらをできるようになることも大切だろうなと思うのです。 子どもは「まねっこ」するのが大好きですから、大人が「良いお手本」を見せてあげれば、それをまねするようになりますよね。 ですから、親だけでなく、周りの大人たちが、みんなで「良いお手本」になれるといいな〜と思いました。 ●先生が「発達障害かも」と思う子どもが増えている 横山先生の調査では、学級の中で「発達障害の疑い(行動異常)がある」と先生方が考えておられる子どもの数が、この10年ほどの間に3倍くらいに増えているそうです。 しかし、実際に障害があると診断された子どもの数は、ほとんど変わっていないということでした。 社会的な変化もありますが、それだけ先生方が「発達障害」(行動異常)に対して認識をもって、対応に苦慮されているということなのだろうと思います。 横山先生のお話では、「行動異常は、発達障害によるものばかりではなくて、環境要因(不適切な子育てをされている)によるものが増えている」ということで、学校の対応について(担任として取り組むこと、学校全体として取り組むことなど)のアドバイスがありました。 こうしたケースでは、多くの場合、家庭での子育てに問題を抱えているので、親の協力を得るのは難しいです、というお話に、同じ親としていたたまれない気持ちになりました。 現実的にこうしたケースが増えていて、学校が難しい対応をしなければならない、という事実を、多くの保護者が知るべきだなと思います。 知らなければ関心は生まれませんが、知ることで少しでも関心を持てるようになると思うのですね。 今子育て中のお母さんたちを追い詰めるようなことにはなってほしくありませんが、それぞれの立場でみんなが「大事なことはなにか?」と立ち止まって考えられるといいなと思います。 ********** お母さんにとっては、かなり耳の痛い話も多かったセミナーでしたが、振り返って考えるよい機会になりました。 また、幼児や小学生の現状を知ることができて、時代が急速に変わっていることを実感しました。 関係者の皆さま、ありがとうございました。 地元・味岡児童館地域運営協議会に参加9月16日、午後7時から、地元・味岡児童館地域運営協議会に参加してきました。 この児童館が建設される折から、地域の一員として話し合いに参加してきましたので、児童館の現状を知ったり、今後について話し合ったりすることは、とても大切なことだと思っています。 来年1月で3年目を迎える味岡児童館ですが、ますます来場者が増え、幼児から大人まで活用されています。今年4月から8月までの1日平均利用者が184人とのこと。市内でも一、二の利用者数だそうです。 「10人村」という指定管理者により運営されていますが、この児童館のコンセプトの一つ、「地域運営も取り入れる」ことが確実に進められています。報告を聞いていても、地域の方々の名前とともに、楽しく充実した活動がされている様子が浮かんできて、ますます嬉しい協議会となりました。 私もなかなか時間がとれませんが、地元児童館の充実のために何かしら動きたいと思っています。ちなみに昨年度は、算数・数学のレポートを作るサマーナイトスクール、子ども落語に関わらせていただきました。(玉置) 「指導と評価10 月号」に拙稿掲載
「指導と評価」に連載中の「学校づくり力」アップセミナーの第7回目(2015年10月号)は、「学力が高まる学校づくり」と題して執筆しました。
小見出しは、 「リーダーで学力分析をする」 「全国学力『問題B』で学力をとらえる」 「実績が上がった学年から学ぶ」 「授業の『ABCDの原則』を大切にする」 「授業解説を通して学力向上策を共有化する」 の五つ。 今回は、自身が試みてきた取組を紹介することを通して、学力が高まる学校づくりのあり方について述べました。どこかで手に取って読んでいただければ幸いです。(玉置) |
|