ゼミ生褒められる!
教育コンサルタントの大西貞憲さんのブログ「for next」の記事の中で、2月に行われた「愛される学校づくりフォーラム」の午後、我がゼミ生が登壇した時のことが書かれていました。以下のようにとても褒めていただけました。貴重な記録ですので、ここでも紹介させていただきます。
以下はその記事から、ゼミ生のことを書いていただいたところを抜き出したものです。 *** この授業の検討は、「授業アドバイスツール」を使って行われました。このツールは授業をタブレットや携帯端末で録画し、アドバイザーが気になったシーンで画面をタッチするとその時の静止画と時間情報が記録され、後からそのシーンを簡単に呼び出して動画を再生することができるというものです。 小西先生は実際のアドバイスを意識して、まず神戸先生の授業から学んだことを若手役の学生に問いかけます。とにかく驚いたのが、学生のコメントがとても的確だったことです。 ・情報の一部を隠すことで何だろうと興味を持たせていた。 ・大切なことを子どもに言わせる。「同じ」といってもその同じをもう一度言わせる。 ・子どもの発言内容の補足を、発言者ではなく、あえて他の子どもに問いかけて子ども同士をつなぐ。 ・挙手ではなく、表情を見て意図的に指名している。 ・全体での意見交換で行き詰ったところで、まわりと意見交換するように戻した。 といったことが続きと出てきます。まさに、「びっくりぽん!」です。私のまわりの先生方も、自分の学校の若手教員でもここまでは気づけないだろうと感心しきりでした。指導教官の玉置先生はさぞ鼻が高くなったことでしょう。 *** 大西貞憲さん、ありがとうございました。(玉置) 「いのちの授業」を拝見して(渡部)
先日、「いのちの授業」の映像を見させていただきました。
私はこのDVDに収録されている授業を実際に見させていただいたので、映像を見るとあの時の教室の雰囲気を思い出しました。 玉置先生の「心に汗をかこう」という言葉で授業は始まります。「いのち」がテーマということもあり、教室にピンと張り詰めた空気があったような気がします。 ケイコちゃんとマイさん、「生」と「死」というまったく反対のものの中から共通することを見つけるという活動の中で生徒たちから出できた言葉は「当たり前のことを大切にする」、「生きていくことを大切にする」という言葉です。 もし、私がその言葉を聞いたら「そうだね。当たり前のことを大切にしていかないといけないね。」と言って終わってしまうような気がします。 しかし、玉置先生は「当たり前のことを大切にするってどういうこと?」、「生きていくことを大切にするってどういうこと?」とさらに問いかけていらっしゃいました。 考えてみると「当たり前のことを大切にする」ということはぼんやりとしていると思いました。具体的に問いかけることでさらに自分の生活と結びつけて考えることができるのではないかと思います。生徒たちからの言葉を聞いても「当たり前のこと」、「生きていくこと」は人それぞれ違うと感じました。その違いが一人一人の価値観ともつながるのかなと思いました。 また、以前記事にも書かせていただきましたが、玉置先生の授業の最後に発言した女子生徒の言葉は改めて聞いてもドキッとさせられるものでした。 それは、言葉に詰まりながら言った「いのちは弱いようなもの」という言葉です。 教室で授業を見ているときよりもあの女子生徒の何と言おうか迷っている時間が長く感じられました。その時間きっとあの生徒は心に汗をかいていたと思いました。 私もいつか心に汗をかく道徳の授業ができるようになりたいと思いました。 この授業を実際に見させていただく機会を与えて下さりありがとうございました。(渡部) 「いのちの授業」を拝見して(江口)
玉置先生の授業を拝見しての感想です。「いのち」という深く、真剣に考えなくてはならない題材でした。そのため日頃からクラスの雰囲気がよくなければ、今回の授業のように生徒たちが真剣に授業を聞き、意見を述べることはないのではと思い、改めてクラスづくりの大切さを感じました。また先生がお話をされている際に生徒が中央を向いて意見交流をしやすい形にしたり、先生が質問を投げかけて自由にあてていき、さらに突っ込んで質問をし生徒自身の言葉によって授業を展開していくことが印象的でした。
二人の写真や資料を提示することで具体的に考えることができると思いました。亡くなってしまったケイコちゃんと元気になって生きることができているマイさんを比較することで生と死について深く考えることができると思いました。 普段当たり前に生きて、生活していることが病気になってしまうと一気に崩壊してしまう。中学生の時期に深く考える機会はあまりないのこのような道徳の時間に当たり前について見直すことが大切であると思いました。自分・他人の命のついて考え、自殺をしたり、殺してしまう人がいなくなってほしいです。そのために生徒の心に響くような「いのち」の授業を行いたいです。 今回の授業では、二人方共通していえる「大切にすることは?」において感謝・命・普通に暮らすことなど当たり前に行っていることを大切にするべきだと生徒の言葉で述べられたので生徒の心に届き、心の変化があったのだと思いました。 玉置先生の授業を拝見して、「いのち」・道徳の授業の仕方を学ぶことができました。これからも多くの授業を拝見して学びたいです。ありがとうございました。(江口) いよいよ東京進出!「教育と笑いの会」
私は「教育と笑いの会」の会長を務めさせていただいています。
これまで名古屋で2回、「教育と笑いの会」を開催してきました。大変好評で、いずれも200名満席の催し物となりました。 ぜひ東京でも開催してほしい!という声があり、このように言ってもらっている内が華、と考え、6月5日(日)、新宿で「第3回教育と笑いの会」を開催することになりました。 詳しくはこちらでご覧いただけます。また参加申し込みもできます。時には、大笑いしながら、教育について真剣に考えてみませんか。 多くの皆様のご参加を楽しみにしています。(玉置崇こと愛狂亭三楽) 「いのちの授業」を拝見して(牧野)
玉置先生が関わっていらっしゃる、「いのちの授業プロジェクト」の、道徳の授業が、実際の中学校で行われた様子を、動画で見させていただきました。
私は、ゼミでこのお話を聞いていたので、内容としては知っていたのですが、実際の子どもの反応を見るのは、今回が初めてです。 子どもの反応で1番印象に残っていることは、1番前に座っていた、男子学生のことです。その生徒の、意見を言うときや、玉置先生と話している姿を見たところ、私はその生徒は、クラスのムードメーカーのような明るい存在であると感じました。そんな生徒が、ケイコちゃんの話を聞いている時は、とても真剣な表情をしていて、顔つきの変わりように驚きました。 また、道徳の授業というと、子どもはあまり進んで感想を書きたがらないこともありますが、線いっぱいに書いている姿も印象に残っています。 「いのちの授業」が、このように生徒の心に響く理由を、私なりに2つ考えてみました。 1つ目は、この授業が「ケイコちゃん」と「マイさん」、2人の構成になっているということです。「ケイコちゃん」の話からは、がんという病気の怖さ、悲しさが、「マイさん」の話からは、病気に対して、希望を持つ前向きな気持ち、を主に感じることができます。そして、2人の話から共通して考えられる、「今の自分たちが大切にしなければならないこと」が、この授業の軸になっていると感じました。どちらか1人の話だけでも、道徳の授業は成り立つと思いますが、2人を取り上げたからこその「いのちの授業」だと思います。 2つ目は、玉置先生の、生徒に対する訴えかけ方です。玉置先生がお話を読んでいる時の声には、聞いている私たちの胸に響くものがありました。重すぎず、それでいて生徒に迫っていくような印象を受けました。また、印象に残っているのは、先生の板書です。はっきりと「生」と「死」という2つの言葉が対称に書かれていました。私が授業者でしたら、「死」という言葉を、何か別の言葉に置き換えていたかもしれません。しかし、大切なところを、遠回しにせず、正面から向き合うからこそ、生徒たちも正面から向き合ってくれるのだと、その板書から学びました。 今回は玉置先生の授業を見させていただいたので、他の先生方の授業も拝見し、自分なりの気づきをしたいです。サイトを紹介してくださった玉置先生、ありがとうございます。(牧野) 新校長への伝言ー笑いのあふれる学校づくりー
2016年4月11日付日本教育新聞「新校長への伝言」に拙稿が掲載されました。
見出し、小見出しを紹介しておきます。 「笑いのあふれる学校づくり」 「笑顔とユーモアは学校力向上の源に」 「万事機嫌よくを心掛けて」 私の原稿のリード文には、次のように書いていただけました。 「新校長への伝言」の3回目のテーマは、「笑いのあふれる学校づくり」。公立中学校の校長時代に、「教育と笑いの会」を立ち上げ、人前で話すときには必ず「笑い」を盛り込む玉置崇・岐阜聖徳学園大学教授に、その大切さを語ってもらった。玉置教授は、笑顔やちょっとしたユーモアは、職場のコミュニケーションを促し、学校力を高める原動力になると言う。 ぜひ機会を見つけて読んでいただければと思います。(玉置) フレンドシップ3を終えて(松井)
フレンドシップ3年目、今年はサイエンス・クラフトコースの委員長として活動してきた。この1年はワーキングが多くの時間をかけて考えだした企画を100%実現したいという思いで取り組んだ。委員長という立場であるため様々な選択を迫られることもあったが、念頭に置いてきたことはやはり企画の実現である。ワーキングリーダーや幹部内でしっかりと話し合い、学生が話し合って作り上げた企画を最大限実現することができた。反省点も多々あるが、1年間の活動を企画力・運営力・指導力の観点から振り返りたい。
まずは企画力についてである。今年度はワーキングに所属していなかったため、直接企画を作るということはできなかった。そのため企画力が高まったという実感はないが、執行部会議や班長会議でワーキングリーダーの企画説明を聞きながら企画の中身を検討していった。子どもの安全面や1日の流れを配慮した際に、どこまでワーキングの思いを実現できるか考えることが大変苦労した点である。しかし、この苦労はワーキングで企画を作る側にいたときには感じることができない。委員長になり企画以外のことにまで視野を広げることができたのは、私にとって大きな収穫だ。 次に運営力についてである。1回ごとの活動は6時間ばかりしかないが、危険を予測したりぐんぐん農園コースの活動場所や時間配分を考慮したりと、毎回の活動で運営の難しさを感じていた。少しでも円滑に運営ができるよう心掛けたのは幹部内の連携である。当日の朝から活動が終わって片付けを行うまで、幹部1人1人がどこでどう動くのかを事前に話し合い決定した。例年行っていることではあるが、決しておろそかにせず細かく話し合ったことで大きな問題もなく運営することができた。運営するということはその1日をどれだけ具体的にイメージできるかが大切になる。教員になってからも必要とされる力なので残り1年でさらに磨いていきたい。また、運営するうえでどうしても予期せぬことがおこる場合がある。それに対しては「もしこうなったら」という視点をもち、想定外であることを減らしていくということを学んだ。臨機応変に動くことができる人は、頭の片隅に想定外が想定されているのだろうとこの1年で考えるようになった。 最後に指導力についてである。今年はこれまでと違う指導力が求められていたように思う。サイエンス・クラフトコースの学生はもちろん、フレンドシップに携わる学生全員に対してどのように指示を出すのか、どのように伝えるのかなど、学生の前に立つたびに考えさせられた。うまく指導できたとは思っていないが、私が1年間心掛けてきたことは手を抜かずにがんばることである。いわゆる口だけのリーダーにならないよう、自分が1番がんばるつもりで学生を引っ張ってきた。どこまでその思いが届いていたかは分からないが、呼びかけに答えてくれる学生が大勢いてくれたので少しは届いていたのではないだろうか。教員になっても子どもと共にがんばり、共に成長していける先生でありたい。 求められる委員長の姿にどれだけ近づけたかははっきりと分からない。しかし、自分の色を出しながら1年間委員長として活動することができた。大切なのは1つのぶれない芯を持ち、それを貫き通すことであると思う。私は幹部のメンバーやフレンドシップの学生に恵まれていたため、それが実現できた。この貴重な経験をさせてもらったことに感謝の気持ちしかない。最後の1年となる来年度の活動。フレンドシップがさらに発展していけるよう、これまでの経験を後輩たちに伝えていくなど自分にできることは何でもしていきたいと思う。(松井) 2期生!第1回玉置ゼミ 開講 (吉田)
4月11日に第二期メンバーにとって初めてのゼミが開かれました。顔合わせは何回かしていたものの、しっかりと向き合って話しをするのは初めてということもあり、少し緊張していたように見られたが、講義が始まれば、みんなの顔から笑顔がこぼれていました。
そんな中、今回のゼミでは2つのこと行いました。まず、ゼミのコンセプト・前期の方針の確認をしました。 本ゼミでは玉置先生がいつも話されておられる「書くことによって学ぶ」をコンセプトに活動していくこと、そのコンセプトの具体化ということで研究室のHPに学んだ内容を記事にし、更新していくことなど確認しました。 次に、ゼミ生選考の際に玉置先生の方に提出させていただいた卒論のテーマをゼミのメンバーに説明し、それに対しての質問をして、内容を深めていきました。 第二期ゼミ長の石川さんが司会を行い、1人ずつ発表をしました。それぞれの思いが込められた様々な卒論のテーマ(学級づくり、学級崩壊、学びの共同体、いじめ、デジタル技術を生かした授業づくりなど)は聞いている私たちにもテーマに懸ける熱意が伝わってくるほどでした。 この質問会を行うメリットに関して玉置先生は「質問力を高めることができる。」「質問を受けることで内容の曖昧な部分が見つかる。」と話されました。実際、質問をされると、発表者にとって痛いところを突かれて、より考えなければならない内容が見つかりました。また、人に伝えるということの難しさも感じたという意見も多く、自分の表現力にも焦点を当てていました。 そして来週からの発表のために玉置先生から参考文献やご意見など教えていただきました。また、司会進行をしていく中で授業技術を教えていただきました。それは質問を人に振る際に「他に」と言わず、うまくその場をつなぐために意図的指名を行うというものでした。意図的指名をすることで、その内容をより広げ深めることが可能になるとともに、質問を考える時間を作ることができました。そしてそのようにするためには発言者だけをいるのではなく、周りの表情や人の背景などを見ていくことでよりうまく話を進めることができることも教えていただきました。 来週からの発表は次のようにさせていただきます。 4月18日 古川、江口 5月9日 白井、牧野 5月16日 岩田、佐久間 5月23日 寺坂、石川 5月30日 百瀬、吉田 6月6日 古川、江口、白井 6月13日 牧野、岩田、佐久間 6月20日 寺坂、石川、百瀬 6月27日 吉田、古川、江口 7月4日 白井、牧野 7月11日 岩田、佐久間 7月18日 寺坂、石川 7月25日 百瀬、吉田 今後もゼミの様子を週替わりで配信させていただきます!!これから切磋琢磨していき、よりよいゼミになっていきたいです。(吉田) フレンドシップ3を終えて(小川)
3年目のフレンドシップ活動を終えて、3つのことについて述べたいと思う。
まずは企画力だ。去年に比べ、自分の意見を持って発言を多くできたと思う。6班ある中で、それぞれの班での子どもたちの実態を話し合い、今の子どもたちに一番適した企画にするために、毎回のねらいに思いを込めることができた。 さらに、ねらいが達成できるような企画にすることにこだわっていった。今年の活動で一番印象的に残っているのが第5、6回の活動である。第5、6回の活動は私たち3年生が実習でいない中、2年生が主体となって作り上げる活動である。第5回では私たち3年生が当日の活動に参加し、後輩たちが企画した活動を見てとても成長した姿を見ることができたからである。そこから第6回では1、2年生が中心となって企画し、安心して見守ることができた。 次に運営力である。去年に続き、今年もクラフトのメンバーとしてフレンドシップに参加してきたので、幹部のようにフレンドシップの運営に直接は関わることができなかった。しかし、同学年が幹部を務めている姿を見ていると、とても忙しそうで、フレンドシップという組織を動かすことはとても大変なことだと知った。特にカレー作りやバイキングといったような大学生が用意したものを使って子どもたちに食べてもらうという場面においては幹部の方々は細心の注意を払い動いていた。 そこでさらに、保健室との連携が強く、保健の先生方にお話しを聞いて、注意すべき点などの指導を受けているのを聞いて、フレンドシップ活動には多くの方々の支えで行うことができているのだと知った。毎回自分たちのやりたい企画をするために多くの人が裏の仕事をしてくれているおかげでできていることを感じ、感謝の気持ちを持って活動に望むべきであると考える。 最後に指導力である。この指導力が今の自分に最も欠けているものだと考えさせられた一年であった。まずは子どもたちに対する指導力である。今年は班長を支えられるような班の一員であることを目標にし、取り組んだ。しかし、子どもへの声かけをするタイミングや、子どもがはしゃいで危ない場面になったときにどの程度しかるのかなど、4年生さんから多くのことを学ばせていただいた。 特に、子どもが言うことを聞かずに1人で遊びだして企画の説明を聞かず、実験のお約束を確認するときに、遊んでいたり、だらけていたら一回仕切り直して、どれほど危険かを話したり、表情から怒っていることを伝えたり、周りの子の動きを意識させて今は遊ぶ時間なのかと尋ねたりと、様々に指導の仕方を学んだ。もし自分が班長であったら子どもたちに危険な場面を作らせてしまっていたと思うし、先輩やメンバーにたくさん支えられていたと考える。この先子どもに指導するという職業につきたいと考えているので今の自分のままでは当然指導することはできないと考える。 勉強面以外の指導についてはこの先もフレンドシップ活動を通してたくさん経験を重ね、社会に出たときに、子どもたちが安心して話しを聞いてくれるような指導ができるようにしていきたい。そのために、子どもたちがどんな声かけをすれば興味を持ち、意欲的に活動に取り組み、どんな行動を示せば、伝えたいことが正確に伝わってくれるのかなど、指導の方法や子どもの観察をこれからは意識して行うこととする。 これらを通して今年はたくさん見て、感じて、学ぶことができた。しかし、今年は学ぶだけでなく、自分の考えをもって行動できたと思うので、少しずつでも成長はできているのではないかと実感している。来年は4年生となり、一年を通して後輩の姿を見守っていきたいと考える。最高学年として、様々な場面で支えていけるように努めたい。(小川) フレンドシップ3を終えて(堀江)
3年目のフレンドシップ活動が終わった。3年生は、中心となってフレンドシップを引っ張っていかなければならない学年である。自分たち3年生が主体となって活動してきたこの1年間を振り返って、学び得たことを「企画力」「運営力」「指導力」の3つの観点から述べていきたい。
まず、「企画力」について。企画力が一番培われる場は、やはり、毎日行われる昼会議である。昨年度は、ただ会議に参加するだけではなく、積極的に発言することを目標に会議に参加していた。今年度は、ただ自分の意見を言うだけではなく、一歩引いたところで、客観的に物事を考えてから発言することに気を付けながら会議に参加した。 客観的に物事を考えることで、見えてくるものがあり、いったん冷静になって考えることができた。それぞれみんな熱い思いをもって発言しているので、会議ではどうしても冷静になって考えることができなくなることがある。そんな時、客観的に見ることのできる人が1人でもいれば、横道にそれることなく会議が進むということが分かった。 また、企画力に関して、教育実習に行って気付かされたことがある。それは、「ぶれない」ということ。教育実習で指導教諭に「この発問は、本時の目標を達成するために必要かな」と言われたことがある。私の初めのほうの授業は、目標から少しずれたところにまとめてしまっていたり、展開の途中でぶれていたりした。何を学んでほしいのか、どんな知識を身につけてほしいのかを決めて、それに対してぶれが出てきてしまうと、子どもたちは混乱してしまう。このことは、フレンドシップにも言えることではないだろうか。たまに、ねらいからずれてしまう企画内容ができてしまったりして、ぶれることがあった。そんな時、「ねらいは何であったか」と原点に戻ることで、ぶれずに企画を考えていくことができるということを学んだ。 次に「運営力」について。今年は、3年生が中心となる年ということで、横のつながりを特に大切にしようと心に決めていた。困ったときや悩んでいるときには、相談に乗ったり、つまずいたときには、新たな考えを提案したりした。横のつながりを大切にすることで、一人ひとりの仕事や重荷が分散され、よりよい運営ができるということが分かった。 最後に「指導力」について。この力については、フレンドシップ3年目であるが、まだまだたくさんの課題が残っていると思う。その中でも一番の課題であると思っているのが、「叱る」ということである。フレンドシップの活動は、国語や算数などの授業ではない。また、子どもからしたら、私達はお兄さん・お姉さんという立場。子どもたちはフレンドシップの活動を毎月楽しみに来ているのに、叱られたりしたら、もうフレンドシップが嫌いになってしまうのではないかと思ってしまい、なかなか叱ることができなかった。そんな中、私が3年間フレンドシップの活動をしてきて、思ったことがある。それは、叱るのは必要最低限のこと(例えば危険が伴う行動、他の子どもが不愉快になるような言動)以外は、子ども自身に気付かせることが大切であるということである。子どものためにと思って様々な場面で叱ることは、実は子どものためになっていないのではないかと思う。あと1年で、この「叱る」ということを学んでいけたらいいと思う。 以上3点がこの1年間フレンドシップ活動をして学んだことである。来年度はいよいよ最高学年である4年生。教員採用試験もあり、心に余裕がなくなると思うが、たくさんのことを学んでいきたい。(堀江) ※ 「フレンドシップ活動まとめ冊子」より 点と線(2)(中田昂)
二つの生きる力。点で見た生きる力。線で見た生きる力。
どちらかだけでよいのか?どちらも必要なのか? 「点がないと線にはならない」 これは正しいと思う。 「線がないと点にはならない」 これは違う。 では、線は点であるための必要条件であるということか。 確かに、点の連続で線ができるし、線がないからと言って点もないと決めつけてしまうのはおかしい。 しかし、点と線はそれぞれがそれぞれに密接に関連し合っていると思うのだ。つまり、必要十分。 kiroroの『未来へ』にこんな歌詞がある。 ほら 足元を見てごらん これが あなたの歩む道 ほら 前をみてごらん あれが あなたの未来 この歌詞からこんなことを思った。 歩いてきたから 道ができる 道があるから 歩いていける 歩くのは点、道は線。なるほど。では、 点があるから 線がある 線があるから 点が確かにある ということか。つまり、 ひと時を生きる力があるから、長い人生を生きる力になるし 長い人生を生きる力があるなら、ひと時を生きる力だってある ということだ。 だから何か? 点も線もどちらかだけで成り立つわけでもなく、どちらもが密接に関連しあっているのだ。こんなことも言えそうだ。「今」を生きる力がない子に「後」はない。 子供たちの活力となる教師、授業、学級、学校、教育、社会...でなければいけないと思った。(中田昂) 点と線(1)(中田昂)
生きる力は、二つある。
一つ目は、国が提示している確かな学力、豊かな人間性、健康・体力をまとめて、生きる力としたもの。この生きる力は、子供たちが今後社会で生きていくうえで必要になってくる力のこと。つまり、これからを生きぬくために必要な力だ。 二つ目は、長い目で見た生きる力ではなく、短い目。つまり、子供たちが生きていく一瞬一瞬の中で必要となる生きる力のこと。国の提示した生きる力が線であるなら、二つ目の生きる力は点だ。子供たちのその時その時の生きる力になっているのは、確かな学力や豊かな人間性、健康・体力ではない。教師やクラス、学校、友達など、その一人の子を囲んでいるすべての人やもの、ことなのだ。(中田昂) 第2回デジ研を終えて(松井)
玉置先生の提案でデジタル教科書の活用法についての研究が始まった。(通称:デジ研) 私は卒論と同時進行のため採用試験が終わってからが少し不安ではあるが(笑)、必ず将来自分のためになると考え参加させていただいた。
第1回のデジ研では玉置先生が考えられた活用法を学び、今回は私たちが考えた活用法を持ち寄って話し合った。私の担当学年は中学2年生。今回は「式と計算」についての提案を行った。根本にあるのは「教師がデジタル教科書を見せながら説明して終わるのではなく、いかにデジタル教科書をうまく活用するか」という考え。(他にも見いだしていく必要がある) そこで、生徒の言語活動が充実するような提案をした。 途中「偶数と奇数を文字を使ってどのように表すか」を学習するシミュレーションの活用法について提案。この活用法については私の中でまだ迷いがある提案であった。しかし、玉置先生や仲間の意見を聞き、そのシミュレーション自体が何を表しているか生徒に考えさせればよいという考えに至ることができた。まずは自分であれこれと考え、それから他の人から意見を聞くとさらに考えが深まっていく。数学について話し合える時間はとても楽しく時間が過ぎるのがあっという間だった。 今後もコツコツと活用法を検討し、魅力的な提案をたくさんしていきたい。(松井) 拙著紹介5
いよいよ新年度が始まりました。新年度にあたって、確かな学校経営をするために大いに参考となる拙著2冊を紹介します。
「実務が必ずうまくいく 中学校長の仕事術 55の心得」(単著・明治図書) 「主任から校長まで 学校を元気にするチームリーダーの仕事術」(単著・明治図書) この2冊はいかがでしょうか。おかげさまで2冊とも好評で、ありがたく思っています。 書籍の詳細は、それぞれのタイトルをクリックしていただくと、目次掲載ページに飛ぶようになっています。ぜひどうぞ! 拙著紹介4
いよいよ新年度が始まりました。中学校では授業担当も決まったことでしょう。
数学授業づくりで大いに参考にしていただける拙著を紹介させていただきます。 「わかる!楽しい! 中学校数学授業のネタ100 1年」(編著・明治図書) 「わかる!楽しい! 中学校数学授業のネタ100 2年」(編著・明治図書) 「わかる!楽しい! 中学校数学授業のネタ100 3年」(編著・明治図書) この3冊はいかがでしょうか。いずれの本も、普段の授業で活用できるネタが満載です! 書籍の詳細は、それぞれのタイトルをクリックしていただくと、目次掲載ページに飛ぶようになっています。ぜひどうぞ! 犬の散歩(堀江)
玉置先生、牧野さんの記事に刺激を受けまして、私も先日愛犬の散歩へ行ってきました。
私が散歩に行くのはだいぶ久しぶりだったので、はじめは足に絡んできたりして、思うように歩けませんでした(笑) 平日は母親、休日は父親が散歩に行き、決まったコースを散歩するのですが、私が散歩をしたとき、少し違うコースを歩こうとしたら、「こっちじゃないよ!」と、愛犬が教えてくれました(笑)犬って、ちゃんと道を覚えているんだなぁと、感心しました。 毎回決まった時間に散歩に行くため、散歩の時間が近づくと、そわそわし始め、目で訴えてきます。犬は時計なんてよめないはずなのに、なんでわかるんでしょうか。腹時計でもあるんですかね…。 社会人になると、なかなか散歩に行くことができないと思うので、今のうちにたくさん行っておきたいと思います! (堀江) 通称「デジ研」(小川)
玉置先生のお言葉から始まったデジタル教科書活用例の研究会。通称「デジ研」今回で2回目の研究会でした。
今回は中学1年生の文字式の単元の中から5つデジタル教科書を活用した発問に結びつく考えを持ち寄りました。考えるにあたって、私は生徒がつまずきやすいポイントから選びました。その中で、教科書に書いてあることを形式的に理解しようとする生徒のことや、塾で習ったからできるという生徒をゆさぶることのできる発問を考えながら作っていきました。教科書に書いてある言葉、挿絵や数字には必ず意図があります。それらを見落とさず研究することで教科書研究にもつながると感じました。 今後のデジ研の中でたくさんの活用例を見つけ出し、実践に役立つものを作りたいと強く思います。(小川) 新しい家族(牧野)
なんと!我が家に新しい家族が加わりました!
うさぎの「リノ」です。私は「りーさん」と呼んでいます!父母は「りーたん」と呼んでいます、、、。 うさぎを飼うことは、父母が決めていました。今では、お父さんがうさぎにデレデレしています。(笑)私に相談もなく、突然、「うさぎ飼うことにしたよ。」と言われた時は、びっくりしました。しかし、私は動物が大好きなので、大歓迎です! ここで!うさぎに関するクイズです! うさぎは気にいらないことがあると、ある行動をとります。それは、次のうちどれでし ょう。 1.耳をめいいっぱい立てる 2.ぶるぶると体をふるわせる 3.足を床にだんだんする(足踏み) 答えが気になる方は、牧野まで!(牧野) 「小児がんを知り いのちの大切さを 学校で学ぼう」プロジェクト
「小児がんを知り いのちの大切さを 学校で学ぼう」プロジェクトメンバーの一人として、小児がんを題材にした「いのちの授業」の「副教材」を、全力で制作しました。
→小児がんを発病した二人の少女の実話 →感動的、心に届く、誰にでもできる実践的なプログラム →がん&いのちの教育向=道徳、保健集会、各種研修 →授業50分、教師・大学教授・医師・いのちの授業の実践者・小児がん支援者が編集 →教育関係者、マスコミからも高い評価 (朝日新聞、毎日新聞、日本教育新聞、教育家庭新聞、NHKテレビ等) その副教材(授業指導案、冊子、授業事例DVD)を、無料でお届けいたします。 (ホームページよりダウンロード可、冊子も送付) 「がん・小児がんへの正しい理解」と「いのちの授業」が進むことを願っています。ぜひ、全国の学校や医療福祉現場などでご活用と、ご紹介を賜れば幸いです。 1.副教材のご紹介 「1分だけ」で結構です。 中学校での実際の授業事例映像(You Tube)を見てください。 真剣な教師、純粋な生徒の思いを、きっと感じていただけます。 ■授業事例DVD(ダイジェスト版) (1)道徳 講師:玉置崇(23分) (2)道徳 講師:山田貞二(30分) (3)保健集会 講師:杉本春美(17分) ■授業に使用する冊子 いのちの物語&がん教材になっています ■授業指導案 一般教師が授業をするため解説書です。 2.プロジェクトの思い、副教材の概要 ・詳細は、「公式サイト」をご覧ください ・概要は、「ご案内チラシ」をご覧ください。 ・事務局 NPO法人いのちをバトンタッチする会 3.副教材のお届け ・冊子現物をご希望の方は、「申込書」をお送りください。 ・無料(2016.4時点)でお届けいたします。 小さな思いですが、日本中に「いのちの思い」が届くことを願っています。 |
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