「いのちの副教材を活用した模擬授業」セミナーに参加して(井上)
先日『「いのちの副教材」模擬授業セミナー』へ参加させていただきました。セミナーは、「いのちの授業」とは何かという話から始まり、「いのちの授業」を実践した模擬授業が行われました。この「いのちの授業」とは、小児がんを知ることを通していのちの大切さを学校で子ども達が考える授業のことです。「いのちの授業」の説明を拝聴し、実際に模擬授業を拝見させていただく中で、いのちの大切さを考えたり、授業を行っていくことについて学んだりすることができました。
まず、「いのちの授業」の話をお聞きして印象的だった二点についてまとめます。一点目は、小児がんを知ることから始まるという点です。小児がんは子どもががんと闘うことであるため、大人はもちろん子どもも自分の人生経験と照らし合わせられます。したがって、誰もが経験したことのない死を少しでも近くに感じながら、いのちについて考えることができるのではないかと思います。 二つ目は、死を認知するということです。私自身、これまでに“命は大切”という発想はあっても“死を認知することは大切”という考えを持ったことはありませんでした。後者の考えも命を大切にするというメッセージにつながる点では前者の発想と同じですが、人に与える印象は大きく異なります。それは後者の場合、死という概念に含まれる不安感や恐怖感が考える者をより真剣にさせるためだと思います。つまり、死を認知することを逆にとらえると、いのちの尊さを感じるということになります。 以上の二点に共通することは、より現実味を感じながらリアルにいのちについて考えられるということだと思いました。まとめると「いのちの授業」では、いのちの話題を敢えて特別なものにせず、現実味を帯びたものとして扱うことでよりいのちについて真剣に考えられるということが分かりました。 では、上述したことを実際に子ども達と考えていくためにはどのようにしたら良いのでしょうか。それは玉置先生が行ってくださった模擬授業の中で学ぶことができました。学んだ中で最も感銘を受けたのは、子ども達の言葉を重ねるということです。これは子ども達の思ったことや考えたことを繋げていく中で、次に考えることの手掛かりを出したり、子ども達なりの考えの答えに近づいていったりするというものです。つい、子どもが言ったことに言葉を付け加えてしまう指導や、自分の思う答えや道理に照らして導こうとしてしまう指導を行いがちですが、そうではなく子ども達の言葉をもとに進めていくことが重要であると分かりました。 以上のように、「いのちの授業」とは子ども達が現実味を感じながらいのちについて真剣に考えられるものであり、そこでは子どもの言葉を重ねていくことが重要であると学びました。このような「いのちの授業」を知れたことは、私自身がいのちについて考えるきっかけとなりました。さらに、ここから子ども達と学校でいのちについて考えることへ広げていきます。この様な貴重な学びの場に参加させていただき本当にありがとうございました。(準ゼミ生・井上) 「いのちの副教材を活用した模擬授業」セミナーに参加して(石川)
7月9日(土)に私は、「いのちの副教材を活用した模擬授業」セミナーに参加させて頂きました。教育実習前に道徳について学ばせて頂き、とても貴重な体験になりました。
まずはじめに、セミナーの主催者の鈴木中人さんから「公教育で死を教える」事についてお話がありました。 このお話では、死を教えることについて、まずは子どもが死についてどれほどの認識を持っているのか。という所から学びが始まりました。鈴木さん曰く、小学校低学年は死を「情感」でとらえており、高学年になるにつれて「概念」や「いのちの心理」について認識をもっていくそうです。つまり、10歳以上から、子どもなりに「感じること」「意味づけ」が出来るようになるということでした。 では、実際にどのようにして子どもに死について「情感」を持たせそこから「意味づけ」をするのか、3つのポイントが挙げられていました。 1つめは、子ども自身の「気づき」を導き、心に届けること。 2つめは、子ども達の「生活の場」で考えさせること。 3つめは、自分の言葉で、自分の思いを伝えること。 正直な所、私はこの3つのポイントを聞いたとき、どれもそう簡単には達成できないような内容だと思いました。どうしても「死を教える」事についてのイメージがつかめませんでした。 鈴木さんのお話の後に、玉置先生による「いのちの授業(模擬授業)」がありました。 模擬授業は「今日はたくさん考えて心に汗をかきましょう」という言葉から始まりました。模擬授業は、私達が思ったことや、感じたことを中心として進んでいきました。また、繋ぎ言葉による価値づけや、意図的指名の方法など、細かく解説をして頂きました。実習前に多くの技術を教えて頂き本当にためになりました。 そして最後に、「言葉を重ねることが大切」「先生はどうしてもいい話をしようとしてしまう」「先生はあくまでも"きっかけ"」と話されました。私はその言葉を聞いたときに、フッとモヤモヤが晴れたような気がしました。どこか自分の思い描いているゴールに近づけようと思っている自分がいました。まだまだ技術不足ではありますが、まずは自分の言葉で思いを伝えていこうと思います。 このセミナーに参加して、私自身が「小児がん」や「いのち」について真剣に向き合うことが出来ました。教育実習の前にこのような機会を与えて下さり、本当に良かったと思います。ありがとうございました。 7月25日第2期生ゼミでの発表(吉田)
7月25日のゼミで三回目の発表をさせていただきました。
今回も小笠原先生の実践されていた探求学習を参考にさせていただきました。 〜探求学習〜 子どもの疑問からスタートする勉強である。 先日のゼミで出てきた「主体的で対話のある深い学び」という視点で見ると、「子供と現象が対話する」ことから始まるのが理科の探求学習であり、対話があるから学びが深まり始めるということを提示。そこから考えることで探求学習の意義を見出せるという説明をしました。 〜先生の考えと工夫〜 まず教科に対する気持ちが必要であること、子供を引き付ける方法(必然性のある話をする、目的があっての教材の扱い方、道具の使い方など)を事細かに話しました。 〜理科らしく実験もしてみました。〜 振子の実験を教師実験として見せ、「ふり幅」、「重さ」が同じ条件にし、二つの振子を振ったときに同じ速さで振子が動かないことを子供の疑問として、「なんでこうなったんだろう」という感覚を聞いているみんなに感じてもらおうとしました。答えを後から離すと声が上がり、こっちまで嬉しくなりました。 今回はしっかりと発表ができました。前回の発表の記事で「本との対話ができていなかった」という表現を書き、学びの低さを感じ、取り組んだ結果が今回だと思います。 しかし、私は本当にまだまだ未熟者であると感じます。 今回しっかりできたということはその力はもともとあるということであり、それを常に出せないというのは自分の弱さです。 人前で緊張してなかなか周りが見ることができていないこと 話のプロになる人として時間を守れなかったこと 情報の取捨選択をし、明確に伝えられなかったこと 課題ばかりですね(笑) 最初からなんでもできる人はいませんし、このような機会があったから気付くことができ、次に進めるのだと思うと「伸びしろのあり、この先の人生も楽しいだろうな」と感じます。 実習が始まることもあり、少し自分の研究はストップしてしまいますが、私を大きくしてくださった「本で出会った多くの方」に感謝を伝えたいと思います。 ありがとうございました。(吉田) 7月25日1期生ゼミ記録(松井)
ゼミ生全員が一次試験を終えての集合となった前期最後のゼミ。私は時間ギリギリに到着したのですが、教室では試験の問題や面接の質問内容でみんなが盛り上がっていました。教室に入る前に「沈んだ空気だったらどうしよう…」とも一瞬思ったので明るい雰囲気でゼミが始められてよかったです。
玉置先生と一次試験の内容を振り返り、二次試験に向けての最終確認。どの自治体も個人面接があるので、自分の思いを語れるようにまた1ヶ月精進していきたいと思います。 前期のゼミでは採用試験の問題から様々な教育課題について考え、理解を深めることができました。玉置先生がよく仰るように、人数が多いゼミだからこそ様々な考え方を知ることができたと思います。全員が一次試験を突破していることを願い、全員合格に向けてまた勉強に励んでいきます。(松井) 【20160729】教育ICTフォーラム2016 in 札幌演題は、「チームとしての学校の在り方と学校経営マネジメント」。校務支援システムのc4thや、スクールwebアシスト、学校評価アシストによる学校変化、変化をもたらすためのマネジメントについて話しました。 パネルディスカッションは、札幌市立発寒小校長の新保先生の名コーディネート。100分間。パネリストは、水谷先生と千歳の中学校主幹の大西先生、道教委の手塚さん。私は助言者という立場でしたが、途中に何度か質問なり意見を言わせていただきました。 パネルのまとめ役でもありましたので、パネルテーマ「チーム学校と学校マネジメント」に合わせて、「つながり力を高める。そのためにはミドルリーダーの存在、同僚性、課題解決能力(課題を自分事にする)」の三つのフレーズでまとめました。 北海道で二日間にわたる講演ができるとは夢にも思いませんでした。貴重な体験でした。 高校野球(寺坂)
私は今、大学の部活でバレーボールをやっていますが、中学校までは野球部に所属していました。そのため、毎夏甲子園を非常に楽しみにしています。
そんな私が、岐阜で一人暮らしを始めて3年目にしてようやく、高校野球岐阜県大会決勝 中京高校×大垣日大高校の試合を見てきました。高校野球は試合の内容と同じくらい、応援に目がいきますね。野球部員が応援を引っ張り、ブラスバンドが勢いをつけ、チアリーダーが華を添えて、生徒と保護者が必死でメガホンを叩く。とても好きなシーンで私も手拍子をしながら試合を見てました。 結果は、3-2で中京高校が大垣日大高校の追撃を振り切り、甲子園の切符を勝ち取りました。両校とも、エラーが少なくとても引き締まった好ゲームでした。是非中京高校には甲子園を盛り上げて欲しいと思います。(寺坂) 7月25日第2期生ゼミでの発表(百瀬)
7月25日のゼミで3回目の発表をしました。今回は中村健一さんの『教室に笑顔があふれる中村健一の安心感を与える学級づくり』を読ませて頂きました。本に書いてある内容を中村先生が講演されているDVDも見させて頂きました。
本、DVDの中には今すぐ使えるような、子どもたちの興味を引き笑顔にさせるネタがたくさん書かれていて、とても勉強になりました。自分にもぜひ取り入れていきたいです。その中のいくつかをゼミ生をと一緒にやってみました。3つ紹介します。 (1)初日で心をつかむためのネタ 名前であいうえお作文を作り自己紹介 (2)子ども同士の距離を縮めるネタ 2人1組でハイタッチをする 全部のペアで息を合わせてパチンの音が合わさるようにする(学級の一体感) 目をつぶってハイタッチをする (3)失敗が怖くなくなるネタ 1分間お題に沿って絵を描く(今回のお題はお相撲さん) 1分経ったら近くの人と見せ合う →他の例として、後出しジャンケンも挙げられる 私が実践したネタは今回3つだけでしたが、他にもたくさんのネタがあり、それぞれにはただ楽しむのではなく意図があり、私もこんなちょっとした工夫で子どもを楽しませることが出来る教師になりたいと思いました。 教室を安心できる場にするのが学級づくりのコツであり、中村先生は「お笑い」「フォロー」「厳しく叱る」の三観点を重視されていました。以下、三観点についてまとめます。 「お笑い」で安心感 子どもたち同士距離が遠く、遠慮がちで周りを伺っている、クラスメートが同じ教室にいるだけの人きなっている。そんな教室は「不安」が多い教室といえる。そこで、不安を取り除くためにお笑いがある。 お笑いは「フリ」「オチ」「フォロー」から成り立ち、フリとフォローを教師がすればオチは子どもが担当することになり、自然と笑いになるし、誰もが面白い先生になれる。 上記の実践した例のハイタッチネタで見てみると、 フリ︰ハイタッチをしよう。ー目をつぶってハイタッチをしよう。 オチ︰成功する。ースカッとなる。(失敗する) フォロー︰一体感が生まれたね。ーさっきはできたのにね。 と、オチでは子どもたちに笑顔が浮かぶため、これがお笑いとなる。 私は自分がおもしろい先生になれる自信がなく、ゼミ生のほとんどの人も同じ思いでした。それは、オチがおもしろいからおもしろい先生と思っていたからです。しかし、オチを子どもが担当すると知り、自分は子どもたちが楽しめる工夫をし、その工夫に対して一言添えればおもしろくなれることが分かり、自分もおもしろい先生になりたい!と思えるようになりました。 「フォロー」で安心感 フォローの基本は認めること、褒めることであり、発想を褒めること、過程を褒めること、間違えを褒めること、成長を褒めることが挙げられる。 教師のフォローがあることで間違えを直した子に自信がついたり、自分のとった行動に自信がつくと思いました。教師が何か指示しっぱなしではなく、それに応えた子どもをきちんと認め、褒めていく事は教師の役目としてとても重要だと感じました。 「厳しく叱る」で安心感 お笑い、フォローだけであると、ただのおもしろい先生でヘラヘラして見えて不安。いざという時に叱って自分を守ってくれる安心感も必要。また、叱ることで褒めることもできる。 叱ることについては、前回発表した田中先生にも共通して言えることがあり、叱るにはいつ何について誰をしかるのかが大切だということがよくわかりました。叱り方のポイントで迫力を持ってしかる技術の中に、名前を呼ぶとありました。名前を呼ばれてビクッと意識づけされることで、その子はなぜ呼ばれたか考え、修正していくそうです。何でもしかるのではなく、このような気づかせ方もあることを学びました。教師として指導者である以上、叱ることも大切だと感じました。 今回も様々な実践的な子供との関わり方の技やネタを学びました。前期で3つの本を参考に自分の学びを深めていきました。私の読んだ本はどれも意識すれば子どもとの関わり方接し方が変われるものであり、それらを自分のものにするために、再度確認し直していきたいです。そして、まずは実習で学んだことを実践していきたいです。特に、褒める叱る事は日常でも多くあると思うので、きちんと意識づけていきたいです。(百瀬) 【20160728】苫小牧市で「教育の情報化」講演
7月28日(木)、北海道苫小牧市で講演をしました。「教育の情報化による元気な学校づくり」と題して、小牧中学校教頭時代に始めた職員室ネットワーク化で、学校がどのように変化をしたのかをしっかり伝えました。
また、小牧市と同システムが入っている地区があるので、校務の情報化を推進する管理職の在り方を体験を踏まえて強調しました。 講演後は、2つのモデル校から実践報告を受け、その実践の価値づけをさせていただきました。 あいにく天候が悪かったこともありますが、気温は20度、さすが北海道でした。その日に札幌に移動しましたので、時計台を撮影してきました。(下写真) 7月18日第2期生ゼミでの発表(石川)
7月18日は私が発表する日でした。
私は、家本芳郎先生の『掃除サボりの教育学 たかが掃除されど掃除』という本を基に「清掃指導を通じた学級つくり」について発表しました。 前回では、「100の原理」について発表をしました。今回はその中で、「一に給食、二に清掃…」という先生がいるほど、この二つは指導の王道。という所に注目してみました。 掃除指導には、大きな二本柱があります。 1.何が問題なのかをじっくり調べる。 2.どう解決したらよいのか工夫を重ねる。 本書ではこの二つを1章、2章に分けて綴られていました。 まずは、1章からです。 1章は掃除サボリの実態について書かれていました。その中で特に驚いたのは、ほぼ100%の児童生徒が掃除をサボったことがあり、サボリの日常化から子ども同士の相互規制がなされていないという所です。家本先生は、ここに今日の子ども達の様々な問題が集中していると書かれていました。その問題について、その中の4つを紹介します。 ○学校への愛の欠如 ◎掃除よりも大切な塾 ○掃除の仕方が分からない ○貧乏な学校掃除 また、「◎掃除よりも大切な塾」については、実際に家本先生が経験したという事例を基に、話し合いを行いました。なるべく特別扱いしないように対応する意見が多く、どちらかというと、児童生徒や、その教育ママの主張に負けてしまい、結果的には認めてしまう意見が多く見られました。あまり話し合いに時間を割くことが出来ず、最終的な結論が出る前に次へ進んでしまいましたが、とても良い話し合いが出来たと思っています。 次の2章では、1章からの子どもの実態に対して、どのように指導をしたらいいのかを、実践例を基に書かれていました。ここでは時間の都合上、2つの文学作品(『カーチャ』『便所掃除』)のみを紹介しました。 私が今回発表するにあたって、一番はじめに、本書のあとがきを紹介しました。(以下あとがき抜粋) 「子どもが変わってきたのである。だから、万事、この変化に対応した変化が求められているのである。本書は、掃除サボリという針の穴から、今日の子どもの発達状況、子どもをめぐる教育状況、そのことから導き出される指導課題をのぞいてみた。」 私は、本書を読み終え、あとがきを読んだ際に、前回まで発表をしていた堀先生の言葉と似ているな、と思いました。社会の流れとともに変わっていく子どもの状況やそれに応じて変化を求められている教員。ゼミの最後に玉置先生もおっしゃっていましたが「学級経営や学級つくりを突き詰めていくと根本にあるものはそんなに多くないかもしれない」という一部を見つけられたように感じました。そのため、一番はじめに紹介させて頂きました。 また、私は今回で前期の発表を終えました。ここからは教育実習に集中して、後期からも前期以上に研究を進められるように成長してきたいと思います!(石川) 【20160727講演】羽島市ホープ教員サマー研修
7月27日(水)、羽島市教育委員会の依頼を受けて「羽島市ホープ教員サマー研修」で講演をしました。
演題は「若い教師が身に付けておくと良い授業の技」。まさに参加者は若い先生方ばかりですので、明日からの授業に生きる技術を丁寧に、技術を支える理念も含めて説明しました。初めての岐阜県内の先生方への講演でした。 博物館実習(末松)
私は、8月2日(火)より、岐阜市歴史博物館で博物館実習をしています。
この実習では、普段は見られない博物館の裏側や学芸員の仕事、展示品の取り扱いなどを学びます。 博物館と学校は、一見関わりないのではと思うかもしれませんが、博学連携といって博物館と学校とか連携をして、子どもによりよい学びを提供しようという取り組みがあります。岐阜市歴史博物館でも、岐阜市内の小中学校と連絡を取り合い、博物館で授業に関わる展示をし、博物館を積極的に利用したり、出前授業を学芸員が行ったりしているそうです。 教師として、博物館についての知識を持っていると役に立つこともあると思います。また、博学連携の大切さを学んだので、子どもに教科書よりも深い学びや、見て・触れて・感じる体験を提供できるように、博物館と連携を積極的にとっていく意識をもっていきたいです。 教員採用試験で忙しい時期に、実習は大変ですが、教育現場でも生かすことのできる知識や学校・博物館・地域の関わりなどを学んでいきたいと思います。(末松) ※下の写真は、総合展示室で体験できる浮世絵です。岐阜市歴史博物館に訪れた際には、ぜひやってみてください。 【20160726参加】文部科学省・小中一貫教育に関する調査研究協力者会議
7月26日、文部科学省・小中一貫教育に関する調査研究協力者会議に参加しました。前回の会議は欠席しましたので、久しぶりの参加です。
今回は、「小中一貫した教育課程の編制・実施に関する手引」(仮称)の検討です。事務局から、かなりの章まで書き込んだ提案がありました。教育委員会や学校現場に十分に役立つ手引を発行できそうです。 7月25日第1期生ゼミ記録(渡部)
今回のゼミはゼミ生全員が教員採用試験を終えてのゼミでした。
筆記試験の内容、面接試験の内容、待ち時間について…話が尽きません。お互いにできたところ、できなかったところがいろいろあり不安な気持ちもあったと思いますが今まで一緒に頑張ってきた仲間だからこそ話ができたのだと思います。 また、日本教育新聞を読み面接試験のポイントを知ることもできました。一番最後にこう書かれていました。 「試験までの残り1カ月で人間性を変えることは不可能だが、自分の未完成部分と得意な部分を把握することが大事。面接官に自身の課題を指摘されたら、どう改善するか具体策を語れるようにしておきたい。」 もう一度自己分析をしっかりと行い、自分らしく面接官に想いを伝えられるようにしたいと思いました。 まだ結果が分からずモヤモヤする部分もありますが、二次試験に向けて気を引き締めて頑張りたいと思います。(渡部) 【20160723】新しいことを始めるよ戦略会議(地域&学校)
7月23日、授業と学び研究所にて、「新しいことを始めるよ戦略会議(地域&学校)」を行いました。
この会議は私の発案です。現在、学校支援地域本部やコミュニティスクールなど、地域と学校の結びつきをより強め、学校力を高めようという動きがあります。 その実態を調べてみると、その取り組みに大いなる差があり、学校はどう地域と結び付けばよいのかと悩んでおられる学校関係者や教育委員会があることがわかりました。 そこで、すでに実績がある方々に集まっていただき、無理なく結びつくワークショップができる資料を作成する意図で話し合いをしたのです。 参加していただいた方々は、学校教育や教育行政、地域事情をよくご存じの方で、体験的に学んでいる方ばかりですので、とても良い話し合いができました。 この会議の成果はぜひ皆さんに還元したいと思っています。どうぞ楽しみにしてお待ちください。 7月18日第2期生ゼミ記録(白井)1人目に、佐久間君は、今までの自分の発表や、ゼミの中のみんなの発表を受けて、研究テーマの変更をしました。今回から教える技術について研究をしていくということで、向後千春さんの『いちばんやさしい教える技術』という本を参考に発表をしていました。 発表の一部の「教え方のルール10カ条」を紹介します。 1.熱意よりも何をどうすればいいのか具体的な指示を 2.「教えた」かどうかは「学ぶ側が学んだかどうか」で考える 3.結果が思わしくないのは、すべて教える側の責任 4.上手に教えたいならコミュニケーション上手になる 5.教えるときは相手をよく観察して、相手の状況をつかむ 6.相手にとってちょうどいい知識を与える 7.相手に教えたことを練習させて結果をフィードバックする 8.相手にできるようになってほしい具体的なゴールを決める 9.相手の「心」は変えられないが、「行動」は変えられる 10.ゴールは必ず「行動」として設定する 私も、この10カ条から、自分の中の「教える」という概念の甘さに気付かされ、一度考えてみるとてもよい機会になりました。特に、「3.結果が思わしくないのは、すべて教える側の責任」は、勉強のやる気を起こさせるところから教師の責任であると聞き、子どもたちにどんな時にでも、興味を持たせる授業の入り方を考えていく必要があると感じました。 2人目は、寺坂君でした。今回は、前回の発表で、ステーション授業とは何かについて、ゼミ内で疑問に上がったので、ステーション授業の模擬授業をしてくれました。私たち他のゼミ生は、生徒として参加しました。 相手を傷つける言葉を言ってはいけないということが主題となった授業でした。実際に言われたら嫌な言葉「チクチク言葉」と、言われたら嬉しい言葉「ふわふわ言葉」を書き出し、言われてどう思ったのかを考えました。そして、どちらの言葉がたくさん飛び交うクラスにしたいかを考えました。 授業から感じたことは、「相手を傷つける言葉を言ってはいけないよ」と言われたから気をつけるのでなく、このように体験することで、なぜ言うべきでないかという理由が理解できると思いました。また、理解したうえで行動ができるので、とても心に残るだろう思いました。こういった道徳とはまた違った授業を受けたのが初めてでしたが、日常に生かすことのできる学びで、自分もこのような授業をしてみたいと思いました。 3人目は、石川君でした。今回は、学級経営の中の掃除に注目するということで、家本芳郎先生の「たかが掃除、されど掃除」を参考に発表をしていました。発表の一部の掃除サボりの実態を紹介します。 掃除サボりの原因 ・学校への愛の欠如 ・掃除よりも大切な塾 ・掃除の仕方が分からない ・貧乏な学校掃除 石川君が、本から抜粋した掃除サボりの原因がいくつか挙げられ、自分の小学生、中学生のころの掃除への姿勢を振り返りました。そして、どう掃除指導をしていくべきか考えました。ゼミ内でも、塾に行く子どもへの掃除指導について話し合いをして、どう対応していくべきかの意見が活発化に飛び交いました。 最後に、今回を含んだこれまでのゼミの中で、他のゼミ生の発表と自分の研究内容が関わっていたり、中には違う考えであったりというのが、たくさんありました。それは、どのゼミ生にもあり、違う研究内容であっても、つながりがあってとても面白い話し合いへと発展していきました。これからも、そのように互いの研究を高め合っていくゼミにしていきたいです。(白井) ゼミの仲間<浦珠美さん>紹介(牧野紘)
一次試験が終わり、少し落ち着いたので、久しぶりに一期生の仲間紹介をしたいと思います。
今回紹介するのは、玉置ゼミの癒し担当(勝手に私が思っています笑)、浦さんです!! 浦さんのチャームポイントは、 何といっても優しい笑顔です。 私はその笑顔にたくさん癒されています! 浦さんを見ると、たくさん話をしたくなってしまうような、そんな力がこの笑顔にはあります。 何と表現すればいいのでしょうか、、、。 太陽のような明るいニコニコ!!というよりは、 雲のようなフワフワとした笑顔を想像していただければなと思います。 浦さんの笑顔を見るだけで、とっても落ち着きます。 いつもありがとう! そんな浦さんですが、注目してほしいポイントがもう一つあります。 それは、ふとした時に表れる、 福井のイントネーションです!!! ガッツリした方言ではなく、ほのかに匂う福井らしさ。 ぜひ、少し意識して 浦さんの話を聞いてみてください!! 採用試験最中でお互い忙しい中、学校でふとゼミ生に会うと、元気になります。早くみんなで集まってワイワイしたいなあと思う、このごろです。(牧野紘) 僕の夢(吉田)
先日、玉置先生とアルバイトの話をしていた時に「ぜひ、記事にしてほしい」といって下さったので記事にしてみました。
私の仕事、それは某アミューズメント施設の仕事です。(詳細な情報はご了承ください。) 僕は幼いころから将来いっぱいなりたいものがありました。 (天気予報士、アミューズメント施設のクルー、歌手、アナウンサー、先生などなど…) 今まで天気予報士は中学校の職場体験で体験したり、アナウンサー体験もテレビ局でやったり、今は大学で「先生になるため」の勉強をしている中で一つだけやれていないのがアミューズメント施設の仕事でした。この4月、新しいバイトをどうしようと考えている時に求人を見つけ、夢を叶えようと思い、働き始めました。 私の性格的にも合っていて、エサやりの仕方の説明やショーのお手伝いなど本当に楽しい日々です。僕の大好きな生き物たちに会うことができること、来て下さるカップル、親子、子供の嬉しそうな顔を見て、働くたびに幸せを感じています。夢にまで見たものをやるというのはこの上なくいいものです。 そして私にはまだまだ夢があります。それは先生を定年退職してからの老後、毎朝危ない交差点に立って子供たちに「おはよう」とあいさつをする交通立哨のおじさんになることです。 「もっと夢を持てよ」と思うかもしれませんが、僕はあんなに素敵な仕事はないと思っています。信じ続ければ、絶対になれると思うので自分の無限の可能性を信じて頑張りつづけたいと思います。(吉田) 7月18日第2期生ゼミでの発表〜模擬授業〜(寺坂)
今回の発表は、前回ゼミ生にうまく伝えることのできなかった赤坂真二先生の「ステーション授業」の実践編ということで、実際に模擬授業をやらせていただきました。新しくなにかを調べたわけではないので、記事というより感想文になってしまうかもしれませんが、ぜひ一読ください。
〈模擬授業の内容〉 ねらい 良い気持ちにしてくれる言葉と悪い気持ちにさせてしまう言葉があることを知り、いい気持ちにしてくれる言葉を使って生活していこうとする意欲を高める 導入 黒板に「死ね」と書き、児童に読ませることで嫌な気持ちにさせる。そして、言葉には不思議な力があるということを感じさせる。 展開 雲形のワークシートを作成し、子供に嫌な言葉を書かせる。それをみんなで読むことで、言葉による不快な感情を共有する→チクチク言葉 チクチク言葉が溢れるクラスになると、どのようなクラスになるか、より具体的な場面をもとに考える。 反対に言われたら嬉しい言葉を書かせ、同じようにみんなで読むことで心地良さを共有する→ふわふわ言葉 ふわふわ言葉が溢れるクラスになると、どのようなクラスになるか、より具体的な場面をもとに考える。 つながるまとめ みんなは、「チクチク言葉」がいっぱいのクラスと「ふわふわ言葉」が溢れるクラスどっちが良いですか?ふわふわ言葉が溢れるクラスになるかどうかは、みんなの行動次第です。みんなの力で「ふわふわ言葉」たくさんのクラスにしていきましょう! という、内容でやらせていただきました。授業をした感想としては、本を読んで学んだことは当然ありますが、実践してみないと分からないことがたくさんあるのだなと感じました。また、道徳的な内容の時は教師の話し方次第で子供の感じる深度が変わってくるなということも感じました。楽しい時、悲しい時、考えさせたい時、その場その場に応じて話し方を使い分けより、インパクトを与えれる授業を仕組むことが大切だと思います。 玉置先生からは、反応の早さについてご指摘いただきました。撮影していただいた動画を見返しましたが、確かにわたしの反応は早い… おそらく、自分のフィールドに引き込もう引き込もうと必死だったんだなと思います。自分の引いた線路からはみ出たときの、対応を全く考えてなかったのでこういうゆとりのない授業になってしまったので、あらゆるケースに対応できる教師力を身に付けたいと思います。 今回は教育実習前に、とても良い経験をさせていただけました。今回成功したこと、失敗してしまったことを教育実習に活かしていきたいと思います。(寺坂) 12万アクセス到達
平成27年4月20日から発信を始めた「玉置研究室」サイトですが、皆さんが訪問していただけるおかげで、本日(平成28年8月2日)、⒓万アクセスに到達しました。ありがとうございました。
11万アクセスから12万アクセスまでは、38日間かかりました。やや勢いがなくなってきています。第1期生・第2期生とも頑張ります。どうぞよろしくお願いします。(玉置) 7月18日第2期生ゼミでの発表(佐久間)
7月18日(月)、ゼミの発表(3回目)を行いました。
はじめに、自分の中で研究テーマについてこのままでいいのだろうか、と疑問に思ったので玉置先生に相談したことを報告しました。玉置先生から、学級経営は他のゼミ生と研究テーマが似てしまうのでは、という点と、学級崩壊についての研究は少し暗すぎるのでは、という点をおっしゃっていただきました。自分の中で疑問がスッキリしたので、今回から研究テーマを変えることを決断しました。 今回から、教える「技術」について研究していくことにしました。選んだ理由は、他のゼミ生とは違う視点であること、具体的な方法が書いてある本が多くたくさんの指導方法が存在すること、という2点です。 今回、私が読んだ本は、向後千春先生が書かれた『いちばんやさしい 教える技術』という本です。向後先生は、教えることを研究なさっていて、教えることを教える先生として活動なさっています。とても読みやすい本で、具体例も多く参考になりました。 発表では、先生と名の付く人が教え方のプロとは限らず、教える「技術」がなければいけないということを主に話しました。教え方のルール10カ条では特に、教える側の責任はとても大きく、相手がどれだけできるようになったかを大切にすることが書かれていました。 また、常に意識しておかなければならないと思ったことがあります。教える人と教えられる人は対等な立場であり、何でも教えてあげるというのは押しつけであるということです。教師は子どもたちに教える立場で、教える機会が多いと思いますが、子どもたちをよく観察して、時には教えることを我慢して、相手の必要に応じて教えることが重要だと学びました。 質疑応答の時間では、どれだけ教える側の責任と言っても、何十人もいる学級では、全員が分かるというのは限界があるのではないか、という話題になりました。教育実習へ行ったらこのような現実を見るかもしれないと思いましたが、この話題から、もっと教え方の技術を夏休みの間に学んで、実習で生かせるように準備をしなければいけないと思いました。本屋には教え方についての本が多くありました。実習前に読んで損は絶対にないと思うので夏休みは教え方についての本を読んで、実習に臨むという目標が決まりました。 また、前期最後のゼミ発表でしたが、4月から始まったこのゼミで多くのことを学びました。後期ももっと自分の研究を深めていき、ゼミ生のみんなと学び合っていきたいです。(佐久間) |
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