「アイヌ民族についてな〜んにも知りませ〜ん。」

という状態でもおそらくしっかりと学べるようになっているとは思いますが、今日、少しでも知ったことで、「こういう面ではどうだったんだろう」「こんなことを知りたい」など興味関心を持って修学旅行に臨むことができ、より深い学びとなるのではないでしょうか。

　
　歴史や公民の教科書にも書かれているようにアイヌ民族は過去に土地を奪われ、文化を否定されたりなど差別的な扱いを受けてきました。
　アイヌ民族の尊厳を尊重し、伝統を守るためには、まず「知ること」が必要です。できたばかりの新しい施設でたくさん学んできてほしいと思います。

　千羽鶴アートは、鶴に糸を通すのと、色の配置が難しかったようです。一時、当日までの完成は難しいのでは、という雰囲気が流れましたが、生徒の頑張りによって見事に間に合いました。作品には「東魂」という言葉が表現されています。
　４月の学校だよりの学校長の言葉にあるように、「あれもできない」「これもできない」ではなく「この状況の中で何ができるか」を前向きに考えた生徒たちの熱い「東魂」を十分に感じることができました。

　生徒会役員・実行委員を始め厳しい状況の中、悲観することなく、現状に適応し、全校生徒が楽しめる場を作った生徒のみなさん、ありがとうございました。


　この前向きな姿勢で作り上げた学校祭が生徒一人ひとりの今後の人生の素晴らしい糧となっていくことを期待しています。