2021年1月1日仕事日記

 新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

 新年最初にアレクサに依頼した音楽は渡辺貞夫さんの曲。時折、小雪がちらつく程度で穏やかな元日がありがたい。友人から雪で車が埋まっている写真が届き大変さを想像。
 
 元日も新刊本の原稿書きでかなりの時間を使う。年始からこうして原稿書きができることを喜びたい。

 年賀状をたくさんいただく。メッセンジャーやショートメールやslackでも新年の挨拶が届く。近況を知らせていただく一文が嬉しい。多様なメディアによるつながり方がごく日常になりつつある。

 弟家族が帰郷。しゃぶ亭ふふふで一人しゃぶしゃぶで食事会。弟も定年退職年齢になるとのこと。お互い歳を重ねたものだが、スキーが趣味の弟は昨日はゲレンデにいたという。年齢以上に若い(笑)。

 研究室HP記事は僕の2本。新年の挨拶記事と仕事日記に書いたふりかえり紹介記事

「なぜ」の飛び交う授業から生まれる「議論のルール」(下野)

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 こんにちは。7期生の下野です。

 私の朝は、大好きな珈琲を飲みながら新聞を読むことから始まります。3ヶ月前に始めた教育問題に関する新聞記事のスクラップや、天声人語(我が家は朝日新聞を取っています)の書き写しノートも段々と冊数が増え、厚みも増しているのを見ると達成感が溢れ、読み返し復習しながら、これからも続けていきたいと思っています。

 さて、毎朝新聞を読んでいるとまず目にするのは1面の天声人語です。1面は広げずに読むことができるため、サッと家を出なければならない時は、天声人語だけ読んでから家出るなんてこともあります(笑)

 そんな読みやすい箇所にある天声人語で、今回は私が「主体的で対話的な深い学び」の本質に気付かされた記事を紹介したいと思います。

 2020年10月1日の天声人語です。
 論理力に重きを置くフィンランドの教育で、求められるのはごく真っ当なことだ。元外交官の北川達夫さんが書いた『図解フィンランド・メソッド入門』によると、小学校では「なぜ」が連発され、意見には理由をつけることが徹底されている。子どもたちが決めた「議論のルール」も紹介されており「他人の発言をさえぎらない」「議論が台無しなるようなことを言わない」などが並ぶ。

 2018年のPISA調査において、フィンランドは「読解力」7位(日本15位)、「科学的リテラシー」6位(日本5位)といった結果が出ています。「論理的思考」を重んじた教育は、「読解力」は勿論のこと、科学的な探求心を測る「科学的リテラシー」にも繋がっていることが分かります。「なぜ」の及ぼす力は強いのです。子ども達の持つ「なぜ」が「論理的思考」を築き、「読解力」や「科学的リテラシー」を育むのでしょう。そして、「論理的思考」「科学リテラシー」は「主体的な学び」を構成する主な要素です。

 また、「なぜ」が生じる場所には、必ず「議論」が生じます。無論、教師は「議論」が生じる学級経営をしなければなりません。では、「議論」が互いの学びを深め且つ円滑に進むためにはどうしたら良いのでしょうか。

 上記の天声人語では、子どもたちが決めた「議論のルール」について記されています。ここで、重要なことは子どもたちが決めたことです。たしかに、この天声人語を元に「議論のルール」を教師が設定すれば子どもたちはスムーズに議論ができるかもしれません。しかし、それでは「議論」の意味がありません。真っ新の何もルールのない状態において「議論」をしていく中で、「こうした方がまとまりやすいかな?」「人の言葉をしっかり聞いた方がいいな」といった気持ちが生まれ、「議論のルール」を決めるための多くの「議論」が子ども達の学びへと繋がると私は考えます。

 「主体的で対話的な深い学び」が求められる時代です。「主体的な深い学び」は、「なぜ」から生まれ、「対話的な深い学び」は、多くの「議論」から深まるでしょう。これが学びの本質だと私は考えます。

 教師になった時、子ども達の小さな「なぜ」に耳を傾け、「なぜ」が飛び交う授業を、そして、多くの議論から「議論のルール」を子ども達自身で決めていくことのできる学級を目指したいと思います。(下野)

2020年ふりかえり

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 2020年のふりかえりを「三楽の仕事日記」に書きました。

 コロナ禍で大変な1年でしたが、1年間無事過ぎたのも、皆様とつながり様々な点で支えていただけたおかげであると感謝しています。

 ふりかえりは長文ですが、よろしければここをクリックしてお読み下さい。

2021年あけましておめでとうございます

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 2021年となりました。

 あけましておめでとうございます。コロナ禍で迎えた新年です。

 今年も新型コロナウイルス感染は続きそうですが、その中であっても十分注意の上、学びを止めず、玉置ゼミ生一同で、ゼミでの学び、(オンライン)セミナーや学校訪問での学びなどを中心に発信します。

 稚拙な内容もあるとは思いますが、「書くことによって学ぶ」というゼミ方針のもと、わずかな成長でも目指して発信し続けたいと思います。

 おかげさまで、4月には玉置ゼミHP開設7年目に入ります。今年もどうぞよろしくお願いします。(玉置)
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