命を預かるということ(後日譚)手に手に野草を入れた袋、やぎの好物を書いたメモ、野草の写真等を持っています。 「お母さんに聞いたんだよ。」「2年生に聞いてきたよ。」「どこに生えているか調べたよ。」などなど、満足感と自信に満ちた表情で教えてくれました。 一週間、がんばって調べたことが分かりました。何より、「どうしてもやぎを飼いたいんだ!」という思いを感じました。「がんばるよ!」という気合を感じました。 ここまでされては首を縦に振るしかありません。 「分かりました。がんばってきたね。どうか命を大切に、やぎさんを育ててください。」と言いました。 子どもたち、「やったあ!」です。 さて、もちろんこれはゴールでなくてスタートです。 これからいろんなドラマが待っていることと思います。一つ一つ乗り越えて、1年生なりに成長していってくれればと思います。 この世に生を受けてまだ6、7年の子どもたちが「自分以外の命を預かり、育む」経験を通じて得るものはとても大きいのです。 やぎは秋には学園を離れる予定です。別れを迎える日、子どもたちがどんな姿になっているか、楽しみにしています。 ザ・昼休みなにやら調子っ外れな(^^;)「ねこふんじゃった」のピアノが響いてきたのでのぞいてみると、7・8年生と一緒に先生がピアノを弾いていました。音楽の先生じゃなくて社会科の先生です(^o^) みんな、のんびりしていて、仲良しです。 良い昼休みです。 平和な昼下がり小さな子たちは、今日もUNOかな?「ご開帳」ですな(^^;) 大人気卓球台、本日も「男子シングルス」。 体育館では、なにやら変わった追いかけっこ。 志貴皇子(しきのみこ)の給食・コシヒカリごはん ・あつあげのごまみそだれかけ ・わらびのこんぶあえ ・春の沢煮椀 ・牛乳 「万葉集」巻の八に、志貴皇子がうたった 「石(いは)ばしる 垂水(たるみ)の上の 早蕨(さわらび)の 萌え出づる春に なりにけるかも」 という美しい和歌があります。 【雪解け水が岩の上を勢いよく流れている。滝のところにある蕨が、芽を出して伸びている。春になったんだなあ。いいなあうれしいなあ。】…というようなことが「訳」になるでしょうか。 今日のメニューはここに着想を得ているのですね。「わらび」や「さわにわん」。ひょっとして厚揚げは「岩」か??? こういった忘れてはいけない「日本の四季」をフィーチャーしたメニューが時々出ます。素敵だなあと思います。松代給食センターのみなさん、ありがとうございます。 子どもたちはいつものように美味しそうにぱくぱく食べてますが、時には目でも楽しんでほしいですね。 命を大切に!(5/19)・大型ダンプには「死角」がたくさんあること。 ・「内輪差」による巻き込み事故の怖さ。 ・自動車の制動距離について。「車は急に止まれない」 等々、実際の車両を使って学びました。 交通事故は、本当に怖いです。一瞬で多くのものを失います。被害者も、加害者も。 失ってはいけないもので、何より大切なのは【命】です。 子どもたち、気付いてくれたでしょうか。 どじょう、ニョロニョロ!観察していると鉢のかけらの下には集まりますが、パイプの中に入っていくどじょうは、ほとんどいませんでした。不思議です。 このどじょうは、休みの日に松之山の田んぼの用水路から捕ってきたのだそうです。どじょうの種類や習性について、部員の生徒が詳しく説明してくれました。松之山の自然を生かした、素晴らしい活動を見せてもらい、大変勉強になりました。 先生たちもノッています先生たちも所属の軍が決まっています(管理職をのぞく) そのあいさつで、「主役はもちろん、みんなだよ。」と子どもたちに言いながら、まあ先生たちも「勝つのは白!」「がんばるぞ!」等々、まあ人によっては煽る煽る(笑)。 大人も一緒になって盛り上げていく、変に冷めてないで一緒に熱くなる! 時には大切なことだと思います。 時には、ね(^^;) がんばるぞー、オー!団長の指示に従い、応援リーダーも団員もみんな気合いが入っています。最後に「がんばるぞー、オー」のかけ声が体育館に響きました。さて、どちらが優勝の栄冠を勝ち取るのか。本番が楽しみです。 朝練開始!!朝早くから子どもたちを学園に送ってくださる各ご家庭のみなさんに感謝です。 特に9年生は、がんばってきた部活動の集大成となる大会が近付いています。 努力はいつでも報われるわけではありませんが、努力のないところに成果はありません。自分で納得のいくように、「やり切ったなあ」と思えるように、いつか「いい経験したなあ」と振り返ることができるように。自分自身を高めていってほしいと願います。 がんばれよ。 霧の朝(5/18)蛙も野鳥もさかんに鳴いていますが、視界は悪いです。 でもこれはこれで、美しい風景だったりします。 ウデを上げたルーキーたち今日は雨、湿度が高くて校舎内のあちこちが結露して滑りやすくなっています。学園の子どもたち(と、先生たち)の総力を結集して、きれいにしましたよ! 入学式の日、「遊ぶ」「学ぶ」とともに、『これは毎日続けてください』と約束した「働く」をしっかりがんばっている1年生。子どもの成長を見るのはホントに嬉しいですね。 ハンバ〜〜〜グっ!・ごはん ・ハンバーグのBBQソース ・春キャベツのコンソメ煮 ・五目菜のかきたまスープ ・牛乳 子どもたち大好きなハンバーグ。野菜もたっぷりでヘルシーで美味しかったです。 3・4年生教室では担任の先生が野菜を配り歩いていました。甘くて美味しいよ(^o^) 5・6年生はいつもマナーよく、落ち着いて食べています。 7・8・9数学・英語・理科の学習にいそしんでいました。 7年生は初めての定期テストが近付いています。「○○点をめざそう!」なんて、担当の先生と話していました。 8年生は英語。ALTのテイラー先生と会話を楽しんでいます。フランクな優しい先生なので、みんなも話しやすいです。 9年生は理科ですね。前回に引き続き物理の「運動」でしょうか。一気に難しくなる(と、個人的には感じます)ところですね。しっかりがんばってほしいです。 今日は「フリー参観日」これならお好きな時間にお好きなだけ学習参観ができますし、「密」も発生しません。 今朝から、ぽつぽつと保護者のみなさんがお子さんの学習の様子を見に来られています。 子どもたちはどんな心持ちなのかな。緊張するのかな、うれしいのかな、恥ずかしいのかな。 いつもと変わらず、元気にしていました(^^)/ 今朝は「期集会」ホップ期はダンスエクササイズ。これ、運動会の「準備体操」にもなります。朝からけっこうハードです。 ステップ期はあいさつゲームです。リレー形式で関門員のところに走って行って、あいさつを交わします。 ジャンプ期は運動会に向け、応援リーダーたちの決起集会ですね。円陣を組み、応援団長を中心に気合を入れています。 今週は、運動会に向けて頭も心も体も、充実した週になりそうです。 雨の週明け(5/17)学園周辺も雨です。 緑が映え、カエルは喜んで大合唱です。 子どもたちの1週間が始まりました。 命を預かるということ今週の火曜日、1年生が全員で学園長室にやってきました。 『学園長先生、やぎを飼いたいです。飼わせてください。』 『かわいいから。』『飼ってみたいから。』『お散歩したいから。』 『そのためには、えさもきちんとあげます。』『お世話もちゃんとします。』 1年生は必死です。どうしても飼いたいという気持ちが伝わってきます。かわいい8人の子どもたちの訴えです。つい、「いいよいいよ、飼いなさい。」と言いたくなる気持ちをぐっと抑えて、敢えて「難癖」をつけました。 「みんなはどうしてもやぎさんを飼いたいんだね。その気持ちは分かった。でもなあ…。」 「飼うのはいいけれど、本当にお世話できるのかい?」 「やぎさんが何を食べるのか、知っているのかい?どこから持ってくるんだい?」 「うんちもおしっこもするんだよ。」 「病気にもなるよ。去年の仔は大変だった。そのとき、どうするんだい?考えてあるのかい?」 そして言いました。 「やぎさんを飼うということは、『命を預かる』ということです。みんなの世話をしてくれるおうちの人がいるように、みんながやぎさんのお母さんやお父さんにならないといけないんだよ。できるのかい?できなければ、やぎさんは死んじゃうんだよ。」 「みんなの今の様子を見ていると、とてもそんなふうには見えない。だから今日は、『いいですよ、飼いなさい』とは言えません。もう少し、勉強してきなさい。」 事前に『学園長先生優しいから、きっとすぐに許してくれるよ』と言っていたという1年生、まさかの「不許可」にシュンとします。でもすぐに、『よし、じゃあ、お姉ちゃんに聞いてみる。』『図鑑で調べる。』『うちの人に聞いてくる!』と口々に言って帰っていきました。 今、「リベンジ」をめざして調べているそうです。来週また、みんなして学園長室に来るとのことです。 「学校で生き物を飼う」ということは、今まで守られ、人のお世話になって育ってきた小さな1年生が、初めて「他者のお世話をして命を守る」ことです。「他の人がかわいがっていた大切な命を預かる」ということでもあります。そのためにするべきこと、してはいけないことなど、たくさんのことを考え、体験していくわけです。 やぎはかわいい動物です。ちゃんと世話をしてあげると、ものすごくなつきます。子どもたちの中には当然、「愛情」がわきます。その上で、ああそうか、自分もこんな愛情をもって育てられているんだな、と気付くことができたら、最高です。 その意識を指導者がもっていないと、この活動はまったく意味をなしません。ただの作業、ルーティンワークになってしまいます。 さて1年生、どう成長したのかな。 8人の小さな「お母さんお父さん候補者」の再挑戦、待っていますよ。 (一番下の写真は、去年のやぎ・さぶろうくんと現2年生のお別れの日の様子です。がんばってお世話したからこそ、「さみしいな」と背中が言っていますね。) 8年 田んぼの代かき田植え作業は1週間後に行う予定です。毎年、高橋さんをはじめ、多くの地域の方に支えてもらって作るお米。毎年、多くの方に味わっていただいています。今年もきっと美味しいお米が収穫できることでしょう。 8年 山菜販売地域の皆さんから心温まる激励の言葉をいただき、総額3万円以上の売り上げとなりました。クラス全員で協力して活動する姿が印象的でした。これからも、伝統の山菜採りをみんなで受け継いでいきます。 頼もしきリーダーたち人数は少ないですが頼れる存在の9年生。 「よきリーダーになろう」と誓い、その姿に近付きつつあります。 期待しているよ。 |
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