心の相談員は赤髪の似顔絵師(1999年5月10日朝日新聞)

 24年前に文部科学省の委託で始まった「心の教室相談員制度」。

 校長から「まったく先生らしくない芸人みたいな相談員がいい」という指令を受けて(笑)、私が探し出して来ていただいたのが、赤毛の似顔絵師の横井あおいさん(当時の名前)。

 校内外に大反響を呼びました。このように取材も入りました。
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2023年5月3日仕事日記

 今朝も断捨離から始める。愛犬散歩。

 仕事日記書き。デジタル仕事日記は、開始が2003年1月4日なので、今日で20年4か月目に入る。その前は紙日記を10年書いてきたので、通算30年ほど日記を毎日書いていることになる。なぜ続けることができているのか。糸井重里さんが毎日ほぼ日記を継続されているわけを知り、強く同感。ゼミ生にはそのサイトを知らせる。

 新刊本予定の「スクールリーダーの”刺さる”言葉 教職員、子どもの心を動かす55のフレーズ」のゲラチェック完了。このあと家人にも点検してもらって、編集の矢口さんに送付予定。

 15時30分から長男と父親の見舞い。規定で15分間の見舞い。ほんのわずか痛みが減ったようでほっとする。もっとも息子に気を遣っての返答かもしれない。

 文部科学省学校DX戦略アドバイザー就任の依頼をいただき承諾。書類送付。

 楽しむというよりはインプットのための読書。良い提言が見つかりメモ。

 研究室HP記事は、4月30日訪問の犬山市立犬山中学校で学んだことを新谷さんが発信。対話についての自己課題を書いている。これがいい。

4月28日犬山市立犬山中学校での学び (新谷)

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 先日、犬山中学校へ授業を見に行かせて頂きました。犬山中学校は3回目の参加となりましたが、毎回生の授業を見させて頂くことで、自身の学びになっています。

 今回の授業の中で、まず印象に残ったことは先生方の明るさです。校長先生を筆頭に、犬山中学校の先生方ははとても楽しそうに授業をしている姿が印象的でした。先生の楽しそうな姿を、見ていると私まで楽しい気分になってきます。きっとこの先生の楽しそうな姿は子どもにも移るのだろうと感じ、教師の明るさという大切さを学びました。

 次に授業についてです。私は国語専修なので、今回は特に、国語の授業について感じたことを話させて頂きます。

 今回の単元は、孔子の考えから、自分たちの生き方について考えようというものでした。

 まず印象に残ったことが、先生の子どもへの声かけです。子どもが孔子の考えに対し、「楽しくやってた方が、、なんて言えばいいんだろう」と言葉をつまらせていた時に、先生は、そこの表現を自分で言えるようになったら国語力アップだねと声をかけていました。教師があえて表現について助言をしないことで、子どもが自ら思考し、より良い言葉を探し出そうとする、話す力が身につくような声掛けだと思いました。

 また、子どもが「この子いい意見を言ってたよ」と言ってた時に先生が取り上げて価値付けしていました。子どもは恥ずかしそうにしていましたが、嬉しそうな表情が私にも伝わってきて、子どもの良さを積極的に価値付けすることは子どもの喜びになり、自信にも繋がるということを実際に目で見て学ぶことが出来ました。

 このように机間指導から、子どもの話す力を伸ばす声かけや、子どもの意見を価値付けができるのは、日頃から子どもを見て、観察して、子どものためにという思いをもたれて指導をしているからなのだろうと感じることが出来、自分が教師になってから生かしていきたい姿でした。

 次に、この活動を見ている時に、対話について考えました。子どもはお互いの意見を聞いて「なるほど」「あー」というような、聴く姿勢があることが見られましたが、その意見について何か具体的な反応や返しをする姿があまり見られなかった印象がありました。「なるほど」「あー」といった反応の裏に、何か意見に対しての思いは持っているのかもしれません。また、このような姿が対話ということになっているのであれば、私の知識不足です。

 しかし、そのような反応だけで終わるのではなく、子ども同士で意見を交わし合い、思ったことを伝えたり、相手の意見に共感して話を発展させたり、子ども同士がお互いの話を聴きに行く、聴くことでなにか感じ取ったりできる対話にするにはどうすれば良いのかと、対話的な学びについてゼミのみんなでもっと追究したくなりました。

 今回も、書ききれないほどの多くの学びを得ることが出来ました。教員採用試験が近いので、今回の学びも生かしていき、残りの期間も頑張っていきます!貴重な機会をさせていただき、ありがとうございました。(新谷)

2023年5月2日仕事日記

 今朝は納屋の整理から。見た目だけでも綺麗になるのはいつだろうという状態(泣)。愛犬散歩。

 「子ども理解活動」のヒントにならないだろうかと読み始めたある書籍。今後使えそうな記述を抜き出す。

 引き続き、新刊本予定の「スクールリーダーの”刺さる”言葉 教職員、子どもの心を動かす55のフレーズ」のゲラチェック。今日も矢口さんの素晴らしい編集に感激しながら精読。3分の2ほど進む。

 柴山君が突然の訪問。小牧中央図書館で勉強をしていて気分転換に犬山まで行き、将満のカラフルな大福をたくさん購入。途中駅で下車して、それをわざわざ自宅まで届けてくれた彼。一緒に味わう。なるほど、すぐに売り切れるはずだと思う味。

 7月には熊本へ三日間の出張。かなり前に航空機予約は済んでいたと思っていたが、その記録がない(泣)。慌ててマイページで、無事完了していることを確認。6月青森、7月苫小牧往復も完了確認。ほっとする。

 夕食は、家族3人で名古屋市東区にある名古屋コーチン割烹「鳥ふく」へ出かける。何度来ても、思わず「美味しい」という言葉が出るお店。大満足。

 今日も届く講演や指導助言依頼。年度後半もかなり埋まってきた。野口芳宏先生の教えで、「予定の調整がつく限り、頼まれたら断らない」を貫いているが、大丈夫か、俺(笑)。

 研究室HP記事は、最近、一気に文章力をアップさせている柴山君の「4月22日情報リテラシー連続セミナー@東北大学【川上康則先生のセミナー】に参加して」。オンラインセミナーの雰囲気もうまく伝えている。

4月22日情報リテラシー連続セミナー@東北大学【川上康則先生のセミナー】に参加して(柴山)

 こんにちは!8期生の柴山です。4月22日の川上 康則先生のセミナー「教室マルトリートメントを防ぐ」にオンラインで参加させていただきました。自由度が高く、チャット欄がとても活発なセミナーでした。
 
 教室マルトリートメントは、体罰などの虐待だけでなく、子どもとの関わりを怠たりなども含んだ「教室で行われる不適切な関わり」のことを指すらしいです。)

 川上先生がスライドで説明していることに関連した直近の悩みを、チャットで参加者同士が話し合ったり、聞き逃した内容を参加者同士伝え合ったりするあたたかい雰囲気で進められていました。

〇 子どもが今まで育ってきた文化を大切にする
 特別支援教育の考え方として、「その子がどんな環境で育ったか知ること。本人の築き上げた歴史を基盤に変えていくこと」という話が印象に残っています。子どもに前年までの教員との関わり方が染みついているのであれば、その関わり方からスタートし、少しずつ変えていくことも大切であると思いました。やはり、はじめに子どもありきの考え方で接していくことを心がけようと思いました。

〇 子どもが自分の守備範囲を広げてくれている
 対応に困った時、子どもを「自分の基準に当てはまらない存在」と見るのではなく、自分の対応力を広げてくれている存在だと見ることが大切という考え方です。対応できないときは、まず自分を磨いて次は対応しようと考え、どんな子どもとの関わりの中にも楽しさを感じることができるようにしていきたいです。

〇 やる一択の状況からの脱却
 私は、「やる」を前提とした自己選択の考え方しか自分が持っていなかったのではないかと思いました。子どもの実態に応じて、「限定的な参加」や、「やらない」も含めた自己選択を尊重し、一歩ずつの成長を見取り、認めていける存在になりたいと思いました。

 先生が笑顔と、朗らかさをキープできれば、子どもにとっても学校は気持ちよく過ごせる場になると思います。子どもを柔軟に見取り、心に余裕をもって関わるための考え方を多く持てるように学んでいきます。学びの多いセミナーでした。川上先生、本当にありがとうございました。(柴山)
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2023年5月1日仕事日記

 早いもので今日から5月。今朝は、地元新聞店の古紙回収利用のため新聞紙整理から。愛犬散歩。自宅排気口掃除。インコの籠清掃。車内清掃。以前から解約しようと思っていたCK無事解約。いろいろと一気に片付けることができて、すっきり。

 新刊本予定の「スクールリーダーの”刺さる”言葉 教職員、子どもの心を動かす55のフレーズ」のゲラチェック開始。矢口さんの素晴らしい編集に感激しながら精読。3分の1ほど進む。

 編著者の一人になった「中学〇年の学級づくり 365日のアイデア事典」(1〜3年の3分冊)のプロット&執筆者が決まり、矢口さんに報告。

 同じく編著者の一人となった「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」の進行状況を山田先生、福地先生に報告

 第3回小学校教育実習事前指導は、和田裕枝先生にお願いをして「教育実習授業で大失敗しないために」と題して、僕とコンテンツを作っていただくことに決定。和田先生から送られてきたプレゼンを編集。いいコンテンツとなる自信あり。

 積んだままだった本のうちから、4冊を回し読み(笑)。飽きると別本を読むという繰り返し。指導助言に関わっている学校へ提供したい情報や大学業務に関する資料を得る。
 
 研究室HP記事は、9期生古川君のゼミでの授業振り返り記事。ポイントをしっかりまとめている良い記事。

4月25日9期生ゼミ 模擬授業を振り返って(古川)

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 こんにちは、玉置ゼミ9期生の古川です。今回は私の模擬授業の振り返りを書いていきます!

 今回は小学校4年生向けの「正直」五十円分という題材で授業を行いました。
 
 前回のゼミでいわれた子どもの発言に言葉を足さない・板書を書きすぎない・音読時、発問をするがそれすぎない様にする事を意識できた授業にはなったと思います。
 
 しかし、反省点が多く悔しい結果となりました。授業を終えての反省をまとめていきたいと思います。
 
・内容がわからない
 資料を渡さず音読を最後までした結果、発問時子ども役が前半部分の内容が分からなくなってしまいました。音読をしている途中でポイントとなる部分(今回ならお金の動き)を児童に確認しながらやっていく必要性を感じました。

・発問の仕方が悪い
 私は「分かる人ー?」や「他にある子ー?」という様に発問していると指摘されました。道徳に正解はなく、分かるではなくて何を思ったか・感じたか聞いていくべきだし同じことをいっても良いと学ばされました。

・まとめが上手くない
 この教材を学んで何を児童に伝えたいのか、どのようにまとめるのかプランニングできていなかった結果、訳の分からないことを言ってしまいました。まとめはちゃんと考えてから授業します。

 ゼミ生・玉置先生の指摘は本当にその通りすぎてまだまだ私は伸びしろがあるなと感じました。玉置ゼミでの初めての模擬授業は楽しかったです。次回やる際は成長した姿を絶対見せます。(古川)

玉置先生の飛び込み授業からの学び(柴山)

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 8期生の柴山です。4月20日、一宮市立瀬部小学校、4年生、5時間目算数授業での玉置先生飛び込み授業の記事です。※授業記録につきましては、玉置先生の「2023年4月20日仕事日記」を是非お読みください。

 授業前の学級へのあいさつでは、「名前を覚えてね。一回しか言わないよ。先生の名前は玉置崇です」と紹介し、児童に復唱させていました。「先生」とつけた人は社会性があることを伝え、もう一度復唱させていました。短い時間のあいさつでさえも、子どもの雰囲気をつかむ機会にしている玉置先生は流石だなと思いました。

 その後、どんなクラスか子どもに問いかけたり、子どもの様子をネタに、そこについての軽い問いを何人かに聞いたりしていました。スムーズに授業の時間につなげており、やはり落語の先生ならではの展開だと思いました。

〇授業は間とテンポ
 挙手指名時、一度に何人かまとめて子どもを指名していました。「全員同じような意見でもいいからいってみよう。」と伝え、連続して発表させることで授業の流れを止めることなく進めていました。子どもの発表の時間を多くとることにもつながっていました。
一人ずつ挙手指名して、「他にはありますか?」と毎回流れを止めてしまうよりも、こちらの方がスムーズだと感じたので、私も実践していきたいです。

〇子どもの振り返りを活かした導入
 冒頭では児童を意図的に指名し、学びの天気に入力した前時の振り返りを全体に共有させていました。ただ児童が振り返りを発表して終わるだけでなく、「足したり引いたり」がキーワードであることを教師が価値付けて今回の授業の方向性を示していました。
 周りの子どもが、ただ人の振り返りを聞いて終わってしまうだけでなく、他の子が振り返りにコメントする機会をつくっていたことも印象的でした。学んだことを自分の言葉で表現し、人に伝える振り返りの大切さを学級全体で実感できる場面だと思いました。

〇子どものつぶやきを拾う
 つぶやきといっても、声に出された言葉だけを拾うだけではありませんでした。授業中、表情や動きでも、子どもは表現していることを実感しました。わからなそうな表情をした子どもにも、「今難しい顔をしたね。授業は正直でいい。」と声をかけ、わからないことを正直に表現する大切さを伝えていました。

 発言者の内容が全体に伝わっていなさそうな雰囲気の時は、一度ストップを入れ「彼が言っていることわかるって人?」と投げかけたり、手で角の測り方を表現している子に「みんなに見せてあげて」と声をかけたりすることで、子どものつぶやきを全体に共有していました。つぶやきをきっかけに、隣同士で相談する機会も作っていました。

〇はじめに子どもありきの授業展開
 最初の発問では6人指名し、全員が黒板を使って考え方を共有していました。「180°+何°」の考え方を使って欲しい場面でしたが、最初の二人は「360°−何°」の考え方を使っていました。授業で自分の想定とは違うやり方が出てきても、子どもの反応に応じて自然な流れで授業を進めていました。

 いつでも意図的指名できるよう、黒板に「180°+何°」のやり方で解いた子の名前を板書していたことも印象的でした。子どもの言葉や考えから授業を進める、「はじめに子どもありき」を実感しました。 

 初めて顔を合わせる子ども相手に、玉置先生はどのように授業をしていくか、とてもワクワクしながら授業を参観させていただきました。本当に貴重な体験をさせていただきました。玉置先生、瀬部小学校の皆様、本当にありがとうございました。

 今回、僕が言語化できていない部分でもすごい技術が多く詰まっていたと思います。今回の授業は、映像化して残るそうです。何年後かにまたこの授業を見て、今回気づけなかった部分にも気づいていけるように自分をアップデートしたいです。(ちなみに、授業中玉置先生がほめた回数を数えていましたが、ほめ言葉の数が多すぎて途中で数えることをあきらめてしまいました。)(柴山)

2023年4月30日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩は帰郷中は長男の仕事。仕事日記書き。

 東京から帰郷した弟と土地の草刈り。1時間30分。写真のように草刈りをしたのがわかる程度にはなった。

 弟と父親の病院へ。週2回まで、1回二人まで15分以内という規定にしたがって見舞い。痛みは治まっていないようで、少しでも引くことを祈るばかり。

 家族(家内、長男、弟)で夕食。いつもの鰻屋さんが別店で特別営業。そちらへ行って味わう。

 第2回小学校教育実習事前指導レポート未提出者へ厳しい連絡。ようやく届く。

ゼミ生に募集した「中学校学級レク大事典」のアイデアが揃う。「学級づくり事典」のプロット再検討後、執筆依頼。あと少しで完了。

 犬山中訪問記が数件届く。よく観察していることがわかる内容。指導者として安心。

 研究室HP記事は、柴山君による4月20日一宮市立瀬部小学校での僕の飛び込み授業での授業技術記録。貴重な記録を残してくれた。大感謝。 


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