2023年6月30日仕事日記

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 愛犬散歩。いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して、本日締め切りの原稿書き。

 10時からオンラインで「生徒管理システムによる紙教材学習状況把握」について、明治図書から相談を受ける。いくつかの私案を提供する。相談を受けたことで、一番重視すべきことが自分の中で明確になった。感謝したい。

 「あいちの教育ビジョン2025 2022年度教育に関する事務の点検・評価報告書」の原稿書きを再開して、仕上げて送信。

 11時30分ごろに家を出て、東員町立東員第一中学校へ向かう。学校付近のうどん屋さんで昼食。13時ごろ学校着。校長としばし懇談。

 13時35分から3年生道徳授業参観。生徒を包み込む温かさを感じる教師の授業は見ていても気持ちがいい。もちろん生徒同士の関係もよい。みんなで共有したい授業技術もあちこちでさりげなく発揮されている授業。

 ますます道徳的価値にどのようなアプローチで迫っていくかを楽しみにして動画撮影。メインにした場面は大賛成。そこからどうねらいに迫るか。そこに注目。

 授業後、例によって動画整理。プレゼンシート加筆。協議会会場へ移動。この学校の協議会はいつも新たに工夫した挑戦があり、ここでも学ぶことができる。今日は島恒生教授の理論の具体化が試みられていた。ワールドカフェでは僕も参加。先生方の様々な意見をお聞きして、講話へ反映させることに僕なりに挑戦。

 45分ほど時間をいただいたので、心理的安全性が高いことの重要性と「状況理解レベル」「心情理レベル」「道徳的価値レベル」の3点の意義について伝え、動画をもとに授業者とやりとり。授業デザインシートを見ての私見を伝え協議。多くの質問もあり、さらに自分が勉強しなければ、この学校に訪問できないと自覚(汗)。大きな課題をいただき退校。

 授業参観したEDUCOMの二人を誘って、美味しいデザートを食べながら振り返り。日ごろの業務のことなどを聞くことができたこともなりより。

 20時近くに帰宅。土日はちょっとゆっくりできることで、心の余裕あり(笑)。届いた何冊かの本に目を通す。

 研究室HP記事は5月29日に春日井市立藤山台中学校へ訪問した丸山君の記事発信。知見をコンパクトにまとめている。
 

5月29日春日井市立藤山台中での学び(丸山託生)

 こんにちは!準ゼミ生の丸山託生です。5月29日、玉置先生にお取り計らいいただき、春日井市立藤山台中学校を訪問いたしました。授業の参観、研究協議に参加させていただき、「子ども主体の授業」について新たな視点を学ぶことができました。その中でも特に印象に残った点について述べていきたいと思います。

1 「授業における教師の役割の変化」
 今回、第5時限目の社会科の授業を参観させていただきました。生徒たちが情報の収集・分析・まとめの学習過程に沿って、ICT端末を活用しながらグループで調べ学習を行っていたのですが、私はその”自然さ”に驚きました。

 私自身が中学生だったころは、先生が教えたことをノートに記録するような授業が大半であったと記憶しています。しかし今回、藤山台中学校の授業では、その時間の半分以上は、生徒主体で進められていました。これは単に「生徒に任せる」というものではなく、指導者が予め学習過程を示し、それを踏まえてから、生徒に学習の主導権を握らせるように練られたものであったと拝察しました。教師の準備と学級経営が土台となり、その上で生徒にハンドルを渡すことが、生徒主体の授業に繋がることを実感しました。

2,「ICT端末の活用と個別最適な学び」
 授業内では「乾燥帯の人々の生活について」グループで調べ学習を行う活動がありました。その際、Aさんが「これどこかで見たことある!」と言ったのに対して、Bさんが「調べます!気になるから」と、即座にインターネットで調べる場面がありました。

 玉置流での「個別最適な学び」とは、学習の自己選択・自己調整であり、指示されてやる学びではないとされています。BさんのICT端末の活用法は、まさにこの「個別最適な学び」であり、生涯活かすことのできる学びであると思いました。

 今回、授業の参観、研究協議に参加させていただき、一方的に教える授業ではなく、子どもが自ら学んでいく授業の大切さやその効果について実践的に学ぶことができました。将来、私も教師として、学びのコーディネーターとして、子どもの学びに伴走者として関わっていくことを大切にしていきたいと改めて思いました。

 玉置先生、藤山台中学校の先生方、貴重な学びの機会を作ってくださりありがとうございました。(丸山)

※ イラストは生成AIにて作成
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