2023年8月2日仕事日記

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 いつものように愛犬散歩の朝。いつもの方(僕はよくわかっていない(笑))から、「よろしくお願いします」と声がかかる。

 8時25分地元駅乗車、大曾根駅経由、尾張旭駅へ。9時22分着。教務さんの車で尾張旭市立三郷小学校へ移動。校長室で、校長や教頭と情報交流。

 10時から11時まで先生方へ講演。演題は、「自分の考えを伝え合うことを通して主体的に学ぶことができる児童の育成 〜伝え合い 学び合い 深め合いのできる授業を通して〜対話を生み出すために」。今回は、特に真の「対話」を生み出すための具体的な方法を聞きたいという要望をいただいての話。様々な情報を提供。その情報の解釈を学年ごとに話し合ってもらい、深掘りを試みる。皆さん方の表情から、お役に立てる情報を伝えることができたという感触あり。すぐに教務さんに尾張旭駅へ送ってもらう。車の中で僕の話の感想を聞く。依頼をしていただいた教務さんが満足していただいているようでなりより。

 11時28分尾張旭駅乗車、大曾根、名古屋、米原、福井、春江駅へ。14時19分着。米原から福井まではしらさぎ号で。この夏、何度、しらさぎ号に乗車したかわからないほど、北陸方面からお声をかけていただいている。

 迎えの車でハートピア春江へ。坂井市の先生方300名ほどの皆さんに講演。演題は、「新時代の魅力ある学校づくり 〜様々な教育の動向を踏まえて〜」。坂井市にご縁をいただいたのは昨年度に福井県中学校校長会での講演を聴いていただいた方からの要請。最近、こうしたつながりが多くて、出会いの大切さをより感じている。

 1時間20分の講演時間、新任教師からベテラン教師までの幅広い経験年数の方に聞いていただくことを意識して、いつも以上に丁寧に伝えたつもり。「しっかり頷いてもらっていますね。ありがとうございます」と何度も口にすることができた。大人数と言いながら、お一人ずつに話している気持ちであることで、伝わり度が違うようだ。有り難い。

 講演後、控室で県教委にも勤めておられた校長先生から嬉しい話を聞く。「この福井県でも岐阜聖徳学園大学出身の先生方がとても多くなってきている。優秀な教師も多い。例えば、〇さんという・・・」と名前を聞くと、なんと!我がゼミ生。ああ、嬉しい。本学卒業生で、我がゼミ生の活躍を直接聞くことができて、こんな嬉しいことはない。さっそく本人に喜びのLineを送る。

 17時23分春江駅から福井駅へ。時刻表を見ると、1時間に1本しかない💦。福井からしらさぎ号で米原。今日は緊急停止、乗り換えはなし(笑)。米原から名古屋。駅ホームで名物きしめんで夕食。大曾根から平安通、地元駅へ。21時前に帰宅。午前、午後の講演とも一流の聴衆のみなさんにエネルギーをいただけた。深く感謝して就寝。

2023年8月1日仕事日記

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 今日から8月。富山県氷見市内ホテルの朝。5時過ぎに目覚め。「3年間まるっとおまかせ!中学校学級レク大事典」の原稿整理。必死。

 6時30分にゆっくり朝食。部屋に戻り、再び原稿整理。今日の午前・午後のプレゼン最終調整。

 8時45分に氷見市教育総合センター所長に迎えをいただき、会場の氷見市教育文化センターへ。機器準備。

 9時35分から、休憩10分を挟んで、11時55分まで、小学校教員対象の講演「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために 〜一人一台端末活用も踏まえて〜」。時間がたっぷりあるので、幾度も問いかけ本質を考えてもらったり、その理由を話し合ってもらったりしての2時間余。子どもたちが楽しんで学んでいる姿や端末を活用して繋がっている姿をたくさん見てもらい、イメージを高めてもらう。

 昼食はお寿司屋さんへ。久しぶりに回転しない(笑)お寿司。とっても美味しい。特別に出していただいた鯨料理で懐かしさを感じる。食後、所長さんのご配慮で、多くの観光客が訪れる、いわゆる道の駅へ。お土産を買う。

 13時15分ごろ、再び文化センターへ戻る。13時35分から、休憩10分を挟んで、16時まで中学校教員対象の講演「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために 〜一人一台端末活用も踏まえて〜」。まずはC4th誕生秘話を伝える。中学校教師時代のエピソードを随所で話し、演題の深掘り。午後も時間がたっぷりあったので、ペアでの話し合い多用。中学生の豊かな学びの姿を映像でたっぷり見せてイメージを高めてもらう。

 終了後、所長さんに新高岡駅へ送っていただく。予定より1本早い北陸新幹線で金沢駅へ。少し腹ごしらえをして、17時48分発しらさぎ号乗車。ここから予定外のことが起こる

 列車の急停車で目覚める。なんと!長浜駅設置の雨量計が抑止規制値に達したため、近江塩津駅から米原駅間は運転見合わせとのこと。運転再開の目途も立っていないという案内。今日中に帰ることができるだろうかと心配になる。

 しばらくすると案内。このしらさぎ号の全乗客は、近江塩津駅で停めたサンダーバード号に乗り換えてもらい、京都駅へ送るとのこと。なるほど!という対応。車掌の説明がわかりやすい。駅員の誘導もスムーズ。早々に京都駅での対応案内もあり安心できる。まさに「誠意はスピード!」危機対応時はこうでありたい!と心の中で拍手。20時50分に京都駅着。下車後の案内・対応も親切。駅員から手書きの「業務連絡書」をもらう。これを新幹線改札で見せれば駅員が対応します!とのこと。改札で連絡書とEXカードを見せて、あっという間に入場。20時59分発のひかり号に乗車できた。京都駅着から9分後に新幹線に乗車できるなんて、思ってもみなかったことで感激。

 21時33分名古屋駅着。いつものルートで自宅へ。22時40分ごろ帰宅。一時はどうなるかと思ったが、予定より1時間遅れただけの帰宅。振り返れば幸運だった1日。明日の準備を若干して横になる。

2023年7月31日仕事日記

 愛犬散歩。ゴミ出しなどの家事をして、パンと珈琲で朝食。定期掲載をさせていただいている日本教育新聞社の「提言」原稿書き。一気に書けた。さっそく編集部へ送信。若干の修正依頼があり、もちろん承諾。

 安城市立安城東部小学校へ向かうため、10時過ぎに家を出る。地元駅から金山駅へ。明日の氷見市往復のための切符購入。親切な駅員さんで割安切符情報も出してくれたが、それを活用できないこともわかり残念。お昼は軽食で済ます。金山駅から安城駅へ向かう。12時28分着。お迎えをいただき、車で学校へ。

 以下のハードな(笑)日程で全力を尽くす。

 1年生個別相談・ご指導 13:20〜13:40  
 2年生個別相談・ご指導 13:40〜14:00
 なのはな個別相談・ご指導 14:00〜14:20

 3年生個別相談・ご指導 14:30〜14:50
 4年生個別相談・ご指導 14:50〜15:10
 5年生個別相談・ご指導 15:10〜15:30
 6年生個別相談・ご指導 15:30〜15:50
  
 全体へのご指導・総括 16:00〜16:25


 いきなり相談なので、役立つ助言をするために頭の中はグルグル状態。各学年からの相談レベルは高い。「子どもたちにこうなってほしい」という願いをしっかりもって、1学期に取り組み、2学期につなげようとされている。だからこその質の高い質問が続く。振り返ってみると、自分が一番学ばせていただいたというのが正しい。皆さんに感謝。

 なお、このときの助言内容を早々に教務主任がまとめて送ってくれた。ここで紹介したい

 三河安城駅まで送っていただく。新幹線で米原駅へ向かう。予定のしらさぎ号発まで時間があるので、待合室で軽い夕食。

 18時56分発乗車。金沢まで。そこから北陸新幹線で新高岡駅へ。21時19分着。明日の氷見市教育総合センター所長さんが迎えていただき、ホテルまで。車中では、僕が得ている最新情報を伝えたり、逆に情報をいただいたり。22時少し前に着。

 塩分が強い大風呂に入ってゆっくり。時にはしょっぱいお湯もいい。部屋に戻る。やらなければいけないことはたくさんあるが、なかなか進まない(泣)。

 今年度4月からの講演や指導助言は、今日で50回目ここで一覧できるようにしているが、あらためてこんなに機会をいただいていることに感謝。

私が行った授業への助言(安城市立安城東部小学校教務主任から)

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 7月31日、安城市立安城東部小学校で秋の研究発表会での授業案について、学年ごとに相談を受けて助言をしました。その内容を教務主任が以下のようにまとめてくれました。どの学校にも大いに参考になると思いますので、ここで紹介します。

○1年生
1年○組だけの宝箱を作っていこう
 →特別なものをみんなで作っていくことが、意欲付けになる
  それぞれの宝物のうち、「○組の」とするために、みんなが納得するものを
  厳選していく
  →そのために、1年生になりにそれがいい理由を言えるといい
   五感を大切にした、宝物のよさ、理由
   手ざわり、色、形 写真よりも本物を見せたい
   「やっぱり本物がいいって思ったんだね、すごいね。」
   →言えたことを価値付けしていく→日々の授業の中で、見方・考え方を育てる

○2年生
町ではたらく人の「すてき」とはどういうことか
 子どもの中のイメージはどうとらえているか
 →本時は、「心の面にしぼって」考えるようにしてもいい 働く上でのすてき
ワールドカフェ方式を取り入れてみてはどうか
 →子どもたちそれぞれが喜んで活動する
  →各グループで聞いたことから、「にているところ」(共通項)を出させる
   焦点化する
   →その際、つぶやき板書の手法をとるとよい
    「○○のグループで、「笑顔」ってキーワードが出ていたよね、
     そこから話し合いを始めよう」
その本時に至るまでのところで、働く人の心の面に目を向けさせる
 →1回目の町探検の後に、疑問をたくさん出させる
  →2回目の町探検で、「こころの中まで探検してこよう」と、
   目的意識をもたせる

○3年生
お年寄りにとってもっと楽しい活動にするために
 →子どもたちと、おじいさんおばあさんとの関係だけよりも、
  老人ホームで働く人の工夫を取り入れるとよい
  →働く人の工夫には、こういう意味があるんじゃないか
   老人ホームで働くプロの人がどうかかわっているのかを知ること、
   プロからの学び
   それがおじいさんおばあさんがよろこんでもらえることにつながる
  (直接聞きに行く、または、動画で教えてもらう
  (その施設で働く人の中に保護者あり、協力を仰ぐ))
プロに聞く=学び方を学ぶことにつながる

○4年生
クラスの中でSDGs活動をしてみた際の、困りごとを解決するためのアイデア
 →子どもたちの活動に外部からの刺激を与える
  ・他の学校の取り組みを参考にする
   NHKドスルコスル 岡崎市の学校 節電への取り組み
  ・他の企業ではどう取り組んでいるか 地域の企業は
  ・外部のプロを呼ぶ(ただし、打合せをしっかりする必要がある
   (こちらの意図を明確に))

○5年生
板書の工夫
 →思考ツールの活用 それを頭に思い描きながら、黒板に構成していく
  何を明らかにしていくか
単元のテーマと、各クラスの授業がつながっているか、常に考えながら取り組む

作ったお米を販売 たくさんの人が買いたくなるような工夫
 →子どもたちから出た意見の優先順位を考えるようにするとよい 最高のアイデア
  →「予備調査」をして、「外部からの刺激」を与える
   ・ポスターの効果は?ホームページはどんなものがよいか?
   ・一度外部にミニ調査をしてみる
    ポスター案数案を家に持ち帰り、どれが一番いいか家族に聞いてみる
   ・地域のコンビニに、たくさん買ってもらうための工夫を聞きに行く

未来の米づくりがこうなるといいいな→子どもの中に、応援したい、危機感を高める
 →NHKドスルコスル 福岡県みづままち たまねぎ農家の取り組みを参考にして
  →その実践の中で、先生たちはどんなしかけをしてきたか 分析する

○6年生
多様性を考える、認め合う授業
 「多世代交流型」とは「幼児から高齢者まで」ということを先に子どもに示す
 事前アンケートで、お母さん方などに意見を聞いておく

外部の人と連携を図る 刺激を 
 →多世代交流型コミュニティに関わっている、運営している方に聞く
  市役所の方、社会福祉協議会 多世代を集めるためのインタビュー
  →どんな問題点がありますか
   多世代交流をやり遂げた人が語る

○特別支援
伝え合う=言葉、話すでなくても、絵を描いて、指をさして、など多様性を認める
 →相手に応じて伝え方が違ってくる 子どもがアクティブに動く
  →子ども同士をつなぐことを意識する 日頃からつないでおく
   誰かとつながるための経験を積ませていく 卒業した後、将来を見据えて
   →「言い伝え合いをしているね」いい場面を動画にとって見せる どう思う?
 価値付ける
  その子なりに自分の道具としてICT活用

場面を変えて、体を使って実践
 →伝え合いの場 ゆさぶり 失敗したっていい 認める
  失敗から学ぶ ドラマ性がある

○総括
 単元は、子どもの様子を見て、実態に合わせて変わっていくもの
 地域とつながっているので、地域を積極的に活用していく
 外部の刺激を与える 市役所、企業、お店
 事前のヒアリングを大切に 「予備調査」 ミニ調査の手法

 当日、担任がにこやかに見守る中、子どもたちが話し合う
 担任が価値付ける 出るときは出る
 「こんな授業がしたい」という先生の思いを日々子どもたちに伝える
 子どもが子どもに向かって話をする  先生に向かってでは×
 →「こんなすごいシャボン玉を作ったよ」「それ、どうやったの?」
   自然と子ども同士会話が深まっていく

 ある学校2年生で 「5Lの水をはかります。1Lを5回はかるのはやらないよ。」
  子どもたちのつぶやき「むずかしいよね。」「大変だよね。」
  子ども「今やったことを使うってことだよね。」
  → 子ども「すごいいいことを言っているよね。」
   → 子ども「これは、経験を生かすってことだよね。」
    →普段から先生が価値付けをしていると、
     その言葉が子どもの口からも出てくる

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