2023年9月2日仕事日記

 愛犬散歩。珈琲とパンで朝食。ChatGTPをバージョンアップ。やり始めたら止まらない(笑)。こんなことも応えてくれるのかという連続で、あっという間に時間が過ぎる。

 12時少し前に家を出て、なごのキャンパスに向かう。名古屋高速を使って12時30分には到着。

 13時から16時まで、ネタ研究会。今日は芝田先生、松井先生、中田先生、石川先生と僕との5人。どの提案者も子どもから学びを引き出す提案がされて、僕が冒頭で紹介した「自ら学習を調整する」という概念と一致。濃厚な話し合いができた。授業で活用できる新たなシステムも教えてもらって、さっそく登録。これはいい!

 帰宅。父親の入院先へ。顔色がよくなっていて、熱も下がったようで、ほっとする。

 18時ごろに味大へ。かつての教え子夫妻と懇親会。まだ40歳だと思っていたが、なんと50歳になったとのこと。自分も歳をとるはずだ。僕の教師人生を大いに価値づけしてくれる言葉をたくさんもらい、元気が出る。嬉しさの三乗(笑)。

 二次会はかつて担任した生徒が経営しているお店へ。とっても雰囲気がいいお店。また来ることを約束して帰宅。その後、ほとんど記憶なし(笑)。

 研究室HP記事は、久しぶりにゼミ生記事。8月26日第3回教師力アップセミナー(横山浩之先生)の学びを安田さん、古賀くん、澤本くんが発信。模擬授業を体験しての学びは貴重。

8月26日第3回教師力アップセミナー(横山浩之先生)の学び(安田・古賀・澤本)

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【安田】
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。本日、8月26日に行われた「第3回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。

 今回は、福島県立医科大学ふくしま子ども女性医療支援センター教授の横山浩之先生に「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」についてご講演いただきました。私自身、支援が必要な子は年々増えているように感じていて、それに伴う学校の在り方について興味があったのでとても充実した時間を過ごすことができたように感じます。

 模擬授業では、生徒役をさせていただきました。「授業中によく喋る子」という役をやったのですが、口に出してそれを注意されることはなく、反対に机間指導でたくさんの声掛けをしてもらいました。

 「静かにしなさい」と言わなければ、余計にうるさくなってしまうのではないか?という懸念があったのですが、逆に話しに行くことで、話す内容を授業の問いに関係あるものにする「方向修正」がとてもスムーズでこんな方法があるのかと驚きました。

 私なりに解釈すると、この「方向修正」のポイントは2つです。1つは、その子が発達や精神の遅れなどによる困難があるのかどうかを見極めるということです。ここを間違えてしまうと、気合いを入れた授業がただの虐待で終わってしまうのです。だからこそ、子ども一人ひとりを見て、教員が受け入れることが大切なのだと感じます。もう1つは、深入りはしないことです。声をかけに行くけれども、「あくまでさらっと」横で止まらずヒントを落としていくことがその子だけの授業にならない工夫だと感じました。

 「特別な支援」と言われると少し構えてしまうところがありますが、今回、横山先生には赤ペンで書いたことをなぞらせるものや、声掛け、目標設定などすぐに実践できる方法をたくさん教えていただきました。来週から始まる教育実習は小学校2年生。とってもわんぱくで可愛い盛りの子どもたちにも有効な方法ばかりなので、ぜひ実践していきたいです。ドキドキとワクワクでいっぱいの実習、9期生のみんな頑張ろうね!!!!

 今回このような機会をくださった玉置先生をはじめとする先生方、本当にありがとうございます。一緒に学んだ仲間にも感謝でいっぱいです。これからも高め合っていこうね。(安田)

【古賀】
 こんにちは、9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを書いていきます。今回は、「通常学級に在籍する特別教育を必要とする子どもにわかる授業とは」という題目で横山浩之先生に講演していただきました。

 作業記憶の乏しい子への配慮として、放課に次の時間の教科書を出しておくこと、そして授業時にページ数だけ示すようにする。何をやっているかが一目でわかる授業、またその板書。そのための方略として、余計なことはしない、言わないようにすることを学びました。私は、前期ゼミでの模擬授業でこの点が守れていなかったと思うので、教育実習では気を付けたいと思います。

 また、配慮した授業をつくっていくとともに、できる子対策をする必要があることも学びました。一人一人の子にとってその時間の目標が異なっても良く、できる子はよりできるように、そうでない子は最低限のことを重点的に活動を考えていく必要がある。その中で、答えの理由を考えさせることは、同じ授業でも差を感じさせにくくステップアップにつながると思うので取り入れていきたいです。

 模擬授業のパートでは、先ずは国語で、範読のポイントや説明文のノートづくりのポイント、キーワードを見つけて丸で囲む作業など、他の単元でも生かせるような技術を学びました。次に算数では、繰り上がりがある計算の場面で、数え上げができないもので10のまとまりを意識させる方法。わり算の模擬授業の場面では、かけ算の基礎を確認し、それを生かした授業展開とその時のノートスキルを学びました。

 最後に、いよいよ近づく教育実習を前にとても有意義な時間を過ごさせていただきました。今回の学びを基に実りある実習にしていきたいです。横山先生、セミナー運営委員の皆さん、そして8期生の先輩方ありがとうございました。(古賀)


【澤本】
 こんにちは!地元静岡から帰ってきた8期生の澤本です。一人暮らしもあと半年、夏の暑い時期もそろそろ終わりを迎える中、「涼しさ2倍!!」が売りのカーペットを買いました。今回は、横山先生の講演での学びを記事にしていきます。

 今回は「通常学級に在籍する特別支援が必要な子どもにも対応できる授業」というテーマでお話していただきました。私が一番印象に残ったことは、漢字指導を適当にやらないということです。微細運動能力の障害を抱えている児童は正常の児童に比べて、指の関節を動かしづらいため書きにくいという特徴があります。実際指を動かさずに書くと肘より上の関節を動かすしかないため、とても書きにくかったです。書くだけでも精一杯の児童にとっては漢字を大きく書き、形を覚えていく必要があることを知りました。

 よく学校現場で行われている「空書き」ですが、空書き一つとってもポイントを押さえないとまったく意味のないものになってしまいます。悪い例として、手首が動いてしまい、指がどう動いているのかわからない、手首が動くとしっかり漢字が書けていないということがあります。そのため、手首を固定して丁寧に空書きをする必要があることを学びました。また、同じ漢字を3日続けて練習する必要があることを知りました。今日覚えたことは明日には10%、明後日には30%、1週間後には90%忘れてしまいます。そのため、1日やって終わりということではなく、3日かけて反復して行っていきたいです。

 今回の講演を通して学んだことは半年後、自分が子どもの前に立ったときに生かしていきたいです。大学では学べないことや実際の経験を聞くことができ、とても貴重な体験でした。これからも多くのことを学び続けていきます。(澤本)

2023年9月1日仕事日記

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 9月に入った。教育実習校訪問も想定して、7月・8月に比較すれば、いくぶん空白日を設定している9月。インプット月間にしたい。

 愛犬散歩。朝刊を読みながら朝食。9時30分からの豊中市教育センター依頼の動画収録用のプレゼン最終確認。

 9時30分から70分間、依頼の演題「中学校数学授業を活性化させる様々な方策」と題して講演。オンデマンド用の収録なので、この動画を視聴していただいている方を想定して、時折、考えることを指示、間をあけて次につなぐという流れ。7月末の九州での講演をベースに最新情報を入れて構成。

 11時からオンライン「未来を拓く学校づくり研究会」の理事会。賛助会員の規定や12月3日開催のフォーラムについての相談。

 12時少し前に家を出て、美濃加茂市生涯学習センターへ向かう。12時45分ごろ到着。機器準備をして、教育長と懇談。これからの学習指導要領について意見交流。

 13時15分から15時15分まで、美濃加茂市教育センター職務研修講座(校長研修)で、市内校長先生に講演。演題は「元気な学校を創るための校長の在り方」。僕の校長時代のエピソードをたっぷり紹介しながら、学校運営の根幹となることを伝える。皆さんの反応はとてもよく、気持ちよく話すことができた。持参した拙著完売。これも嬉しい!

 センターを出て、途中で喫茶店によってしばし休憩。帰宅。1本はオンデマンドとはいえ、午前・午後の講演疲れを感じて、しばらく横になる。

 大学から重要な依頼が届いたが、1年前からの要請と重なり、対応できず。申し訳ない気持ち。今日もたくさんのメールをいただいくが、すべて対応できず。もう少しお待ちくださいという状況。

2023年8月31日仕事日記

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 愛犬散歩。家事を済ませて、原稿チェック。8時過ぎに家を出て、今日も「授業と学び研究所(ritl)」の勉強会−2023夏−のために、ウインクあいちへ向かう。

 昨日提案があった「授業と学び研究所」の新企画をあれこれ考えながら名古屋へ向かう。到着までにフェローに提案できるまでまとまる。とりあえず決まったことは、12月3日(日)午後、なごのキャンパスでフォーラムを開くこと。詳細は後日お伝えしますが、ぜひご予定ください。

 10時30分に池田修先生到着。45分から1時間15分の講演&講習。1時間の休憩を挟んで13時から15時30分まで演習。内容はChatGTPについての池田先生の多くの知見をお聞きし、それを実際に確かめてみること。講習を受けながら、僕は自分自身でハードルを作り、生成AIの機能を限定してしまっていたということ。まさに目から鱗が落ちる連続。

 15時30分から16時30分までは、フェローらで生成AIの教育利用についての話し合い。プラス面とマイナス面の両方を出し合い、一定の方向が出てきたことがなりより。

 ある方から情報を得るためのお約束の時刻まで間があるので、スタバで原稿チェック。無事、自分の担当分はすべて終了して、編集部に送信できて気分爽快。

 18時から夕食をとりながら、貴重な情報を得たり、一緒に働いていたときの数々の思い出を振り返りながら、充実していたあの頃を思い出す。今後の講演にも生かしたい。

 21時ごろ帰宅。明日午前の豊中市教育センター依頼の数学授業づくり講座のプレゼンを完成させて、データ送信。

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