2024年2月1日仕事日記

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 6時ごろ目覚めて身支度。6時50分ごろ家を出て地元駅へ。7時6分乗車、犬山経由、ミュースカイで名古屋まで。近鉄ひのとりで大和八木駅へ。9時37分到着。

 ひのとりは早くにネット予約完了。1号車1番プレミアムひとり席から景色を見ながらミニ旅を楽しもうと思っていたが、1号車はなんと最後部(泣)。よく調べて予約すべきだった。これも自己選択&自己責任の事例。とはいえ席の快適さは申し分ない。

 ひのとりの中では、昨夕のクリスタルプラン委員会で出された「子ども理解活動」の数々の懸念をどうしたら払拭できるかと熟考。次から次へ浮かんでくるアイデア(笑)。これならいける!と一人確信。興奮が止まらず、眠るつもりだったが頭の回転は止まらず。

 下市あきつ学園校長にお迎えをいただき40分ほどかかって学園到着。車中で校長から義務教育学校設立に際して行った改革の数々をお聞きする。熱い思いでいっぱいの話をお聞きしながら、僕の今日の役目を改めて自覚する。心から応援したい!

 10時40分から前期課程の理科と社会、11時35分から後期課程の美術と国語の授業参観。いずれも若い教師の授業。午後から60分ほどで4人の先生に助言することを頭に入れて、動画撮影しながら伝えるべき事柄を簡単にメモ。

 お弁当をいただいた後、すぐに動画整理。与えられた時間は40分ほど。必死。なんとかお約束の助言開始時刻13時40分に間に合う。

 冒頭は、4名の先生方に「この授業が大成功したら、子どもはどんなことを言ったり、書いたりしたらよいのか」という定番質問から。それぞれやりとりをして、順に動画を再生しながら、このときの判断と思いを確認して価値づけたり、こうした授業技術を使うとよいと伝達したりの60分間。始めは僕が何者なのか(笑)と用心して聞いておられたようだが、徐々に笑顔が増えてきて、最後は僕を理解していただいた感じ。明日はあれをやってみようと思っていただけたと思う。一つ目の役割終了。

 15分休憩をいただき、10分ほどでプレゼンを見直し、みなさんに講演。演題「『教えないスキル』で育む力 個別最適な学びと協働的な学びの往還で深まる学び」に基づいて、学園からいただいた研究概要をもとに、ぜひとも実現すべきところと、この部分は再考されたらどうかといったところを伝える。その都度、関連する動画を見せながら、皆さんがイメージを高めてもらうよう展開。「振り返り」の質問を受けて補足。

 終了後、すぐに学園を出て、大和八木駅まで送っていただく。車中では指導主事と授業改善の様々な話で盛り上がる。

 17時29分発ひのとりで名古屋へ。快適シートで大満足。熟睡できた。19時9分着。若鯱家でカレーうどんを食べて帰宅。「子ども理解活動」のアイデア生み出しで興奮が続く(笑)。

 研究室HP記事は、1月29日犬山市立犬山中学校を訪問した10期生岡田君の記事を発信。初めての学校訪問での記事。岡田君、なかなかやるじゃないか!という内容。

1月29日犬山市立犬山中学校の授業参観での学び(岡田)

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 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は1月29日に行われた犬山市立犬山中学校の授業参観に参加させていただいて学び得たことを話していきます。

 研究授業が始まる前に、校長先生から「自販機の設置」に関するお話をお聞きして、教師側が生徒を信じることが何よりも大切であることを学んだ。

 研究授業では、土井佐織先生による英語の授業でした。この授業では、「見取る、つなぐ」を大切にした授業でした。まず、自分が驚いたことは、土井先生の指示や発問がほとんど英語であり、あとから日本語で説明するものであったことである。土井先生はこれを生徒が中学一年生の頃から行っていると仰っており、このことにより授業の初めで行われた本文を聞いて聞き取れた内容を確認するの部分に生かされていると感じた。

 また、グループでの活動や隣同士ペアでの活動以外にも、席を自由に移動して、他の子とも意見交流をしたりしているのが「生徒同士をつなぐ」ことになり、「つなぐ」ことの大切さと重要性を実感し、より深い学びにつながっているということを学んだ。

 加えて、土井先生の授業は挙手発言する生徒がいなかった。その代わり、土井先生は生徒から出たどんな発言も取り残すことなく取り上げ、黒板にメモするなどをしていた。また、生徒の身の回りにあるものを使って、受け身の作文を作る場面では、その授業の中で学習した受け身の構文をアウトプットし、生徒に自身の理解力を把握させ、達成感を感じ、「見取る」をとても大切にされた授業であった。

 他にも、土井先生は注意するべき生徒や、生徒のレベルなどを事前に把握しており、何か活動する際には意識的にその子とデモンストレーションをしたり、すぐにその子の元に寄って、サポートをしたりしていた。このことから、授業を行うためには日々の学校生活で生徒たちをよく見て、生徒たちの特徴をしっかり把握しておき、授業でどのようなサポートをしたら良いのかを考えておく必要があることを学んだ。

 土井先生の授業のあとは、犬山市立犬山中学校の教師の皆さんと研究協議会であった。この協議会の中で「生徒からこういうことを話したい」などの思いを持たせる課題の設定が必要であることや、例文の中で大切なポイントは生徒に発表してもらった方が良いなどの様々な意見があり、教師の研究授業の見る視点や、どのように生徒主体にするのかなどの授業を行う上でとても大切なことを学んだ。また、最後に校長先生が仰っていた、「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も成らぬは人の為さぬなりけり」という言葉がとても印象的であった。生徒の「できない」は教師の「やらない」であり、生徒が「できた」と感じさせるには教師も授業内容であったり、サポートであったり、生徒が理解出来るために様々なことをしないといけないということを学びました。

 今回の犬山市立犬山中学校の授業参観で生徒を信じること、生徒をよく見ることが教師として必要なことであり、授業を行う上で、誰も取り残さない、教師と生徒や生徒同士の「繋がり」を大切にすること、生徒たちの「できた!」という思いを大切にすることがとても重要であることを学んだ。今回学んだことを英語に限らず、ほかの教科でも生かしていきたいと思います。校長先生、土井先生、犬山市立犬山中学校教諭の皆さん、大変貴重な学びの場をありがとうございました。(岡田)

2024年1月31日仕事日記

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 6時前に目覚め。珈琲とパンで朝食。6時30分には家を出る。7時20分ごろ研究室着。研究費支出文書づくり。研究室PCデータ整理。

 8時30分ごろ、早々に来研してくれた河上君と卒業論文発表会会場の9104へ。初試みのチャット設定。我がゼミ生、福地ゼミ生、そのほかの皆さんの参加で9割方埋まった部屋。いつも助言いただく斎藤さんも来学。大西さんがおられないことがとても悲しい。

 9時から11時30分まで、8期生卒業論文発表会。詳細はいずれゼミ生が発信するので、ここでは軽く。8期生もこれまでの卒業論文発表会のレベルに十分に達してくれて嬉しい2時間30分。それぞれに僕なりのコメント。斎藤さんからは一人一人への現場に出た時のことを踏まえての温かいコメント、福地先生からゼミ全体への熱いコメントをいただく。

 12時過ぎに恒例の発表会後のお店に全員で出かける。9期生進行による8期生をメインとしたゲームで大盛り上がり。

 14時30分ごろ大学に戻り、フレンドシップ報告会(子どもから学び子どもを理解した報告会)の準備。開始時刻の14時50分にはほぼ満席。代表4名による「子どもから学び理解した報告」を聞きながら、福地先生と僕とで全体を巻き込みながらの進行。参加者によるチャット投稿も多数。

 17時過ぎからクリスタルプラン委員会。「子ども理解活動」離陸に向けて、様々な懸案事項があって、考えれば考えるほど苦しいが、乗り越えようとする気力を失わないのは、直前に行った報告会の質の高さがあってのこと。いくつかのアイデアも生まれた。皆さんに合意いただけるように準備をするしかない追い込まれた状況。

 片付け物をして大学を出る。帰宅。しんどいので横になったら、そのまま記憶なし。零時近くに目覚めて、明日の準備や仕事日記を簡単に書く。8期生寺尾さんからはすでに「玉置ゼミ2年間を終えて」の記事が2本届く。まさに「誠意はスピード」を体現していてくれて嬉しい。10期生からもいくつかの連絡あり。動き出した10期生も嬉しい。

 本日の研究室HPアクセス数は1068。おそらく新記録。
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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文