2023年6月5日仕事日記

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 今日は6時ちょっと過ぎに家を出て、一般道で大学へ向かう。1時間余の通勤時間。研究室でパンと珈琲で朝食。授業とゼミ準備。仕事日記書き。昨日の本学教育フォーラムの興奮まだあり。動画はここからご覧いただけます

 8時15分から山田先生、福地先生と「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」の編集会議。各ゼミ生が書いた原稿を持ち寄って検討。次の方針を決める。会議後の四方山話で心癒される。

 9時から第8回「教育課程論」。今回は「対話的な学び」がテーマ。「対話」の定義から始まり、授業動画などをもとに真の対話について考える。かなり授業を見る視点が高まってきていること、学校運営の在り方への意識も生まれてきているように感じることができた。

 10時40分から8期生ゼミ。いつもの学びをした後、今回は学級担任として遭遇するだろうことを提示して話し合う時間とする。かなり教室風景や子どもの状況を多様に捉えられるようになってきている。

 12時過ぎに大学を出て、岐阜羽島駅へ向かう。12時35分に乗車して京都、東福寺で京阪の乗り換えて牧野駅へ。タクシーで講演会場の輝きプラザきららへ。14時50分ごろに到着。

 副教育長の岩谷誠先生と久しぶりの懇談。岩谷先生が校長であったときからのつながりで、校長職としてかなりの刺激と学びをいただけた方。僕が得た最新情報を伝えながら、過去のつながりを思い出す。貴重な時間。

 15時35分から16時55分まで、枚方市教育委員会から依頼を受け、学校マネジメントリーダー研修及び北河内地区教育長協議会研修の講演。「学校運営に参画するミドルリーダーの在り方」と題して、いつものように皆さんとやりとりしながら話す。前半に時間を費やしすぎてしまい、後半は急ぎ足になってしまったことは反省。他では聞けない授業づくりの視点などを生かしていただけることを願うばかり。

 終了後は、教育長や副教育長や課長さんらとしばし懇談。17時過ぎに会場を出て、バスで枚方市駅へ。そこから京阪で淀屋橋、新大阪、広島へ移動。久しぶりに駅弁を購入。時に食べる駅弁は美味い。車内で授業振り返りチェック。駅直結のグランピア広島ホテルへ、20時30分ごろチェックイン。いつのまにか記憶なし(笑)。

 研究室HP記事は、5月29日訪問の春日井市立藤山台中学校訪問記。新谷さんが発信。いかに授業でのICT活用が定着しているかがわかる内容。
 

5月29日藤山台中学校での学び(新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。先日、春日井市立藤山台中学校での授業に参観させていただきました。今回はそこでの学びを書かせていただきます。

[先生の教えは0.1割]
 今回、社会の授業で、気候から人々の暮らしを考えるという授業を行っていました。その授業では、子どもが学習の主体であり、子どもの予想から、子どもが自分で調べる学習が行われていました。先生は子どもの予想を引き出したり、子どもがグループで調べているところに疑問を投げかけて子どもの学習をさらに深めたりしている姿が印象的でした。

 今回の授業で一番驚いたことは、先生は授業の一番最後に乾燥帯であるということしか教えていなかった事です。社会の授業はICTを使うことによって、こんなにも子ども主体となって授業ができるのかととても驚きました。子ども主体で学習を行うために、ICTは必須であり、ICTがあることで、子どもがやらされるのではなく、自分の予想に基づいて調べたいという思いで学習を進めることができることを学びました。私が中学生の時にもこのようにICTが普及していたら、自分の気になることを気軽に調べたりして、もっと社会の授業を楽しく学べたのかなと思いました。

[グループ学習について]
 今回、社会の授業でグループワークを行っていました。私はその中の1班について観察をしていました。その班は、四人のうち、二人は話しながら学習を進めていましたが、一人は黙々と調べて書いている子、もう一人は教科書をめくって読んではいましたが、ジャムボードに書いている姿はあまり見られませんでした。もう一人のゼミ生に様子を聞いたら、そこの班は一人が発した疑問をみんなで解決しようとしており、全員が関わって行っていたということで、班によって活動の様子は様々であることがわかりました。

 グループ活動は全員で話を進めながら疑問を解決したり、他の人の意見を聞いて、そこから生まれた疑問をさらに深めて追及し、学習を深めるための場であると思うので、グループで活動をしているときに、参加していない子を教師がどのように声掛けをして支援していくのか、玉置先生の講話でも言っていましたが、とても難しいと思いました。今回は、先生の授業だけでなく、子どもの個々の様子も観察することができました。

 藤山台中学校はICTを使って、子どもの主体的な学びを導く技術がとてもすごく、私が教員になったら、先生方のように、ICTを使って、子どもが自らの疑問を解決したい、気になるから調べたいと思ってもらえるような授業をしたいと思いました。今回も授業を参観させてくださり、ありがとうございました。(新谷)

2023年6月4日仕事日記

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 早朝から原稿書き。日本教育新聞に連載中の「提言」。新年度2か月ほど経ったことを意識した原稿にする。目途がついたので愛犬散歩。

 9時30分ごろ家を出て、一般道で大学へ向かう。日曜日もネット情報では高速道路渋滞ありとのこと。1時間ほどかかって大学へ。

 11時ごろから9号館の特設スタジオで、配信業者さんと打ち合わせ。カメラアングル、音声などをチェックして、会議室で進行メモづくり。

 12時45分ごろに文部科学省の武藤久慶さん来学。登壇者も揃ったので簡単な打ち合わせ。昼食を取りながら、シンポジウムのゴールだけは決める。あとは発言の流れに任せることに。進行役としては、このシンポジストならどうにでも進行できると思ってのこと。

 13時30分フォーラム開始。学長挨拶、武藤さん講演「あらためてなぜGIGAがたいせつなのか」。リズムある語り、圧倒される裏付け資料、視聴者をぐいぐいと引き込む展開。いつものように素晴らしい講演。

 シンポジウムは「GIGAを踏まえて幼小中高および大学教育はどうあるべきか」。最初の質問はあらかじめ伝えてあったが、あとはそれぞれの発言をつなぐように話題を振る。(ここをクリックして動画をご覧ください

 シンポジウム終了直後、武藤さんからこんなにつながって話し合ったシンポジウムは初めて!というお褒めの言葉をいただき、ほっとする。考えてみたら、本学教育フォーラム担当になって6回目の開催。皆さんの理解があって、毎回、進行役としては楽しい進歩ができているのがなりより嬉しい。

 登壇者らで振り返りをして解散。帰宅。大きな仕事が終わったので、家内と外食。帰宅して、週刊教育資料30回目の原稿書き。できたところで送信。

 研究室HP記事は、5月29日訪問の春日井市立藤山台中学校での学びを前野さんが発信。端末の日常遣いは当たり前の学校での学びは貴重。 

5月29日春日井市立藤山台中学校での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。5月29日に春日井市立藤山台中学校を訪問させて頂きました。藤山台中学校を訪問するのは2回目でした。前回の訪問で生き生きと学びに向かっている子どもたちの姿を見て刺激を受けたので、今回もとても楽しみにしていました。

 今回見た授業は社会の授業で乾燥帯の地域について学ぶという内容でした。授業全体を通して子どもが活動している時間が大半を占め、先生が教えた単語としては「乾燥帯」の1つのみでした。まさに子ども主体の授業だ!と感動していました。授業は雨温図から人々がどのような生活を送っているか予想し、その予想を踏まえて子どもが教科書、インターネット等を駆使して乾燥帯に住む人々について学習を進めていました。

 最初に予想を立ててから実際に調べる活動に入っていたので、子どもたちの興味、やる気はとても高く、子ども一人ひとりが一生懸命学ぼうとしていました。子どもの「学びたい!」という思いを引き出すためには、自分なりの予想を立ててその答えを知りたいと思わせるような授業の仕掛けが重要だと感じました。このような意欲を引き出してこそ、子どもが主体の授業が作れると思うので、私もこんな風に子どもの意欲を引き出せる授業を作っていきたいなと思いました。

 また、「個」が学んでいたのかという視点でも学びがありました。話し合いやグループでの活動、または個人で学ぶとき、よく学べている子どもがいる中で上手く学びが進められていない子どもがいる場合があります。そんな子どもを見逃さず、その子どもに合った学び方で学べるよう支援するために教師は常に広い視野を持たなければなりません。中学校であれば教科担任制のため、複数のクラスで多様な子どもを見ていくことになります。そんな中で「個」の学びを充実させるには、子ども一人ひとりが何を学び、目標をどのくらい達成できたのかということをよく捉え、教師として次に生かすことが大切だと感じました。

 今回もたくさんの学びがあり、子どもたちが生き生きと明るく学んでいる姿にパワーをもらいました。貴重な学びの場を作ってくださった藤山台中学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました!(前野)

2023年6月3日仕事日記

 青森日帰りの疲れを覚悟していたが、幸い、それを感じることもなく、いつもの時間に目覚めて、喫茶店でモーニング。仕事日記を書いて愛犬散歩。

 6月8日に訪問する安城市立安城東部小学校での指導助言用のプレゼンづくり。あらたに届いた探究に重点をおいた研究方針を熟読し、その価値づけをして、あちこちの授業参観から感じていることを参考に示そすことにする。完成してデータ送信。

 6月2日12時に締め切りとしていた第3回小学校教育実習事前指導レポート。その提出状況をチェック。今回締め切りに間に合わなかった学生は335名中28名。前回人数の半分になったとはいえ、残念。催促のメール発信。

 やらなければならないことは山積みだが、積んである本も気になって読み始める。2冊読了。1冊は教育書なので、良いインプットができた。

 父親の病院へ。「僕の顔を見たら、早く家に帰りたくなった」とつぶやく。「あと少しの我慢」と伝える。

 TVで、上岡龍太郎の逝去を伝えながら、横山ノックお別れ会での弔辞が紹介された。まるごと放映されるのが十分に頷ける素晴らしいスピーチ。短いフレーズをリズミカルに重ね、聴き手にノックさんの人間像を描かせる、そしてこれらのエピソードが語れる自分との関係性を伝えながら、ノックさんへの感謝を語りきる上岡さん。深く感動。

 研究室HP記事は、前野さんによる「江南市立古知野中学校自然教室での学び」を発信。教師がいかに子どもを成長させようとしているかがよくわかる良い記事。

5月22日〜24日 江南市立古知野中学校自然教室での学び(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。5月22日〜24日の2泊3日、ボランティアとして古知野中学校の自然教室に参加してきました。古知野中学校は普段スクールサポーターとして活動させていただいている学校で、今回自然教室にも参加させていただく運びとなりました。場所は、郡上八幡。ここは、私自身が中学生の時に自然教室で訪れた場所で、懐かしさもありながら3日間を終えることができました。

 自然教室に参加して感じたのは、子どもが短期間でグンと成長するパワーです。飯ごう炊さんを1日目と2日目に行ったのですが、1日目には慣れない火起こし、調理にとても苦戦している様子でした。しかし、2日目はグループ内で役割分担して調理を進めて1日目の半分くらいの時間で作ることができていました。普段の学校生活でも子どもが日々成長する姿を見ることができますが、自然教室など普段とは違う環境で様々な活動をしていく中で、より逞しく成長するパワーを感じました。

 また、先生方が子どもにとって良い経験になるよう沢山の子どもに配慮し、細かな計画を立て動いていらっしゃるということも学びました。先生方が安全に、楽しく活動できるよう常に様々なところに気を回して動かれている姿は、とにかく学ぶことばかりでした。楽しむときは全力で楽しむ、真剣な場面では緊張感を持って、そんな先生方のメリハリある姿はとても印象に残りました。そして、子どもにまずは考えさせ、子どもなりの行動を大切にしようとする先生方の思いも3日間でひしひしと感じました。そして、ボランティアの私達を温かく受け入れて様々なことを教えてくださった先生方には、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

 また、古知野中学校の子どもたちの挨拶にはとても力をもらいました。爽やかに挨拶をしてくれる子どもたちの姿は3日間を乗り越える元気の源になったと感じています。改めて古知野中学校の子どもたちに感謝を伝えたいです!

 3日間、子どもたちと長い時間関わることができ、貴重な時間を過ごすことができました。学生の間にこのような経験ができたのは、私の中で大きな財産になりました。古知野中学校の皆様、今回このような機会をいただきありがとうございました。そして、一緒に参加した安藤さん、柴山くんもありがとう!教採まであとわずか!突っ走って頑張っていきます!!(前野)

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2023年6月2日仕事日記

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 早朝から返答が遅れている問い合わせに対応。この時期、夏の研修内容確認が続いている。

 今日は青森への日帰り。台風の進路が心配。ネットでFDAの運用状況を見る。青森便は今のところ飛んでいることを確認。

 9時30分ごろ家を出て県営名古屋空港へ向かう。空港内レストランで朝食兼昼食のカレーライス。

 11時15分予定通り、青森便フライト。雨雲の中を飛ぶので揺れは激しい。予定通りの時刻に下降開始。ところが、再び上昇。機長から「霧で視界不良で着陸許可が下りない。しばらく津軽海峡付近で待っています」との連絡。なんとか着陸してくれと祈るばかり。

 25分遅れで無事着陸。青森市教育委員会の中島先生に迎えをいただいて、青森市教育研修センターへ到着。すぐに「質の高い教師集団形成研修講座」の準備。

 14時10分から15時25分まで「学級・学校を元気にするチームリーダーの在り方」と題して講演。聞いていただく方は、小中学校新任学年主任(2学級以上から構成される学年の主任35名の皆さん。

 聞き手の立場がはっきりしているので、話もしやすい。学年主任の責任と大変さを踏まえての問いかけや話し合いを随時入れながら展開。

 15時35分から16時10分ごろまではワークショップ。学年団の若手、ベテランとつながることを意識した上での難問を出して異校種3名で話し合ってもらう。話し合いの内容はワールドカフェで共有。

 大きな拍手と定番の書籍PRで大きな笑いをもらって終了。帰りの飛行機フライト時刻まで、かなりの時間があるので、ねぶたの家ワ・ラッセを見学させていただく。実際のねぶたに圧倒される。制作に関わっての様々なことを知り、伝統芸となっていることに感動。

 青森空港では、お勧めの「青森みそカレー牛乳ラーメン」を食べる。いやあ、美味い!名前の印象は正直よくなかったが、こんなに美味しいものだったとは!

 県営名古屋空港からの到着便が遅れたので、予定より30分遅れの離陸。名古屋空港着は55分の遅れ。帰宅。ニュースを見ると、線状降水帯が被った地域では大変な状況。新幹線も東京・名古屋間が運転見合わせ。空路活用だったので、かえって良かったとも。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業での学びを柴山君が発信。要点をコンパクトにまとめてくれている。
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5月25日 尾張旭市立三郷小学校での学び(柴山)

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 5月25日、尾張旭市立三郷小学校、6年生、算数の授業での玉置先生飛び込み授業の記事です。教材は「17番目の秘密」でした。 
 玉置先生は、今回の授業の冒頭でも「思ったことは言っていい。ふざけたことはダメだよ。」と話し、どのような意見を言ってもよいことを伝えていました。間とテンポが素晴らしく、ユーモアにも溢れた授業でした。

〇児童との接近
 授業の流れを崩さないよう、児童のつぶやきをうまく拾いながら進めていました。授業中に多くつぶやく児童が、「先生は5という数字が好きだね。」とつぶやき、玉置先生は「僕は5が好きだけど、君は僕が好きだね。」とユーモアを交えて返していました。
 このようなやり取りを通じて、授業に関係のあることならば発言してもよいことを伝え、意見を言いやすい雰囲気をつくっていました。ただ年数を重ねるだけでは、咄嗟にできない、柔らかいやり取りだと思いました。

○メリとハリをつけた授業
 授業で児童が話した時間は19分。玉置先生が話した時間は12分でした。児童の声から、児童同士の学習につなげる声掛けがほとんどで、間延びした話がありませんでした。
 話し合い活動後の児童の発表の前に、「人の意見は違ってないか聴くことが大切。聴いて、考えよう。」と、要所で切り替えの声掛けも行っていました。
 子どもが話し、考える場を整える声掛けを行うのが教師の役目なのだと思いました。

〇授業と日常生活との関連
 2番目のマスに、1〜9までの数字を一つずつあてはめて計算していけば法則を見つけることができる場面がありました。ここで出た 「このやり方では時間がかかりそう。」という児童のつぶやきに対し、玉置先生は「係活動と一緒で分担してやろう。1人がいいかげんなことをやるとダメだよ。」と声掛けしていました。日常生活と関連した部分があることを伝えることで、やらされている感のない活動を行えるのだと思いました。

〇思考を追体験するためのつなぎ
 児童の発表に対して、多くの児童が「おー」とつぶやいた場面がありました。このつぶやきに、玉置先生は「反応はしたけど、実はわかってない人がいるこを先生は知っている。みんなと話し合ってみよう。」と声掛けしていました。
 児童の些細なつぶやきからも、思考を追体験する機会につなげることができることを知りました。 「もう1回言ってごらん」くらいしか声掛けを知らなかった私にとって目からウロコのつなぎ方でした。

 初めて関わる児童でありながら、柔らかく関わっていました。つぶやきをもとに、児童同士の心をつなぐ声掛けをつなぎ方ができる玉置先生の技量はやはりすごいと思いました。大きな刺激を受けました。玉置先生、三郷小学校の皆様、本当にありがとうございました。私も、子ども同士が楽しく学びあえる柔らかい授業ができるよう、学び続けていきます。(柴山)

2023年6月1日仕事日記

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 愛犬散歩、ゴミ出しなどの朝の定番仕事。しばし、のんびり。

 8時15分に小牧市立味岡小学校へ向かう。校長先生らと懇談。今日の予定確認。

 8時45分から、3年生1時間目授業観察。9時40分から、4年生2時間目授業観察。3限2年生、4限3年生、5限4年生の特設授業参観。いずれも国語。例によってポイントとなるだろうと思う箇所を動画撮影しながらの観察。

 授業後、僕が全体指導をするまでの1時間余、必死に動画整理。タイトルづけ。なんとか完成。

 全体指導では、「新年度にあたって 学校全体の財産を増やそう (よさと困りごとの共有)」と題して1時間の講演。

 前半は、味岡小学校から届いた今年度の授業研究の重点項目それぞれについて、改めての価値づけ。「心理的安全性が高い学級づくりのために」「対話で思考を広げるために」「ICTで対話をするために」「振り返りの累積による重要性」を話題にする。

 後半は、授業動画をもとに、発問→子どもの発言→子どもの発言、と続く中での教師の出場(でば)について、その場面をどう決定し、どう関わっていくかを学年で話し合ってもらいながらの味岡小財産の共有化。最後は、授業から離れていっている子どもへの関わり方についての話し合い。いずれも短時間ずつ。

 特に「学び合い」をするための学級づくりについて、動画をもとに話し合ってもらったことは良かったと考える。良い財産は共有化したいという思い。また、新任教師の教室がごく自然に「学び合い」ができていた理由を聞くと、自身が小中学校とコの字型授業を経験してきたことで、これが当たり前だという認識で授業をしているという発言。むしろ一斉授業形式の方が難しいとも。教師は自分が受けた授業スタイルを踏襲するというが、まさに小牧が「学び合い」の授業を積み上げてきた証。

 校長室では特設授業の3人の方に、あらためての助言。質問を受けて17時15分ごろ終了。

 参加のゼミ生・安藤さんと鯛焼き屋へ行き、いつもの振り返り。帰宅。今日もいただいたいくつかの依頼。対応できるどうかを熟考して回答。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業を参観した新谷さんによる記録。授業づくりに際して重要としている点をしっかり文章化してくれた。感謝。

 本日、研究室HPへのアクセスが、開設以来通算90万を超えた。皆さんが日々訪問していただけるおかげ。これからもどうぞよろしくお願いします。
 

5月25日尾張旭市立三郷小学校での学び(新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。先日、尾張旭市立三郷小学校へ、玉置先生の授業を観に行きました。初めて玉置先生の授業を観たのですが、一言でいうならば「感動」でした。授業の最初から終わりまで、終始、これ授業名人の玉置先生か、、、と圧倒されました。本当に凄いという言葉では言い表せない授業でした。今回、特に三つ、自分の学びを書かせていただきます。

【玉置先生は褒めのプロ、とにかく子どもを褒める】
 今回の授業では、玉置先生が子どもを褒める回数を数えさせていただきました。なんと、53回です!一分に一回のペースで子どもを褒めていたことがわかりました。

 玉置先生は、子どもがどのような意見を言っても、「いいねえ」「すごくいいこと言い出したなあ」といったように、決して否定せず、子どもをとにかく褒める姿が印象的でした。特に、ある子どもが計算をする活動の時に、すぐに鉛筆をおいてどやっと待っていた姿を捉え、その姿を笑いに変えながらも褒めている姿がとても印象的でした。後の話では、その子どもは普段自分を主張しない子で、玉置先生がその子どもの姿を捉え、その子どもを輝かせてくれたと三郷小学校の先生がおっしゃられていました。

 普段あまり意見を言えなかったり、自分を出すことが苦手な子でも、玉置先生のように子どもをよく観察し、価値付けできるところを積極的に価値づけしたりすることで、子どもが輝く機会を生み出すことができることを学びました。
 
【授業しながら学級指導】
 玉置先生の授業は、授業だけに留まらないということがわかりました。例えば、最初、子どもが玉置先生の名前を呼んだときに、先生ってつけたのすごいねと褒めた後に、これは大人の言葉で「社会性」があるっていうんだよと子どもに教えたり、みんなで役割分担をした時に、係活動でもこうやってみんな責任をもってやるんだよというように、算数の授業だけでとどまらない子どもの知識や人間性や、の道徳性育てるところにもつなげていました。

 子どもの何気ない姿や言動から、算数以外の学びをサラッと教えることのできる先生の姿はとても印象的で、私も教員になったら、できるようになりたいと憧れの気持ちがさらに増す瞬間でした。

【子どもに確かな学びを】
 玉置先生は、子どもが意欲的に学びたくなるような取り組みや、子どもに学ばせたいところを確実に学ばせるための取り組みが印象的でした。例えば、最後、子どものおーという言葉を聞いた時に、子どもに、おーって言ってるけど先生信用してないよ、もう一回どういうことか隣同士で話し合ってごらんと思考の追体験をさせたり、授業の途中途中で子どもに疑問やもやもやを聞いて、子どもが自ら気になることを追求しようという思いを持たせながら授業を進めたりしている姿がありました。

 玉置先生は、どの子供も決して取り残さず。みんなで話し合って、問題を解かせたり、できていない子へ机間指導で教えたり、子ども全員を確実に学びに向かわせたいという意識があるからこそなせる行動なのかなと思いました。

 今回、初めて玉置先生の授業見させていただき、45分間玉置先生の授業から学ばないと、と必死に脳と手を動かしました。玉置先生の授業技術を早く自分が教師になってできなくても挑戦してみたいです。私も子どもがあんなにも生き生き輝いて、学ぶことが楽しいという目をしてくれるような授業をできるようになりたいと強く思いました。さらに教師になりたいという思いが強まる半日となりました。(新谷)

【感謝】90万アクセス

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 本日(2023年6月1日)、この研究室HPへのアクセス数が90万を突破しました!

 いつも訪問していただきありがとうございます。

 2015年4月20日がHP発信開始日ですので、2965日目に90万に達しました。1日平均303アクセスとなります。

 これからもどうぞよろしくお願いします。(玉置)

2023年5月31日仕事日記

 今日は6時15分に家を出て、一般道で大学へ向かう。到着は7時15分ごろ。昨日は6時30分に家を出て、到着は7時45分ごろ。つまり、15分早く家を出ると15分間の時間短縮。それが何?と言われそうだけど(笑)。

 教職支援課へ。教員採用試験の前倒しの話題(文部科学省は、2024年6月16日を1次試験の「標準日」とし、日程の目安として呼びかけ)で持ち切り。教育実習への影響も大きく、早急に検討する事項があると認識。

 「教師論」の振り返りを読む。僕が授業づくりの根幹にしていること「子どもの言葉で授業を創る」をよくとらえている記述多し。

 10時40分から8期生ゼミ。今日は学級で起こるだろう問題を想定して、担任としてどう動くかを伝え合う。伝えるべき事項のポイントを整理しながらのゼミ展開。

 学級レク本執筆者へ依頼。重要事項確認。

 昨日に続いて学食でカレーライス。けっこう美味い。

 13時30分から「実習部会」。大学が新組織になって(形式的な)会議が増えた感じ。20分間ほどで終了。

 明日の味岡小学校訪問時でのプレゼン作成。教務主任からの依頼を踏まえて作成。送付完了。

 17時ごろから第三次ワーキング。僕が提案した「教育DX・探究活動(仮称)」をカリキュラムに位置づける方向が決まる。芳賀先生の新提案や教務課作成の詳細なシミュレーションがあってのこと。もちろん決定ではなく、このあとCP委員会、教授会と続く。僕としては、大きな仕事ができたという感じ。

 19時ごろ大学を出て一般道を走る。今日は1時間で帰宅。これなら通常通勤時間より、ちょっと掛かった感じ。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業を見ての学び。安藤さんが発信。授業者としてとても嬉しい記録。

5月25日 尾張旭市立三郷小学校での学び (安藤)

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 こんにちは、8期生の安藤です!

 5月25日に尾張旭市立三郷小学校へ伺いました。今回、なんと玉置先生の算数の授業を参観させていただきました!!玉置先生は”緊張している“と仰っていましたが、私も授業にのめり込んでしまうほど夢中になる授業でした。

 さっそく、私なりに玉置先生の授業を分析してまとめていきます!

 玉置先生の授業を受けている子どもたちの表情は授業が進むにつれギラギラしていました。これには、主に3つ秘訣があると思います!

【秘訣その1 子どもを褒める】
 一コマの中で先生は53回、褒めていました。約1分に1回は褒めています。これは、玉置先生の中で授業が成功した時、子どものどんな姿が見られたら成功なのかイメージが明確にあるからこそだと思います。何を子どもが言ったりできたりしたら成功なのか、具体的なイメージを授業デザインの段階で固めておこうと思いました。

【秘訣その2 思考の追体験をさせる】
 教室が“おー!”と分かった雰囲気になっても“先生は騙されないぞ”と言ってもう一度隣の子に説明させる機会をつくる場面が印象的でした。雰囲気で分かった気になっている子がいるかもしれない。だからこそ、自分の言葉で語らせて、思考の追体験をさせることが大切だと学びました。

【秘訣その3 心から安心して発言できる雰囲気】
 先生はまず、間違えても全く問題ないことを子どもに語っていました。考えて言葉にしていくことが大切だと。そして、子どものつぶやきや、行動をとにかく沢山拾って褒めたり、玉置流ユーモアな返しをしたりして子どもの心をつかんでいました。子どものつぶやきは子どもの心をつかみ、授業を深めるチャンスです。安心して発言できる雰囲気を教師が最初からつくっていくことが大切だと気付きました。

 他にも聞く時、話すときの区別をつけることや、子どものモヤモヤを大切にされていました。何より先生自身が楽しみ、ありのままの思いを伝えることが、授業に夢中で取り組む子どもの姿に繋がっていると思いました。
 私には玉置先生のようなユニークな返答をして、笑いをとることは難しいかもしれません。しかし、3つの秘訣や授業テクニックは、知っていれば私も実践することができます。できないことに目を向けるより、学んできたことを実践でも生かせるように、できることを磨いていきます!

 三郷小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。教員採用試験を乗り越えて、先生方と働けるように勉強してまいります!!
(安藤)

2023年5月30日仕事日記

 6時30分に家を出て、一般道で大学へ向かう。1時間15分かかって到着。昨日は同時刻に出て、高速を使って1時間30分。明日からは集中工事中は一般道を使うことかな。

 珈琲とパンで朝食。しばし休憩。

 8時30分から学級レク本編集会議。原稿依頼が遅れているので、一気に進めることに。

 10時から第三次WG事前打ち合わせ。難産の連続。方向性は確かだと思いつつ、案が浮かばない(泣)。1時間30分ほど話し合いに参加したが、8期生ゼミを設定したので移動。

 11時30分から12時30分まで、いつもの課題をゼミ同士でこなした後、いわゆる面接指導で助言。多角的・多面的に考えられるゼミ生が嬉しい。

 13時10分から第7回「教師論」。2コマ。今回は数学授業から学ぶと題して、僕の教師観・授業観がインタビューでまとめられた原稿を読み、その後、授業動画でその実際を視聴。それをもとに話し合う。

 16時30分から9期生ゼミ。これまではゼミ生の模擬授業をもとに話し合っていたが、今回だけは僕が授業を提案し、教師の子どもへの関わり方、教材のとらえ方、全員を巻き込む授業の進め方などを話し合う。次回からのゼミ生授業が少しでも向上的に変容していることを期待したい。

 学級レク本原稿書き指示。締め切り日に驚くゼミ生。こういうことはこれから多々あると伝達。

 研究室に戻り、「教師論」の振り返りチェック。研究費執行のための文書作り。8時ごろ研究室を出る。

 車に乗ったところで、ある方から現状報告の電話あり。聞きながら考え込んでしまうことあり。

 20時30分ごろ出発。一般道を使っての自宅到着は21時30分ごろ。この時間帯でも1時間(泣)。

 今日も届いた様々な依頼や文書。即返答が必要なものに対応。力尽きる。

 研究室HP記事は、特別支援学校での実習を終えた8期生柴山君が発信。ここのところ、一気に文書力を上げてきた柴山君。ぜひご一読を。

特別支援学校教育実習での学び(柴山)

 ガリガリ君が美味しい気温になってきました。8期生の柴山です。2週間の特別支援学校での教育実習で体験したことを記事にさせていただきます。(学年は高等部3年生に入らせていただきました。)

〇 チームティーチング
 特別支援学校の授業は、個別の対応を行うために、複数人の教員で授業が進められることが多いです。授業の流れを同じ学年の先生方と確認する機会もあり、授業に関して参考になる意見をいただきました。
 最近の生徒の情緒の変化から、誰の行動に注意を払ったらよいのか。感覚過敏な子にとって、どの要素が障壁となるのか。日常での生徒の興味、関心なども知ることができ、生徒が学びに集中できる場を整えることができました。
 自分だけでは見取れない生徒の背景を、他の先生から教えていただけました。これらを基に、授業を工夫できたことから、教員同士の連携の大切さを実感しました。今回の実習では、5人で授業を考えましたが、ゼミでの学びあいのようで本当に楽しかったです。

〇 実態に応じた目標設定
 特別支援学校には、自立活動や生活単元学習などの科目があります。同じ題材であっても、一人ひとり目標設定や活動が大きく違っており、ハッとさせられました。いままで私は、全体の目標を子どもが達成できたかできていないかの二択のみで判断してしまうことが多かったと思います。
 子どもの実態によって、到達してほしい姿が違うという「個の視点」を意識し、一人ひとり成長した部分を正しく見取っていくことを大切にしようと思いました。

〇 授業実習での学び
 発語や筆記が難しくとも、選択肢を提示したら意思決定できる生徒が多い学級でした。日常生活でも、どの色のペンを使って書くかを選択する場面などがありました。
 その姿を見て、私は授業で選択肢となるイラストを用意しました。しかし、選択肢に対して反応が無い生徒が数人いました。私の願いだけが先行し、押しつけがましい提示になってしまったのかもしれません。
 3度目の授業では、発語ができる生徒から出た意見を基に、授業を振り返って感じたことの選択肢を作りました。この選択肢に対しては、全員が自己選択をし、すんなり振り返りができていました。生徒が興味を持って活動に取り組めていたことが、本当に嬉しかったです。やはり、特別支援学校でも「はじめに子どもありき」を実感しました。

 実習先の子どもは、行動が素直で、人間味に溢れていてかわいかったです。私は、小学校の教員を目指していますが、授業づくりに必要なことをこの2週間で多く学べました。ここからは教員採用試験に向けて頑張っていきます。(柴山)
※写真は最終日に生徒に配った4つ葉のクローバーしおりです。なかなか人数分見つからず、苦労しました。
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2023年5月29日仕事日記

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 雨の朝。ゴミ出しをして、愛犬散歩は控えて大学へ向かう。今日から名神集中工事開始。6時30分に家を出たが、すでに高速は渋滞情報。普段は50分間ほどのところ、1時間30分かかって大学到着。ふ〜う。

 珈琲とパンで朝食。授業準備。スクールパートナーシップ旅費申請書類作成、フォーラム打ち合わせメール発信など。

 9時から第7回「教育課程論」。今回から学習指導要領編開始。まずは「主体的な学び」に焦点を当てる。主体的な学びのイメージ化、文科省定義から「振り返り」の重要性を知る、「自己選択」による主体性の生み出し、「振り返り」の実際を知る、という流れ。

 すぐに大学を出て、春日井市立藤山台中学校へ向かう。高速を使わず一般道で移動。あちこちで渋滞(泣)。13時ごろ、ようやく到着。

 校長先生、教育DX推進専門官の水谷先生と懇談。13時35分から5限社会科授業観察。いつ見ても安定した授業を見せていただける先生で、今日も同様。1年生とはいえ、小学校からの積み上げがあって、端末活用が日常化している子どもたち。情報収集、学びの共有化で、ごく自然に端末活用。

 研究協議会後、僕が40分間講演。前半20分間は、「今年度スタートにあたって」と題して、今年度の研究方針に基づいて、その根底にあることを僕の視点から解説。後半は、授業者に撮影した動画を見せながら、授業の心境を聞きながら目指すものを引き出し、よりよい授業とするための助言。昨年度から言っているのは「ICT活用論から授業論へ」。今回もまさにそれをテーマにしたい良い授業で、「個は学んでいるか」との問いかけを含めて、授業のユニットのつながりの疑問と班での学びの様相についての講演。

 終了後、再び、校長や水谷専門官と懇談。17時から1時間、藤山台中スクールライフノートプロジェクト(SLNPJ)会議。学校側から5名参加、EDUCOMから10名参加の大会議。活用の実際を聞きながら、今後の開発の方針を検討する密度の濃い会議。

 帰宅。やらなければならないこと多数。集中できず。

 研究室HP記事は、5月23日9期生ゼミのまとめを長谷川さんが発信。これで5回×3本=15本の記事発信。貴重なゼミ記録。
 

5月23日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。今回は第6回に行われた模擬授業の振り返りについて書いていきたいと思います。

 今回で模擬授業一巡目を終えました。久保君と荒木さんの授業を受けて一番に感じたことは、ゼミで学んだことの成果が大いに出ているということです。1人1人の模擬授業後には必ずゼミ生や玉置先生と全体で授業についての意見を出し合っています。そこで出てくる意見のレベルが日に日に上がってきていると私は感じます。

 始めは、「チョークの持ち方について」「児童の当て方について」「音読の仕方について」など授業に関する基本的なことが多かったのですが、最近では教材研究についての意見がほとんどを占めています。ほかの人の模擬授業で出た意見や課題を吸収し、自分のものにしていくことでさらに深い学びへ繋がると考えました。

 ここからは、今回の2つの授業を通じて学んだことや考えたことを書いていきたいと思います。

 1つ目に学んだことは「ゆさぶりを入れるタイミング」についてです。道徳の授業をしていく中で、心情に変化のある教材を用いる場合にはゆさぶりを授業内に入れると、学びが深まると学びました。そのため、授業内にゆさぶりを入れようと私たちゼミ生は考え、取り組むのですが、なかなかうまくいかず悩んでいます。

 今回の授業内では、話の結論を子どもたちが知っている場面でゆさぶりが取り入れられていました。結論が見えている場面でのゆさぶりは、自分の意見が出にくく、どうしても偏ってしまうと考えます。同じ発問をするにしても、取り入れる場面の重要さを学ことができました。

 2つ目は「教材研究の大切さ」についてです。道徳の教科書をただ読み進め、発問をするだけでは不十分なことが多くあり、子どもたちを混乱させてしまうこともあると思います。   授業者が納得できない授業は教材として成り立つことはないため、十分な教材研究を心がけていきたいと思います。
 
 みんなの模擬授業からは沢山の学びを得ることができたと同時に、自分自身への課題もたくさん見つかりました。2回目に行う模擬授業では1回目の模擬授業より何倍もレベルアップしていけるよう今までの学びを生かして準備をしていきたいです。来週は玉置先生の模擬授業をみることができるためとっても楽しみです。これからも玉置ゼミで多くのことを学び続けていきたいと思います。(長谷川)

2023年5月28日仕事日記

 今朝もパンと珈琲で朝食。車の音楽ライブラリーへ音楽データ転送。たったこれだけのことで車が運転したくなるから不思議(笑)。愛犬散歩。

 6月9日訪問の吹田市5年次教員研修のプレゼンを作り始める。テーマを「専門性、協働性、主体性」の三つに決め、それぞれの資質を高める必要性とその具体例が伝わるプレゼンに方向性を決める。依頼時間は2時間30分。WSを随時入れながらの展開にすることも決める。

 10時20分ごろ、数日前に帰郷の長男、今朝帰郷した次男、家内と永泉寺へ向かう。今日は母の七回忌、叔母の27回忌法要をお願いした日。お寺に到着後、墓清掃、お参り。弟家族は東京から到着。

 11時から30分間ほどの法要。終了後、味大へ移動。母を思い出しながらの食事会。

 帰宅。しばし休憩後、次男と父親の病院へ。痛みはかなり減ったようだが、95歳の父親。1か月入院での老いの進行を強く感じる。

 午前から始めた吹田市5年次研修のプレゼン作成。ほぼ完成。吹田市からの正式要項が届いてから再調整して、データ送付する予定。

 特定非営利活動法人「古代邇波の里・文化遺産ネットワーク」の副理事長の服部さんから、写真の案内あり。関心のある方はどうぞご参加を。

 研究室HP記事は、5月23日9期生ゼミでの振り返りを久保君が発信。9期生10人目、第1回模擬授業提案者の最後。それまでのゼミでの学びの積み重ねが伺えて嬉しい。
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5月23日9期生ゼミ模擬授業の振り返り(久保)

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 こんにちは。9期生の久保です。今回は5月23日の模擬授業の振り返りをしていきます!

 ほぼみんなが終わった中での模擬授業でした。私は、みんながみんな上手に模擬授業をしていて焦っていました。みんなで振り返る時間や、玉置先生のご指摘を参考に今回の模擬授業を考えていきました。

 まず反省点として挙がったのが「揺さぶりのタイミング」です。ある程度話が終わったタイミングで、私は揺さぶりの問いを投げました。しかし、それだとある程度答えがわかっちゃっていて揺さぶることができません。どう揺さぶるかに焦点を当てすぎた余り、タイミングまで考えられていませんでした。とても勉強になりました。

 また、質問をした後に何も返さずに続けている場面がありました。これは意図的ではなく、自分でもまさかだと思いました(笑)。ただこれをしてしまうと、子供たちは取り残されてしまいます。気をつけなければならないと感じました。
 
 最後に、問いかけ方です。私は多く「考えてみてください」と問いかけていました。しかし、これだと答えがあるような感じがするし、幅が広がりません。「想像してください」だと、話しやすくなるし幅が広がるように感じます。

 今回、初めて道徳の模擬授業をやってみて自分の未熟さを体感しました。やっぱり話を聞いてイメージするのと実際にやってみるのでは全然違いました。今回では話を少し切り取って子供がイメージしやすくしたり、読み方を工夫してみたり、自分のオリジナルを出せた部分もありました。そこは継続し、未熟な部分をもっと深堀っていきたいです。
 
 玉置ゼミ9期生は、思ったことをきちんと伝えてくれる子が多いので、一緒に学んでいるのが体感できてうれしいです。これからも、このゼミで力つけていきます!次はもっと良い模擬授業頑張ります!(久保)

2023年5月27日仕事日記

 地域の資源回収日で、朝から納屋にある回収品を整理して車に積む。7時ごろ回収場所へ運び込む。喫茶店に行き、一息つく。

 愛犬散歩。愛車の音楽ライブラリーを使わず、古いiPhoneから音楽を出していたが、YouTubeでライブラリーの設定法をたまたま知る。やってみようという気持ちになって試みる。こんなに簡単だったのか!冷静に考えたら、その通りで、なぜ試みなかったのかと悔やむ。CDからインポート作業開始。

 5月13日の教師力アップセミナーで登壇していただいた佐藤正寿先生に、ゼミ生の記事が発信完了したことをお伝え。すぐに温かい言葉をいただく。ゼミ生にも周知。

 12時34分地元駅乗車、犬山、名鉄岐阜へ。創りMath5月例会会場のじゅうろくプラザへ。今回は、私の「算数・数学授業開き」を紹介し合っての意見交流。和田裕枝先生からの講演「算数の教材研究をして子どもの意見をいかす」をオンラインでお聞きしての意見交流会。かつてのゼミ生4名も参加してくれた。

 和田先生は、講演で、教材研究においては、子どもの反応をしっかり予想して、それを踏まえて授業設計することを具体的に示された。また、若い教師はともするとどう教えるとわかりやすいかという視点を重視しすぎることを強調された。まったく同感。説得力十分の講演で聞いていても気持ちがいい。

 意見交流で、期せずして「どうですか?いいで〜す!」の話題になる。以前から発言しているように僕は否定派。とはいえ、こういう点があるという意見が出て、僕は動画を提示しながら、あらためて主張。友の発言に反応をすることを決して否定しているのはない。それがあまりにも形式的だからだ、と説明。きっとこの手法を始められた方は、互いに聴き合い、認め合う集団になってほしいという願いがあってのことだと思う。それを否定していないことは改めて強調しておきたい。

 帰宅。午前の続きで音楽ライブラリーづくり。セッティング。

 かつてのゼミ生から相談。電話で教材研究を試みる。課題解決になることを願う。まずは報告をもらうことを楽しみにする。
 
 研究室HP記事は、5月23日の9期生ゼミの振り返り記事。まずは荒木さんが発信。童話を教材にするときの注意点が学び合えたことは大きい

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学校行事
3/25 子ども理解活動1 概要説明会(教務課オリエンテーション内)

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト