2024年7月4日仕事日記

 8月2日訪問の柏市での講演プレゼンづくり。より良い授業づくりの講演依頼。これまでの資料を再構成して完成。データのみ担当に送信。7月25日の名古屋市教育委員会依頼の2・3年目研修の内容については決められず。まずは書籍等で新知識注入作業。

 12時45分に家を出て、久しぶりに三の丸庁舎に向かう。14時から開始の愛知県教育委員会「義務教育問題研究会」専門部会に参加。部会長を仰せつかる。今日をいれて3回でリーフレットを完成しなければならないハードな部会。県内から精鋭が集められ、ゴールを目指して動く。方向性を確認して、2つのグループに分かれて協議。16時少し前に終了。

 帰宅前に喫茶店でしばし休憩。18時からオンライン会議。ベネッセミライシード【東海エリアコミュニティ】の事前打ち合わせ。僕の役割を確認して、短時間で終了。本題後に四方山話。

 研究室HP記事は、6月16日教師力アップセミナー(土居正博先生)の記録。今回は、河上君、有村君、榊原君の記録。この三人の記録も凄い。まず量からしてこれまでの最高ではないか。それほど学びが多かったということ。

 先日の岡崎市立額田中学校での動画を整理。より活用できるようにタイトル付け。貴重な財産がいただけたと深謝。

6月16日 第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び(河上・有村・榊原)

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 こんにちは!10期生の河上です!今回は6月16日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。今回は国語科の土居正博先生の講演でした。土居先生の講演から印象に残ったこと・学んだことを書いていきます。

 1つは国語は"達成感を得にくい教科“ということです。算数や体育は「できない→できる」ようになることで達成感を得ることができます。しかし、国語は違います。最初から全く読めないということはありません。ある程度わかっているところから始まります。なので国語は「できる→よりよくできる」ということを目指さなければいけません。子どもたちに達成感を持たせることができると、国語の力(書く力)が身につきます。またそれが、他の教科にも派生することにもなります。国語は他の教科とスタートラインが違うことを念頭において置かないと子どもたちに国語の力は身につけさせることはできません。常に子どもを見て、指導後の姿を意識して授業をするようにしていきたいです。

【書く力を身につけさせるには】
1、教師が指導後の子ども像を明確にもつこと
 →教師が子どもに追いつかれてはいけない!
2、成長を可視化
3、学習が積み重なるように
 →学習用語はゴールではなく手段に!

 次に子どもたちのコミュニケーション素地の育成にはペアトークが大切ということを学びました。講演ではペアトークのやり方を丁寧説明していただきました。ペアトークは目を合わせるところはじめ、最初のうちはテーマを与えてあげます。たくさんの案を出させます。その時の約束は必ず肯定をするということです。肯定することで安心して話すことができるからです。話し合いは案を出すだけではダメで、絞ることが大切です。このペアトークを通して話し合うことの良さを体感させることができます。これは国語科ではなく、他教科や社会に出てからも必ず役に立ちます。ペアトークは必ず授業内で取り入れるようにしたいです。

 最後に発問はWhyやHowではなくWhichで問うようにするこということです。なぜやどうして?と聞くと難しくて答えられない子が出てきてしまいます。しかし選択をつくって選ばせることで、国語が苦手な子も参加することができ、全員参加の授業にすることができます。なぜ?どうして?と聞いた方が授業の進行が楽なのでやってしまいそうですが、子どもの立場になって授業づくりをしていきたいです。

 講演では模擬授業もしてくださりました。国語ってこんなに楽しい授業になるんだ!と驚きました。また、教育実習などですぐに実践できそうな技をたくさん見させていただきました。たくさんの学びをありがとうございました!!(河上)


 はじめまして!教育学部4年の有村と申します。今回から準ゼミ生として参加します。今後ともよろしくお願いいたします。初投稿で上手くまとめられませんでしたが、読んでいただけたら幸いです。私は土居先生の講演を受けて、特に2つのことが深まりました。

『子ども像を明確にもつ』
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 子どもが学習を楽しみ、力をつける動機として『できない→できる』という達成感がある。しかし、国語科は大体できる段階が多く『できない→できる』の達成感が得にくいため、一歩先の『できる→よりよくできる』という変化を目指す。そのために、よりよく読める、よりよく書けるとはどのような状態なのかなどをしっかり考え、指導後の子どもの姿を明確にもつ。すると、理想の姿からみて何ができているか、何が足りていないかが分かり、より具体的なフィードバックができる。
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 私は子どもに指導する際に何を言えば良いのかと困った経験がありますが、それは指導後の子ども像が明確にもてていなかったのだと分かりました。これは国語科に限らず、他教科でも、生徒指導でも、意識すると良いと思いました。また『子ども像をもつ』ことで、できる子がさらに深まる課題を作り、できない子はできる子の課題を受けてできるように変化するなどの指導の個別化にも繋がるということも大きな学びでした。

『指導事項をそのままぶつけない』
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 人物の心情理解や文章構成の理解など、教材毎に指導事項がある。しかし、そのまま発問や課題にすると、意見が出しにくく、興味を惹かれない発問になる。そこで、内容は変えずに質問を変えることで、自然と子どもが語りだせる発問にする。
 また、学習用語は学びを積み重ねるために利用するという視点が大切である。そうすると何が良いのか理解することで、学習用語を使いこなす力が育まれる。
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 これもある意味『子ども像を明確にもつ』ことで行えることだと思いました。指導後の明確な姿が頭にあることで、そこにたどり着くために「子どもにどのような発問をするのか」「積み重ねるために学習用語をどう活用するか」などをスモールステップで考えられるのだと思います。
 土居先生は、まずはWhichの発問をして、クラスの全員が参加できるようにするとおっしゃっていました。これは「閉じた質問」つまりYesかNoで答えられる質問であり、2択なので答えやすい性質があります。カウンセリングの技術の知識が発問の技術と繋がり、考えが深まりました。

 このような学びの機会をこれからも得られることは非常に嬉しく、準ゼミ生として受け入れてくださった玉置先生には感謝しかありません。土居先生、貴重なお話ありがとうございました。(有村)


 こんにちは。玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。16日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は、土居正博先生の講義で、楽しく力のつく国語の授業がテーマでした。

 そんな中で特に学びになったことは、子ども達のコミュニケーション素地の育成です。このことは国語だけでなく、他の教科や、授業外の時間にも応用できることだと感じたので、土居先生が仰っていたことと、私の学びを混じえながら書いていきます。

○基本はペアワークから
 土居先生は、ペアで話す機会が増えると子供のレベルも上がると仰っていました。グループでの交流ではなくペアにすることで、1人の活動量が多くなります。そこで十分コミュニケーションをとってから、グループや全体での交流にに繋げたら、話し合いもスムーズになると学びました。

○まずは「目を合わせる」
 今回の講義でまず行ったペアワークは、「目を合わせること」でした。隣の人と黙って10秒間目を合わせることから始まったのですが、これがとても恥ずかしいです。自分がどれだけ人と目を合わすことに慣れていないかを痛感しました。

 セミナー終了後、普段の人との会話で、目を合わせることを気をつけてみました。すると、相手の話がしっかり耳に入ってくる感覚がありました。きっと、目を見ることで自然と相手に注目ができ、周りが気にならなくなったため、話をしっかりと聞くことができたのだと思います。「目を合わせること」がコミュニケーションの基本であり、その重要さについて実感しました。

 子どもたちも、目を合わせることに意外と慣れていないんじゃないかな、と思っています。なので、年度の初めからコミュニケーション基本の『キ』として、「目を合わせること」を教えていきたいです。そうすることで、クラス内で起こる会話や交流も、だんだんと活発になっていくと考えます。

○話を「続ける」ことが大事
 先生は、とにかく話を続けなさい、と子どもに言うそうです。会話を続けることによって、しだいに自分の考えが引き出されるほか、相手の考えも分かるようになってきます。
 先生は他にも、この続けるができないと将来困るよ!とも仰っていました。私自身、今でも会話が続かず困った経験がたくさんあります。すぐ話が終わってしまったり、間ができてしまったりすると、とても気まずい気持ちになってしまいます。改めて振り返ると、会話を続けることを大事にしていなかったから、困ることが多かったのかもしれません。

 子どもにも、まず「続ける」を大事にコミュニケーションを取ってもらいたいです。これに慣れることで、会話を続けることに困らなくなるし、授業外や学校外での雑談でも良いコミュニケーションが取れるようになると思います。そのために、最初は1分程度から会話を始めて、だんだんと時間を伸ばしていきます。褒めるときは「1分間続いた人〜」と数値化してわかりやすくします。「相手のことを聞き出せた人〜?」と問いかけながら、聞き上手で話上手な子ども育てていけたらと思います。

○いいところは単純に「たくさん考えが出る」
 ペアワークをすること、議論をすることのいいところは、単純に考えがたくさん出てくることだと、先生は仰っていました。これによって、自分のなかの考えを引き出すことができ、相手の考えを取り入れることができます。 現場でも、まず1人で考えを書き出し、それからペアワークで相手の考えを書き足していくことを行うそうです。そのとき、相手の考えは必ず「いいねぇ〜」と肯定させます。そうすることで、ノートには自分と相手の考えでいっぱいになっていきます。

 先生は、「考えが増えた人〜?」と問いかけるそうです。そうすると、だいたいの子どもは手を挙げます。そうして、増えたところに赤マルをつけさせます。これによって、子供は考えが増えていることを実感でき、話し合うことの良さを体感することができます。そうなると、しだいに子ども自身から話し合うことを始めるようになってきます。

 ここで注意が必要です。子ども達は相手の考えを書くことに夢中になってまい、最初の「目を合わせること」を忘れてしまいがちになります。先生は、これを防ぐために「何か忘れてるね」「〜〜さんは書く合間にちゃんと見れているね」と一言言ってあげるそうです。子どもは書くのに必死になるので、目の前の相手を大事にすること忘れないような声掛けを心がけていきたいです。

○絞っていくことも大切
 話すことができていくと、次にペアで1つの案に絞ることをやっていきます。グループだと、誰か強い子の考えに引っ張られてしまうかもしれないし、なにも言わない子もでてくるかもしれません。しかし、2人だと逃げ場がなく、みんなが参加できます。さらに、絞ったことを発表させます。これは、話し合いを自分の言葉に再構成することになります。先生はこれが難しく、とても成長になると仰っていました。

 発表のときに、どうやってそうなったのかの流れを確認します。これによって、どうやって上手くまとまったのか、なんで上手くまとまらなかったを考えることができます。上手くいったペアはその確認ができるし、上手くいかなかったペアは他のペアから参考にして、次に繋げられ、みんなが成長でき、だんだんと話し合いが上手になっていきます。

○教師の子ども像が大事
 ただ2人ペアで話し合いするだけでは、子どもの成長には繋がりにくいです。やっぱり、教師が育てたい子ども像をしっかりと持つことが大事だと仰っていました。こういう風にしていきたい、こんな子どもの姿にしていきたいといった目標を持って、それに向けた取り組みや声掛けをしていくことが、子どもの成長に繋がっていきます。

 今回の講義では、子ども同士のペアワークによるコミュニケーション素地の育成について、とても良い学びができました。ただ最初から「2人で話して」と活動させるのでは上手くいかない。話し方からじっくりと育てていくことで初めて「2人で話して」が上手くいく!ということを大事にしていきます。教師として、様々な取り組みを考え、実践して子ども達のコミュニケーション力を育てていけたらと思います。

 今回、講義をしてくださった土居正博先生、セミナーを開催してくださった酒井先生、玉置先生、参加してくださった皆様、ありがとうございました。次回のセミナーは教員採用試験が終わった後なので、「大丈夫!きっと合格してる!」と胸張って言えるように、試験日まで努力していきます。この記事を読んでくださった方々もぜひ、今年試験を受けるみんなを応援してくださると嬉しいです。(榊原)

2024年7月3日仕事日記

 7時15分ごろ研究室着。いつものように珈琲を淹れて、しばしゆっくりする。届いた文書を印刷して確認。ゼミ生の中学校教育実習一覧作成。

 9時30分から依頼を受けて面接練習を10時30分まで、30分単位で合わせて5人対応。大学人となって何人へ助言をしてきただろうか。30分間で十分に成果が出す自信あり(笑)。

 10時40分から11時45分ほどまで、9期生ゼミ。授業力アップゼミの看板通りの活動。今日は僕の飛び込み授業映像を見て、子どもとの関わり方、教科書を活用した授業進行の仕方などをとらえる時間。自分が一番楽しませてもらった。このコンテンツは講演でも使えるという判断。

 12時30分から、10期生河上君、石川さん来研。例によって次回の模擬授業への助言。ゼミ生の悩みはよくわかる。正しい悩み。打開するためのアイデアを提供。10分程度で要点を掴み、改善策を提示することを自分に課しているが、こちらもなんとなくポイントがつかめてきた感じ(笑)。

 13時30分から、オンライン「入学者選抜委員会・広報部会」に出席。14時30分まで。今度は対面で「教職教育センター会議」に参加。

 終了後、大学を出る。帰宅して、8月1日訪問の松阪市での講演プレゼンづくり。依頼内容は、「若手教師向けの学級づくり」。10年ほど前には何度も伝えてきた内容。過去のプレゼンを見て、再構成。整えることができたので担当にデータ送信。

 研究室HP記事は、6月16日の教師力アップセミナー土居正博先生からの学び。一人一人の記事内容がとても濃い。土居先生から得た情報量の多さを各ゼミ生から感じる。先日は、池田さん、古賀君、石上さん、今回は、道下さん、尾崎君、長谷川さん
 

2024年7月2日仕事日記

 6時30分ごろ家を出て、いつものように7時15分ごろ研究室着。

 9時から依頼を受けて2人に面接指導。9時30分から福地先生に1時間ほど情報提供。少しでもお役に立てることを喜びたい。教師論の準備。振り返りチェック。

 3限、4限と「教師論」。今日は書籍「まるごと教師論」の「優れた教師から学ぶ」を読み、学び続ける教師であることの大切さを伝える。その後、音楽教育に焦点を当てて、筑波大附属小の音楽授業を視聴。この教師の技を話し合う。

 5限は、10期生ゼミ。齋木さんと尾崎君の模擬授業。昨日の助言を生かして、共に自然に話し合いたくなった授業に。ここがポイント。

 片付け物をして大学を出る。帰宅。終日動いたためか、物凄く疲れていて、早めに横になる。

2024年7月1日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出て、7時15分には研究室。「教育課程」振り返りチェック。8時30分、10期生ゼミ生尾崎君、齋木さん来研。明日の模擬授業相談に乗る。主発問の変更を助言。

 9時から第11回「教育課程論」。今日は、学校教育における自殺予防教育をテーマに学校づくりを考える。新井肇さんによる小中高校生の自殺実態を伝える動画を見て話し合う。続いて、藤原和博先生による「よのなか科」での「いのちの授業」ロールプレイをして、学校教育における自殺予防教育について考える展開。振り返りが楽しみ。

 すぐに大学を出て、岡崎市立額田中学校へ向かう。途中のSAで昼食、しばし休憩。

 13時ごろ学校着。校長先生と懇談。5限3年生数学授業参観。子どもたちがとても育っていて(育てられていて)、課題解決に向けて、各グループで粘り強く考え話し合う姿が素晴らしい。「ここまではわかったのだけど・・・」「これって、どこかで見た数字だよね。あっ、そうだ」「この考えでいけるんじゃない?」「わかったようでわかならい」などの関わり合いもあり、「真に学び合っている」「だれもが解決をしたいという気持ちをもって授業に向かっている教室」を見ることができた。あちこちでよい様子があって、すべてを動画で収めることができず残念。

 授業者と懇談。指導案から、今日の授業で気になったのは、課題設定のみと伝える。代案も提示。それをきっかけに教材研究を二人で楽しむ。充実の時間。

 子どもの姿をもとに話し合う(各グループごとの授業記録が出されていて、なんと合わせて40ページほど)先生方の全体協議会を聞きながら、プレゼン最終調整。依頼を受けた演題「『振り返り』と『見方・考え方』の理解を深める」で本質を伝えた後、授業動画をもとに「つぶやき板書」や「デジタル振り返り」などを40分ほどで勧める。

 強雨が続いているが、良い授業を見た後は気分よい。「こまきこども未来館講座運営会議」参加のため小牧へ向かう。10分前に到着。18時から19時45分ほどまで、令和5年度講座運営の評価について検討。委員から鋭い意見が続き、進行役としては良い意味で嬉しい悲鳴。今後の検討事項というまとめもして、無事終了。

 帰宅。今日締め切りの原稿を必死に書く。日付が変わってしまったが、送信完了。

6月16日第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び(池田、古賀、石上)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です!今回は先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていこうと思います。

 今回は土居正博先生から、現場でもすぐに使えそうな授業技術や子どもの言語力を高めるための効果的な方法など、模擬授業を通してたくさんのことを教えていただきました。

 私がこのセミナーを通して印象に残ったことは2つあります。まず一つ目は教師が目指したい子ども像を明確に持つということです。授業をつくるときに、まず大切になるのは、その授業を通して子どもにどんな力をつけさせたいのかをはっきりさせることです。このことを意識することで、答えを引き出すためにはどのような発問をしたら良いのか考えやすくなったり、軸がブレることなく授業を進めることができると思います。子どもの考えを揺さぶる問いかけをしても、目指したい子ども像をはっきりとさせることで、まとめへと上手く繋げられるようになるのではないかと感じました。

 二つ目はコミュニケーションの素地を育てるためのペアトークについてです。まずは相手の目を見て話すことから始め、とにかく話を続けることを意識させ、トークが終わったら価値づけやフィードバックをします。その中で、子どもは「相手の好きなものを聞き出せた!」や「今度はまず相手の話を聞いてみよう!」と自己を振り返り、次に繋げることができます。ここで大切なことは、子ども自身に「今度はこうしたい!」や「大切にしていきたい!」と実感させ、次の行動の動機づけへとつなげることなのだと感じました。

 今回は国語の授業を例に教えていただきましたが、他の教科でも活かすことができそうなことが多く含まれており、授業づくりや学級を持った際にやってみたいと感じることがたくさんありました。土井先生、貴重なお話をありがとうございました!(池田)

 
 こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は土居正博先生に「国語授業づくりで大切にしていること」というテーマでご講演をいただきました。

 国語では、達成感もたせることが難しいため、目指したい「子ども像」を教師が明確にもつことが大切だということを学びました。他教科ではできなかったことができるようになることで子どもが達成感をもてることに対して国語はできることがより良くできるようになる。そのため、特に書くことについて成長を可視化し実感させることや指導したことが積み重なるように、「学習用語」を駆使して、国語の授業づくりをしていきたいです。

 今回の講演の中で一番印象に残ったことは、コミュニケーションの素地を育てるため「ペアトーク」の技術です。ペアトークができてこそグループや全体での話し合いがよりよいものとなっていくので、少しずつレベルアップさせながら、はじめのうちはテーマを与えながら、話を続けていけるよう指導していきたいと思います。

 講演の中であった、発問の作り方や工夫、ペアトークを生かして、子どもが楽しめて力がつく授業づくりをしていきます。土居先生、運営委員の皆さん、今回も素敵な学びの場をありがとうございました。(古賀)


 みなさんこんにちは!9期生の石上です。今日は6月16日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は土居正博先生から、楽しくて力がつく国語の授業づくりについて学びました。

◯ ペアトーク
 子どもたちのコミュニケーションの素地を育てるためには、まずペアでの話し合いが大切だということを学びました。

 まずは目を合わせることに慣れるようにし、次にテーマを与え、話を続けるよう伝えます。この話し合いによって、子どもたちの様々な姿を引き出します。「相手のことも聞き出せた?」などと問い、話し合いをすることで自分の考えが引き出されたり、他の意見を知ることができることなど、話し合うことの良さを実感させることで、徐々に話し合いができるようになるということを学びました。また、「〇〇さんたちのペア上手に話し合えていたね。」と、体験した後にフィードバックすることが大切だということも学びました。

◯話し合いの再構成
 話し合いをした後に、どのように話し合ったか、どのような流れだったか、上手くいったか、いかなかったかなど、話し合いを自分の言葉で再構成させることが大切だということを学びました。

 学級全体の話し合いでは特定の子が話し合いを進めてしまいがちですが、話し合いを振り返ることで、自分を客観的に見ることができ、話すだけでなく聞く力もつけることができることを学びました。

 今回のセミナーでは、ペアトークだけでなく発問の仕方や課題についてもたくさんのことを学ばせていただきました。今回の学びを活かして、子どもたちが少しでも楽しんで学べるような工夫を考えていきたいと思います。このような貴重な機会をくださった土井先生、運営委員の皆さんありがとうございました!(石上)

2024年6月30日仕事日記

 締め切りが迫っている原稿書き、約束が果たせていないない仕事、授業の振り返りチェック、松阪市依頼の講演プレゼンづくり(学級づくりの依頼)などに取り組む。過去2008年からの5年間ほどのプレゼンデータを見直す。そのころは、学級づくりをテーマにして、幾度か話していることを思い出す。当時のプレゼンデータを見直し、再構成することで抱えている課題がクリアできそうな気分になる。この油断が危ない(笑)。

2024年6月29日仕事日記

 家内の体調は回復してきており、安心して、家事をいろいろとこなす。歯医者にも行き、法事にも出かける。

 オンデマンド講演依頼の奈良県校長への講演プレゼンづくり開始。校長向け講演は過去に何度もしているが、つい新作を創りたくなる性質で、その方針で作業を始める。当初の予定より、相当な時間がかかって、ようやく完成(泣)。こうなると、録画するのが楽しみになっている自分💦。まさにのど元過ぎれば・・・だ(笑)。

 次に、和歌山県教育庁依頼のオンライン講演プレゼンづくり。提示された演題は「ICTを活用した学校Update」。僕のオンライン講演後、会場で参加者が話し合うとのこと。それを踏まえての講演プレゼン完成。

 続いて、美濃加茂市学力向上研修でのプレゼンづくり。依頼演題は「今、学校で子どもたちにつけていくべき力とその方策を考える」。これまでの資料をもとに、新たに構成して完成。

 さらに、一宮市教務主任研修プレゼンづくり。依頼演題は「学校を活性化する教務主任の在り方」。最近の講演で心掛けている、まずは本質を考えることから始める研修を構成。最初の問いは「活性化している学校の姿を出し合いましょう」。

 ということで、今日はいつも以上に頑張り、貯金がたくさんできた日。

2024年6月28日仕事日記

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 今日は久しぶりに長崎へ。「第1回長崎県教育の情報化推進協議会」で講義の依頼を受けてのこと。6時30分ごろ家を出て、県営名古屋空港へ。7時30分福岡行きでフライト。福岡空港からは、地下鉄で博多へ。博多からリレー新幹線で長崎へ。11時28分着。お迎えをいただき県庁へ。教育庁のお二人と一緒にお弁当を食べながら懇談。

 13時から70分間、演題「令和の時代における校務支援システムとGIGAスクール構想の実現」と題して講義。市町村教育委員会の皆さんをはじめ、校長先生らもオンラインで聞いていただいたとのこと。

 終了後、「統合型校務支援システム部会」に参加。助言を求められたので、教育データ利活用の重要性を入院体験談を入れて伝える。

 駅まで送っていただき、行きと同じルートで県営名古屋空港へ。帰宅は22時過ぎ。家内の体調が悪く、自力で歩くのも困難なため、救急車のお世話になる。深夜1時ごろ帰宅。

2024年6月27日仕事日記

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 早朝から奈良県の校長先生方にオンライン講演をするためのプレゼンづくり。学校マネジメント力を示して、それぞれに関連したエピソードを紹介していく方針に決めて作成。これも新作。

 10時前に家を出て、地元駅から名古屋、米原、敦賀、金沢へ。タクシーで教育プラザ富樫へ。金沢訪問は今月2回目。

 14時50分から金沢市中堅教職員研修。依頼を受けた演題は「一人一台端末の有効活用を推進する中堅教員の在り方」。GIGAスクール構想の根本を押さえた後、動画を多用して、様々な端末活用をした授業があることを伝える。

 いただいた質問でお答えができなかったものがある。帰路でじっくり考える。質問の主旨は4年生外国語活動で端末活用授業をしなければならないが、どうしたらよいかという問い。事例が思い浮かばす答えられなかったが、そもそも端末利用が前提にあるからこそ良いアイデアが浮かばないわけで、「この授業で子どもたちをこうしたい、ならば端末を活用できるという発想になるべき」と答えるべきだった。ごめんなさい。なぜあのときにこの考えが浮かばなかったのか。こういう後悔はけっこうあるもので、一つストックができたと思えば、有難い質問をいただいたわけだ。

 タクシー金沢駅へ。いつものお寿司屋さんに入って豪華夕食。金沢、敦賀、米原、名古屋、地元駅へ。明日は長崎。体調を考えて、早めに横になる。大雨が心配。

2024年6月25日仕事日記

 7時過ぎに研究室着。9時30分から「授業と学び研究所」オンライン会議。12時まで。一つ一つの議題が重く、進行役を仰せつかっているが、疲れは半端ない。次の展望が見えるようにして話題を振るが、なかなか見通しが立たず。

 13時10分から第11回教師論2コマ。今回は菊地省三先生の教育者としての生き様から学ぶ時間。講義室を出る学生が「この授業こそ教師論だね」という声が聞こえてきて、にっこり。

 16時30分からは10期生ゼミ。今日は森山さんと間宮さんの模擬授業。事前検討会での助言を活かし、この時期の学生としては、とても良い授業を見せてくれた。助言レベルを高くして伝える。

 18時30分から、「未来を拓く学校づくり研究会」総会。引き続き代表理事の役目を仰せつかった。皆様のおかげでこの研究会も順調。

 帰宅。メールのみチェック。研究室HPは、土居正博先生からの学びシリーズ第2弾。由原さんと間宮さんが発信。実習を終えた学生も実習前の学生も学びは多し。

6月16日第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び(由原、間宮)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。今回は、先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います。今回は、土居正博先生が「国語授業づくりで大切にしていること」というテーマでお話してくださいました。そこから、特に印象に残った点について書いていきたいと思います。

 まず、国語は達成感を得にくいため、目指したい「子ども像」を明確に持つことが必要だということです。また、成長を可視化できるようにすることで、子どもたちに実感させることが大切だと学びました。これは、私の専門である音楽にも共通することだと感じたので、振り返りなどをして成長を可視化できるような工夫をしていきたいと思いました。

 もう一つは、コミュニケーションの素地を育てることです。そのためのペアトークでは、まず目を合わせることから始め、テーマを与えて話を続けることを意識させます。ペアトークの後に必ずフィードバックを行い、価値付けすることで「次はこうしたい!」に繋げていくことができます。また、自分の考えが広がる経験を与えることも、ペアトークの充実に繋がるのだと学びました。

 今回の学びは、他教科でも活かせるものがたくさんあると感じたので、授業づくりに活かしていきたいと思います!貴重なお話をありがとうございました!そして、玉置先生!このような貴重な機会をたくさんつくっていただき、ありがとうございます!(由原)


 こんにちは!10期生の間宮です。6月16日の第2回教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 今回は、土居正博先生から「国語の授業づくりで大切にしていること-楽しくて力がつく国語授業づくり-」というテーマでお話していただきました。その中で、特に印象に残っている学びが2つあります。

 1つ目は、目指したい子ども像を教師が明確にもつことです。算数や体育の授業では、「できない」が「できる」ようになるというように、子どもたちの成長が顕著に現れます。一方、国語の授業では、子どもたちが「できる」からスタートし、「よりよくできる」ようになっていくため、成長が少し見えづらく、子どもたちは達成感を得にくいです。そこで、教師が子ども像を明確にもち、それを基に発問や課題設定をすることで、子どもたちに適度な負荷がかかり、達成感をもたせることができると学びました。教師の頭の中に子ども像があると、意図をもって指導することができるため、よりよい授業づくりや子どもたちの成長にも繋がっていくと感じました。

 2つ目は、WhyやHowではなく、Whichで問いかけることです。子どもたちから発言を引き出すことは非常に難しいですが、Which発問によって、自然と子どもたちが語り出すことができると学びました。発問のレベルではなく、形を変えるだけで、子どもたちの反応が違うと分かり、国語の授業って面白いなと感じました。私もWhichを使って表現を工夫し、子どもたちに適した発問ができるようになりたいと思いました。

 講演の中で模擬授業も見せていただき、実習前に国語の授業のイメージをすることができました。国語の難しさも楽しさも理解した上で、学んだことを生かした授業ができるように頑張ります。今回も貴重な機会をありがとうございました。(間宮)

2024年6月24日仕事日記

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 早朝から家のことをこなして、6時30分ごろに家を出て大学へ。7時15分ごろ研究室着。

 9時から第11回教育課程論。今日は藤原和博さんの「正解主義(情報処理力)」から「情報編集力」の主張をとらえた上で、よのなか科「ハンバーガー屋の店長になろう」の体験的学び。考える過程の重要性を体感することに重点を置く。

 依頼を受けて面接指導。ゼミ生の荒木さん、由原さんら。自分が教師という職業をどうとらえているかをもっと語るように助言。

 大学を出て、愛西市立佐織中学校へ向かう。学校付近に来たので昼食。しばし休憩。

 13時ごろ、佐織中学校着。校長先生らと懇談。今回の僕の役割確認。

 1年生英語授業参観。チャットのフル活用。子ども同士のつながり、教師との関係もとてもよく、だからこそチャットが生きる授業。いわゆる心理的安全性が高いからこそできるチャット活用。全体の場では、この先生が4月からどのようなことを心がけて教科運営をしてきたかをクローズアップすることに決める。

 動画整理。皆さんの協議会を見ながら、プレゼン最終調整。40分間の時間をいただいたので、演題「自ら学習を調整し、自ら学びを決定して、主体的に学びを深める生徒の育成 「個別最適な学び」と「協働的な学び」を充実させた教科指導の実現に向けて」と題して話す。後半15分間は授業者と僕とのやりとり。授業場面を見せながら、このときの指導言の背景を聞くと、やはり!思いをしっかり持っているからこそ、このような言葉が出てくるのだと納得。

 昼食時に取れてしまった差し歯の診察に歯科医へ。う〜む。またしばらく通うことになりそう(泣)。

 帰宅。岡山市から依頼のオンライン「ICTを活用した算数・数学授業づくり講座」のプレゼンを完成させて、データ送信。

 研究室HP記事は、6月16日の第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び。第1号は、石川さん、斎木さん、古川君。学びが多いので長文になるのはしかたがない

6月16日 第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)からの学び(石川・斉木・古川)

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 こんにちは、10期生の石川です。今回は、6月16日(日)に行われた第2回教師力upセミナー・土居先生の講演についての記事を書かせていただきます。

 私は国語を専門教科として学ばせて頂いているので、国語科である土居先生の講演をお聞きできるのをとても楽しみにしていました!

 土居先生が目指す国語教育は、
【子どもが育つ!子どもがやる気を持ってイキイキする授業!クラスづくりにも繋がる!】
だと仰っていました。

・「できない」を「できる」に変える。
・「できる」から「よりできる」に変える。
・児童の思考で学びを広げ深める。
 このことを大切にして、子ども達が達成感を味わえるようにすることが大切なんだと土居先生は強調されました。

○ 書く力をつけさせることで、達成感を感じさせる。
 書くということは、自分の思考や考えが可視化できます。ですから、自分の成長を実感しやすいです。児童が自分の目で自分の達成度を図ることが出来る手段が「書く」。そして、書くことは国語能力だけでなく、学習全体の基盤となることでもあるので、書く機会を子どもに与えられる指導は大切だと思いました。

 また、「書く」ということは、何かしらの考えを自分事に落とす作業が含まれます。学習において、「授業の内容・教科書の内容を自分事に落とし込む」ということがとても大切です。その作業ができる「書く」ということは学びをさらに深めることにも効果的だと気付かされました。

 私は、土居先生の活動報告の中で、小学生低学年がこんなにも自分の意見を書けるのか!!!と驚かされました。それは先生の日頃の指導の賜物であると思います。教師の指導方法・アプローチ方法で子どもをこんなにも成長させられるのだなと、教師の指導力の大切さに改めて気付かされました。

○ コミュニケーションの素地を育てるためのペアトーク
 「ペアの人と10秒間見つめ合いましょう」土居先生からこんな指示が出ました。この活動は、人の目を見て対話をする事の大切さを学ばせる為の活動でした。この活動が始まると、一気に会場の場が和みました。このようなとっかかりで、対話のスキル・コミュニケーションのスキルを学ばせることも出来るのだ。と子供が楽しく学ぶ為のユーモア溢れるアプローチ方法の引き出しがまた一つ増えました。この活動から分かるように、土居先生は常に子供が楽しく学ぶ為にはどのような指導が良いのか。を考え抜かれているのがよく伝わり、教育の一番大切な考え方を教えてもらえたように思います。

 土居先生が目指されている
【子どもが育つ!子どもがやる気を持ってイキイキする授業!クラスづくりにも繋がる!】
という国語教育からも分かるように、国語の授業で学力を単につけるだけではなく、授業を通して、子どもを心から理解して、子どもとの心の関係性を築き、クラスづくりにも繋げたい。という想いがとても素敵だと感じたし、土居先生の温かさを身をもって感じることが出来ました。私も教員になったら、授業を通して、学力だけでなく、人として生きていくために大切な力を学ばせることができる教員になりたいと強く思いました。

 土居先生による模擬授業も受けさせていただくことができ、かなり具体的なイメージを掴ませて頂けました。「私もこのような授業を展開してみたい!」と何だかワクワクした気分になりました。今回の学びを通してまた一つ教員という仕事の魅力を伝えてもらえたように思います。素敵な講演・愛のある講演をありがとうございました。(石川)


 こんにちは!10期生の齋木です。今回は、6月17日(日)に行われた、第2回教師力UPセミナーでの、土居正博先生による講演での学びについて記事として書かせていただきます。

 土居先生のお話からは、国語授業づくりで大切にしていることについて学びました。特に学べた3つの点について順に述べていきます。

 1点目は、国語科では、算数の『できない』→『できる』ではなく、『できる』→『よりよくできる』であることが分かりました。例えば、読むことの場合、何回も音読の練習をすることで、よりうまく読めるようになるなどです。私は今まで、国語で、子どもたちの成長を読み取ることは、難しいと感じていましたが、『できる』→『よりよくできる』ということを知って、新たな見方を知ることができました。また、達成感が重要であることが分かりました。

 2点目は、コミュニケーションの素地を育てるためのペア活動についてです。土居先生は、まずは、目を合わせることが大事とおっしゃっていました。私自身も人と目を合わせることが苦手なので、非常に大切なことだと感じました。

 次に、会話を続けるためにもテーマを与えることが大事だとおっしゃっていました。そして、うまくペア活動をできた子たちはほめ、他の子も真似するようにさせることが大事だと分かりました。今までのゼミで「何度も子どもを褒めて、他の子もほめてもらえるようにまねる」ということを聞いてきたので、改めて、子どもを褒めることの大切さを理解することが出来ました。

 3点目は、いい発問・課題についてです。このことについて土居先生は4点挙げて頂きました。
・国語の授業は発言を引き出すのが難しい。
・「指導事項」をそのままぶつける問い
・子どもは分かっていないわけではない
・発問の工夫(WHYやHOW→WHICHに)←自然と子どもが語り出すように
 これら4点を聞いて国語の授業のポイントを理解し、なんとなくイメージすることが出来ました。また、「正論をぶつけられると子どもたちは困ってしまう」と仰っていたので
子どもたちがより発言をしやすいような発問を考えていくことが大事だと思いました。

 最後に、土居先生の講演を聞いて、より国語科の授業のイメージを持つことが出来ました。今後の、ゼミでの模擬授業・教育実習に向けて、特に発問に意識して、様々な意見が子どもから出てくるような授業を目指してやって行こうと思います。貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。(斎木)


 こんにちは!9期生の古川です。今回は令和6年度第2回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。

 今回の講師は「漢字指導法」「国語教育の『常識』を疑え!」など、多数の書籍を出版されている土居正博先生でした!

 土居先生は「国語づくりで大切にしていること-楽しくて力がつく国語授業づくり-」というテーマで講演していただきました。今回のセミナーでの学びを紹介していきます。

◯ 国語教科は達成感が元々得にくい教科
 子どもが育つ・子どもに力がつくには達成感をもたらせる必要があります。通常、他の教科は「できない→できる」に変えると達成感を得ることができます。しかし、国語は「できる」ことが多いため「できる→よりよくできる」を目指す必要があります。達成感を持たせることができると国語の力が身につきます。また他の教科の基礎にもなります。

◯ 書く力がつくと変わる。どうすれば変わるか?
・教師が指導後の「子ども像」を明確に持つ
・適度に負荷をかける
・成長を可視化し、実感させる(特に書くこと)
・指導したことが積み重なるようにする

◯ 子ども達のコミュニケーション素地の育成
[ペアワークのやり方]
1.目を合わせること(10秒)
2.テーマを与える(とにかく話を続けること)
3.沢山出させる
4.2人で1つの案に絞る
 このペアワークで大切になってくるところは「可視化」することと「話し合うということは広がるという認識を持たせる」「再構成」していくことです。このペアワークをすることで話し合うことの大切さを学ぶことができます。方法を教えて、ただやるだけではダメだと痛感しました。

 今回の講演で土居先生からは国語の授業作りだけでなく、他の授業にも通じるものが多くあると感じました。ご講演いただいた土居先生、貴重なお話をありがとうございました。セミナーに参加できるのも玉置先生のお陰です。ありがとうございました。(古川)

2024年6月23日仕事日記

 午前中は、「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ100」のリニューアル版原稿のうち、1年生原稿を整理して編集部へ連絡。ネタ数が110になり、その内容も新作がほとんどなので、新版と言っていいほど。

 午後は、今後の講演内容を踏まえて、いくつかのプレゼンづくりと資料集め。依頼内容がますます多岐になってきていて、勉強するためにお引き受けさせていただいているが、時々襲われる大丈夫か?俺!状態。とはいえ、準備を始めてみると、面白くなってしまう体質。こうだから引き受けてしまう。新作落語に挑戦する気持ち(笑)。

 指導助言をする学校から数学指導案が届く。授業を想像しているうちに、ふと浮かんだアイデア。仲間にさっそく提案。ChatGPTに自分の考えを聞いてみる。賛成してもらってよい気分。

2024年6月22日仕事日記

 今日も参加したいいくつかの会があったが、体調を整えるために、終日、原稿整理やこれからのプレゼンづくりをする。6月28日に伺う長崎県教育庁からの依頼プレゼンがようやく完成。送信完了。

 昨日のお礼メールや問い合わせや調整が必要となった会への変更依頼など。

2024年6月21日仕事日記

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 富山県氷見市内ホテル泊の朝。ゆっくり朝食をとる。迎えの時刻まで、今後のプレゼン2本作成。さっそく送信。

 9時40分に迎えをいただく。元旦の能登半島地震での被災状況を車中から見る。想像以上の状況。ここで暮らしておられた方々を考えると胸が痛む。

 10時頃、氷見市立西の杜学園到着。校長と日程と僕の役割確認。10時30分から、2年生算数と7年生社会の授業参観。動画撮影しながら助言ポイントを記憶。

 11時35分から12時20分まで、校長、教頭、研究主任さんらと懇談。授業づくり方針と現状を聞き、参観した授業感想を踏まえて助言。「方向性の確かさは間違いない」と伝え、その具現化に向けて具体策を伝える。

 美味しい給食をいただき、動画編集をして、2年生と7年生授業研究協議部会でのプレゼンを急いで作成。2年生部会では「わからないと言えることの重要性」を、7年生部会では「生徒が調べたくなる課題設定の必要性」を演題「西の杜学園から学ぶ」として話す。

 15時5分から16時15分まで全体講演。演題は「主体的・対話的で深い学びを生み出す方策 ーICT活用も踏まえてー」。僕の話を何度も聞いていただいている方をはじめ、終了後に「素敵な話でした。感激しました」というメールが届いて知ったが、本学卒業生の参加もあり、嬉しいこと。ペアでの話し合いの盛り上がりや皆さんの頷き具合も多く、気持ちよく講演ができた。ただし、内容をもっと精選すべきだったと猛省。十数枚のプレゼンシートを省かざるを得なかった(泣)。

 すぐに氷見市総合教育センター所長さんに新高岡駅まで送っていただく。17時39分新幹線乗車、敦賀、米原、名古屋と来て、地元駅着は21時34分。なんとかお約束を果たせたことで、ほっとして横になる。

2024年6月20日仕事日記

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 今朝は原稿書きの続きから。7月上旬締め切り原稿の目途がかなりついてきた。

 地元駅9時44分乗車、名古屋、新大阪、伊丹駅へ。迎えをいただいた車で、伊丹市立天王寺川中学校へ着。今日の流れと10月18日の研究発表会の日程確認等。来校された東中学校長から、教育界で話題になっている事柄についての見解を求められる。

 13時40分から授業参観。1年生理科、3年生社会と国語。どの授業もその単元のほぼ最終時間公開。子どもたちがよくつながり、だれもが学びに向かっている姿を随所で見せてくれた。

 3つに分かれての研究協議中にその後の講演プレゼン最終作成。協議会の様子を参観させていただいたが、先生たちが子どもの姿をもとに授業を語り合っている様子が見て取れて、この学校はますます高まってきていると感じることができた。

 演題「つながる大切さとその手立て 自ら進んで学び合い、認め合う生徒を育てるために」と題して、特につながるための手立てを撮影した動画をもとに伝える。さらに子どもたちを高めるための提言をした1時間。10月の研究発表会が楽しみです!とヨイショなし(笑)で伝える。

 伊丹駅から大阪駅へ、サンダーバード号で敦賀駅へ。新幹線で金沢駅から新高岡駅へ。氷見市教育総合センター所長のお迎えをいただき、ホテルまで送っていただく。車中は僕の病気のこと、病院での学び、明日の日程確認など。部屋に入って早めに就寝。

2024年6月19日仕事日記

 6時20分ごろ家を出て大学へ向かう。7時ちょっと過ぎ研究室着。教師論「振り返り」読み。

 9時から看護学部「生徒指導論」。来月にゲストを迎えるので質問づくり。15ほどの質問が完成。さっそくゲストへ送信。

 10時40分から9期生ゼミ。朝から熟考してきた今年度の卒論の最終形についてゼミ生に相談。就職してからの活用度を考えて、これまでと形を変えて仕上げることをゼミ生と同意。最近見た授業での気づきを話しながら、授業づくりの要点について話し合う。

 13時過ぎに10期生間宮さん来研。来週の模擬授業についての相談。これまでのゼミでの話し合いを生かした指導案。導入と主発問について助言。森山さんも同様な用件で来研。やはり助言部分は導入と主発問。学生に指導案作成にあたって指導すべき箇所が回数を重ねて見えてきている。

 教授会、審査教授会出席。福地先生の明解な「子ども理解活動」で、皆さん深く理解していただいたに違いない。今日も思う!よくぞ、ここまで来たと

 帰宅。原稿書きに集中。退院後、夜にPCを立ち上げて仕事をすることはほとんどなくなっていたが、ここのところ、約束を果たすためにも、そんなことは言っておられない。集中力は続かなくなってきているので、時々、横になって継続。

 昨晩は父の日ギフトで長男からの牛肉ですき焼き、今晩は次男からのギフトで鰻丼。美味して、とっても嬉しい。
 

2024年6月18日仕事日記

 本来なら、今日は終日大学業務だが、お心遣いをいただき、今年度は免除をしていただけたので、終日、自宅で。相続関係書類を整えたり、原稿を書いたりの1日。
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