2024年7月15日仕事日記

 7時15分ごろ研究室着。講義資料印刷。

 9時から第14回教育課程論。今回は「学校を開く」がテーマ。その一手段として学校HPを取り上げ、自分の原稿も含めて、捉え方を広げる資料提示をした上で、僕が教頭時代に放映されたNHK番組の一部を見せる。振り返りには、学校を開く意義をあらためて記載した学生多し。

 「教師論」の振り返りチェックなどで時間をかける。

 3限は岐阜教採2次に向けての相談に乗る。模擬授業で外してはいけないことを伝える。教採面接官の立場で考えると、模擬授業でとらえるべき事柄が明確になった貴重な時間。相談をしてくれたゼミ生に逆感謝。

 8月9日亀山市での講演プレゼン作成開始。いわゆる新作。ファイトがわく。

 5限はフレンドシップ4の講義。下写真の「はじめにこどもありき」がこの授業の原点であること、さらにかつてのゼミ生のインタビューを見せて、このゼミ生の子どもの気づきが授業構想の大元になっていると伝える。精鋭8名が履修。素晴らしいメンバー参集で、なるほど!という意見が続く。こちらもつい力が入る。

 帰宅。明日締め切りの原稿書きに取り掛かるが、集中力切れる(泣)。
 
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2024年7月14日仕事日記

 日曜日だけど、今日は大学へ。8時過ぎに到着。依頼を受けて教採2次面接指導。午前2コマ、午後1コマ担当。不十分な点を指摘して、その場でやり直しをさせて合格するまで繰り返し指導。

 帰宅。8月21日の久留米での数学授業づくり講演のプレゼンづくり。ようやく完成。明日15日5限講義フレンドシップ4の指導内容を検討してプレゼンづくり。

 研究室HPは、10期生石川さんの模擬授業振り返り。いつものように自分自身を丁寧に振り返っている。だからこそ振り返りが生きる。

7月9日10期生ゼミでの学び (石川)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の石川百音です!

 今回は7月9日の10期生ゼミの模擬授業での学びを記事にしていきたいと思います。7月9日のゼミは前期最後のゼミでした。前期の集大成として、今までの学びを存分に発揮できるように頑張ろうと意気込んで臨みました!

 今回私は、中学校2年生の国語・「扇の的-平家物語から-」の単元で模擬授業を行いました。今回の模擬授業を行うにあたり、せっかくゼミで学べるのだから、国語のオーソドックスな授業展開ではなく、少しチャレンジした授業展開を行ってみたいと言う目標を立て授業に望みました。

 そのような目標を持って望んだ模擬授業から学んだことを授業準備、実際の展開のイメージトレーニング、そして実際の模擬授業時に感じたことの観点に分けて振り返りたいと思います。

○ 授業準備
 授業を計画する段階で、まずは私自身が「扇の的」の内容をしっかりと把握することから始めました。物語の背景や登場人物の関係性、物語の主題について深く理解することで、授業の軸を明確にすることができました。また、資料の選定も重要だと感じ、生徒たちが興味を持ちやすいように、図解を活用するなど工夫することが出来ました。

 このように教材研究では、ただ「扇の的」を読み解くだけではなく、どのように生徒に伝えれば生徒の理解が深まるのかを重視しました。この視点を持つことができたのはこの模擬授業を良いものにしたいと真剣に向き合い、準備できたからだと思います。今回ゼミでこのような機会を頂けたこと。とても幸せだったなぁ。と改めて玉置ゼミの偉大さを実感しました。

○ 展開のイメージトレーニング
 模擬授業の前には、実際の授業の流れを何度もイメージトレーニングしました。具体的なシナリオを考え、生徒たちの反応を予測しながら進行を確認しました。ゼミの仲間にも練習に付き合って貰ったり、意見を貰ったりして、助けてもらいました。自分のことでは無いのに一生懸命一緒に考えてくれる仲間の存在にとてもありがたいなぁと感じました。
 また、玉置先生から助言して頂いた、「ワールドカフェ方式」を取り入れ、生徒一人一人が積極的に参加できるような授業展開・環境作りも意識しました。このプロセスを通じて、授業の進行がスムーズに行くように準備を整えました。

○ 実際の模擬授業
 実際の模擬授業では、準備した内容をもとに進めようとしましたが、内容が難しく、自分が予想していた時間内では課題に取り組みきれない状況が生徒に見受けられました。そこで私は迷いましたが、進めようとしていた問題数から大幅にカットして1つの問いだけを解かせるようにシフトチェンジしました。

 私の中ではものすごく迷った判断でしたが、授業後に玉置先生から、「授業にはそのような臨機応変な対応が大事なんだよ。」と声をかけていただけました。授業はそうそう予定通りには行かないことを実感し、これもまたひとつ私にとって、大きな経験・学びになりました。生徒たちの反応を見ながら柔軟に対応し、興味を引き続けることができるよう努めることの難しさ・大切さを学びました。

 私の最大のチャレンジであった、「ワールドカフェ方式」の場面では、生徒たちが積極的に意見を出し合い、活発な交流が行われました。一方的に教えてしまう授業展開や、読み取りが得意な生徒だけで進んでしまいがちの国語の授業ですが、活動方法や交流の仕方を工夫することで、対話的な授業を展開することができ、理解を深めることにも効果的だと学べました。

 授業後の先生や仲間からのフィードバックを受け、改善点や次回への課題も見つけることが出来ました。全体としては生徒たちが楽しみながら学べる授業を展開できたと感じ、少し自信がつきました!今後もさらに工夫を重ね、生徒たちが興味を持ち、理解を深められる授業を目指して、学び続けたいと思います!そして、目の前に迫る教育実習を精一杯頑張りたいです!(石川)

2024年7月13日仕事日記

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 今日は午前、午後とオンラインでの勉強会。午前は、僕が代表理事を務めている一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」主催の「モーニング情報交流会」開催。

 9時30分から11時まで、全国から参加いただいた30名弱の皆さんと交流。情報提供者は、岐阜市立加納幼稚園長の藤井佐由美先生。豊富な写真と動画による幼稚園児が自ら探究を楽しんでいる実践報告で圧倒される。その後のブレイクアウトルームでの話し合いも熱が入る。藤井先生のおかげで、いつも以上に濃厚な交流会となった。主催者として大満足。

 13時に事前打ち合わせをして、14時から16時まで、ベネッセミライシード「東海コミュニティ」に参加。30分間の講演依頼を受け、今後の端末活用について要所を提案。演題は「ICTを有効活用する大前提は聴き合う学級づくり」。少人数だったが、しっかりと思いをもっておられる皆さんで、充実した時間となる。

 コミュニティ後、ミライシードが世に出て10年を迎えるとのことで、当初に関わった一人としてインタビューを受ける。

 8月に訪問する久留米市での数学研修会でのプレゼンづくり。ようやく先が見えてきた感じ。

 研究室HP記事は、10期生尾崎君の模擬授業振り返り。各自が心情位置を表す仕掛けのよさを体感してくれた模様。研究室HPページ写真を10期生前期打ち上げ会の写真に変更。

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7月2日 10期生ゼミでの学び(尾崎)

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 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です。今回は7月2日のゼミで行われた模擬授業で得た学びと、その反省について記事にしていきます。

 今回自分は、中一道徳「選手に選ばれて」という教材で模擬授業を行いました。この教材は、選手に選ばれたA君の出る、出ないを決める権利と、クラスで選ばれたから出なければいけないという義務が対立していて、議論が終わらないという教材でした。これを元に、自分は権利と義務のどちらを大切にするといい?のようなことを子どもに考えさせることをねらいました。

 ですが、実際には足りていない部分が多くありました。まず、「権利」や「義務」というキーワードを使うと少し授業が固くなってしまうということです。中学生にこのような言葉を使うと、固く重い雰囲気が流れてしまうことを身をもって感じたため、実際に現場で授業をする際には工夫が必要だと感じました。

 また、その工夫として今回は教科書のある箇所を拾ってキーワードとしました。ですが、そのキーワードとした部分が1回の説明で理解することが少し困難な難しいものでした。授業を簡略化させたり、子どもに考えやすくさせるためにキーワードを拾ったとしても、1回で伝わらないと意味がないし、逆効果になってしまうことがよくわかりました。

 それに伴って、発問においても至ってシンプルな発問で進めていけばいいのだと感じました。自分は授業を進めていく上で、発問と子どもの理解に食い違いがないようにどうしても全てを説明してしまうところがあると感じました。玉置先生にも、発問が難しいとのご指摘をして頂けた上、今回のようの未解決物語は線上に子どもの名前を書いてもらったりする「見える化」をすると効果的ということも教えて頂きました。このように、シンプルな発問でもここまで発展して子どもと子ども、教材と子どもを繋げることが出来るんだと、実際に授業をしないと得られない学びを得ることができました。

 今回のように自分なりに授業の展望を描き、進めていこうと考えていても、実際に授業をしていくと思った通りにいかなかったり、授業が停滞してしまうことがあるということを今回学びました。今回、発問の仕方と提示するキーワードについて今までになかった新しい考え方を得ることができ、とても有意義な時間であったと思います。

 今回の模擬授業で得たことを今後に活かし、次はもっと良い授業が出来るように頑張っていきます!(尾崎)

2024年7月12日仕事日記

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 9時から岡山市教育センターと接続して、講演の事前打ち合わせ。9時30分から明日のモーニング情報交流会で話していただく岐阜市立加納幼稚園長とつないで明日の確認。

 12時ごろ家を出て、みよし市立黒笹小学校へ向かう。13時ごろ着。校長、教頭、教務主任としばし懇談。

 13時35分から3年生保健授業参観。単元は「けんこうな生活」。生活リズムの大切さを知り、教科書に掲示してある子どもの1日の過ごし方に助言することが主活動。ミライシードの新機能も上手く使い、子ども同士が結びつく仕掛けが随所にある授業。

 さっそく動画整理。時間が限られているので、どうしても伝えたいところに限定して動画タイトル付け。

 先生方の研究協議参観。この学校の協議はいつも質が高い。なるほど!と頷く意見多し。

 15時45分から40分間が僕の講演。演題は「児童の思考を促す主体的・対話的で深い学びをもとめて〜「たい!」を生み出す学習を目指して〜」だが、前半は最近見た授業から皆さんで共有化したいことを動画を通して知らせる。後半は授業動画をもとに助言。特にQRコンテンツの使い方を伝授。凄く納得していただいた感じ。

 校長室で懇談。来年度の研究発表会での依頼もいただく。有り難いこと。

 帰宅。8月の算数・数学講演のプレゼンづくりなどを続ける。21時から1時間、オンライン指導と評価ゼミに参加。数学授業のつくり方提案があり、数学的な見方・考え方を育てるための教師の在り方を伝える。

 研究室HP記事は、10期生齋木さんが発信。模擬授業を1回しただけでもこれだけの学びがあるという良い証

7月2日 10期生ゼミでの学び (齋木)

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 こんにちは!10期生の齋木です。今回は7月2日に行われたゼミでの模擬授業を通して学んだことを記事に書かせていただきます。

 私は、道徳科の小学4年生の「ドッジボール」という単元で授業をさせていただきました。

 玉置先生に、指導案の添削をしていただいたのですが、私の発問は、読み取りになってしまい、道徳ではなく、国語の授業になってしまうと教わりました。

 道徳科の授業では、一人一人が、意見を持ち、答えは一つだけではないため、その点を注意しないといけないということを学びました。そして、今回のことを活かし、今後発問を工夫すべきだと思いました。

 模擬授業をしてみて出来ていないところが沢山ありました。まず、朗読です。私の練習不足なところもあり、何度も噛んでしまいました。朗読に関しては、子どもが、「下手だなあ」と思わせない必要があると学びました。

 次に机間指導です。机間指導では、あまり、児童に話しかけることが出来ませんでした。また、その時に行う価値づけができなかったので、今後やる時は、児童が話した言葉を褒めたりし、教師も入ってペア活動する必要があると思いました。

 最後に、焦ってしまったことです。これは朗読にも関わりますが、緊張と不安等で、はきはきとうまく話すことができませんでした。もし、それを現場でやってしまうと、教師の緊張が伝わってしまい、クラスが思い雰囲気になるかもしれません。そのためにも今後は、授業をすることに慣れていなかったとしても自信をもって、児童たちを引っ張るような授業にしたいと思います。

 模擬授業を実際にやってみて、教師の力量で、クラスの雰囲気や進み具合が変わってしまうということを学びました。しかし導入や発問の仕方は自分なりにうまくできたと思うので、できたところはそのままにし、できなかったところを一つずつ修正して、より良い授業を作っていこうと思います。(齋木)

2024年7月11日仕事日記

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 今後の予定を見ながら、少しだけプレゼンづくり。資料収集と関係者へ連絡。

 10時過ぎに家を出て、県営名古屋空港へ向かう。予想した通り、各階の駐車場は満車状態で、最上階へ。停めることができただけでも幸い。11時30分青森へ向けてフライト。13時着。迎えをいただき、青森市教育研修センターへ。機器セッティング後、担当の方としばし懇談。

 14時から10分休憩を入れて16時まで、質の高い教師集団形成研修講座で講演。演題は「学級・学校を元気にするチームリーダーの在り方」。30名弱の皆さんに、学年経営にあたっての質問を投げかけながら展開。授業マネジメントの例として、動画を見せながら、その根底にあることを伝える。私が出会ったミドルリーダーの事例も例によって紹介。明日からの学年経営に少しでも反映していただける事例をたくさん提示したつもり。今回もいわゆる新作。手応えあり。

 応接室で副参事や指導主事さんから質問を受けて、動画も見せながら応答。授業づくりについてはどこも共有した悩みがあることを実感。

 青森空港までの経路の中で、ちょっとした市内観光をさせていただき、空港内で、写真の味噌カレー牛乳ラーメンを昨年同様に食べる。やはり美味しい。センターから空港までの経路での、指導主事さんとの会話が濃厚で、実に楽しい時間を過ごさせていただいた。深謝。

 19時35分県営名古屋空港に向けてフライト。21時着。自宅へは21時30分ごろ到着。
 
 研究室HP記事は、10期生間宮さんの模擬授業の振り返り。やってみるとわかることがたくさんある。自信が持てたようでなりより。

 
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6月25日 10期生ゼミでの学び(間宮)

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 こんにちは!10期生の間宮です。 第11回ゼミでの学びを記事にしたいと思います。

 今回は中学校1年生の「いつわりのバイオリン」という題材で模擬授業を行いました。 初めて1人で模擬授業した感想は、「思っていたようにできなかった」です。でも、教育実習の前にこういう気持ちを味わうことができてよかったと感じています。そして、今回得た学びが2つあります。

 1つ目は、道徳は「読み取る」ではなく「想像する」ということです。私は「よく読み取れているね」と無意識に言ってしまっていましたが、「読み取る」は文章から読み取る、つまり国語の授業になってしまうと学びました。これまでのゼミでも、道徳は最後自分ごとにする、国語の授業にならないように気をつけると学んできたのに、子どもたちを褒めたいとつい気が緩んでしまいました。「〜と想像したんだね」と発言すること、子どもたちに対する発問や声かけ1つ1つを気をつけなければいけないことを再認識できました。

 2つ目は、授業の流れをしっかり構想するということです。今回指導案や板書計画を作成していましたが、実際に授業をしてみると緊張して言葉が詰まったり、授業の終末でどう伝えようか悩んだりと苦しんだ場面がありました。それは、話を進めたり、発問と発問を繋ごうとしたりといった、指導案に書いてない部分だと感じました。指導案の内容については玉置先生に指導していただいたので、「こう展開していきたい」「だったらここで〜と伝えたい」と、流れをよりしっかり頭の中で組み立て、最初は適切な言葉を選んで書き足し、自分が安心できる指導案を準備して、徐々に成長していきたいと思いました。

 この2つの学びは、授業技術というより、自分が気をつけなければいけないことになってしまった気がしますが、最後に玉置先生からフィードバックをいただいた際に、展開の仕方や板書のつなぎ方などもしっかり吸収させていただきました。

 今回のゼミを通して思ったのは、「いつわりのバイオリンはもう完璧」だということです。そう思えるのは、このような模擬授業の機会をいただき、玉置先生とゼミのみんなに自分の授業を評価してもらえる、玉置ゼミだからだと感じます。今回の気持ちや学びを忘れず、実習や授業力のレベルアップに活かしたいです!(間宮)

2024年7月10日仕事日記

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 7時20分ごろ研究室着。8時20分ごろ、看護学部「生徒指導論」にゲストとして迎えたY先生到着。Y先生はもと養護教諭を経て教頭になられた方。研究室で四方山話。

 9時から10時30分まで看護学部「生徒指導論」で、Y先生には、養護教諭に関する学生からの質問をもとに、様々な視点から話をしていただく。僕も知らなかったこともあり、一緒に学ばせてもらった。濃厚な90分間。

 続いて、9期生ゼミにY先生をお連れして、長年の学校勤務体験を基にしたお話を僕が質問しながらしていただく。時に教採面接を意識した質問をしてもらう。こちらも濃密で学びが多い時間になった。Y先生に深謝。

 すぐに大学を出て、入院していた病院に行き、書類作成依頼。帰宅。ちょっと横になって、15時からの講演録画に備える。

 15時から奈良県立教育研究所とオンラインでつながり、校長研修のための講演動画撮り。演題は、「校長として元気な学校を創るマネジメント」。エピソード満載の玉置流学校経営論講演。というのも、90分間聞き続けてもらうためには、たくさんの実例を絵が浮かぶように話すことが大切と考えたからこそ。いわゆる新作。

 締め切りをうっかりしていた愛知県教育委員会の2023年度「教育に関する事務の点検・評価報告書」の有識者の意見出し。例年のように県のICT施策を中心に所見を書いて送信。

 研究室HP記事は、10期生ゼミでの模擬授業振り返り記事発信。森山さんが自身の授業を2つの視点から振り返る。こうした記録が成長を促すことは間違いない。

6月25日 10期生ゼミでの学び(森山)

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 こんにちは!10期生の森山です。
今回は、第11回ゼミでの学びを記事に書きたいと思います。

 私は今回、4年生道徳「大きな絵はがき」の模擬授業をしました。
私は今回模擬授業をするにあたって、「キーワードだけ板書する」「子どもをつなぐ」という2つを頑張ろうと思い授業に挑みました。しかし、なかなか上手くいかず、「授業って難しい!」という感想を持ちました。今回学んだことを2つに絞って書きたいと思います。

○ 教材研究の大切さ
 私は、今回教材研究をするにあたって、予想される子どもの意見を考えることは大切だと思いました。子どもの意見を沢山予想しておくことで、授業の流れが考えやすくなったり、予想外の子どもの意見が出て焦ってしまうということが少なくなると思いました。

○ 子どもの意見を上手に引き出していく
 これまでのゼミの学びから、子どもの意見に対して問い返したり、他の子どもに聞いてみたりすることはできました。ですが、子どもから出たキーワードを他の子どもにつなぐということがあまりできず反省点となりました。子どもから出たキーワードを教師が回収し、話してしまうのではなく、他の子どもにつなぎ、みんなで考えていくということをしていきたいです。

 今回は学んだことを2つに絞って書きましたが、今回の模擬授業で、板書を書いてから発問することや、教師が話すのではなく、子どもに気づかせることの大切さなど多くの学びがありました。

 反省点が多く残る模擬授業となりましたが、今までのゼミでの学びを少し実践できた模擬授業でもありました。いつも10期生のみんなの模擬授業からは、多くの学びをもらっています。これから更に沢山のことを吸収し、実践できるようにしていきたいです!(森山)

2024年7月9日仕事日記

 7時30分ごろ研究室着。「教師論」振り返り読み。音楽教育の在り方についての多角的な考えがあり。読んでいて面白い。

 9時30分から11時45分ごろまで、授業と学び研究所会議。動画制作、夏の研修プログラム、SLNの改良についての協議。

 13時10分から、第13回教師論2コマ。今回は外国語活動・外国語科の深掘り。最近参観した英語授業を話題として、田尻悟郎氏の映像視聴。1対1で向き合うこと、熟していないか実は摘み取らないの意味について考える。

 16時30分から10期生ゼミ。前期最終回。模擬授業は石川さんと河上君。いずれも授業を受けての良い授業展開。我ながら良い助言をしたと思える授業を実現してくれた!

 10期生から懇親会の誘いを受けたが、体調が芳しくなく、軍資金(笑)を渡して帰宅。体調が戻ってきたので、途中までできていたプレゼンを完成させる。三重郡と鈴鹿市での二つのプレゼン送信。

 研究室HPは、土居正博先生セミナーの最終回。森山さん、安田さん、荒木さんが発信。これで参加ゼミ生全員の学び発信終了。どの記事も濃厚。

6月16日 第2回教師力アップセミナーでの学び(森山、安田、荒木)

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 こんにちは!10期生の森山です。今回は、先日行われた第2回教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 今回のセミナーでは、土居正博先生に「国語授業づくりで大切にしていること-楽しくて力がつく国語授業づくり-」というテーマでご講演いただきました。沢山の学びがありましたが、2つに絞って書かせていただきます。

○ 目指したい子ども像を明確にもつ
 一つ目は、目指したい子ども像を教師が明確にもつことです。まず、目指す子どもの姿を考え、そこから逆算して発問や課題を考えていくということです。子ども像を明確にもつことによって、指導に意図をもたせることができます。意図をもって指導ができるため、子どもたちに適度な負荷をかけることができ、達成感をもたせられることに繋がると学ぶことができました。私は授業を考える際、導入から考えて展開に悩んでしまうことが多くありましたが、まずは目指したい子ども像を明確にもつことから始めようと思いました。そして、意図を持って発問や課題設定をしていこうと思いました。

○ 具体化させる
 二つ目は、例を出させる(具体化させる)ということです。読めている子どもには例を考えさせるようにします。分からない子どもはそれを聞いて分かるようになり、自分でも例を言えるようになります。そうすることで、国語での個別最適ができると学ぶことができました。同じ授業内、課題内で個別最適化を図り、それが全体にも還元するということを学ぶことができました。一斉授業のなかでも、一人ひとり違う問題意識を持ってやれるようにしたいです。私は今まで、国語での個別最適のイメージがあまり持てていませんでしたが、こうすればいいのか!と今回学ぶことができたので実践していきたいです。

 今回の講演では、模擬授業も見せていただきました。そこで、国語の授業っておもしろいなと身をもって感じることができました。これやってみたいなと思う授業技術、他教科にも活かしていくことができる授業技術が沢山あり、多くのことを学ぶことができました。今回学んだことを活かし、楽しくて力がつく授業を目指していきたいです。土居先生、貴重なお話をありがとうございました!(森山)


 みなさんこんにちは。9期生の安田です。6月16日に行われた第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は、川崎市公立小学校教諭の土居正博先生に『国語の授業づくりで大切にしていること』というテーマでご講演いただきました。改めて、「国語」という科目の大切さを実感するとともに、授業を行う際の他教科とは異なる難しさにも気づくことのできる時間となりました。

 「国語はみんな大体できる」土井先生の「国語」に対する捉え方が腑に落ちた言葉でした。驕っていたように思えますが、小学生の私自身も「普通に話せるし、書けるのに、なんで勉強するんだろう」なんて考えていました。そうです、母国語である言語を扱うこの教科は、他の教科と子どもたちのスタートの位置が違うのです。

 国語の場合は、できないことをできるようにするのではなく、できることを「よりよくできる」ようにすることで、子どもが育つ授業になるのだと学びました。それが、文章の構成であったり、敬語の使い方であったり、挙げ出したらキリがありませんが、実際に知っていると社会で役に立つ、「生きて働く力」となるのです。

 そして、これらを念頭において、自分自身が授業研究をしていくことで、更に子どもたちを国語好きにさせ、国語力を伸ばしていけるのではないかと思いました。さらに、国語は他教科の基盤であるため、国語力を伸ばすことで、他教科の理解も深めていくことができるのだと思います。

 ご講演いただいた土井先生、貴重なお話をありがとうございました。先生の国語に対する熱い想いと、子どもたちへの熱心なサポート姿勢を聞いて、授業づくりの大切さを改めて実感しました。今回もこのような機会をくださった玉置先生、運営の先生方ありがとうございました。大学で国語を学ぶ者として、私も自分が国語を好きな気持ちを大切にしようと改めて思いました。(安田)


 こんにちは。9期生の荒木です。私も、第2回教師力アップセミナーの土居正博 先生からの学びを記事にします。

○ 達成感をもたせにくい国語
 子どもが楽しくやる気を持って学習でき、子どもに力がつく授業をつくるためには、「達成感」が大切です。しかし母国語である国語は、できない→できるを目指す算数や体育と違って、ほどよくできる→より良くできるを目指すことため、達成感をもたせるのが難しい教科です。

 「よりよく読めるとは?」「よりよくかけるとは?」と明確な子ども像をもち、それをもとに適度な負担をかけながら授業をすることや、成長・学びの積み重ねを可視化できるようにすることが、達成感をもたせることにつながることを学びました。

○ コミュニケーション素地の育成
 グループ全体の話し合いの基本はペアトークなので、ペアトークを基本に授業を進めます。話し合いの活動の際には「ずっと目を合わせながら話す」「相手に共感」「相手の意見を引き出す」など目指す像を明確に示しながら、徐々にレベルアップしていきます。また、自分が話すだけではなく他の人から意見を聞くことの大切さを経験できる機会を意図的につくることを学びました。

○ 自然と子どもが語り出す問いを
 指導事項の問いをそのままぶつけることは教師にとっては楽ですが、子どもにとっては表現しにくく、どう答えればよいかわかりません。また、何度も同じような聞かれ方をされると子どもたちは飽き飽きしてしまいます。自然と子どもが語りだす問い作るには、「なんで」「どのような」などのWhy,Howの問いを、Whichに変えることを学びました。

 私にとって国語はいつも同じような問いで飽きてしまうし、どう答えたら良いかもわからないしで、学年を重ねるにつれてどんどん苦手になってしまった教科で、指導には不安がありました。しかし、今回土居先生が見せてくださった模擬授業を見て、子どもたちが達成感を感じながら楽しく学べる国語授業が具体的にイメージでき、少し希望を持つことができました。今回の学びを踏まえてさらに授業研究を重ね、楽しく力がつく国語授業を作っていきたいと思います。今回も素敵な学びをありがとうございました。
(荒木)

2024年7月8日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出て、大学へ向かう。7時20分ごろ研究室着。「教師論」振り返りチェック。

 9時から第13回「教育課程論」。今日は「総合的な探究の時間」がテーマ。「総合的な学習の時間」と「総合的な探究の時間」の違いを文献を基に話しあい、荒瀬克己さんが校長時代の堀川高校の映像から「探究の時間」の在り方を考える展開。

 研究室で「教育課程論」の振り返りチェック。12時30分から10期ゼミ生の模擬授業助言。今回は岡田君の算数授業。他のゼミ生の応援体制がいい。9期生の長谷川さん来研。教採に関する文書の相談。

 14時から15時まで、オンライン「恵那市ICT活用推進担当者研修会」で講演。演題は「NEXTGIGAで目指したいこと 先進的な事例から学ぶ」。各校の推進者の皆さん向けの講演なので、かなり突っ込んだことを話す。

 ある書類が必要となり、手術入院していた病院へ向かう。提出すべき書類を聞き、帰宅。

 いくつかの連絡、調整。三重郡から依頼の講演プレゼン作成開始。取り掛かったところで集中力切れる(泣)。

2024年7月7日仕事日記

 13日開催のモーニング情報交流会の案内を皆さんへ。土日はこれからの準備をする日。今日も同様。教育課程論、教師論の資料提示後、以下の4つの訪問先のプレゼン作成。

 7月19日訪問の下市あきつ学園でのプレゼン。届いた研究概要と質問をもとに作成。8月5日の一宮市立丹陽中学校でのプレゼン。学び合う学びづくりに軸をおいた内容。8月6日伊勢市、8月8日は津市で、算数・数学授業づくり講座。ただし、教育委員会の依頼内容が違うので、別プレゼン作成。いずれも担当にデータ送信。我ながらよく頑張った日。

2024年7月6日仕事日記

 9時からかつてのゼミ生依頼でオンライン相談。30分ほど対応。10時30分ごろ、かかりつけの医院に行って、診断後、処方箋をもらう。いつもの薬局で1か月分の薬をもらう。

 7月13日午後は、ミライシード東海エリアコミュニティに参加する。そこでのプレゼンづくり。「効果的な一人一台端末活用は学級づくり」にあるといった趣旨のプレゼン完成。

 8月5日、一宮市立丹陽中学校現職教育のプレゼンづくり開始。校長と担当者からの依頼から、協働的な学びの大切さに重点を置くことに決めて、作り始める。

 研究室HP記事は、6月16日の教師力アップセミナー・土居正博先生からの学び発信。松野さん、久保君、岡田君とも、長文の学び記事。しっかりとした記事。
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6月16日第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び (松野、久保、岡田)

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 みなさんこんにちは!10期生の松野です。今回は6月16日に参加させていただいた土居正博先生による教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。

 今回は土居先生から「国語授業づくりで大切にしていること」という演題でお話しをしていただきました。私は土居先生の講演を通して、特にペアでの話し合いや発問づくり、子どもに体感させることの大切さをについて学ばせていただきました。

 国語は算数や体育などの他教科に比べて「できた」という達成感を得にくいため、子どもたちに達成感を持たせるために教師が目指したい「子ども像」を明確に持ち、子どもに適度な負荷をかけつつ成長を「可視化」し、実感させることが大切だと学ぶことができました。

 次にペアでの話し合いの大切さについてです。ペアで話すことができてこそグループや全体で話し合えるようになるため、ペアで話す機会をたくさんつくることが大切であり、ペアトークをする際には、まずは目を合わせることや話を続けることを意識させることが大切だと学びました。そうすることで自分の考えを引き出したり相手の考えを理解したりすることができるようになります。

 また、友達の意見が自分の意見と被っていなかったら違う色でかくようにすることで自分だけの考えだけでなく、聞くことの大切さ、話し合いの大切さがわかるようになったり、たくさん出した意見から二人で一つの案に絞ってみることでお互いの考えを深めていったりすることができるようになると学びました。

 国語の授業は意見を引き出すのが難しく、「登場人物の気持ちは?」などと指導事項をそのままぶつける問いは難易度が高いため、「WhyやHowからWhich」へと発問の形を工夫し、全員参加させるために内容やレベルは変えずに問い方や表現のさせ方を変えることが大切だと学びました。そうすることで自然と子どもたちが語り出すようになっていきます。

 最後にご講演の中でお話ししてくださった土居先生の体験談についてです。『教員採用試験の模擬授業の子ども役で意見を述べる際に頭が真っ白になり、うまく答えることができなかった。しかし、教師役の方が「なるほど」と反応してくれたおかげで安心し、救われた』というお話がありました。話すことが苦手な子どもも教師が反応したり子どもの発言を認めたりすることで安心感を抱き、発言しやすい環境をつくることができると学ぶことができました。

 たとえ子どもが間違ったことを発言したとしても意見を考えられたことや発言することができたことをほめたり、子どもの発言を認めて反応したりし、教師が子どもに体感させることができるように働きかけていきたいと強く感じました。

 このように、ペアでの話し合いを大切にし、授業や発問を工夫したり反応や声かけをしたりすることで、子どもたちに話し合うことの良さなどを体感させることができ、これらのことは国語だけでなく他の教科にも派生し、学校生活や学級づくりなどにもつながるため、子どもに様々なことを体感させるために工夫して授業をつくっていきたいと思います。貴重な機会をつくってくださりありがとうございました。(松野)


 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は6月16日に参加させていただいた土居正博先生による教師力アップセミナーでの学びを記事に書きます。国語の授業作りで大切にされていることを多く学ばせていただきました。その中でも印象に残った学びを記事にしていきます。

 一番印象に残ったのは、コミュニケーションの素地を育てる仕方です。特にペアトークの仕方は新たな発見でした。ペアトークでは、目を合わせること、相槌を忘れないこと、続けることなどいくつかのルールを最初に設けることを学びました。実際に体験しましたが、意識しないとなかなか難しかったです。しかし、目を見て話したり反応しながら注意深く聞くことは、国語の授業に限らず、人間関係を構築していく中で大切なことであると思うので、学級開きの際に意識づけすることが大切だと感じました。また、話し合いで違う意見が出たとしても、出し合うだけでなく、絞っていくことも必要であると学びました。絞り方を教えるのではなく、児童が自ら見つけていくことで思考力・判断力が身についていくと思います。児童が「どうしたらうまくいくだろう?」と常に考える姿勢を育てていきたいです。

 国語の授業はどうしても単調になってしまうイメージがあり、楽しい授業をつくることが難しいと思っていました。しかし、まずは協同的な学びの土台となるコミュニケーションの取り方を徹底し、少しずつレベルアップさせることで、楽しいと感じる授業に近づいていくと学びました。今回は貴重なお話、本当にありがとうございました。(久保)


 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は6月16日に行われた教師力アップセミナーでの学びについて話していきます。

 今回は土井正博先生による「楽しくて力がつく国語授業づくり」をテーマとした講演でした。この講演から、2つのことを学びました。

 1つ目は、国語科で子どもたちに達成感を感じさせることが出来れば国語の力がついてくることです。国語は算数や体育と比べて答えが曖昧だったりして、「できた」と感じる場面が少なく、達成感を感じ難い教科です。そのため、子どもたちに国語科で達成感を感じさせるためには教師が目指したい「子ども像」を明確に持つことや、子どもたちの成長を可視化させ、実感させることが大切です。子どもたちに国語の力がついてきたら、他の教科の基盤ともなります。国語の授業も子どもたちに達成感を感じさせることが大切であると理解することが出来ました。

 2つ目は、ペアで話す機会を増やすことです。ペアの良さとして、活動が増えるということです。ペアで話すことが出来てこそグループ、全体で話し合えるようになります。ペアで話し合えるようになるには子どもたちに話し合いの良さを感じさせてあげないと行けません。そのため、まずは目を合わせるところから入り、徐々にレベルアップさせ、フィードバックさせることが大切です。ただペア活動やグループ活動などを行うのでは意味がなく、子どもたちが良さをわかった上で行うことがとても大切だと感じました。

 今回の講演から国語の授業で大切なこと、話し合いの行い方など様々なことを学ぶことが出来ました。今回の学びを実習やこれからの授業に活かしていきたいと思います。土井先生、大変貴重なお話をしていただきありがとうございました。(岡田)

2024年7月5日仕事日記

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 7月25日の名古屋市教育委員会安全衛生セミナー(2・3年目研修)のプレゼンづくりから開始。骨子を決めたので、サクサクできた感じ。担当へデータを送る。

 10時過ぎにオンラインで接続。10時30分から。熊本県教育事務所長・指導課長会議に参加。10時45分から11時55分まで、演題「子ども主語の授業に変容させる助言の在り方」と題して講演。所長・指導課長として学校訪問をした時に、どのように指導助言すればよいかに的を絞って伝える。

 昼食後、名古屋市立大宝小学校へ向かう。14時少し前に到着。校長から授業の一部でよいので見てほしいと依頼を受ける。3年生の教室訪問。ある事柄を調べている子どもを揺さぶる。僕のボケ具合を本気にしたようで、いろいろと教えてくれた(笑)。

 14時30分から16時まで、演題「振り返りの重要性と実践」と題して講演。振り返りのフルバージョン(笑)。「心の天気」や「学びの天気」のよさを実例を見せながら伝える。学校変化を期待したい。

 参加したEDUCOM3名の方と喫茶店で振り返り。1時間ほど楽しくやりとり。

 名古屋駅へ向かう。「スーツァンレストラン 陳 名古屋店」でEDUCOM幹部と熱く懇談。先行きが見えてきたことが嬉しい。

 帰宅。1日2本講演で疲労困憊。声をかけていただいていることを感謝しながら、いつのもまにか記憶なし。

2024年7月4日仕事日記

 8月2日訪問の柏市での講演プレゼンづくり。より良い授業づくりの講演依頼。これまでの資料を再構成して完成。データのみ担当に送信。7月25日の名古屋市教育委員会依頼の2・3年目研修の内容については決められず。まずは書籍等で新知識注入作業。

 金融機関に行き、相続関係の処理。いつまで続くのだろうか(泣)

 12時45分に家を出て、久しぶりに三の丸庁舎に向かう。14時から開始の愛知県教育委員会「義務教育問題研究会」専門部会に参加。部会長を仰せつかる。今日をいれて3回でリーフレットを完成しなければならないハードな部会。県内から精鋭が集められ、ゴールを目指して動く。方向性を確認して、2つのグループに分かれて協議。16時少し前に終了。

 帰宅前に喫茶店でしばし休憩。18時からオンライン会議。ベネッセミライシード【東海エリアコミュニティ】の事前打ち合わせ。僕の役割を確認して、短時間で終了。本題後に四方山話。

 研究室HP記事は、6月16日教師力アップセミナー(土居正博先生)の記録。今回は、河上君、有村君、榊原君の記録。この三人の記録も凄い。まず量からしてこれまでの最高ではないか。それほど学びが多かったということ。

 先日の岡崎市立額田中学校での動画を整理。より活用できるようにタイトル付け。貴重な財産がいただけたと深謝。人間関係作りのために朝の会で2分間トークをしているとのこと。日直がテーマを提示して、4人で一気に話し合うとのこと。例えば、好きなアニメといったテーマが出されるとのこと。これならどの学級でもできる。

6月16日 第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び(河上・有村・榊原)

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 こんにちは!10期生の河上です!今回は6月16日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。今回は国語科の土居正博先生の講演でした。土居先生の講演から印象に残ったこと・学んだことを書いていきます。

 1つは国語は"達成感を得にくい教科“ということです。算数や体育は「できない→できる」ようになることで達成感を得ることができます。しかし、国語は違います。最初から全く読めないということはありません。ある程度わかっているところから始まります。なので国語は「できる→よりよくできる」ということを目指さなければいけません。子どもたちに達成感を持たせることができると、国語の力(書く力)が身につきます。またそれが、他の教科にも派生することにもなります。国語は他の教科とスタートラインが違うことを念頭において置かないと子どもたちに国語の力は身につけさせることはできません。常に子どもを見て、指導後の姿を意識して授業をするようにしていきたいです。

【書く力を身につけさせるには】
1、教師が指導後の子ども像を明確にもつこと
 →教師が子どもに追いつかれてはいけない!
2、成長を可視化
3、学習が積み重なるように
 →学習用語はゴールではなく手段に!

 次に子どもたちのコミュニケーション素地の育成にはペアトークが大切ということを学びました。講演ではペアトークのやり方を丁寧説明していただきました。ペアトークは目を合わせるところはじめ、最初のうちはテーマを与えてあげます。たくさんの案を出させます。その時の約束は必ず肯定をするということです。肯定することで安心して話すことができるからです。話し合いは案を出すだけではダメで、絞ることが大切です。このペアトークを通して話し合うことの良さを体感させることができます。これは国語科ではなく、他教科や社会に出てからも必ず役に立ちます。ペアトークは必ず授業内で取り入れるようにしたいです。

 最後に発問はWhyやHowではなくWhichで問うようにするこということです。なぜやどうして?と聞くと難しくて答えられない子が出てきてしまいます。しかし選択をつくって選ばせることで、国語が苦手な子も参加することができ、全員参加の授業にすることができます。なぜ?どうして?と聞いた方が授業の進行が楽なのでやってしまいそうですが、子どもの立場になって授業づくりをしていきたいです。

 講演では模擬授業もしてくださりました。国語ってこんなに楽しい授業になるんだ!と驚きました。また、教育実習などですぐに実践できそうな技をたくさん見させていただきました。たくさんの学びをありがとうございました!!(河上)


 はじめまして!教育学部4年の有村と申します。今回から準ゼミ生として参加します。今後ともよろしくお願いいたします。初投稿で上手くまとめられませんでしたが、読んでいただけたら幸いです。私は土居先生の講演を受けて、特に2つのことが深まりました。

『子ども像を明確にもつ』
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 子どもが学習を楽しみ、力をつける動機として『できない→できる』という達成感がある。しかし、国語科は大体できる段階が多く『できない→できる』の達成感が得にくいため、一歩先の『できる→よりよくできる』という変化を目指す。そのために、よりよく読める、よりよく書けるとはどのような状態なのかなどをしっかり考え、指導後の子どもの姿を明確にもつ。すると、理想の姿からみて何ができているか、何が足りていないかが分かり、より具体的なフィードバックができる。
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 私は子どもに指導する際に何を言えば良いのかと困った経験がありますが、それは指導後の子ども像が明確にもてていなかったのだと分かりました。これは国語科に限らず、他教科でも、生徒指導でも、意識すると良いと思いました。また『子ども像をもつ』ことで、できる子がさらに深まる課題を作り、できない子はできる子の課題を受けてできるように変化するなどの指導の個別化にも繋がるということも大きな学びでした。

『指導事項をそのままぶつけない』
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 人物の心情理解や文章構成の理解など、教材毎に指導事項がある。しかし、そのまま発問や課題にすると、意見が出しにくく、興味を惹かれない発問になる。そこで、内容は変えずに質問を変えることで、自然と子どもが語りだせる発問にする。
 また、学習用語は学びを積み重ねるために利用するという視点が大切である。そうすると何が良いのか理解することで、学習用語を使いこなす力が育まれる。
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 これもある意味『子ども像を明確にもつ』ことで行えることだと思いました。指導後の明確な姿が頭にあることで、そこにたどり着くために「子どもにどのような発問をするのか」「積み重ねるために学習用語をどう活用するか」などをスモールステップで考えられるのだと思います。
 土居先生は、まずはWhichの発問をして、クラスの全員が参加できるようにするとおっしゃっていました。これは「閉じた質問」つまりYesかNoで答えられる質問であり、2択なので答えやすい性質があります。カウンセリングの技術の知識が発問の技術と繋がり、考えが深まりました。

 このような学びの機会をこれからも得られることは非常に嬉しく、準ゼミ生として受け入れてくださった玉置先生には感謝しかありません。土居先生、貴重なお話ありがとうございました。(有村)


 こんにちは。玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。16日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は、土居正博先生の講義で、楽しく力のつく国語の授業がテーマでした。

 そんな中で特に学びになったことは、子ども達のコミュニケーション素地の育成です。このことは国語だけでなく、他の教科や、授業外の時間にも応用できることだと感じたので、土居先生が仰っていたことと、私の学びを混じえながら書いていきます。

○基本はペアワークから
 土居先生は、ペアで話す機会が増えると子供のレベルも上がると仰っていました。グループでの交流ではなくペアにすることで、1人の活動量が多くなります。そこで十分コミュニケーションをとってから、グループや全体での交流にに繋げたら、話し合いもスムーズになると学びました。

○まずは「目を合わせる」
 今回の講義でまず行ったペアワークは、「目を合わせること」でした。隣の人と黙って10秒間目を合わせることから始まったのですが、これがとても恥ずかしいです。自分がどれだけ人と目を合わすことに慣れていないかを痛感しました。

 セミナー終了後、普段の人との会話で、目を合わせることを気をつけてみました。すると、相手の話がしっかり耳に入ってくる感覚がありました。きっと、目を見ることで自然と相手に注目ができ、周りが気にならなくなったため、話をしっかりと聞くことができたのだと思います。「目を合わせること」がコミュニケーションの基本であり、その重要さについて実感しました。

 子どもたちも、目を合わせることに意外と慣れていないんじゃないかな、と思っています。なので、年度の初めからコミュニケーション基本の『キ』として、「目を合わせること」を教えていきたいです。そうすることで、クラス内で起こる会話や交流も、だんだんと活発になっていくと考えます。

○話を「続ける」ことが大事
 先生は、とにかく話を続けなさい、と子どもに言うそうです。会話を続けることによって、しだいに自分の考えが引き出されるほか、相手の考えも分かるようになってきます。
 先生は他にも、この続けるができないと将来困るよ!とも仰っていました。私自身、今でも会話が続かず困った経験がたくさんあります。すぐ話が終わってしまったり、間ができてしまったりすると、とても気まずい気持ちになってしまいます。改めて振り返ると、会話を続けることを大事にしていなかったから、困ることが多かったのかもしれません。

 子どもにも、まず「続ける」を大事にコミュニケーションを取ってもらいたいです。これに慣れることで、会話を続けることに困らなくなるし、授業外や学校外での雑談でも良いコミュニケーションが取れるようになると思います。そのために、最初は1分程度から会話を始めて、だんだんと時間を伸ばしていきます。褒めるときは「1分間続いた人〜」と数値化してわかりやすくします。「相手のことを聞き出せた人〜?」と問いかけながら、聞き上手で話上手な子ども育てていけたらと思います。

○いいところは単純に「たくさん考えが出る」
 ペアワークをすること、議論をすることのいいところは、単純に考えがたくさん出てくることだと、先生は仰っていました。これによって、自分のなかの考えを引き出すことができ、相手の考えを取り入れることができます。 現場でも、まず1人で考えを書き出し、それからペアワークで相手の考えを書き足していくことを行うそうです。そのとき、相手の考えは必ず「いいねぇ〜」と肯定させます。そうすることで、ノートには自分と相手の考えでいっぱいになっていきます。

 先生は、「考えが増えた人〜?」と問いかけるそうです。そうすると、だいたいの子どもは手を挙げます。そうして、増えたところに赤マルをつけさせます。これによって、子供は考えが増えていることを実感でき、話し合うことの良さを体感することができます。そうなると、しだいに子ども自身から話し合うことを始めるようになってきます。

 ここで注意が必要です。子ども達は相手の考えを書くことに夢中になってまい、最初の「目を合わせること」を忘れてしまいがちになります。先生は、これを防ぐために「何か忘れてるね」「〜〜さんは書く合間にちゃんと見れているね」と一言言ってあげるそうです。子どもは書くのに必死になるので、目の前の相手を大事にすること忘れないような声掛けを心がけていきたいです。

○絞っていくことも大切
 話すことができていくと、次にペアで1つの案に絞ることをやっていきます。グループだと、誰か強い子の考えに引っ張られてしまうかもしれないし、なにも言わない子もでてくるかもしれません。しかし、2人だと逃げ場がなく、みんなが参加できます。さらに、絞ったことを発表させます。これは、話し合いを自分の言葉に再構成することになります。先生はこれが難しく、とても成長になると仰っていました。

 発表のときに、どうやってそうなったのかの流れを確認します。これによって、どうやって上手くまとまったのか、なんで上手くまとまらなかったを考えることができます。上手くいったペアはその確認ができるし、上手くいかなかったペアは他のペアから参考にして、次に繋げられ、みんなが成長でき、だんだんと話し合いが上手になっていきます。

○教師の子ども像が大事
 ただ2人ペアで話し合いするだけでは、子どもの成長には繋がりにくいです。やっぱり、教師が育てたい子ども像をしっかりと持つことが大事だと仰っていました。こういう風にしていきたい、こんな子どもの姿にしていきたいといった目標を持って、それに向けた取り組みや声掛けをしていくことが、子どもの成長に繋がっていきます。

 今回の講義では、子ども同士のペアワークによるコミュニケーション素地の育成について、とても良い学びができました。ただ最初から「2人で話して」と活動させるのでは上手くいかない。話し方からじっくりと育てていくことで初めて「2人で話して」が上手くいく!ということを大事にしていきます。教師として、様々な取り組みを考え、実践して子ども達のコミュニケーション力を育てていけたらと思います。

 今回、講義をしてくださった土居正博先生、セミナーを開催してくださった酒井先生、玉置先生、参加してくださった皆様、ありがとうございました。次回のセミナーは教員採用試験が終わった後なので、「大丈夫!きっと合格してる!」と胸張って言えるように、試験日まで努力していきます。この記事を読んでくださった方々もぜひ、今年試験を受けるみんなを応援してくださると嬉しいです。(榊原)

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