まつのやまブログ

水泳という運動のよさ

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今日の全校朝会で私のした話です。

外国の学校には日本のようなプールはほとんどありません。ですから、水泳を習いたければ外部のスイミングスクールにでも通わなくてはなりません。でも、日本の学校では体育で水泳の学習は欠かせません。水泳には子どもたちにとって大きなメリットがあるからだと思います。

水泳は私たちが普段生活する陸上とは異なる「水中」での運動です。水中には体にとってとてもよい特性があります。それは「浮力」「水圧」「抵抗」「水温」の4つです。

「浮力」:体重50キロの人も45キロ分の浮力が働き、体を楽に動かすことができます。ひざや腰にかかる負担が少なく、陸上での運動に比べけがをしにくいです。
「水圧」:水が体に圧力を加える効果と筋肉が収縮して血管の血液を上へ押し上げる効果で、心臓に戻る血液の量や1回の拍動で体に送り出す血液の量が増え、心臓の負担が減ります。
「抵抗」:水の密度は空気の約800倍で、陸上と同じ姿勢と速さで水中を動くと800倍の抵抗を受けることになります。水中での運動量は非常に高くなります。
「水温」:人間の体は体温より低温の水の中では、体温を下げないように代謝を活発にして熱を生み出します。プールに入るだけで運動することと同じような効果が得られます。

このように、水中での運動である水泳は子どもたちの体にとって最適な運動と言えます。しかし、水中では呼吸ができません。一歩間違えば命を失うことにつながる危険な運動であるとも言えます。健康の保持増進や運動能力を伸ばすこと、万が一水の事故に遭ったとしても命を守れるようになること、そして何より、水泳という運動を楽しめるようになるために、学校では今年も水泳指導に取り組みます。

「きたえた分、体と心はじょうぶで強くなる」
少しぐらい寒くても、皆さんがんばりましょう!
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