インターンシップから学んだこと(江口)

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私は、6月からインターンシップを行っています。今週は、大学の授業がお休みだったため5日連続で行かせていただきました。

毎回、配属されるクラスが違いますが、今回は4年2組を5日間担当しました。そこには、日本語が話せず、意味もほとんど分からないネパール人の女の子がいました。私は、その子に付いて授業の内容をなるべく同時通訳してほしいと担任の先生に言われました。

私は、中学生、高校生と英語を学んできましたが、外国人と話す機会は無く本当に出来るのか不安で一杯でした。しかし、ありったけの知識を出しきり話しました。時に、ジェスチャーをしたり、絵を描いたり、英文を書いたりと工夫しました。すると、その女の子も私に伝わるようにゆっくり話してくれたり、英文を書いてくれました。どんな国の子とでも、コミュニケーションをとることは絶対に出来ると確信した5日間でした。

必ず今後外国人児童、生徒の数は、増加していきます。教育実習をする中学校にも、1クラスに5人弱いると言われました。その子たちに、どう対応していけばいいのか今まであまり考えたことがありませんでしたが、今回のインターンシップわ通して考える機会を与えて頂きました。中学校実習において、担任の先生がどう対応しているのか、学んでいきたいです。 (江口)

大学最終戦!!(佐藤)

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10/9(日)〜10/10(月)、岐阜メモリアルセンターで東海学生秋季大会という陸上競技の試合がありました。私はこの大会の100m・200m・4×100mリレーに出場しました。大学最終戦と位置付けていたこのレース。自分なりにできる準備は全て尽くして挑みました。

まずは4×100mリレー。私はチーム内でそれほど好タイムを持っていたわけではありませんでしたが、リレーメンバーの後輩たちが「一緒に走りましょう!」と声をかけてくれたこともあり、リレーにも出場する機会を得ることができました。結果としては全区間でバトンパスにミスがあったものの、無事にゴールすることはできました。ただ、それ以上に後輩たちと共に走れたことが何よりも嬉しかったです。

次に100m。それほど緊張はしませんでしたが、1ヶ月前に調整で挑んだ試合の11秒79を超えることが目標でした。結果は11秒45で見事目標を達成することができました。それどころか、自分の100mの自己ベストで3番目の記録にむしろ驚きました。久々に良い感覚で走ることができたと感じました。

そして200m。これで最後だと思うと少し緊張しましたが、23秒7台を切ることを目標にあとは何も考えずに走り切ろうと考えていました。前半から行けるところまで行こうと積極的に飛び出し、無我夢中でゴールを目指しました。後半は少し失速したものの、23秒43で200mも目標を達成することができました。

2日間の大学最終戦を終えた今、正直終わったという実感はまだ湧きませんが、ここまで頑張ってきた達成感と応援してくれたチームメイトに対する感謝の気持ちでいっぱいです。中学生の頃から気付けば10年間も続けてきた陸上競技。大学生として試合に出ることはありませんが、卒業後も余裕ができたら”マスターズ陸上”という35歳以上の男女であれば誰でも出場できる試合で走るのが、実は密かな夢です。多くの人に支えてもらいながら続けてきたからこそ、大好きな陸上競技はこれからもまだまだ続けたいと思いました。(佐藤)

10月12日杉下さんの授業づくり記録(末松)

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 10月12日(水)のゼミでは、杉下さんと松井君が模擬授業をしてくれました。今回は杉下さんの模擬授業を通して学んだことをまとめていきます。

 杉下さんは小学校6年生の社会科「日本とつながりの深い国々」の授業をしてくれました。

 良かった点は...

(1)笑顔&元気
 杉下さんは初めから最後までニコニコ笑顔で、授業を受ける子どもとしては、どんなことを言っても受け止めてもらえそうと意見しやすい雰囲気があふれていました。やはり表情は授業に大切なのだと改めて感じました。

(2)自信をつけさせる授業工夫
 資料からの読み取りで机間指導をしていた杉下さんは、子どものノートをみてのつぶやきをその子だけに言うのではなく、教室全体に聞こえるように言っていました。いはゆるオープンカンニング。読み取りが上手くできない子、自分の読み取りが合っているのか不安になっている子にヒントと自信を与えてくれました。
 そして、机間指導では必ず子どものノートに1つは赤ペンで○をつけていた杉下さん。○がノートについているとやる気が芽生え、また先生に○をつけてもらえると全体交流の際に自信を持って意見を言うことができます。


 学び合いで出た意見は...

(1)分からない子への対応
 授業では少なからず1人は分からない子が出てきてしまいます。そんなときは、誰かの答えを聞いた後に、その分からない子に答えさせるとよい。分からない子が複数人いる場合には、ペアやグループで交流するのもいい方法ですが、1人の時はこの方法が良いのではないかと思いました。分からない子を置いてきぼりにするのではなく、上手く授業に引き込ませることができると思います。

(2)ペア交流後は意図的指名
 全体交流ではあまり話すことができなくても、ペア交流では自分の意見を言える子がいます。あまり話していない子がしっかり話すことができているなと確認したらチャンス!!
ペア交流後は、その子に「○○さんはどう?」と意図的指名する。ここでしっかり意見を言うことができたら、その子の自信となり、次から全体で意見を言えるようになるかも知れない。また、意図的指名はリズムがいいため、ポンポン意見が出てきやすくなる。
ぜひ私も使ってみたいと思いました。

(3)社会の見方・考え方
 「なぜ教科書で日本とつながりの深い国々を4つも載せているのか?」
玉置先生がそうゼミ生に質問しました。うーんと悩むゼミ生。
答えは、人口、経済、文化などのその国のことを調べることをとして調べる観点を知るため。次同じように調べることがあったら、その観点を子ども達に自主的に調べさせるようにするため。なるほどと思いました。
 資料の読み取りもこれと同じなのではないかと思います。資料のどこに注目してみるのか、読み取ったことからどのように考えるのか。子ども達には、見方・考え方をいくつも同じ様な教材で授業をしていく中で、学ばせていくことが大切であることが分かりました。


 今回の杉下さんの模擬授業を通して、たくさんの授業技術や社会科の根本を知ることができました。これからの教材研究や授業づくりに生かしていきたいです。(末松) 

10月12日授業づくり1期生ゼミ(杉下)

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 前回に引き続き、今回のゼミも模擬授業勉強会をしました。

 今回は私が授業者となり、社会科の授業を見てもらいました。
 単元は、「日本と身近な国々」。アメリカ、中国、韓国、サウジアラビアと四か国ある中で、サウジアラビアを取り上げました。

 前回の課題にあった、声をしっかり出しての机間指導や意図的指名など、できる限り意識したつもりではありましたが、どうしても「わからない子を中心に授業する」ということができませんでした。

 わからない子を把握まではするのですが、意見を言わせるのはわかる子ども。仲間や先生から、交流後はその子も自信がついたはずだから、積極的に当てればよい、わからない子ほどもっと褒めるべき等といったアドバイスをいただきました。

 見つけて友達との交流を入れて終わってしまっていた自分は、まだまだ考えが甘いなと感じました。

 また、この授業での一番の課題点は、私が単元の根底を誤って理解していたことでした。私はこの授業を通して、最終的には国際理解に繋げたいと考えていました。しかし、先生から、子どもに「世界の国全部を調べないといけないのか」と言われたらどうするという話が出、私もはっとしました。ここから学ばせたいのは、国について調べるための見方や考え方の要素であり、いざ子どもが調べるとなった時どうしたらよいかを学ばせるものだ、ということに気付かされました。私は授業で子どもに高度なことを求めすぎていたなと反省しました。

 模擬授業で仲間や先生から意見をもらうことを通して、授業技術だけでない、深い学びを得ることができました。この学びをこれからも大切に、現場に出てからも生かしていきたいです。(杉下)

玉置先生の還暦お祝い会(牧野紘)

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先日、玉置先生の還暦お祝い会に参加させていただきました。
私は自分がお邪魔しても良いのかと、最初は緊張でいっぱいでした。
けれどその緊張は、会が終わるころには「参加して良かった」に変わりました。

会を主催された方々は、玉置先生が校長先生だったころに、共に活動してこられた方々です。
みなさんは本当に仲が良くて、活動することが無くなった今でも、こうして集まれるような関係を、私は純粋にうらやましく思いました。
また、突然参加した私たちゼミ生3人を、快く受け入れてくださり、たくさんお話をすることができて、とっても嬉しかったです。

会を通して私が思ったことは、「直接話す」ことを大切にしたいということです。
玉置先生とみなさんがこのような素晴らしい関係を築いた理由の一つは、たくさん顔を合わせてたくさん話し、先生と保護者という関係だけでなく、人として繋がりが深まったからだと思います。
私も保護者の方や地域の方との繋がりを強く、大切にしていきたいと思いました。

最後に、このような素敵な会に、私たちゼミ生を誘っていただき、本当にありがとうございました。
私は、玉置先生のような先生に、そして皆さんのようなお母さんになりたい!と思っています。(牧野紘)


玉置先生の還暦お祝い会(渡部)

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10月28日、小牧中学校PTAの皆さんによる玉置先生還暦のお祝い会に参加させていただきました。
このお祝い会での私の気持ちの変化を端的に表現すると「緊張→楽しさ→憧れ」です。
とにかく始めは緊張していました。初めてお会いする方ばかりで正直とてもドキドキしていました。
しかし、すぐにこの緊張も消えていきました。PTAの皆さんはどなたも優しく話しかけて下さり、とても楽しくお話をさせていただくことができました。
玉置先生とPTAの皆さんのお話をお聞きしているだけでもとても楽しく、同じ場にいるというだけで笑顔になれます。
それくらい楽しく、あたたかく、とても素敵な時間を過ごさせていただくことができました。
このお祝い会に参加させていただき、PTAの皆さん同士、玉置先生とPTAの皆さんとの間に築かれた信頼関係を感じました。
学校におけるPTAの皆さんとの関わりというものは私にはまだわからないことばかりです。
しかし、玉置先生のようにPTAの皆さんをはじめ、多くの人から信頼される人になりたいと思いました。

このような素敵な会に参加させていただきありがとうございました。
玉置先生、還暦おめでとうございます。
これからもご指導よろしくお願いします。
(渡部)

10月19日小川くんの授業づくり記録(大澤)

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10月19日(水)の2限に小川くんの模擬授業が行われました。
以下はその記録です。

【概要】
◇学年・・・中学校1年生
◇単元・・・反比例
ー提示された問題ー
面積が12平方センチメートルの長方形があります。
横xセンチメートル縦yセンチメートルとして、x.yの関係を調べよう

【良かった点】
*前時の振り返りについて
関数には式、表、グラフの3点が必要だということを確認させており、これから学習する単元のヒントとなることを思い出させていました。また、「ノートを見てもいいよ。」という指示もだしていました。
*授業内容について
まず、課題を書いた後に子ども(役)の顔、様子をみていました。
提示された問題を表にして、そこからわかることをノートに書くよう子どもに指示した後、書けている子にテンポ良く◯をつけていきました。その後、「先生に◯をつけてもらった人?」と言って子ども(役)全員が挙手をしたので、「全員挙手ができたね。」と褒めていました。どんな子どもでも参加できる素晴らしい手法でした。

【課題点】
*発問について
問題を提示した後に「じゃあどうしたらいい?」と発問していたことについて、この発問は子どもに混乱を招いてしまう可能性があるとのことでした。問題が「調べよう」となっているので、子どもが調べようと思える発問が必要です。方法としては、「横3センチメートルのとき縦は何センチメートルになるかな?」と聞いて子どもから反応がきたら、「じゃあ他にも面積が12平方センチメールになる長方形がつくれそうかな?」と言って調べる意欲をかきたてます。このとき、教師があげる例として1センチメートルからやらないことがポイントだそうです。教師がきれいな流れにしたがると、子どもはきれいにしかできなくなります。
*言語活動について
提示された問題を表にして、そこからわかることを発表させた後に「それではまとめてみよう。」と言っていましたが、これは”できる子”しかついてこれないのではないかという意見がでました。「まとめてみよう。」ではなく「どれとどれが同じかな。」と聞くことによって意見がでやすくなるとのことです。また、「(黒板に書いた意見より)質問ある人?」と聞くとそこから授業が展開されるというアドバイスも受けました。子どもが発言する場面をたくさん教師がつくることで言語活動の充実につながります。

小川くんから学ぶこともたくさんありましたし、小川くんの模擬授業を通してさまざまな意見交流をし、深い学びがたくさんできました!
小川くんおつかれさまでした!(大澤)

10月19日授業づくり1期生ゼミ(小川)

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10月19日のゼミでは私が模擬授業をさせていただきました。
今回は中学校実習の研究授業で行ったものを改めて改良し、行いました。反比例の1回目を想定しました。

心がけたことを3点あげたいと思います。
初めに、生徒の心をつかんでから導入に入ることです。導入に入る前に生徒の様子を把握し、授業に向かう姿勢を作ることができれば生徒はその時間集中して学ぶことができると考えたからです。最初に、笑顔で教室に入り、生徒の表情を注意深く見渡すと、笑顔で返してくれる子もいれば、下を向いている子もいます。そこで、1番笑顔が輝いていた生徒(今回は中田くんでした)に、「とっても素敵な笑顔ですね。中田くん、数学が好きだもんね。そんな中田くんの好きな数学の授業を始めます。」と始めました。物腰柔らかく、全体に話しかけるように生徒と会話をすることで下を向いている子も何を話しているんだろうという気持ちになって前を向いてくれたとおもいます。

次に、教室のみんなを巻き込んだ授業をすることです。これまでのゼミ生の模擬授業から学んだ、丸つけ法や、復習をするときはノートを見返せばわかるよと声をかけることで多くの子が手を上げることができる方法を取り入れていきました。その中で、丸つけ法を行う際に、全員に丸をつけて周りました。そこで「先生に丸をつけてもらった人?」と聞くと全員の手があがりました。当たり前のことですが、多くの手が上がることは一体感を生徒に持たせることができると考えます。しかし、この方法は少人数だからできたことであり、人数が多いときは班ごとに1人以上丸をつければグループ交流で考えを深め合えるのではないかと考えました。

最後に、数学的な見方・考え方を養うことです。このことが1番難しいと私は考えます。今回はこの力を養うために、なるべく教師の発言を少なくし、生徒の意見だけで授業を進めていこうと心がけていました。しかし、私の発問があまりにも抽象的であったり、難しい言葉を使ったりと改善しなければならないところを玉置先生、ゼミ生の仲間たちに多く見つけていただきました。中でも、「みんなの意見をまとめてみよう」という発問は高等であるとご指摘をいただきました。まとめてみようではなく、「同じものはあるかな?」と発問をスマートに簡単な言葉で表現することで多くの子たちが参加できるのだと学びました。

今回の模擬授業で多くのことを学びました。これらをしっかりとまとめていき、自分なりの授業スタイルを見つけていきたいと思います。(小川)

玉置先生の還暦祝いの会 (松井)

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教師力アップセミナーや、その他様々な講演などでお世話になっている小牧中学校の元PTA会長の斎藤さん。その斎藤さんから玉置先生の還暦祝いの会にお誘いしていただき、私と1期生の牧野さん、渡部さんと参加させていただきました。

まず、PTAの方々が元校長先生のお祝い会を開かれるということに驚きました。そういったつながりが今でもあるのは玉置先生だからなんだろうと思います。そして、PTAの方々がとても楽しそうに当時の話をされていたのが印象的です。「みんなでこんなことしたね」という会話の後には、決まって「玉置先生だからさせていただけたよね」と話をされていました。

私はまだまだ、学校とPTAのつながりは分からないことばかりですが、保護者の方々に支えてもらえる、応援してもらえる学校はすばらしいと思います。斎藤さんも仰っていましたが、積極的に保護者の方と関われるようにしていきたいと感じました。

普段のゼミの飲み会とはまた雰囲気の違う(笑)、とても楽しいお祝い会でした。たくさんの人に好かれ応援してもらえる玉置先生はすごいです。私も少しでもそんな教員になれるよう努力します。
そして、玉置先生ご還暦おめでとうございました! 今後も私たちゼミ生のご指導よろしくお願いいたします。(松井)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(寺坂)

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10月10日の教師力アップセミナーに参加して、野口芳宏先生の講演を聞かせていただきました。
4月の2期生最初のゼミの時からこの日まで、野口先生はずっと追いかけて来た先生だと言うことをたくさん聞いて来ました。たくさんのことを教えてくださる玉置先生の先生ということで、とても楽しみにしていました。この日は、前回のセミナーでの失敗を活かし佐久間君の家に泊めさせていただいて、万全の状態で臨みました。

私は、一部の「何のために学校へ行くのか」について書かせていただきます。

何のために学校へ行く行くのか。最初は、これはとても難しいなと感じました。勉強するためや友達と遊ぶため、行かなきゃ行けないからなど、たくさんあると思います。野口先生は、学力形成と人格形成の為に行くのだと仰っていました。これは、教育基本法第1条に沿っていて、ブレるべきものではなく共通の意識を全員が持ち、持たせる必要があると思いました。

また、家庭に教育を持ち込むのは良くないことで、家庭は安らぎの場でなければならないという家庭教育のあり方についてのお話がありました。今の世の中の風潮は、学校だけでなく家でも様々な教育を施さなければならない、またそうしているという家庭が多いと思います。それだと、子供はどこで休むのか。休む場所が無いから非行に走ってしまうのだと、いう話でした。よくよく考えると当たり前のことですが、このセミナーに、参加しなければ考えもしなかったことだと思うとゾッとします。

野口先生のお話はとてもおもしろく、現場でやってこられたからこそ考えれる話ばかりでとても勉強になりました。1つ1つの話に不思議と吸い込まれて行くような話し方は、長年教壇に立ち続けられたからこそなのかなと感じました。

懇親会は、私用で参加することができませんでしたがその前に野口先生とがっしりと握手させていただきました。将来、野口先生の話が出るたびに自慢したいと思います。

最後に、、
カントの言葉を引用した「ヒトは人によって人間になる」ということばがとても印象に深く残っています。
ヒト・・・獣
人・・・教育
人間・・・社会に通用する人間

もう1つ。
ニンゲンは、人の間と書くように人と関わることで人間になる。
改めて聞いて、なるほどなと強く思いました。(寺坂)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(末松)

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先日10月10日(月)に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は野口先生です。
昨年に引き続き野口先生のセミナーに参加するということで、ワクワクしながら会場に行きました。
セミナーは午前の部、午後の部とあり、私は午前の部のことについて書きたいと思います。


午前の部のテーマは「何のために学校にいくのか」

野口先生は分かりやすく
1 学力の形成(頭の教育)
2 人格の形成(心の教育)
と大きく2つに分けて紹介されていました。
そして、「国家及び社会の形成者たる資質を備えるため」とまとめてました。

「国家及び社会の形成者」という言葉は、教育基本法の第一条の教育の目的に記述されています。
個性を大切に、個性教育をしていこうと動いている今の教育ですが、教育の根本となる教育基本法をみると、「個人」「個性」の言葉は見当たりません。
いま一度、教育の基本に戻って、国家や社会で上手くやって行けるような子どもたちを育成するため、集団教育に力を入れていくべきなのだと感じました。


「ヒトは人によって人となる」(カント)

という言葉を紹介されていました。
ヒトを人にするためには、ヒトを教育する人が必要。教師はその役を担う立場である。
改めて、教師が子どもに与える影響は(良くも悪くも)大きく、その後の子どもの将来や国家・社会のあり方を決めてしまうかもしれない、重要な立場であると思いました。

子どもを教育していくことは容易なことではありませんが、これからもセミナーに参加したり、ゼミで学びあったりする中で、多くのことを学び、力にしていきたいです。(末松)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(佐久間)

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10月10日、第4回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は野口芳宏先生による講演でした。玉置先生がずっと追いかけてきた先生と仰っていたので、今回のセミナーはいつも以上に楽しみでした。私は午前の部の道徳模擬授業について記事にしたいと思います。

「なぜ学校に行かなければならないのか」についての授業を学びました。学校に行く理由として学力形成・人格形成を育む必要があるからと仰いました。これは教育基本法の「国家及び社会の形成者」となることに繋がります。まだ詳しく教育基本法を私は覚えられていないので、なぜ学校に行くのかという根本が述べられていることを知り、これから必ず覚えなければいけないと感じました。

また、午前の部の中で最も印象に残った言葉があります。野口先生は「利他公益」と講演の中で何回か仰っていました。個性と多様性の尊重は重要ではあるが、自由にしすぎると、利己的になり争いが生まれてしまいます。集団の中の一員として利他的に考え、行動することの大切さを学びました。そして、このことは自分にも当てはまることなので、これからはもっと利他的に考え、行動していきたいと思いました。

今回のセミナーは3部構成になっており、私の記事は第1部だけですが、どの部も学ぶことが多く、また野口先生の話がとても面白かったので、充実した時間を過ごせました。野口先生は若い時から授業技術を考えていたと仰っていました。大学3年生の私がこのようなセミナーで学べているのは玉置ゼミならではだと思います。少しでも学んだことを自分のものにしていけるように努力していきたいと思いました。(佐久間)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(中田昂)

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第3部の始めは、「基礎」の話からだった。
その中で野口先生は、東北の地震による津波によって流された家々の基礎のお話をされた。
自分も昨年の夏に実際に現地を見て来たが、本当に基礎だけが綺麗に残っていた。
基礎の大切さは、肌で感じた。

東北の話が出たので余談ですが、今年の夏も宮城・福島に行って来ました。福島県の双葉町も車窓からではあったのですが、荒れ果てて人がいなくなった町を見てきました。原発から約6kmの近くを通りました。防護服を着て作業をされている人がたくさんいました。ニュースだけ聞いていて、本当はどうなっているかなんてちっとも知りませんでした。
早く復興することを願っています。

第3部をまとめると
・読字力
・語彙力
・文脈力
の3つに絞って言えそうです。

読字力を向上させるためには、教科書に書かれている字で漢字で書けるもの全て漢字で書く。早くから何度もがキーワードです。小学校の低学年からいろんな字を見て慣れていくことで、自然と読んだり書けたりできるようになる。自分も幼い頃から本をたくさん読んでおけば良かったなと今になって思います。

語彙力を向上させるためには、チャンスを活かす。つまり、教科書に出てきた単語をそれだけを見て終わらすのではなく、対義語や類義語なども紹介して色んな言葉に出会って行く中で語彙力を増やすということ。そのために、教える側が知らないといけないから、勉強しなくては。。。

文脈力を向上させるためには、間違えそうなとこを発問する。誰でも答えられるような一問一答のような発問ではなく、多様な考え方が生み出せるような発問。落とし穴づくりをする。そこで間違えさせて、正解を教える。答えが何個もあるようなのが国語ではなくて、数学のように一つの答えになるようにさせる読解力をつけさせなければいけない。そのために自分はまず本を読もう!笑

今回のセミナーで1番心に残った言葉は、「詰め込むのではなく、叩き込む」と言う言葉。過激すぎるかなと思ったけど、教えずして活動しても何も意味ないよなと思いました。(中田昂)

【20160908講演】東海市富木島中学校区合同研修会

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 9月8日、東海市富木島中学校区合同研修会で講演をしました。学力向上がこの中学校区のテーマとのことで、15時30分から16時30分まで「学力を向上させるちょっとした授業技術」と題して話しました。皆さんの反応はとてもよく、思わず熱が入りました。

10月12日松井くんの授業づくり記録(小川)

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 後期のゼミ授業では模擬授業をしながら授業技術を高めていくことを行なっています。今回は松井くんの模擬授業を見て学んだことをまとめます。

 算数の模擬授業で、(問題)4人がけのいすがあります。35人がすわるにはいくつあればいいでしょう。

 初めに、松井くんの視線に注目しました。課題をみんなで読む場面や、挙手する場面で松井くんは常に一人一人を見るよう心がけていたと思います。このことから自分のことを先生は見ていてくれているから、授業に入り込めたように思います。

 次に、子どもの考えを黒板に書く際には、その子の名前を書くことで誰の考えが一目でわかり、書かれた子は嬉しく感じると考えられます。

 最後に、今回の授業の山場である対立の場面です。松井くんが教育実習で実際に多くの子が答えに8と書き、少数の子が答えである9にたどり着いたという場面を想定して行いました。最初に8と答えた子を意図的に指名し、考えを聞きます。その後、正解である9と答えた子の意見から8と答えた子が意見を変えていくという流れです。実際に行ってみると、考えを変える子もいますが、8が正しいと主張し続けている子もいます。しかし、授業が進むにつれて9と答える子の数が増えていきます。その子たちの考えから、具体的にイスと人のマグネットを使うのではなく、前時に学習した抽象化された丸の塊で考えるという意見がでました。

 いつまでも具体物で考えるのではなく、抽象化して考える。その子たちの考えを聞いていくうちに、8と主張し続けていた子の考え方が変わりました。この瞬間みんなが納得いったものとなったと思います。教師が考え方を言うのではなく、子どもに説明させることでみんなが理解できた授業になったのだと考えます。そして、この後の問題ではあまりを足すのではなく、引く問題が登場してきます。形式的に覚えてしまっている子は混乱してしまうので、気をつけなければならないと松井くんは考えていました。

 私が模擬授業をする際は、今回の松井くんの良い点やこれまでの学生の良い点から学び、より良いものとしていきたいと思います。(小川)

10月12日授業づくり1期生ゼミ (松井)

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10月12日(水)のゼミでは杉下さんと私が授業担当でした。私の授業を振り返ります。

授業は小学校3年生算数の「あまりのあるわり算」で「4人がけのいすがあります。34人すわるには、いすはいくつあればよいでしょう」という問題を扱いました。この授業は小学校実習の研究授業で行なったものでしたが、その際は教師である私が話し過ぎてしまい、児童の考えをつなげることができませんでした。今回はその反省も踏まえ、児童役からどんどん考えを引き出そうと思い、臨みました。

導入の前時の復習では、つまずいた児童がいたため時間を割くことに。どこまでその児童に対して時間をとるべきなのかということを考えるきっかけになりました。研究授業のときにはない発見です。
復習が終わってから、問題を提示して式を書かせました。丸つけ法を実践し「短く、簡潔に」を意識して1人1人に声をかけていきます。児童役のゼミ生はとても上手に間違えてくれるので、実際の子どもがいる感覚で声をかけていくことができました。ゼミ生からは「声をかけてもらえてよかった」「的確なアドバイスだった」と言ってもらえ、少し丸つけ法に自信をもてました。

授業の核となる、答えが8つか9つかの議論。研究授業の際はほとんどの児童がはじめに8つと答えました。そこから9つと答えた児童が説明することで、次第に9つだとわかる児童が増えていくという流れです。今回も児童がそうなったと仮定して、授業を行いました。「いつも 8あまり2 の8の部分が答えになるから、この問題も8つ」という答えが上がり、黒板でいすに人を並べることから視覚的にあまりを捉えさせようとします。その際、全部絵で描くと大変だから○で表してみるなど、抽象的に考えさせることを気をつけました。9つだと答えた児童の発言から、頷いている様子などを見て意図的指名。今回の授業では、研究授業の時のように私が話し過ぎることなく、児童の発言をつなぐことができました。

この授業でのポイントとなるのは「8あまり2」の「8はいすが8つ」「2は2人」ということをイメージできるかということ。視覚的に考えさせることの他に、いかに児童に考えさせるかを今後の私の課題にしたいと思います。(松井)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して (牧野紘)

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今回の教師力アップセミナーは、野口芳宏先生のお話を聞かせていただきました。

今まで私は、野口先生の本を読んだことや、玉置先生によるモノマネ(笑)を見たことしかなかったので、お会いするのは初めてで緊張していました。
いざ講演が始まると、野口先生のズバリとものをおっしゃる姿勢、切り込んでいく考え方、独特な話し方に惹きつけられている自分がいました。

第3部では、国語学力の形成について講演をしてくださいました。
その中で一番心に響いたことは、「正誤の明示」のお話です。
国語はよく正解が一つではない、と言われますが、野口先生は、正解は一つであとは間違いだ、とおっしゃっていました。
私は今までそんな考え方をしていなかったので驚き、また自分も子どもにズバリと答えを教えたいとも思います。
自分は今まで、学生の立場しか経験していませんが、思い返すと、授業でハッキリ答えを言わず、曖昧なままの授業より、ズバリと答えが出た方がスッキリしたし、何より何を学んだかが明確だった気がします。
国語は何が答えなのかズバリと答えにくい教科でありますが、自分でしっかりと学び、教材研究をして、子どもに伝えられる先生になりたいです。(牧野紘)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(大澤)

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私は10月10日に行われた第4回教師力アップセミナーに参加しました。
今回は野口芳宏先生でした。

野口先生は午後の部2(国語学力を向上させる基礎基本)で、国語学力は3つに分けることができるとおっしゃっていました。

1つめは読字力です。この読字力を向上させるために、野口先生はあえて学年配当漢字を無視し、積極的に漢字を使い、教えるそうです。このとき、気をつけなければいけないことは、筆順を守ることです。また、筆順の原則(上から下へ、左から右へなど)を教えておくと、見たことない字も筆順の原則をふまえて書くことができるようになるそうです。

2つめは語彙力です。教科書に書かれている文章をそのまま発言するのではなく、自分なりの端的な表現に直します。要約するのです。例えば、鬼ごっこについて、「鉄棒より向こうに逃げてはだめ」というルールを設けられているものは「エリア鬼」と言い換えることができます。要約することで、初めてふれる文章に出会ったときにも、自分の頭の中で考え、整理し、理解することができます。

3つめは文脈力です。文脈を的確にとらえ、一文一文のつながりと関連性を理解します。教師は子どもが間違えそうなところをひろい、発問を工夫する必要があるそうです。

野口先生の講演は、自分の中にあった常識をあっという間に覆すようなものばかりでした。常識や普通という言葉に惑わされず、本当に子どもたちが求めているものはなんなのかを考え、努めていく必要があると感じました。野口先生をはじめ、教師力アップセミナーでいつもお世話になっている先生方、今回もたくさんのことを勉強させていただき、本当にありがとうございました。(大澤)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(浦)

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10月10日、教師力アップセミナーに参加させて頂きました。
講師の先生は、ゼミ内でもよくお名前が登場する野口芳宏先生。
初めて野口先生の講演を聞いたのですが、テンポ良い話し方で、笑いあり、そしてなるほど!が多い、とても惹きつけられるお話でした。

午後の部1は、伊藤彰敏先生による模擬授業でした。
中学校1年生の国語「語感を磨く」を教材に、私たちゼミ生12名が生徒役として授業を受けさせて頂きました。
写真で掴む導入、そして同じ意味であるのに言葉が違うという面白さに、気がつくと役としてではなく素で授業にのめり込んでいました。

模擬授業後の野口先生と伊藤先生、そして司会の玉置先生、この3名の先生方の講評会もとてもためになりました。
子どもから出てくる言葉を学習用語に繋げる大切さを知ると同時に、中学生を集中させることは難しいという現実など、理想と現実の差も感じてしまいました。
この差をどう埋めていくか今後考えていきたいです。
また、子どもから出た言葉を授業の展開や深めるためのきっかけとすることも重要だと改めて思いました。
教室には様々な子どもがいます。
発言を活かして授業展開をすることで、授業をクラスのみんなで作っているようにも思え、子ども達もますますやる気が出るのではないかと思います。

終わった後に、「たくさん学んだ!」と思える1日でした。
私は今回野口先生の講演を聞き、根本は何かをはっきりさせ、ぶれない目的を持って行動することが大切だと思いました。
今後子ども達と接する上で、目的を自分が理解した上で授業や生活指導等行っていきたいです。(浦)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(小川)

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10月10日に行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は玉置先生が「私のずーっと追っかけてきた人だ」と仰る野口芳宏先生の講演会でした。私はこのセミナーを通して、野口先生から多くのことを学ばさせていただきました。中でも私は午前の部の道徳模擬授業について書かせていただきます。

野口先生の「何のために学校へ行くのか」という発問から始まりました。野口先生は学力形成と人格形成を育むためだと仰いました。この2つを養うことで教育基本法第1条に書かれている「国家及び社会の形成者」となると仰います。

私は教員採用試験に伴い試験の問題として、教育基本法を読んできました。しかし、それは実際に子どもを想定して読むことはできていませんでした。なので子どもを想定し、教育基本法や指導要領を読み、それらを自分の基礎として、その上に力をつけていきたいと考えました。

次に、教室話法についてです。教室では私的話法ではなく、子も先生も公的話法を使うことです。公的話法とは常よりゆっくり、常よりはっきり、常より大きくです。「1つ目はから始めて発表しよう。」と助言してから子どもに発表させるなど、普段から話し方を鍛えていくことが大切であると仰いました。

次に、野口先生は多くの教員が家庭教育に問題があると考えていることに指摘をしていました。家庭には誰しも安らぎを求め帰るものなのに、家庭が教育機関になろうとするからダメである。安らげる場がなくなるから、子どもは夜さまよい、家に帰りたくないと感じるのだと仰いました。

また、日本の教育の大きな流れは個人・個性に力を入れることであると仰います。集団で1つの考えにとどまらず、多様性を尊重しようとする野口先生の指導が伺えました。
最後に、野口先生は利他公益とよく仰いました。水を引き寄せると向こうへ行ってしまうが、水を押すと自分に戻って来る。このように、利己のために集めたものは失われていくが、利他のために与えてきたものは残る。この言葉で私は利己的に動くことの愚かさに気づきました。利他的に動くことを今後していきたいと強く思いました。

今回のセミナーを通して、野口先生からたくさんの人生論を伺えたように思います。中でも、「経験は意図的に積み、整理して積み上げていくこと。」はこの玉置ゼミのテーマである「書くことによって学ぶ」につながっているように思います。そこで私は来年から教壇に立つ際には、日々の取り組みを書くことによって記録し、自分なりの授業技術を確立していきたいと思います。(小川)
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