10月5日授業づくり1期生ゼミ(牧野紘)

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後期が始まり、玉置ゼミでは卒業研究と並行して授業作りについて学ぶことになりました。
私たち大学生は教科の指導の仕方や、生徒指導についての座学は行いますが、授業をする上での技術を学んだり、教材研究は行いません。
そんな経験のない私たちが、現場に立ったときに少しでも役に立つようにと、玉置先生が計画をしてくださいました。

私は、小学二年生の国語「ことばあそびをしよう」という単元で模擬授業を行いました。
授業技術について、学んだことを書こうと思います。

<授業技術>
私は導入としてある文章を見せ、この文を見て気づいたことあるかな?と挙手を求めました。すると、思ったよりも意見が上がらず、導入から重たい感じになってしまいました。
そこで反省として、どんどん指名していくのはどうか、となりました。
挙手を待つのではなく、順番に思ったことなどを、リズミカルに言わせていくのです。
どんな発想も受け入れていくことで、子どもたちが意見を言いやすくもなると思います。
子どもたちが、先生の気持ちあてゲームをせざるをえないような授業にならないために、気をつけなければならないと、再確認することができました。

まだまだ学んだことはたくさんあります。
実際に授業をやってみて、みんなで検討したからこその、学びです。
これからのみんなの模擬授業でも、授業技術を学べるように頑張ります!(牧野紘)

野口芳宏先生の本を読んで(牧野紘)

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次回の教師力アップセミナーで講演をしていただく、野口芳宏先生の「子どもは授業で鍛える」という本を読みました。

その中で国語科についての野口先生の見解が書かれている部分があったので、紹介したいと思います。

(引用)
国語科は、読解技術、話す技術、聞く技術を獲得させるために、どんな用語、どんな知識を教えていけばよいのか、というはっきり定まった用語は実はほとんどない。しっかりした知識体系がない。だから、読まされた、書かされたという国語の活動の記憶はあっても、「自分の国語学力としての言語技術を、あの先生によって形成されたなあ」という実感は薄い。

私はこの部分を読んで、確かにそうだなと思いました。
私は国語は好きですが、実習などを通して教えるのは難しいな、と感じることがありました。それは他の教科に比べて、国語科には曖昧な部分が多いからだと気づくことができました。

けれども教師が曖昧では、子どもに教えることはできません。
自分の中で子どもに学ばせたい技術や知識を明確にし、授業に望みたいと思います。

次回の講演では、国語学力についてもお話が聞けると聞いております。
セミナーがとても楽しみです。(牧野紘)

『野口流教室で教える音読の作法』を読んで(渡部)

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10月10日の教師力アップセミナーの先生である野口芳宏先生の『野口流教室で教える音読の作法』という本を読みました。野口先生は「教室音読」という言葉を提唱されています。

私はこの本を読んで初めて教室音読という言葉をしりました。教室音読とは「正しく整った読み方」だそうです。明瞭な発音と張りのある声で、文脈や文意に忠実な、オーソドックスな読み方のことです。
そしてこの本ではこの教室音読の指導内容や指導のポイントなどについて具体的に書かれています。

私がこの本を読んで一番感じたことは自分の音読力を磨くことの大切さです。この本の中で野口先生は子どもたちに具体的な指導をしなければならないとおっしゃっています。「上手に読めたね」、「もう少し練習するといいね」ではなく、どの点が問題でどのように読むとよいのかということを指導することが必要だそうです。そのためには教師自身がどのような音読がよいか具体的なモデルを描けるようでなければなりません。また、子どもたちは教師の範読をまねすることで技術を身につけていきます。
自分の小学校時代を思い出してみても、先生の後に続いてまねして読んでいました。教師の範読はとても責任のあるものだと感じます。
昨年行った中学校実習で私は生徒の前で範読する機会がありました。デジタル教科書の音読を何度も聞き、自分でもたくさん練習しました。こんなにも音読の練習をしたことはありませんでした。
しかし、この本を読んでもっと練習しなければだめなんだと感じました。「この文は、この言葉はどのように読めばいいのだろうか」というこだわりを持つこと、自分の音読を録音して客観的に分析すること…。
「範読の力」を高められるように努力し続けられる人になりたいと思いました。

「教師自らの音読力を磨く」というテーマのページにこんな言葉がありました。
「進みつつある教師にのみ、教える権利がある」
音読だけではなく、他の授業でも、学級経営でも努力を積み重ねられる人になりたいです。
(渡部)

小学校教育実習を終えて(岩田)

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 10月1日、4週間の小学校教育実習を終えました。4週間は長いようで短く、学校に慣れてきた頃に終わってしまう、そんな感覚でした。今回はそんな4週間を記事にして振り返ってみたいと思います。

 わたしが担当させていただいた学年は小学校3年生でした。ある時は低学年、またある時は中学年という言葉の上では二面性を持ち合わせている学年です。わたしの3年生のイメージは、どちらかというと中学年よりな考えで、割となんでもできるのかなと思っていた部分がありました。しかし、実際ふたをあけてみると、何をするにも1から10まで細かい説明を要したり、教師が付いていないと作業ができなかったり想像以上に幼い、そんな児童たちでした。一方で、元気いっぱいで人懐っこく、目をキラキラ輝かせて毎日の学校生活を送る姿は、とてもエネルギッシュで毎日パワーをもらっていました。

 そんな児童たちと4週間の日々を一緒に過ごし、研究授業を含む計13時間の授業実習、全日経営を経験し、わたしは様々なことを感じ学ぶこととなりました。少なくとも9月5日実習初日のわたしにはとても想像することができないほどの大きな学びであったと思います。その中でも授業に焦点を当てていきたいと思います。

 
 以前ゼミの学習で「児童が理解できないことは100パーセント教師の責任」という言葉を学びました。その言葉を聞いたときわたしは「そんなことない」「理解能力には差があるし児童にも責任はあるのでは」と感じていました。しかし、実習を経てその言葉の意味するところが少しわかったような気がします。児童は毎日新しいことを自分の知識とするために学びます。しかし、その時の児童の知識は0からのスタートです。右も左もわからない状況の中必死に答えを探して学んでいくことは、非常にエネルギーを要することであり簡単なことではないと思います。けれども、難しいことだからこそその知識を得た時の喜びは大きく、それがまた次の学びを深めるきっかけになるのではないかと感じました。そこで、わたしが実感したのが、授業において、教師の思い込みや授業をこう進めたいという一種の強制的な部分が前に出すぎたとき、子どもたちの主体的な学びやそれと共に、キラキラした目の輝きを奪ってしまうことになると感じました。13時間の授業実習で、その難しさを身をもって体験し、教師の子どもたちに対する責任は100パーセントといっても過言ではないと思いました。


 4週間の小学校実習は正直楽しいことばかりではありませんでした。辛いことも心が折れかけたこともあり、職業にできるのかという不安もありました。しかし、担任の先生がおっしゃられた「日々の辛い出来事の中で、ほんの少しの子どもの成長を感じたときまた教師を辞められなくなる。こうやって続けてきたんだね。」という言葉を胸に、2週間後に迫る中学校実習に全力で取り組みたいと思います。(岩田)

小学校実習を終えて(寺坂)

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 9月30日で4週間の小学校実習が終わり、大学では授業が始まりました。担当の先生との事前の打ち合わせでは、忙しい時期で10時間授業させていただける予定でしたが、6時間時間を作っていただき16時間も授業やらせていただきました。その授業1つ1つに丁寧に指導をいただいたので、多くのことを学ばせていただき、また多くのの課題が見つかりました。

 16回の授業で多くご指摘いただいたのが、「しゃべりすぎ」ということです。研究授業では、スーパーマーケットで見つけたことを話しあう授業をやらせていただきました。児童が見つけたものを発表して、それに対し私は反応しすぎて、教師→児童→教師→児童という授業になってしまっていました。そうではなく、教師→児童→児童→児童とつながるような発問をして授業を展開するとよいというアドバイスをいただきました。

 また、実習を通して児童は教師をよく見ているな、と感じました。恥ずかしながら児童から、「先生元気ないね、どうしたの?」と声をかけられることが多くありました。担当の先生から、先生は児童にとってのスーパーマンであり続けなければいけないよ、と最後に言われたので元気な姿を示していきたいと思いました。

 校長先生からも、教師の熱意、一生懸命さは子供に伝わるよと、ご指導いただきました。どんなに下手くそな授業をしていても一生懸命やっている先生を子供は見捨てないから、一生懸命さは捨てないで頑張ってください。と暖かいお言葉を実習生全員いただきました。

 教師になりたいという思いが強くなり、素直で純粋な児童や先生方、愉快な実習生に囲まれて幸せな4週間を過ごすことができました。今回得たもの、できなかったことを中学校実習や、将来に活かしていきたいと思います。(寺坂)

9/28(水)せいしゅん・セミナーに参加して(佐藤)

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 9月28日、玉置先生が『授業力向上の方策』〜道徳模擬授業を通して〜というテーマで講演会をされました。実際の教育現場で活躍されている先生方を対象に行われた講演でしたが、私はゼミ生の1人として参加させていただきました。

 前半は、「特別の教科 道徳(道徳科)」の背景、めざすものを知るという題目で始まりました。「特別の教科 道徳(道徳科)」と呼ばれる理由には、
・数値的な評価ではなく、記述式の評価であること
・免許状に関わらず教えること
・検定教科書を活用すること
・一元的に子どもを評価できないため、大くくりなまとまりを踏まえた評価を行うこと
など、改めて理解を深めることができました。国語の読み取りのような道徳や、子どもたちにきれいごとだけを言わせて終わってしまう道徳が行われている傾向があることに、会場全体が納得していたからこそ、玉置先生がおっしゃっていた「考え議論する道徳」へと移行していく必要を改めて感じました。

 では、その「考え議論する道徳」とはどんなものなのか?後半は玉置先生が考える道徳の授業例とその解説が行われました。
(1)「僕の仕事は便所そうじ」
主人公の心情が大きく変わる1シーンを主発問に絞ることで、子どもたちはその前後の心情を主人公になりきって考えようとする姿勢が見られ、自然と意見が出てくる雰囲気がとても良いと思いました。しかしその裏には...
・朗読しながら補足を加えることで、子どもたちのイメージを強化
・机間指導で事前に意図的指名
・1人の子どもが発言した後、聞き手に「良い言葉があったか?」と子どもたち同士で評価させることで聞く意識を高める
など、玉置先生の授業術が盛りだくさんの内容に何度見ても勉強になりました。
(2)「いのちの授業」
 昨年から、玉置先生の模擬授業を受けさせてもらったり、いくつかの中学校で出張授業をされている様子を見たりした中で、「小児がんを知りいのちの大切さを学校で学ぼう」というこのプロジェクトの素晴らしさは感じていましたが、ここでも玉置先生の授業術が盛りだくさんでまたまた勉強になりました。
・オープンカンニング→机間指導の際、赤まるをつけながら子どもが書いたキーワードを全体に言う
・何人か起立させ発表してもらうことで、スピーディーに意見交流をする
・「”当たり前に生きる”ってどういうこと?」というように、1つ1つのキーワードにつっこんでいく
がん教育として知識を注入することも大切ですが、教師の授業の仕方次第で子どもたちにとっては”いのちの大切さ”について深く考える良いきっかけになることを実感しました。

 とても濃い内容で80〜90分があっという間に終わってしまいました。道徳の授業の難しさを痛感させられましたが、教育現場に立つまでに少しでも多く道徳についての知識や授業術を学んでいきたいです。(佐藤)

※講演会終了後、同じゼミ生の松井くん、中田くんと玉置先生の書籍を販売させていただきましたが、多くの方にご購入いただけたことを、この場をお借りして感謝申し上げます。(笑)

ゼミの仲間紹介〈佐藤くん〉(牧野紘)

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久しぶりに書くこの記事、七人目に紹介しますのは、ゼミで一番さわやかな佐藤くんです!!!
どのぐらいさわやかかと言うと、遠く離れた横浜の地で、バスに乗っている私が横断歩道を渡る佐藤くんを見つけることができたぐらいの、さわやかさです。

そんな佐藤くんは、いつもゼミの雰囲気を明るくしてくれます。
面白いことを言って明るくしてくれるというよりは、佐藤くんの元気な様子や、ハキハキした話し方、行動が、ゼミを活気づけている感じです。(決して面白くないというわけではありません。)
佐藤くんがひたむきにゼミや陸上に取り組む様子を見ると、私も頑張らなきゃ!と思います。
そんな活気を与えてくれる佐藤くんは、玉置ゼミになくてはならない存在です。
いつもありがとう!!

最近では、某陸上選手に似ているというネタが玉置ゼミの中で流行していますが(笑)、そんな風にみんなにいじられている佐藤くんを、私は「みんなは本当に佐藤くんのことが好きなのだな〜」と思いながら見ています。
佐藤くんとは、そんな人です。

これからどんどん後輩が増えていくと思います。
一期生として、玉置ゼミって本当に仲良しだね!って言ってもらえるようなゼミにしていきたいです!(牧野紘)

小学校教育実習を終えて(江口)

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 4週間小学校で実習をさせていただきました。私は、2年生担当でした。事前指導において、クラスの児童は、大人しいと言われていたため、行く前から不安ばかりでした。しかし、教室に入ると声をかけてくれて、温かく迎え入れてくれました。本当に嬉しかったです。

 授業は、13時間やらさせていただきました。どの授業も緊張していましたが、終わったあとに、児童から分かりやすかった、楽しかったと言われて安心しました。反省点にあがったことは、次の授業で少しでも改善していこうという気持ちで行っていきました。どうしたら、児童に伝わるのか担任の先生にも沢山アドバイスを頂きました。

 教師は、授業を行うだけでなく、宿題のチェック、集会の準備、行事、委員会など様々な仕事があると改めて感じました。いつも、実習生よりも早く来て、遅く帰っている先生方を見て本当に大変だと思いました。しかしそれ以上に、楽しくそうに児童と関わり、児童について教えてくださる姿が素敵でした。改めて、教師という職業の良さがわかりました。

 4週間という短い期間でしたが、楽しく学ぶことができました。(江口)

小学校教育実習を終えて(古川)

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小学校教育実習では、1年生を担当しました。
初めての授業ではとても緊張し始まる前にお腹が痛くなりました。
児童の積極的な発言や挙手にとても嬉しく私も頑張ろうと思いました。
また、たくさん教材研究をすればするほど成果は表れるのだと思いました。
児童と休み時間にたくさん遊びとても毎日がとても充実していました。
私は、毎日全員に必ず自分から話しかけるという意識をもっていたら徐々にみんなから自分から話しかけてくれて嬉しかったです。
授業後の先生からいろいろ指導してくださったことをこれからも生かして頑張りたいとおもいます。
先生になりたいと強く思えるような実習になりました。(古川)

初めてのボルタリング(牧野友)

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 10月2日に、古川さんら4人で初めてボルタリングをしました。意外にも頭を使うスポーツで、とても難しかったです。手には小学生以来のマメができました。同じ数字のホールを使って登っていくのですが、どうしてもできないコースがあり、とても悔しかったのでまた行きたいなと思います。8月によさこいサークルを引退してちょうど趣味を探していたところだったので、続けて行きたいなと思います。(牧野 友)

新しいアルバイト(牧野紘)

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教員採用試験が終わり一息ついたので、今までの学習塾のアルバイトに加え、新たなアルバイトを始めました。
始めた理由は、もちろん稼ぎたい(笑)という思いもありますが、1番は新しいことに挑戦して、味のある人間に少しでもなりたい!と思ったからです。

そんな私が始めたバイトというのは、ペットショップの店員です!
動物が大好きな私は、動物関係のアルバイトでどうしても働きたかったので、念願のお仕事でした。

いざ働いてみると、想像以上に大変でした。
生き物を扱うということは、命を預かることです。
バイトを始めて、身をもって体験しました。
毎日覚えること、新しく知ること、たくさんあります。
けれど、そんな新たな刺激、困難が、とても心地よいです!

自分で決めて始めたアルバイト、卒業するまでやりきり、吸収できることは全部吸収するつもりでいます。
そしてこの経験が、将来少しでも役に立つ時が来ればなと思います。

教員採用試験は終わりましたが、卒論に授業にバイトにサークルに、忙しい日々を過ごしていますが、どれも妥協することなく、頑張りたいです。(牧野紘)

写真は、夏休みに行った先の、かわいいウサギたちです。



6時間で40周!!(佐藤)

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先週の土曜日、アクトス6時間リレーマラソンがナゴヤドームで開催されました。私はこの大会に、陸上部の4年生メンバーで出場してきました。

そもそも6時間リレーマラソンとは、1周約2kmのコースを各チームがリレー形式で周回し、6時間で何周できるかというものです。私たちのチームは40周を目標に挑戦しました。

チームメイトのほとんどが教採や就活明けで、決して満足な練習ができた訳ではありませんでした。それでも、みんなが楽しみながら自分たちの出番に精一杯走れたことが良かったです。

私の走順は2番目で、トータル5回走りました。さすがに後半戦になると脚の疲労も溜まり始めて苦しかったですが、チームメイトが待ってくれていると思うと、最後まで全力で走りきることができました。

結果として、私たちのチームは入賞こそできませんでしたが、目標にしていた40周をピッタリ達成することができました。チームで何かをやり遂げるというのが、教採以来久しぶりだったので、大きな達成感を得ることができ、本当に嬉しかったです。卒業までの残り時間、またこうしたリレーマラソンに出場したいと思います。(佐藤)

第3回教師力アップセミナーに参加して(牧野紘)

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今回は佐藤曉先生が講演をしてくださいました。

佐藤さんのお話は、一言で言うと「刺激的」でした。
講演中、私の頭の中にずっと刺激が加えられているような感じがしたからです。
今まで気にとめることのなかったことを、佐藤先生が訴えかけてこられたので、私はその訴えを頭の中で受け止め、自分に問い直すことで、精一杯でした。

その中で一番心に響いたことは、私たちは子どもたちを既成の言葉で表しているが、これは教師側が言うことであり、子どもには良い迷惑かもしれない、という話です。
私は初め、この話を聞いた時は、私たちはどうすれば良いのだろう、と思いました。
私たちは現場での経験がない上にまだまだ未熟で、今は将来教壇に立つための勉強をしています。
その勉強には、子ども理解、自己肯定感、発達障がいといった「既成の言葉」をもとに勉強しています。
子どものために勉強していることが、実は子どものためにはなってないのではないか、とまで考えてしまいました。

けれども、同時に佐藤先生のお話を今聞くことができて良かった、と思いました。
佐藤先生の考え方に出会っていなければ、私は自分が学習した内容だけを信じ、頭でっかちになっていたと思います。
これからも多くのことを学んでいきたいとは考えていますが、その時に、本当にそうかな、この子はどんな子なのだろう、とまずは何も飾らず見ることを大切にしていきたいと思いました。

そして、自分が教員になることができ、経験を積むことができたら、もう一度、佐藤先生のお話を思い出したいと思います。
頭でっかちな先生にならぬよう、時折自分に問いかけていきたいです(牧野紘)

「地域ふれあい文化祭 in 味岡」に出演(玉置)

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 10月9日、母校の中学校で開催された「地域ふれあい文化祭 in 味岡」に弟子のふくらと落語出演をさせていただきました。

 会場は地域の皆さんでいっぱいです。出演者もできるだけ地域の方で!という方針で、ありがたいことに私も選んでいただきました。

 久しぶりに出会う教え子、かつての保護者の皆さんと対話する中で、地域の中で生かしていただいたのだとあらためて感じました。地元はいいものです。(玉置)

9月3日 第3回教師力アップセミナーに参加して(浦)

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9月3日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。
講師の先生は特別支援教育の第一人者である佐藤暁先生です。

私はこのセミナーに参加し、新たな考え方を持つことができました。
それは、子どもはいい意味でも、悪い意味でも、大人の言葉や態度に影響されるということです。

特に印象に残ったことは、私達大人が、子どもを見るときについてです。
子どもは「できる」「できない」の視点、観点そのものがなく、大人が言うから気にし始めるということをお聞きました。
これは、大人が勝手に子どもを「できる」「できない」という2つの枠に入れているとも言えます。
言葉に出さなくても、対応や態度次第で子どもは勘づくかもしれません。
それが劣等感や自己否定にも繋がると考えると、枠で括る視点は持ってはならないものだと思いました。
これは障がいのある子に対しても言えることで、「障がいのある困った子」という枠に入れないという言葉にも繋がります。
枠で括らない、ありのままの子どもを見ることが大切なのだと学びました。

また、現在の状況次第で今までのストーリーが変わってくるというお話も、なるほど、と思いました。
今幸せならば「やってきてよかった」と思えるものも、不幸せならば「こんなことしなければ…」と今までのことを否定する見方をしてしまいます。
佐藤先生は、「過去は現在と無関係に過去」とおっしゃっていました。
成功したとしても、今回は上手くいかなかったとしても、今までの過程は意味のあるものだと思います。
これまでの自分の頑張りを自分で否定しないように、働きかけることも必要なことなのだと思いました。

特別支援教育について詳しく学びたいという思いもあり、大学で障害児教育の授業を受けたりと支援方法等は理解したつもりでいました。
もちろん支援できるに越したことはありません。
しかし、1番の基本となるのは考え方だと思います。
誰一人として同じ人間はいません。
様々な個性が溢れる教室、そして学校で、教員が勝手に子ども達を枠で括ること、決めつけた見方をすることをせず、一人ひとり、ありのままのその子を見れる教員になりたいと思いました。
そして、子ども理解と支配は紙一重であるということも忘れず、子ども達と接していきたいです。

今回も多くのことを学び、考えることができました。
ありがとうございました。(浦)

インドまとめ(杉下)

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5回に渡ってインド旅行記を書かせていただきましたが、それだけではとても伝えきれないほど、インドは魅力的な国でした。

壮大かつ繊細な遺跡の素晴らしさはもちろんですが、私はインド人の人柄に何より感動しました。

道に迷ったり退屈そうな顔をしているとすぐに誰かが声を掛けて助けてくれる、笑顔で手を振るとほぼ100%の人が返してくれる、観光地に行けば一緒に写真を撮ろうと大勢の人に囲まれる…
日本ではまずあり得ないことがインドでは当たり前で、帰国したときに寂しささえ感じるほどでした。

話しかけてくる人は絶対に信用するなと言われますが、私は喋ってみてこそ気付くその人のよさやあたたかさがあるのではないかと思います。これからも、警戒はしつつも、人との交流を大切にしていけたらと思っています。(杉下)

※ 写真はインドで自分用に作ってもらった伝統衣装、サリーです。インドの授業をするとき導入で着るために購入しました(笑)

【20160829講演】大口町教育研究会

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 この夏最後の講演は、8月29日の大口町教育研究会研修会でした。会場は大口南小学校の冷房が入る体育館でした。大口町小中学校教員100名余の皆さんが参集されました。

 演題は「玉置流・授業力アップの秘訣」。ベテランから若手までおられるので、前半は次期学習指導要領のことを話題に、中ほどは授業技術のことを、最後は「深い学び」を生み出す模擬授業を行いました。急いだ模擬授業となったことは反省していますが、熱心に聞いていただける皆さんに助けられ、今月20回目の講演が無事終了しました。この夏、多くの機会を与えていただいた皆さんに改めて感謝しています。

【20160826講演】豊川市教育委員会主催「授業力向上講演会」

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 8月26日、豊川市教育委員会から依頼を受け、13時50分から15時50分までの2時間、「玉置流・授業力アップの秘訣」と題して講演をしました。2時間休憩なしの講演でしたが、皆さん熱心で、しっかり話を聞いていただきました。笑う個所も外さない一流の聴き手の皆さんに感謝しています

第3回教師力アップセミナーに参加して(松井)

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大口中学校で開催された第3回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師は佐藤暁先生。哲学的な考えをもとに、実践の「考え方」について学びました。

2時間ついていくのが必死で、これから教師として、いろいろな経験を積むことが必要であると感じたのが一番の感想です。その中で私が気をつけたいと思ったことは「理解と支配は紙一重」ということ。教師が一方的に何かを押しつけるのは支配でしかありません。その子どもが望むような理解をタイミングよく認めることが理解なのです。なかなか難しいことではありますが「この子は〇〇な子どもだ」という固定的な考えを持たないようにしたいと思いました。

また、解釈学の観点から「いま」が幸せと感じるか不幸せと感じるかで、過去の出来事が全て幸せ、もしくは全て不幸せな出来事として捉えられるという話が印象に残っています。自分自身もそうですが、特に子どもには「いまが楽しい、幸せだ」という気持ちを感じ、過去をいい思い出として振り返ってほしい。そのためには、子どもたちにとって学級・学校が楽しい場所であるよう努めていく必要がある。そんなことを感じた今回のセミナーでした。(松井)

野口芳宏「子どもは授業で鍛える」から(牧野紘)

 書くという行為には、「ぼんやりしている自分の考えをはっきりさせて、言語的に対象化する」という効果がある。
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