1月23日尾張旭市立城山小学校での学び(加藤諒太・安部)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太と安部です。1月23日城山小学校での研究会、講演会に参加させていただきました。学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です。今回は1月23日に参加させて頂いた尾張旭市立城山小学校での学びについて書きたいと思います。

 最初に、算数の授業を見せて頂き、検討会に参加させて頂きました。そこで1番感じたのは、子どもたちをみると言うことの大切さです。教師は間違えてしまった子どもに対してのケアよりも、正解が出るとつい飛びついてしまうと言う言葉で玉置先生はおっしゃっていました。その子どもはどんな心情なのか、子どもたちの気持ちになって考える大切さを改めて学びました。僕は、教育実習で余裕がなく、授業をこなすので精一杯でした。今でも授業作りの際には子どもが見えなくなってしまうのが悪い癖です‥。

 玉置先生もおっしゃっていましたが、まさに「子どもから学ぶ」ことが大切です。そのためには子どもをみることが不可欠であるし、子どもの心情を理解することが大切だと思います。これは教師として、絶対に忘れてはいけないことであるし、自分の磨かなければならない部分です。これからもずっと自分自身に言い聞かせていきたいと思いました。

 そして、玉置先生の評価についてのお話では、記録をとることが大切だとお話を頂きました。学びに向かう力をどう評価するのか、それは振り返りの蓄積だと言うことを学びました。教育実習とは違い、これからは学級を経営し、子どもたちを評価する立場になります。自覚を持ち職務に当たっていきたいと強い思いと責任が芽生えました。

 卒業が近づいてくる中、毎日の経験から多くのことを学び、来年度につなげていきたいと考えています。この度はこのような機会を用意してくださった玉置先生、ならびに城山小学校の先生方ありがとうございました。(加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の安部です。尾張旭市立城山小学校での学びを書きたいと思います。小学校2年生の算数の授業を見させていただき、その後の研究会に参加させていただきました。

 まず、授業を見ていて、先生の溌剌とした表情やテンポのよい授業展開が素晴らしく、とても2年目とは思えないほどでした。子どもたちとの関係もよくできていて、子どもたちが毎日楽しく学校生活を送っているのがよく伝わってきました。

 今回学んだことは、玉置先生がよく言われる「子どもに最後何と言ったらこの授業が成功であるのか」これを意識することがいかに重要か、ということです。今回の授業展開をを指導書通りに考えると、課題は「九九にないかけ算の答えのもとめ方をいろいろ考えよう」となります。しかし、九九にはないかけ算4×12の求め方は前回の授業でやっていました。では、今回の12×4は前回と何が違うのか、これを意識させることが今回の授業の要となるところでした。実際に子どもたちからは、12×4の色々な求め方が出てきましたが、前回の授業との違いがわからない様子でした。12個の塊を意識できている子もいましたが、班の中で少数だったため、その子どもの考えが採用されないという班が多く見られました。

 それぞれの班に発表をさせる際、全ての子どもの意見を受け入れ、認めてあげる、先生自身の優しさがとても伝わってきました。しかし、授業はシャープにするところはしっかり突き詰めなければならない、子どもに何と言ってほしいのか、そこは明確にして授業をするのが大切であることを再確認しました。

 また、玉置先生が助言をする中で印象的だったお言葉が以下の2つです。

「子どもを大切にしながら、子どもから学んでいく」
 → 授業の良し悪しは子どもが語ってくれる、事実をもとに授業を検討するのがよい。

「逆思考の授業づくり」
 → 最後、子どもに何と言ってほしいか、そこをスタートにし、だからどのような授業展開にする必要があるのかを考えると授業の流れが自然と出来上がる。

 以上の2つです。色々な学校へ行かせていただき、授業を見て学ぶことはもちろん、玉置先生がおっしゃる一つ一つのお言葉からも本当に多くのことを学ばせていただいています。現場に出るまで残り2ヵ月ほど、一つ一つの学びを体に染み込ませて、現場に出ていきたいと思います。

 尾張市立城山小学校の関係者の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(安部)

1月23日尾張旭市立城山小学校での学び(木下・生田)

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 こんにちは、5期生の木下です。今日は1月23日に尾張旭市立城山小学校で行われた授業参観について書きたいと思います。実際に算数の授業をしていただいた2年目の先生は、私の先輩のお姉さんということを知り世間の狭さも感じました。今回はこの授業参観の中で強く感じたことを1つにしぼって書きます。

 『子どもに声を発させる授業の難しさ』このことをあらためて強く感じました。授業参観のある場面で、先生が「これわかる人!」と尋ねると初めと2番目に当たった児童は答えを間違えてしまいました。3人目でようやく正解が出た時に、「そうだね。」と先生は返し、次の場面に進みました。

 この場面を取り上げて、授業を参観した後に玉置先生がされていた助言の中に「正解に飛びつくのではなく他の子どもにリターンをすることが大切。」という助言がありました。3番目の児童が正解を出した後に、間違えてしまった初めの児童と2番目の児童に「どうかな?」と尋ねるその一工夫が必要だというのです。こうすることで、自然と教師が話すことが減ってきます。私も教育実習中は正解を出してくれた児童に飛びついて、リターンをすることは意識できていませんでした。こんなことでは、答えを間違えてしまった児童をほったらかしにしてしまっているようなものであったなと今更後悔をしています。正解が出ても「どういうことだろう?〜さん説明して。」とあえて答えを間違えてしまった児童にふる一工夫を私も意識していきたいです。そして、教師ばかりが声を出すのではなく、自然と児童がたくさん声を発する教室にしたいとあらためて思いました。

 しかし、2年目ということで自分と年齢の近い先生のはつらつとした素敵な授業を参観することができて良い経験になりました。ありがとうございました。(木下)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!今日は尾張旭市城山小学校で行われた公開授業から学んだことを書いていこうと思います!

 授業してくださった西尾先生は教員2年目ということで、自分らと年が近いからこそ学べることがありました。その授業をもとに玉置先生の児童助言がありそこでも学びがありました。

 この公開授業で学んだなかで3つ印象に残っていることがあります。まず1番印象に残っていたのが、自分も実習の時よく言われたのですが「発言にすぐに反応しない」です。どこかの本で「反応の鈍い先生になれ」と聞いたことがあるように先生が答えにすぐに飛びついたり、欲しい足りない発言をいってしまったりなどしないということです。西尾先生は子どもとの関係も大変良好で、一つ一つの活動の指示が明確かつ端的でわかりやすかったですが、たしかにベテランの先生に比べると先生が誘導していて、どうしても先生が喋ってしまう場面が多いことに反省会でわかりました。できるだけ児童生徒が中心で進めれるように児童生徒に答え考えを委ねていくことが全員参加につながるのだなと思いました。

 そして2つ目は、これは玉置先生が教えてくださったことなのですが、先生が正誤判定をしないということです。一つ目とすこし被るとこはあるのですが、12×4の他の考え方が出た時先生が正誤判定するのではなく、子どもに委ねることで子ども同士で判断させ子どもを繋げていく、つまり上でも言った通り全員参加につながるのです。また間違った時は必ずリターンをしてあげるということも学びました。正解した子だけにめをむけるのでなく間違った子への参加も価値付けてあげることが子どもの授業への自主性が高まると考えられます。そして最後はわからないことは恥ずかしいことではないことを子どもに伝えていく必要があるということです。

 自分の教師像としては「教師として人間の弱みを見せることも教育」と考えています。わからないことはわからない、できないことはできないと普通に聞ける、そんな安心感のある学級経営をおこなっていきたいです。玉置先生はじめ、城山小学校の皆様、西尾先生ありがとうございました。(生田)

1月23日尾張旭市立城山小学校での学び(森・宮野)

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 こんにちは!準ゼミ生の森です。尾張旭市立城山小学校2年生の算数の授業を見て、学びを深める機会に参加させていただきました。

 私自身、愛知県で授業を参観したのは初めてでした。まず、子どもたちの授業に対する集中力と積極的に参加しようとする姿が素晴らしいと思いました。話を聞くときは誰一人として手が机上に出ておらず、話す人を大切にしようとしていることが感じられたし、グループや全体で意見交流をする時には身を乗り出してまで話を聞き、考えようとする子どもたちを多く見ました。

 今回の授業内容は、九九にない(2位数)×(1位数)の答えの求め方をいろいろ考えるというものでした。私たちが普段意識しないことをここまで深めて授業することは難しいと思いましたが、子どもたちが楽しみながら学ぶために教師として大切にしなければならないことがたくさんあると気づきました。今回は、特に「子どもの事実から学び、子どもに答えを導かせること」についてまとめます。

 例えば、発問をし、最初に当たった子が求める答えではないことを言ったとき、私はいつも焦って「うーん、他の子はどう思う?」とその子になんのリターンも無しにただ正しい答えを出させることに精いっぱいで進めていってしまいます。その子にはおそらく、「先生は微妙な反応だし、間違えて恥ずかしい。もう発表したくない」というような気持ちにさせてしまったと思いました。教師が正解、不正解を言ってしまうのではなく、どうしてそう考えるのか、違う人の意見を聞いてどう思うのかなどを問いながら、私は授業をコーディネートする役割として、子どもたち同士で学ばせ、子どもたちが創る授業を創りたいと思います。
 
 また、机間指導の際には全体に聞こえる声で「・・・ってどういうこと?」など学びを深める発問をしていくオープン管理で子どもたちによる思考を深めさせる工夫ができると分かりました。
 
 そして、評価をする際には、教師は意図的に子どもを指名して考えを聞いたり発表の場を設けたりして思考力・判断力・表現力等をみること、振り返り用紙に記入し、それを価値付けることでよりよい授業のフィードバックにもつなげること、授業中に教師ばかりが話すのではなく、子どもたちに自己選択の機会を与え、自分で自分を見つめて課題発見や問題解決に取り組ませることなどが大切だと学びました。

 今回参加させていただいたことで、子どもたちから学び、教師自身もその子どもたちの学びをさらに深めるための授業をコーディネートしていくことや、そのために必要な力を多く学ぶことができました。今後に生かしてさらに学び続けていきたいと思います。ありがとうございました。(森)

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 こんにちは!5期生の宮野です。尾張旭市立城山小学校での学びについて書かせていただきます。

 授業を行う上で大切なことを主に3点学ばせていただきました。1つ目に子供の意見をつなげながら授業を行うには、発言した子供だけでなく他の子供の表情に目を向けるということです。子供の表情を見て、今首を傾げていたけどどうして?うなづいてくれたね、説明してみてと、次の子供につなげることができると分かりました。玉置先生が、4人あてれば核心に迫ることができるとおっしゃっていました。その言葉を念頭において、授業を行うようにしたいです。

 2つ目に、先生は正誤判断者ではなく、コーディネーターであるということです。正しい答えを言った子にそうだよねと飛びつくのではなく、〇〇さんはこう思ったんだね、じゃあ〇〇さんは?と他の子に繋げていかなければ、子供達の主体的な授業にはならないと学びました。私は、教師は子供達にとって話を振る司会役のような役割にならなければならないのだと解釈しました。話を振り、疑問を投げかけ、時に盛り上げるそんな存在を意識したいです。私はお笑い番組が好きで、よくバラエティを見るので、有名な司会者さんから学ぶこともたくさんあるのではないかと思いました。

 3つ目に、振り返りの工夫についてです。先生がエレベータートークという手法を述べておられました。特に道徳では最後に教師の説話をもってくるというイメージが強くありましたが、そうではなく、主体はあくまで子供で、最後も子供に語らせることが大切だと分かりました。

 今回のセミナーを通じて、私はまだまだ子供主体の授業を行うには意識が不足していると感じました。もっと多くの授業をみて、本などを読んで、自分の目指す子供の意見を引き出せる、コーディネーターとしての役割を果たすことのできる教師を目指したいです。
玉置先生、城山小学校の先生方今回はこのような貴重な機会をありがとうございました。(宮野)

1月18日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)からの学び(北神・古川・安藤)

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 こんにちは!五期生の北神です。1月18日に行われた教師力アップセミナーに参加しました。今回はそこで学んだ中で、特に印象に残っている授業づくりのポイントを二つ書きます。

 一つ目は、導入で「解決したい!」という思いにさせることです。佐藤先生は、その例をいくつか紹介されました。私が特に印象に残っているのは、コンビニの写真です。佐藤先生は、おにぎり売り場の写真を提示し、「おにぎりの隣に売られているのは?」という発問をされました。予想として、「温かいお茶」「お弁当」「お惣菜」というような意見が出ました。コンビニは何回も行っているはずなのに、意外と正確には覚えていません。
 また、予想をするだけでなく、なぜそれがおにぎりの隣に売られているのかも考えました。身近なものだからこそ、子ども達はより興味を持つと思います。まさに、「解決したい!」と思わせることができる導入だと思いました。

 このような導入をするためには、毎時間資料を準備する必要があります。それは大変なことではないかと思いました。しかし、佐藤先生は、教科書の資料・事実を活かすことが基本だとおっしゃっていました。教科書の資料・事実でも、一部分を隠して提示したり、順番に提示したりするだけで、子ども達の反応はかなり変わると思います。自分で資料を探すことも大切ですが、教科書の資料も工夫して積極的に活用していきたいと思いました。

 二つ目は、選択・判断の場面をつくることです。例えば、「スーパーマーケットにはどんな工夫があるでしょうか。」という発問ではなく、「あなたがスーパーマーケットの店長なら、どの工夫を一番にしますか。」というような発問にします。発問に「自分ごと」を加えるだけで、すごく面白くなるなと思いました。自分の店だという設定を作るだけで、子ども達はより真剣に考えると思います。

 私がお世話になった中学校の社会科の先生は、このような発問の授業を時々してくださいました。先生が歴史をひたすら説明する授業よりも、このような授業の方が今でも印象に残っています。

 社会科は暗記中心の授業になりがちです。今回学んだことを活かして、導入や発問を工夫し、子ども達が興味を持って深く考えることができる授業を目指していきたいです。佐藤先生、玉置先生、関係者の皆様、貴重な学びをさせて頂きありがとうございました。(北神)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です!今回は先日行われた佐藤正寿先生の教師力アップセミナーでの学びについて書いていきたいと思います。

 今回は真の社会科授業についてのお話を聞かせて頂きました。私は社会科に対して、暗記科目というイメージが強く、苦手意識があります。しかし、教員の意識や工夫次第でそれは改善することができるのではないかと考えさせられました。今回、学んだ意識改善のポイントとして2点挙げていきたいと思います。

 まず第1に資料や事実を上手く活かすことについてです。佐藤先生が海開きの写真を見せ何月かを問いかけたとき、私は「7月くらいかな。」と思いました。その写真が4月と知ったとき、「えっ?」と自然と言葉が出ました。子どもも同じだと思います。予想が外れたときや自然と自分が疑問を持ったとき、子どもは興味・関心が高まります。この様に教科書の資料・事実を活用し、子ども達の興味・関心を引き、学習に繋げるなど、子ども達が「解決したいと思う学習課題」をつくることがとても重要だと学びました。ただ教科書をめくり、写真を見ただけでは驚きは半減してしまいます。佐藤先生がされていた様に、みんなで予想を立ててから、事実を知ることでより衝撃は倍増し、興味・関心は高くなります。情報を隠したり、一部だけ見せるなど提示方法を工夫することが子どもの心を掴むスキルなのだと分かりました。社会科では多くの写真が出てきます。どの様にその写真を活用するのかが社会科が好きな子どもを育てる秘訣の一つであるのだと思いました。

 第2に教材研究を教員自体が楽しむことについてです。私は小学校の教育実習で社会の授業をさせて頂いた時、「どうしたら児童に伝わるんだろう?」ということを考えるばかりであまり自分自身は教材研究をしていて、楽しく感じられませんでした。

 しかし今回のセミナーをして資料から気がついたことではなく、疑問に思うことを挙げていったとき、想像以上に自分にはその資料から疑問に思う点がたくさんあったことに気がつきました。そしてその学習は苦手な暗記ではなく、楽しく感じることのできる探究であると感じました。その疑問を調べていくことが素材研究になります。教員自身が追求心を持ち、探究し学び続けることが子ども達にとっても楽しく学びの深い授業に繋がると分かりました。これは他の授業にも共通することであると思います。子どもの興味関心を引くためにも、まずは教員自身が楽しむことが重要なのだと考えさせられました。

 今回の学びを生かして、教材研究に取り組んでいきたいと思います。最後に貴重な学びの場を与えて下さった、佐藤先生を始め、玉置先生、関係者の皆様、本当にありがとうございました。(古川)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は1月18日に行われた教師力アップセミナーで、佐藤正寿先生から学ばせて頂いたことを書きたいと思います。

 その中でも私が特に印象的だった「どんな資料があればよいかという視点」と、「発問は"自分ごと"を加える」という2つに絞って学びを書かせて頂きます。

 まず、「どんな資料があればよいかという視点」は、今回のセミナーで、社会科は資料提示がとても大切であると実感しました。

 コンビニの棚の半分を隠した写真では、「おにぎりの隣には何があると思う?」と、予想させて、知りたくなる、実際に見に行きたくなる引きつけをされていて、子ども役をしながら、子どもの主体性が生まれる瞬間を体験し、資料提示の大切さを、身をもって実感しました。

 そして、授業が進む中で、先生から資料を与えるのではなく、予想や疑問に対して、「どんな資料を調べたら分かる?」と子どもたちがどんな資料があればよいかも自分で考えて、調べる、というのが、私が今まで受けてきた教え込みの授業とは全く違うところで、社会の授業への固定観念がガラリと変わりました。資料提示の工夫によって、知識で終わる授業ではなく、「見方・考え方」を育てる授業を自分も行いたいです。

 次に、「発問は''自分ごと''を加える」というのは、「あなたならどうする?」と子どもに判断・選択の場面を作ることで、より子どもたちの考えが具体的になり、思考が深まります。また、立場をはっきりさせることで、全員の授業の中で、お互いに意見をぶつけ合って、違う視点や考え方が広がるのだと分かりました。

 発問のポイントとして、考えることが大きすぎる場合は、キーワードを与えることで、考える視点を提示したり、選択肢を与えて絞ったりすることも有効であると学びました。この発問の工夫は、現場に出た時に、すぐに使えると思うので使っていきたいです。また、最後にまとめで、「考えが深まったことは何か」と聞いて、子どもたちが授業を通して、自分の考え方や視点が広がったことを実感できる、そんな授業を私もしたいと思いました。

 佐藤正寿先生のお名前は、研究室の書籍でもたくさん拝見しており、以前からこのセミナーの日を楽しみにしておりました。また、社会科の授業は「教え込み」「暗記」というイメージがありました。どのようにして社会科の授業を行うとよいのか、掴めずにいたので、とても勉強になりました。

 来年からこの学びを生かして教材研究に励みたいと思います。今回も、このような学びの場を設けてくださった玉置先生、関係者のみなさま、そして佐藤正寿先生、ありがとうございました。(安藤)

4期生さんの卒論発表会を終えて(矢崎)

 昨日4期生さんの卒論発表会が終わりました。先輩方の発表はどれも素晴らしいものばかりでした。

 今回は5期生の私たちがこの卒論発表会を進行させていただきました。ゼミ長を中心に進行して、懇親会も滞りなく終えることができました。これも5期生全員で頑張ったことと、周りの先生方や先輩や後輩が支えてくださったからだなぁと改めてこのゼミの温かさを感じました。

 私は卒論発表会に来てくださった水川先生が「玉置ゼミは卒論ていうより、決意表明をしているね」と仰っていたことに、ハッとさせられました。私はこの玉置ゼミの卒論発表会しか出席したことがなく、この卒論の形式が全てだと思っていました。でも、実際は玉置ゼミならではのものであると気付かされました。

 私は個人的にこの玉置ゼミの卒論発表会が大好きです。

 先輩方の人柄やこれからどうしていかれるのかということがよく伝わってくるからです。だから、わたしも先輩方のようにどのようになりたいかという真を持ちたいなと改めて思いました。

 玉置先生も、その真はとても大切だと仰っていました。失敗をしてもブレることない真があることが苦労が多い教師にとって大切なのだと改めて感じた卒論発表会でした。

先輩方、本当にお疲れ様でした。先輩方につづけるよう頑張ります。(矢崎)

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1月18日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(鏡味・関口・高桑)

 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、1月18日に参加した教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、佐藤正寿先生の「真の社会科授業をどのように作るか」という内容でした。セミナーでの学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、発問に自分ごとを加えることです。例えば、スーパーマーケットの工夫を学んだ後に、「自分が店長だったらどんな工夫を取り入れるか」を考える発問を入れます。そうすることで、身の回りの生活について、自分ごととして考えることができます。これは、佐藤先生が仰る社会科の目標、「社会に関心を持ち続ける大人を育てる」ことができると思いました。

 実際、私は教育実習の際に、このスーパーマーケットの単元で研究授業を行いました。私は、スーパーマーケットの工夫を学ぶことで終わってしまいました。発問に自分ごとを加えることで、より子どもたちが社会について楽しく考える授業ができたなと後悔しています。4月から是非使っていきたいです。

 2つ目は、教材研究を楽しむことです。私は、中学校実習で社会科に苦しみ、正直、社会科の教材研究を楽しいとは全く思うことができませんでした。見開きの教科書を読んでいても、何を課題にすべきか、何を考えさせたらよいか、分からなかったからです。

 しかし、今回のセミナーで、教科書を読んだり、資料を見たりして、「なんで?」をたくさん出すことが大切だと学びました。そして、教師の「なんで?」をそのまま課題にすることが大切だと学びました。実際、セミナーの時間に長篠合戦図屏風を見てたくさんの「なんで?」を出すことは、とても楽しかったです。教師が教材研究を楽しむことで、面白い授業が生まれ、子どもたちも授業を楽しく受けられるのではないかと考えました。

 今回の佐藤先生の講演や模擬授業から、やっぱり社会科は楽しいな、面白いなと思いました。私の好きな社会科を子どもたちにも楽しんでもらえるよう、今回学んだことを生かして4月から頑張っていきます。佐藤先生、玉置先生、関係者の皆様、本当にありがとうございました。(鏡味)


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 4期生の関口です!私も続けて教師力アップセミナーでの学びを書きます!

 私は暗記する社会科の授業を受けてきました。暗記ではない社会科の授業を行うために、導入がポイントとなるのは今までも学んできましたが、具体的にどう工夫するかを今回のセミナーでは学ぶことができました。

 例えば、資料提示をする際、佐藤先生はお題を隠して海開きの写真を見せました。その後、お題を見せた時見ている私たちは「えっ」という声をあげました。そのお題とは「4月 海開き 沖縄県」というものです。佐藤先生は私たちの反応に対し、「どうしてえっ、と言ったの?」と聞き、「海開きだから7月くらいだと思った」という素直な反応から「沖縄はどれくらいあったかいのだろう」という課題に繋げていきました。

 他にも、「長篠合戦図屏風」をみせて、不思議だなあと思うところを探させました。私は歴史の絵を初めてこんなにまじまじと見ました。そして不思議だなあと感じることで疑問を持ち知りたいと興味をもつことがわかりました。私としては、「目立つ旗をなぜわざわざ持って戦っているのだろう。こっそり狙えばいいのに」と旗を持つことが不思議だなあと思いました。そしてその理由は、山の上から評価をする人がいるらしく、どこの旗がよく戦っているかを見ているからだそうです。こういう風に興味をもち学んだことは、誰かに伝えたくなるし忘れにくいなあと思いました。

 そして、「不思議だなあ」と思うことは、関心をもち続けることにも繋がるのではないかと思いました。同じ写真や絵を見せるのでも、提示の仕方で大きく変わることを実感したセミナーでした。しかしその提示もすごく準備が必要なわけではなく、知ってるか知ってないかの差ではないかとすごく得した気分です。詳しい提示の仕方はきっと他のゼミ生が載せると思うので、ここまでにしておきます。

 本日も深い学びをありがとうございました。セミナーに行くたびに教材研究が楽しみになります。現実は大変だと思いますが、学んだことは生かせるよう頑張ります。(関口)

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 こんにちは、4期生の高桑です。最近、急に寒くなってきましたね。そのせいか、私の周りでは体調を崩す人が続出してます。これから卒業旅行が立て続けに入ってる私としては、こんなところで体調を崩してはいられません!!マスク着用と手洗いうがいを徹底して、体調管理に努めます!

 さて、今回は先日の教師力アップで学んだことを記事にします。今回のテーマは「真の社会科授業」です。

 私が今まで受けてきた社会科の授業は講義のように先生が説明するものや一部の生徒の発言だけで進むものばかりで、私自身「つまらない、受ける意味はあるのか」と感じていました。今回、佐藤正寿先生に「真の社会科授業」について多くのことを教えていただき、社会科授業のよくあるパターンに問題があるということを学びました。

 社会科授業のよくあるパターンとは、教師が資料を提示して「気づいたことある人?」と発問することです。私が今まで受けてきた授業もこのパターンがお決まりだったため、自分もやってしまいそうだと聞いていて少し怖くなりました。このよくあるパターンは、資料を読み取ることができている数人で授業を進めることになると佐藤先生はおっしゃっていました。授業の初めの発問は、「全員ができる、わかるを目指すべき」です。

 そのためには、まず「赤の丸で囲われているのは何?」などと資料の基礎項目を全体で確認することが必要だそうです。そして、子どもが気づいたことを発表する際には、「例えば?」と聞いて深めること、たまに教師が補足することの2つが大切だそうです。補足するとは、「〇〇さんは、今、2つことをあげて、その違いを発表しました」と子どもの発言の概要を全体に伝えることです。このポイントを意識するだけで、子どもたちも自然と考えられる環境ができると思うので、ぜひ来年度から今回の学びを生かしたいと思いました。

 また、この後、佐藤先生に模擬授業をしていただいたのですが、何よりも先生自身が授業を楽しんでいる様子がいいなぁと思いました。子どもは教師の様子を見て真似して成長します。社会に関心をもち続けられる子どもを育てるため、私自身も社会科の面白さに積極的に気づき学び続けていきたいと思いました。

 最後になりましたが、佐藤先生、素敵な講演をありがとうございました。非常に有意義な時間でした。これで大学生として教師力アップセミナーに参加するのは最後になりますが、これからも積極的に参加して優れた先生方から多くのことを学びたいと思っています。ありがとうございました。(高桑)

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1月18日 教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(二村・大久保・遠藤)

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 こんにちは!5期生の二村です。1月18日に行われた教師力アップセミナーのことを書かせていただきます。

 今回は佐藤正寿先生が「真の社会科授業」をどのように作るか 〜暗記中心にしないために〜 について講義と模擬授業をしてくださいました。

 私は社会専修に所属しており、佐藤先生の本も読ませていただいたことがあり、お会いできるのがとても楽しみでした。中学校教育実習では専門性が高くなったこともあって、授業作りにとても苦しみました。どうしても教え込みの授業になってしまうことが多く、どうすれば生徒を引きつける授業ができるのだろうと悩む毎日でした。

 このセミナーで模擬授業の生徒役をやらせていただき、自然と授業に集中して問題に対して考えることを楽しんでいる自分に気づき驚きました。

 資料提示の仕方で、初めに読み取りやすい資料を提示し授業を展開していく中であとから2、3回にわたり資料を提示されていました。提示方法としても、生徒にICTを活用しすぐ調べさせることで情報収集能力を身につけさせることができたり、ICTの活用を授業の中で積極的に取り入れることで、今の時代に対応する授業であると感じました。

 また授業の流れの中で、生徒が資料を見て、どのような疑問を持つか、なにを調べたいと思うかを教材研究の段階で予測する必要があると思いました。この資料を見てどういう疑問が出るか教師自身が追求心を持ち、書き出してみることで、あとから出す資料を決めることができたり、生徒に揺さぶりをかける資料を提示することができると思いました。また何回かにわたり提示することでその度に次々疑問が生まれ、問題を解決したいという感情が生徒の中で芽生えると思いました。これも生徒を引きつける一つの方法だと思ったので私も実践していきたいです。

 佐藤先生はたくさんの子が発言することができる場面を与え、一人一人の発言に対し、「それはどういうこと?」などと追質問をして子どもの意見を引き出していました。子どもとのコミュニケーションを交えながら温かい雰囲気の授業をされているのを体感させていただき、私もこういう授業をしていきたいと思いました。

 講演をしてくださった佐藤先生、このような貴重な機会を与えてくださった玉置先生、関係者の皆様ありがとうございました。(二村)

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 こんにちは!5期生の大久保です!今回は1月18日に行われた教師力アップセミナーで、佐藤正寿先生から学んだことを書いていきます。

 前半1時間で、佐藤先生は社会科の授業において大切な考え方、授業作りのポイントをとても分かりやすく、丁寧に教えてくださいました。

 その後、ポイントを踏まえた模擬授業を行っていただきました。

 私は生徒役として参加したのですが、暗記中心ではない社会の授業を初めて受けました。

 社会科は、暗記科目ではないということは、大学の講義等で聞き続けていましたが、私自身が暗記中心の社会の授業しか受けたことがなかったので、暗記中心にしないための具体的な手立ては全く分かりませんでした。

 しかし、佐藤先生の授業により、私の中の社会科に対する常識が覆されました。

 模擬授業の導入では、「『未来社会』について聞いたことがあることは?」という発問から始まりました。その後「未来の日本にどのような問題が起こるか」という課題と共に、資料を提示しました。

 資料は、将来人口推計についてでした。資料の読み取りから、少子化問題に繋がっていきました。

 佐藤先生は、「少子化について、他に根拠となる事実は?」「どんな資料が必要だろう?」と生徒役に問いかけました。佐藤先生は、こちらの発言を予め予想しており、全て佐藤先生が考えていた授業展開通りに進んでいました。

 言い方は悪いですが、佐藤先生の手のひらで踊らせれているような感じでした。ただし、こちらが疑問に思うこと、追求したいと思うことが抑えられていて、とても面白かったです。40分程の授業でしたが、とても濃い中身で、学ばせていただくことが多く、すぐに終わってしまった感覚でした。

 私は小学校実習で、ゴミ収集についての授業を行い、「あれで良かったのかな」と、社会の授業に心残りがあったので、もっと学びたいと思い、セミナーで頂いた「wutan」を読みました。

 そこに、偶然一言だけゴミ収集の授業に触れている箇所がありました。

「『ゴミの出し方に決まりがなかったらどうなる?』という問いにより、知識を習っただけで終わらず、なぜ決まりが必要なのかと深く考えることができ、『見方・考え方』の育成につながる」という記事のちょっとしたワンシーンに書かれていたことですが私は強く胸を打たれました。この発問によって、クラスの子たちの考えは深まったかもしれない、もっといい授業になったかもしれないと反省することができました。

 もし可能なら、もう一度ゴミ収集についての授業を行い、この反省を生かしたいです。2時間という短い間に佐藤先生からとても多くのことを学ばせていただきました。しっかりとこの学びを生かせるような教師になりたいと強く思いました。

 講演してくださった佐藤先生、セミナー関係者の皆様、このような機会を与えてくださった玉置先生、ありがとうございました。(大久保)

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 こんにちは!5期生の遠藤です。今回は、先日参加させて頂いた教師力アップセミナーでの学びをまとめたいと思います。

 今回のセミナーでは、はじめにICTを活用した授業例をいくつか紹介して頂きました。私は卒業論文でICTについて取り扱いたいと考えていたので、そういった面でもとても参考になる内容でした。特に印象に残ったのは、コンビニのおにぎり売り場の横には何が売っている?という問題です。内容としては、最初におにぎり売り場とその隣の棚が写っている一枚の写真を撮り、隣の棚だけクエスチョンマークで隠します。その後その画像をスクリーンに出し、子ども達にクエスチョンマークの部分(隣の棚の中身)を考えさせるというやり方でした。私たち大学生でも「何があったっけ?」と言いながら、思い出そうと一生懸命に話し合ったり、考え込んでしまいました。最終的に答えは教えて貰えなかったので、帰りに絶対コンビニに寄って帰ろう!という気持ちになりました。

 佐藤先生の授業提案から改めてわかったことは、ICTはあくまで手段であり、それを教師が如何に活用するかが大切なのだ、ということです。動画を何の工夫もなくただ見せて、「どう思った?」と聞いても、それは授業ではありません。教師がその教材を用いて子供達にどのような学びをさせたいのか、という意図が明確でなければ、どれだけICT機器を使っていたとしても意味がないのだと感じました。セミナーで頂いた「wutan」には、佐藤先生のICT活用の授業例がたくさん載っていましたが、そのどれもが子ども達の興味や関心を刺激できる内容ばかりで、すぐにでも真似したい、と思いました。

 またセミナーの中で紹介された授業例では、一枚の写真だけを使って子ども達が頭をフル回転させる場を作り出していました。そういった授業の中には、たくさんの授業技術が組み込まれていて、ICTに頼りきりの授業とはかけ離れている印象でした。自分の目指す授業の為、子ども達が考え続ける大人になるためにICTを活用する、佐藤先生のような教師になりたいと感じました。

 余談ですが、コンビニのおにぎり売り場の問題が印象に残りすぎてしまった私は、その後自分の足で複数のコンビニをめぐり、自分の目で答えを確かめてきました。また、このセミナーの後にICTを用いた模擬授業をする講義があったので、これ幸いとばかりにこのおにぎり売り場の問題を使わせて頂いたところ、非常に盛り上がる楽しい授業になりました。その授業用に私が作った画像がありますので、記事に添付させて頂きます。

 素晴らしい授業作りや教材作りについて学ばせて下さった佐藤先生、このような貴重な場を設けて下さった玉置先生、関係者の皆様、ありがとうございました。(遠藤)

1月18日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(杉山・二宮・中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。1月18日に行われた佐藤正寿先生の教師力アップセミナーでの学びを書かせていただきます。

 佐藤先生は、「真の社会授業をつくるために」という観点からお話をされました。その中で私が最も注目したことは、「選択・判断の場面づくり」についてです。「〜と〜のどちらをえらびますか?」「〜について賛成ですか?反対ですか?」などの選択肢を示すことで子どもは考えやすくなり、選択するだけではなく理由も一緒に考えるので、新たな対話につながります。

 また、自分ごととして捉える発問は子どもの意見が活発に出てくるということを学びました。具体的には、「スーパーマーケットにはどのような工夫がされているか?」という問いよりも「あなたがスーパーマーケットの店長なら、どんな工夫を一番にしますか?」と視点を変えることで、より主体的に社会科の学習を行う子どもを育てるということです。暗記科目であると思われがちな社会科ですが、子どもの思考力や判断力、表現力などを高めていくことは、選択や判断の場面づくりからできるということを知りました。

 佐藤先生は、「教師が追求心をもって教材研究を楽しみながら行うことが学びを深める」とおっしゃっていました。このことは社会科に限らず、どの教科においても同じことが言えると思います。ですが私は教育実習の時に、教材研究でとても苦労した思い出があります。教師になったら毎日何教科も教材研究をするのかと思うと正直苦痛でした。なので、佐藤先生の「楽しみながら」という言葉には衝撃でした。教師自身が気付いたことだけではなく、なぜそうなるのか?という問いをもって調べていくことが、教材研究を楽しむことにつながっていくと感じました。ただ漠然とではなく、子どもと同じような感覚で「なぜ?」という追求心をもって教材研究に取り組んでいきたいと思います。

 今回の教師力アップセミナーでも沢山の学びを得ることができました。このような学びの場を与えてくださった佐藤先生、玉置先生はじめ関係者の皆さま、ありがとうございました。(中西)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今日は1月18日に参加させていただいた教師力アップセミナーにで学んだこと2点を書いていきたいと思います。

 1点目は、教師からの提示の仕方についてです。導入の発問例として、「家庭の場面設定」、「相対する事象の提示」、「対立軸の提示と立場の明確化」の3種類があるという事を学びました。提示方法を工夫する事で意欲を喚起するということができるという事は分かりますが、いざ自分がするとなった時、やはり難しく、できないということを実習を通して経験しました。なので定型化された文やそれを応用した文を見させて頂いて、しっかり理解することができました。力技ではあっても学習課題に取り組みやすそう、その問題について深く考えられそうだという事を感じたので実践する場があればやってみたいと思いました。

 2点目は、教材研究についてです。小学校実習で自分が授業をした時、広がりすぎて何から手をつければいいかわからなくなったことがありました。今回の講演で、資料の気になったことから追究していけばよいことを学びました。地理であれば、「瀬戸内海に太平洋ベルトがあるのはなぜ?」歴史であれば、「長篠合戦図屏風で武田軍はなぜ正面突破しているのか?」のようにまずは資料と対話することが大切だと感じることができました。もしこのことを教育実習で知っていれば実践できたと少し悲しくもなったので、自分が実習で行った単元で振り返ろうと思います。

 佐藤先生の講演のスライドの最後に、「進みつつある教師のみ、人を教える権利あり」という言葉がありました。自分はまだ教員ではないですが、進まないでいるとこれからの時代、教える事はおろか、何もできなくなりそうな気がして、立ち止まってはいられないと感じました。このような格言と出会う度に自分と向き合おうと思えるので、出会えて幸せだなと思いました。

 半日と短い時間でしたが、自分にとっての学びは本当に多く、ここでは書ききれないほどの学びを得られました。佐藤先生、玉置先生、そして関係者の皆様ありがとうございました。(二宮)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は、1月18日に大口中学校で行われた、佐藤正寿先生のセミナーから学んだことを記します。

 まず、私は、このセミナーを本当に楽しみにしていました。中学校の社会科教師を目指す私ですが、教育実習で授業をすることの難しさを痛感しました。佐藤先生は社会科の授業名人であられ、ゼミでの最初の発表で選んだ本が佐藤先生の本だったので、今回佐藤先生のセミナーを聴くことができて、また、私の疑問に直接お答え頂けて本当に光栄でした。
 
 また、私の卒論のテーマが、「課題を追求し続ける生徒を育てる、中学校社会科授業の在り方」なので、卒論執筆においても深く参考になるようなセミナーでした。
 
 たくさんの学びがありましたが、特に印象に残ったものは、子供たちが解決したと思うような教材作りや学習問題に至るまでのプロセスが大事で、子供たちの問題意識を喚起させ、問いの共有化を図ることで、子供たちは課題解決に意欲的に取り組むということです。

 例えば、小6の社会科において、満州に渡って土地を耕す子供たちの写真を提示して、「何か気づいたことは?」という発問だと、子供たちは深掘りし辛く、なかなか興味が湧かないので、「なんでわざわざ日本から遠い満州へをそんなに行きたいのかな?」という問いとともに、満州へ行く呼び掛けをしたポスターを提示すると、子供たちは因果関係を発見しようと興味を示します。社会科は資料や事実がメインであることを常に頭に置いて考えていこうと思います。
 
 次に、情報収集活動の大切さについてです。知識を教師から一方的に習得するより、子供たち自ら、調べ学習等で習得した知識の方が、自分自身で行ったという事実があるので、より子供たちの記憶に残りやすいし、。また、調べ学習した後に授業を行うと、知識が定着しているため、より授業で深掘りできる場面が設けられるので、自ら学ぶ姿勢を育てることができるのです。

 次に、社会科で情報リテラシーの基礎を養うということです。社会科では、グラフや写真・画像、表などから読み取ることが多いですが、大人になってもその力は必須能力の一つなので、粘り強く読み取りや、それに関する知識面での指導はしていく必要があることです。

 それ以外にも、授業面での子供たち全員を巻き込む布石がたくさん打たれていたり、教材研究は「不思議」と思う視点で行うこと、実際の模擬授業で、本当に明快で課題解決の場面が要所に散りばめられていたことがあり、本当にたくさん学ばせて頂きました。

 今回セミナーに参加して、本当楽しかったし、勉強になりました。ご講演頂いた佐藤先生を始め、教師力アップセミナー運営委員の方々、このような機会をくださった玉置先生など、多くの方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

【20200207講演】全国公立学校教頭会「令和元年度第44回中央研修大会」

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 2月7日は、東京メルパルクホールで開催された全国公立学校教頭会「令和元年度第44回中央研修大会」で、基調講演とシンポジウムの進行役をさせていただいた。

 講演タイトルは教頭会の依頼を受けて「学校を元気にする副校長・教頭のおもしろマネジメント」。演題に「おもしろ」を入れたのは初。講演冒頭では、教頭は話術が大切で、笑いのセンスも必要と話し、小咄をいくつか披露。
 
 新学習指導要領の捉え方を伝えた後、教頭時代のいくつかの実践を紹介。その一つは例によって、授業参観で卵を売った話。文部科学省研究指定校であったときの発表会の話もしながら、既成概念を打ち破ると楽しいという実感話をいくつか。

 午後は「「副校長・教頭に必要なマネジメント〜学校は持続可能な組織になれるのか〜」と題したシンポジウム。私は進行役。

 カラフルな学校づくりで有名な住田昌治校長先生、元巨人の犠打世界一、バンドの神様の異名をもつ川相昌弘さん、全国教頭会副会長の川島政美さんから提案をもらい、それを絡めながら、テーマに迫る。

 「組織マネジメントがうまくいってるとは?」「それぞれの色を出させていいのか?」「ゴールは示すべきか?」「教頭・副校長に伝えたいことは?」「校長と教育観が違ったとき、どうすればいいか?」等々、予想以上に深い話し合いができた。

1月18日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(長谷川・金子・中江)

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 こんにちは。5期生の長谷川です!1月18日に佐藤正寿先生の教師力アップセミナーが行われました。

 私は社会を専攻しており、実習期間は特に社会科の授業をさせて頂きました。その時、担当の先生から「社会の授業は資料が命だよ。」と教えて下さったことが今でも心に残っています。

 佐藤先生のお話からも社会の授業の中で資料活用をする際のポイントや大切なことを沢山教えて頂いたので今回はその中の2つをまとめます。

 まず1つは資料提示の工夫です。社会科の授業の中で、子供たちの「なぜ?どうして?」を引き出すための手立てとして、導入でよく資料を使います。その時は、せっかく用意した資料なので、もっと勿体ぶって提示したり、佐藤先生が実践されていたように、写真の半分を隠して提示したりして、一工夫することが大切だと学びました。

 そうすることで子供たちが疑問を持ち、それらについて「見たい!知りたい!」という気持ちになり、課題解決へと自然につながるのだと思いました。実際に、私は実習で1枚の資料を一瞬見せて隠す、という方法を実践しました。そうすることで、ただ単に資料を見せるよりも子供たちの食い付きが高く、さらに授業に対する集中度も高かったように感じます。私は教師のちょっとした一工夫が、子供たちの意欲や追究心を変えることができると身をもって体験することができたので、提示の仕方をワンパターンだけでなく、もっと沢山のパターンを知って実践したいと思います。

 2つ目は「教材研究を楽しむこと」です。実習中は毎日がとても忙しく、授業をする日が続くとと焦る気持ちも強く、その中で資料選び、資料準備を行なっていました。今思えば、実習中の教材研究では、資料を使って子供たちに何を気づかせたいのか、その資料を使って自分はどんな授業をしたいのか、ということばかり考えており、資料をじっくり見たり、読み取ったりする時間はあったとしても、自分自身が資料をみて、疑問を持つ時間はなかったように思います。私は佐藤先生から「自分の疑問がそのまま教材研究へつながる」ということを教えて頂いたので、教材研究の仕方を見直したいと思います。そして、まずは自分自身が教材研究を楽しみ、自分の「なぜ?どうして?」も大切にすることで、自分の学びも深まり、さらに良い教材研究になるのではないかと考えました。

 私は佐藤先生の本を読ませて頂いたことはありますが、まさかその先生にお会いすることができるとは思ってもいませんでした!大変貴重な経験と真の社会科授業について深い学びをさせて頂いたことに感謝します。今回もこのような機会を設けて下さった佐藤先生、玉置先生、関係者の皆さま、ありがとうございました。(長谷川)

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 こんにちは。6期生の金子です。今回、教師力アップセミナーに玉置ゼミ生として参加させていただきました。そこでの学びをまとめていきます。

 今回、私は初めてセミナーというものに参加しました。玉置先生をはじめ、先輩方からセミナーでは価値のある学びがたくさん得られると伺っていたため、すごく楽しみにしていました。教師力アップセミナーには、現役の先生方もたくさんいて、少し緊張しましたが、これからこの空気の中で学べる機会をいただけると思うととても嬉しく感じ、自分なりに何か得られるように頑張っていこうと思いました。

 さて、今回の佐藤先生のお話から私が特に心に残ったのは、教師が学び続ける姿勢です。私自身、社会という科目が得意ではありません。私は今までテストのためだけに暗記をし、テストが終わればすぐに忘れるというのを繰り返してきました。そのため社会は暗記科目という印象が自分の中で確立し、社会の授業づくりはどうすべきかわかりませんでした。佐藤先生のお話を聞き、そこでいきるのが教師が学び続ける姿勢だと考えさせられました。教師自身が気づいたことをさらに探求することで、子どもにもより深い学びを与えていけると改めて思いますし、子どもたちに向けた声かけや補助質問の質の向上につながると思います。また、子どもの小さな疑問や気づきへの注意意識や子どもたちの考えへの共感も高まると思います。教師自身が、学ぶことがよりよい授業づくりに繋がると改めて感じました。

 今回はじめてこのような場に参加し、とても貴重な経験をすることが出来ました。これからも様々な場で学びを広げていきたいと考えています。当日お世話になった先生方、玉置先生、ありがとうございました。(金子)

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 こんにちは。6期生の中江です。今回、教師力アップセミナーに初めて参加させていただきました。玉置ゼミのゼミ生としてセミナーに参加させていただけることにとても嬉しく感じています。これからセミナーで勉強させていただける機会に感謝して学びを深めていきたいと思っています。

 佐藤先生のお話を聞かせていただいて、社会科で子どもたちの学習につなげるには子どもたちの問題意識を喚起することが必要であると学びました。それを実現するためには教師の努力が大切であると感じました。子どもたちの問題意識を喚起するような情報を教師が提示します。この情報は教師が教材研究にいかにこだわるかが関連してくるのだと思いました。佐藤先生は「教師も学び続ける」とお話してくださいました。その一歩として、子どもを通して教師が追求心をもって教材研究を楽しむことが子どもも教師も学び続けることにつながっていくのではないでしょうか。

 私はこれまで社会科を子どもに教えることになったときに今の自分の知識では不安だと思っていました。しかし、知識不足であってもそうでなくても既存の知識で満足して子どもに伝えるのではなくて教師が「もっと知ろう。」「もっと学ぼう。」と思って行動する姿勢が子どもにきっと影響をもたらすのだと思います。私も学び続ける教師を目指していきたいです。

 初めて教師力アップセミナーに参加させていただいて半日という時間でしたが私にとって学びの濃い一日になりました。今回学んだことを活かせるように努力したいです。
佐藤先生、玉置先生、関係者の皆様、このようなとても有意義な機会をいただきありがとうございます。(中江)

【20200206指導助言】小牧市立味岡小学校(玉置)

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 2月6日は小牧市立味岡小学校で指導助言でした。9時20分に到着。ゼミ生らに授業の見方をレクチャーして、2時間目、3時間目ですべての学級の授業参観。どの教室に入っても、子どもと教師の関係性がとてもよく、教師の問いかけや級友の発言にすぐに反応する子どもたち。メリハリもあり、学ぶ集団が育っているな、という学級ばかり。いろいろな学級を見てきているゼミ生からも同様な感想。

 4時間目は1年生算数、5時間目も5年生算数。授業の基本はできているからこそ見えてくる教材研究不足。全体会ではこのことに絞って助言させていただいた。

 皆さんの研究協議会後は僕の1時間の講演。小牧市のPC活用のモデル校を意識して、前半30分間はGIGAスクール構想のことを動画も見ていただきながらの紹介。後半はいつものように写真をもとに参観授業助言。

 終了後はゼミ生とマックへ。いつもの振り返り。ここでの時間も充実。良い1日となった。(玉置)

1月18日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)からの学び(中澤・池戸・木下)

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 こんにちは!4期生の中澤佑太です。今回は1月18日に行われた教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)で新たに学び得たことを書いていきたいと思います。

 一つ目は、資料提示の仕方です。私は資料を提示するときに、用意した資料をそのままみせて、「何か気づいたことはありますか?」と、気づける子だけで進んでしまう授業にしてしまうことをしていました。そのため資料の提示方法の工夫として半分だけ見せる、一部分を隠すという方法をおっしゃっていました。私はこの方法から、子どもたちの視点に立つと見せられた部分から何かを考え、見せられなかった部分は何かを考え、そこから資料について気づけることは何かを考えさせることにつながると考えました。

 二つ目は、社会の授業は、情報収集をする授業だということです。佐藤先生は、社会が好きな人は、情報を収集することが好きであり、教師は子どもたちが教科書を見て理解するための見方・考え方を教えることが大切であるとおっしゃっていました。私はその話を聞いてなるほど、新聞や未知の課題に対して情報を得ることは、社会の授業の見せ場であると考えました。加えて、書かれた資料を読解することとして、国語の授業の大切さも考えました。

 本日は佐藤先生がゼミを受け持つという話からゼミ生の立場からゼミについて発表しました。発表をしているうちに、…本当に私は、ゼミによって人生がここまで変わるかって誰もが思うぐらいに、能力も、心も、仲間も得ることになったんだと思いました。まさに6期生の姿をみて、まさに入りたての頃には想像もつかない想定外の日々を過ごし、今の自分になっていったと思うと、驚きを通り越して何も考えられず、何者かに自分が動かされている感覚でいます。お礼をしても仕切れないことだらけだから、私と関わったみんなに顔向けできる状態を維持できるように、大切に生きていこうと日々考えています。

 本日は佐藤先生を始め、多くの方々に感謝感激です。本当にありがとうございました。(中澤)

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 こんにちは、玉置ゼミ6期生の池戸です!今回は1月18日の土曜日に参加させていただいた教師力アップセミナーについて書いていきたいと思います!

 講師の先生は玉置先生も授業名人と認める佐藤正寿先生でした。この日のテーマは 『真の社会科授業』をどのように作るか で講話と模擬授業に参加させていただいたのですが、まず私が驚いたのは講話でも模擬授業でもとても対話が多いということでした。参加者の興味を引くような問いかけがとても多く、その答えを授業に結びつけることができていてこれが授業名人と呼ばれる所以の一つなのかなと思いました。

 また講話では、暗記中心になりがちな社会科の授業をどうやって子どもに考えさせる授業にしていくのかということを教えていただき、社会専修に所属している自分にとってはとても学びのあるお話でした。資料活用の点で、読み取りをするときにどんな資料かということを考えさせるという視点は自分にはなかったので今後自分の授業にも取り入れていきたいと思いました。
 
 初めて教師力アップセミナーに参加させていただきましたが自分の学びになることが本当に多く、また参加させていただきたいと心から思いました。佐藤正寿先生、関係者の皆様本当にありがとうございました!!(池戸)

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 こんにちは、5期生の木下です。今日は1月18日に大口中学校で行われた教師力アップセミナーについて書きます。今回の教師力アップセミナーは佐藤正寿先生をお迎えした「真の社会授業」をどのように作るか〜暗記中心にしないために〜という内容でした。佐藤先生は講演の中で重要と考えることを5つの視点に分けてお話しされました。その中でも特に私に響いた2つについて書いていこうと思います。

 1つ目は、解決したいと思う学習問題を導入に取り入れることです。佐藤先生は導入で子どもたちに「解決したい!」と思わせることが大切だというのです。ここで中学校実習では専攻する社会科を教えた自分はどうであったかと振り返ってみます。すると中学校実習をしている私は、限られた授業時間の中で教える範囲を教え切らなければという思いに追われていて、導入で子どもたちが「えっ、どうして?」「解決したい!」という声をあげている様子は思い出すことができませんでした。実習中の私に「授業をする中で子どもたちにエンジンをつけるものとして導入が最も大切だぞ!」と声を大にして伝えたいとあらためて感じました。

 2つ目は、教材研究を楽しむということです。教師自身がまず追求心を持って教材と向き合うことの大切さをあらためて感じました。講演の中では長篠合戦図屏風を見て疑問に思ったことを参加者全員で探しました。教材としっかりと向き合うことで、不思議だ・なぜだ?と疑問に思うことがたくさん出てくるのです。この記事をご覧になっている皆さんにも一度長篠合戦図屏風を見ていただきたいのですが、「なぜ武士の持っている旗が倒れているの?」や「山の膨らみはもっとあってもいいのではないか?」という面白い疑問もたくさん出ました。ここでもまた実習中の自分を振り返ってみると、教材研究をする上で「楽しむ」という感情は忘れていたように思います。

 このように社会専修の自分にとって今回の教師力アップセミナーはあらためて気づくことや感じることが多くありました。そして、実習前(特に社会を教えた中学校実習)に今回のお話を伺いたかった、、、と思うほど自分自身に響く内容でした。佐藤先生、ありがとうございました!(木下)

1月18日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(生田・葛山)

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 こんにちは!今回は1/18に行われた教師力アップセミナーで学んだこと考えだことを生田と葛山が書かせていただきます。

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!

今回は、教師力アップセミナー「真の社会科授業をどのように作るか〜暗記中心にしないために〜」ということで、佐藤正寿先生の講演についての記事を書いていこうと思います。

 さて社会科ということで自分は社会と聞くだけでも耳を塞ぎたくなるぐらい苦手でした。小学生の時から本当に苦手でテストもボロボロで、高校の時も勉強したのに赤点ということがありました。大学受験でも社会科目には本当に苦戦しました。

 原因としては自分が興味を持てないということにもあるのですが、先生の存在も大きかったのかなと思います。「社会科は暗記科目だ」という考えの先生ばかりでそのせいで苦手意識が強くなってしまったのかなと思います。テストも結局暗記したもん勝ちでどうしても暗記科目と思わざるを得ませんでした。

 そこで佐藤先生の講演会を聞いて、模擬授業を受けたのですが佐藤先生は違いました。まるで「謎解きゲーム」みたいな感覚でした。ミッションが課されて、みんなで作戦、戦略をねって挑むというな楽しさがありました。さらに意欲喚起のさせ方がとても自然でのめり込んでしまい、いつも眠たい社会科授業がいつのまにか終わっていました。

 そして課題に取り組むにあたって、あくまで子どもが自主的に動けるように、課題にキーワードを与えることでテーマを限定し、テーマに対して取り組みやすくするといった配慮がスムーズな授業展開の秘密なのかなと思いました。所々にある細かい配慮(追質問など)があるおかげで「これ難しいぞ?」と思った時も取り組み始めることがしやすかったです。そして課題内容にも工夫があり、他人事ではなく自分事の内容で、もし自分だったら?といったような課題でより頭を働かせる事ができました。

 社会科の授業に関して、自分はあまりにも無知です。教科書読んで問題を解くということしか思い浮かんでいませんでした。しかし今回の佐藤先生の講演を聞いて社会科の授業の流れ、そしてあくまで子どもが自分から学ぶようなしかけといったことを学ぶことができました。自分は社会科がとても苦手ですが、小学校の先生になりたいのでこっからも学び続けることをしていきたいと思います。玉置先生初め、セミナーの関係者様、佐藤先生ありがとうございました。(生田)

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 こんにちは!準ゼミ生として特別に参加させていただきました。大学3年生の葛山大輔です。今回は先日行われた教師力アップセミナーの、佐藤正寿先生の授業について書かせていただきます。

 私は中学校の国語の教師を目指しているので、国語の授業でも応用できるようなエッセンス的な部分を盗もうという思いで、セミナーを聞いていました。

 今回学んだことは2つあります。1つは事実を元に解釈するということ、もう1つは資料の提示のタイミングとやり方です。

 ではまず、1つ目の事実を元に解釈するということについて話します。人類の将来ついて考えるときには必ず根拠を基にした「推論」が入ると私は考えています。それが、新しい解決策や新しいサービスを見つけることに繋がっていきます。そのような力が求められている現代においては、子どもたちにその思考のプロセスを体験してもらう必要があると思います。

 今回の佐藤先生の模擬授業では、聞いていて、そのプロセスが意識されているのではないかと思いました。未来社会について「考えるきっかけ」→「資料からわかること」→「これからの課題」→「課題の対策案を考える」というプロセスがありました。また、本当に少子化に向かっているのかについて、新しい資料を自分たちに探させるということも子どもたちにさせていました。必要な情報をどのように入手するか考えさせるためです。これらのプロセスが新しい解決策を生む時のプロセスとよく似ているのではないかと、とても興味深く話を聞いていました。
 
 「資料からわかること」が事実、「これからの課題」が解釈であると個人的に分析しました。事実という根拠を基に、それはこういうことなのではないかと解釈、つまり推論し、新しい解決策を考えるという流れが、授業の中に位置付けられていてとても参考になりました。

 授業のどこで考える時間を設けるのかという疑問が、佐藤先生の授業を観て、おおよそプロセスの各地点になるのだなと解消されました。自分が国語の授業を行うようになったら、今日観た授業を思い出して、授業を考えてみたいと思いました。

 次に2つ目の資料の提示について話していきます。模擬授業の中で提示された資料は私が確認した中では4つでした。(間違ってたらすいません!)そしてその資料というのは、子どもが思考した後に提示されていました。このように子どもが思考した後に、資料を載せることで子どもたちはそういうことだったのかと納得し、学びが深まっていくのではないかと思いました。

 タイミングもさることながら、「気づいたこと?」では終わらせないというのも新しい気づきになりました。ただ資料を出して「気づいたこと?」と問うのではなく、基本事項を確認し、読み取りに繋がるような工夫(工業が盛んだと予想できる場所を丸で囲む等)をしたあとで、「気づいたことは何か?」と発問してらっしゃいました。気づくために必要な情報をこちらがいくつか見えるようにしておくという工夫が国語にも使えるのではないかと参考にさせていただきました。

 久しぶりに参加させていただき、佐藤先生の授業による感動も大きかったため、前半は少々難しい文章になってしまいました。小学生であっても、教科が違っても、学ぶことが本当にたくさんあるなと改めて思った1日でした。佐藤先生をはじめ、参加させてくださった玉置先生、教師力アップセミナーを開いていただいた方々に感謝しかありません。ありがとうございました。

 また、食事後に玉置ゼミの魅力を聞き、特別に参加させていただけることが本当にありがたいと思いました。ゼミ生が書く記事にも注目し、自分では気づかなかった視点を盗んでこうと思います。本日はありがとうございました。(葛山)

野口芳宏著「全員参加の授業作法」を読んで (中江)

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 こんにちは!6期生の中江です。「野口流 どんな子どもの力も伸ばす全員参加の授業作法」という本を読みました。今回はこの本を読んで学んだことを記事にしたいと思います。

 小学校の授業の中で子どもが挙手をして子どもが意見を発表する。そしてその意見から新しい学びを子どもにつなげていく。この流れはとても理想的な授業のあり方なのではないでしょうか。

 しかし、子どもの挙手にばかり期待して授業をすすめるのは全員参加の授業とは言えないかもしれません。なぜなら、挙手しない子どもを無視してしまっては全員参加の授業にはならないからです。

 この本では、挙手する子どもと挙手しない子どもに対する教師のあり方を課題として取りあげていました。教師にとって積極的に挙手をする子どもを優先するのは簡単なことでしょう。しかし、挙手をしない子どもにはどのように接したらいいのでしょう。

 私はこの本を読む前であれば、その課題の答えを考えることができなかったと思います。本を読みすすめていて、子どもには様々な表情があって、音声発言、ノート発言、表情発言、音読発言が存在することを知りました。挙手だけで子どもの発言を求めるのではなくて、その子なりの反応を教師が積極的にひろっていくことが授業に全員が参加するために必要なことだと思いました。

 私は教師を目指すにあたって、子どもの表情をしっかり見ることができる力をつけたいです。それぞれの子どもがその子の方法で反応をすると思います。それに気づいて学びにつながるように教師がつなぐ役目を果たしたいと考えています。(中江)

【20200204講演】姫路市教育センター(玉置)

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 3年目となるこの時期での姫路市教育センターでの初任者研修講師。今回は「全員のこどもが授業にのってくる授業の技 −模擬授業を通して−」と題しての90分間。

 前半は全員を授業に巻きこむための様々な授業テクニックを実技を踏まえて紹介。後半は模擬授業「17番目の秘密」を通しての考えさせ、交流させながら、ゴールに行き着くための授業の方法紹介。

 今回は70名ほどの初任者。年々増加している姫路市。センター所長との懇談で貴重な情報を得ることもできた(玉置)。

「野口流どんな子どもの力も伸ばす全員参加の授業作法」を読んで(金子)

 6期生の金子です。「野口流どんな子どもの力も伸ばす全員参加の授業作法」を読んでの感想です。

 この本を読んで、すべての子どもを授業の当事者にするという言葉が自分の心に刺さりました。授業に「参加する」ということの本質を改めて考えさせられました。授業を受けるすべての子どもが、「意欲的、かつ積極的」に活動していない限り、参加しているとは言えないのだと思いました。

 先日、教育実践観察で柳津小学校へ伺い、2年生の図工を見学しました。活動内容としては秋の自然物でおもちゃを作り自分たちの手作りおもちゃで遊ぶというものでした。その中で、子どもたちがなかなか遊びの活動を終えず、担任の先生が困る場面を目にしました。その状況を目にし、私は子どもたちの活動を終わらせる方法や声かけを考えました。
 
 しかし、その後の研究会では子ども達の活動を終わらせるということに着目するのではなく、子どもたちがなぜ活動を終えなかったのかということに目を向けていました。子どもたちは遊びを楽しんでいる、またさらに良いものにしようと試行錯誤をしている、と思われるためこの活動が子どもたちにとって意欲的であり充実したものであったといえる、と先生方がおっしゃっていました。そういった子どもの視点からみて満足できていたり、意欲的にさらに高めたいと思える授業が、子どもが「当事者」として「参加」している授業だと思いました。

 そして、そんな授業をするために必要なのが教師の授業づくりの力だと思いました。野口先生の著書を読んで、また実践観察で実際に見ても思いましたが、子どもの発言や行動は想像の斜め上を超えてくると感じました。この著書には学習指導案はあくまで案であり、子どもの実態に合わせて、その時必要な指導を行うのが、授業の本来像とあります。そういった応用力と授業に対する基本的なら作法を身につけておくことが必要だと感じました。

 応用力については子どもを知ることから始めるべきだと思います。そして、子どもを知るには一人ひとりに目を向けることです。この著書には目立って手を挙げる子にもそうでない子にも着目し配慮することが全ての子どもの力を伸ばす授業に繋がると述べられています。まずは、よく見る力から養うこと、そこから一人ひとりの子どもの考えや発言に寄り添うことで徐々に応用力が身についていくのではないかと考えました。

 基本的な作法については、この本を読んで特に大切にしたいと思ったことが2つあります。

 初めに、質問や指示についてです。指示や発問は明確で的確なものにすべきだと述べられていました。確かに自分が問題を解くとき、長い文章問題は読む気になれない時があります。野口先生が述べているように板書しなくて口頭でも理解できるほどの発問にすることで子どもが確実に正答を見つけられると思いました。指示に関してははっきりと明確にすることがいい教師と生徒の距離感に繋がると改めて考えさせられました。指示や、指示に対しての子どもの活動を曖昧にすると子どもが教師や授業を軽んじるようになると記されていました。支持の徹底を念頭におき、子どもたちと教師がいい距離で授業ができるようにしたいと思いました。

 次にノート作業についてです。前に述べた指示の中でもノート作業についての指示については特に考えさせられました。中でも「2、3分出かけない子に15分与えても書けない」という言葉に考えさせれられました。ただ時間を与えるのではなく発問や指示を変えることに視点を置くことが必要なのだと思いました。まずは○×で答えるようにすることで自分の意見が決まり、そこから理由や考えがさらに展開していくのだと学びました。子どもの様子をみて補助質問をすることもこれに繋がると思います。時間を与えて考えさせるのではなく、発問を工夫することを大切にしたいです。その時々の状況に応じて臨機応変に考えて発問すべきだと思いました。

 野口先生の本を読んで、全員参加の授業を行うポイントを知ることができました。授業を参観するとき、よく発言する子どもに目が行きがちですが、すべての子どもに注目し、全ての子に対応した教師の言動が、よりよい授業づくりに繋がると思いました。具体的にどうすべきかということがたくさん記されていたため、たくさんのポイントを知ることができました。これからゼミ活動で模擬授業が始まると思いますが、そういった時に今回学んだことを生かし試行錯誤してさらに力をつけていきたいです。(金子)

※写真は教育と笑いの会での野口先生です。(玉置)
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心を動かされた4コマ漫画(大久保)

 こんにちは!5期生の大久保です!今回は初めて四方山話を書いてみます!(記事に死という言葉が多く用いられています。ご了承の上読んでいただけると幸いです。)

 題名にしているので、お分かりかと思いますが、今回は私が心を動かされた4コマ漫画ついて書きます。

 それは...

 Twitterで流行している「100日後に死ぬワニ」という4コマ漫画です。

 軽く内容を説明します。と言ってもタイトルが全てを物語っています。作者は、きくちゆうきさんという方です。どこにでもいるようなワニ(人型)の、何気ない日常を4コマ漫画で描き、毎日「100日後に死ぬワニ 〜日目」といってアップされます。

 この4コマ漫画の何が興味深いかと言うと、主人公であるワニは100日後に絶対に死んでしまうのです。しかし、ワニは死にたいなんて思っていませんし、自分が死ぬということも知りません。読者である私たちのみが、ワニが死ぬという運命だけを知って、毎日読み進めているのです。

 漫画の中のワニは、私たちと同じようにご飯を食べて、テレビを観て笑い、恋をして、色々なことに悩むのです。そして、人一倍感受性が豊かで、小さなことに喜び、小さなことに悲しむ、とても綺麗な心の持ち主です。そこに、読者である私たちはどこか惹かれているのだと思います。

 私はこれを初めて読んだ時、衝撃を受けました。こんなに楽しそうに笑っているのに、100日後には死んでしまうのだと思うと、言葉に言い表せない、何とも言えないような気持ちになりました。

 漫画に対する読者のコメントに目を向けてみると、恋をしているワニに対し「今しかないんだから、想いを伝えてほしい!」「後悔したまま終わって欲しくない」といった内容のものが数多く寄せられています。

 実際に私も「もっと積極的に頑張れ!」や「毎日を無駄にしないでほしい」と何度も思っていました。

 しかし、死というのは、私も直面するものであるのに、どこか他人事のように考えていました。ただただ客観的に漫画を読んでいたのです。

 私は1日を無駄にしてしまうことがよくあります。「無駄にしてしまったな。でも、明日があるからいいか」と、楽観的に済ませてしまいます。当たり前のことが当たり前ではないのだと、この漫画を通して痛感しました。

 ここで、私の小さい頃の話をさせていただきます。私は、昔からおばあちゃん子で、幼稚園の時は、毎日送り迎えをしてもらっていました。祖母のことは好きなのですが、時に口うるさく怒られることがあったので、小さい頃の私は腹を立て、「もう話さない!」とよく思っていました。ただ、寝るとそんなことも忘れて、いつもように祖母と話すのです(笑)

 そんな祖母が、私が小学4年生の時に、事故により脳死状態になり、そのまま亡くなってしまいました。本当に突然のことでした。私は成人した姿を見せることも叶わず、祖母に感謝の言葉すら伝えることが出来ませんでした。

 自分自身が死ぬかもしれないと思い、毎日を無駄にせず過ごそうと思っても、死というのは、周りの人に対しても同じように降りかかってしまうものです。周りの友人、先輩、先生方にもしっかりと気持ちを伝えていかなければいけないと改めて強く思いました。

 今(1月23日)の段階で、43日目です。つまり、ワニが死んでしまうまで、残り57日です。私は57日後に、これに関する記事をもう一度書こうと思います。

 たかが漫画かと思うかもしれませんが、私がこうして心を動かされたように、同じような気持ちになる人がいるはずです。この記事を読んでいただけた方で、本当に興味本位で良いので調べてみてほしいです。

 長々と書いてしまいました。最後までご高覧いただきましてありがとうございました。(大久保)

 ※写真は、主人公であるワニです。
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野口芳宏著『全員参加の授業作法』を読んで(伊藤)

 玉置ゼミ6期生伊藤幹太です。今回野口芳宏さんの著書「全員参加の授業作法」を読まさせていただきました。とても興味深い内容で多くの人に興味を持って抱きたいと思いました。拙いレビューですが、読んでいただけると嬉しいです 。

 まず最初にびっくりしたのが、生徒児童に挙手させないという点に驚きました。今までの人生で受けてきた授業の形式は先生が問題を出すとわかった子供が挙手して正解だったら、拍手が起きて授業の空気が盛り上がるのがいい授業だと思っていた私は、この本というか著者は何を言っているんだ!と疑いました。しかし読見進めて行くと私の考えは180度変わりました。

 なぜなら野口芳宏先生が考えているのは、クラス全員のことだからです。挙手をしている子供は自分の考えを持っており、わかっている子です。

 しかし本当に見なければならないのは、手を挙げておらず、授業の傍観者になってただ座っているだけの子供です。その子に焦点を当てて授業を作ることが全員参加には不可欠です。

 言われてみれば当たり前のことですが今まで考えたこともなく、とても衝撃を受けました。これだけではなく、それからも様々な方向から全員参加させるための授業を作る方法が具体的に書かれていた。この本を読み感銘を受け、次の模擬授業では真似してみようと思いました。しかし、簡単に真似出来るような量ではないので何回も読んで自分なりに工夫してできるとこから地道に真似して現場に出た時に全員参加授業を目指したいです。そんな気持ちにさせてくれる本でした。とても面白いので読んでみてください。(伊藤)

※写真は教育と笑いの会での野口先生です。
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【20200202講義】教員人材銀行資質向上事業(玉置)

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 本日(2月2日)は、愛知県教育会館で、教員人材銀行資質向上事業での講義を担当しました。私は二日間にわたる事業の最終講義となりました。

 ありがたいことに5年連続でお声かけをいただいており、今年の講義演目も「教師としての大切な作法」。

 新学習指導要領のポイント、より良い授業を創るための基礎・基本などを具体例を挙げながらの90分間。

 今回は参加者の年齢層も幅広く、再び教師の道を進もうという方も何人かあるとのこと。日曜日に終日学ぼうという意欲的な皆さんの前で話ができる喜びを今回も味わう。(玉置)

1月9日北名古屋市立天神中学校での学び(安部・中澤)

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 こんにちは。4期生の安部と中澤です。2020年、初セミナーへ行ってきました。玉置先生の講演や講演後の振り返りも含め、とても多くのことを学ばさせていただきました。

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 こんにちは。4期生の安部です。北名古屋市の天神中学校に行かせていただきました。玉置先生の講演は、何度聞いても、その都度新しい学びの発見があって、本当に勉強になります。ありがとうございます!!

 さて、今回の講演で私が注目した内容が「主体的な学びとは」ということです。
 
 主体的な学びを実現するために「子どもに選択する時間をつくる」これは先生から以前に教わり、知っていたことでした。しかし、今回の講演で、この「自己選択」が主体的な学びにどのようにつながるのかを学ぶことができました。

 自己選択は子どもが選択をするにあたり、頭をフル回転させてよく考え、意思表示をするからこそ意味があるということです。つまり、選択すること自体が主体的な学びというわけではなく、選択するためによく考える、その行動こそが主体的に学んでいる瞬間だということです。

 先生は、講演の中で、様々な例を出してくださいました。例えば、理科の授業では、教師がやることを指定するのではなく、子どもたちに、「何をどのように調べる?やってみる?」と投げかけます。すると、子どもたちは教科書や資料集、PCなどあらゆるものを見て、自分たちはどうやって学べばいいのか一生懸命考えます。子どもの中には、頭を抱えて悩んでいる様子も見られ、とても必死です。しかし、子どもに本音を聞くと、「自分たちであれもこれも考えるのは楽しい」という言葉が出てきます。子どもが主体的に学ぶってこういうことなんだなと改めて感じました。

 また、このような主体的な学びを実現するためには教師の仕掛けが必要であるともおっしゃっていました。例えば、保健体育の授業の際、「お酒が大好きで甘い物が大好きな先生が長生きするためにはどうすればよいだろうか」という課題を設定します。すると、先生のことが大好きな子どもたちは居てもたってもいられない思いで、先生が長生きするための方法を自分たちで調べ、自ら学んでいきます。これこそ主体的な学びです。

 子どもたちが教材をいかに自分たちに近い形で捉えられるか、知りたい、やりたいと興味を持たせられるかが教師による仕掛けだということです。

 今日学んだ、「主体的な学び」はすぐに実践できるわけではないと思います。しかし、先生が言われた「ハンカチ理論」の考え方のように、まずは1時間の授業の中で、1回は自己選択させる場面をつくる、これをやっていきたいと思います。

 今日も本当に多くのことを学ぶことができました。講演後、喫茶店での振り替えりも私たちにとって、かけがえのない時間です。先生やゼミ生と授業や授業外の楽しい話をするのももうなくなってしまうと思うととても寂しいです。

 玉置先生、天神中学校の先生方、素敵な学びの場をありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は1月9日に北名古屋市立天神中学校で行われたセミナーについて、新たに学び得たことを書いていきたいと思います。

 今回の講演で、新たに学び得たことは、主体性をもつためには目的意識をもつことが必要ということです。これは、人間は目的に気づくことで自ら動こうという気持ちが湧き出るということです。目的意識をもたせるために、現状を振り返らせて今後の進め方を考えさせるメタ認知や、課題のなかに自ら選択する機会をいれることが大切だと私は学びました。私は主体性があることで物事や人との関わる視点が変わり、生きやすくなることにつながるため、今後の学校教育に欠かすことができないと改めて考えました。

 また、主体的に動けたことを書き出し、それを記録する習慣を子どもたちにつけさせることの大切さも学びました。私はこの話を聞いたときに、中学校で行われている一日を振り替える記録を思い出しました。しかしそのような記録は、点数で自己評価を行う作業的なものになっているため、自ら主体的に動いたことを意識し書くことで、学びのポートフォリオになることができると考えました。

 今回は本当にお忙しいなか、中学校の先生方に大変お世話になりました。学ばせていただき、ありがとうございました。(中澤)
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