12月14日飛島学園道徳の模擬授業を参観しての学び(矢崎・松浦)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。今回は飛島学園で行われた、道徳授業力向上講座での学びを書かせていただきます。

 今回、玉置先生と和田先生の道徳の模擬授業から私は「共感」の大切さに気づきました。

 和田先生は資料読みの時間を短くするということを挑戦されました。和田先生は今回、範読をしながら質問をしていらっしゃいました。そうすることで、資料の山までスムーズにたどり着くことができていました。

 和田先生はとても簡単そうに授業を進めていらっしゃいましたが、私には難しいと感じました。なぜなら、和田先生は範読をしながら、児童一人ひとりの表情を読み取り、その場の空気と物語の展開に合った質問をしていらっしゃったからです。

 私は実習で範読をしながら子どもの表情を見ることの難しさを痛感したばかりだったので、この技の難しさが分かりました。児童と一緒に作り上げていく素晴らしい授業を見せていただきました。ありがとうございました。

 玉置先生は範読をする前に生徒に向けて「どうしたら茂の悩みは解決するのか考えながら聞いてね」と声をかけていらっしゃいました。

 私は、この声かけをつい忘れてしまうことが、実習の際ありました。授業がテンポ良く進まない原因になりました。この声かけはテンポ良く進めていく上で重要であると感じました。

 今回は主人公の悩みを解決するための方法を学級で考えていく授業で、一人一人それぞれの解決法があり、なるほどと思わされるものもありました。その方法を学級全体でありなのか、なしなのかを吟味していくもので、この吟味する最中の発言もそれぞれで、参観していてとても面白かったです。

 玉置先生は途中で「自分が良いと思っていることを他の人が必ず良いと思うとは限らない」とおっしゃっていました。この一言が生徒に響く言葉だと感じました。また、道徳をしていく上で、教師が忘れがちな言葉であると思いました。この言葉を忘れないようにしていきたいです。

 お二人の授業を参観させていただき、道徳には子ども同士の「共感」、子どもと教師の「共感」がとても重要であると改めて感じました。自分の考えとは違う考えを子どもと教師が受け入れることができたとき、はじめて道徳の授業が成り立つことが分かりました。
これから、「共感」を大切にできる道徳の授業づくりをしていきたいと思いました。(矢崎)

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回、初めてセミナーに参加させていただき、とても勉強になることばかりでした。その中でも特に印象に残っていること、私が大切にしたいと思ったことについて書きたいと思います。

 1つ目は、道徳は子どもたちに想像させる授業であるということです。和田先生の授業では「資料読みの時間を短くする」ということに挑戦されていて、資料を子どもたちには配らずに先生が資料を読み、状況を整理しながら、授業を進められていました。このような方法で授業を行うと、子どもたちは自分で物語の様子を想像して、自分だったらどんな気持ちか、どんな言葉を言うか、ということをより深く考えることができ、自己を見つめ直すことに繋がると思いました。

 また、「キーワードとなる言葉は絶対に先生の口からは言わない」と決めておられて、その授業でのキーポイントは子どもたちから引き出すようにされていました。その授業で学ぶべきことを教師側から伝えることは簡単ですが、より深い学びにするためには子どもたちから引き出すことが大切であると分かりました。

 2つ目に道徳の評価についてです。私は道徳は特に評価が難しい教科であると思っていました。先生方は長い目で見て、子どもたちの変化を見逃さないように、「できるようになったか」ではなく「思えたかどうか」で判断する、とおっしゃっていました。私はこれはすごく大切なことだと思います。例えば、今回和田先生がしてくださった授業での「正直」という観点では、実際に正直になれたか、ということではなく、この授業を通して正直でいたいと思えたかどうかを見るということです。それは子どもたちの振り返りや発言から感じ取れるものであると思うので、そういった視点を忘れずにいたいです。

 勉強になることばかりで、ひたすら吸収することに必死でした。とても深い学びを得られましたし、もっと学びたいと思える良い機会となりました。このような素晴らしい場に参加させて頂けたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございました。(松浦)

玉置先生、二期生佐久間さんとのお食事!(加藤諒太)

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 今日は、玉置先生に二期生の佐久間さんとお話をする機会を作っていただき、玉置先生、佐久間さん、私の3人でお昼にお食事に行きました!

 たくさんのお話をすることができ、とても謙虚で「さすが玉置ゼミの先輩だ‥」と大変勉強になる話ばかりでした。特に現場に出てからの教師としての学び方については大変勉強になりました。

 佐久間さんは何かに悩んでわからなくなってしまった時、「聞くより、教室を見に行かせてもらって学ぶ」と仰っていました。何をしたらいいかわからない時、いいなと思った教室をじっくり見せてもらい、自分の目で見て学ぶことが大切だそうです。まず、指導を受けた時にはやってみることが大切だともおっしゃっていました。

 また、学習指導要領をよく読むことが大切と指導を受けたそうです。教採の勉強の時のような覚えるような読み方ではありません。指導書に載っている学習指導案を参考に授業をするのではなく、学習指導要領の目標や領域をよく読み、どんな力をつけることができるのかなどを読み取り、授業を作るそうです。非常に難しいことですが大切だと仰っていました。

 佐久間さんのお話を聞いていて、学び続けるその姿勢が大切なのだと感じました。僕もその姿を見習えるようたくさんの人に教えを乞うていきたいと考えています。

 どの話も現場に出ないとわからないことばかりでとても参考になりました。それを踏まえた上で、今気張りすぎてもダメだよと、玉置先生からお言葉を頂きました。周りの環境は入ってからしかわかりません。ただ、どんな環境であっても、一人の社会人として適応していきたいと思いました。気を張って身構えて4月を迎えるのではなく、笑顔で希望を持って迎えたいと思います!佐久間さんも帰り際に、「学校・職員室を楽しむことも大事だよ」と仰っていました!職場での人間関係なども大切に、教師としての1年目を踏み出せるようにしたいです!!

 最後に、このような機会を用意して頂いた玉置先生、貴重なお話をしてくださった二期生の佐久間さん本当にありがとうございました!!(加藤諒太)

12/13(金)津島市立南小学校での学び(宮野・大久保・杉山)

 こんにちは、5期生の宮野です。今回は、津島市立南小学校の道徳の授業を参観させて頂きました。教材研究の大切さ、授業中は子供の表情や目を見ることが何より重要であると学びました。

 道徳の授業は、教材研究として、物語を読み込み、解釈することが深い学びのためには必要不可欠であると分かりました。授業のねらいを、子供に考えやすいように明確にし、作り上げなければならないと感じました。私は実習で、道徳の授業をさせて頂いた際、指導書に頼り、自分で一から授業を作ろうとはしていませんでした。教材を読み込みも浅かったように思います。今日の授業参観て学んだことを活かし、道徳の授業を一から自分で作りたいと強く思いました。はやくゼミで道徳の模擬授業をしたいです。

 2つ目に、授業中の子供の表情や目を見ることの大切さです。玉置先生が、子供たちの表情が授業をものがたるとおっしゃっていました。震災の動画を見ている時の子供たちの表情がそのことをものがたっていました。これまで私は、授業を参観させて頂いた際、指導案や授業者にばかり目が行きがちでした。今回、子供たちに注目して見ていると、子供にとってその発問や活動が学びに結びついているかがよくわかりました。これから授業を見る際は子供の発言や表情・目に注目したいです。

 今回も、多くの学びを得ることができました。玉置先生はじめ、津島市立南小学校の皆様、ありがとうございました。

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 こんにちは。5期生の杉山です。12月13日にあった、津島市立南小学校での研究授業と、研究会に参加させてもらいました。今回はそこからの学びを記します。

 5年生の道徳で、主題は「よりよく生きる」というものでした。この主題は、大人である我々もどのように考えたらよいのか非常に難しく、授業者の先生はどのような授業をなさるのかとても気になりました。まず圧巻されたのは、判読の上手さです。まるでプロの朗読家が読んでいるかのような判読で、教材に引き込まれてしまいました。児童の様子を見ていると、みんな真剣な顔で判読を聞いていたので、判読の上手さは、道徳的価値への理解を深める一歩であると再認識しました。

 次にすごいなと思ったのは、児童が発言したすべての意見を、自然と価値づけているところです。少し本質から逸れた発言をしている子にも、「なるほど、そうなんだね。」という風に、否定せず、発言してくれたこと自体を褒めてあげていて、これは簡単なようでとても難しいことを教育実習で学んだので、参考にしたいです。

 その後の研究会や、玉置先生のお話では、道徳の授業では、教材研究として、教材を読み込み、そこからどのような道徳的価値があるのかを教師自身がしっかりと理解する必要があることを学びました。その教材に込められた思いや本質を見出せずに授業をしてしまうと、本当に伝えたいことや学ばせたいことが子供たちに伝わらないので、やはり教材研究はとても大事なことだ感じました。

 また、授業中の子供たちの様子を見ることが、良い授業づくりへの近道であるということです。子供たちの表情や態度を見て、そこから逆算して授業をつくることで、その子たちの実態に即した授業をつくることができるので、それが学級経営にも繋がっていくのかなと感じました。ここから学んだことを、今後のゼミなどで生かせればいいなと思っております。

 今回は、このような学びある授業をして下さった津島市立南小学校の先生方や玉置先生、本当にありがとうございました。(杉山)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です。今回は、12月13日に津島市立南小学校での道徳の研究授業、玉置先生の指導助言から学んだことを書いていきます。

 学んだことは数多くありますが、今回は一つだけ書いていきます。

 それは、「発問は児童視点に立って考える」ということです。これは、玉置先生が最も重視していました。授業中に玉置先生から特定の児童を指定され、「話し合いで、この子が何を話すかメモしておいて」と言われました。私は必死に耳を傾けて、その子の発言を逃さないようにメモしていきました。そして、授業後の研究会の際にゼミ生に見ていた児童の様子を先生方の前で発表しました。

 それを通して、玉置先生は「児童の話し合いに、教材の内容が出てきてないということは、教材と発問が離れてしまっているからだ」と助言していました。加えて「児童の視点に立って授業の流れを考えられているか、今一度考えてほしい。大切なのはそれです」と現場の先生方に仰っていました。

 私はハッとしました。小学校実習で、初めの頃は、児童の視点に立って、発言してきそうな内容を予測して流れを考えていました。しかし、授業が重なり、指導案に追われていくにつれ、「私」がやりやすい流れを考えて、「私」が答えやすい発問を考えていたからです。私の余裕が無くなるにつれ、自分本位になっていました。
 

 教師として仕事をやっていく上で、授業以外の仕事が積み重なり、それに追われていく時間が多くなると思います。そんな中だからこそ、玉置先生は、南小の先生方に「児童の視点に立って」と助言されたのだと思います。

 今回研究授業中で児童の発言をメモしてみて、児童をみるという大変さが身に染みて分かりました。一人の児童の発言を追うだけでも大変なのに、40人近いクラスの様子を一人で見るのは相当困難なことだと思います。なので、私は玉置ゼミで少しでも自分の力を伸ばし、胸を張って教壇に立てるようになりたいです。

 お忙しい中授業を見せていただいた津島市立南小学校の先生方、授業をなさった川瀬先生、貴重な機会を与えてくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(大久保)
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12月11日4期生ゼミ3分間スピーチの反省(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。12月11日のゼミで3分間スピーチをしました。 その内容と反省を書きたいと思います。

 私は小学校6年生を対象に、人権週間である朝の会という設定で行いました。 内容は、思いやりの気持ちをもつことの大切さを、果物の柿の「木まもり」に例えてお話ししました。

 この「木まもり」のネタは朝日新聞の天声人語を読んでいた時に見つけました。
 人間は、柿の実を全て収穫するのではなく、1つだけ木に実を残すそうです。それは全て収穫しては、木の枝や幹だけになってしまって可愛そうという人間の思いやりの心や、全部人間が食べるのではなく、鳥にも分け与えようという人間の思いやりの心があります。これが「木まもり」です。 この「木まもり」という人間の思いやりの心から、人権週間である子どもたちに、思いやりの気持ちを大切にしてほしいというお話をしました。 (3分間スピーチをした前日の12月10日が世界人権デーでした)

 玉置先生からはお褒めの言葉をいただき素直に嬉しかったです。と同時に、ゼミの仲間のスピーチを見ていて、私は少し笑いの要素が少なかったのではないかとも思いました。自惚れず、高みを目指して頑張りたいと思いました!

 今回のスピーチを通して、教師は朝の会や帰りの会で子どもたちに話す小話をたくさんもっておくことが大切だと思いました。改めて新聞を読んだり、テレビのニュースを観ることを大切にしていきます。(毎日、朝日新聞の天声人語は読みたいと思います!😂)

 指導してくださった玉置先生ありがとうございました。(鏡味)

12月12日あま市立美和東小学校での学び(加藤諒・木下)

 こんにちは。4期生の加藤諒太と5期生の木下です。今回は12月12日あま市立美和東小学校での学びについて書きたいと思います!!

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 こんにちは。四期生の加藤諒太です!今回は12月12日に参加させて頂いたあま市立美和東小学校での学びについて書きたいと思います!

 本来は玉置先生の講演の予定でしたが、急遽、対話のある授業をするということになり、子ども役として参加させていただきました。今回玉置先生が行ったのは、「17番目の秘密」という題の授業でした。この授業は、なんの秘密だろうかという発問から入っていました。子どもは、秘密と書かれた時点でなんの秘密だろうかと考えてしまうと思います。この時点で子どもたちの興味はぐっと惹きつけられると思います。

 その中で、私は対話ということを重視して見ていました。具体的にどの様に子どもたちをつないでいくのかというと、「なんで〇〇になるの?お隣と確認してみようか」や「今のことあってる?」などと教師から声かけをしていました。そして、「今のことあってる?」という発問に対して「同じです。あってます。」と答えた子どもに「人の話を聞いて評価できるのすごいね」と価値付けをしていました。繰り返していきたい行動にこそ価値付けが必要だと思うので授業の中での価値付けは対話を進めるためにも大切なことであると学びました。

 また、授業技術として呟きをメモしていくことや子どもが止まってしまった際に、ペア活動をすると言ったことを学びました。呟きをメモしていくと、授業の後半でキーワードとして用いることができたり、最初はこうだったがやってみたらこうだったと最後にまとめられたりと、授業に深みを持たせることができるのではないかと感じました。また、ペア活動は困った時に行うと活性化するということを学びました。子どもたちは目の前のわからないを解決したいと思っていると思います。そこでペアにすることで議論を交わし、対話を用いて学習できるのではないかと考えました。

 この様な機会を用意してくださった玉置先生を始め、美和東小学校の先生方本当にありがとうございました。(加藤)
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 こんにちは、5期生の木下です。今回は、12月12日の木曜日に参加させていただいた美和東小学校でのセミナーのことについて書きたいと思います。

 今回のセミナーは、玉置先生が実際に算数の模擬授業を美和東小学校の先生やゼミ生である私たちにしてくださり、その中から対話のテクニックを学ぶという内容でした。玉置先生の生徒役になって小学生向けの模擬授業を受ける機会はあまりなく、また多くのことを学べました。その中でも特に心に響いた2つのことを紹介します。

 1つ目は、「大切な問いへの答えは何人かの児童に発表させる」ということです。例として、全員起立をさせて同じ意見なら座らせるというスタイルを学ぶことができました。このスタイルは、教育実習中の1番の自分の課題であった「全員参加の授業」をつくるための1つの良い方法でもあるなと感じました。

 2つ目は、対話のテクニックとは少しずれますが「児童のつぶやきを黒板の隅に書く」ことの大切さです。今回の模擬授業で玉置先生は、17番目の秘密について児童が思い発表したことを黒板の隅に書いていました。この児童の何気ないつぶやきが授業の最後にしっかりとつながっているのです。そして、教師が「お、〇〇さんのつぶやきがつながったね!」と言うと児童は授業で貢献したなと感じることができることを学びました。実際に玉置先生に黒板の隅に書いた私のつぶやきを授業の中に取り入れてもらうと、大学生の私でも嬉しく感じることができました。

 他にも多くのことを学びましたが特に自分に響き、是非身に付けたいという学びを紹介させていただきました。

 この様な学びを与えてくださった玉置先生をはじめ、美和東小学校の先生方ありがとうございました。(木下)

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12日12日 あま市立美和東小学校での学び(安部)(二村)

 こんにちは。4期生の安部と5期生の二村です。あま市立美和東小学校に行かせていただきました。学んだことを書きます。

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 こんにちは。4期生の安部です。美和東小学校で、玉置先生は先生方に向けて「17番目の秘密」という算数のオリジナルの授業をされました。私たちゼミ生も1番前の席で模擬授業を受けさせていただいて、子どもの気持ちになって、多くのことを学ぶことができました。

 先生が言われる言葉一つ一つを分析していくと、どれも無駄がなく、「対話」や「深い学び」につながっていることがわかりました。

 例えば、授業終盤、1番目の数を変えても17番目は変わらないということを試した後、このようなやりとりがありました。
T:どんなことが分かりそうですか
S1: 2番目が決まれば17番目が決まる。
S2: 2番目と17番目以外は関係ない。
T: S3さん、たしかいいこと言ってましたね、みんなの前で話してくれますか。
S3: 1番目に関わらず、2番目が決まれば17番目が決まる。
T:そうだよね、せっかく今1番目試したもんね

 実は、S2は私自身だったのですが、そのあとのS3さんの発言を聞いて、深く納得してしまいました。

 玉置先生はポイント解説時にこんなことを言っていました。
・子どものつぶやきからレベルアップしていく
・核心に迫る発言が出たら子どもに返す

 まさに対話的で深い学びの実現だと思いました。教師がこうだよね、と教えるのでは何の発見、気付きもありません。自分と同じ立場にいる友達の意見だからこそ興味があるし、聞いたときに「そうだったのか!」と腹に落ちるのだと思います。先生の授業では子どものつぶやきを拾い、その場で追求することで深めたり、黒板に残しておくことで後で深めたりと、あくまでも子どもの言葉で進んでいく授業を展開されていました。対話的な学びをすることで深い学びにつながっていく、それを実感できる授業でした。

 今日も多くの学びを得ることができました。玉置先生を始め。美和東小学校の先生方、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!5期生の二村です!今日は美和東小学校で行われた玉置先生による算数の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。

 今回は玉置先生が、17番目の秘密を題材に模擬授業をしながら授業技術について解説してくださいました。

 たくさんの授業技術を教えていただいた中で、特に印象深かったことが2つあります。
 一つ目は物分かりの悪い教師を演じるということです。教育実習中、私はどうしても核心ついた答えに飛びつきがちでした。生徒同士を繋げようと意識はしていたのですが、なかなか実行することができず、教師と生徒の一対一のやりとりで終わってしまったことが多かったです。模擬授業の中で玉置先生は、対話を生み出すために、「どういうことか分かる?」であったり、「〇〇さんの考えわかる人?」と問い返していました。そうすることで生徒同士の意見を繋げることができ、豊かな対話の中で対話によって授業が生徒の言葉で深まっていくことができることを学びました。授業をする時、急がず、物分かりの悪い教師を演じることで生徒からの意見を引き出すことができることを学んだのでこれから実践していきたいと思います。

 2つ目は子どものつぶやきを拾い、そこから広げることです。導入で子どもがつぶやいたことやキーワードになることを黒板の端にメモしておき、最後のまとめで「最初のみんなのつぶやきが大事だったよね」と最初のつぶやきにかえることができると教えていただきました。

 学ぶことが楽しい、対話が楽しいという授業をすることが大切であることを今回自分が生徒役をして実感しました。私も、ペアワークや問い返しをうまく活用しながら生徒の意見を拾い、つないでいくことができる授業をしていきたいと思いました。模擬授業をしてくださった玉置先生、美和東小学校の先生方、ありがとうございました。(二村)
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12月11日 4期生ゼミ3分間スピーチの反省(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、ゼミでの3分間スピーチのことについて書きたいと思います。

 私は、6年生の3学期を想定して、ゴールする瞬間まで100%の力を発揮するために、本当のゴールの少し後に自分のゴールを設定する、という話を北島康介選手の練習方法を取り上げて話をしました。

 先日、人間の脳は、「もうすぐでゴールだ」と思った瞬間から失速を始めてしまうため、北島選手はプールの壁をタッチして、電光掲示板を振り返るまで、を自分のゴールに設定し、練習を重ねていたという記事を読みました。

 そこで、卒業を控えた6年生に、今まで頑張ってきたことを失速させず、最後まで走り抜けられるような思いになれる話に繋げたいと思い、この話題を選びました。

 今までの玉置先生のご指導で、結論を簡潔にはじめに言うこと、最後に教師が喋りすぎないことの2点が共通していたため、話始めに「6年生最後の日をどんなふうに迎えたらいいか考えながら聞いてください」と示すことと、最後に、みんなは、自分のゴールをどこに設定するか、と投げかけて終えることを意識して話しました。

 しかし、振り返ってみると、いろんなことを付け足してしまったり、同じ説明を何度も繰り返したような記憶があったりして、うまく伝えられなかったな、と少し悔しい思いが残りました。やはり、伝えたいことを聞き手に分かりやすく伝えるためには、余計な言葉は削ぎ落とし、最低限の言葉だけを選んでいく必要があるなと学びました。

 話の途中で少しでも空気が和む場面を作れたら、とも思いましたが、あまり上手くいかず(笑)、やはり玉置先生のように話の間に笑いを挟むのは難しい!と身をもって感じました。

 授業とは違い、聞き手とのやり取りが少ない分、聞き手の反応を見ながら臨機応変に話を進めないと、1人で喋って自己満足で終わってしまうような感覚がありました。安藤さんのように、思わず笑ってしまう一言を添えられたり、本題から少し逸れても空気が軽くなるような話の寄り道もできるようになりたいなと思いました。

 ですが、話が一貫していて分かりやすかった、という評価もいただいたので、その言葉をありがたく受け止めつつ、さらに話が上手くなれるよう努力していきたいと思います!(高橋)

中学校実習を終えて(矢崎)

 こんにちは。教育実習を全て終えました。五期生の矢崎です。今回は中学校実習から得た学びについて書かせていただきます。

 私は中学校実習で大きく2つの学びを得ることができました。

 1つ目は私の中で中学校という場所のイメージが良い方向に変わったことです。
 私は中学生時代、学校が荒れており、自分自身が所属していた部活でも仲間関係で上手くいかず、はやく中学を卒業して、高校生になりたいと思っていました。それくらい中学校という場所が当時の私にとって安心できる、楽しい場所ではありませんでした。私にとって、一生の中で一番戻りたくない時間です。
 そういう思いが自分の中にある私は、中学校実習が始まる前、実習に前向きな気持ちになれませんでした。しかし、この歳になって中学校という場所にお世話になり、先生方や生徒と関わる中で、生意気で我儘だと思っていた生徒は素直で一生懸命な素敵な姿がたくさんあるのだと気づくことができました。私が生意気や我儘と感じていた事はその子が悩んで葛藤している中で生まれる、その子にとっての必要な感情や行動でした。その感情や行動を敏感に感じとって先生方は生徒と真摯に向き合っていらっしゃいました。自分の感情をうまく言葉にできない子を先生方はその子こ目を見て言葉が出てくるまで待っていらっしゃいました。
 生徒の一生懸命な姿を見て、私が経験してきた嫌だった事、辛かった事は自分にとって必要な事なのだったのだと改めて感じることができました。だから、子どもが悩んだり、苦しんだりすることはその子にとって必要なのだとわかりました。これから教師という立場として子どもの一生懸命な姿を支え、立ち上がる事が出来ない子には立ち上がる手助けができるようになりたいと思いました。
 私も人なので、人の悩みを完全に解消することは不可能です。せめて、その子にとって安心できる場所になれるように、これから人の話を聞く力、受けとめる力を自分に付けていきたいと思いました。

 2つ目は教師同士の関係の大切さです。
 今回、私はテスト期間に実習をさせていただきました。先生方はテストを作り、提出物を確認し、テストを採点するという作業をされていました。その中で、教科ごとに毎日のように会議を行い、どこを範囲にするのか、テストはどのように出すのかという話し合いを行っていらっしゃいました。その先生方の姿を見て、教師同士というよりはチームだなと感じました。1つのチームとして、その学校の教科の学習をつくっていらっしゃるのだなと思いました。
 どの職業であっても、人間関係はついてきます。人間関係さえ、上手くいけばその場所はきっと良いものになります。
 しかし、私は人間関係に臆病な面があります。この人にこう言ったらどんな風に思われるのだろう。この人とは上手くやれない気がするなど、マイナス面に捉えがちです。今はそれでもやっていけます。
しかし、これから教師としてやっていくには難しいと感じます。自分でその場所に自分の居場所を作っていく力が私にはまだ足りません。
 この力は努力して身につくものでは無いと思います。でも、周りの人がどういう人なのか、自分はこの場所ではどのように動けばいいのか、そうやって自分の役割について常に考えることはできます。
教師同士の話だけでなく、自分が学級経営をしていく上でも役割意識は大切だと思います。
 これから残りの大学生活でゼミやバイトや友達との関係の中で磨いていきたいと思います。

 これから中学校実習での学びをいかしていきたいです。
                           (矢崎)
 
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12/9 味岡小学校訪問&玉置先生の講話から学んだこと(宮野、北神、中西)

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 こんにちは、5期生の宮野です。味岡小学校の授業を参観させて頂き、子どもどうしで対話をさせることの難しさと、逆思考の授業づくりの大切さを学びました。

 1つ目に、子ども同士の対話を引き出す難しさです。授業を、子どものつぶやきに注目しながら参観させて頂きました。みていると、お互いに教えあったり、アドバイスをしあったりする姿も見られましたが、片方の子が一方的に説明して、聞いている子は無反応という場面も多々見られました。対話というのは、双方向のコミュニケーションがあって成り立つものだと思います。どうしても話し手に目がいってしまいますが、聞き手側の反応の仕方に関しての指導も対話を生み出す上では必要だと感じました。

 2つ目に、逆思考の授業づくりの重要性に関してです。授業を参観させて頂いた後、玉置先生のお話しから、改めてその大切さを感じました。目標を立ててから、それはどういう子どもの姿や意見があれば達成できたと言えるのかを具体的に考えてから授業づくりを始めることです。これまで、実習やゼミで授業をさせていただきましたが、単に目標をたてただけで終わっていました。逆思考の授業づくりをすることで、授業の中で価値づけるべき子どもの姿も自然と出てきます。これからは、よりシャープな授業を行うために、心がけて行っていきたいです。

 ゼミのセミナーで、実際に小学校へ行き、生の授業を見せていただくのは、今回が初めてでした。小学校によって、力を入れてみえる部分が異なり、とても興味深く勉強になりました。これから、出来るだけ多くの小学校へ行き、それぞれの小学校の特色や授業から、多くのことを学びたいと思います。(宮野)

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 こんにちは!五期生の北神です。今回は、味岡小学校訪問からの学びについて書きます。

 今回見せて頂いた授業はどちらもICTを活用した授業でした。タブレットを使った授業は他の学校でも見たことがありましたが、プログラミングを教科学習に取り入れた授業を見ることは初めてでした。私も、大学でプログラミングについて学習しましたが、とても難しかったです。子ども達は、私達大学生よりもずっと使いこなしていてすごいなと思いました。また、プログラミングについて理解することはできても、教科学習に取り入れる方法は全く思いつかなかったので面白かったです。

 これから、ますますICTを活用した授業が求められてくるでしょう。しかし、授業のゴールに、「子ども達に何を言わせたいのか」を考えて授業を作るということは忘れてはいけないと思いました。ICTを積極的に取り入れようとすると、つい、どの活動にICTを取り入れることができるかということから授業を考えてしまいます。それでは、授業の目標を達成することはできず、子ども達もICTを使いこなすことに重きを置くようになるということが分かりました。授業のゴールに、「子ども達に何を言わせたいのか」ということを軸にして授業を考える、逆思考の授業づくりを大事にしたいです。

 私は、現場の先生方の分科会に参加させて頂いたことが初めてでした。提案授業をもとに、現場の先生方が感じていることをたくさんお聞きして、ICTを使って学びを深めることの難しさを改めて感じました。私も現場に出た時に、ICTをツールとして上手く活用した授業ができるよう、もっと勉強したいです。とても充実した学びをさせて頂く機会を頂き、本当にありがとうございました。(北神)

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 こんにちは。5期生の中西です。12月19日の味岡小学校での学びを書かせていただきます。

 今回は、ICTを使った授業を見させていただきました。タブレットを使って、いかに授業のねらいを意識させるかということの難しさを感じました。タブレットを使ってばかりだと、タブレットと子ども1人の世界に入ってしまい、なかなか対話の場面をつくることができません。タブレットやPCはあくまでツールであり、学びを喚起したり確かめたりする道具としてうまく活用していくことが教師にとって求められると学びました。

 また、ICTを授業で上手く使っていくには、教える側はICTに関する知識と技術が必要です。国が小中学校の児童生徒に1人一台のPCを支給することを決定したことからも、今まで以上にICTを使った授業が求められます。正直なところ、私はまだこのICTを授業で上手く活用できる自信がありません。しかし私が教師となったときには、子どもたちは1人一台のPCを持っているということを意識して、ICTの知識や技術を学んでいきたいです。

 今回は初めてICTを中心に使った授業を見させていただき、自分がいかにICTの知識や技術が乏しいかということを実感しました。
新たな学びの場を与えてくださった玉置先生はじめ味岡小学校の先生方、本当にありがとうございました。(中西)

12月4日 4期生ゼミ3分間スピーチの反省(山田)

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 みなさんおはようございます。

 今日先生が話すのは朝ごはんで大人気の豆腐と納豆についてです。

漢字で「とうふ」ってどう書くか知ってる?
そう、豆が腐ると書いて「豆腐」だよね。じゃあ「なっとう」は?そうだね豆を納めると書いて「納豆」だね。これさ、食べ物と漢字逆だと思わない?こっち(納豆)がとうふで、こっち(豆腐)がなっとうの方がぴったりじゃない?
先生気になって調べたんだけど、もしかして知ってる子いるかな?
柔らかいという意味のある「腐」という言葉から、豆の汁を柔らかく固めたという意味の「豆腐」と昔、納所で作られたということから由来する「納豆」なんです!

先生が今日みんなにこの話をしたのは、最近知って驚いたうんちくを披露したかったって言うのが3割あるんだけど、残りの7割はみんなに伝えたいことがあるからです。

それは、「分からない、知りたい!」という気持ちは自分にとってとてもプラスだということです。先生も納豆と豆腐の由来を知りたいと思ってすぐに調べたから、先生にとってもみんなにとってもプラスの知識になったよね。
わからないと思ったままにしておくと、人はいつか忘れてしまいます。でも、自分で調べたり人から聞いたりして、なるほどな!と思ったことは忘れません。

授業中の「分からない」も、もちろん自分をプラスにするチャンスです。さらに分からないところを発表することは、クラスみんなをプラスにするチャンスを教えてくれることだから、恥ずかしいことじゃなくてむしろカッコいいことだと先生は思います。
今日1時間目から、このクラスにプラスがたくさんあふれると先生は嬉しいなあ!

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 友達から先日聞いた話を元に、中学年の朝の会を対象に3分間スピーチを考えました。玉置先生からは、ネタはいいので、後半をもっとスマートにするとよいとアドバイスをいただきました。

 いつも玉置先生が仰っている、「この話で1番伝えたいことが子どもたちに説明しなくても伝わっている」ような話ができるように、話の構成だけでなく、言葉を繋ぎすぎてしまわないように端的に話せるよう4月までに訓練したいです。(山田)

12月4日 ゼミ模擬授業記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。2回目の模擬授業をやらせていただきました。学んだことを書きたいと思います。

 私は今回、小学校5年生を対象に、「お客様」という資料で道徳の授業を行いました。

 この教材は、
・きまりを守らないと周りにどのような迷惑がかかってしまうのか
・お客様としての権利がある一方で、守らなければならない義務があるということ
 について考えさせる教材でした。

 私は教材研究をする上で、きまりはきまりだから守らないといけない、ということに止まらず、きまりを守ることで、周りの人たちみんながが気持ちよく過ごせるようになるということを実感してほしいという思いを込めていました。

 そこで、中心発問をよく考え、模範に示してある中心発問とは全く異なるものにしました。これで、子どもの心にストンとおちる授業ができるだろうと自信をもって授業に臨みました。

 しかし、実際にやってみると、子どもたち一人一人が考えていることは様々で、予想外の意見も出てきました。そのような意見をどのように整理し、束ね、次の展開にもっていけばよいのか分からなくなってしまいました。ちょうど時間がきてしまうということもありましたが、「行き詰まってしまいました。」という言葉が思わず出てしまいました。

 模擬授業の後、ゼミ生からは2つの指摘をいただきました。

1.中心発問で、今まで女の子の視点だったのが、女の子と男の人を見ている人(第三者)にいきなり視点が変わってしまったため、意見が出にくかったのでははないか

2.女の子の視点ではなくて、きまりを守れない男の人に寄せて考えれば、もっと心情を考えやすかったのではないか

 とても納得させられるアドバイスでした。教材研究をしていると、どうしても一つの方向でしか展開を考えられなくなってしまい、一つの展開に凝り固まってしまいます。こうしてゼミ生に新たな展開案を出してとらえると、とても勉強になります。ありがとうございます!

 玉置先生からは以下の助言をいただきました。

 行き詰まってもいい。ピンチはチャンスだと思いなさい。男の人に声をかけられない、という意見が出てくるのは子どもの正直な思いが出ているということ。様々な子どもの意見が出てきて、自分の中で整理ができなくなった際にはそれをそのまま子どもに伝えればいい。子どもと一緒に考えていくうちに、徐々に出てきた意見が整理され、展開が見えてくる。

 子どもの意見をうまくまとめられず、次の展開にもっていけなかったことをとても悔やんでいた私にとって、救いの言葉でした。

 授業の後、もう一度研究室で先生に相談をさせていただきました。私は子どもとやりとりをする中で、これは困った、まとまらないと思ったときに、自分でなんとかしなきゃと考えすぎてしまうことがわかりました。特に道徳の授業では、いくら教材研究をしていても、実際に子どもと授業をする中で、見えてくるもの、新たな展開というものがあると思います。そこをすごく実感させられた今回の授業でした。

 模擬授業の発表は今回が最後でしたが、授業の内容以上に多くのことを学び、教師としての在り方をもう一度考え直すことができました。親身になって話を聞いてくださった玉置先生には本当に感謝をしています。

 玉置先生をはじめ、授業を受けてくれたゼミ生のみんな、ありがとうございました。(安部)

20191222_5期生合宿2日目(玉置)

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 合宿2日目は、酒井先生、斎藤さん、4期生8名の応援を得て、午前中は濃密な面接練習。

 午後は卒業研究の方向性について、語れる段階まで熟考しました。

 おかげさまで恒例の合宿は、今回も充実の二日間でした。(玉置)

 斎藤さんが、Facebookに合宿の感想を書いていただけました。ゼミの在り方として忘れてはならないことですので、ここでも紹介させていただきます。

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今日は、玉置ゼミ合宿のお手伝いでした。
例年、この合宿からグンと結束が強まる玉置ゼミです。

私の役割は、面接練習でのアドバイス役です。
今日が初めての練習とのことで、まだ考えがまとまっていない様子でしたが、それぞれに伝えたいことに思いがこもっていて、教職に対する熱い気持ちを感じました。
これから仲間と議論し、練習する中で、どんどん言葉が磨かれていくことでしょう。
大所帯の玉置ゼミの良さを生かして、自分の言葉がどう伝わるのかを見てもらったり、仲間が気づいていなかった視点を教え合ったりできるといいですね。
自信をなくしたときに、励まし合って支え合うことができるのも、玉置ゼミの伝統的な良さです。
5期生もその伝統を引き継いで、これから半年を仲間と悔いのないように過ごしてほしいなと願っています。

また、玉置ゼミのもう一つの伝統である「恩送り」
今年も、4期生が先輩として合宿に参加してくれました。
昨年、自分たちが受けた恩を、後輩のために受け継いでいく。
こうして感謝の思いを循環していくのも、本当に素晴らしい伝統だなと思います。
私も、参加させてもらうと、自分自身を振り返る機会になります。ありがたいことです。
この感謝を、また次の機会に恩送りしていこうと思っています。
 

12月4日4期生ゼミ活動 井上君の授業記録(加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は12月4日に行われた4期生ゼミ活動の井上君の模擬授業について書きたいと思います!

 今回井上君は理科の授業を行いました!今まで理科の授業をしてきたゼミ生はいなかったので、そこに挑戦できる井上くんの学ぼうとする姿勢が素晴らしいと感じました。

 授業では、導入で蜻蛉の読み方を、子どもたちが知らないことを前提に聞いているところや教師力アップセミナーの野木森先生のような、子どもたちが、この授業を受ける意味を見つけ出せる目当てへの持ってき方は、さすがだなと感じました。

 玉置先生からは、この授業は学力形成もできているとお話を頂きました。学力形成は、授業を作っていくにあたって大切なことであり、今後も大切にしていかなければならないことなので、私自身も今日指導を受けたことをもとに授業を高めていきたいと思いました。

授業を終えてのゼミ生からの意見は、
・字を書ききる。走りが気になってしまっている。
・個人で書かせるのではなく、全員に書かせた方が実感があるのではないか。
といった意見が出ました。

 このように意見を共有する時間こそ、模擬授業の意味があると思うので、やって終わりとならないよう、今後も学び続けて行きたいと思います!

 玉置先生、ご指導ありがとうございました。井上くん授業お疲れ様でした!(加藤諒太)

12月4日 4期生ゼミ 模擬授業の反省(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は12月4日のゼミで行った、模擬授業の反省について書きたいと思います。

 私は小学校3年生の理科の授業を模擬授業で行いました。内容は、こん虫の体の仕組みを知るものです。今回の授業では、ネットに上がっている指導案から、自分が使いたいと思った技術や、展開の仕方を抽出し、自分なりにアレンジを加えて授業をしました。ゼミの皆や、玉置先生からは子どもに力をつけることのできる授業になっているという言葉を頂くことができ、よし!という気持ちを持ちましたが、まだまだもっとできた反省点もいくつか残りました。

 まずは、子どもを前に出して、何かしてもらった後の声のかけ方です。私はトンボの絵を1人当てて、前に出て描いてもらいました。その時の声のかけ方が良くなく、受け取り方によっては、出てきた子どもが良い思いをしない声のかけ方をしてしまっていました。そのことをアドバイスの際に指摘され、教師の言葉1つ1つ本当に気をつけて、全て見られていると思って、発しなければならないと思い、日頃からも意識していきたいと思いました。

 次に、黒板の字です。私は走り書きをした時、字がきちんとした形になっていない場合があります。それが今回、黒板でも出てしまっていました。たとえ急いでいて、早く書きたい場合でも、意識して、丁寧に書くようにしようと思いました。また、黒板で字を書く練習ももっとしていこうと考えました。

 今回で私の模擬授業は全て終わってしまいましたが、成長した点と、課題が分かり、とても充実したものとなりました。この素晴らしい環境で学べる時間もあと少し!ここでの時間を大切にしていきたいです!(井上)

20191221_5期生合宿1日目(玉置)

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 12月21日、22日は、玉置ゼミ恒例の合宿です。5期生は1期生と同様に長良川スポーツプラザで開催です。

 1日目は卒業論文にとりかかるための書籍読みから。夜は工夫ある懇親会。楽しみました。(玉置)

12月4日4期生ゼミ 鏡味さんの模擬授業記録(山田)

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 こんにちは!4期生の山田です。今日は先日行われた4期生ゼミでの鏡味さんの模擬授業について記録します。

 鏡味さんは、6年生の社会科の「世界に歩み出した日本」という単元で模擬授業をしてくれました。鏡味さんは現場の先生かと思うくらい落ち着きがあるのですが、落ち着きはもちろん、柔らかさがある中にも明快で聞き取りやすい声や話し方、黒板の綺麗さをわたしは常日頃から真似たいなあと思っています。今回の授業でも、わたしが憧れている部分がとってもよく出ていて、安心して最後まで授業を受けられました。

 また、「〇〇はどこかプリントに指で押さえてごらん?」「同じこと書いた人?」と問いかけるような、授業テクニックが自然と使えているなあと感心しました。

 みんなからは、
・課題の位置はやはり左上にした方が見やすい
・同じ発問を違う言い方で指示してしまっている場面があった
・解説を一気にしてしまうのではなく、小さく小分けにすると伝わりやすいのでは
 といった意見が挙がりました。

 玉置先生からは、授業中、子どもに発言を求める際の言葉についてコメントをいただきました。

 私たちは、つい発表の場面で「〇〇を発表してくれる人はいますか?」と無意識に子どもに聞いてしまいます。しかしこの聞き方は適切では、どこか子どもに発表してもらう感があり、つぶやきにくく発言が出にくい雰囲気になってしまうという意見が4期生からも出て、なるほどなと感じました。

 その後の話し合いでは、子どもに意見を求める場合は「気づいたこと(考えたこと)はあるかな?」という聞き方がよいのではという結論に至りました。他の先生方の授業を参観させていただく際にも、問いかける言葉に注目してよりよい言い回しを探求していけたらなと思います。

 次回はわたしも模擬授業をするので、鏡味さんに負けていらねないなあと思います!また、だんだんとみんなの授業を見る目が肥えてきているので、指摘されることを恐れて当たり障りのない授業をしてしまいそうになるのですが、指摘してもらえる環境にあることに感謝して自分の中で挑戦したと言える授業案を作って次回のゼミを迎えたいなと思いました。(山田)

12月4日4期生ゼミ 模擬授業の反省(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、12月4日にゼミで行った模擬授業の反省を書きたいと思います。

 私は、小学校6年生の社会科を模擬授業で行いました。単元は「世界に歩みだした日本」、内容は、どのような不平等条約があるか、どのように不平等条約を改正したかというものです。ゼミで行う最後の模擬授業なので、たくさん考え、調べ、教科書を何度も読み返して授業を作りました。その甲斐があって、先生やゼミの仲間から「良い授業だったよ」と言ってもらえた時はとても嬉しかったです。

 ゼミの仲間からアドバイスを2つもらいました。

 1つ目は板書での課題の位置です。私は課題を下の方に書いてしまいました。課題を全員が見やすい位置にしておくことで、子どもたちが何を解決すべきか明確になると分かりました。

 2つ目は指示を何回か変えてしまったことです。私は最初に、「気づいたことを書こう」と指示を出し、2回目は「考えたことを書こう」と指示を出してしまいました。指示は統一しなければ子どもが混乱してしまいます。今後気をつけていこうと思います。

 玉置先生からは、「発表できる人?」と聞くのは発表しない人が自分のことを「できない人」と思い、嫌な気持ちになるのではないかという意見をいただきました。確かにその通りだと思いました。しかし、それに代わる良い案が私の中ではありませんでした。これから見つけていきたいと思います。

 ゼミで行う模擬授業は、たくさんの学びがあり、とても良い機会です。学んだことをきちんと整理して、4月からの教員生活に生かしていきます!玉置先生をはじめ4期生のみんな、本当にありがとうございました!(鏡味)

12月7日授業深掘り、教育と笑いの会での学び(酒井・鏡味)

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 12月7日に開催された「授業深掘り、教育と笑いの会」での学びを酒井と鏡味が書きます。

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 この頃おでんが食べたいと思う日が増えたなあと思う5期生の酒井です。

 今回は12月7日に12回目が開催された教育と笑いの会で学んだことのうち午前中の部でのことを書かせていただきます。(後半についてはまた改めて書かせていただきます!)

 会は「かぼちゃのつる」をいう資料を使って行われた山田先生の道徳の模擬授業から始まりました。私はその授業に子ども役として参加させていただきました。受けていて、小学校一年生対象であるにも関わらず、気がついたら大学生の自分たちが本気で授業に向かっていました。なぜだろう、と授業を振り返ると自分では思いつかないたくさんの工夫がこらされていることに気がつきました。

 例えば、主人公のかぼちゃの立場だけでなくその周りを取り巻くはちやちょうなどの登場人物にも目を向け、考えさせていました。それが様々な立場に立って多角的に考えることにも繋がっており、物語の中の悪者探しにならないようになっていました。

 さらに、主人公の弱い部分を感じる行動についてお話上の事実だけではなくその理由を想像させて、仲間と交流したのに焦点を絞って考えるように進めていらっしゃいました。スムーズな流れで価値に近づいていきとても驚きました。

 道徳は心を育む教科ではあるものの心情より手立てを考えてしまう授業は恐らく少なくありません。しかし、山田先生は子どもの意見をただ受け止めるのではなく理由を問い返したり、あらかじめ用意した発問を用いたりして何度も揺さぶりをかけていました。これによりいわゆる「いい答え」を出せばいいんだな、という子ども達の思考を深い考えに変えていました。そこで今まで揺さぶりの発問の存在は知っていたものの本質を理解してなかったことに気がつきました。

 ロールプレイについても新たなことを学びました。なんのためにロールプレイをするのか、この会に参加するまでは楽しくするためだとか、座っているだけで終わらないようにするだとか、全員が話す場を作り出すためだとか思っていました。これらはロールプレイをするという行為の良さではあるかもしれないけれど、とても浅はかな捉え方だったと山田先生の授業を通して思いました。気持ちが高まった状態でやるからこそ子どもから本音を引き出せて、見ている児童のつっこみたい気持ちも高めて、演者だけでなく周りをまきこんでいくロールプレイを目指すべきだと感じました。ロールプレイについては誤解していたこともありました。先生は入ってはいけないと思っていたのです。

 しかし、子ども同士で行うは難しいのが現実であるため、先生が入ることで初めて意図的にすることでキーワードとなるものが出てきたり、問題がみつかったりする意味のあるロールプレイになるのです。ロールプレイの時間を設けて満足していてはいけないことを改めて感じました。

 道徳は大学の講義においても実習中も指導案や授業が難しくなかなか手が進みませんでした。ですが、私にとって好きな教科でもあります。自分の強み、腕の見せ所であり、教員になったらこだわりたいとも思っているのでこれからの道徳教育について学んでいきたいです。

 素晴らしい学びを得ることができたことをこの会に参加できたことを本当に有り難く思い、会に関係していらっしゃる方々にこころから感謝しています。本当にありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、東建ホールで行われたセミナーに参加してきました。午前は山田貞二先生の道徳授業の深掘り、午後は教育と笑いの会という内容の濃いセミナーでした。

 今回は、そのセミナーでの学びを2つ書きます。

 1つ目は、道徳の揺さぶり発問についてです。今回、山田貞二先生が行う道徳の授業に生徒役として参加しました。その中で、先生にたくさんの揺さぶり発問を受けました。その揺さぶり発問があったことにより、私たち生徒は授業の中で深く考え、議論することができました。

 山田貞二先生は、揺さぶり発問をするためには、常に教師の中で、「なぜ?」「どうして?」の意識をもつことが大切だと仰っていました。また、先生は、以下の3つの方法で揺さぶり発問を作ると仰っていました。
(1)子どもが発言をした際、不十分な時に行う
(2)子どもが発言したことの確認のために行う
(3)あらかじめ補助発問として用意しておく

 揺さぶり発問があることで、子どもたちは、より価値について考えることができます。今回教えていただいたことを参考に道徳の授業の発問を考えていこうと思いました。

 2つ目は、笑いが溢れる学級を作るためには、まず教師が笑うということです。子どもは教師のことをよく見ています。教師がたくさん教室の中で笑うことで、「ここはたくさん笑っても良い場所」と子どもは感じます。まずは、教師がたくさん笑い、笑顔でいることが大切だと学びました。

 私は4月から教壇に立ちます。たくさんの失敗があると思いますが、どの先生よりも笑顔でいることを心がけて教壇に立とうと思います😊頑張ります!

 今回のセミナーでも多くの学びがあったのと同時に、4月から頑張らなければいけないと身が引き締まりました。玉置先生をはじめ、関係者の皆様本当にありがとうございました。(鏡味)

12月7日 授業深掘りセミナー&教育と笑いの会に参加して(安部・小谷川)

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 こんにちは。4期生の安部と、準ゼミ生の小谷川です。先日、教育フォーラム、教育と笑いの会に参加させていただきました。学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは。4期生の安部です。私は先日、ゼミの模擬授業で道徳をやらせていただき、あまりうまくいかなかった経験があります。ですから、今回の山田貞二先生の授業がとても楽しみでした。

 対象は小学校低学年、資料は「かぼちゃのつる」でした。この資料は、かぼちゃさんがみんなの言うことを聞かずにどんどんつるを伸ばしていって、最終的にトラックにつるを切られてしまうという内容です。

 学んだことはたくさんありますが、ここでは2つに絞って書きたいと思います。

 まず、1つ目は、自然にかぼちゃさんの気持ちになって、考えられたということです。この話を聞いたときに、多くの人が感じるのが、「かぼちゃさんは悪い、かぼちゃさんみたいにはなりたくない。」というような感情だと思います。

 しかし、この授業はものの善悪を判断するものではありません。わがままを言わず、節度や節制を守った生活をするためにはどのようにすればよいかを判断する授業です。山田先生は最初の発問「かぼちゃのことをどう思いますか。」で話し合いのテーマを見つけさせ、それ以降はかぼちゃさんと自分を重ね合わせられるような発問、授業展開を工夫されていました。私たち大人でさえも、自然にかぼちゃさんの気持ちに入り込めたこと、本当に素晴らしいと思います。自分が子どもたちに実際に授業をする際にも、子ども一人一人の最後の振り返りから、自分ごととし捉え、考えられているか、それを基準に自分の授業を評価したいなと思いました。

 2つ目は、役割演技で子どもの言葉を引き出すということです。以前、玉置先生は「役割演技はあまり意味がないのではないか」ということをおっしゃっていて、子どもからしたら演技をする楽しさというだけで、あまり意味がないかもしれないな、ということを私も感じていました。

 しかし、山田先生が今回された役割演技は子どもの本音が引き出されていて、とても意味のあるものだということを感じました。先生が今回、実践されていたのは、かぼちゃさんの気持ちを直接問う、インタビュー式でした。これは初めて見た方法でしたが、子どもが素直に気持ちを引き出せる、とても良い方法だなということを感じました。

 私自身、最近、道徳の授業で悩んでいて、どれだけ準備をしても、授業後にどこかすっきりしないのはなぜだろうとずっと悩んでいました。しかし、最初に山田先生がおっしゃっていた「道徳はLiveである、目の前の子どもと一緒に考えるスタンスでいくのが大切」という言葉が全てを解決してくれたような気がします。自分の中でまだまだ研究が必要な道徳ですが、最終的には目の前の子どもと一緒に考えていくという考え方を根本に置いておきたいと思います。

 教育と笑いの会ではたくさん笑って、学びもありました!長丁場の1日セミナーでしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。

 玉置先生をはじめ、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました、教育学部4年の小谷川です。今回は12月7日にありました教育と笑いの会について書かせていただきます。

 午前の山田貞二先生道徳の授業は私たちゼミ生が生徒役として参加しましたが、小学1年生向けの教材であったのにもかかわらず、とても考えさせられるような授業になっていました。なぜそのような授業であったかにはいくつかの授業のポイントがあったのですが、一番に多角的に場面を捉えさせてから具体的な解決策を考えさせていたからであると思います。

 道徳の授業では自分自身に置き換えて考えようとしても、やはり教材の主人公の行いと自分は分けて考えがちであり、これは善い行い、これは悪い行いと善悪に簡単に仕分けて綺麗事で終わってしまいます。なので今回の道徳の授業での善悪を混ぜ合わせ、多角的に心情を捉えさせる方法はとても道徳的に感じ、教材の見方について学び得ることができました。悪者の心情に焦点を当て、悪者は悪者扱いをされているだけで真っ直ぐな思いがあるという意識をもたせることによってこんなにも教材の見方が変わるものなんだと感じました。これからの教材研究にその意識を取り入れていきたいと思いましたし、また今まで扱ってきた教材も違う解釈で見れるのではないかと思ったので、見返してみようと思います。

 またこのような心情を捉えさせてから具体的な解決策を考えるというのが国語にはない要素であると思います。これによって登場人物を自分の中に落とし込むことができるので、ゼミ生である私たちもとても深く考え込んでしまいました。とても道徳の授業をすぐにでもしたくなるような、本当に学びの多い模擬授業を受けることができました。

 午後では教育と笑いについて色々な話を聞くことができました。教育には笑いは必要なのか、それについての先生方の話し合いはとてもおもしろく、様々なエピソードも聞けて、笑いもありとても楽しかったです。

 私自身学校であったり部活であったり、様々な場所に所属してきましたが、先輩後輩など関係なくくだらない話を多くしてしまいます。たまにゆるすぎるのではと思う場面もありますが、そのおかげかどこのグループよりも打ち解けあっていて、お互いが素直に意見を言い合えるという雰囲気が形成できています。他のグループの子から仲良くてなんでも言い合えて謎に団結があって羨ましいという声をよくもらったりします。そのような内容がシンポジウムの中でも取り上げられており、今まであまり意識はしてこなかったのでとても納得しました。

 笑いは様々なことに影響を与え、信頼関係を構築させていく柱となるものであると改めて思いました。きっちりしっかりやっていくことももちろん大事ですが、少しくずれたやわらかく温かい笑いがある場所こそが本当の自分の居場所になっていくのだなと思います。自分だけではなく、周りの人もここが居場所だなと思えるような温かい笑いの絶えない雰囲気をこれからも大切にしていきたいと思いました。

 とても多くの学びを得ることができました。ありがとうございました。(小谷川)

11月27日 安藤さんの模擬授業記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。安藤さんの授業記録を書きたいと思います。

 今日の発表は3人とも本当に素晴らしかったです。授業後のゼミ生からの助言もとてもレベルの高いものでした。前回、玉置先生に喝を入れていただいたこと、本当に感謝しています。

 さて、安藤さんは小学校2年生の道徳の授業を行いました。教材名は「およげないりすさん」でした。

 導入で、登場人物である、かめ、白鳥、りす、あひるを提示し、「この4匹で仲間外れはどれか」という発問をしました。小学校2年生を意識して、子どもの頭に登場人物がすんなり入ってくるようにする工夫が素晴らしいなと思いました。

 玉置先生からいただいた助言は以下の3点でした。

1.「島で遊んでいた3匹はどんな気持ちですか」という発問は3匹の気持ちを教科書から読み取るという意に聞こえる。子どもが教材から自分ごととして考えられるような発問の言葉を考えることが大切である。

2.道徳の授業ではまず、自分だったらどうするか、行動を考えさせる。その後、どうしてそのような行動を取るのか、意図を問うことが大切である。そうすることで、行動の裏にある気持ち、何でそのような行動をする必要があるのかを子どもから出させることができる。今回の教材であれば、「自分がかめさんだったらこのあとどうしますか」という行動を考えさせる。その後、「どうしてそんなことするの?」と問うことで、「りすさんもかめさんたちもみんなで仲良く遊べるようにしたいから」という価値に迫る言葉が子どもの口から出るはずである。

3.今回は仲間外れにしてしまう、かめさんに寄せていったが、仲間外れにされるりすさんの気持ちに寄せていくのも一つの方法である。りすさんの立場を考えさせることで、仲間外れにされる側の気持ちを考えられる子どもに育つのである。

 低学年ほど道徳の授業は難しいのではないか、最近私が感じることです。模擬授業の発表を通して授業について深く考えるきっかけになります。安藤さん、素敵な授業をありがとうございました。(安部)
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