2021年5月3日仕事日記

 例年ならGWで、TVで各地の観光地や高速道路での混雑情報が流れてくるが、このような事態となり、そういった情報はいっさいなし。そこで、ふと気づいたことがある。例年、自分のGWは追い込まれている仕事を処理する稼ぎ時で、国内外でのんびりしている人たちなどの情報を見ると、仕事に向かっている自分が情けなかったが、今年は皆さんがステイホームであることを思うと、例年のような気持ちにはならない(笑)。ということで、今日も仕事と読書に集中。

 本学も今のところ16日までの講義はオンラインが基本(ゼミは対面可)なので、今週6日、7日の講義の指示をユニパで設定。とはいえ、新システムの理解はまだまだで試行錯誤。これでよいのだろうか状態(泣)。

 「教育課程論」も「教師論」も「生徒指導論」も、昨年度、必死に作った動画や講義資料があるので、それを再確認。そのまま使っても問題ないことを確かめて、オンラインで講義を行う時間帯の指示も含めて設定完了。あとは、この指示が学生に届いていることを祈るばかり(笑)。ひょっとしたら講義連絡メールがいくつも着たという学生がいるかもしれないが、そこはシステムに不慣れであることでお許しを。

 小学校教育実習事前指導の中で、「教育実習生としての授業技術」をオンデマンド型講義する役割があって、その動画収録。ネットに上げるところまで完了。

 積ん読状態だった「“先生の先生”が集中討議!2 子どもも教師も元気になる「あたらしい学び」のつくりかた」を読了。この中で赤坂真二先生が述べておられる「レジリエンスを高めるために」の項は、ゼミで読み合い、話し合いたいと思い、さっそくゼミ生へ連絡。教育実習を終えた6期生とこれからの7期生の感想に違いがあることを予想。自ら楽しみを作って満足。

 「GIGAスクール はじめて日記  — Chromebookと子どもと先生の4カ月」も読了。ここのところ、一人一台端末活用に関わる書籍をかなり購入したが、この本は一人一台端末が入ってからの4ヶ月の子どもたちの様子や教師の仕掛けが豊富な写真も添えてあってわかりやすく、研究者の立場からの意義づけもされていて、GIGAにどう向き合っていけばよいかがとてもよくわかる内容。指導的立場としても大いに役立つ本だと判明。

 志賀内泰弘さん著の「はじまし、はげまされ 人生にエールを」を読了。早くゼミ生にプレゼントして、読んでほしい本。
 
 今年度の本学教育フォーラムは、オンラインで行うこと(6月6日、日曜日、午後)がすでに決まっているが、その案内ができていない。フォーラム実行委員長としての焦りあり。今日はとりあえずチラシ案を作ることを目標として取り組む。始めは過去のフォーラムチラシをもとにしていたが、それはプロが作ったもの。とても同じようにできないと思い、作戦変更して、それなりに見栄えがするところまできたと判断。あとは大学広報に助けてもらうしかない状態。まあここまできたのでよし!としたい。

 研究室HP記事は、今井さんの『木洩れ日に泳ぐ魚』の書評。読むことも書くことも楽しんでいる今井さん。羨ましい。

『木洩れ日に泳ぐ魚』(今井)

 こんにちは。「本よ、血となり肉となれ。」のコーナーです。私が最近読んだ本の感想をお話したいと思います。ラジオっぽく、コーナーの名前をつけてみました。結構良い名前をつけられた気がします。お気に入りです。

 『木洩れ日に泳ぐ魚』は、恩田陸さんの作品で、1組の男女の最後の夜が描かれています。

 物語が男と女、それぞれの目線で進行していく点がこの本の魅力であると私は思います。男の目線で時間がある程度進み、それと同じ時間が女の目線からもう一度描かれるのです。これによって、人間と人間の微妙なズレやすれ違いを感じることができます。読者である私たちは、男が女をどう見ているのか、反対に女が男をどう見ているのかの両者の目線が分かり、自分で2人のズレやすれ違いを感じることができるのです。

 この本に出てくるズレは、感じていても、普段言葉にすることってないよな、というくらい些細なズレなのです。でも、自分たちの今後の行動や態度には大きく影響することで、これによって事件が起きたり、起きなかったりするような、そんなズレを感じながら、読み進めていけます。

 私なりに例を挙げるとこんな感じです。

 今日は、何をするにもやる気が起きない。この部屋から出て、外の風に当たって、気分転換をしよう。
 「今日の夜ご飯は、外に食べに行こうよ。」
 「今日は、家でゆっくり食べよう。僕が作るよ。」
 「ありがとう。」

 彼女は、とても疲れている様子。外に出るより、家でゆっくりした方がいいだろう。今日は、いつもの感謝を込めて、僕が夜ご飯を作ろう。

 2人のズレを感じていただけましたか?ネタバレしないようにしないようにと思いながら、記事を書いていたので、とてもまわりくどい文章になってしまったかもしれません。『木洩れ日に泳ぐ魚』は、私の好きな雰囲気の本でした。恩田さんは、なぜこの本のタイトルをつけたのか、気になりますね〜。(今井)
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2021年5月2日仕事日記

 PTA役員となられた学事出版の戸田さん。ラクイチで大変お世話になったので、僕と斎藤早苗さんの共著「『愛される学校』の作り方 −悩める校長とPTAを救う!実践とノウハウ」を送付。3月末で退職された岩田さんへお心遣いをいただいたお礼の葉書投函。

 6月20日オンライン開催の「EDUCOMフォーラム」の進行案作成。この日、僕は終日、すべてのセッションの進行役を仰せつかっている。20分間がワンセッションで、その数は10。同時開催のセッションは事前録画をして当日を迎える。

 さらに名古屋市教育センターの藤谷部長と懇談した映像に貼り付けるテロップ案作成。5分を基本として撮影したコンテンツ。それぞれの内容がしっかりつかめるフレーズを熟考。

 7月発刊予定の「WHYでわかる!HOWでできる!中学校数学授業アップデート」のゲラ校正の再確認をして校正紙投函。「はじめに」も精読して、少し手を入れて編集部へ送付。

 研究室HP記事は7期生・池戸さんの「積み重ねること」。先日の「いのちの授業オンラインセミナー」の運営者としての記事。とても大切なことを改めて記事にしてくれた。今日も皆さんに読んでいただきたい記事!ぜひどうぞ。
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「働き方改革時代の校長・副校長のためのスクールマネジメント・ブック」が4刷

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 おかげさまで、拙著「働き方改革時代の校長・副校長のためのスクールマネジメント・ブック」が4刷となります。みなさま、ありがとうございます。

<明治図書サイトでの本書の紹介文>

 変える勇気とポジティブ思考で、真の「働き方改革」を実現する

 学校における「働き方改革」には、単なる労働時間の短縮に留まらず、教職員の充実感や達成感向上という視点が不可欠。数々の学校改革を断行してきた著者が、「思い込み業務」を大胆にカットし、教職員のモチベーションを劇的に引き上げるマネジメントの秘策を伝授。

積み重ねること(7期生池戸)

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 今日は【いのちの授業】の実践者鈴木中人さんと玉置先生、玉置ゼミによるセミナー【いのちの授業】の第1回目でした。まずは第1回目がこのような素晴らしい学びの機会となったこと、第2回、第3回へのよい架け橋となったことが運営側に携わらせていただいた身として凄く嬉しいです。

 それぞれ立場が違うからこそ生まれる様々な視点からの疑問や感想をもとにいのちの尊さについて考えた2時間。セミナーに参加してくださる皆さんが少しでも私たちのやりとりを見て命の尊さを実感してくださったのならば第1回となる今日のいのちの授業は大成功だったと思います。 

 そして私自身もいのちの尊さと向き合う大事な時間でした。今日のセミナーでもお話させていただきましたが、私自身命の尊ささを実感する出来事を中学生の時に経験しました。たった9人しかいない同級生の1人を病気で無くし、立ち直れない時期がありました。生きるとは。死ぬとは。命の尊さを実感すると共に周りの同級生や先生たちがが泣き崩れる光景が今でも蘇ります。だからこそ、いのちの尊さを知ってもらいたい、教師になったらしっかり伝えていきたいと強く感じます。

 しかしやはり踏み出すのに勇気が入ります。生徒を傷つけるためにいのちの授業をするわけではないからです。こんな私の悩みに鈴木さんは「いのちを学ぶことは楽しいことだけじゃない。時に暗くて辛いことを学ぶ。これが生きると言うこと。いのちの授業は積み重ねて行くことが大切なんだよ」という言葉をかけてくれました。

 まだまだ教師を目指す未熟な私たちには不安ばかりです。でもこれは現場で働く先生方も子供を持つ親さんたちもみんな同じだと言うこと。だから今日の学びがこれからの自分に生きてくるんだ。と実感しました。今日の感想をみんなと今すぐ共有し合いたいと思うほど有意義な学びでした。

 さて残り2回、今日の学びがここからどんな展開になるのか私自身すごくワクワクします。今日参加された方はもちろん、もっとたくさんの人にこのいのちの授業を受けて欲しいです。そして一緒に考えたい。いのちの尊さを。(7期生池戸)
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2021年5月1日仕事日記

 今日から5月。今年度も激動の4月。持ちこたえた我が身を褒めている朝。

 日本教育新聞2021年5月3・10日号の「提言」に拙稿掲載される。「GIGAスクール構想案ずるより産むが易し 校内で火付け役見つけ、まずは端末の活用」と題した提案。

 14時から、ある市会議員さんに情報提供を求められて「GIGAスクール構想」について話す。また近隣のICT活用状況を知らせる。さらに遠隔教育、こまきこども未来館の私が考える本質も伝える。1時間30分ほど。良い意味で情報を活用してもらえることを祈念。

 ネット環境変更にしたことで、思わぬ再設定が発生して一苦労。まだまだこうしたことが続くと覚悟。気分転換にサブテーブル上の配置変更。この連休中に積み上げた書籍をなんとか低くしたい。

 PC内部ファイルやメールも整理。クラウド化をいよいよ加速しようと決意。

 研究室HP記事は、7期生・今井さんのご存じエッセイ。「遅延、、、」。重たい内容で、まさに同感。

遅延、、、。(今井)

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遅延、、、。(今井)

 みうのひとりごと。

 電車通学のお供といっても過言ではない、「乗換案内」アプリ。とても便利。でも、最近このアプリを好きになれない。

 出発駅と到着駅を入力し、検索をかける。黄色の三角形の中にびっくりマーク、目を刺激する赤い文字。心臓が一回大きく鳴った。

 恐る恐る、赤い文字を触ってみる。目が痛い。漢字4字。「人〇〇故」。たった4文字で、こんなにも人を不快に不安にさせられるのか。悲しみと怒りが同時に込み上げてくる。心臓の鼓動が速くなるのを感じた。

 今週だけで2回。
 
 なんで、今日だったの。
 
 どうしてその1歩を踏み出してしまったの。

 どうしたら私はあなたを助けることができた?

 もし私が、芸能人だったら、昨日あなたが観ていたテレビの中に登場して、運命を変えられた?

 ラジオのパーソナリティをやっていたら?

 作家だったら?YouTuberだったら?

 どれだけ考えても、追いつくことはできない。

 ひとりでも多くの一歩を止められるように、追いつけるように、私は今を生きる。(今井)

2021年4月30日仕事日記

 今日中に完了しようと決めた新刊「WHYでわかる!HOWでできる!中学校数学授業アップデート」のゲラ校正。7月には発刊予定。精読をしながら確認。編集の矢口さんがしっかり見ていただいているので、修正はわずか。予定通り完了。家内にも点検してもらい、明後日には投函できる見込み。

 11時頃から6期生オンラインゼミ。休講なので開催を躊躇したが、良いペース、良い内容でゼミが行えているので、リズムを崩さないようにzoomで開講。

 今日は予告通り、GIGAスクール構想をテーマに論議。拙著「学校を元気にする次世代学校ICTシステム活用術」を渡したこともあって、1週間でかなりの知識を得てきた6期生。1週間前とは雲泥の差。ただし、理解不足の面もあったので、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を軸に講義。詳しくは中江さんの報告で。

 16時30分から7期生オンラインゼミ。7期生もまとまりを見せてきたので、ここで休講にしてはもったいないと考えて開講。

 僕はテーマだけを与えて、ブレイクアウトルームも使っての話し合い。テーマ出しに活用したのは、「教師の困った!を解決する授業術」。3つのテーマとも現場も踏まえた良い話し合い。詳しくは岡君の報告で。

 ネット環境を変えたことで、メールアドレス変更を余儀なくすることに。事前説明と違い腹も立ったが、変えるべきタイミングとなったと心大きくする。皆様、次のようになりますので、どうぞよろしくお願いします。

★ 重要事項 ★
今後は、大学個人アドレスへお送りください。今のアドレスでは受信できなくなります。ttamaoki@gifu.shotoku.ac.jpにお送りください。
 

4月30日7期生オンラインゼミ(岡)

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 みなさんこんにちは!急なゴールデンウィークの始まりに困惑しながら、なにか1つは頑張りたいという漠然とした目標だけは持ってる岡です(笑)。
 
 今日は、30日に行ったオンラインゼミのことについて書きたいと思います!大学が急な休講になってしまったことで今回はオンラインでゼミを行いました。

 今回は教育討論ということで、玉置先生が出してくださる教育現場でよくある悩みや難しい場面(書籍「教師の困ったを解決する授業術」から提示)について、みんなで考えて討論とするということを行いました。結論から言わせてもらうととっても難しかったけど、とても充実した1時間半になりました!

 まず、教育討論ということで、お互いに意見を出し合ったりするのですが、そこで価値観の違いが生まれてなかなか1つの意見にまとめることができないこともたくさんありました。

 そこで自分が持っている価値観が当たり前ではないのだなと知ることができて、とても貴重な体験でした。そこで人の意見を取り入れた上で意見をみんなで作っていくことは自分の考えの幅を広げることにも繋がり、今後はこのような視点も取り入れたいという気持ちになりました!
 
 次に難しかったことは、お題に答えがあるわけではないのでどれだけ議論をしてもデメリットが出てきたり、自分たちでは解決方法が思いつかないことがありました。これについては、社会に出るというのは答えのない問題に向き合うことであり、それは教育現場でも同様で答えのない問題に常に向き合っていかなければならないという意識が生まれました。これからも日々教育の問題についてはアンテナを張って考えていく癖をつけていくことが大切だと感じました。

 今日は大学が休講になってしまい1日なにをしていいかわからない1日になりそうでしたが、1日分の脳みそをフル活用できてよかったです!これからもゼミの活動で日々色んなことについてみんなで考えていきたいです!(岡)

4月30日6期生zoomゼミ(中江)

 こんにちは!6期生の中江です!4月30日のゼミでの学びを記事にします。

 今回のゼミはオンラインにて先週のゼミでの集団討論のリベンジをしました。(先週の集団討論については金子さんの記事をご覧ください。)

 先週の集団討論の練習では、玉置先生から「これでは発表会だよ。」とご指摘いただきました。今回も前回と同じ「1人1台のICT端末はなぜ必要か、どのように教育に活かしていくか」というテーマで討論をしました。それぞれがただ意見を言っていくのではなくて、他の人の意見に繋げて自分の考えを述べていけたのではないかと感じます。

 前回は知識が浅いために大切なキーワードも出ず発表会になってしまいました。知識に関してはやはり勉強しないことには定着するはずがありません。言葉の意味を知らなければなんとなくの会話になるのだから浅い内容に終わってしまいます。知識があるゆえにその話題について深く語ることができるのだと思います。

 また、今回の集団討論で気づいたことは、テーマとして何を質問されているのかをしっかり認識しなければいけないということです。今回であれば、「1人1台のICT端末はなぜ必要なのか」、「どのように教育に活かしていくのか」、この2つが問われていることになります。何を聞かれているのかを確認して答えなければ自分独自の意見を述べることになってしまうのではないでしょうか。聞かれていることが明確になっていれば話の論点がずれることはなくなると思います。

 前回の集団討論のゼミから1週間、6期生の仲間の討論の様子を見て「みんなしっかり勉強してきてる!」と感じました。私は討論でたくさん発言できたわけではないのでみんなに負けていられないなあと思いました。毎回思わされますが、やはりゼミは刺激になります!6期生の仲間とともにこれからも勉強に励んでいきたいと思います。(中江)
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