2021年8月6日仕事日記

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 今日は野口芳宏先生がいわれるところの「夏働き」の前半の締めくくり。午前、午後とも一宮市教育委員会から依頼を受けての研修講師。そのため尾西生涯センターへ。

 午前は教務主任対象で、「充実した現職教育で 学校を元気にするミドルリーダーの在り方」。午後は希望参加者対象で、「主体的・対話的で深い学びを実現させる授業法講座」。

 いずれも2時間ほどの講演。今日の野口先生が言われる一級の聴き手のみなさんの前で話すことができたので、こんな幸せなことはない。中でも大学同期の牧野さんが聞いてくれ、率直な感想を届けてくれた。ありがたいの一言に尽きる。

 また午後は7期生全員が参加してくれた。ゼミ生が聞いていると思うと、さらに力が入る。「心の天気」「学びの天気」は取り組んでいる立場の気持ちを発表してもらった。

 終了後は、超久しぶりの喫茶店での振り返り。ちなみに僕は会場から喫茶店までは地図を見て徒歩で移動十分とみて歩く。ところがトンデモナイ距離。主体的に自分で徒歩を選んだのだから文句は誰にも言えない。やはり主体的は大切(笑)。

 18時ごろ帰宅。ずっとテレビを見て過ごす。こんなことも久しぶり。

 研究室HPトップ写真は入れ替え。本日のセミナーに参加した7期生との写真。みんないい笑顔。ぜひご覧を。

 さらに先日の安城市での講演に参加した久野さんが学びをまとめてくれた。僕が一番伝えたかったことをコンパクトにまとめてくれた。こちらもぜひご一読を。

8月3日「安城市 教務・校務・情報担当合同研修会」での学び(久野)

 こんにちは!7期生の久野舞菜です。

 暑い日が続いていますが、皆さまお元気でしょうか?私は最近夏バテ気味で、アイスしか食べられません、、。(笑)水分・塩分をとりつつ、適度に運動して、夏に負けない体力をつけていきたいですね!

 さて、今回は、8/3(火)に参加させていただいた「安城市 教務・校務・情報担当合同研修会」での学びを記したいと思います。本セミナーでは、「ICTで安城の『学び合い』を創る〜ICTによる個別最適な学びと、協働的な学びの可能性〜」をテーマに、玉置先生から講話をいただきました。2時間という短い時間の中でしたが、たくさんのことを学び、深く考えさせられました。その中でも、私が特に大切にしたいと感じたものを挙げたいと思います。

 それは、“依存する力”を児童につけさせることです。学級では、教え合いの一つとして、児童にミニ先生を任せることがあります。そのとき、できる子が「教えてあげる!」とできない子に駆け寄るケースは多く見られますが、できない子が「分からない!」「教えて!」と助けを求めるケースはあまり見られません。学び合いには、後者の姿こそが大切なのだと教えていただきました。分からないときは、自力解決をしようとしても仕方がありません。困っている時間を増やすだけです。また、教えてくれる子を待っているだけでは、主体的な学びは生まれません。分からないときに、自ら他者を頼り、周囲に依存する力をつけることが大切なのです。

 そのために、教師としては、「分からない」と誰もが言えるような環境をつくることが大切だと思います。分からないことは、決して、隠すような恥ずかしいことではないこと。「分からない」と言って誰かを頼ることで、みんなで学びを深め合うことができるんだということを児童たちに伝えていきたいです。また、教師自身も、分からない問題にぶつかったときに、無理に自分の中で結論付けようとせず、児童と一緒に考えようとすることが大切だと感じました。「先生にも難しいな。みんな一緒に考えてくれる?」と投げかけるのです。教師こそ、「分からない」と言える見本でありたいです。

 今月末から教育実習が始まります。これまで玉置ゼミで学んできたことをぶつけて、たくさんの失敗経験を積んできたいと思います。そして、その経験を玉置ゼミに持ち帰り、新たな学びへとしていきたいです。(久野)
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2021年8月5日仕事日記

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 今日はいなべ市教育研究所主催のスペシャリスト直伝・教科研修「話し方講座」。いわゆる立川談慶師匠との二人会(笑)。

 早朝から師匠と対談するときのだいたいの流れを作成。これなら師匠に認めてもらえるだろうと思われる内容が固まり、さっそくお伝え。すぐに返信があって、このまま本にもなりますよ、というお褒めの言葉。

 気をよくして、久しぶりに高座セットをもって、いなべ市教育研究所へ向かう。10時30分ごろ着。

 ホールの舞台専属がおられ、マイクや照明チェックはあっという間。お囃子打ち合わせも短時間で終了。

 11時20分ごろから師匠が到着される12時50分ごろまでは、会議室で一人出番の段取り。

 談慶師匠到着。さっそく打ち合わせをして開演を待つ。

 13時30分から14時5分まで、僕が笑いの効用など久しぶりのまくらを話して、落語「親の顔」へ。

 続いて立川談慶師匠が、お願いしたようにまくらたっぷりの後、落語「井戸の茶碗」へ。

 15時10分ごろから16時まで師匠と対談。内容は以下のとおり。

・落語家になるには
・立川談志とは、談志に入門したわけ
・前座、二つ目、真打 
・修・破・離
・個性は迷惑だ
・独演会名人になるな
・聴くが9割
・間のとり方
・落語はワクチンでもある

 自分が楽しいのだから、皆さんの楽しいはず(笑)。終演後、二人でサイン会+書籍販売。

 16時45分ごろ会場を出て、帰路へ。18時ごろ帰宅。コロナ禍が激しくなったこともあり、対面からオンライン講演への切り替えができるかどうかの問い合わせが続き、その対応。さらに8月中旬から後半へかけての講演資料を早めにほしいとの依頼があって、その対応。お盆を含む休業がけっこうな日数あるためとのこと。  

2021年8月4日仕事日記

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 午前は長久手市立南中学校現職教育で講演。ナビを使っていながら、名古屋ICでルートを間違えて遠回り。とはいえ、ほぼお約束の時間に到着。やはり余裕は必要。

 南中は23学級もある大きな学校。先生方も多く、60名近い先生方に講演を聞いていただけた。演題は「学習評価で子どもを育てる」。中学校教材を多くして展開。いつも以上に先生方とやりとりをしながらの1時間30分。満足いただけた模様。

 午後の講演のために、東海市教育センターへ向かう。12時ごろには近くに到着。モスバーガーで休憩も兼ねてランチ。

 13時ちょっと過ぎに到着。参加申し込み者が100名以上あったとのことやコロナ禍であることもあって、ハイブリット型講演。とはいえ、僕は対面参加の30名ほどの方に向かって普通に講演(笑)。

 いただいた演題は「深い学びにつながる対話的な学び」。こうした切り口で講演をしたことはなく、再度勉強しなおして、深い学びを生み出すには、教師自身が深い学びのイメージを持っていること、深い学びを生み出すには良質な対話が必要であることなどを映像も入れながらのほぼ2時間。

 講演はオンラインで聞き、終了後にわざわざ会場に顔を出してくれたかつてのゼミ生、4期生の関口さんの近況を聞きたいと思い、喫茶店へ。僕の近況報告もしながらの四方山話。楽しい時間。

 18時40分ごろ帰宅。少し休んで、明日の立川談慶師匠との会の仕込み。明日は久々に着物を持参しての講演会のため、いなべ市へ向かう。

2021年8月3日仕事日記

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 午前は清須市立清洲東小学校現職教育講師で、清須市春日公民館へ。いつもの喫茶店経由で9時ごろ着。講演依頼内容を確認してプレゼン準備。

 演題は「主体的に学ぶ子どもを育てるために」。主体的な子どもの姿(授業のゴール)を自分自身がしっかりイメージして、そのための手立てを試みることを強調。最後は「心の天気」「学びの天気」を紹介。1時間30分ぴったりの講演。

 なるほど!という質問をいただいて、「ふりかえり」の大切さを強調する際に大切なことに気づかせていただく。本もたくさん買っていただいた。皆さんに感謝。

 終了後、安城市教育センターへ向かう。センター近くまで来たので昼食。

 14時から休憩10分間をいれて16時まで講演。演題は「ICTで安城の『学び合い』を創る〜ICTによる個別最適な学びと、協働的な学びの可能性〜」。

 まず「なぜ学び合い(協働的な学び)なのか」の問いかけから入る。随分前から学び合いに取り組んでいる安城だからこその演題をいただいたわけで、だからこそ、原点に立ち返っていただこうということから最初の投げかけを決めた。

 原点を押さえた後、サブタイトルの「個別最適な学び」の深掘りへ。「指導の個性化」「学習の個性化」とも、文部科学省文書をよく読むと、「主体性の重要性」に行きつくことを伝えて、ICTを活用した学び例を紹介。参加者が教務主任、校務主任、情報教育担当教諭なので、校内でICT活用を推進するための研修例も示す。初めは2時間は長いなあと感じていたが、終わってみると用意したコンテンツのいくつかが紹介できていなかった状態。

 終了後、12月に訪問する岡崎市立河合中学校の校長、教頭、教務主任と懇談。訪問に際して丁寧なご挨拶をいただき恐縮。

 17時少し前に会場を出て帰路へ。18時ごろ帰宅。明日の講演プレゼン確認や締め切りが迫ってきている原稿書きを少々。

 

2021年8月2日仕事日記

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 早朝から10時からの立川談慶師匠と山本さんとの新刊打ち合わせのための資料作成を必死。3時間ほどかかり、ギリギリ会議開始に間に合う、会議では早朝からの努力(笑)が実り、しっかり自分の考えを伝えることができた。ほぼ認めていただき、今後は編集の山本さんからのプロットを待つ段階に。楽しみがまた一つ増えた。12時までたっぷり打ち合わせ。

 12時30分から紀北教育研究所とzoom接続テスト。順調。

 13時30分から休憩を2回入れて16時20分ごろまで、紀北教育研究所研修講座オンライン講演(写真参照)。演題は「主体的・対話的で深い学びを生み出し学力向上をさせる教師の動き方」。

 20数名の参加者。ほぼ全員の方に指名発言をしていただくことができた。動画発信もスムーズでストレスなし。ありがたい質問があって、僕が言葉足らずであったところを補足できたことも嬉しい。

 17時ごろに大学経由で岐阜市教育委員会から、昨日の岐阜新聞掲載記事「コロナ禍で子どもの「うつ症状」深刻 タブレットに「天気記号」心の変化を見える化」を見て問い合わせあり。詳細を20分ばかり話して、資料をメール配信。こうしたすぐの反応も嬉しいこと。

 明日の午前は清須市立清洲東小学校現職教育で講演。午後は安城市教育センターで講演。両方の依頼内容とプレゼン資料の最終確認。安城市からの依頼を読み直すと、僕はその内容を大きく読み間違えていることに気づく。さっそく担当者に電話。確かめてみると、やはり僕のとらえ違いあり。明日までに資料を作り直すことを約束して、さっそく作業開始。23時ごろまでかかる。最終資料を見直してみると、以前に送った内容とかなり異なってしまった資料。最終点検をして本当によかった。最終点検は絶対に怠ってはいけないと心に刻む。もっとも読み間違えないようにすることが大切か(笑)。

 日本教育新聞2021年8月2日号に「先生のための『話し方』の技術」の書評が掲載される。こちらもありがたいこと。 

日本教育新聞に「先生のための『話し方』の技術」の書評が掲載される

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 2021年8月2日付、日本教育新聞に拙著「先生のための『話し方』の技術」の書評が掲載されました。ありがたいことです。

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 玉置崇・岐阜聖徳学園大学教授とスピーチコンサルタントの菱田さつきさんはこのほど、「聞き上手」「話し上手」になるための基礎・基本をまとめた「先生のための『話し方』の技術」(明治図書出版、写真)を発行した。
 自分が発した言葉を相手により円滑に伝えるために必要な知識や考え方などを具体的な場面とともに挙げたもので、教職員だけでなく管理職にとっても役立つ内容だ。
 菱田さんが執筆した基礎知識の章では、例えば雑談について、決して「雑」なものではないとし、「今ここを楽しむ」「自己開示をする」「アドバイスシーキング」など三つのポイントを示している。気負うことなく今この瞬間を楽しむ気持ちで語り始める、まずは自分のことを話してみる、相手にアドバイスを求めてみる―というものだ。話の分量は相手6割、自分4割を目安にする。してはならないこととしては、「ダメ出し」「マウント」「ジャッジ」を挙げる。
 良い対話の相手になるためのポイントでは、「どんなに口下手な人も、優れたインタビュアーの前では饒舌になれ」るなど本質を突いた指摘が続く。
 玉置教授は、自身の教職経験を踏まえながら、子どもに話す技術、教職員、同僚に話す技術、保護者に話す技術―を解説。
 教職員や同僚に話すときは、記憶に残るフレーズを入れる、助言をする場面では子どもとのやりとりを基に伝える、保護者に話すときは、「先生は我が子をよく見てくれている」と感じさせる、「保護者9割、教師1割」の配分を意識する、「いつ」を明確にする―といった技術を載せた。
 本書のまとめの部分には、「技術は才能ではなく、トレーニングで習得できる。技術は思いを伝えるために存在している」という趣旨の言葉があった。
 定価は1980円。問い合わせは明治図書出版(Tel03・5907・6668)。

2021年8月1日仕事日記

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 FBを見ていると、ワクチン接種での副反応の報告がけっこうある。自分は、2回とも腕が少し痛いなと感じただけで、2回目接種日は、原稿が一気に進んだという状況。自分は本当にワクチンが体に入ったのか心配(笑)。

 研究に関わらせていただいている犬山市立犬山中学校の依頼に対応。10月の研究発表会参加者へ、事前に(僕が考える)「犬山中学校研究発表会の注目点」を知らせておきたいとの依頼。ユニークな研究主任からの願いで、注目点を知らせる動画を作成。動画を見て参加された方が「なるほど!」と言っていただけるように、また「動画と違う!」と言われないように(笑)、犬山中の授業を見る時の視点が明確にできたと自負。校長、研究主任に完成報告メール。

 滋賀の北村遥明先生の虹天塾近江動画1時間半を視聴。とても良い刺激をいただく。高校の学科コースの生徒数を3倍近く増やされるなどの凄い成果を出されたこと、これまでの学びを生かして戦略的に、そして多くの皆さんを巻き込んでされたことは、本当に素晴らしい取組。プレゼンもうまくて、面白くて、様々な工夫もあり、感心するばかり。

 明日の午前中は立川談慶師匠と編集の山本さんと新刊の打ち合わせ。詳しいプロットを書き始める。

 

2021年7月31日仕事日記

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 岐阜新聞社会面に「コロナ禍で子どもの「うつ症状」深刻 タブレットに「天気記号」心の変化を見える化」と題して、「心の天気」のことが掲載されたことを知る。こうして価値を発信していただけることは、アイデアを出した人間としてとても嬉しい。

 日本教育新聞から依頼があった原稿を書くために、文部科学省国立教育政策研究所 生徒指導・進路指導研究センター発行の「生徒指導リーフ増刊号 いじめのない学校づくり3 基本方針を実効化する対策組織の構成と運用」を熟読。リーフで伝えたかった要点をとらえて原稿化。編集部へ送信。

 先日、恵那市情報部会の皆さんに行った「スクールライフノート 心の天気・学びの天気のよさを語る」のプレゼンはよくまとまっていて、伝える力があると判断。ならば現時点でこのプレゼンを使って説明動画を作っておくとよいと思い、その収録。19分40秒の動画完成。

 自宅新築してから15年近くなり、あちこちで不具合が出てきている。ここ1週間はエアコン故障。修理費と新品購入費を比較して新品に入れ替え。数か月前からこんなことが続いている。まあ仕方がないこととあきらめ。
 

岐阜新聞掲載 コロナ禍で子どもの「うつ症状」深刻 タブレットに「天気記号」心の変化を見える化 20210731

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 2021年7月31日岐阜新聞社会面に、「心の天気」活用の記事が掲載されました。以下は岐阜新聞webからです。

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 新型コロナウイルスの影響によりマスク着用や黙食などの制約が続く学校現場で、子どもたちの「うつ症状」が深刻化している。そうした中、岐阜県恵那市がタブレット端末を活用し、子どもたちの心の変化をつかむ「心の天気」システムを県内で初めて導入した。先行実施校で活用が始まっている。

 国立成育医療研究センター(NCCHD)が継続的に実施する「コロナ×こどもアンケート」によると、第4回(2021年2月公表)では小学4〜6年生の15%、中学生の24%が中等度以上のうつ症状が見られることが判明。第5回(5月公表)では先生への相談のしやすさが「減った」子どもが「増えた」の約3倍以上の51%に上るなど、心理的ストレスを抱える実態が明らかとなった。

 見えにくい子どもの心理を見える化するのが「心の天気」システムだ。タブレット端末を使い、「晴」「曇」「雨」「雷」の四つの天気記号から、児童生徒自身が今の気持ちに近いマークを選んでタッチする。毎日の履歴データから、児童生徒の心の揺れ動きに教員は早く気付ける。子どもにとっても負担感なくSOSを発信できる。

 システムは、岐阜聖徳学園大の玉置崇教授(64)の研究が基になっており、学校支援システムを手掛けるIT企業のEDUCOM(愛知県)が提供。大阪市の全小中学校のほか、名古屋市などで利用が広がる。県内では、玉置教授が恵那市のICT教育に関わることから、市内の全22小中学校で活用が決まった。

 先行実施校となった山岡中学校(同市山岡町下手向)は6月下旬から運用を始めた。抵抗感があったり、自身の平常心の状態がどのマークに当てはまるのか戸惑ったりする生徒もいたが、徐々に自分の心を客観的に捉えられるようになってきたという。

 システムには生徒自身がコメントを書き込める機能がある。教員からは「いじめなど深刻な相談は入力に時間がかかり、周りの目を気にする子もいる」として、生徒とやりとりする生活ノートを併用すべきといった意見があった。生徒が入力したマークは教員間で共有でき、「教員の指導力や経験年数の差に関係なく、複数の目でサインをつかめる」との意見も出た。

 市内の他校では2学期から活用を予定する。市教育委員会の山本晋平指導主事(49)は「マークを手掛かりに、どのように生徒の気持ちを引き出すかが重要。試行を重ねながらより良い個別指導につなげたい」と話す。
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