2023年1月7日仕事日記

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 早朝に目覚めて、千々布敏弥オンライン勉強会でのプレゼン再調整。EDUCOM発行の漫画「心の天気」のラフ案に1時間ほどかけてコメント。

 8時から30分間、千々布先生から「成功する教育改革の要件 (Fullan, 2007)」をお聞きする。特に「能力の不足が最初の問題であると仮定し、継続的に取り組む」「リーダーシップを活用し、優れた方向性を継続的に示す」「外部への説明責任と連動した内部説明責任の構築」の三項目が参考になる。

 8時30分から30分間、今年2回目の講演「学校を元気にするために心掛けたこと」と題して話す。その後、千々布先生に取組の価値づけをしてもらい、参加者からの質問を受ける。質問をいただくことで学びが深まる良い時間に。

 うなぎが食べたくなって、行き付けのお店へ。今日は長焼御膳を選択。いつもの美味しい味を堪能。

 14時から、オンライン「情報リテラシー連続セミナー@東北大学」に参加。今回は、「算数科における個別最適な学び」と題した東京学芸大学附属小金井小学校の加固希支男先生の実践を聞く。学習指導要領に記された内容をご自身の視点でしっかり解釈され、その具現化をする骨太の実践紹介で大いに参考となる。これなら「個別最適な学び」が学校現場で実践できると確信。

 13日に訪問する伊丹市立天王寺川中学校でのプレゼンづくり。要望を踏まえて、この学校が掲げている研究テーマの深掘りから始める展開とする。完成して担当に資料データ送付。

 最近はYouTubeで学ぶことが多い。今日も飛び込んできた動画に集中。まさにどこでもいつでも学ぶことができる時代を体感。

 19時30分から21時まで「学校&教育UPDATE Group」企画の「冬季アプデピック」と題してオンライン企画に参加。4名の方からの実践報告を受けて協議。この会もとっても濃い。

 研究室HP記事は、12月17日8期生合宿1日目シリーズの第4弾。前野さんが発信。坂本さん、稲田さんからからいただけた豊富な情報をうまく整理している。

12月17日 ゼミ合宿1日目の学び(前野)

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 こんにちは。8期生の前野です。12月17日にゼミ合宿の1日目が行われました。

 1日目はゲストに味岡児童館指導員の坂本陽さん、学校心理士の稲田康代さんをお迎えし、普段は中々聞けないようなお話をしていただきました。また、卒論のテーマ決めも行いました。今回はゲストのお二人からの学びを記事にしていきたいと思います。

 坂本さんは児童館指導員として働かれていますが、シンガーソングライターとしての一面もお持ちです。今回は坂本さんのお話を聞くと共に、児童館の子どもが作詞をした曲や坂本さんが児童館で子どもと関わる中で考えた想いを込めた曲を披露してくださいました。

 坂本さんのお話で印象に残ったのは、子どもが幸せであれる社会ならば児童館は必ずしも繁栄しなくてもいいというお話です。究極を言えば周りに子どもに向き合ってくれる大人がいたら児童館は必要ないと言うこともできるというお話でしたが、このお話の根底には子どもの幸せを第一に考えたいという坂本さんの想いがあるのだと思います。自分の仕事の前にまず子どもが幸せであるためにどのような環境が必要なのかを考えることは、教師としても第一に考えるべきことだなと感じました。

 稲田さんからは学校の中で気になる子どもへのアプローチ等について私達から質問させていただきながら学びました。稲田さんは0歳児からお年寄りの方までいくつかのお仕事で幅広い方と関わっていらっしゃるので、その豊富な経験から具体的に私達の困っていることに対してのアプローチを教えていただきました。

 特に印象に残ったのは一見普通に見える姿でも、発達障害がある子どもはその普通の姿でいるためにとても努力しているから、その姿をまずは褒めることが大切というお話です。発達障害の子どもは一度に複数のことを頑張ることが難しいので、姿勢がきれいなときは先生の話を聞けていない、反対に姿勢が崩れているときは先生の話を聞いているという場合があります。子どもが今何を頑張っているのかをしっかりと見極め、その頑張っていることを価値づけることで子どもが少しでも前向きに物事に取り組めるようになるのではないかと思いました。

 夜にはオプションツアーで玉置先生&8期生でご飯を食べ、玉置先生のご自宅へお邪魔しました!玉置先生の愛犬ナナちゃんにも会い、とっても癒やされました。朝から晩まで充実した一日を過ごすことができました!

 1日目はゲストの方のお話を聞き、書ききれないほどたくさんのことを吸収できました。これは玉置先生がゲストのお二人と私達を出会わせてくれた素敵な環境があってこそです。恵まれた環境に感謝しながら、その出会いを大切にたくさんのことを学んでいきたいと強く感じる1日目になりました。(前野)

2023年1月6日仕事日記

 早朝から昨晩までに届けますと宣言した「子ども理解活動」の提案文書作成。できるだけ全体像がわかるように記したつもり。少し遅れたことを詫びて事務局へ送信。一段落着いたので、いちご大福とバナナで朝食。

 8時45分ごろ家を出る。空腹感を覚えて喫茶店でモーニング。授業と学び研究所会議のためになごのキャンパスに向かう。

 9時45分ごろ着。10時15分から新年第1回目の会議開始。まずは僕から最新情報提供。その後、開発メンバーから重要情報が含まれる今後の展望を聞き、意見交流。僕は総論賛成で、現場からの反応を予想して意見出し。11時30分まで。昼食。

 13時から授業と学び研究所が当面の取組と考えていることの具現化のために話し合い開始。我がゼミ生下野さん、今井さんも宿題を仕上げての参加。EDUCOMに提案していく具体像がかなり見えてきた。企画者としては満足の2時間。

 終了後、キャンパス内の喫茶店で、ゼミ生と写真のように豪華デザートで振り返り。二人ともこの3月には卒業。今後、こうした時間が持てなくなるのは寂しい。

 帰宅。早朝に送付した「子ども理解活動」をある程度評価していただくコメントが届き、ほっとする。新刊本の見通しも立ち、ずっと肩の荷になっていたのが幾分軽くなった日。

 明日午前は、千々布敏弥先生から声をかけていただき「オンライン勉強会」で自分の学校運営を発表させていただく。そのプレゼンづくり。30分間に収めるために熟考。これでも多すぎるかもしれない(泣)。

 研究室HP記事は、8期生合宿1日目シリーズの第3弾。寺尾さんが濃厚な記事を書いてくれた。

 8期生・7期生にオンラインゼミ設定。堀田龍也先生のインタビュー記事を紹介して感想交流をしようと呼びかけ。締め切りを早めに設定。ゼミ生はびっくりするかな(笑)。
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12月17日 ゼミ合宿1日目(寺尾)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!!12月17日と18日は玉置ゼミ合宿でした。まずは17日に学んだことを書いていきます。

 この日は、卒論のテーマ決めをした後、坂本陽さんと安達康代さんに来ていただき、質問形式で多くの学びを吸収しました。卒論のことについては別の記事で書きます。

 午前中は、坂本陽さんに来ていただきました。坂本さんには自身の歌を何曲か演奏していただきました。歌詞や歌い方からその背景や思いなどがすごく伝わってきて、思わずもう何回か聴きたくなってしまうくらい引き込まれました。気持ちがこもった歌は、その場にいる人の心を引き付けます。演奏から坂本さんの素晴らしさを感じることが出来ました。

 また、児童館についてや、坂本さんの息子さんについての話もしていただきました。そこでは自分で物事を決めることが乏しい環境は子どもにとって辛いことを学びました。そのため、教師になったら学校現場で、できるだけ自己選択できる環境作りをしていきたいと思いました。自己選択の機会を多く作ることで、自己判断力の育成も図りたいです。

 そして、子どもを色々なものさしで見ることの重要さも学びました。坂本さんの息子さんが低学年の頃の話を例に出すと、緊張するとみんなの前でも服を脱いでしまうそうです。あるものさしでしか見ていない場合、みんなの前で服を脱いではいけないと思いますよね。ですが、当時のクラスの子達が、その子は服を脱ぐだけで迷惑はかけていないからそのくらいいいんじゃない?と言ったそうです。この子どもたちは、色々なものさしで物事を見れていたのです。このように、様々なものさしで子どもたちをみることで、多くの子どもたちを受け入れることのできる環境づくりに繋がるのではないかと思いました。他にも坂本さんは、自分にはない視点で物事を見ていて、私が今まで考えたことないことについて考えるきっかけを与えてくださりました。

 午後は稲田康代さんに来ていただきました。主に、発達障害をもった様々な子どもたちへの対応の工夫を教えていただきました。

 その中で特に印象に残ったことは、DCDやASDの子たちへの支援の仕方です。これらの発達障害をもった子たちは、自己肯定感が非常に低いという特徴を持っています。そのため、彼らのものさしの中で頑張っていることを見つければ自然な価値付けができ、自己肯定感の向上に繋がることを学びました。また、この子達には、毎回新たなノルマや課題を設定するのではなく、元の課題を縮小した方が良いことも学ぶことが出来ました。

 そしてASDの子は、例えば姿勢を良くすることを集中すると先生の話を聞くことが出来ない不器用さがある場合があります。その際、その子が何を頑張っているかを見て、ひとつ出来ているからと言って次の課題を与えるのではなく、できたことを価値付けして認めてあげることが大切だと学びました。「その子が何を頑張っているかを見ていれば、限界まで追い詰めることは無い」という言葉がとても響きました。その言葉を頭に置き、今後そのような子どもに対応していきたいです。

 また、発達障害の子たちは、みんなが当たり前にしていることに物凄く体力を使うことがあるため、膨大なストレスを抱えている可能性があるのです。そのため、学校での決められた時間内で精一杯の力を発揮し、家では溜まったストレスを解消できる環境を作ってあげることが大切だということを学びました。他にも様々な事例への対応のコツを教えて頂いたため、現場で発達障害の子達がいた時には実践してみたいと思いました。

 この一日で、ここには書ききれないほどの多くの学びを得ることが出来ました。こんなに多くの学びを得られたのは、玉置先生が素晴らしい方との繋がりを大切にして、素晴らしい方と私たちを出会わせてくれるからです。「出会いを大切にすると相手からも大切にされる」、この言葉の重みを感じ、全ての出会いを大切にしていきたいと思いました。
玉置先生、今日も一日たくさんお世話になりました。そして坂本さん、稲田さんの貴重なお話をお聞きできてすごく刺激になりましたありがとうございました。

 そして仲間の8期生の鋭い質問、言葉選びがいつもすごいなと尊敬します。みんなと学べて幸せです。

 ゼミ合宿が終わったあとは、夜ご飯をご馳走していただき、玉置先生の家にもお邪魔させて頂きました。その時縁石で車を擦ってしまったことは良くも悪くもこの先忘れないと思います(笑)明日も皆と頑張って濃い一日を過ごしたいです!(寺尾)

2023年1月5日仕事日記

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 今年最初の講演は、岡崎市小中学校教頭会研修会で機会を与えていただいた。地元駅から東岡崎駅へ向かう。8時32分着で、迎えの車で岡崎市民会館へ。PCセッティング。教頭会長としばし懇談。大学からのメールへ返信。

 9時35分から11時5分まで「教職員を育て学校力を高める教頭の在り方」と題して講演。お約束より5分延長。やはりもう少し話題を精選すべきだったが、考えてみると冒頭の最近の教育事情が長すぎた。深く反省。一旦休憩に入り、皆さんが短時間で交流。最後に5分間いただき。「心の天気」や書籍のことなどPR。おかげさまで、持参した書籍「いのちの授業をつくる」完売。

 タクシーで東岡崎駅へ。犬山まで行く電車に乗りたくて、25分ほど待つ。その間にロッテリアで軽食。13時30分ごろ帰宅。

 今枝さんから教えていただいたオリジナル鯛焼き屋さんに行って購入。なるほど美味い!

 1月10日は18時30分からロイロノートの達人をゼミへ招いて勉強会開催。7期生・8期生へ連絡。9期生は有志参加と連絡。他の方にも連絡。達人にはslackで連絡。あれこれ準備が必要であることがわかる。

 2月2日(木)午前の「卒業論文発表会」助言者依頼をいつものお二人にする。お二人とも快諾。

 令和6年度から実施予定の「子ども理解活動」の概要書き。考えはあるのだが、シラバスで示そうとするとなかなか苦しい(泣)。あとひと踏ん張りするしかない。

 明治図書の矢口さんから届いた新刊原稿のレイアウトについて、電話で確認。いつも僕が書きやすいように配慮していただけるが、今回もそのとおりで有難い。

 研究室HP記事は8期生合宿シリーズ12月17日の第2弾。村松さんがコンパクトに発信

  

12月17日ゼミ合宿1日目(村松)

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 こんにちは、8期生の村松咲です!今は合宿1日目の夜、りさの家からこの記事を書いています。

 合宿なんて高校生の時ぶりで、緊張して3時間しか眠れませんでした。しかし、卒論のテーマを決め、ゲストティーチャーの方々から学び、オプションツアー...あっという間に1日が終わっていました。

 本日、お二人のゲストティーチャーから多くのことを学びました。「オヤカタ」さんのお話からは教師が指導しているうちに手段が目的化すると、本質を見失ってしまうことに気付きました。また、「当たり前を疑うこと」の大切さを改めて考える契機となりました。『オヤスミヤスミン』をはじめとする「オヤカタ」さんの歌からはどんな子どもでも、その子の凸凹も丸ごと受け止めつ包み込むような愛を感じ、胸が熱くなりました。

 稲田さんへの質問会では、気になる子への支援について考える中で、気になる子の周りにいる子どもたちへの関わり方についても配慮する必要があることに気づきました。

 みんなで学び合う時間も、オプションツアーも本当に楽しくて充実したものでした。この後はゆりなとりさとプリンで気合いを注入して面接の受け答えを考えます!🍮

 明日もみんなでがんばろう💪(村松)

2023年1月4日仕事日記

 家での珈琲とパンに飽きたので喫茶店でモーニング。

 帰宅して、これまで躊躇していたスキャンスナップアプリをPCにインストール。資料を裁断してスキャン。あっという間に完了。これならもっと早くにしておけばよかったと後悔。

 9時から10時45分まで、30分ごとに15分間のずれを作っての1期生から6期生までの顔見世会。全体を振り返ってみると、半数のゼミ生が顔を見せてくれて、近況報告を聞くことができた。

 12時過ぎに久しぶりのラーメン屋に出かける。満席。あれ、あの美味しさはどこに行ったのだろうかという感覚を持つ。僕だけだろうか?

 帰宅して、教職実践演習最終回の動画視聴の連絡。すっかり設定を忘れていて(泣)、時間がかかる。フレンドシップ3・4の段取りも進める。

 本学学生のご家族訪問あり。というのも、お父さんには家の設計をしていただいたご縁があってのこと。業界の話もお聞きすることができた楽しい時間。

 その後、オンラインでのつながりを断続的に。僕のゼミ生顔見世会への連絡記載不十分が要因。アップルウォッチに〇さんから接続あり!との連絡が続く。結局さらにラインやslackのつながりも含めて10人ほどとつながる。こういう時間が持てるのもゼミ指導者の喜び。

 研究室HP記事は、12月17日18日の8期生合宿シリーズ開始。まずは1日目の記録が9人続きます。第1号は新谷さんの記録

12 月17日ゼミ合宿1日目 (新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。今日はゼミ合宿一日目でした。今日は午前午後と二名の素敵なゲストの方が来てくださり、とても多くのことを学ばせていただきました。ゲストの方の言葉を一言一句忘れまいと、真剣に聞いていたので、時間が本当にあっという間で、もっと聞きたいことがあるのにという気持ちと、お話や歌を聴かせてくださったことへの感謝の気持ちでいっぱいです。何回も言いますが、本当に有意義な時間で、幸せな時間を過ごさせていただけたのだなと余韻に浸っています。 
 
 午前は、坂本さんのお話と演奏会が行われました。坂本さんの歌は、今を生きている子どもの人生や経験、坂本さんの経験がとても素直に書かれた歌詞であり、歌を聴いた私もまるでその経験をしているかのような気持ちになったり、昔の自分を思い出してとても懐かしい気持ちになりました。自分以外の人生経験について聞くことは、とても体感的に伝わり、自分ももっとこうしたい、ああしたいという前向きな気持ちになることができます。

 また、坂本さんの児童館や息子さんのお話をする姿は本当に楽しそうで、自分の体験や経験をあんなにも楽しそうに話せるのは、凄いことだなと感じました。私も自分の経験を楽しそうに生徒に伝える事のできる人になりたいなと感じました。また、坂本さんのお話は、楽しそう且つ、とても学びのある話ばかりでした。特に印象的だった言葉は、子どもが幸せならそれでいいということです。この言葉のとおり、坂本さんから出てくる子供の話はみんな楽しそうで生き生きとしており、話を聞くだけで、子どもは幸せを感じることができているのだろうなと感じることができました。
 
 午後は、稲田さんへの質問の会を行いました。稲田さんは公認心理士という職業から、将来教員になる私たちの質問に対し、とても丁寧にお話をしてくださりました。

 稲田さんがお話しされる中で、とても素敵だなと思ったことがあります。それは私たちの子どもに対して感じた質問について、必ず最初に子どもの立場になって、「ああ、その子はきっと今までの学校が楽しくなかったんだろうね」「その子はきっとこういう子なんだね」といったように、私たちの伝えた子どもの姿をまず最初に尊重する言葉がけをする姿です。常に子ども第一で考えているからこそ自然に出る一言なんだなと感じました。またその一言一言はとても柔らかく、稲田さんの言葉はこれまで多くの生徒を救ってきたのだろうなと感じました。
 
 稲田さんのお話で一番印象的だったのは、何を頑張っているのかをよく見るということです。生徒一人一人の課題は様々であり、一律ではありません。発達障害の児童は特に、みんなが思う当たり前を当たり前にすることができないのです。例えば、姿勢だったり、字を書くことに時間がかかるなど様々あります。そんな子どもがいる中で、子ども一人一人を見て、それぞれの子どもがどんなことを頑張っているのか教師が観察し、できたことをスモールステップで褒めていくことが大切であることがわかりました。
 
 また、学級経営についても学びを得ました。子どもの逸脱行為については、先生が四月の最初の時期にルールを決めるということです。先生は毅然とした態度で、特に、低学年については、何かあった時には先生に報告することを四月の初めに伝えるとよいことがわかりました。  

 稲田さんの話は実際にいた子どもの実態からどのような支援をするとよいということをお話しされていたので、実際の教育現場に立った時にも必ず生きるお話でした。
 
 午前午後と学びがたっぷり詰まった一日。本当に貴重な一日でした。本当にありがとうございました。
 
 そして、ゼミ合宿の後は、恒例の夜ご飯です!今日は玉置先生の行きつけ(?)のお店に連れて行ってもらいました。一日学んだあとのご飯は格別に美味しかったです。ご飯のあとは、オプションツアーで玉置先生の家に訪問させていただきました。ナナちゃんという豆柴が本当にかわいくて、しかも賢い!私も昔犬を飼っていたのですが、私の家の犬とは桁違いの頭の良さでした。玉置家の教育は犬にも通ずる、、、、ということがわかりました。本当に凄かったです。

 今現在(22;51)ゼミ生の寺尾さんと村松さんとお泊りをしています。みんな明日に向けて、今日の学びを書いたり、明日の面接練習に向けて奮闘中です。明日も沢山学びのある一日にさせます。面接は緊張しますが精一杯頑張ります!(新谷)


2023年1月3日仕事日記

 今日も比較的暖かい朝。穏やかな三が日でありがたい。朝食はいつものように美味しい珈琲とパン。

 一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」の「モーニング情報交流会」への声掛けリストをつくり、山田先生と共有。すでに60名を超えてきたことが嬉しい。

 例によって原稿書き。少しずつだが進んでいることは確か。どのようなエピソードを入れると伝わるかと考える日々。

 研究室HP記事は、12月14日7期生ゼミでの久野さん、今井さんの授業の総括を丹羽さんが発信。ポイントをよく押さえている。

 8期生グループチャット「教師力向上資料箱」に資料提供。新しい生徒指導提要を踏まえた「いじめ防止」の在り方資料。

 久しぶりに映画館へ。「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」を4DX3Dで見る。4DX映画は初体験。キャッチコピーでは没入型映像体験と表現されているが、なるほど!この効果もあって3時間を超える映画も飽きない。足を運んでよかった映画で満足。

 帰宅して、ネットに流れている「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の批評をいくつか読む。どのような思いがあって、このように発信しているのだろうかと、発信者の心境に興味が湧く。
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12月14日7期生ゼミでの学び(丹羽)

 こんにちは。最近寒い日が続き、朝起きるのが辛いです。朝早く、学校へ行く日は辛いですが、学校に通えるのは残り数日と思うと、寂しい気持ちでいっぱいです。残りも頑張ります。
 そんな私は7期生の丹羽です。今日は、12月14日のゼミでの学びを書きます。

 今回のゼミは、久野さんと今井さんの集団追究を行う模擬授業提案でした。

 久野さんの授業で学んだことは、【子供の発言を場所すること】【思考の追体験を行うこと】です。
 思考のの追体験とは、いい意見を広げ、他の人が説明すること。
 いい意見を聞いておわるのではなく、他の人がしゃべることで、理解が深まると言うことを知りました。また、うまく説明できなかった場合、「うまくしゃべれなかった!」と声に出せる学級にしていきたいです。

 今井さんの授業で学んだことは、【取り得る行動の検討】についてです。

1.自分がやるかやらないかをおいておいて、行動を出す
2.自分ごととして考える
3.行動にある心を読ませる

 最後の"心"について引き出すことができたら面白いと思いました。
 結論がなく、最後まとめることはできない内容が、「考え、議論する道徳」の良さを感じることができた授業でした!

 私は、新しく学ぶことに毎回ワクワクな気持ちでいっぱいになります。学んだことを次回、自分が模擬試験をするときに活かしていきたいです。(丹羽)
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2023年1月2日仕事日記

 自宅で美味しい珈琲とパンで朝食。例によって原稿書き。少しずつ進んでいることが嬉しい。時々、箱根駅伝往路中継を視聴。

 今日も、一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」の「モーニング情報交流会」へのお誘いメールを何人かの方に送る。名簿整理もする。

 昨年送っていただいた「ICT活用を位置づけた中学校数学の授業モデル」(3学年)(飯島康之編著、明治図書)に目を通す。執筆者の飯島、近藤、松元、西原先生に感想を送る。飯島先生からはすぐに返信あり。

 僕が附属中に勤めていたころの出版事情をやりとり。「数学の授業を感動の連続に」(共著、明治図書)は、附属中としては初めての教科単独による出版。平成8年以来の出来事。

 実践編には、附属中当時に開発した僕のネタの実践記録もあって嬉しい限り。今なお色あせていないネタであることが誇り。

 17時30分から義弟家族と夕食会。いつもの焼肉屋で。総勢10名で楽しく、しっかり食べる。

 東京に戻る長男を岩倉駅まで送って帰宅。明日は久しぶりに映画館へ行くことに決めて席のネット予約。ネットを使えないとリスクを被る世の中がますます進んでいる。

 研究室HP記事は12月14日7期生ゼミの振り返り。今井さんが発信。私が提唱する「取り得る行動道徳」に挑戦してくれた。僕にとっても新たな知見あり。ありがたい。

 写真は京都のお住いの方からいただいた北野天満宮の「大福梅」。お茶に入れて味わう。
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12月14 日7期生ゼミでの学び(今井)

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 こんにちは、7期生の今井美羽です。
 本日はゼミで行った模擬授業に関する学びを記録したいと思います。私は、小学校6年生の道徳「幸せコアラ」の模擬授業を行いました。

 昨年のゼミでは、王道の玉置流道徳を模擬授業しました。こちらは、主人公の心情変化がある物語での授業に対してのものです。しかし、物語の最初から最後まで、主人公の心の変化がない物語もあります。以前の学校訪問で、主人公の心情変化がない玉置流道徳を体験しました。いつか自分で授業してみたいと思っていたので、今回実践してみることにしました。

 初めは、議論が盛り上がらない??題材選択を間違えたか??と不安になりましたが、価値観が分かれていき、互いに理由を説明していくうちに、話し合いが盛り上がり、自然に子ども役のみんなの発言が増えていることを感じることができました。玉置流道徳は、やはり有効であるということを再確認しました。

 授業をしてみての学びは2つあります。
 1つ目は、取り得る行動は、Doで書くということです。展開の中で、取り得る行動のうち、「自分だったら絶対しないという行動を選びなさい」という場面がある。その際に、取り得る行動を「〜しない」という書き方で書いていると、混乱してしまうということが分かりました。今日の例では、「”メールを送らない”を絶対しない人?」という感じです。そうではなく、「メールを止める」というように、主人公のDoを書くことが大切だということを学びました。

 2つ目は、行動の理由だけでなく、心を引き出すことです。今回の授業で私は、この行動をする理由を聞くことはできました。しかし、「なぜ、これを選んだの?」「どうして?」「どう思ったから?」と子どもの心を引き出すことができませんでした。今後の課題です。

 前回の模擬授業では、自分の中で不完全燃焼え終わっていたので、それに比べると良い授業提案ができたのかなと思います。いつも素直でユニークな子ども役をしてくれる7期生のみんな、指導してくださる玉置先生に感謝です。(今井)

2023年1月1日仕事日記

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 あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。 写真は、しっぽ付きの娘と弟家族のラムちゃん。無理やり着物を着せられ固まっている姿(笑)。

 今年は代表理事となった一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」を本格的に稼働させたい。皆さんにお役に立つ企画・運営をします。お声掛けします。どうぞよろしくお願いします。

 新年早々に見るテレビは、ここのところ決まっていて、NHKの「年の初めはさだまさし」。さださんの「いつまでこの番組ができるだろうか」というコメントを聞きながら、自分もいつまでこうした年始を迎えられるのだろうかと思ってしまう新年。

 元日も原稿書き。自分で内容を決めた項目だが、ある項目は文量が足りない。進まない(泣)。

 12時に名鉄小牧ホテルで弟家族と我が家族で昼食会。元日に食事ができるところがあまりなかったので、ここを選んだが、予想以上の品と味で満足。2時間ほどゆったりする。

 帰宅。届いた年賀状で、皆さんの近況を知る。「未来を拓く学校づくり研究会」へのお誘いメールをいくつか発信。年始の挨拶メールも発信。

 研究室HP記事は12月14日7期生ゼミの記録。授業提案者の久野さんの記事発信。板書と思考の追体験の重要性の記録。

 研究室HPのデザインを変更。何人の方に気づいてもらえただろうか(笑)。

12月14日7期生ゼミでの学び(久野)

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 こんにちは、実習を理由に1か月ゼミをお休みしておりました、7期生の久野舞菜です。本日は、私にとって久々のゼミでした。さらに、今回は模擬授業担当。もうドッキドキのヒヤヒヤでした。(笑)

 そんな緊張のスタートでしたが、ゼミ終了時刻には、「すごい!はやく実践したい!」「もっともっと学びたい!」と、前のめりになってしまいました。やっぱりゼミって楽しい!そう実感した1日でした。

 本日学んだことについて、2点綴ります。

 まず、板書について。
 子どもの心の動きを丁寧に残すことが大切だと学びました。子どもの「なぜ?」「こうしたらいいかも!」という思考の過程を同時に板書する。それが、授業のゴールである見方・考え方に繋がります。

 何を板書すべきか迷ったときは、見方・考え方につながるか。つまり、次の授業やこれからの人生に必要なものであるか、を判断材料にしていきたいと思います。


 次に、「思考の追体験」。
 友達の考えに、「いいでーす」と適当に返すだけでは、わかった気になっているだけで、理解ができていないことが多い。一方、教師がいきなり他の子に指名しつなぐと、すぐには話せない場合がある。

 そこで必要なのが、「思考の追体験」。友達の思考を追体験することで、自分ごととして捉え、わかったつもりから、「わからない」を発見したり、さらに理解を深めたりすることができる。

「思考の追体験」
1.意見が出た際に、その内容をペアで説明し合う。
2.上手く説明できなかった子どもが挙手し、「わからない」を発信する。
3.ペア活動の段階で理解できた子どもが、わからない子どもに説明する。

 これは、脱・わかる子だけの授業にもつながると思います。「いいですかー?」「いいでーす」で終わってしまえば、どこでわかっていない子は置いてけぼりになってしまうからです。

 私は、教育実習の際にわかる子だけの授業をしてしまいました。「思考の追体験」を知った今の自分なら、あのときのあの子たちに全員参加のわかる授業ができたかもしれないなあ、、、と歯がゆい気持ちです。4月、本物の先生になってからは、この学びを生かして、全員参加の授業をしていきたいです。

 玉置先生、今回もたくさんの学びをありがとうございました!毎秒学びが止まらないゼミの時間が、とっても楽しいです!私も、子どもに学ぶ楽しさを感じさせられるように頑張ります。(久野)

2022年12月31日仕事日記

 大晦日もいつも喫茶店でモーニング。ちなみにお昼はケンタッキー・フライド・チキンとモスバーガー。夜はすき焼き。零時前に年越しそば。

 朝から断続的に終日の原稿書き。よく言えば(笑)充実の年末。

 何人かの方に「一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」が開催する「モーニング情報交流会」のお誘いをする。

 13時30分から、オンライン繁昌亭で20周年落語家の番組を楽しむ。大晦日に雀太の「粗忽長屋」が楽しめたのは最高。間だけであれだけ笑わせるのが凄い!さっそく感想を届けると、過去最高の間だったというコメントをもらう。二葉の「上燗屋」でも大笑い。また面白くなっている!

 二男も帰宅。久しぶりに兄弟が揃う。家族でAmazonvideoで映画。

 研究室HP記事は、12月14日に8期生ゼミへ中川行弘先生を招いたときの学び記事。前野さん、澤本君、芝田君が発信。今回が14日ゼミの最終記事。中川先生のおかげでゼミ生と私だけでは絶対に生まれない学びができた。深謝。
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12月14日 8期生ゼミでの学び(前野、澤本、芝田)

 こんにちは!8期生の前野です。12月14日のゼミでは中川行弘先生をお招きして、授業転換に立ちはだかる壁について考え、話し合う会が行われました。

 今回のゼミで印象に残ったのは「基礎・基本ができていないとジャンプ課題には取り組めない」というのは本当にそうなのかということについての議論です。

 そもそもジャンプ課題という言葉を知らなかったのですが、ジャンプ課題とは教科書を読んだら分かるような簡単な課題ではなく、みんなで立ち向かわないと難しい課題のことを言うのだそうです。

 授業となるとまず基礎・基本を習って、その後応用問題を解いてみるのが典型的な流れです。しかし、子どもが夢中になって授業に取り組むには基礎・基本から入らずにいきなり難しい課題を与えるべきではないかという考え方を教えていただきました。

 私自身今までそんな考え方はしたことがなかったので、最初はとても驚きました。しかし、議論をしていく中で、私が長年続けている吹奏楽に例えて話してくださった玉置先生の言葉が自分の中で非常に納得できました。それは、演奏会等の本番があって、そこに向かって練習する中で基礎に立ち返ることがあるんじゃないのかという内容のお話でした。吹奏楽に限らないと思いますが、基本的にはどんなことでも大きな目標・課題があって、そこに向かう中で足りない、できないという部分を補うために基礎に戻って前へ前へ進んでいくものだと思います。しかし、授業となると教師が基礎・基本を教え込むことから始めてしまう、これが授業をより良くしていく上で障壁となっているのではないかと思いました。

 また、中川先生が実際に学校現場で授業をどのようにされているかについてお話を聞いていると、難しいジャンプ課題を与えたとしても子どもは仲間と協力して試行錯誤しながら解決へ向かえそうだということも分かりました。知識は教えないと子どもは分からないと考えるのではなく、子どもに委ねてみて大きく道をそれてしまったら教師が軌道修正するという考え方も大切だなと思いました。

 今回のゼミは今まで考えたこともなかった考え方に触れることができた貴重な時間になりました。お忙しい中大学までお越しくださった中川先生、このような機会を設けてくださった玉置先生、ありがとうございました。一緒に学んでくれた8期生もありがとう!(前野)


 こんにちは!8期生の澤本です。12月14日のゼミでは中川行弘先生に来ていただき、教師の壁について考え、話し合いました。私が特に印象に残ったことは楽しい授業についてです。

 楽しい授業と考えた時に、なんとなくのイメージで子どもが楽しそうに学んでいる、時には笑いも起こるような授業という風に思っていました。しかし、中川先生のお話から「楽しい授業」=教師が笑いをとってクラスを盛り上げるわけではないことを学びました。教師が冗談・面白いことを言い、教室に笑いが生まれる。これは授業の意味を誤って捉えた「つまらない授業」であると思いました。本当の楽しい授業とは、子どもの知的好奇心をくすぐり、知りたい・やってみたいと思わせられる授業だと学びました。

 そのためには、クラス全員が悩めるジャンプ課題を用意することや自然に課題に向かえる導入を行うことが大切です。そして、わかるところはすぐに終わらせ、わからないところをみんなで探求することが楽しい授業であると思いました。

 今回のゼミでは、いつもの話し合い以上に難しく8期生みんなで悩むことができました。自分の中で「楽しい授業」を履き違えなくなったことが一番の成長です。

 中川先生、今回はお忙しい中、私たち8期生のために時間を作っていただきありがとうございました。私自身とても大切なことに気づくことができました。(澤本)



 こんにちは。8期生の芝田です。12月14日のゼミでは中川行弘先生にお越しいただき、教育についてさまざまなお話をいただきました。

心に残ったお話
○ 自分で決める、考える
 自己選択したものや、自分で考え出したことではなく、誰かから聞いたこと、何かで見て知ったことをベースにして(社会的構造主義)子どもは、一丁前のことを言う。
→子どもの話は空中戦となることが多い。「どこからそう思ったの?」と突いてあげることで、綺麗事の戦いから本音での学び合いになる。
※地上で眠りについている子どもを出さないことにもつながる。

○ ジャンプ課題
 「知っている、説明できる、使える」を超えて、ステップアップした問題に取り組む。塾で先に習っていたり、勉強が苦手だったりする子どもをフラットにして、夢中になって考えを深める課題を提示したい。
→自分に落とし込むことにつながる。

 基礎基本がなければ、応用編(ジャンプ課題)ができないの??
→そんなことはなくて、じっと考えると話ができる。その中で自ら基礎基本を知りたい、学びたいと思わせられたら、『知的な面白さ』『知的好奇心』を引き出せている。

○ 明るく元気な学校
 静かさや柔らかさ、穏やかさの中に、感受性、知性的な空気、芸術的な香りが生まれる。
→ジョーク的面白さももちろん良いが、「ふーん」「へー」という一律じゃない小さな呟きを引き出す。

○ 学び合い
 自分たちで『はてな?』を出させ、解決させていく。教科書や資料集、タブレットを活用して調べ、自分たちでどこを調べるかの役割分担を自然にしあい、教えあうことで教師から教授よりも深く理解できるかもしれない。
→教師の役割は、『聴く、繋ぐ、戻す』

 たくさんか学びのある時間で、気づけば、1時間半過ぎてしまいました。もっともっと話を聴きたい、みんなで話し合いたいと思う濃密な時間でした。素敵な先生に出会わせていただき、玉置先生には本当に感謝です。(芝田)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)

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2022年12月30日仕事日記

 昨日から本格的に書き始めた新刊本の原稿書き。徐々にペースが上がってきた!

 「子ども理解活動」(現在はフレンドシップ)の資料作りのための読書。goodnoteでメモ。

 今日もYouTubeで学ぶ。動画を途中で止めながら、実機で確認しながらの学び。オンデマンドのよさ実感。

 研究室HP記事は、中川行弘先生を招いてのゼミ記録。新谷さん、安藤さん、柴山君が発信。この三人は「ジャンプ課題」には触れているが、他の項目での学び記録もあり。濃厚ゼミだったことがよくわかる。

 大晦日に大阪で落語を聴くのもいいな!と思いながらも、原稿書きを考えると時間的にはもったいない。オンラインで見られることがわかり、今回は上阪を諦めてオンラインで楽しむことに。いろいろと試してみたい気持ちもありの決断。

12月14日8期生ゼミでの学び(新谷 安藤 柴山)

 こんにちは。8期生の新谷です。先日、ゼミで中川先生がゲストとしてお話をしてくださりました。とても貴重なお話をいただくことができ、90分があっという間に終わってしまいました。

 印象に残った話は二つあります。一つ目は、元気のよいクラスについてです。元気のよいクラスは一見良いクラスに見えますが、ハイハイと声を出すだけの元気の良さは学びにはつながらないです。静かだからと言って子どもは元気ではないわけではないということを学びました。むしろ、子どもが静かに熟考している時間こそ、子どもの学びであり、そこから教師がその子どもの考えを繋げることが大切であることを学びました。

 二つ目は、ジャンプ課題についてです。ジャンプ課題について議論する時間がありましたが、最初はジャンプ課題というものがどのようなものか全く見当がつかず、考えることが本当に難しかったです。しかし中川先生の説明によって、とてもイメージをつけることができました。それは、部活動で例えていました。部活動はただ基礎基本の練習をやっているだけでは飽きてしまったり、楽しさを感じることができません。練習試合という小目標をこなすなかでそこから課題を見つけたり、できたことを喜び合うことができる、このようなものをジャンプ課題ということがわかりました。

 ジャンプ課題を出すときは、みんなで立ち向かうことのできる問題や、こうではないか、ああではないかと議論できる問題、みんなで知恵を寄せ合うことのできる課題が良いことを学びました。
 
 90分の中で本当に多くのことを学ばせていただきました。貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。みんなと議論するのは難しくて頭を沢山悩ませますが、とても楽しいです。みんなの意見を聞いてこういう考えがあるのかと自身の学びになったり、考えを言うことで自分自身の対話力にもつながります。玉置ゼミではいつも生きた学びを得られるなあと実感するばかりです。(新谷)


 こんにちは、8期生の安藤です。
 12月14日に学び合い授業づくりのアドバイザー、中川行弘先生にお越しいただきました。今回のテーマは「授業転換に立ちはだかる壁、常識」です。

 他のゼミ生が「ジャンプ課題」について書いてくれており、私が言う事なしだと思います。なので私は「空中戦」「一斉授業」について記事にしていきます!

「空中戦」
 時に、子どもたちが一人前な意見を言うことがあります。しかし、その意見はどこかで耳にした誰かの受け売りの言葉である場合があります。地に足がついているか分からない意見が続くと難しくなります。全員参加の授業をするために、意見に関して本当にそう思っているのか、他の子はどう思ったのか深堀が大切だと改めて認識しました。

「一斉授業」
 一斉授業のポイントは、分かっている事は先に話しておき、みんなが分からないことを探究する時間を増やすことです。子どもたちが同じベースで話し、考え合うことで落ち着いていくことがあります。そのため、分からないことを教師が説明するのではなく、子どもが探求し、満足感を感じる授業が大切だと思いました。

 今回のゼミはいつも以上に意見を交わし合い、熱いゼミになりました。熱くなるほど濃い話し合いで、自分の中で考えがまとまっていない部分もあるのでこれから実践しながら学んでいきたいと思います。

 中川様、そして玉置先生、今までの常識を改めて考え直す貴重な機会をありがとうございました。そして、充実した時間にできたのは8期生のみんなと考えを深め合えたからです。これからもみんなで頑張ろう〜!(安藤)


 本日は中川先生にお越しいただき、授業転換に立ちはだかる壁について話し合いを行いました。実習の授業の中でモヤモヤしていた部分や、今まで授業をつくるうえで壁となっていた考え方にゆさぶりをかける内容ばかりでとても深い学びをさせていただきました。

○空中戦について
 小学校実習の道徳の授業では、大人びた考えの発言や振り返りが多く驚いた場面もありました。少し違和感を抱えながら「なるほど」と受け止めて進めてしまうこともありました。今回の話し合いから、その子どもの発言は経験に基づく、地に足がついている発言かどうか確かめることが必要であることを学びました。確かめなければ、キレイごとばかり飛び交う「空中戦」になってしまいます。出た発言を深堀りしたり、発言内容について議論することで学び合いにつなげることも大切なのだと思いました。

○意見を言いやすい雰囲気の大切さ
 いい意見を言おうとばかり思っていると緊張してしまい、発言のハードルがあがってしまいます。自分自身そうなることが多いです。「なんか」などのようにインフォーマルな探っている言葉が出始めたら安心感が出てきている証拠であることを学びました。子どもから探っている言葉が出てきたら、褒め、心に残りやすいよい学び合いの雰囲気ができてきていることを伝えていくことを意識したいです。そのような雰囲気づくりについても今後考えていきたいです。

○ジャンプ課題
 ジャンプ課題は教科書レベルの先にある、みんなが一丸となって取り組まなければ達成できない課題です。教科の授業でジャンプ課題に取り組むには、基礎基本の知識が必要だと思っていました。今回はこの考えに大きな変化がありました。まず、基礎基本が身についていない状態でもジャンプ課題に取り組んでみるのです。取り組む中で分からない部分が浮き彫りになってきます。その都度、基礎基本に立ち返って学び合う。この姿が大切なのだと思いました。その場の学び合う空気感で「わかった」をつくることも意識していきたいです。ジャンプ課題として、知的に面白いなと思えるものをどう用意していくかも考えていきたいです。

 全員で意見を出し合い、深い学びができました。アウトプットでぼんやりとした考えを整理する大切さも実感しました。みんなでこれからも頑張っていこう!(柴山)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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2022年12月29日仕事日記

 これまでほとんど進んでいなかった新刊本の原稿書き。年末年始には、この原稿書きに集中して一気に進めたい。

 久しぶりに中原淳さんの書籍を読む。実践的で授業づくりにも大いに役立つ。読了。

 Goodnote5の使用動画に見入る。来年からメモはこのアプリでの作成にこだわってみようかという気持ちになる。アップルウォッチの動画も見る。YouTubeで学ぶことも多くなった最近。

 年末の掃除、断捨離を進める。これ以上、物を増やしてはいけないと思いつつ、書籍購入は止まらない。大学人である限りはしかたないことと言い聞かせる(笑)。

 昨日発信した久野さんのエッセイ「がんばれ へなちょこ」への絶賛が続く。未読の人はぜひご一読を。反響は本人やゼミ生へ連絡。

 研究室HP記事は、12月14日8期生ゼミに来ていただいた中川行弘先生からの学び記録発信開始。まずは村松さん、寺尾さん、伊藤君。3人ともジャンプ課題について書いている。

12月14日8期生ゼミでの学び(村松・寺尾・伊藤)

 こんにちは、8期生の村松咲です。

 今回のゼミは、中川先生を学校にお招きし、自分達が興味をもったことについて考える時間となりました。

 聞いたことのない言葉や、これまでに考えたことのない話題も多く、学ぶことが多かったのですが、特に印象に残ったのは「ジャンプ課題」についてです。

 実は、私は「ジャンプ課題」と聞いて、「より高く、若しくは遠くまで跳ぶために少しずつジャンプの練習をするという宿題」か何かだと思っていました。(とんだ勘違いでお恥ずかしい限りですが...)

 「ジャンプ課題」とは、教科書の内容の、もう一段上のレベルの課題や、みんなが協力しないとできないような大きな課題のことを言うのだそうです。これについて、生徒間の能力差やテストとの兼ね合いといった考えなければならない点はいくつもあります。

 今回、一大学生の今の私には「こうすれば良い」という結論を安易に出すことはできませんでした。

 しかし、効果的な「ジャンプ課題」の設定は全国の先生方の課題であり、その実現は子どもたちのより良い学びの助けとなるでしょう。自分にできることから少しずつ、この課題に向かい合っていきたいと思います。

 また、今回は仲間と話し合い、聴き合うことで自分の考えをより明確化したり、相手の考え方を取り入れてさらにレベルアップさせることできました。言語活動の重要性についても、改めて考える契機となりました。

 最後に、このような学びの場をいただけたこと、中川先生、玉置先生、そして共に心に汗をかいて学び合った8期生のみんなに心から感謝します! (村松)


 こんにちは、8期性の寺尾です!今日のゼミでは中川先生に来ていただき、普段とは違う視点から授業について考えました。

 中でも、「ジャンプ課題」について学んだことが最も印象的でした。

 「ジャンプ課題」とは、教科書の内容以上の課題のことです。もう少し詳しく言うと、学力差など関係なくどんな子でも、どうしたらこの問題を解決できるか考えられる問題のことを指します。この課題を通して、当然子どもたち全員をジャンプさせたいですよね。

 ただ、このレベルの課題を解決するにあたって、そもそも全員が基礎や基本が分かっていないと応用できないのでは?という壁に当たります。それに対し、川崎学びの会の馬場先生は、その考え自体がおかしいと主張しています。共に話し合い学んでいく中で基礎や基本に戻ってみるのもいいんじゃないか、ということを学びました。

 確かに、私たちは玉置先生のおっしゃる「学びの共同体」というものを知らずに話し合いをしていました。ですが、みんなが同じベースで話し合っていく中で自分達なりの考えをまとめることができました。

 今回の学びから一見当たり前に見える考えにも目を向けて、本当にそうなのかを考えることも大切なのだと思いました。

 いつも以上に内容が難しく、今の時点で完璧に理解できた、自分の考えがまとまったとは言えませんが、今後に活かしたいと思います。

 中川先生、玉置先生、貴重なお時間をありがとうございました。そして、8期生の皆との話し合いは凄く自分の刺激になります。今週末のゼミ合宿も頑張ろうね!(寺尾)


 こんにちは!8期生の伊藤です。今回のゼミでは、中川先生に来ていただき、授業転換に立ちはだかる壁について話し合いました。

 特に印象に残ったことは、ジャンプ課題についてです。

 私は、小学校実習に行ったとき、ジャンプ課題を扱っている先生の授業を見ました。そのときのジャンプ課題は、本時の内容を学んでから、少し難しい、応用問題のようなものでした。そのため、ジャンプ課題というものは、基礎基本が身についていないとできないものであると思っていました。

 しかし、今日の話し合いを通して、ジャンプ課題というものは、基礎基本が身についていなくても出すことに意味があることを学びました。そもそも、ジャンプ課題というものは、基礎基本が身についている子も身についていない子も一緒に取り組まないと解けないような問題のことを言うそうです。ジャンプ課題を出すことには、自分に足りないところに気づき、基礎基本に戻って勉強しようと思うようになったり、基礎基本を教え合うようになったりと、大きな意味がありました。このように、ジャンプ課題を出すことには意味があることを学んだので、自分だったらどのように授業にジャンプ課題を扱おうかを考えていきたいと思いました。

 今回のゼミでは、いつも以上に難しい話し合いだったと感じます。ジャンプ課題についても、中川先生や玉置先生、ゼミ生の考えから、自分の考えになかったことが学ぶことができました。このような貴重な機会を作ってくださり、ありがとうございました!(伊藤)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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