2023年2月12日仕事日記

 今朝は日本教育新聞社から依頼を受けた原稿書きから開始。3時間ほどかけて原稿書き。何度も読んで手を入れる。依頼文を読み、ずれていないかを何度も確認して、編集部へ送信。

 11時から味岡児童館へ行き、15日夜開催の味岡児童館地域運営協議会の打ち合わせをする。今後の児童館の在り方について自由討議をすることに決める。帰宅して、国の動向を調べてプレゼンづくり。その中で示されている事項と関連した資料もつけて資料完成。

 ある授業については、ゼロからシラバス作成。もっともこれまでCP委員会で提案し意見をもらっているので、それを土台に移行期を意識して作成。

 16日指導助言で訪問する豊中市立桜塚小学校から届いた指導案をもとに、プレゼン作成。おそらくこうなるのでは?という予想した上でのプレゼンがほぼ完成。

 21日は佐野市、28日は大和高田市で講演。依頼内容を確認して、若干のプレゼン作成を始める。明日は大阪市立大和川中学校で授業を見て、とりわけ「振り返りの大切さ」を伝える。準備したプレゼン見直し。授業を見て調整するしかない。

 研究室HP記事は、1月27日訪問の犬山市立犬山中学校でのゼミ生学び記事発信開始。第1弾は新谷さん。国語授業をもとにまとめている。

1月27日犬山中学校での学び(新谷)

 こんにちは!8期生の新谷です。1月に入り本格的に教採の勉強を開始!ここ3週間程は、平日は教採の勉強、土日はフルでバイト、たまに友人と息抜きといったルーティンが出来上がってきました。一月中に勉強習慣をつけるということを目標にしていたのでそれは徐々に定着し始めたかなとおもっています。

 それはさておき、先日、犬山中学校へ授業を参観しに行かせていただきました。2時間授業を見させていただいたのですが、どのクラスに置いても印象的だったのが、子ども同士が話し合う活動が多かったことです。

 4時間目に3クラスの国語の授業を見させていただいたのですが、どのクラスにおいでも話し合いや子ども同士のやり取りを主軸とした授業が行われていました。その授業の姿を見て、ああ、新しいと感じました。私が中学時代に受けていた国語の授業スタイルとは大幅に違っていたからです。子どもが授業の内容に対し、考えたことを述べあい、意見し、時に納得したり反対意見を述べたり、子どもが子ども同士意見を聞きながら考えていく、共に学びあっていくという学習スタイルがなされていたように感じました。その授業を見て、とても楽しそうと思いました。自分の述べた意見についてみんなが一生懸命考え、また意見してくれたり、共感してくれたり、子どもにとっても子ども同士で繋がり合う授業はとても楽しいと思います。犬山中学校の子どもの表情を見ていたのですが、みんなとても話し合うのが楽しくて、もっと自分の意見を伝えたい、知って欲しい聞いて欲しいという顔をしていた気がします。

 このような姿を見た事で、やはり教師主体の知識伝達型の授業だけでは子どもは学ぶことを楽しめないと思いました。子ども同士が学び合うということの良さを学ぶことが出来た気がします。

 また、素直に自分の意見を言うことが出来るクラスの雰囲気や子どもと教師の関係、自分が中学校の時だったら考えられなかったと思います。私自身、人に意見を言う時に、これを言ったらみんなにどう思われるんだろう、言っていいのかなと臆病で言えないことが多かったので(笑)学び合いにはこうしたクラスの雰囲気も大切だということがわかりました。

 5時間目では、体育の授業を見させて頂きました。ICT機器を使った体育の授業を初めて見ることができ、ICT機器の必要性を実感的に学ぶことが出来ました。

 何より1番いいなと思ったのは、自分の動きを動画を見て振り返ることができることです。これまでの体育だったら自分がどんな動きをした時に良くて、どんな動きをしたときに失敗したということは他の人から聞いたり、自分でこうかなという予測をするが主でしたが、ICT機器を使うことで、自分の動きをしっかり見た後にこうした方がいいと言うように振り返ることが出来ます。体育において振り返りというものがイメージでしかなかったのが、動画を見ることでより具体的に振り返りができる点でとてもいいなと思いました。

 私が学生時代にもICTがあれば、苦手な種目で何が良くないから次はこうしようと言うふうに考えて体育を受けることが出来、もう少しできるようになっていたのかな、、、と考えたり(笑)。私が教員になった時にもICTを使った体育の授業で、子ども自らが追求し学ぶことができるような授業を作っていきたいです。

 今回の授業参観を通して、実際に学校現場へ行かせていただくことによって、より実感的な学びになることを改めて感じることが出来ました。このような貴重な機会を与えてくださる玉置先生、学校の先生方には本当に感謝の気持ちしかありません。今回も貴重な機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。この学びを生かし、これからも教員になるために頑張っていきます!!(新谷)

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2023年2月11日仕事日記

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 明日までが締め切りの大学シラバス入力。これまでのシラバスをもとに細部を調整して公開待ち状態へ。あと一つで完了。

 10時から2時間、オンライン教師力アップセミナーに参加。今年度最終は熊本大学大学院の前田康裕先生。次は、セミナー終了後、前田先生に届けた感想の一部。「とても主張が明確で、分かりやすく、説得力もある豊富な資料提示もあり、大いに学ばせていただきました。一人一人が深い学びをするためにも、振り返りは欠かせないと思っています」

 来々軒で昼食。帰宅して【未来の先生フォーラム】学校経営2.0を構想する―デジタル時代における小中学校の学校経営・教育活動を働き方改革×教育ICTの視点で考える― を視聴。教育用語が示す本質をもう一度考えるべきと振り返る、

 最近はYouTube視聴が多くなっている。つい見てしまう。今日はまずは、志の輔落語まくら。日常生活で誰もが遭遇するトラブルを笑いにする視点はさすが。続いて、福笑のオリジナル落語「コロナ狂騒曲」。風刺がよく聞いていて、無観客だからこそできる落語。

 研究室HP記事は、1月25日安城市立安城東部小学校への訪問記を9期生由原さんが発信。特に次の記述は私が強調したこと。記録が嬉しい。これで安城東部小記事は無事完了。

 私は今まで、問題を解決するためには、その分野の基礎知識や学力が必要で、探究する前に知識を得るべきだと思っていました。しかし、自ら課題を見つけ、それを解決するために自分に足りない力をつけていくことが探究の時間では大切なのだと感じました。

1月25日 安城市立安城東部小学校での学び (由原)

 こんにちは、9期生の由原です。1月25日に、安城市立安城東部小学校にお邪魔させていただきました。今回は、総合的な学習の時間の授業を見学させていただきました。その学びを、2点に絞って記事にしていきたいと思います。

 まず、総合的な学習の時間は児童自身が課題を発見し、探究することが大切ということです。私は今まで、問題を解決するためには、その分野の基礎知識や学力が必要で、探究する前に知識を得るべきだと思っていました。しかし、自ら課題を見つけ、それを解決するために自分に足りない力をつけていくことが探究の時間では大切なのだと感じました。自分の疑問を解決するために学力をつけようとするため、勉強に対する義務感もなくなり、意欲向上に繋がると感じました。

 2点目は、振り返りとICTの活用方法です。振り返りは、反省と捉えがちですが、その授業で学んだことや、次の授業で学びたいこと、モヤモヤしていること、などポイントを絞って単なる反省にならないようにすべきだと知りました。また、授業の導入で前の授業の振り返りを交流することで、本時の課題発見にも繋がると感じました。

 さらに、ICTを使うことで、教師と児童一人一人の繋がりだけでなく、児童どうしの繋がりも深めることができ、協働的に授業が行えると知りました。これからは、児童同士の交流も意識していきたいと感じました。

 安城東部小学校の皆さま、お忙しい中ゼミ生の訪問を受け入れてくださり、ありがとうございました。今日の学びを今後に繋げていきたいと思います!玉置先生、このような貴重な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました!(由原)

※ 写真は安城東部小学校サイトから転載しました(玉置)

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2023年2月10日仕事日記

 大学業務3日目(最終日)。ここ2日間と同じ動き。寝坊しないように、アレクサに起こしてもらっているが、朝はどういうわけか、アレクサの反応が悪い。「アラームを止めて!」と何度も言っているのに言うことを聞いてくれない(泣)そのためベットから起きて近くに行ってアラームをストップしている。ひょうとして、これはアレクサの作戦かもしれない。

 業務は9時開始、15時ちょっと過ぎ解放。

 一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」として、なごのキャンパスに登録しているので、雨の中、キャンパスに移動して集中ブース(写真参照)で仕事。音出し、会話禁止ブースなので、仕事が捗る。時間が有効に使えた。

 18時から講談師の旭堂南海さんとNPO法人ニワ里ネットの服部さんとで懇親会。2時間余。講談の将来のこと、最近の講談界、落語界のこと、芸の伝授や磨き方についてなど、このメンバーでしか話せないことをたっぷり。僕にとっては極上の時間。

 21時30分ごろ帰宅。いつの間にか記憶なし(笑)。

 研究室HP記事は、安城市立安城東部小学校訪問記の第2弾。9期生石上さんの記事発信。子どもの発言に対する教師の切り返しについて言及。
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1月25日安城市立安城東部小学校での学び(石上)

 こんにちは。9期生の石上です。今日は安城市立安城東部小学校への学校訪問で参観させていただいた、森下先生の総合的な学習の時間で学んだことについて書いていきます。

 今回参観させていただいた学級の子どもたちは、「みんなで話し合って決めたい」「ここがどう言うことか分からない」など、自分から教師や学級に提案したり、疑問を共有することを積極的に行っていて、小学生でもこんなにも自分の考えを持つことができるのかととても驚きました。

 この様な学級づくりにおける一つの手立てとして、森下先生の子どもの発言に対する教師の切り返しが印象的で、「誰が」「何を」などと具体的に他の児童にも伝わる様に整理していたり、1人の児童から出た意見を全体に向けて問いかける場面が非常に多く見られました。このようにすることで、限られた児童の意見で授業が進んでしまうということを防ぐことができ、みんなが主体的に授業に参加するという姿勢を育むことができるのだと感じました。

 またその後の玉置先生の授業指導では、「探究的」という言葉が何度も登場しましたが、探究的な学びをするにはやはり森下先生の学級のように子どもたち同士が主体的に課題を見つけ、意見を共有しながら授業を作り上げていく必要があると考えます。そのためには、子どもの「分からない」なども一つの答えとして受け入れ、褒めることで心理的安全性が高く信頼関係が強い学級を築いていく必要があると感じました。

 とても素敵な学校で学ぶことができてとても嬉しく思います。安城市立安城東部小学校の皆様、そして玉置先生、貴重な学びをありがとうございました。(石上)

※ 写真は1月25日の安城東部小HPから転載しました(玉置)
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2023年2月9日仕事日記

 大学業務2日目。7時前に家を出て、名古屋地下街で珈琲とパンで朝食。会場へ8時15分ごろ着。9時から15時ごろまで業務。終了後、デパ地下でおかずを買って帰宅。

 今日も来年度の研修依頼にメールや電話で対応。主旨を聞くとなるほど!という状況で訪問に応えることにする。

 19時30分から今年度最後のオンライン「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」開催。「困った」は少なくなり、発言の質はかなり高くなり、感心することばかり。CratGTPを紹介。皆さん、驚き!

 研究室HP記事は、1月25日訪問の安城市立安城東部小学校での学び。9期生初の訪問記事。まずは荒木さんから。振り返りを話題にしてくれた。玉置ゼミ新メンバーによる新たな始まりを祝いたい。

1月25日安城市立安城東部小学校での学び(荒木)

 こんにちは。9期生の荒木歩華です。

 1月25日に安城市立安城東部小学校を訪問し、森下先生の総合的な学習の時間 の研究授業を見学させて頂きました他、その後の玉置先生の講話に参加にさせて頂きましたので、学びを記事にしていきたいと思います。

 私は研究授業を参観して、探究的な学習の実現のためには振り返りが不可欠であり、これからの授業づくりにおいて大切にしていきたいと思いました。振り返りをすることで更に自分について知ることができ、学習の成果に満足しても不満足でも、「もっと学びたい」と思うことに繋げることができるからです。

 今回の授業の学習課題は前回の授業での児童の振り返りから設定したものでした。児童の声から課題を設定することで、探究的な学びの過程の一段階めである 児童による課題の設定 が自然に実現されていました。私は探究的な学びの過程において、この課題の設定が1番重要であると考えました。なぜなら、課題の設定が出来れば次の段階である情報の収集や整理分析、まとめ・表現に自然につながるためです。

 振り返りをする際には、できるようになったこと、友達のいいなと思ったこと、まだモヤモヤしていることや迷っていること、次の授業てチャレンジしたいこと といった、具体的な振り返りのポイントを示しておくことが効果的であるとわかりました。また、振り返りに線を引いたり花丸をつけて価値付けすることの大切さを学び、これからの授業づくりにいかしていきたいと思いました。

 研究授業では、森下先生がファシリテーターとなって児童同士の意見を繋げたりわかりやすくまとめたりしていました。その先生の姿をみてか、クラスでは児童たちが友達の意見を繋げたり比較したりして学びを深めていました。また、児童から「先生、1回グループで話し合ってから発表したい」「そろそろ振り返りしたい」などの意見も出ていました。

 一斉授業は一方的に教師が教える形になりがちですが、教師が教える立場としてではなく、子供と一緒に学ぶ仲間、子供同士の学びを繋ぐ者として授業に参加する姿勢が主体的な学びを作り、学びを深めるのだと思いました。

 探究的な学びは、自己の在り方生き方を考える資質能力の育成につながるため、探究的な学びは総合的な学習の時間だけでなく他の教科の学習でも大切にしていかなければならないと分かりました。
そして、実際に現場に足を運び自分の目で見て学ぶことの大切さを肌で感じました。

 今回このような素敵な学びの機会をくださった安城市立安城東部小学校の皆様、玉置先生、本当にありがとうございました。(荒木)

※ 写真は安城東部小学校のホームページから転載しました(玉置)
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2023年2月8日仕事日記

 今日から、特に集中力と忍耐力がいる大学業務3日間の開始。7時前に地元駅乗車。8時前に名古屋。いつもの店で珈琲とパンで朝食。昼食を買って会場へ。

 実のところ、今日は初めて楽な仕事をさせていただいた。神様が頑張っている自分を助けてくれたのだと喜ぶ。

 15時20分ごろ解放されて、16時30分ごろ帰宅。二日後が締め切りの原稿(校長のリーダー学)を一気に書いて、精読後、編集へ送信。

 6月には青森県で講演。ここのところ担当の方とメールやり取りが続いていて確定できたので、さっそく飛行機予約。7月末の3日間開催の第77回九州数学教育研究会総会並びに九州算数・数学教育研究(熊本)大会の事務局とのやりとりが始まる。日程が確定したので、まずは飛行機予約。今日も届いたいくつかの依頼に感謝。8月はほぼ埋まってきた状況。

 いくつかの確認をしながら、シラバス作成作業開始。

 研究室HP記事は、柴山君のエッセイ「熱中すること」。「雨で草野球の練習が中止になってしまったので、一本記事を書いてみようと思います」という気持ちが大切(笑)。

熱中すること(柴山)

 こんにちは!8期生の柴山です。今日は雨で草野球の練習が中止になってしまったので、一本記事を書いてみようと思います。

 小学校5年生の時の面談で、「熱中していることはなんですか?」と聞かれました。この時、なぜか頭の中がモヤモヤして、答えに困ってしまったことをハッキリ覚えています。苦し紛れに「修学旅行に向けて京都の地名を覚えることです。」と答えました。あのモヤモヤは何だったのだろう。

 当時は、地域の学童野球と将棋を習っていました。学校の勉強などはがんばっていたように思います。野球は倶楽部チームの子と違ってたまにやってるだけだし、将棋も他の子に比べて自主的に練習していないよな。勉強はみんな学校でしている。塾に行ってるやつもいる。なんてことを考えていたんだと思います。

 年末に再放送された『にんげんドキュメント「光れ! 泥だんご」』を見ました。ビデオの中で幼児は、泥団子を光らせるために何時間も熱中していました。壊れても、めげずに一心不乱でした。最近では、映画一本を観ることすら精一杯な私にとっては大きな衝撃でした。

 こんな場面がありました。泥団子作りをしている幼児に、先生作のピカピカの泥団子をあげます。この時、自分が作った泥団子か、持ってきた泥団子かどちらを選ぶのか。

 しばらくすると、どの子もピカピカの泥団子を手放し、自分の泥団子を作ることに熱中していました。ピカピカの泥団子を見るときも、「どうやったら自分もこんな泥団子を作れるんだろう。」という目つきだったように感じます。よいものを目指して、自分の手でなにかをつくりあげる過程の楽しさを4歳の子は本能で理解していたように思います。

 つくっていたものが、一瞬で壊れてしまうこともあると思います。他の人達の能力や行動に圧倒されることもあります。周りの環境や起こることに心を乱されることなく、その時々、目の前のことに熱中して行動することを大切にしたいです。自分自身に対して、胸を張って「熱中していた」といえるものや場面。これらを増やしていくことが目標です。教員としての視点では、泥団子作りのように自然と熱中できる課題の設定や、一人一人が熱中できる環境を整えることを心がけたいと思います。(柴山)
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2023年2月7日仕事日記

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 今朝は日本教育新聞社依頼の「提言」原稿書きから。思うように進まず、今晩お届けすることを編集部に伝えて家を出る。

 9時45分ごろ春日井市立藤山台中学校へ到着。すでにお誘いした福地先生、そして希望したゼミ生の柴山君、安藤さん、新谷さん、前野さんが到着済み。

 さっそく校長室で本日の流れを確認。校長と福地先生、僕とで教育事情を話題にあれこれと情報交流。

 10時40分から3限、4限の授業参観、給食をいただき、動画整理。5限授業を参観して、再び動画整理。

 教科別協議会後、まずは福地先生から藤山台中学校の主に子どもたちの学びの姿の価値づけ。次に僕が「藤山台中学校への期待」(今年14回目)と題して50分間話す。

 藤山台中学校の授業を参観して、今回つくづく思ったことは、一人一台情報端末の有効活用は、子どもの主体性を発揮させ、自立的に学びに向かわせるは間違いないということだ。また、端末で情報を共有することで、協働的な学びも促進させるということだ。この表現は、初めて藤山台中授業をご覧になられた福地先生の感想とも重なり、2年間関わらせていた私の贔屓目でないことで安心ができた。

校長からリクエストをもらった「探究的で見方・考え方を大切にした授業づくり」への示唆は、初めて話すことでドキドキもしたが、現時点では「深い学び」を考える上での大きな二本柱を示すことができたと思う。ぜひとも私の提言を踏まえた授業づくりをしていただきたいとお願いをさせていただいた。ありがたいことに来年度の関わらせていただけるからだ。

 終了後、ゼミ生との振り返りはスタバ。バレンタインデーまでの限定のオペラフラペチーノを注文。美味しく、楽しい時間。

 帰宅して、「提言」の原稿書き。あるエピソードを思い出して一気に書く。編集の高橋さんへ送信。すぐに手をいれていただき校了。

 研究室HP記事は、安藤さんの「あいち子ども食育塾」での記事。僕の授業技術をクローズアップしてくれた。
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1月22日 あいち子ども食育塾での学び (安藤)

 こんにちは、8期生の安藤です。1月22日に「あいち子ども食育塾」にお手伝いとして参加させていただきました。テーマは『栄養教諭としてチームを組む先生から一目置かれる授業力を高めよう』です。玉置先生による講演とワークショップ。今回も学びが盛りだくさんでした。全部書こうとするとキリがないので、大切なことを3つにまとめて書いていきます!

 1つ目。授業が成功したら子どもがどうなっているのか明確にする。これが授業を行うにあったって一番大切なことです。

 「〜の大切さを理解する」という目標であれば、大切さとは何か、理解したとは子どものどんな言葉・行動から分かるのか。このような具体的な姿を明確にしておかなければいけません。教師が明確でなければ子どもたちもなんとなく進んでしまいます。「子どもがどんなことを言ったり、書いたりしたら授業が成功したと言えるか」これが定かであれば、価値づけに繋がり、授業の取り組み方も明確なものになります。今後、全ての授業において成功した時の子どもの姿を私の中で確立させておきます。そして、玉置先生にいつ聞かれてもすぐに答えられるように備えておきます。(笑)

 2つ目。振り返りは個別最適な学び。

 振り返りは、子どもが自分自身を見つめるきっかけになります。そこから自分に見合った課題を見いだして次の活動に繋がります。さらに、振り返りを共有することで他の子の刺激を受け成長に繋がります。先生が1人1人の子どもに合わせて授業をする事は厳しいです。しかし、子どもが振り返り、共有することで自ら課題を設定し、自分の最適な学びを進められると思います。さらに、この活動はあらゆる場面において子どもが主体的に課題を見出し乗り越えていくことに繋がります。授業を行う際は、前回の振り返りを授業の最初に取りあげて本時の目標につなげるなど、振り返りを活かした授業をしていきます。

 3つ目。交流する時間をとる。

 理解を深めたり、新しく気づいたりするためには別の視点に立つことが必要です。そのための交流手段として「ワールド・カフェ」という方法を学びました。ワールド・カフェとはリラックスした雰囲気の中、少人数で意見を交流します。数分後メンバーを変えて色々な人と交流していく、というものです。この方法は、比較・検討したり、対話したりして様々な活動の要素が入っています。とても魅力的だと思いました。私は子どもが出力する機会がたくさんある授業をしたいと考えています。実際に行っているときから、ワールド・カフェを取り入れた授業を早くやりたい!という気持でいっぱいになりました。

 今回お手伝いという名目で行きましたが、しっかり学ばせていただきました(笑)。つぶやき板書法(交流中の生徒の呟きを板書、意図的指名で授業展開する方法)のお手伝いもさせていただいて、本当に貴重な学びの場となりました!今回もありがとうございました。玉置先生には言葉では伝えきれない感謝の気持ちでいっぱいです。

 “授業名人”に慣れるように、残り1年、ゼミ生として沢山研究させていただきます!!(安藤)

※ 写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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2023年2月6日仕事日記

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 今朝は依頼を受けている日本教育新聞社掲載「提言」の原稿書きから。テーマを決めたのだが、読者に具体的にイメージをもってもらう例が浮かばす、進まない(泣)。しらさぎ号の中でも加筆修正の連続で決まらない。

 9時11分地元駅乗車、名古屋、米原、金沢、石動(いするぎ)駅へ。到着は13時25分。4時間14分の旅。車中でslack、チャット、メールで様々なやりとり。帰宅後の対応ではタイミングが悪く、今ここでやるべきと思うことばかり。

 石動駅に砺波市立出町小学校の研究主任にお迎えをいただき、車で出町小学校へ。少しでも情報提供をしようと思い、これまでの授業における知見をお伝え。

 学校着。写真のような素敵な校舎(もっとたくさん撮っておくべきだった)。出町小校長、出町中校長のご挨拶を受けて、時間の余裕があることから、校長室で管理職向け情報提供(笑)。

 15時から16時30分まで60名ほどの皆さんに講演(今年13回目)。演題は「研究テーマ 考えを広め深める対話の在り方から授業づくりを考える」。

 出町小学校の研究内容の価値づけをしながら、今後の授業づくりの在り方を個別最適な学び、協働的な学び、GIGA端末活用の視点から、動画を見てもらいながら伝える。例によって、時々、近くの方で話し合っていただきながらの展開。熱心に聞いていただけるので、いつもよりテンポを上げて話してしまったようで、プレゼン終わりに近づいて15分ばかり余裕があることに気づく(汗)。急遽、プレゼンを加えて、中学校の先生方もおられることを意識して対話の大切さを強調して終了。

 質問受付と書籍販売と片付け物をする時間を10分ほどいただき対応。質問から今後の講演内容の良い視点をいただく。感謝。

 すぐに駅に送っていただき、17時20分に石動駅乗車。金沢、米原、名古屋着が20時55分。駅構内のラーメン屋さんで、初の和歌山ラーメン。これが美味い!22時30分ごろ帰宅。原稿が気になりながら、気力わかず(泣)。

 研究室HP記事は、下野さんの「愛知子ども食育塾 での学び」。1月22日に下野さんと安藤さんに手伝ってもらって行った研修のとても良い記録。どうぞご一読を。
 

1月22日 愛知子ども食育塾 での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。1月22日に、愛知子ども食育塾 に8期生の安藤さんと共に参加させて頂きました。

 今回、私たちは玉置先生のご講演から交流を踏まえ、要点を随時まとめていくという大役を承りました。玉置先生のお話を的確に。もとより、玉置先生のご講演は明確な意図が示されておりますので、なんともお聞きしやすい話の筋が通ったお話なのですが、、、私たちのまとめるホワイトボードが議事録の役割を果たすとなるとやはり背筋がピンと伸びます。

 お話を元に戻しますと、『愛知子ども食育塾』とは一体。といったことになるかと思います。
 『愛知子ども食育塾』とは、愛知県の栄養教諭である先生方で構成される食のプロフェッショナル集団!であると私はお見受け致しました。パワフルで元気と笑顔が溢れ、ああ素敵だな、元気が出るなと一目お会いしてから私たちも笑顔になるような先生方ばかりでした。

 今回のご講演のテーマは、《チームを組む先生から一目置かれる授業力を高めよう》。食を通した教育は、家庭科、生活科、保健体育等多岐に渡る教科の指導に散りばめられています。つまり、チームティーチングが必須となってくるのです。担任の先生と食のプロフェッショナルである栄養教諭の先生が一緒になって「食」や「栄養」について教える。
 学級担任だからこそ子どもたちに最適な学びを届ける視点とプロフェッショナルとしての専門的な学びの視点が掛け合わさった時、それはそれは子どもたちの「深い学び」へと繋がるだろうと感じていました。

 玉置ゼミ流の「この授業が成功したのなら、子どもは何を言って何を書くのか」。授業を見る上でとても大切な視点です。今回のご講演でも、このワンフレーズがとても重要なキーワードとなりました。チームティーチングは、最強の味方と授業を共に創り出すことだと私は思います。

 4月から教壇に立ちます。私も、栄養教諭の先生方と一緒に授業がしたくなりました。いえ、今回の会を経て、したくてたまらなくなりました。プロフェッショナルである最強の味方と授業を創りたくてたまらないのです。そんな日がすぐそこにあると思うとワクワクします。

 愛知子ども食育塾の皆様、貴重な出会いに感謝でいっぱいです。またお目にかかれました時には、沢山お話させてください。そして、もっともっと「食」についてお教えください。
 玉置先生、私たちのアシストは良かったでしょうか。玉置先生のお話に私もふむふむと聞き入ってしまいそうなのをグッと堪えておりました(笑) 出力は大事です。今でもあのホワイトボードは、私の記憶にしっかりと刻み込まれております。貴重な経験をありがとうございました。
 安藤さん、とっても心強かった!安藤さんの笑顔が私の心の癒しだったよ。ありがとう。また一緒に行きましょう。

 皆様、ありがとうございました。(下野)

※ 写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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2023年2月5日仕事日記

 美味しい珈琲とパンで朝食。仕事日記などを更新。いくつかのメール返信。

 連載中の「週刊教育資料 学習指導要領のイデアを実践する」の第22回原稿作成。今回から「深い学び」をテーマにすることに決意(笑)。改めて様々な資料を読み、方針を決める。勉強も兼ねての原稿書きなので、かなりの時間がかかる。

 13時45分からオンラインで「情報活用能力の歴史と未来を語る会」を視聴。とっても勉強になった3時間余。ちなみに会の趣旨は、以下の通り。サイトから転載。

 1986年当時から先進性を有していた情報活用能力を改めて確認すると共に、現代や将来を見据えたリフォームの検討も必要な時期にあると考えました.そこで、情報活用能力の生みの親、育ての親とも言える清水康敬先生、永野和男先生、堀田龍也先生をお招きし、情報活用能力の歴史や経緯を確認すると共に、未来への展望について議論する会を企画いたしました.

 3月26日(土)午後は、久しぶりの「復活寄席」。そのときに皆さんに手渡すパンフレット原稿書き。じっくり考えて、今回で最後の高座とすることを決意。原稿にその旨を書く。
 
 楽しみにしていた笑点の新メンバーは、なんと春風亭一之輔でビックリ。ますます楽しみになる笑点。ちなみに3月名古屋での一之輔チケット購入済み。今、一番チケットが取りにくいと言われる中でゲット。

 18時30分ごろ、愛知県知事選挙・小牧市長選挙・小牧市議会議員補欠選挙に出かける。

 一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」での新企画。若い先生方5人で「授業ネタづくり研究会」(ネタ研)を立ち上げることに決定。Googleチャットでやりとり開始。

 18日(土)午前の啓林館リーダーセミナーのプレゼン作成。演題は「新時代の魅力ある学校づくり〜様々な教育動向を踏まえて〜」。ほぼ完成。明朝確認して送付する予定。

 研究室HP記事は、1月21日教師力アップセミナー(盛山隆雄先生)の最終記事。第8回。9期生の長谷川さん、安田さん、久保君が発信。教育実習前らしい内容。なお、7期生の高橋さんの記事は、久野さん、池戸さんの記事に追加。高橋さんは早々に記事を書いていてくれていたのに、諸事情により発信が遅くなってしまった。気づいているかな?〇さんと〇君。

1月21日 第6回教師力アップセミナーでの学び(長谷川、安田、久保)

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 こんにちは!9期生の長谷川理桜です。1月21日に、盛山先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 いくつかの教科書アレンジの中で「ゆきだるまの計算式」というアレンジがとても印象に残っています。計算式と一緒に1文字の平仮名が書かれており、答えを小さい順に並べると「ゆきるま」という言葉ができます。私は「ゆきだるま」ではないのかと疑問に思いました。

 この問題を解く子ども達も「ゆきるまって何?」と疑問に思い「ゆきだるま」という言葉を完成させるために、「だ」になる式を作りたいと考えるようになります。このような形で発問をすれば、子どもたちが自ら「だ」が無いということに気が付き、「ゆきだるま」を完成させるためにはどう展開していくかの発言も出てくることを学びました。

 お話を聞く中で、教科書を少しアレンジすることで、子どもたちが楽しみながら主体的に学んでいけるようになると考えました。また、アレンジする際には子どもたちの身近なものに関連付けると親近感が湧き楽しみながら学ぶことができると思いました。

 今回学んだことを活かして早く授業をしてみたいです。これからもゼミを通じて多くのことを学べると思うと、とてもワクワクします。このような学ぶ機会を設けてくださり本当にありがとうございました。(長谷川)


 みなさんこんにちは、9期生の安田です。1月21日に行われた「第6回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。

 今回の公演は、筑波大学附属小学校の盛山隆雄先生に「教科書をベースに動き出す授業」についてお話しして頂き、自分にどんな工夫ができるかについて考え、学んでいくというものでした。

 私は、授業の工夫や教材研究というと、逆指名や授業構成、追加教材を準備することばかりだと思っていました。だからこそ、考えたこともなかった大元の「教科書」のアレンジ方法について、とても新鮮な気持ちでお話を聞くことが出来ました。

 一概に小学生と言えども、個性は十人十色。勉強が得意な子もいれば、スポーツが得意な子もいます。おしゃべりが大好きな子もいれば、頭を使って考えることが好きな子もいます。同じように苦手なことも人それぞれ。子どもを輝かせようと「得意」な子だけスポットライトをあてると「苦手」な子が置き去りになってしまいます。だからこそ大切になるのが、「平均」に合わせて作られた「教科書」をアレンジすることだと盛山先生は仰いました。 

 「教科書アレンジ」の中でも、子どもたちが「なんで?」と思える問題に変えることで、内発的動機づけに繋げるという方法には衝撃を受けました。
 用意された問題だと外発的動機づけが主体になってしまうからこそ、教師の「教科書研究」がポイントになってきます。「知りたい」を引き出し、主体的で深い学びに繋げていく、これこそが私たちがこれから付けていくべき力なのではないでしょうか。

 まだ、現場での実践経験がない故に私は、授業で指導案を作ると「教科書」に沿って時間内に且つスマートに進めることばかりを意識してしまいます。お話を聞いていく中でどんなアプローチが現場の子どもに有効なのかを知ることが出来たので、まずは来年の教育実習で活かして自分のものにしていきたいなと思います。

 今回、このような貴重な体験をさせていただけたことをとても嬉しく思います。盛山先生、素敵なご講演をありがとうございました。また、ご協力頂いたたくさんの方にも感謝を忘れず、これからもみんなと一緒にたくさん学び合っていきたいです。(安田)

 
 みなさん、こんにちは。9期生の久保です。私も、1月21日に行われた「第6回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。

 今回のセミナーで特に印象に残ったのは、「教科書アレンジ」についてです。私の中で教科書はお手本のようなもので、アレンジすることなく、教科書通りに進めていくことが大事だと思っていました。しかし、今回のセミナーをしてくださった盛山先生が仰っていたのは、教科書の言葉を子供たちから出すことが大事ということです。教科書アレンジは、子供の意欲を喚起し、深い学びを実現できるとして必要なことであると学びました。
 
 その中で、盛山先生が実際に行ったとされる「繰り下がりの引き算」をアレンジしたものがとても印象に残りました。4種類の引き算カードがあり、それらを計算し、答えの低い順に並べると、ある単語が分かるという教材でした。そこで、教科書とは少し引き算カード変えてみるのと同時に、並び替えても変わらないような仕組みになっていました。こうすることにより、子供たちは困惑し、「なぜ?」が生まれます。また、単語を完成させるにはどうすればよいのかを考えるきっかけになります。そこで実際に計算式を考えることで、その答えを引き出すのに多くのパターン(式)があることを学びます。そうすることにより、ほかの文字も複数の式が作れることに気づき、次々に自分たちで考察していく展開が作れます。1つの工夫で多くのものを引き出すことのできるこのアレンジには、感動しました。
 
 児童たちは大人に比べて、おかしいと思うことをおかしいといえると感じます。だからこそ、それを引き出しおかしいと思わせる、違和感を持たせることは教科書アレンジするうえで大切になってくると考えました。
 
 今回、初めて教師力アップセミナーに参加させていただきました。早く授業がしたいと思わせてもらえる、リアルなお話、現場でたくさん使うことのできる技を学ぶことができました。これからの教師力アップセミナーも、どんどん自分の今後につなげていきたいと思います。盛山先生、貴重なご講演をありがとうございました。(久保)

1/21 第6回教師力アップセミナーでの学び(荒木、由原、古川)

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 こんにちは。9期生の荒木歩華です。

 1/21に、第6回教師力アップセミナーに参加させていただきましたので、学びを記事にしていきたいと思います。「教科書をベースに子供たちが動き出す算数授業」というテーマで筑波大学付属小学校教諭として活躍されている、盛山隆雄先生にご講演いただきました。

 今回の講演で特に感じたことは、内発的な動機づけは学習意欲を飛躍的に上げるという事です。

 私にとって算数や数学は、ほかの教科と比べて日常的には目にしない抽象的な内容を扱うことが多いため勉強感が強く、得意になれませんでした。算数や数学はなんのために勉強する教科なのか調べましたが、それでもなかなかやる気になれなかった覚えがあります。しかし、今回の盛山先生の授業は自然にやってみたい!知りたい!と思える魅力的なものでした。

 教科書はわかりやすく、平等に教えるためになくてはならないものです。しかし、ただ教科書の内容を教えるだけでは子供たちは退屈に感じてしまいます。そのため、今回学んだ教科書アレンジを使い、主体的な学びに繋げることが大切だとわかりました。主体的な学びの実現には「逆をたどる」「比べる」などといった発問や展開の工夫が効果的だと学びました。

 そして、子供たちが動き出す授業にするためには、学習させたい内容をそのまま授業の課題とするのではなく、学習内容を、課題を求める過程の中に持ってくることが大切だとわかりました。

 子供たちが学ぶことが楽しいと思えるような授業を作れるよう、今日学んだ授業技術を教材研究や授業づくりにいかしていきたいと思います。盛山先生、素敵な講演をありがとうございました。(荒木)


 こんにちは、9期生の由原です。1月21日に行われた、第6回教師力アップセミナーで得た学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は、子どもの意欲を喚起したり、深い学びに繋げるための教科書アレンジの方法について学びました。

 問題、展開や構成、教材の開発など、様々な教科書アレンジの方法を学びました。中でも、教科書の問題を子どもが疑問を持つような問題に変えて、そこからめあてに繋げていく方法を知り、私自身教科書をアレンジするという考えがあまりなかったので、とても刺激を受けました。子どもたちが自ら疑問をもち、「知りたい」という気持ちにさせることが、深い学びに繋がっていくのだと感じました。そのために、わざと迷うような発問をしたり、パズル形式の問題にしたりと、たくさん工夫ができることを知りました。

 また、教科書アレンジの際には、まず教師が教材をしっかり研究し、子どもにどんな力をつけさせることが目標かを理解しておくことが必要だと感じました。教科書通りに授業を行えば、内容がずれていくこともなく、ねらい通りの授業ができるかもしれません。しかし、子どもの意欲を高め、より深い学びに繋げるために教科書アレンジは効果的だと感じました。

 今日学んだ教科書アレンジの方法をこれからの実習や模擬授業で活かしていきたいと思いました。盛山先生、貴重なお話をありがとうございました。(由原)


 こんにちは、玉置ゼミ9期生の古川航太郎です。今回は1月21日に行われた盛山先生の教師力アップセミナーに参加させて頂きました。

 今回の公演では「教科書をベースに子どもたちが動き出す算数授業」をテーマに教科書のアレンジの仕方を学ぶことができました。

 数学的見方・考え方を育てるため、「逆をたどる」や「比べる場面をつくる」「決まりの仕掛け・パズル形式」など多くのアレンジの仕方を学ぶことができた。その中でも私が印象に残ったのは「比べる場面にする」ということです。セミナー内での例として挙げられたのは、30×30と31×29ではどちらの方が大きい数になるのか考えるという問題でした。ただ単に計算をするのではなく、本質に迫る理解を深めるために「比べる」という場面を作ることで子どももなぜなのか?考えながら学ぶことができます。

 もっと知りたい・なんで・学びたいと子どもの内発的動機が高まる授業にしていく工夫を知ることができました。子どもたちの興味・関心から子どもたちの持っている力を引き出す為にも教材研究の重要性を再確認することができ、これから玉置先生の元でもっともっと吸収し自分のものにしていきたいです。

 盛山先生の授業は今すぐにでもやってみたいと思えるような実践的で面白く深い学びに繋がる内容ばかりでした。知っている方も多いと思いますが、実は算数は小学生の好きな教科ランキングでいつも1位の人気科目です。好きだからこそ自分の授業を通してより発展的な内容に自分からチャレンジしていけるような授業作りができるようになりたいと更に思いました。このような学ぶ機会を設けていただきありがとうございました。(古川)

2023年2月4日仕事日記

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 目覚めて「深い学び」の理解で閃くことがあって、すぐに考えをまとめようと思い、プレゼンづくり。この構造なら聴き手の納得度は高いのではないかと思う資料が完成。今後は、このバージョンを上げることになるはず。

 9時30分から本年度5回目となる「モーニング情報交流会」。主催は「一般社団法人 未来を拓く学校づくり研究会」。

 今日のテーマは「ICT活用の格差を感じませんか?」。熊本の前田浩志先生と春日井の水谷年孝先生が情報提供。聞けば聞くほど、二人のご実践と私たちの格差が大きすぎると思われた方がほとんどだと思う。ブレイクアウトルームで25分間。まとめで10分間。おかげさまで今回もとても良い会になった。さっそく感想を送っていただいた方あり。

 ある地区の委員会から論文審査の依頼があり、その論文が届く。さっそく目を通し始める。それぞれにコメントを書いて順位を付けるのが依頼事項。う〜む。

 連載中の「週刊教育資料」の「学習指導要領のイデアを実践する」。早いもので22回目。今回は初めて「深い学び」をテーマにすることにして書き始める。

 ある学生から相談あり。私は直接関わりがない学生。相談の理由を聞くと、誰に相談したらよいかわからず、玉置先生なら相談しやすいとのこと。嬉しいことだが、ちょっと待てよ!という状況。様々なことを考えて、まずは気持ちが幾分でも軽くなる返答を送る。

 研究室HP記事は、下野さんのエッセイ「書くこと」。下野さんの原稿の質の高さは言うまでもない。ぜひ今回もご一読を。
 

書くこと(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。私が玉置ゼミで学んだ「書くこと」について今回は綴りたいと思います。

 教員採用試験の面接練習の時、「喋りが上手いなあ」と褒めて頂いたことがあります。嬉しかったです。でも、私は昔から喋りが得意だったわけではありません。昔から本番には滅法弱く、正念場ではいつも転けるタイプでした。

 いつから人前で話せるようになったのだろうと考えた時、玉置ゼミで「書くこと」を必死になって取り組んでからだと思いました。「書くこと」は、主観的です。反対に、「読むこと」は客観的だと言えるでしょう。

 主観的である「書くこと」は、やはり自分の中で深く刻み込まれます。それだけアウトプットしている証拠です。「読むこと」より、とても効果があるのだと私は思います。

 「書くこと」を行っていると、言葉の引き出しや伝わりやすい順番というのが自然と身についてきます。だから、喋れるのだと。頭の中で話したいこと、伝えたいことが並んだ時、伝えるための言葉の引き出しや伝える順序の選択は、全て「書く」という行為と同じです。

 この玉置ゼミの研究室HPで一体どれだけ記事を書いたかもう覚えていません。それ程までに、私は「書く」ことに力を入れた玉置ゼミ生活だったと思います。卒業まで残りわずか、ここでこうして沢山書いて発信できるのも僅かな時間となりました。寂しいなと思う反面、沢山書いてきたなあと誇らしく思う気持ちもあります。

 どうか、後輩たちも「書くこと」を大切にする玉置ゼミでの生活を楽しんでくれるようにと願いながら、残り少し記事を沢山綴ろうと思います。(下野)

※ 写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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啓林館リーダーセミナー2月18日にどうぞ

 2月18日(土)10時から1時間30分、啓林館東海支社で「リーダーセミナー 新時代の魅力ある学校づくり」と題して講演をします。

 まだ若干、席に余裕があるとのこと。また学校リーダーであれば、表記の立場でなくてもよいとのこと。皆様、ぜひ申し込みください。
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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文