2023年5月15日仕事日記

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 7時過ぎに研究室着。好みの音楽をかけて珈琲を飲みながらしばしのんびり。小論文添削開始。

 9時から第5回教育課程論。テーマは生徒指導。これまでの生徒指導イメージを発表後、生徒指導が目指すものを確認。授業中における生徒指導を出したり、スクールカーストの論文から話し合い。

 10時40分から8期生ゼミ。今回もテーマを決めて互いに論述する。

 12時20分から20分間、依頼を受けて面接指導。ポイントをズバリ。納得感がかなりあったようで、感激気味の学生が嬉しい。

 13時15分から2時間、新潟県中堅教諭等資質向上研修(小・中・特)「学校運営に参画する中堅教員の在り方」と題してオンライン講演。新潟県4か所に分かれて300人ほどの方が参加。時々、こちらから会場を指名して発言をしてもらいながらの展開。指名から発言までの時間がかかり、これがコンパクトにできるともっと情報を伝えることができたと思う。残念。

 15時45分から17時まで、京都市教育委員会・文科省研究指定校における研修会「講演 学校を元気にするGIGAスクール構想であるために」と題して、オンライン講演。対象はリーディングDXスクール指定の3校の皆さん。いわゆるキックオフ講演なので、動画を見せながらわかりやすく伝達。学力とICT活用についての難しい質問あり。

 17時過ぎに一宮市立瀬部小学校教務主任来研。先日の講師授業動画を持参していただけた。その後の学校変化を聞き、嬉しい気持ちになる。

 昨年の岡崎市教頭会での僕の講演を聞いた上での学校での指導助言依頼あり。こうしたつながりは嬉しい。なんとか日程調整をする。

 小論文を添削。20時ごろ大学を出る。帰宅。午後2本の講演の疲れで、いつのまにか記憶なし、目覚めて仕事を1時間ほど。

 研究室HP記事は4月から学校現場で頑張っている7期生・下野さんによる教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び。いつものようにポイントをついた良質な5月13日 第1回 教師力アップセミナーでの学び (7期生 下野)記事。

5月13日 第1回 教師力アップセミナーでの学び (7期生 下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。今年の4月から働きはじめ1ヶ月が経とうとしています。子どもたちから元気を貰うこと、自分の未熟さに悔し涙を流すこと、それでもやっぱり子どもの笑顔のためになんだって頑張れてしまうこと。色んなことを感じながら毎日を噛み締めて過ごしています。

 そんな日々を過ごす中、5月12日に第1回教師力アップセミナーに運営委員として参加させて頂きました。学び続ける教師というよりも、学び続ける人であるための大事な時間です。

 今回、東北学院大学文学部教育学科 教授の佐藤 正寿先生のご講和と模擬授業を受けさせて頂きました。

 『社会科授業づくり』
 教師として1ヶ月、もちろん社会科の授業も受け持っています。社会科は、知識・技能に偏りがちに見られる授業です。つまり、教師の力量にかかっているとも言えるのかもしれません。

 『社会科における協働的な学び』
 私は深くこの項目に関心を持ちました。協働的な学びは、玉置ゼミではお馴染みの「話し合いを協働的な学びと捉えてはならない」です。単に話し合い活動を取り入れるだけでは、協働的な学びには繋がりません。教師が綿密に仕掛けをし、よく構成した上で社会科における協働的な学びが成り立つことを改めて実感しました。これは、私が教師になった一番の理由である「子どもを輝かせたい」という想いに通じます。「子どもを輝かせたい」とは、言い方を変容させるのなら「子どもにいい思いをさせたい」のです。どれだけ教師が仕掛けをし、構成をしていたとしても、子どもにとっては「自分で学びたいと思った」とそう思って欲しい。良い授業の本質はここにあると信じたいです。

 教師として働いて1ヶ月。授業とは何か、どんな授業をしたいのか。毎日模索するばかり。ゼミで学んだことを活かしたい、こんな授業をしたいと思っても私の力量では到底できません。それでも、良いものを学ぶ意味は良いものを知っていれば、理想があれば、そこに到達するよう努力できるから。だからこそ、学び続けたいと今回教師力アップセミナーに参加しまたグンとギアアップ出来ました。

 玉置先生、卒業式ぶりにお会いできて嬉しかったです。下野は元気に楽しく毎日を過ごしています。玉置ゼミの心を忘れずに、玉置ゼミでの学びを宝物に頑張っています。
 運営委員の先生方、先輩方、まだまだ未熟な点がありますが今後ともよろしくお願い致します。
 ゼミ生のみんな、8期生はあと少しで教採!!!全力で走りきってください!8期生のみんななら大丈夫!9期生はもう暫く経つと教育実習!!思いっきり楽しんできてください!ゼミ生の皆さんに伝えられる私からのメッセージは『大丈夫、だって私たち玉置ゼミだから』。玉置ゼミのゼミ生であれることを誇りに思える日々を過ごしてください。

 今回もありがとうございました!!(下野)

2023年5月14日仕事日記

 日曜日。いつもの喫茶店でモーニング。ここの珈琲とパンの味は僕好み。だから通う(笑)。

 佐藤正寿先生にお礼のメッセージ発信。昨日の仕事日記書きは、教師力アップセミナーのことと本学の名古屋でのオープンキャンパスのことを発信。登壇してくれたかつてのゼミ生へ写真データ送信など。

 新刊「スクールリーダーの”刺さる”言葉 教職員、子どもの心を動かす55のフレーズ」の「はじめに」を書く。これですべての原稿が終了。

 山田先生、福地先生、僕が編著者になる「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」のジャンル提案をまとめる。

 一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」の連絡用グループチャット立ち上げ。

 研究室HP記事は、5月10日の8期生ゼミの記録。前野さんが僕の助言を中心に発信してくれた。

5月10日 8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは。8期生の前野です!5月10日に8期生ゼミが行われました。今回はいくつかの質問内容をランダムで答えていき、玉置先生からアドバイスをいただきました。また、追質問についても教えていただいたので学びを記事にしていきます。

 質問内容は
◯ 本県を志望した理由
◯ どんな学級を作りたいか
◯ 孤立している子どもがいたらどうするか
◯ 教育実習での学びは何か
 でした。

 どの質問にも活かせることを主に3つ学びました。

 1つ目は追質問では具体的な内容を端的に話すことです。面接官は始めに答えた内容から使った言葉の意味の意味を本当に理解しているのか、具体的に子どもにどう働きかけようとしているのかを聞くために追質問をします。抽象的な回答で終わることなく、子どもの具体的な姿や自身の経験を交えて語れるように意識したいと思います。

 2つ目は強い意志、熱い思いが伝わるように話すことです。用意してきたものを話すだけにならないよう、抑揚や自分の思いを伝えられる言葉で話すように意識したいと思います。

 3つ目は専門的な用語等学んできたことを交えながら答えることです。教育用語を使いながら話すことができるようになると「この子は学んできているな」という印象が与えられると学びました。しかし、その言葉の意味を曖昧なまま使うと深掘りされた時にしっかり答えることができないので、言葉の意味をよく理解した上で用語を使いながら話すことができるようにしていきたいと思います。

 教員採用試験まで約70日となりました。焦る気持ちが募ってばかりですが、ゼミ生の仲間と一緒に高め合って頑張っていきます!!(前野)

2023年5月13日仕事日記

 珈琲とパンで朝食。福地先生に作成していただいた「子ども理解活動」の学生周知用文書を精読。このままCP委員会に提案して意見をもらえばいいと判断。

 8時20分ごろ、大口町立大口中学校へ。第1回教師力アップセミナーでの佐藤正寿先生、過去のゼミ生、8期生・9期生に会うため。佐藤先生はまさに同志。久しぶりの再会。わずかな時間の出逢いだったが、教育学部教員としての在り方を再度確認しあう。ゼミ生は教師力アップセミナーの歴史と運営側の在り方を伝える。9時過ぎに学校を出る。

 9時54分地元駅乗車。11時少し前、名古屋・栄のナディアパークデザインホールに到着。「本学出張オープンキャンパスin名古屋」での一つ、シンポジウム【卒業生教員が語る「岐阜聖徳教育学部の魅力」】に登壇のため。

 コーディネータの岩崎さん、かつてのゼミ生である松井君、関口さん、長谷川さんと僕とで、お弁当を食べながら、シンポジウムで話題にすることを打ち合わせ。綿密な打ち合わせは避け、大きな流れのみ確認。
 
 12時20分から13時10分まで、コーディネータの進行で、4人で本学のことを語り合う。岐阜聖徳学園大学を目指した理由、教員生活の実際、教員採用試験合格に向けての本学の取組など、高校生が進路選択にあたって役立つ情報をたくさん提供。質問時間で、なんと!「玉置ゼミに入りたいです」といった発言があってビックリ。

 終了後、下写真のように4人で四方山話。ここだからこそ聞ける様々な情報も得ることができて、とっても楽しい時間。あっという間。

 帰宅。連日の活動で体が重い。しばらく横になる。目覚めてもCPを立ち上げるエネルギーはなく、youtubeで渡辺貞夫音楽を聴く。ナベサダファンになって、考えてみたら45年。90歳になってもライブ活動をしているナベサダさん!凄い!

 研究室HPトップ写真は佐藤正寿先生を囲んでの8期生・9期生写真に入れ替え
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2023年5月12日仕事日記

 ホテル泊の朝。6時ごろに目覚めて、まずは朝食。美味しいお米。部屋に戻って「教育課程論」と「生徒指導論」の振り返りチェック。スケジュールを見てハードな1日を改めて覚悟(笑)。このこともあって、鈴木中人さんが発信されたエッセイに、次のように投稿。

 ありがたいことにあちこちで私の話を聞いていただいています。中人さんが示していただいたように、1回、1回に全力を尽くすことがなりよりも聞いていただける方、こういう場を設けていただいた方への最大な感謝だと、改めて心して頑張ります。

 8時にお迎えの車で、砺波市立庄川中学校へ移動。8時40分から10分ずつ5つの授業を参観。助言メモ。9時35分から参観した5人の授業者に一人ずつ6分助言。良いところと今後のためのアドバイスをする。最後は15分間、校長、教務主任、研究主任の研究を進めるための助言。10時20分終了。

 すぐに砺波市立庄川小学校へ移動。10時35分から45分間で10の授業を参観しながらメモ。5分ほどでプレゼンを作って、全員が集まっていただいた会場で20分間の講話。2年間の研究でほぼ確立している算数授業づくりの方向性の妥当性を賞賛し、さらなる練り上げのための助言をする。11時45分終了。

 教育センターへ移動。昼食。教育長や所長と四方山話。12時50分に砺波市立出町中学校へ移動。

 校長室で本日の授業設定理由や学校運営の話を聞く。13時20分から音楽科、保健体育科の授業参観。双方とも、「まさに子どもが主語」となっている子どもとともに創る授業。参観していて気持ちがいい。音楽科の合唱パート練習場面では、生徒代表が課題を投げかけで、自分たちで合唱を高めるためのポイントを出し合いながら部分練習をしている。保健体育科の授業では、練習中の子どもたちに何をやっているのかと尋ねても、どの子も明確に目的と今の状況を説明してくれた。まさに主体的に活動している子どもたち。二人の授業者の安定した技量が成せた授業とも思う。

 研究協議会は1時間20分も設定されていて、こんなに長く(笑)話し合えるのだろうと思って見ていたが、授業について話し合う先生方が楽しんでおられる姿があちこちで見られて感心。

 いただいた指導助言時間は30分。先生方の状況を見ていると、僕の時間はこの学校が掲げている研修主題の位置づけ、その重要性をしっかり伝えることが大切と判断して、プレゼン作成。盛り込み過ぎて、授業動画による助言を終えたら7分間のオーバー。時間超過は久しぶり(泣)。

 すぐに中学校を出て、ホテルへ送っていただき、帰路に着く。東海北陸自動車道は空いていて、快適に運転。ついスピードが出過ぎてしまうので、注意しながらの200km余の運転。途中で夕食をして20時ごろ無事帰宅。

 ちなみに出町中学校最寄り駅の砺波駅から地元駅までJRや新幹線、地下鉄、名鉄に乗車して帰宅すると、乗換案内では22時45分ごろの帰宅となる。それが車移動では、帰宅前に夕食をとっても到着は20時。なんと2時間45分の短縮。砺波市への往復はやはり車に限る(笑)。

 写真は出町中学校の中庭。ステージもあって、とても素敵な学校環境。
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5月9日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り (由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です!今回は4回目のゼミで行われた模擬授業の振り返りについて、記事にしていきたいと思います!

 今回は、石上さんと長谷川さんが模擬授業をしてくれました。2人の模擬授業から学んだことについてまとめていきたいと思います。

 1つ目は、教師が授業を進めるのではなく、児童に進めさせるということです。授業を行うと、考えた答えを出して欲しい、計画通りに進めたい、という思いから教師が児童の言っていないことまで話しがちだと思います。しかし、1人の児童の意見に対して「〇〇さんはこれきいてどう思う?」と児童同士が話すように進めることが大事だと学びました。先生に向かって発言するのではなく、クラスに向かって発言するという意識を持ちたいと思います。そうすることで、児童同士の話もどんどん深まり、期待以上の答えを引き出せるのだと学びました。

 2つ目は、発問の際の言葉の選び方です。今回の模擬授業で、「自分ならどうする?」という発問と「〇〇の立場に立って考えてみよう」という発問は、同じように聞こえるけど、意味が全く違うということに気付きました。自分ではあまり考えずに話しているけど、児童はとても教師の言葉一つ一つを聞いていると思うので、発問の際の言葉選びには気をつけたいと思いました。

 3つ目は、授業の目標を決めることです。授業を終わるときに児童がどんなことを言ってくれればこの授業は成功なのかをしっかりと考えることの大切さを学びました。私も、模擬授業をしていて授業の締め方に悩むことが多いので、何を言わせたいかを明確にして発問を考えていきたいです。また、その授業での大切なことは、1人の発言で満足せず、自分の言葉で何人にも言わせて価値を積み重ねることが大切だと学びました。

 模擬授業を重ねるにつれて、だんだん授業のレベルが上がっていてとてもプレッシャーですが、学んだテクニックを活かせるように来週模擬授業頑張りたいと思います!!!(由原)

2023年5月11日仕事日記

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 いつもの喫茶店。愛犬散歩。6月4日(日)開催の本学教育フォーラムの流れをまとめて、講演者の武藤久慶さんや登壇者、関係者に送信。

 9時30分に家を出て、富山県砺波市立出町小学校へ向かう。ナビでは206km。久しぶりの長距離運転。途中で2回小休止して、学校付近に12時40分ごろ到着。ケーキ屋さんで軽食をとってしばし休憩。

 13時過ぎに出町小学校へ入る。写真のようにとても素敵な校舎。教育長らと懇談。砺波市教育委員会の精力的な取組をお聞きする。

 14時5分から5年生国語授業参観。5月11日の段階でここまで子どもたちを高めておられることに感心。1人でも3人でもしっかり考える子どもたち。無駄な教師の言葉はなく、子どもたちの発言をもとに学びを高めていく授業。なりより嬉しいのは、前回訪問の際にアイデア提供した様々な授業技術を駆使されていること。

 研究協議会には、出町小学校を始め、市内各校の研究主任が参加。4つのグループとも、僕が授業ポイントだととらえた場面を話題にされていて、協議会後の自分の講話の展開を考え、プレゼン調整。

 与えられた30分間で、撮影した映像を使って授業の総括。特に最後に挿入した昨日録画したばかりの自力解決場面での解釈について賛同を得る。

 18時ごろから教育長、センター所長、所員、明日訪問する小中学校長2名の方と富山県らしい料理を堪能しながら熱い懇談。

 20時30分ごろホテル着。しばらく横になる。目覚めて大風呂へ。メール処理、仕事日記を書いて就寝。

2023年5月10日仕事日記

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 コンビニでパンを買って大学へ。7時ちょっと過ぎに研究室。珈琲を入れて朝食。授業準備。これからの授業資料印刷。

 9時から看護学部「生徒指導論」。今日は「学習指導と生徒指導の違い」。当たり前のようなテーマだが、文部科学省の資料をもとにして意見を出し合うと90分間はあっという間。最後はいつもの保健室ロールプレイをして終了。

 10時40分から8期生ゼミ。教育実習で学んだこと、どのような学級を創りたいか、孤立している子どもがわかったらどう動くか、なぜ本県教師になりたいのかなど、ゼミ生リクエストに応じて面接指導。終了後、グループチャットに助言を受けての最終回答を投稿するように指示。ゼミ生内での学びの軌跡を残すため。あとは自主ゼミとして大学を出る。

 愛知県立学校教頭会総会での講演のため、刈谷市総合文化センターへ向かう。会場付近に来て、1時間余の余裕があるので昼食。

 14時に会場に入る。1年前に届いた依頼文書では14時15分から1時間の講演。主催者から「14時ごろに来てください」と指示があって、おかしいなあと思っていたら、要項を見て認識。講演開始時刻は14時50分、時間も90分間。やはり!と思って、さっそくプレゼン追加。GIGAスクール構想動画を多くしたり、要項に記載されたSSH実践の価値づけシートを増やしたりして、ギリギリまで調整。

 14時50分講演開始。演題は「学習指導要領のイデアを実現する教頭の在り方」。今日は次の3点。「1 学習指導要領(特に総合的な探究の時間)の理解 2 GIGAスクール構想で育ってきた子どもの踏まえた授業改善 3 次期教育振興計画(ウェルビーイングへの意識)」。

 途中で舞台から客席に降りて、意見を聞くことをしながら、徐々に会場を温める。会場全体の笑いも生まれ、ほっとする。6時20分ピタリ終了。

 18時頃、帰宅。書籍執筆のことでお願いした方と電話でやりとりなど。20時からお願いした和田先生とのプレゼンづくりのために追加資料作り。

 20時から和田裕枝先生と「教育実習での授業で大失敗しないために」と題した動画づくり。簡単に打ち合わせをして、55分間の動画完成。このまま販売してもいいと思える(笑)良いコンテンツになった。

 研究室HP記事は、5月9日9期生ゼミの授業提案者の長谷川さんの振り返り。質が高いゼミが始まっていることが伝わる良い記事。

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5月9日9期生ゼミ模擬授業を振り返って(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。今日は模擬授業の振り返りについて書いていこうと思います。

 私は小学3年生の「ことばのまほう」という教材で模擬授業を行いました。この教材は主人公に起こった2つと出来事を通じて、「周囲へ親切することの大切さを知る」という教材です。

 これまでのゼミで学んだことを活かしていきたいと思い授業を始めましたが、途中から自分が何を伝えたいのか、どこへ向かっているのかが分からなくなり、ぐだぐだと授業が終わってしまいました。

 今回の模擬授業を通じて多くの改善点が見つかりました。その中でも1番の改善点は
「最終的に子どもたちがどのような意見を持つと良いのか」
ということが明確になっていなかった点だと考えます。

 その部分が明確になっていなかったため、途中の発問は脱線してしまい困惑させてしまいました。はじめに最終目標を明確にしておき、その上で発問や揺さぶりを考え授業構成していかなければならないと思いました。また、最終目標に到達するためにはどのような発問を行っていくべきなのかという授業のつながりの大切さを学びました。

 その後玉置先生からの助言を頂き、模擬授業を再び途中から行いました。自分では考えることのできなかった発問の仕方や揺さぶりの仕方について学び、感銘を受けました。「ことばのまほう」といった題材名を用いてまとめを行うという意見には驚いたとともに、子どもたちにとってとても分かりやすい授業になると感じました。

 今回はとても悔しい結果に終わりました。自分が思っていた通りに授業を進めることができなかったことや、実力不足などすべてが悔しかったです。同時に、この環境でこれからも学び続けられるありがたさも感じることができました。自分の授業に対して助言をしてくれる同期のみんなや玉置先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

 次模擬授業を行う際には、今回よりも必ず良い授業ができるようこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)

2023年5月9日仕事日記

 8時ごろ研究室着。珈琲を入れて、しばし休憩。授業資料などを一気に印刷。

 9時30分から授業と学び研究所オンライン会議。今日は次世代学校支援システムの在り方についての自由討議。視点は多岐にわたり、「二刀流」の考え方が必要との意見も続く。

 12時20分から依頼を受けての面接指導。二つの質問に対して二つともポイントを外しているので、今だからできる指導。

 13時10分から第4回「教師論」。今回は優れた国語教師を通して、国語教師の在り方、五感を磨く授業動画を通しての授業展開と技術などを意見を出し合いながら学ぶ時間。「授業動画に感動」という振り返りがいくつか。これは予想したとおり。4限も同様。

 5限は9期生ゼミ。今日の授業提案は石上さんと長谷川さん。いつものように気づきの交流後に、動画をもとに助言。今回は、道徳教材を朗読する中での留意点、主発問の妥当性、授業のねらいを達成するための展開例などを伝える。今回から重要ポイントを再現して修正する試みをする。

 終了後、9期生初の食事会。11名で焼肉食べ放題。こういう場だからこそ聞ける話の連続!!!

 中座して帰宅。メール処理。日程調整。明日の愛知県立学校教頭会総会での講演内容をチェックして修正。

 研究室HP記事は、荒木さんによる情報リテラシー連続セミナー@東北大学での川上康則先生から学んだ記録。川上先生が読んでいただいても、その通りです!と言っていただけるに違いない良い記録。
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4月22日 情報リテラシー連続セミナー@東北大学での学び 9期生 荒木歩華

 9期生の荒木です。4月22日に行われた情報リテラシー連続セミナー@東北大学 に参加させて頂きましたので、学びを記事にしていきたいと思います!

 今回、川上康則さんに「教室マルトリートメントを防ぐ」という内容でご講演頂きました。

○ 教室マルトリートメントとは
 今回のセミナーのテーマとなった「教室マルトリートメント」とは、教室で繰り広げるられる不適切な関わり のことです。今回初めて聞いた言葉でした。

○ 適切な関わりとは
 教師としての子どもとの適切な関わりは「子どもが人や世界に信頼関係をもてる関わり」であることを学びました。なぜなら、子どもがルールよりも信頼関係(ラポール)に従うほど、子どもとの関わりに重要であるからです。また、子どもが信頼でき、安全基地の役割を果たす大人の存在が、子どもを主体的に育てるからです。

○ 子どもが信頼できる大人とは
 子どもが信頼できる存在の要素はいくつかありますが、その中でも今回のセミナーで印象に残っている要素を記事にしたいと思います。

 1つ目は、子どものこと(存在、意欲、プロセス、行動、成長、結果)を認めてくれる存在です。子どもの存在自体を認め、今日もこの場にいてくれてありがとう と伝えることが大切であることを学びました。

 また、笑顔と良い機嫌をキープできる人がいつもそばにいることで、子どもが、自分は肯定されていると思えることも学びました。私が子どもの時、親や先生の顔をよく見ていたことを思い出しました。

 2つめは自分のことをわかってくれる存在です。子どもの言葉の背景に視野を向け、コミュニケーションを通して子どもを理解し、子どものもがきを代弁することが大切です。

 例えば、暴言の正体はネガティブ感情の語彙の乏しさであり、心理的に追い込まれた状況に適応するための適応機制の一つであることがわかりました。今までの私は不快感情を受け止めるだけの耐性がなく、子どもの言葉そのままが子どもの気持ちであると判断していたと思うので、この言葉にはハッとさせられました。上からより、横からの関わりが大切であると学びました。

○ 子どもの見方を変えよう
 セミナーで印象に残った言葉のひとつに「自分の基準に子どもを当てはめるな」という言葉がありました。教師はなにかの目的を持って授業や活動をする以上、求める姿があり、その求めるラインに達しなければ心がざわついてしまいがちです。しかし、できなくても「今はこういうもの」「いつか出来るようになる」という気持ちで待つことも大切だとわかりました。子どもができないことばかりに目を向けず、上手くいった時に なぜ上手くいったのか考え、上手くいった条件や環境を分析することが大切だとわかりました。

○ 最後に
 表面だけの関わりだけではなかなか信頼関係は築けません。強い圧をかけられる先生はクラスを統率し、コントロールすることができますが、それでは子どもからの信頼は得られません。かといって、弱い圧しかかけられないのでは、叱られても怖くない、ゆるい先生と見なされてしまいます。

 子どもから信頼を得るには、子どもを内側から理解し、子どもを認めてあげることが大切だと思いました。子どもと信頼関係を築くことは容易ではありませんが、伴走者として、子どもが納得感を持って主体的に行動できるよう、努めていきたいと思います。

 今回貴重な学びを機会を与えてくださった皆さん、一緒に学んでくれたゼミ生のみんな、ありがとうございました。(荒木)
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2023年5月8日仕事日記

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 連休明け。朝食、ゴミ出しをして大学へ向かう。7時30分ごろ研究室着。珈琲を入れてしばし休憩。仕事日記書き。

 8時30分から山田先生、福地先生と「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」のジャンルを決めるための編集会議。25分間ほど。

 9時から第4回「教育課程論」。今回は「総合的な学習の時間」がテーマ。この時間が生まれた背景、当時の学校現場の状況想像、目標の変化などを資料から考えた後、NHKオンライン動画「ドスル・コスル」から岡崎市内中学校の「総合的な学習の時間」取組視聴。

 終了後、すぐに岐阜羽島駅へ向かう。昼食を買い込んで新幹線で米原、そこからしらさぎ号で金沢駅へ向かう。

 車内では「教育課程論」の振り返り読みとチェック。小論文添削。連休明けで連休中にメール送信したデータ受領報告が続く。

 金沢駅からタクシーで金沢市教育プラザ学校教育センターへ。14時ちょっと過ぎに到着。

 控室で所員の方々と懇談。15時から16時30分まで講演「GIGAスクール時代における中堅教諭等としての在り方」。初めてチャットを使って、途中で判断をしてもらったり、質問を書き込んでもらったりの90分間。センターの皆さんが事前にしっかり準備をしておいてくださったおかげでスムーズなチャット運用ができ、これまで以上に双方向で展開できた。

 終了後、すぐにセンターを出て、タクシーで金沢駅へ向かう。タクシー内に運転手さんの自己紹介あり、趣味「熱帯魚」の記載から話が弾む。あっという間に金沢駅到着。

 しらさぎ号発車までに45分間ほどあるので、駅ビルの寿司屋さんで早めの夕食。美味。

 17時48分金沢発、米原19時55分着、ひかりで岐阜羽島へ。20時9分着。車で自宅へ。21時前着。

 メール処理。朝の打ち合わせをもとに新刊本のプロットを考えるが、まとまらず(泣)。

 研究室HP記事は、4月25日の9期生ゼミ記録。石上さんが丁寧にまとめている。

4月25日9期生ゼミ 模擬授業を振り返って(石上)

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 こんにちは!9期生の石上夕貴です。今回は第三回のゼミで行われた模擬授業での学びについて記事にしていきたいと思います!

 今回は「だれにたくさんあげようかな」を題材とした、取り得る行動の検討を取り入れた模擬授業と、「正直五十円分」を題材とした、ゆさぶり発問を取り入れた模擬授業の二つでした。その中で学んだ教師の声掛けについてまとめます。

 1つ目は子どもたちに発言させる際は「分かる人」と問いかけるのではなく、「思った」や「感じた」が適切であることです。「分かる人」と問いかけてしまうと、自分の意見は正しくないかもしれないと思い、発言しにくくなってしまうからです。

 2つ目は「他に意見がある子」と聞くのではなく、列ごとや手を挙げた子全員に当てるなどすることです。「他に」という聞き方をしないことで、同じ意見でも自分の言葉で説明できたり、新しい意見を引き出すことができると知りました。

 3つ目は挙手した子だけでなく、子供達の表情を観察し褒めながら当てるということです。表情に限らず「褒めながら」当てることで、本人だけでなく周りの子どもたちも真似しようとするので、学級全体で良い雰囲気を作ることができ、積極的な発言も増えると思います。

 これらは道徳意外にも言えることであり、教師の発言一つ一つで、子どもたちの反応や意見の広がりも大きく変わってくると感じました。また子どもたちの反応は、発言だけでなく、表情にも表れるため、子どもたちの様子をよく観察しながら授業をすることが大切だと改めて感じました。(石上)

2023年5月7日仕事日記

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 雨の中、愛犬散歩。「1年間まるっとおまかせ!中学校学級レク大事典」のゼミ生提案の整理。

 9時30分ごろ家を出て、名古屋に向かう。名古屋駅で明日の金沢往復切符を購入。以前に北陸往復とすると特典があった記憶があり、窓口で相談。とても親切に乗車駅の岐阜羽島駅にも確認していただき、いくつかのパターンを示していただけた。時間はかかったが、その爽やかさが気持ちがいい。

 新大阪から地下鉄を乗り継いで、谷町九丁目で下車。歩いて高津神社へ。13時ごろ着。落語会の準備をしておられる世話人さんに、桂文太師匠と僕との関係を伝えると、楽屋に案内していただけた。桂文太師匠は、僕が落研時代、前座をさせていただけて格別な思い出がいろいろある方。40余年ぶりの再会に互いに感激して、その当時のこと、近況のことなどを1対1で15分ほど懇談。落研顧問の長沼先生、後輩の小西さんが到着され、再び、3人で楽屋へ。師匠は20年ほど前に視力を完全に失っておられているけど、そんなことはまったく感じられない。愛知教育大学落語研究会50周年をお伝えして、そのころを懐かしむ。

 13時50分ごろから師匠が上がり、開口一番。「亡くなられた師匠に年齢が近づいてきていること、でも芸はとうの昔に抜きました(笑)」などといい、大笑いさせて、会場をしっかり暖めて番組に。

 文太師匠は「延陽伯」「足上がり」「軒づけ」の三席。久しぶりに聴く文太落語。若いころから「上手い!小文枝を継ぐのは文太」と言われていた通りの「人物がしっかり描かれていて、その人物のちょっとした一言やしぐさで大笑いをさせていく話芸」を堪能。特に、こんな面白い「軒付け」は久しぶりに聴いた。ともすると「鰻でお茶づけ」のくすぐりが徐々に笑いを下降させることがあるが、まったく逆でさらなる大きな笑いを生み出していて、文太落語健在!と確信できた充実の連休最終日。

 終了後は、長沼先生、小西さんと3人でミニ宴会。積もる話をいろいろして僕は中座。帰路でも思い出すのは文太落語。腹の底から笑った落語はすぐに思い出せる。

 20時過ぎ帰宅。いつの間にか記憶なし。

 研究室HP記事は、犬山市立犬山中学校での学びシリーズ第5弾。特別参加の島田君による良質な記事。細部までよくとらえていることに感心。

4月28日犬山市立犬山中学校での学び(特別参加・島田)

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 初めまして、玉置ゼミ特別参加の島田です。

 4月28日に犬山中学校の授業を参観させて頂きました。中学校実習前でまだ実際の授業を見たことが無かったのでかけがえのない経験になりました。犬山中学校がとても体力のある学校ということを感じました。理由は2つあります。

 1つ目は先生方がとても明るく活動に参加されていたところです。指示を出して終わるのではなく、一緒に活動にされていてとても素敵だと思いました。ある先生は本文を読むスピードを一緒に競争されていて、生徒も先生に勝つために一生懸命に読んでいました。生徒たちみんなが活気溢れる活動をしていて勢いのある授業を作りたいと改めて思いました。

 2つ目は、ペア活動やアクティビティに1つも同じことがされていなかったところです。授業を見せてもらう予定の先生がお休みされたということで、十数分刻みで沢山の授業を見せていただけることになりました。時計回りでペアを交代したり、同じ意見同士、異なる意見同士での意見を交換したりとグループ活動に沢山の手法が使われていました。また、他のクラスの振り返りを先生が紹介し、子どもの声を活かした授業が行われていました。

 今回の見学で学んだことは2つあります。1つ目は、振り返りについてです。英語や国語だけでなく、体育でも振り返りカードを書く活動がありました。その中である生徒が「先生見て!」と他教科の教員に見せに行く姿があり、とても素晴らしいと思いました。校長先生が振り返りをなぜ書くのかを聞かれたところ、「振り返りをすると次の授業に役立つ」とある生徒が答えたそうです。

 2つ目は、生徒の声で授業をつくるということです。3年生の英語で、現在完了形の穴埋め問題を解いているときにhas goneと書いている生徒がいました。グループ活動になり、その子は班員の回答見て、首を傾げながらhas beenに書き直そうとしていました。しかし、その時先生が「消さなくていいよ。間違っているか合っているかは今ちょっと分からないけど、皆で考えてみようよ。」と声をかけていました。先生がすぐに答えを出さず、クラス全体で学んでいる姿を見ることができました。

 国語の意見交流の時間で、先生も見回りながら生徒たちと意見交流されていました。その時、先生が「今、ここらへんから◯◯って聞こえたな、聞かせてよ」と輪の中に入っていかれました。また、その先生は「学びの天気」を使い、他学級の振り返りも紹介されていました。振り返りは生徒自身の学習の調整だけでなく、教師自身の授業評価でもあり、授業改善の大事な道しるべである、ということを学びました。

 私の学びが深まったと感じたのは、「振り返り」についてです。私が小中学生のときに書いてきた振り返りは、先生が書いてほしいことを書く活動になっていました。しかし、振り返りの取り組み方次第で、生徒たち自らが生き生きと振り返りに取り組み、生徒たちの成長が可視化されたり、自分に足りないことが具体的にわかるようになったりする、とても大切なことであると再認識ができました。

 そこから、振り返りに書かれたことを教師が「見取り、つなぐ」ことで学級、クラス全体で学んでいく集団になれると考えました。しかし、教師が生徒の意見や考えを正確に見取り、つなげるのには日ごろからの生徒の観察だけなく、器量の大きさや専門的な知識が必要不可欠です。これから、例えば一つの文法の導入でも、どのように学ぶ意欲を引き出すか、何処でつまずきやすいかを考えながら勉強していきたいです。

 犬山中学校の勝村校長先生をはじめ、先生方、玉置先生、教育実習前に貴重な機会を頂きありがとうございました。教員になり少しでも子どもの成長に携われるように、今できることをやり切ります。(島田優太)

2023年5月6日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。

 8月発刊予定の「スクールリーダーの”刺さる”言葉 教職員、子どもの心を動かす55のフレーズ」のゲラ校正の二度目。家内から指摘を受けた箇所を検討して決定。連休中にやり終えたい大きな仕事完了。

 あとはインプット。1本目は、写真上の森万喜子校長先生の「働き方改革」講演視聴。聞き終えてすぐに次のメッセージを森先生に送信。素晴らしい内容に感服。

 東洋経済での働き方改革の講演を視聴させていただきました。
 飾らない言葉で、率直に語られる森先生の理念と学校変化の実際に、改めて感動しながら聴かせていただきました。たとえもとてもわかりやすく、頭の中にすっとイメージできる表現の重要性も学ばせていただきました。私の講演の中で、先生のお名前を出して、森先生はこのように表現されていますよ、と紹介させていただきます。
 また、画面構成もよく、先生が話しておられる背景色とプレゼンの背景色が一致していること、ピンクがほどよい感じになっていることなどもいいなと思いながら見させていただきました。
 講演の中で、私の名前を出していただいたのはとても光栄なことで、連休の中の貴重な学びの時間になりました。ありがとうございました。


 二本目は、「G1サミット ChatGTP は何が凄い?今後、何が起きる?」というシンポジウム視聴。これも大いに参考になる。安宅さんの「いよいよ、どらえもんの世界がやってきた」という最後のまとめに信憑性を感じる。

 大学同期生である牧野さんの訪問あり。同年齢なので共通の話題は、健康や親やこれからのこと。互いに知らないことを補う話材あり。

 長男が帰郷すると、必ず行く味噌ラーメン屋で夕食。長男曰く、味が落ちたとのこと。同感。

 NHKで吹田市のいじめを未然に防ぐ取組を見る。複雑な子ども世界をあたらめて痛感。

 研究室HP記事は、犬山市立犬山中学校での学びシリーズ第4弾。安藤さんが発信。「正直、強く心に刺さるものがたくさんあり、まとめてもまとめきれません…!このもやもや感を、他のゼミ生の記事を見ながら“振り返り”、自分の中での学びをさらに深めることにします!」に大いに期待。

 ここのところ全く使っていなかったEvernoteの年間自動更新の知らせが届く。しまった!そうであれば逆に再度使い始めようと、設定を様々見直し。保存データを見て、契約を続けてよかったと判断。
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4月28日犬山市立犬山中学校での学び (安藤)

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 こんにちは、8期生の安藤です!

 4月28日に犬山中学校に訪問させていただきました。4時間目の英語から参観させていただきました。温かい給食を先生方といただいた後、家庭科・国語・体育の授業を観て今回もたくさんの事を学ばせていただきました。
 
 ではさっそく、学びをまとめていきます!

○ 「出力」が子どもの生き生きした姿に繋がっていた!
 犬山中学校の授業は生徒が活動する(=出力する)場面がたくさんありました。出力には学ぶこと(=入力)も必要です。しかし、それ以上に交流したり、実際に活用したりすることを通して、自分自身で学びを深めていく・自分の力に変えていくことに繋がっていることが分かりました。改めて、子ども同士の交流する時間・活動する時間の大切さを感じました。

○ 子どもをつなぐには、つぶやき板書法も有効⁉
 グループやペアで話し合った後、全体に戻った時、せっかく深まった考えが全体に反映されないときがあります。そこで、話し合っている最中の子どものつぶやきを板書しておきます!話し合い後、振り出しに戻ることなく、子どもたちで深めた考えを全体にも共有するきっかけになります。

○ 振り返りで見取る
 今回参観させていただいた授業の最後は、必ず振り返りと共有をされていました。振り返り&交流を通して、自分の心がどのように動いたのか、もやもやしたことは何か自分の状況を見取り、次の学びにつなげていくために欠かせない活動だと思います。

 教師にとっても、振り返りを通して子どもの状況を見取ることができます。子どもの状況を見取りながら、子どもの振り返りの言葉から授業を始める等、始めに子どもありきの授業を心がけていきます。

 授業のデザイン工夫も大切です。しかし参観させていただいて、生徒が生き生きと授業に取りくむ姿は、校長先生をはじめ、犬山中の先生のパワフルで明るいお姿があるからこそだと思いました。参観している私も、先生方や生徒の様子から知らず知らずのうちに笑顔になっていました!学びだけでなく、人間性も磨くぞ!と先生方の情熱に感化されました。

 そして校長先生やゼミ仲間と食べる温かい給食もとても美味しく、心も温まりました。手作りの味が体にしみわたり、心のエネルギーもチャージされました!給食パワー、凄いです。

 学びを記事まとめましたが、正直、強く心に刺さるものがたくさんあり、まとめてもまとめきれません…!このもやもや感を、他のゼミ生の記事を見ながら“振り返り”、自分の中での学びをさらに深めることにします!

 今回も貴重な学びの機会をいただき、犬山中学校の先生方、玉置先生、本当にありがとうございました!!(安藤)

2023年5月5日仕事日記

 愛犬散歩。いつもすれ違う人から「お父さんの姿を見ませんが、どうかなさいましたか?」と言葉をいただく。それまで犬の散歩は父親の役目だったので、それを見ておられた方からの言葉。有難いこと。

 今日は今月22日に訪問する奈良県教育研究所主催の「新任副校長・新任教頭研修会」のプレゼンづくり。今年は学び続けることを前面に出しての依頼。それに対応。担当にデータ送付。

 6月に行う広島県公立小中学校教頭会研修会での講演プレゼン作成。「令和の日本型学校教育を踏まえてこれからの学校づくり」と題した講演。最新情報を入れ込んで、ほぼ完成。

 連載中の週刊教育資料第28回の原稿書き。ここしばらくは「深い学び」を言及してきたが、6月から「GIGAスクール構想」にテーマを移行。令和元年12月に出された文部科学大臣のメッセージと実際の比較から開始。

 研究室HP記事は、犬山市立犬山中学校での学びシリーズ第3弾。柴山君が発信。「犬山中の生徒は書く、話すなどの自分の考えを表現する活動に慣れていたことが印象的」というフレーズがいい。

4月28日犬山市立犬山中学校での学び(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。4月28日に犬山中に訪問させていただきました。今回は、1年生家庭、2年生体育、3年生国語を参観させていただきました。全体を通じて、犬山中の生徒は書く、話すなどの自分の考えを表現する活動に慣れていたことが印象的でした。校長先生の朗らかな雰囲気が生徒にまで伝わっており、生徒が明るく、元気に活動に取り組んでいたことも記憶に残っています。

〇 家庭(食生活について)
 食生活に関したすごろくをグループで行う授業でした。班での活動が円滑に進むよう、説明を行った後に「〜の班なら、誰が何するってこと?」のように活動内容を確認していたことが印象的でした。今回のように、生徒自身が考えながらルールの確認を行う場面を設定して活動中のトラブルを減らすことが重要だと思いました。

 活動に入る前の注意点として、「班の中の4人に伝わるように。」と指示しており、生徒は落ち着いて活動に取り組めていました。話し合いの姿勢や、学級全体の雰囲気は、こうした授業中の指示の積み重ねからつくっていく必要があることを学びました、

〇 体育(ベースボール型)
 授業が終わると同時に、生徒は集中して自分の考えを振り返りシートに書いていました。多くの子があっという間にシートの欄を埋め尽くしており、書く活動にとても慣れている印象を受けました。

 勝村校長先生がある生徒に「なんで振り返るといいの?」と声をかける場面がありました。生徒はすぐに「振り返りを書くと、やったことが蘇ってきて自分の力になる。」と答えていました。生徒自身が振り返りの価値を理解しており、主体的に学ぶことができていることに驚いた場面でした。
 
 協議会から、前回大量失点されたという振り返りから、本時の「守備に重点をおいて、最少失点で抑えるにはどうするか」という目標につなげていたことを知れました。自分たちの振り返りが授業に活かされている実感を持ち、必然性のある目標設定につなげるためにも子どもの振り返りを授業に活かすことは大切であることを学びました。

〇 国語
 1〜4から自分の立場を選択し、最初に同じ意見の人たちと交流を行っていました。他の意見を持った子5人以上と話す場面や、少数意見の子の考えを全体に共有する場面を先生がつくっていました。活動中、少数派の意見を聞き、紙にメモしている子もいました。誰もが安心して意見を言える場面をつくることで、多数派の意見の子が少数派から学べる機会を私もつくっていきたいです。

 他クラスの子の学びの天気をスクリーンで共有していたことも印象的で、ICTを使うことで学級を超えて学びあえることを実感しました。

 今回も快く訪問を受け入れてくださった犬山中の皆様、ありがとうございました。学校訪問に行かせていただくたびに、教員になりたい気持ちがますます湧いてきます。教員採用試験が間近に迫ってきました。残された時間、ゼミ全員で精一杯がんばります!(柴山)
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