2023年5月19日仕事日記

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 早朝から6月6日の広島県公立小中学校教頭会でのプレゼン再調整。完了して事務局へ送信。6月5日の枚方市学校マネジメントリーダー研修プレゼンもほぼ完成。

 地元駅10時12分乗車、名古屋、新大阪、伊丹(12時46分着)へ。激しい雨の中、駅からお迎えの車で伊丹市立天王寺川中学校へ。13時10分ごろ着。

 今日の日程の簡単な打ち合わせ。13時40分から三つの授業(英語、国語、数学)参観。いずれも授業改善への意欲を感じる提案型の授業。どの教室も子どもと教師の関係がよく、グループでも互いに関わり合っている。例によって動画を撮りながら、指導助言のためのポイントを探す。関わり合いがよくできているので、個の様子に注目。いくつかの助言点を把握。

 講演会場で、プレゼン作成作業。動画の整理。三つに分かれての研究協議状況も撮影。

 15時45分から16時45分まで、研究主題に迫るための指導助言、授業動画を見せながら重要ポイント提示。後半は三人の授業者とやりとりしながら展開。

 終了後、すぐに伊丹駅へ送っていただく。車の中では「ノートに写すのではなく再現する」というテクニック紹介。

 伊丹駅乗車、新大阪18時6分、名古屋駅18時55分着。久しぶりに「矢場とん」で食事。ユニクロで買い物。20時30分ごろ帰宅。

 天王寺川中学校HPでは今日の様子の発信あり。

 18日夜に行った「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」の議事録整理。寺尾さんが早々にまとめてくれた努力に報いるためにも、まさに誠意はスピード。この議事録は必読と言ってもいい内容。ぜひここをクリックしてお読みください。

【ぜひご覧を】学級経営の困った!を一人で抱え込まないで議事録

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 5月18日(木)19時30分から21時30分まで、第15回「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」を開催しました。

 議事録をさっそくアップしました。ぜひご覧ください。大いに参考になると思います。

 今回の「困った!」は以下のとおりです。
□ 現在、教育界で存在する困りごと
➀ 【若い教師が教師の魅力や喜びを味わう前に辞めてしまう先生が多くいる現状を踏まえ、どうしていくべきか】

□ 教員6年目で学年主任の先生の困りごと
➁ 【同じ学年を持つ3年目の女性の先生のプライドが高いため、困ったということを気軽に出してほしい。学年主任としてどのように声掛けをすればよいか】

□ 教員5年目で学年主任の先生の困りごと
➂ 【同じ学年を持つ10歳年上の先生に、その先生の学級の緩さを一緒に何とかしたいと持ち掛けたいがどう話せばよいか】


 「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」のサイト全体は、ここをクリックしてご覧ください。

2023年5月18日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩、ゴミ出し、車の簡単清掃などを一気に完了。

 6月2日に訪問する青森市教育センターでの講演プレゼン準備。演題は「学級・学年を元気にするチームリーダーの在り方」。拙著「主任から校長まで学校を元気にするチームリーダーの仕事術」(明治図書)の学年主任の仕事術を読み直してプレゼン前半作成。

 先週訪問した砺波市のある校長からお礼の手紙が届く。嬉しいことに翌週には助言した5名の方が他の皆さんにどのような助言を受けたかを報告、研究主任が子どもをつなぐことの実際を見せたとのこと。僕の助言をきっかけに校内研修会を開催していただいたことは、訪問後の大きな喜び。

 11時30分ごろ家を出て、岐阜県総合教育センターへ向かう。1時間ほどで到着。課長へ挨拶、控室でしばし休憩。

 13時15分から14時45分まで講演「ミドルリーダーとして求められる資質・能力」。参加者は朝から、僕の講演後も研修が組まれているとのことで、午後からは睡魔に襲われてもしかたがない。そこで聴き手のことを思って、時々、刺激的な質問をしてやりとりを重ねながら、「人材育成のポイント、最新教育情報の把握(個別最適な学びと協働的な学び、GIGAスクール構想)、私が出会ってきたミドルリーダー例」を話す。皆さん、とても反応がよく、気持ちよく話したり、質問したりすることができた。最後は大きな拍手をもらい退場。

 帰宅。19時30分からのオンライン「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」の参加者への提示画面を作成。

 19時30分から、新たに「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」を開催。今回からアドバイザーをこれまでの和田裕枝先生と僕に加えて、颯田浩行さん、小西順子さんの4人態勢。議事録を書いてくれる寺尾さんも早々に参加。ところが参加フリーにしたためか、参加者は実質2名。2時間の内容としては十二分に良質だったが、参加体制を考えてみなければいけないと痛感。今後、いろいろと考えたい。

 前半まで作っておいた青森市でのプレゼンの後半作成。ありがたいことに「オンライン困った」で、学年主任の悩みが出されたために、その話題をそのまま挿入。おかげさまで新作のプレゼンが完成。担当者にデータ送付。

 研究室HP記事は、5月15日の8期生ゼミ記録。新谷さんがしっかりと記録してくれた。これなら誰が読んでもよくわかる。教採に向かっている皆さんへのお勧め情報となった。
 

5月15日8期生ゼミでの学び(新谷)

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 こんにちは!今日バイトの給料日でお金が12万円入って、喜ぶ一方で勉強もしないといけないという焦燥感にも駆られている八期生の新谷です。

 今日は、教職教養の二週目と面接資料を基に、みんながそれぞれの質問に対し答えていくという方式で、面接練習を行いました。教職教養では、前回より解けるに違いない!と思っていましたが、前回のと比べると、間違っているところがほとんど変わらず、復習不足を実感しました。

 面接練習では、考えたことのない質問を受け、とても難しかったです。
 質問内容は以下の通りです。以下それぞれでの学びを書かせていただきます。

1 生きる力をどうとらえているか

 生きる力とは、知…確かな学力 徳…豊かな人間性 体…健康体力の三つであり、この三つの中で自分が特に大切にしていきたいことを具体的に説明することが大切であることを学びました。何が起こっても生き抜く力は、確かにそうですが、それだと具体性に欠けてしまうので、この三つの力が、どう社会を生き抜く力に繋がるかというところまで追求していくことが大切だと学びました。

2 確かな学力をどうとらえているか

 確かな学力については、明確な定義がないので、自分自身で確かな学力についてどう考えているのかを述べればよいということを学びました。私の中では、学んだことを、その場だけでなく、実生活やその他の場面でも活用することのできる力だと考えているので、そのことを軸に、追質問で「確かな学力をつけるために教師としてどういう教育をしていきたいか」といった質問に対しても自分の考えを述べていけるようにしていきたいです。

3 教師の労働環境が悪いのになぜ教師を目指したのか

 これは、教師を志望する理由についてですが、労働環境が厳しいということを踏まえて話さないと、質問者の意図をついていないということになることがわかりました。なぜ、労働環境が厳しいのに教師を目指しているのか、といわれると、自分の中でなぜだろうという疑問で終わってしまうので、これから考えていきたいです。

4 気の合わない先生とどうやって行くか

 この質問は、私が実際にされた質問でした。私の中で、気の合わない人と関わるときには、まずは笑顔で接し、相手が私と話していて気持ちよく話せるような対応をすることや、相手の表情や様子を汲み取って、それぞれで関わり方を考えたり、相手の気分や気持ちに合わせた心持ちでいたりすることをいつも心掛けているので、そこをしっかり伝えることが出たので良かったと思いました。

 学びとして、かっこよく言おうとすると、言葉が詰まってしまうから、自分の素直な気持ちを懸命に伝えようとすることが大切であることを学びました。また、質問のどこに本質があるかを考えることが大切だと学びました。

5 教師は一人で頑張ってしまうことが多い、このフレーズを聞いて何を大切にしていきたいか

 教員は、仕事量も多く、一人で抱え込んでしまったり、悩んでしまうことが多くなったりしてしまうので、そういう時に、管理職や他の先生に相談したり、友人に悩みを打ち明けるなど、誰かに頼ることも大切であるということを伝えることが大切と学びました。
 

6 教員の不祥事について

 教員の不祥事に関しては、何があっても、絶対にやらないという意志を伝えることが大切ということを学びました。何回聞かれても、絶対にやらないということを伝えます。

7 プライベートについて

 プライベートについては、一週間でたまった疲れをどう発散して次の月曜日に備えるかということをつたえればよいということを学びました。

 今回の面接練習では学習指導要領だったり、自分自身がこの状況だったらどうするかという質問だったりと、質問内容の系統が様々で、広い角度から質問されるので、とても難しかったです。特に学習指導要領については勉強不足もあり、自分の中で考えが落とし込めいないところもあるのでもっと勉強していかなければならないと自分を奮い立たせる時間となりました。一次試験まで残り65日、もっと頑張ります!(新谷)

2023年5月17日仕事日記

 6時前に愛犬散歩完了。パンと珈琲で朝食。大学へ向かう。7時30分ごろ研究室着。

 9時から吹田市の草場先生、加藤先生、芳賀先生、福地先生と僕とで懇談。校長のマネジメント力が話題となり、僕は当時の教育長や角田明先生から学んだことを紹介。

 10時40分から8期生ゼミ。今回は教採が迫ってきたこともあって「場面指導」の指導。各自のスマホで自身の場面、僕の助言を動画で撮り、僕の指導動画のみ、共有ドライブに入れて後日、互いに生かせるように展開。アイデアだけ出せば、学生がすぐに実行してしまう状況。まさに教育DX。

 昼食時にキャリア教育本のPR撮影。いずれ研究室HPでもFBでも紹介。

 13時から40分間ほど実習委員会。5月に入り、実習関連事項が皆さんの協力で順調に動き始めていることに感謝。主に報告事項の確認で、短時間で終了。

 14時30分から、第2回教職教育センター運営委員会に出席。今年度の教職実践演習の提案あり。実質的な授業となり、僕は大賛成。

 15時から1時間ほど、訪問いただいた恵那市教育委員会の提案を受けて、思うことをストレートに伝える。

 16時30分からクリスタルプラン委員会。議題は「子ども理解活動」の運用について。誤解を生む表現の指摘を受けたり、さらなる資料追加の助言を受けたり。自分としては、ようやくここまで来たという安堵の気持ち。

 18時から福地先生に二つのことを報告。すぐに理解していただけるので有難い。

 久しぶりに早めに大学を出る。頑張った自分を褒めるために(笑)、SAのスタバに寄る。帰宅。明日の講演資料を再チェック。今後の資料作りリストをまとめる。

 研究室HP記事は、5月13日第1回教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学びシリーズ発信。7期生下野さんに続いて、8期生寺尾さん、前野さん、9期生安田さんが発信。講演内容の良さがよくわかる記事。

 ちなみに、講師の佐藤正寿先生が発信されているこの日のデジタル日記は、ここから読めますよ
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5月13日 第1回教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(寺尾・前野・安田)

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【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は、第1回教師力アップセミナーで佐藤正寿先生から学んだことをまとめていきます。

 私が1番印象に残っていることは、教師が答えを提示しないことです。「おにぎりの隣で売られているものは?」という意欲を喚起する情報提示をしたとき、子どもから様々な意見が出ることが予想されます。写真の一部を隠すことで、子どもを追求したい気持ちにさせます。その後、教師がそのまま答えをみせてはいけません。「教えたいことは教えない」この言葉が私の中ですごく響いて残っています。子どもたちがタブレットなどを用いて調べたり、実際にコンビニに足を運んだりするなど、自分なりの方法で課題を解決していくことが大切なのだと考えました。

 また、模擬授業では、選挙の投票率が低いという現実は本当なのかというように、子どもたちにゆさぶりをかけられたとき、この授業の深さを感じました。他にも、自分の考えた対策をチャットに送るという場面で、初めは考えているときに何も思い浮かばなかったものの、何人かチャットに投稿しているのを見て、自分の言葉で意見を書くことが出来ました。このように、チャットの活用は、自分の思考のヒントになる場合もあるという良さも学びました。

 今回は久しぶりの対面のセミナーでしたが、直接プロの先生のお話を聞いて自分の新たな学びを発見できる良い機会でした。今年はほとんどのセミナーが対面なので次回も楽しみです。(寺尾)


【安田】
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。本日、5月13日に行われた「第1回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。

 今回の講演は、東北学院大学の佐藤正寿先生に「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」というテーマでお話しして頂き、実際に授業も体験してみるというものでした。

 私自身、社会科にはとても苦手意識があり、音楽と並び2大教えたくない科目です(笑)。しかし、授業の構成やデジタルの活用、発問の工夫という観点で注目すると、他の科目と大差はないということに気づくことができました。

 SAMRモデルの「M」変革の部分のお話の中で、「反転学習」という言葉があることにとても驚きました。それは、中学の先生が「家や塾でやったことを授業で復習するから力になる」と仰っていたことの本質そのものだったからです。
 
 実際、私が中学生の時も「塾は行くけど、予習って具体的に何やるの?」なんて思っていました。だからこそ、子どもの「知りたい」を引き出す発問で、次の自発的な予習に繋げるということが大切なんだと、私の中で予習と発問の存在が繋がりました。

 どの科目でも共通して言えることですが、もちろん予習の方法は自由です。紙媒体を使っても良いし、自分の足を動かしても良いし、電子機器に頼っても良い。こうやってデジタルをどんどん取り入れることが大切だと感じます。
 
 自分に合った方法で行う、予習という名の学習貯金が少しでもあれば、授業で知識をフル回転して考えることができます。そうすれば、勉強が苦手な子でも、きっと参加することが楽しくなることでしょう。結果、家でも学校でも止まらない学びが生まれます。これから、こんなサイクルを作り出す授業をプロデュースしていくことが楽しみになりました。

 今回、初めて対面で参加して、佐藤先生や運営の皆さんをはじめとし、たくさんの方々に出会える機会をいただけることはとても幸せなことだなぁと改めて思いました。一つひとつの出会いと学びを大切に、次回からの教師力アップセミナーも参加していきたいです。皆さんありがとうございました。(安田)


【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。5月13日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐藤正寿先生のご講演を聞かせていただきました。演題は「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」で、端末を利用した授業実践についてのお話や模擬授業から様々な学びがありました。

 特に印象に残ったのは「教えたいことは教えない」という言葉です。これは教えたい事柄を教師が教えるのではなく子どもから引き出すことが大切であるという意味です。教師の発問に対して子どもたちが様々な反応を返してきます。その後、すぐに答えを出してしまうのではなく、子どもが答えにたどり着けるように教師がコーディネーターとなって導く必要があるということを改めて感じました。

 模擬授業では選挙の投票率が低いという意見に佐藤先生は「本当に低いですか?」と尋ねていました。こういった教師の発言から子どもの「知りたい!」「学びたい!」という意欲を刺激して学習活動に繋げていくことが大切だと学びました。

 今年度最初の教師力アップセミナーということで、新たに9期生も加わり、対面で講演を聞くことができ、沢山の学びがあった1日になりました!ありがとうございました!(前野)

2023年5月16日仕事日記

 コンビニでパンとお茶1本を購入。お茶はサービス券で無料。これが嬉しい(笑)。7時ちょっと過ぎに研究室着。

 8時30分から「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」の編集会議。次の作業を決める。

 5月20日開催の一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」として行うモーニング情報交流会の連絡を皆さんへ。

 12時20分から依頼を受けて3名に面接指導。重要ポイントを伝授。その場で修正アイデア提供。

 13時10分から第5回「教師論」。今回は「社会科教育を深める」がテーマ。有田和正先生の授業論動画(特に貴重映像)や、佐藤正寿先生の「選挙権の大切さを知る」指導案や授業動画で話し合う。4限も同様。

 16時30分から9期生ゼミ。今回は由原さんと安田さんが授業提案。ゼミを重ねてきた成果がよくわかる授業技術。あとは教材研究の在り方に焦点がいく。ということは、ゼミが進化しているということ。

 「教師論」の振り返りチェック。集中力が切れたので、途中で断念。19時過ぎに大学を出る。

 帰宅。いくつかのメール対応。ゼミ動画整理。研究室HP記事は9期生前回ゼミでの石上さんの振り返り記事。誰もが初の授業への心境はこうしたものだ。

5月9日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り (石上)

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 こんにちは!9期生の石上です。今回は第四回のゼミで行った模擬授業での学びについて記事にしていきます。

 私は「A正直、誠実」について学ぶ「長なわ大会の新記録」という小学校3年生の題材で模擬授業を行いました。

 これまでに1人で模擬授業をした経験はほとんど無くとても緊張していて、授業にメリハリがないなあ、言いたいことが伝わってるのかなあと不安になりながら授業をしてしまいました。(笑)

・教師は演技することが大切!
 私が模擬授業を行っていて、特にメリハリがないと思ったところは、範読をしながら話の内容をまとめるところです。その部分は、話の内容をまとめているのか物語の一部なのかが分かりにくく、淡々と話しているだけのようになってしまっていて、子どもたちが混乱してしまうなと感じました。
 しかし、話の内容をまとめる時に子どもたちに呼びかけているよう演技することで、子どもたちも混乱せず、メリハリもつくと感じました。

・子ども同士で対話させる!
 私は「自分が主人公ならどう行動する?」という問いを投げかけました。意見はたくさん出ましたが、子ども同士の意見を関連させて考えさせることがあまりできませんでした。
 しかしゼミで学んだように、1人の意見を取り上げてそのまま他の子どもたちに問いかけることをすれば、子ども同士の意見を繋げ子ども同士で対話させることができます。それは深い学びを促し、自分なりの考えをもつヒントになるのではないかと感じました。

 ゼミで学ぶたびにたくさんの指導技術やコツを知ることができて嬉しいです!これからも模擬授業などを重ねて、学んだことが活かせるように頑張っていきます!(石上)

2023年5月15日仕事日記

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 7時過ぎに研究室着。好みの音楽をかけて珈琲を飲みながらしばしのんびり。小論文添削開始。

 9時から第5回教育課程論。テーマは生徒指導。これまでの生徒指導イメージを発表後、生徒指導が目指すものを確認。授業中における生徒指導を出したり、スクールカーストの論文から話し合い。

 10時40分から8期生ゼミ。今回もテーマを決めて互いに論述する。

 12時20分から20分間、依頼を受けて面接指導。ポイントをズバリ。納得感がかなりあったようで、感激気味の学生が嬉しい。

 13時15分から2時間、新潟県中堅教諭等資質向上研修(小・中・特)「学校運営に参画する中堅教員の在り方」と題してオンライン講演。新潟県4か所に分かれて300人ほどの方が参加。時々、こちらから会場を指名して発言をしてもらいながらの展開。指名から発言までの時間がかかり、これがコンパクトにできるともっと情報を伝えることができたと思う。残念。

 15時45分から17時まで、京都市教育委員会・文科省研究指定校における研修会「講演 学校を元気にするGIGAスクール構想であるために」と題して、オンライン講演。対象はリーディングDXスクール指定の3校の皆さん。いわゆるキックオフ講演なので、動画を見せながらわかりやすく伝達。学力とICT活用についての難しい質問あり。

 17時過ぎに一宮市立瀬部小学校教務主任来研。先日の講師授業動画を持参していただけた。その後の学校変化を聞き、嬉しい気持ちになる。

 昨年の岡崎市教頭会での僕の講演を聞いた上での学校での指導助言依頼あり。こうしたつながりは嬉しい。なんとか日程調整をする。

 小論文を添削。20時ごろ大学を出る。帰宅。午後2本の講演の疲れで、いつのまにか記憶なし、目覚めて仕事を1時間ほど。

 研究室HP記事は4月から学校現場で頑張っている7期生・下野さんによる教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び。いつものようにポイントをついた良質な5月13日 第1回 教師力アップセミナーでの学び (7期生 下野)記事。

5月13日 第1回 教師力アップセミナーでの学び (7期生 下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。今年の4月から働きはじめ1ヶ月が経とうとしています。子どもたちから元気を貰うこと、自分の未熟さに悔し涙を流すこと、それでもやっぱり子どもの笑顔のためになんだって頑張れてしまうこと。色んなことを感じながら毎日を噛み締めて過ごしています。

 そんな日々を過ごす中、5月12日に第1回教師力アップセミナーに運営委員として参加させて頂きました。学び続ける教師というよりも、学び続ける人であるための大事な時間です。

 今回、東北学院大学文学部教育学科 教授の佐藤 正寿先生のご講和と模擬授業を受けさせて頂きました。

 『社会科授業づくり』
 教師として1ヶ月、もちろん社会科の授業も受け持っています。社会科は、知識・技能に偏りがちに見られる授業です。つまり、教師の力量にかかっているとも言えるのかもしれません。

 『社会科における協働的な学び』
 私は深くこの項目に関心を持ちました。協働的な学びは、玉置ゼミではお馴染みの「話し合いを協働的な学びと捉えてはならない」です。単に話し合い活動を取り入れるだけでは、協働的な学びには繋がりません。教師が綿密に仕掛けをし、よく構成した上で社会科における協働的な学びが成り立つことを改めて実感しました。これは、私が教師になった一番の理由である「子どもを輝かせたい」という想いに通じます。「子どもを輝かせたい」とは、言い方を変容させるのなら「子どもにいい思いをさせたい」のです。どれだけ教師が仕掛けをし、構成をしていたとしても、子どもにとっては「自分で学びたいと思った」とそう思って欲しい。良い授業の本質はここにあると信じたいです。

 教師として働いて1ヶ月。授業とは何か、どんな授業をしたいのか。毎日模索するばかり。ゼミで学んだことを活かしたい、こんな授業をしたいと思っても私の力量では到底できません。それでも、良いものを学ぶ意味は良いものを知っていれば、理想があれば、そこに到達するよう努力できるから。だからこそ、学び続けたいと今回教師力アップセミナーに参加しまたグンとギアアップ出来ました。

 玉置先生、卒業式ぶりにお会いできて嬉しかったです。下野は元気に楽しく毎日を過ごしています。玉置ゼミの心を忘れずに、玉置ゼミでの学びを宝物に頑張っています。
 運営委員の先生方、先輩方、まだまだ未熟な点がありますが今後ともよろしくお願い致します。
 ゼミ生のみんな、8期生はあと少しで教採!!!全力で走りきってください!8期生のみんななら大丈夫!9期生はもう暫く経つと教育実習!!思いっきり楽しんできてください!ゼミ生の皆さんに伝えられる私からのメッセージは『大丈夫、だって私たち玉置ゼミだから』。玉置ゼミのゼミ生であれることを誇りに思える日々を過ごしてください。

 今回もありがとうございました!!(下野)

2023年5月14日仕事日記

 日曜日。いつもの喫茶店でモーニング。ここの珈琲とパンの味は僕好み。だから通う(笑)。

 佐藤正寿先生にお礼のメッセージ発信。昨日の仕事日記書きは、教師力アップセミナーのことと本学の名古屋でのオープンキャンパスのことを発信。登壇してくれたかつてのゼミ生へ写真データ送信など。

 新刊「スクールリーダーの”刺さる”言葉 教職員、子どもの心を動かす55のフレーズ」の「はじめに」を書く。これですべての原稿が終了。

 山田先生、福地先生、僕が編著者になる「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」のジャンル提案をまとめる。

 一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」の連絡用グループチャット立ち上げ。

 研究室HP記事は、5月10日の8期生ゼミの記録。前野さんが僕の助言を中心に発信してくれた。

5月10日 8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは。8期生の前野です!5月10日に8期生ゼミが行われました。今回はいくつかの質問内容をランダムで答えていき、玉置先生からアドバイスをいただきました。また、追質問についても教えていただいたので学びを記事にしていきます。

 質問内容は
◯ 本県を志望した理由
◯ どんな学級を作りたいか
◯ 孤立している子どもがいたらどうするか
◯ 教育実習での学びは何か
 でした。

 どの質問にも活かせることを主に3つ学びました。

 1つ目は追質問では具体的な内容を端的に話すことです。面接官は始めに答えた内容から使った言葉の意味の意味を本当に理解しているのか、具体的に子どもにどう働きかけようとしているのかを聞くために追質問をします。抽象的な回答で終わることなく、子どもの具体的な姿や自身の経験を交えて語れるように意識したいと思います。

 2つ目は強い意志、熱い思いが伝わるように話すことです。用意してきたものを話すだけにならないよう、抑揚や自分の思いを伝えられる言葉で話すように意識したいと思います。

 3つ目は専門的な用語等学んできたことを交えながら答えることです。教育用語を使いながら話すことができるようになると「この子は学んできているな」という印象が与えられると学びました。しかし、その言葉の意味を曖昧なまま使うと深掘りされた時にしっかり答えることができないので、言葉の意味をよく理解した上で用語を使いながら話すことができるようにしていきたいと思います。

 教員採用試験まで約70日となりました。焦る気持ちが募ってばかりですが、ゼミ生の仲間と一緒に高め合って頑張っていきます!!(前野)

2023年5月13日仕事日記

 珈琲とパンで朝食。福地先生に作成していただいた「子ども理解活動」の学生周知用文書を精読。このままCP委員会に提案して意見をもらえばいいと判断。

 8時20分ごろ、大口町立大口中学校へ。第1回教師力アップセミナーでの佐藤正寿先生、過去のゼミ生、8期生・9期生に会うため。佐藤先生はまさに同志。久しぶりの再会。わずかな時間の出逢いだったが、教育学部教員としての在り方を再度確認しあう。ゼミ生は教師力アップセミナーの歴史と運営側の在り方を伝える。9時過ぎに学校を出る。

 9時54分地元駅乗車。11時少し前、名古屋・栄のナディアパークデザインホールに到着。「本学出張オープンキャンパスin名古屋」での一つ、シンポジウム【卒業生教員が語る「岐阜聖徳教育学部の魅力」】に登壇のため。

 コーディネータの岩崎さん、かつてのゼミ生である松井君、関口さん、長谷川さんと僕とで、お弁当を食べながら、シンポジウムで話題にすることを打ち合わせ。綿密な打ち合わせは避け、大きな流れのみ確認。
 
 12時20分から13時10分まで、コーディネータの進行で、4人で本学のことを語り合う。岐阜聖徳学園大学を目指した理由、教員生活の実際、教員採用試験合格に向けての本学の取組など、高校生が進路選択にあたって役立つ情報をたくさん提供。質問時間で、なんと!「玉置ゼミに入りたいです」といった発言があってビックリ。

 終了後、下写真のように4人で四方山話。ここだからこそ聞ける様々な情報も得ることができて、とっても楽しい時間。あっという間。

 帰宅。連日の活動で体が重い。しばらく横になる。目覚めてもCPを立ち上げるエネルギーはなく、youtubeで渡辺貞夫音楽を聴く。ナベサダファンになって、考えてみたら45年。90歳になってもライブ活動をしているナベサダさん!凄い!

 研究室HPトップ写真は佐藤正寿先生を囲んでの8期生・9期生写真に入れ替え
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2023年5月12日仕事日記

 ホテル泊の朝。6時ごろに目覚めて、まずは朝食。美味しいお米。部屋に戻って「教育課程論」と「生徒指導論」の振り返りチェック。スケジュールを見てハードな1日を改めて覚悟(笑)。このこともあって、鈴木中人さんが発信されたエッセイに、次のように投稿。

 ありがたいことにあちこちで私の話を聞いていただいています。中人さんが示していただいたように、1回、1回に全力を尽くすことがなりよりも聞いていただける方、こういう場を設けていただいた方への最大な感謝だと、改めて心して頑張ります。

 8時にお迎えの車で、砺波市立庄川中学校へ移動。8時40分から10分ずつ5つの授業を参観。助言メモ。9時35分から参観した5人の授業者に一人ずつ6分助言。良いところと今後のためのアドバイスをする。最後は15分間、校長、教務主任、研究主任の研究を進めるための助言。10時20分終了。

 すぐに砺波市立庄川小学校へ移動。10時35分から45分間で10の授業を参観しながらメモ。5分ほどでプレゼンを作って、全員が集まっていただいた会場で20分間の講話。2年間の研究でほぼ確立している算数授業づくりの方向性の妥当性を賞賛し、さらなる練り上げのための助言をする。11時45分終了。

 教育センターへ移動。昼食。教育長や所長と四方山話。12時50分に砺波市立出町中学校へ移動。

 校長室で本日の授業設定理由や学校運営の話を聞く。13時20分から音楽科、保健体育科の授業参観。双方とも、「まさに子どもが主語」となっている子どもとともに創る授業。参観していて気持ちがいい。音楽科の合唱パート練習場面では、生徒代表が課題を投げかけで、自分たちで合唱を高めるためのポイントを出し合いながら部分練習をしている。保健体育科の授業では、練習中の子どもたちに何をやっているのかと尋ねても、どの子も明確に目的と今の状況を説明してくれた。まさに主体的に活動している子どもたち。二人の授業者の安定した技量が成せた授業とも思う。

 研究協議会は1時間20分も設定されていて、こんなに長く(笑)話し合えるのだろうと思って見ていたが、授業について話し合う先生方が楽しんでおられる姿があちこちで見られて感心。

 いただいた指導助言時間は30分。先生方の状況を見ていると、僕の時間はこの学校が掲げている研修主題の位置づけ、その重要性をしっかり伝えることが大切と判断して、プレゼン作成。盛り込み過ぎて、授業動画による助言を終えたら7分間のオーバー。時間超過は久しぶり(泣)。

 すぐに中学校を出て、ホテルへ送っていただき、帰路に着く。東海北陸自動車道は空いていて、快適に運転。ついスピードが出過ぎてしまうので、注意しながらの200km余の運転。途中で夕食をして20時ごろ無事帰宅。

 ちなみに出町中学校最寄り駅の砺波駅から地元駅までJRや新幹線、地下鉄、名鉄に乗車して帰宅すると、乗換案内では22時45分ごろの帰宅となる。それが車移動では、帰宅前に夕食をとっても到着は20時。なんと2時間45分の短縮。砺波市への往復はやはり車に限る(笑)。

 写真は出町中学校の中庭。ステージもあって、とても素敵な学校環境。
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5月9日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り (由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です!今回は4回目のゼミで行われた模擬授業の振り返りについて、記事にしていきたいと思います!

 今回は、石上さんと長谷川さんが模擬授業をしてくれました。2人の模擬授業から学んだことについてまとめていきたいと思います。

 1つ目は、教師が授業を進めるのではなく、児童に進めさせるということです。授業を行うと、考えた答えを出して欲しい、計画通りに進めたい、という思いから教師が児童の言っていないことまで話しがちだと思います。しかし、1人の児童の意見に対して「〇〇さんはこれきいてどう思う?」と児童同士が話すように進めることが大事だと学びました。先生に向かって発言するのではなく、クラスに向かって発言するという意識を持ちたいと思います。そうすることで、児童同士の話もどんどん深まり、期待以上の答えを引き出せるのだと学びました。

 2つ目は、発問の際の言葉の選び方です。今回の模擬授業で、「自分ならどうする?」という発問と「〇〇の立場に立って考えてみよう」という発問は、同じように聞こえるけど、意味が全く違うということに気付きました。自分ではあまり考えずに話しているけど、児童はとても教師の言葉一つ一つを聞いていると思うので、発問の際の言葉選びには気をつけたいと思いました。

 3つ目は、授業の目標を決めることです。授業を終わるときに児童がどんなことを言ってくれればこの授業は成功なのかをしっかりと考えることの大切さを学びました。私も、模擬授業をしていて授業の締め方に悩むことが多いので、何を言わせたいかを明確にして発問を考えていきたいです。また、その授業での大切なことは、1人の発言で満足せず、自分の言葉で何人にも言わせて価値を積み重ねることが大切だと学びました。

 模擬授業を重ねるにつれて、だんだん授業のレベルが上がっていてとてもプレッシャーですが、学んだテクニックを活かせるように来週模擬授業頑張りたいと思います!!!(由原)

2023年5月11日仕事日記

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 いつもの喫茶店。愛犬散歩。6月4日(日)開催の本学教育フォーラムの流れをまとめて、講演者の武藤久慶さんや登壇者、関係者に送信。

 9時30分に家を出て、富山県砺波市立出町小学校へ向かう。ナビでは206km。久しぶりの長距離運転。途中で2回小休止して、学校付近に12時40分ごろ到着。ケーキ屋さんで軽食をとってしばし休憩。

 13時過ぎに出町小学校へ入る。写真のようにとても素敵な校舎。教育長らと懇談。砺波市教育委員会の精力的な取組をお聞きする。

 14時5分から5年生国語授業参観。5月11日の段階でここまで子どもたちを高めておられることに感心。1人でも3人でもしっかり考える子どもたち。無駄な教師の言葉はなく、子どもたちの発言をもとに学びを高めていく授業。なりより嬉しいのは、前回訪問の際にアイデア提供した様々な授業技術を駆使されていること。

 研究協議会には、出町小学校を始め、市内各校の研究主任が参加。4つのグループとも、僕が授業ポイントだととらえた場面を話題にされていて、協議会後の自分の講話の展開を考え、プレゼン調整。

 与えられた30分間で、撮影した映像を使って授業の総括。特に最後に挿入した昨日録画したばかりの自力解決場面での解釈について賛同を得る。

 18時ごろから教育長、センター所長、所員、明日訪問する小中学校長2名の方と富山県らしい料理を堪能しながら熱い懇談。

 20時30分ごろホテル着。しばらく横になる。目覚めて大風呂へ。メール処理、仕事日記を書いて就寝。

2023年5月10日仕事日記

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 コンビニでパンを買って大学へ。7時ちょっと過ぎに研究室。珈琲を入れて朝食。授業準備。これからの授業資料印刷。

 9時から看護学部「生徒指導論」。今日は「学習指導と生徒指導の違い」。当たり前のようなテーマだが、文部科学省の資料をもとにして意見を出し合うと90分間はあっという間。最後はいつもの保健室ロールプレイをして終了。

 10時40分から8期生ゼミ。教育実習で学んだこと、どのような学級を創りたいか、孤立している子どもがわかったらどう動くか、なぜ本県教師になりたいのかなど、ゼミ生リクエストに応じて面接指導。終了後、グループチャットに助言を受けての最終回答を投稿するように指示。ゼミ生内での学びの軌跡を残すため。あとは自主ゼミとして大学を出る。

 愛知県立学校教頭会総会での講演のため、刈谷市総合文化センターへ向かう。会場付近に来て、1時間余の余裕があるので昼食。

 14時に会場に入る。1年前に届いた依頼文書では14時15分から1時間の講演。主催者から「14時ごろに来てください」と指示があって、おかしいなあと思っていたら、要項を見て認識。講演開始時刻は14時50分、時間も90分間。やはり!と思って、さっそくプレゼン追加。GIGAスクール構想動画を多くしたり、要項に記載されたSSH実践の価値づけシートを増やしたりして、ギリギリまで調整。

 14時50分講演開始。演題は「学習指導要領のイデアを実現する教頭の在り方」。今日は次の3点。「1 学習指導要領(特に総合的な探究の時間)の理解 2 GIGAスクール構想で育ってきた子どもの踏まえた授業改善 3 次期教育振興計画(ウェルビーイングへの意識)」。

 途中で舞台から客席に降りて、意見を聞くことをしながら、徐々に会場を温める。会場全体の笑いも生まれ、ほっとする。6時20分ピタリ終了。

 18時頃、帰宅。書籍執筆のことでお願いした方と電話でやりとりなど。20時からお願いした和田先生とのプレゼンづくりのために追加資料作り。

 20時から和田裕枝先生と「教育実習での授業で大失敗しないために」と題した動画づくり。簡単に打ち合わせをして、55分間の動画完成。このまま販売してもいいと思える(笑)良いコンテンツになった。

 研究室HP記事は、5月9日9期生ゼミの授業提案者の長谷川さんの振り返り。質が高いゼミが始まっていることが伝わる良い記事。

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5月9日9期生ゼミ模擬授業を振り返って(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。今日は模擬授業の振り返りについて書いていこうと思います。

 私は小学3年生の「ことばのまほう」という教材で模擬授業を行いました。この教材は主人公に起こった2つと出来事を通じて、「周囲へ親切することの大切さを知る」という教材です。

 これまでのゼミで学んだことを活かしていきたいと思い授業を始めましたが、途中から自分が何を伝えたいのか、どこへ向かっているのかが分からなくなり、ぐだぐだと授業が終わってしまいました。

 今回の模擬授業を通じて多くの改善点が見つかりました。その中でも1番の改善点は
「最終的に子どもたちがどのような意見を持つと良いのか」
ということが明確になっていなかった点だと考えます。

 その部分が明確になっていなかったため、途中の発問は脱線してしまい困惑させてしまいました。はじめに最終目標を明確にしておき、その上で発問や揺さぶりを考え授業構成していかなければならないと思いました。また、最終目標に到達するためにはどのような発問を行っていくべきなのかという授業のつながりの大切さを学びました。

 その後玉置先生からの助言を頂き、模擬授業を再び途中から行いました。自分では考えることのできなかった発問の仕方や揺さぶりの仕方について学び、感銘を受けました。「ことばのまほう」といった題材名を用いてまとめを行うという意見には驚いたとともに、子どもたちにとってとても分かりやすい授業になると感じました。

 今回はとても悔しい結果に終わりました。自分が思っていた通りに授業を進めることができなかったことや、実力不足などすべてが悔しかったです。同時に、この環境でこれからも学び続けられるありがたさも感じることができました。自分の授業に対して助言をしてくれる同期のみんなや玉置先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

 次模擬授業を行う際には、今回よりも必ず良い授業ができるようこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)

2023年5月9日仕事日記

 8時ごろ研究室着。珈琲を入れて、しばし休憩。授業資料などを一気に印刷。

 9時30分から授業と学び研究所オンライン会議。今日は次世代学校支援システムの在り方についての自由討議。視点は多岐にわたり、「二刀流」の考え方が必要との意見も続く。

 12時20分から依頼を受けての面接指導。二つの質問に対して二つともポイントを外しているので、今だからできる指導。

 13時10分から第4回「教師論」。今回は優れた国語教師を通して、国語教師の在り方、五感を磨く授業動画を通しての授業展開と技術などを意見を出し合いながら学ぶ時間。「授業動画に感動」という振り返りがいくつか。これは予想したとおり。4限も同様。

 5限は9期生ゼミ。今日の授業提案は石上さんと長谷川さん。いつものように気づきの交流後に、動画をもとに助言。今回は、道徳教材を朗読する中での留意点、主発問の妥当性、授業のねらいを達成するための展開例などを伝える。今回から重要ポイントを再現して修正する試みをする。

 終了後、9期生初の食事会。11名で焼肉食べ放題。こういう場だからこそ聞ける話の連続!!!

 中座して帰宅。メール処理。日程調整。明日の愛知県立学校教頭会総会での講演内容をチェックして修正。

 研究室HP記事は、荒木さんによる情報リテラシー連続セミナー@東北大学での川上康則先生から学んだ記録。川上先生が読んでいただいても、その通りです!と言っていただけるに違いない良い記録。
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4月22日 情報リテラシー連続セミナー@東北大学での学び 9期生 荒木歩華

 9期生の荒木です。4月22日に行われた情報リテラシー連続セミナー@東北大学 に参加させて頂きましたので、学びを記事にしていきたいと思います!

 今回、川上康則さんに「教室マルトリートメントを防ぐ」という内容でご講演頂きました。

○ 教室マルトリートメントとは
 今回のセミナーのテーマとなった「教室マルトリートメント」とは、教室で繰り広げるられる不適切な関わり のことです。今回初めて聞いた言葉でした。

○ 適切な関わりとは
 教師としての子どもとの適切な関わりは「子どもが人や世界に信頼関係をもてる関わり」であることを学びました。なぜなら、子どもがルールよりも信頼関係(ラポール)に従うほど、子どもとの関わりに重要であるからです。また、子どもが信頼でき、安全基地の役割を果たす大人の存在が、子どもを主体的に育てるからです。

○ 子どもが信頼できる大人とは
 子どもが信頼できる存在の要素はいくつかありますが、その中でも今回のセミナーで印象に残っている要素を記事にしたいと思います。

 1つ目は、子どものこと(存在、意欲、プロセス、行動、成長、結果)を認めてくれる存在です。子どもの存在自体を認め、今日もこの場にいてくれてありがとう と伝えることが大切であることを学びました。

 また、笑顔と良い機嫌をキープできる人がいつもそばにいることで、子どもが、自分は肯定されていると思えることも学びました。私が子どもの時、親や先生の顔をよく見ていたことを思い出しました。

 2つめは自分のことをわかってくれる存在です。子どもの言葉の背景に視野を向け、コミュニケーションを通して子どもを理解し、子どものもがきを代弁することが大切です。

 例えば、暴言の正体はネガティブ感情の語彙の乏しさであり、心理的に追い込まれた状況に適応するための適応機制の一つであることがわかりました。今までの私は不快感情を受け止めるだけの耐性がなく、子どもの言葉そのままが子どもの気持ちであると判断していたと思うので、この言葉にはハッとさせられました。上からより、横からの関わりが大切であると学びました。

○ 子どもの見方を変えよう
 セミナーで印象に残った言葉のひとつに「自分の基準に子どもを当てはめるな」という言葉がありました。教師はなにかの目的を持って授業や活動をする以上、求める姿があり、その求めるラインに達しなければ心がざわついてしまいがちです。しかし、できなくても「今はこういうもの」「いつか出来るようになる」という気持ちで待つことも大切だとわかりました。子どもができないことばかりに目を向けず、上手くいった時に なぜ上手くいったのか考え、上手くいった条件や環境を分析することが大切だとわかりました。

○ 最後に
 表面だけの関わりだけではなかなか信頼関係は築けません。強い圧をかけられる先生はクラスを統率し、コントロールすることができますが、それでは子どもからの信頼は得られません。かといって、弱い圧しかかけられないのでは、叱られても怖くない、ゆるい先生と見なされてしまいます。

 子どもから信頼を得るには、子どもを内側から理解し、子どもを認めてあげることが大切だと思いました。子どもと信頼関係を築くことは容易ではありませんが、伴走者として、子どもが納得感を持って主体的に行動できるよう、努めていきたいと思います。

 今回貴重な学びを機会を与えてくださった皆さん、一緒に学んでくれたゼミ生のみんな、ありがとうございました。(荒木)
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