5月23日9期生ゼミ模擬授業の振り返り(久保)

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 こんにちは。9期生の久保です。今回は5月23日の模擬授業の振り返りをしていきます!

 ほぼみんなが終わった中での模擬授業でした。私は、みんながみんな上手に模擬授業をしていて焦っていました。みんなで振り返る時間や、玉置先生のご指摘を参考に今回の模擬授業を考えていきました。

 まず反省点として挙がったのが「揺さぶりのタイミング」です。ある程度話が終わったタイミングで、私は揺さぶりの問いを投げました。しかし、それだとある程度答えがわかっちゃっていて揺さぶることができません。どう揺さぶるかに焦点を当てすぎた余り、タイミングまで考えられていませんでした。とても勉強になりました。

 また、質問をした後に何も返さずに続けている場面がありました。これは意図的ではなく、自分でもまさかだと思いました(笑)。ただこれをしてしまうと、子供たちは取り残されてしまいます。気をつけなければならないと感じました。
 
 最後に、問いかけ方です。私は多く「考えてみてください」と問いかけていました。しかし、これだと答えがあるような感じがするし、幅が広がりません。「想像してください」だと、話しやすくなるし幅が広がるように感じます。

 今回、初めて道徳の模擬授業をやってみて自分の未熟さを体感しました。やっぱり話を聞いてイメージするのと実際にやってみるのでは全然違いました。今回では話を少し切り取って子供がイメージしやすくしたり、読み方を工夫してみたり、自分のオリジナルを出せた部分もありました。そこは継続し、未熟な部分をもっと深堀っていきたいです。
 
 玉置ゼミ9期生は、思ったことをきちんと伝えてくれる子が多いので、一緒に学んでいるのが体感できてうれしいです。これからも、このゼミで力つけていきます!次はもっと良い模擬授業頑張ります!(久保)

2023年5月27日仕事日記

 地域の資源回収日で、朝から納屋にある回収品を整理して車に積む。7時ごろ回収場所へ運び込む。喫茶店に行き、一息つく。

 愛犬散歩。愛車の音楽ライブラリーを使わず、古いiPhoneから音楽を出していたが、YouTubeでライブラリーの設定法をたまたま知る。やってみようという気持ちになって試みる。こんなに簡単だったのか!冷静に考えたら、その通りで、なぜ試みなかったのかと悔やむ。CDからインポート作業開始。

 5月13日の教師力アップセミナーで登壇していただいた佐藤正寿先生に、ゼミ生の記事が発信完了したことをお伝え。すぐに温かい言葉をいただく。ゼミ生にも周知。

 12時34分地元駅乗車、犬山、名鉄岐阜へ。創りMath5月例会会場のじゅうろくプラザへ。今回は、私の「算数・数学授業開き」を紹介し合っての意見交流。和田裕枝先生からの講演「算数の教材研究をして子どもの意見をいかす」をオンラインでお聞きしての意見交流会。かつてのゼミ生4名も参加してくれた。

 和田先生は、講演で、教材研究においては、子どもの反応をしっかり予想して、それを踏まえて授業設計することを具体的に示された。また、若い教師はともするとどう教えるとわかりやすいかという視点を重視しすぎることを強調された。まったく同感。説得力十分の講演で聞いていても気持ちがいい。

 意見交流で、期せずして「どうですか?いいで〜す!」の話題になる。以前から発言しているように僕は否定派。とはいえ、こういう点があるという意見が出て、僕は動画を提示しながら、あらためて主張。友の発言に反応をすることを決して否定しているのはない。それがあまりにも形式的だからだ、と説明。きっとこの手法を始められた方は、互いに聴き合い、認め合う集団になってほしいという願いがあってのことだと思う。それを否定していないことは改めて強調しておきたい。

 帰宅。午前の続きで音楽ライブラリーづくり。セッティング。

 かつてのゼミ生から相談。電話で教材研究を試みる。課題解決になることを願う。まずは報告をもらうことを楽しみにする。
 
 研究室HP記事は、5月23日の9期生ゼミの振り返り記事。まずは荒木さんが発信。童話を教材にするときの注意点が学び合えたことは大きい

5月23日 9期生ゼミ 模擬授業の振り返り(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。第6回ゼミでの学びを記事にしていきたいと思います。

 今回も、ゼミの活動内容は道徳の模擬授業。
 私は、小学3年生の「友だち屋」というの教材で模擬授業をしました。今まで模擬授業は何度もしていますが、ひとつの授業を1人で考え、1人で進めていくことは初めてで緊張しましたが精一杯やらせて頂きました!!

 「友だち屋」の構成を考える時に難しかった点は、主人公のキツネの葛藤場面がどこか分かりにくいことです。強いて言えば、ミニカーをもらってから本当の友達について考える場面、、ですが、やはり今までの教材のように2つの選択肢で迷うような教材ではないので、どこに山を持っていくか 迷いました。

 そしてゼミのみんなや玉置先生からの指摘をうけて気づいたのが、「話の内容が分かりにくい 」ということです。「友だち屋」は童話が題材となったもので、教科書では、童話の内容をあちこち省いているため分かりにくく、混乱させてしまいました。

 私は話の内容については注意して考えておらず、その問題に気づけませんでした。私自身も、もとの童話を知らなかったため、発問内容も、本来求められるものと少しズレてしまいました。もとの童話を読ませた方が良いという指摘を頂き、今後参考にしていきたいと思いました。

 授業の姿勢については、基本的なことは出来ていると褒めの言葉を頂きました。模擬授業では児童の出した意見を再度取りた あげる時に、「○○くんが言ったように〜」と 取り上げました。そのことについて、同じ9期生の榊原くんが、「自分が言ったってこと覚えてもらえてるんだって思えてうれしかった!」と言ってくれました。大学生でも嬉しいなら児童はもっと嬉しいと思うので、意識して続けたいと思いました。1人で考えるだけでは出てこないような意見を沢山頂き、仲間に恵まれたな、と感謝でいっぱいです。

 また、私が授業をする前に久保くんの授業があり、そこでの学びも参考にして模擬授業をすることが出来ました。児童の意見を求める時には、「考えて」よりも、「想像してみて」という言葉を使うこと、ペア活動で余ってしまう子への配慮、授業の中で思いやりのある行動が見られたら価値付けすることなどを学びました。そして、揺さぶりのタイミングについては、主人公の気持ちが変わる前に揺さぶるということを学びました。話が見えた状態では、意見が一方に偏ってしまいます。

 このように、ゼミの活動では毎回たくさんの学びがあり、改めて玉置ゼミに入れて良かった、と実感しています。1回1回の活動を大切に、ゼミ生のみんなと高めあっていきたいと思います。(荒木)

2023年5月26日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。僕が止めていた「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」の全体像をまとめる作業に集中。現状をそのまま矢口さんに報告。次の指示をいただき、ほっとする。

 13時25分ごろ、岐阜市教育研究所到着。簡単な打ち合わせをして講演の最終準備をする。

 14時10分から16時まで、第1回中堅教諭等資質向上研修講演「ミドルリーダー力を高める」と題して話す。今日の内容は、「人材開発の大きな流れ、最新の教育動向を把握する、私が出会ってきた中堅教員紹介」の三つ。

 何度も問いかけて、ペアで話し合ってもらって発表する流れ。とっても意欲的な皆さん。話し合いを止めるのも申し訳ないほどのやりとり。さすが12年目を迎えていると感じさせる考え方、これを受けて僕はさらに深掘りをしてもらうように追質問や事例紹介。

 今日もお陰様で充実した2時間講演。気持ちよく帰路に着く。

 できるときにできることはやっておこうというつもりで、6月10日愛西市立佐織中学校での1時間30分講演の準備。依頼を受けた内容は多岐にわたる。整理しながら、話の順番を考えながらプレゼン完成。教頭先生へデータ送信。

 研究室HP記事は5月13日の教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)の記事最終回。新谷さん、古賀君、古川君の3人がポイントを絞って発信してくれた。16人による佐藤先生からの学び記事完了。

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (新谷、古賀、古川)

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 こんにちは、8期生の新谷です。今日は教師力アップセミナーでした。今回は、佐藤正寿先生の、GIGAスクール構想を意識した社会科の授業づくりについての講話でした。
 
 今回の講話で印象的だったことが2つあります。
 
 一つ目は、佐藤先生の子どもが自ら学びたくなるような導入の仕方についてです。佐藤先生がコンビニのおにぎりのコーナーの隣にあるものを隠して、何があると思うと私たちに問いを投げかけました。私たちもそのことについて、とても気になり、何があるっけ、と楽しく考えていました。

 また、この講話が終わったら、すぐにコンビニに行って確認したくなりました。大学生である私ですらコンビニってどんな風だっけと気になってしまったで、この授業を子どもが受けたら、子どもは一目散にコンビニに行きたいと言い出すだろうと思い、このような子どもの興味を引き出す工夫の大切さと良さを実感することができました。(ちなみに私の地元のコンビニのおにぎりの隣はサラダでした。)
 
 2つ目は、子どもの資料活用能力についてです。佐藤先生は講話の中で、社会科では「資料発見能力」「資料読解能力」「資料作成能力」の3つが大切であると言っていました。従来の学習では、子どものこの3つの能力が乏しいために、子どもがその資料から何をすればよいのかわからず、資料を用いても中身がない発表やプレゼンテーションになってしまうという事でした。こどもの資料活用能力の低下として、教師が資料のどこに着目してみればよいのか、何を見てほしいのかという視点を子どもに与えていないというところにあることがわかりました。資料を子どもに見てもらうときは、答えは言わず、どのような視点で見てほしいのかという資料を見るスキルを子どもに学んでもらうことが大切であることを学びました。
 
 今回のセミナーからも多くの学びを得ることができました。教師力アップセミナーでは、毎回自分の全く知らない新たな教育の用語や、授業技術を学ぶことができて、嬉しいです。貴重な機会を頂き、ありがとうございました。(新谷)


 こんにちは!9期生の古賀です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加した学びを書いていきます。

 佐藤正寿先生から「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」というテーマで講演いただきました。中でも印象に残ったのが、学級経営(記録物など)や情報収集の場面でDX化が進んでいることです。私が教師になった時には積極的に導入したいと思いました。しかし、ICTの活用を目標とするのではなく、目標達成のための手段であることは忘れてはならないと改めて感じました。また、DX化が進んでも本質的に変わらない、子の学習意欲を育てること、どのように学ぶか指導するか、授業構成など、基本的な教師としてのスキルも磨いていきたいです。

 また、教師の役割がコーディネーターのようになっても知識は必要と言われていたので、日々色んな方向へアンテナを張って生活していこうと思いました。

 模擬授業の部では、匿名でコメントを共有できる"Slido"を用いて進められ、授業技術についてICTの使い方や授業展開、発問話し合いのタイミングなど、新たな学びを得ました。

 最後に、講演いただいた佐藤先生、セミナーの運営の皆さん、8期生の先輩方ありがとうございました!皆さんから多くの刺激と学びを得ることができました。(古賀)


 こんにちは、9期生の古川です。今回は第1回教師力アップセミナーに参加しました。今までの授業作りに加え、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科の授業作りについてとそれを踏まえた模擬授業を佐藤正寿先生から講演して頂きました。

 今回の講話で印象的だったことは3つあります。

 1つ目は導入で示されたコンビニでの「おにぎりのとなりで売られているのは?」という意欲を喚起する情報提示の際に話された事で「答えを示さない」という事です。導入で示した物の答えを示さない事で自分で見に行かせ子どもたちの意欲を高める働きかけは印象的でした。簡単で分かりやすく意欲を高められる導入は今後の授業でもたくさん活かすことができると感じました。

 2つ目はゆさぶりの上手さです。単純な質問ながら考えさせ背景を考えさせる内容で自分もこのような質問ができるようになりたいと感じました。またグラフから読み取りしチャットを用いた交流があり可視化され面白いくて印象的でした。

 3つ目は追究したくなる単純な質問をするという事です。例として「運転手は、運転しているとき、どこをみて運転しているでしょう?」という単純ではあるけど中身のある考えさせられる発問ができるようになると学ぶことができました。着眼点が今までにないもので印象的でした。

 自分は担当科目が社会で社会科のスペシャリストである佐藤先生の講話をとても楽しみにしていました。実際に講話を聞いて参考になることが沢山あってもっと学びたいと思わされました。

 佐藤先生、貴重なお話をありがとうございました。今回学んだ内容を少しでも多く吸収しゼミのみんなで高め合っていきたいと思います。(古川)

2023年5月25日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。このごろは飽きてきた(笑)。新たなことを考えようかな(笑)。

 愛犬散歩。本日、講師授業をするネタ「17番目の秘密」の指導案を一気に書き上げる。通常の指導案以上に事前にどのようなことを考えているかがわかるように記す。

 6月7日に訪問する東員町立笹尾東小学校でのプレゼンを届いた研究方針をもとに作成。完成したので担当へ送付。

 11時45分ごろ家を出て、尾張旭市立三郷小学校へ向かう。今年度から関わらせていただく学校で、今日を含めて年間4回指導助言に訪問する予定。学校付近まで来たので、コンビニで飲み物を買って時間調整。

 13時少し前に学校着。校長や教務から学校の状況を聞く。飛び込み授業をする6年生の担任から子どもたちの状況も聞く。子どもたちの関係作りを心する。

 13時45分から6年生算数トピック教材「17番目の秘密」を始める。配慮すべきと聞いた子どもの反応がよく、大いに褒めて関係づくりをする。授業中での面白い会話は、その子どもが「先生は5が好きだね」というので、その言葉を板書して、「そう私は5が好きなんだ。君は私が好きでしょ」と返答。こんな会話ができればもう大丈夫(笑)。

 仮説が崩れて、新たに方針を決めて取り組まなければいけない局面になったときに、ある子どもが「大変だ」とつぶやく。「そうだね。大変だね。学級の係活動と同じように分担して調べようよ」と提案。「どうやって分担を決める?」という投げかけに、子どもたちは「自分が調べたいところを調べればいい」と応答。「では、やってみたい数は?」とアンケートをとると、全数調査ができる挙手があり、しかも2番目が「0」の場合も調べるという子どももいて、よし!よし!と思いながら、さっそく取り組み開始。この展開はできるだけ子どもに任せようという考えから。呼びかけに応えてくれる子どもたちが嬉しい。

 2番目と17番目の関係を示す対応表ができたところで、決まりを見つけるために、誰と話しても良いので、見つけてみようと投げかけ。僕はあちこちから聞こえてくる言葉を板書(つぶやき板書)。それをもとに集団追究に入る。差が二種類しかないことや、巡回していることを発表した子どものあとに、2番目×7=17番目に気づいて発表した子どもあり。それを聞いて、全員が何らかの声を出す。すかさず「私はそういった『なるほど!』といった声に誤魔化されないよ。分かったつもりになっている人がいるから、近くの人で〇君の考えを言いあってみて」と思考の追体験をさせる。さらに〇君の考えをコンパクトに言えないかと追質問をして、挙手した3人の子どもを指名して、子どもに「17番目の秘密」をまとめてもらう。

 講演では、届いたこの学校の研究方針をもとに、それを価値づける話をする。特に「振り返りの重要性」「子どもに話し合うことのイメージを伝えるといい」「学習規律の大切さ」を40分間ほど話す。その後、20分間は今日の授業振り返りを自分自身で指導案をもとにする。

 ゼミ生に依頼した事柄の発表をしてもらう。「45分間で僕は何回褒めたか→53回」「子どもが発言していた時間→18分間ほど」「僕が発話していた時間→12分間ほど」という報告。初めて出会う子どもとの授業なので、1分間に一度は褒めていたのは、意識してのこと。

 校長室で、校長、教頭、教務と今後のことも含めて懇談。僕が訪問する期間の取組が大切だと伝える。

 例によって、喫茶店でゼミ生と振り返り。授業で心掛けたこと、先生たちに伝えたかったことなどを改めて学生にも伝える。

 帰宅前に父親の入院先へ。痛みはかなり減ってきたようでほっとしたが、体が動くようになったので要求も多くなったようで、病院の方々にお詫び。

 帰宅。おかげさまで今日も充実の1日。メール対応をして横になる。かつての教え子から相談電話。1時間くらい対応。お役に立つことを祈るばかり。

 研究室HP記事は、5月13日の教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)の学び記録。柴山君、荒木さん、石上さんの3人が発信。多岐にわたった豊かな学び。佐藤先生に感謝。

2023年5月24日仕事日記

 今朝も愛犬散歩して大学へ向かう。7時ちょっと過ぎに研究室着。昨日の「教師論」の振り返り読み。

 9時から看護学部「生徒指導論」。今回は「学習への不適応と生徒指導」「個別指導と集団指導」がテーマ。保健室でのロールプレイは「過去を思い出して過呼吸となった女子中学生」への対応。今日も多くの考えが出て、互いに深め合えた展開。

 研究室に戻り、「教師論」と「生徒指導論」の振り返り読み。ともに授業を通して学びが広がっている記述があり、指導者としては嬉しいこと。

 今日も指導助言依頼があり、なんとか応えようと移動時間等を考えて提案。返答待ち。

 12時30分からオンライン「教職専修会議」。話題は「教職実践演習」。学級経営にも重点がおかれ、変革大賛成。

 29日訪問の春日井市立藤山台中学校で提示するプレゼンづくり。送られてきた今年度の要項から重点を抜き出して、価値づけをする内容。

 14時から教授会。2時間弱。実習委員長として報告3件。

 再び研究室。藤山台中プレゼンができたので送信。

 17時30分から今回から参加させてもらうオンライン「はじめに子どもありき勉強会」に参加。本学で始めようとしている「子ども理解活動」を充実させたいと思いから参加。二人から実践報告があり、まさに「はじめに子どもありき」が根底にある取組。とはいえ、教師としてどうしても押さえたいことはあって、そこに葛藤が生まれる。提示された疑問点に解決策を提案。参加させていただいたお礼は、それぞれが意見を出し合うことだと思ってのこと。

 19時30分ごろ大学を出る。帰宅。届いた研究室HP記事の整理。今日のアップは、5月13日の教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学びを澤本君、安藤さん、久保君が発信。心打たれたところはやはり重なるがある、

 もう1本は、オンラインで登壇させていただく学びの会案内。以下のように素敵な案内をしていただいている。 
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5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(柴山・荒木・石上)

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 本日の教師力アップセミナーでは、佐藤正寿先生による社会科の模擬授業から、「教えたいことは教えない」ことの大切さを学びました。

【第一部】
 佐藤先生は、コンビニのおにぎりコーナーの隣の棚を隠した画像を見せ、そこに売られている商品を考える発問をしました。「おにぎりに合う温かい飲み物ではないか。」と私は予想しましたが、佐藤先生は答えを教えてくれませんでした。

 モヤモヤを残して問題を終えたため、自分で調べたい意欲が湧いてきました。私も、子ども自身が調べたくなる意欲を高めるために、答えをそのまま見せない情報提示を心がけたいです。

【第二部】
 選挙の投票率の低さの改善法を全体で考えた後、佐藤先生は「投票率が一番高い県の山形県では少年議会が行われています。」と話しました。その後、パワーポイントの画面に「少年議会」というキーワードを提示していました。自分達が考えた事柄に関する事柄であったこともあり、どのような議会か余計に調べたくなりました。子どもが自発的に調べたくなる資料提示、キーワード提示を工夫していきたいです。

 会場では、先生方のギラギラした活力を肌で感じ、自分のエネルギーを補充できました。9期生のみんなが学んでいる姿も刺激になり、背筋も伸びました。今年は、対面で学べることが多くとても嬉しいです。(私の最寄りのコンビニのおにぎり横の棚は、パスタやお弁当でした。)(柴山)


 こんにちは!9期生の荒木です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加し、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科づくりについて学ばせて頂きましたので、その学びを記事にしていきたいと思います。

 今回のセミナーで私は、ICTを活用した授業の大きな可能性を感じました。

 まず、テクノロジーが教授方法や学習方法にどのような影響を与えるか表す尺度であるSAMRモデルについて学びました。S.A.M.Rはそれぞれ4つの段階を表します。その影響の1段階めであるSはSubstitution(代替)です。アナログでできたことをデジタルで応用することをいいます。私が紙で行っていた学級日誌の記録や、資料編集もICT端末を使えば共同で編集ができます。私たちが当たり前に紙で行ってきたことなので紙で行わなければならない固定概念があり気づけませんでしたが、自分が思っているより代替できるものが沢山あるとわかりました。

 2段階めであるAはAugmentation(増強)です。デジタルの特性を生かして学習効果が増大することをいいます。見学やインタビュー、写真動画の記録などの情報収集場面の他、資料の読み取りや、グループで考えを共有する場面でも活用でき、個別最適な学びや協働的な学びにつながります。今まで意見を関連付け、整理することだけにもたくさんの準備が必要だったと思いますが、ICTを使うことでより簡単に、わかりやすく、効果的に活動ができるようになりました。

 3段階めであるMはModification(変革)です。ICTにより授業デザインが変容し、新たな学びの実践につながります。

 4段階めであるRはRedefinition(再定義)です。実社会の課題解決や新たな価値を想像します。

 私は3段階めのICTの活用例の1つである、「反転学習」が特に印象に残っています。この言葉は今回のセミナーで初めて聞きましたが、すでに実施されている学校もあるそうです。反転学習とは、新たな学習内容は自宅でビデオ授業で視聴(予習にあたる)し、教室では、逆に従来は宿題として出されるはずの課題について協働しながら取り組み、教師は必要に応じて個々に指導を行います。私は以前から、授業で分からなかったことがそのままになり、宿題も分からないのでやる気にならない…質問に行くのも恥ずかしい…という負のサイクルが発生することが気にかかっていました。しかし、この反転学習では、子どもの「わからない」を授業の中で解決できます。ICTの活用による個別最適な学び、協働的な学びの実現により、よりよい学びが生まれるのです。

 今回のセミナーを通して、ICT活用によりこれからどんどん学習の在り方が変化して行くと感じました。GIGAスクール構想という新しい流れの中で、様々な情報や考えが溢れる世の中になると思います。ICTは便利で、画期的、そして、子どもたちが学びを深めるものとしてとても優れていると思います。しかし、ICTの活用が目的となり本来の学習目標を見失わないよう、育てる資質能力を明確にした上で活用場面や方法を考えていきたいと思います。

 素敵な学びの機会を与えてくださった先生方、ゼミ生のみんな、ありがとうございました。(荒木)


 こんにちは!9期生の石上です。今回は5月13日の第1回教師力アップセミナーでの学びについて記事にしていきます。

 今回のセミナーでは佐藤先生から教育DXやSAMRモデルなど、さまざまなことを学びましたが、その中でも特に印象に残ったことを2つ紹介します。

 1つ目は、教えたいものこそ教えないという指導方法です。佐藤先生が教えてくださった情報提示の仕方に、一部が隠されたコンビニの棚に置いてある商品の配置を問うという発問がありました。この一部を隠すという方法は、子どもたちに予想させることで、子どもたちが自ら「知りたい!」と言い出すような興味を引き出すことができます。また、答え合わせは実際に見に行くことが大切だということも学びました。
 
 このように子どもたち自身に解決したいと思う学習問題を考えさせ、子どもたちに発見させることで、学習意欲を育てるような工夫をしていきたいです。

 2つ目は、子どもたちが社会科スキルを身に付けさせるための指導スキルです。

 特に話し合い指導や情報収集方法の指導、まとめ指導など、社会科学習ならではの特質を考えた指導では、子どもたちに情報の分析をさせ、お互いに共有することで、「図解はここに使うと見やすいな」や「この人はこの部分が上手だな」など、自分とは別の見方をさせることができ、より良い方法に自ら気づくことができます。それは子どもたちの社会科スキルを磨き、伸ばすことにつながるのだと感じました。

 このセミナーで学んだことを活かして、子どもの学習意欲を引き出せるような授業の工夫を考えていきたいです。そしてこのような機会を設けてくださった先生方、ゼミ生の皆さん本当にありがとうございました!(石上)

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (澤本・安藤・久保)

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【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は5月13日に行われた第1回教師力アップセミナーについて記事を書いていきます。

 今回は佐藤正寿先生のGIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくりについての講演でした。

 私が一番印象に残ったことは「答えは見せない、示さない」ということです。社会科で次時でコンビニ調査を行う際、前時ではいかに子どもが「行きたい!、調べたい!」と思えるかが重要です。そこで佐藤先生は一部を隠した状態でおにぎりのとなりに売られているものは?と聞かれていました。隠さずに「おにぎりのとなりにはこんなものがあるね。今度の授業で調べに行こうか。」と終わらせてしまっては子どもの追究したい気持ちを引き出すことができず、意欲的に取り組むことができません。答えを示してしまった時点で子どもの主体性がなくなり調べなくなってしまうことが分かりました。
 
 一部を隠すといった工夫をするだけで子どもたちは「飲み物だよ」「麺じゃない?」と自分の経験から語りだし、クラス全員で同じ課題をもち、わくわくした気持ちでコンビニにいきたくなるなと思いました。(実際私自身、何があるのか気になり、帰りに寄ったコンビニではあたたかい飲み物が売られていました)授業において、いかに子どもの追究したい気持ちを高められるかが重要であり、意識していきたいです。

 今回は、今年度はじめてのセミナーでした。多くの先生が休日にも足を運び、学ばれている姿を見て、運営側として参加させていただける状況がとてもありがたいことだと改めて感じました。9期生ともコミュニケーションをとる貴重な機会であるため、交流を深め、玉置ゼミ生として全体で学び合っていきたいです。(澤本)


【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!

 5月13日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐藤生樹先生が】ご登壇されました。テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』です。さっそく学びをまとめていきます!

 セミナーを通して授業で大切なこと、それは「子どもの学習意欲を高めること」だと実感しました。そのためには教師がたくさんのアイデアを持っていなければいけません。
 
 佐藤先生はICTを色々な方法で活用されていました。調べ方、比較の仕方、意見の共有など子どもが選択する機会がたくさんありました。答えを与えることが教えるということではないと実感しました。子どもが自分で答えを見つけていく過程に、子どもたち自身が扱う課題や調べる手段を選択したり、学びへの意欲を引き出す小さなきっかけを仕組んでいくことが教えることだと思います。
 
 私はまだまだアイデア力が足りません。子どもがキラキラして学びに向かえるように、常に学びのアンテナを高く張ってアイデアを増やしていきます!そしてお会いした先生方や玉置ゼミの先輩方の温かい人柄、言葉選び、心配りに感銘を受けました。玉置ゼミの名に恥じぬよう、教師としての学びも人間性の面も磨いて参ります!!

 運営委員と言いつつも、学びあり、刺激ありの濃い時間になりました。本当にありがとうございました。第二回教師力アップセミナーも尽力いたします!よろしくお願いいたします。(安藤)


【久保】
 5月13日の第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。佐藤生樹先生がご登壇され、テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』でした。今回学んだことを記事にしていきます。

 私が特に興味深く思った内容は教育DX・SAMRモデルと協力的な学びについてです。世の中がどんどんデジタル化されていく中で、学級経営のDX・学級日誌の使い方が問われている場面がありました。ある参加者の方は、すべてをデジタル化し管理している方もいらっしゃいました。私のころは、紙で書いていたのに今では一つのコミュニケーションツールとしてクラウドなどで共同編集をしたり、コメント交流していたりとDX化が大きく進んでいることを知りました。

 ここで佐藤教授が、「デジタル技術であり方が変わる。実践者ならあり方を変える」と仰いました。この言葉は、今後デジタル化が進んでいく教育現場の中で肝に銘じる必要があると思いました。なので、あくまでもICTの活用は目標達成の手立てとして利用し、目的ではないことを改めて認識したいです。

 GIGAスクール構想により、教師も多くのデジタル化を要求される場面があると思います。しかし学びの本質は忘れずに、常に子供から引き出せれる教師になりたいと感じました。

 今回が初めての教師力アップセミナーでした。運営側としてしっかりと責任を持ち、吸収できるものは、どんどん吸収していきたいです。(久保)

PR【協働的な学びを創造する学級経営講座】

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【協働的な学びを創造する学級経営講座】
 面白く楽しい協働的な学びができる学級は心理的安全性が高い学級であることは欠かせない。その実例とそのための手立てをお伝えします。
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1 期日 6月18日(日)
2 時間 20時〜21時半
3 内容
(1)開会、講師紹介
(2)講演:協働的な学びは心理的安全性が高い学級づくりから
   講師:玉置崇先生(岐阜聖徳学園大学教授)
(3)Breakoutディスカッション
(4)質疑応答・全体シェア
(5)閉会・Reflectionフォーム送信
4 講師紹介
玉置崇先生  小・中学校教諭、教頭、校長、教育事務所長を経て2015年から岐阜聖徳学園大学教授
5 参加申込
参加ご希望の方は、下記URLから参加申込フォームを送信してください。
https://forms.gle/sDk8QMaQUFPScFBw9

2023年5月23日仕事日記

 いつものように愛犬散歩から始まる1日。大学へ向かう。7時過ぎに研究室到着。パンと珈琲で朝食。午後の授業準備。映像確認。研究費執行のための文書作り。

 9時30分から12時20分ごろまで「授業と学び研究所」会議。今日の話題は二つ。一つは「教育委員会用ダッシュボード」のPR検討。もう一つは春日井市立藤山台中学校PJの進行をチェックして今後を考える。いつものように濃厚な会議。

 12時30分、来研学生にやむを得ず休んだ授業の補充指示。

 13時10分から、第6回「教師論」2コマ。今回は、算数教育の理解を深めるをテーマに、盛山隆雄先生の授業動画から、教材研究から展開への工夫、数々の授業技術、子どもの言葉をもとに進める授業の在り方などを学び合う。授業を見る目が高まってきているので、振り返りが楽しみ。

 16時30分から9期生ゼミ。模擬授業提案の最後の二人。久保君と荒木さんが授業。これまでの8人から学んだ授業の基本が意識してできているので、教材研究がともに焦点。この力をつけるにはたくさんの授業を見て学ぶことが一番。学生時代にその時間を確保してやりたい。

 18時から、ある三人で2時間弱、相談や四方山話。つい「学校はなぜ変わらないのか」がテーマ(笑)。充実した時間。

 帰宅。メール処理などで時間がかかる。予定したことがいっさいできず(泣)。

 研究室HP記事は、5月16日9期生ゼミでの安田さんの振り返り。ポイントをついたシャープな記事

5月16日 9期生第5回ゼミでの振り返り(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は、第5回のゼミで模擬授業を行ったので、その学びを綴っていきます。

 科目は道徳。教材は『ヒキガエルとロバ』。3年生に向けての授業でした。不安から準備に準備を重ねたことが裏目に出てしまったように感じています。

 授業準備は大切です。少なくとも私は、ここで授業の質が大きく変わると思っています。
 小道具やスライド、ワークシートの作成に加えて、授業の流れや、声かけも先に決めておくことで、子どもの学びが深くなります。ただ、その準備が中途半端で終わると授業を足止めしてしまうと思いました。そんなつもりで準備していなくても、詰めが甘かったり、視野が狭いと子どもたちを困らせてしまいます。加えて、授業の本質がずれてしまいます。だからこそ授業を観察し合うことが大切なんだと改めて思いました。
 
「話し方」
 導入は子どもたちの考えを明るく受け止めることで楽しい授業、聞きたいと思う授業を展開するために大切です。つまり、笑顔とリアクションを意識することで、授業内で子どもたちから引き出すことの出来る意見も変わってくるのだと思います。反対に山場では、ある程度トーンを落とすことで、大切にしたいこと、伝えたいことを届け、みんなで考えを深めていけるのだと学びました。

「伝えたいこと」
 その教材を通して、子どもたちに気づいて欲しいことがどれだけ明確になっているかが重要です。授業の核が不安定だと、子どもたちは結局何がしたかったのかわからないままで終わってしまいます。さらに、その思いと教材がマッチしているのか、思いを伝えられる授業構成や発問なのかということも、「伝える」ために工夫しなければいけないのだと痛感しました。

 今回はじめてみんなの前で模擬授業をしてみて、まだ自分には見えてない部分がたくさんあるのだなぁと気づくことができました。これからもたくさんみんなで「授業づくり」を学んで力をつけていきたいです。がんばろうね!(安田)

2023年5月22日仕事日記

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 6時ごろ愛犬散歩。パンと珈琲で朝食。ゴミ出しなど家のことを少しして大学へ向かう。

 7時30分ごろ研究室着。私書箱に入った文書整理。

 9時から第6回「教育課程論」。今回は進路指導とキャリア教育がテーマ。その違いを明確にしてからキャリア教育の深掘り。最後は文部科学省推奨の「キャリアパスポート」の効果について、藤田教授の動画を見てから話し合う。賛否両論が出て、本質により迫ることができた。よし!

 岐阜羽島駅へ向かう。11時35分発で京都に向かうので、それまでは駅待合室で振り返りのチェック。

 11時35分乗車、京都駅で近鉄乗り換え。平端乗り換え、笠縫下車。迎えの車で、奈良県立教育研究所へ。13時45分ごろ。

 14時10分から15時50分まで、新任副校長・新任教頭へ「学び続ける教職員を育てる 元気な学校をつくるための副校長・教頭の役割」と題して講演。いつものように参加者に時々意見を求めながら進行。始めは研修で笑ってはいけないような雰囲気があったが、徐々に雰囲気が変わり、ツボではしっかりと笑っていただけた。一番伝えたかったことは、教職員とのつながり方、関わり方などを通して、人を育てる副校長・教頭であっていただきたいということ。伝わったことを祈る。

 終了後、すぐに笠縫に送っていただき、近鉄で京都駅へ向かう。17時35分に新幹線に乗車して岐阜羽島駅へ。車内では振り返り読み。車で自宅へ向かう。途中で夕食。

 帰宅。しばし休んで、今日もたくさんいただいたメールへの対応。大学FDへの動画による参加。アンケート送信。

 研究室HP記事は5月16日9期生ゼミのまとめを榊原君が発信してくれた。授業者二人の良いところをうまくまとめている。今後にも生きるまとめ。

5月16 日第9期生ゼミの振り返り(榊原)

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 こんにちは。玉置ゼミ9期生の榊原計人です。今回の第5回のゼミでは、前半に由原さん、後半に安田さんが模擬授業を行いました。この2つの授業とその後の反省で僕が学んだことを振り返っていきます!

1,スムーズな進行と文字の見やすさは理解度に直結する

 これは由原さんの授業で感じました。当たり前と感じることなので、新発見と言うよりも改めて再認識に近く、強く実感したことです。
 まず進行について、音読でつまることが少なく、かつ抑揚もしっかりあってとても聞きやすかったです。しかも、音読の間にいれる状況確認への以降もつっかえることなくできていました。そのお陰で話の内容の理解もしやすく、発問に対しての 「え、どういうこと?」がほとんどありませんでした。
 また、文字が大きく黒板がとても見やすかっです。黒板に書かれたみんなの意見や、状況の整理がパッと一目見てわかるので、授業の内容の理解がしやすく、置いていかれることなく受けることができました。
 由原さんの模擬授業はこの2つがしっかりのできていたことで、スムーズかつ、何をしているのか、何を聞きたいのかがわかりやすい授業になっていたと思います。
 
2,授業準備で生徒は大きく引き込まれる

 安田さんの模擬授業では画用紙で作った登場人物のカードやワークシートが用意してありました。それもカードの枚数が多く、準備の時間とそれへのこだわりが伝わってきました。
 登場人物のカードのインパクトから、一気に授業に引き込まれました。場面が変わる度に増えていくカードや、それを使った状況説明で内容の理解や心情を想像することが簡単にできました。最初から最後までずっと楽しく授業を受けていたことを覚えています。
 こういったカードなどをこだわって準備をすることにより、授業に対して興味が湧くことがわかりました。また、わかりやすさも増すので、生徒が狙った意見を引き出せるのではないかとも考えられます。

3,使う教材・場面の研究はとても大事

 2人に共通して、授業の進行はスムーズで面白いが、終着が上手くいかなかったり、他に良い終わり方が考えられたりと、その教材をつかってどんな道徳を学んでもらうかに改善が見られました。
 教材のねらいはどんなものなのか、どの場面をどんな風に使うと活かすことができるのかをしっかりと理解し、授業作りをしていくことが、生徒の道徳を育てるために大事なことなのだと思います。

 今日の2人の模擬授業はとても面白く、展開もわかりやすいもので、玉置先生も「実習でこれができたらすごい」と仰っていました。これからゼミで学んでいく中で教材研究の力がついてきたら、2人はすごい道徳の授業をするのではないかと思います。今回学んだことをに活かし、私も他のゼミ生に負けないような、先生方にすごいと思われるような授業をしていきたいです。(榊原)

2023年5月22日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。ここのところ、いちごジャムトーストばかり注文。愛犬散歩。

 6月15日、オンラインで行う「熊本市学校・園組織マネジメント〜ミドルリーダーとして〜」のプレゼンづくり。完成してデータ送信。WSをどのように行うとよいかを担当者に相談。

 11時39分に地元駅乗車。小牧駅下車で、名鉄小牧ホテル3階へ。今日は、中学校卒業時の学年全体同窓会。中学卒業後、初の同窓会で、50年ほどぶり。恩師2名(僕にとっては中1、中3の担任の先生)と60名ほどの方が参加。

 個人的に交流を続けている方がごく少数のため、ご本人と名前を見ても、その当時のことはなかなか思い出せない。朝食べた物さえ、思い出すのに時間がかかることがあるのだから(笑)、これはしかたがないこと。久しぶりに「たかしくん」「たかちゃん」と呼んでいただき、徐々にその頃を思い出す。「ああ、あのときの・・・」という方もあって、ハイテンションになってきている自分を感じる。

 今日の超記念写真は、90歳になられた中学1年生時の担任とのツーショット。恩師は実に若い。卓球の全国大会90歳以上の部にも出場とのこと。いつまでも目標と意欲を失わず、継続することだよ!と語られた。恩師の前では疲れたとは言っていられない!

 このような充実した1日となったのは、なんといっても精力的に動いていただいた幹事の皆さんのおかげ。このご時世、連絡先がわかっても突然のアクセスは、不審者に思われかねない。今日までかなりの苦労と時間をかけて準備していただいたことは、容易に想像できる。各テーブルには学級写真、返信葉書が置かれ、恩師へ送る色紙も寄せ書きができればすぐに渡せるように準備されているなど、あちこちに心遣いが見えて、感謝するばかり。ありがたい。ありがたい。

 帰宅。「深い学び」に関する書籍を読みながら、資料検索。これは説得力がありそうだと思うデータ取得。

 連載中の「週刊教育資料」の第29回原稿を書いて編集部に送信。今回は伝えたいことははっきりしているのだけど、原稿の構成に苦しむ。零時を回ってようやく完成して送信。

 研究室HP記事は、9期生由原さんの授業振り返り。「ゆさぶり」について振り返りができるということは、その段階に達していた授業だということ。
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5月16日9期生ゼミでの振り返り(由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、5月16日のゼミでの模擬授業について記事にしていきたいと思います。

 私は、小学2年生の「さるくんはだめ」という教材で模擬授業を行いました。たくさん構成を考え直して、練習したんですが、実際やってみると緊張してしまって上手くできませんでした、(笑)

 ゼミのみんなや玉置先生からの指摘をうけて学んだことは、揺さぶり発問のタイミングです。

 今回は、私の想像の答えが児童から返ってこず、そのあとの展開がごたついてしまいました。みんなの指摘をきいて、私の揺さぶり発問のタイミングが早かったせいで、出したかった答えがでてこなかったのだと気付きました。

 心情が大きく変わる人物に焦点を当てたり、前と大きく変わった行動をした時に注目して発問をすると、教材を活かした授業ができると学びました。今回の模擬授業で、教材研究の大切さを改めて感じました。また、教材の焦点の当てるポイントについて学ぶことができました。

 1人で考えていると気付けないことも、ゼミのみんなで指摘し合うことで、毎回本当にたくさんのことに気付くことができます。上手くできなかったからといって落ち込まずに、今回得た学びを次の模擬授業で生かしていきます!次はもっと成長した姿を見せられるよう頑張ります!!!(由原)

2023年5月20日仕事日記

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 9時30分から11時までの一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」企画の「モーニング情報交流会」のプレゼンを作成(写真参照)。ほぼできたので喫茶店に行き、モーニング。愛犬散歩。

 9時30分から「モーニング情報交流会」開始。熊本大学の前田康裕先生による刺激的な情報提供30分間に続いて、ブレイクアウトルームで参加者で情報交流。その後、全体会。

 この様子をブログで小西祥二さんが発信していただいたので、以下に転載。

 午前中、未来を拓く学校づくり研究会が主催する2023年度第1回 モーニング情報交流会があり、参加しました。

 今日のテーマ「学び方は変わってきましたか?」について、最初に情報提供があり、ブレイクアウトルームでの意見交換、最後に全体に戻って情報交流でした。情報提供は、熊本大学教職大学院の前田康裕先生からのお話でした。

 「求められる力と授業改善」で、これまでの“教科の学力”に対して、それらを横断的に捉え重視する4つの力から話が進みました。

○ 言語能力
○ 情報活用能力(情報モラルを含む)
○ 問題発見・解決能力
○ 現代的な諸課題に対して求められる資質・能力

 それぞれの力が、なぜ求められているのか。その力を、子供も “教師も” 伸ばしていく授業改善を、どのように進めていくか。

 「これまでのように○○をすれば…。」
 「分かっているけど…。」
 「何をすればいいの…。」

 そうした状況に、先生と、そして子供に…、“何を行うか”、“何を目指すか”について、事例や場面があり、分かりやすい内容でした。(略)

 「自ら調べ、活動し、学び、発信する」取り組みから、これからの教室の学びを考えさせられました。抽象化、概念化、具体化、メタ認知、振り返り…。これからの教育を考え、新しい学びのある時間でした。ありがとうございました。


 一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」のサイトはこちら。写真で紹介した「モーニング情報交流会」のプログラムをご覧いただけます。

 父親の病院へ。義母の施設にも寄る。帰宅。届いた書籍を読み始める。来週25日に講師授業と講演をする尾張旭市立三郷小学校でのプレゼン作成。教務主任にデータ送信。

 研究室HP記事は、5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)のゼミ生による記事発信第2弾。小林さん、伊藤君、由原さんが発信。3人の注目点が同様であるのもいい。

5月13日 教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(小林、伊藤、由原)

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 9期生の小林です。5月12日、初めての教師力アップセミナーに参加させていただきました。
 
 最も印象に残っているのは、答えを敢えて見せない教え方です。佐藤正寿先生はコンビニの商品配列を例に挙げて、おにぎりの横にある商品を隠してそこに何が売られているか想像させるとおっしゃいました。実際におにぎりの横が隠された画像を示されたとき、私は無意識にその部分に注目していました。初めから答えが見えているよりも、確実に子どもの関心を集められるだろうと思いました。

 さらにその後の授業の進め方も目から鱗でした。実際に次の授業でコンビニに行くところまで計画するそうです。子どもたちは次の授業が楽しみになるに違いないと思いました。教材研究にも、コンビニへのアポイントメントも、時間がかかる大変なことかもしれません、しかしこのような教師の工夫が子どもたちの「好き」を生む第一歩なのかもしれません。

 今回の教師力アップセミナーでは8期生の皆にも再会できてとても嬉しかったです。同い年であり、一歩先で学んできた先輩でもある8期生の皆からも、これからたくさんのことを学びたいと思っています。(小林)


 こんにちは。8期生の伊藤です。今回は、第1回教師力アップセミナーでの学びについて書いていきます。

 本日のテーマは、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり〜変わるもの・変わらないもの〜というものでした。

 佐藤先生のお話で特に印象に残ったことは、教師が答えを言わない方が良いということです。佐藤先生は、模擬授業の中で、意欲を喚起する情報提示をしていました。発問としては、「コンビニのおにぎりのとなりで売られているのは?」というものでした。実際に、近くの人や全体で話し合いをする中で、多くの答えが出てきました。そこで、佐藤先生が答えを言うことはありませんでした。その意図としては、答えを言ってしまうと、子どもの意欲が低下してしまうからというものでした。

 このことを受け、私は、おにぎりのとなりがなんだったのか気になって仕方がありませんでした。実際にコンビニに行って見に行きたいと思ったり、インターネットで調べたいと思ったりしました。また、選挙に行かない理由について問われたときにも、知りたい!調べたい!と思い、積極的に調べ学習をすることができました。さらに、チャットでの全体交流を行ったことで、みんなの考えが目に見えたので、面白いなと思いました。

 このように、子どもに知りたい!調べたい!と思わせ、ICTを活用する授業作りについて学ぶことができました。これは、これからの授業作りにおいて大切なことだと思うので、自分にとってとても良い学びになりました。佐藤先生、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。私が教師になり、ICTを活用した授業に乗り遅れることがないよう、本日の講話で学んだことを生かしていきます。(伊藤)


 こんにちは!9期生の由原希音です。5月13日に第一回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。今日は、そこでの学びを記事にしていきます!

 私が佐藤先生のお話で1番印象に残っていることは、教師の発問を子どもの発問にするということです。

 普通の授業なら、教師が「どうしたらいい?」「なぜ?」と発問して授業が進みますが、その言葉を子どもから引き出すことが大切だということを学びました。そのためには、子どもの学ぶ意欲を引き出す導入を行うことも大切だと学びました。

 例であったように、「おにぎりの隣に売られているものは?」と答えを見せずに、子どもに調べたい!という意欲を喚起させる導入方法を知りました。そして、この調べたい!という気持ちが「どうしたらいいの?」という発問に繋がっていくのだと思いました。主体的な授業を行うために、とても効果的な授業方法だと感じました。このことは、社会科だけに限らず、色々な教科で活用できると思うので、今日学んだ発問方法、情報提示法を今後の授業に活かしていきたいとおもいます。

 初めての対面での教師力アップセミナーで、直接プロの先生のお話を聞くことができ、たくさんの学びを得ることができました。また、8期生の先輩方と関わることができ、とても嬉しかったです。これからもゼミのみんなと楽しく、高め合いながら頑張りたいです!(由原)

2023年5月19日仕事日記

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 早朝から6月6日の広島県公立小中学校教頭会でのプレゼン再調整。完了して事務局へ送信。6月5日の枚方市学校マネジメントリーダー研修プレゼンもほぼ完成。

 地元駅10時12分乗車、名古屋、新大阪、伊丹(12時46分着)へ。激しい雨の中、駅からお迎えの車で伊丹市立天王寺川中学校へ。13時10分ごろ着。

 今日の日程の簡単な打ち合わせ。13時40分から三つの授業(英語、国語、数学)参観。いずれも授業改善への意欲を感じる提案型の授業。どの教室も子どもと教師の関係がよく、グループでも互いに関わり合っている。例によって動画を撮りながら、指導助言のためのポイントを探す。関わり合いがよくできているので、個の様子に注目。いくつかの助言点を把握。

 講演会場で、プレゼン作成作業。動画の整理。三つに分かれての研究協議状況も撮影。

 15時45分から16時45分まで、研究主題に迫るための指導助言、授業動画を見せながら重要ポイント提示。後半は三人の授業者とやりとりしながら展開。

 終了後、すぐに伊丹駅へ送っていただく。車の中では「ノートに写すのではなく再現する」というテクニック紹介。

 伊丹駅乗車、新大阪18時6分、名古屋駅18時55分着。久しぶりに「矢場とん」で食事。ユニクロで買い物。20時30分ごろ帰宅。

 天王寺川中学校HPでは今日の様子の発信あり。

 18日夜に行った「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」の議事録整理。寺尾さんが早々にまとめてくれた努力に報いるためにも、まさに誠意はスピード。この議事録は必読と言ってもいい内容。ぜひここをクリックしてお読みください。

【ぜひご覧を】学級経営の困った!を一人で抱え込まないで議事録

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 5月18日(木)19時30分から21時30分まで、第15回「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」を開催しました。

 議事録をさっそくアップしました。ぜひご覧ください。大いに参考になると思います。

 今回の「困った!」は以下のとおりです。
□ 現在、教育界で存在する困りごと
➀ 【若い教師が教師の魅力や喜びを味わう前に辞めてしまう先生が多くいる現状を踏まえ、どうしていくべきか】

□ 教員6年目で学年主任の先生の困りごと
➁ 【同じ学年を持つ3年目の女性の先生のプライドが高いため、困ったということを気軽に出してほしい。学年主任としてどのように声掛けをすればよいか】

□ 教員5年目で学年主任の先生の困りごと
➂ 【同じ学年を持つ10歳年上の先生に、その先生の学級の緩さを一緒に何とかしたいと持ち掛けたいがどう話せばよいか】


 「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」のサイト全体は、ここをクリックしてご覧ください。
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