2023年11月9日仕事日記

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 今朝は菓子パンと珈琲で朝食。愛犬散歩。美濃地区教育推進協議会での講演感想を送っていただいた方があって感激。元気を出す。

 11月11日(土)に行われる「東海の先生とともに、学び、笑い、考える」(ベネッセコーポレーション「ミライシード」先生コミュニティ事務局主催)での25分間の講演プレゼン作成。

 「ミライシード」といえば、小牧中学校長時代に製品開発の相談を受けて、システム試作の段階で授業をした思い出あり。そのときの授業の様子がリーフレットになっているので、そこからデータを抜き出して、思い出に浸りながら(笑)プレゼン作成。コンテンツをさらに加える必要あり段階で終了。

 10時40分ごろ家を出て、安城市立安城東部小学校へ向かう。学校まで15分くらいのところに来たので、ラーメン屋で昼食。12時少し過ぎに学校着。

 本日は2年間にわたる研究の発表会。研究テーマは「仲間と共に地域の未来を切り拓く東部っ子の育成 〜「なぜ?」を見いだし「もっと!」があふれる東部小探究サイクルを軸として〜」。生活科は1年生38時間、2年生は40時間完了、3年生以上の総合的な学習の時間は、すべて70時間完了の単元構成で、子どもたちを育て上げてきている骨太の実践研究会。

 さっそく体育館でプレゼン機器の調整。動画音声出力チェック。授業後から講演までの間に動画整理をするための机等を体育館袖に準備してもらい完了。

 13時30分から授業参観。各学年体制で重厚な単元構成を行い、授業は各学級の子どもの「はてな?」「もっと!」に応じて展開されていて、どの学級でも子どもたちがそれぞれの思いを聴き合い、考えを出し合っている。「東部小探究サイクル」と「東部小授業探究モデル」が確実に実践化されている証を見ることができたことが、関わらせていただいた身としては、とても嬉しい。

 講演は「『なぜ?』『もっと!』があふれる東部小探究サイクルの価値」と題して、ほぼ1時間。理論の価値づけを前半、後半はこれまでの訪問時や本日の授業で見せてくれた子どもの素敵な姿を動画でたくさん見せて、研究の実証。参観者には、持ち帰ることができる様々な教育手法等があることを伝える。

 この秋、関わらせていただいた研究発表会でのすべての講演をなんとか終えることができて、ほっとした気持ちで帰路へ。

 17時30分ごろ帰宅。明日は愛知県総合教育センターで中学校数学講演。プレゼンをチェックして、仕込みを増やして完成。届いた「数学ネタ本」の原稿チェックなど。

 19時30分から20時30分の1時間ほど、オンライン「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」を開催。残念ながら参加者は少なかったが、話し合いの内容は濃厚。少ないからこそ可能となった話し合いと言ってもいい。

 ある方から電話相談があって話しているうちに40分近く。なるほどという話ばかり。

 さすがに疲れを感じて、いつもよりは早めに横になる。

2023年11月8日仕事日記

 6時30分ごろ家を出て、いつもの喫茶店でモーニング。その後、大学へ向かう。

 7時30分ごろ研究室着。私書箱の書類整理。いくつかの回答と相談。

 9時からNHK首都圏局の記者さんからオンライン取材を受ける。内容はPTAに関すること。どうして私へ?とお聞きすると、「大学教授、学校、PTA」で検索をしているうちに、我が研究室HPに行きつき、こうして話を直接聞きたくなったとのこと。いろいろと見解を求められたが、大学教授というよりは現場経験者としてのコメントになり、記者から「教育学部の教授としてのコメントは?」と言われる始末。考えてみたら、私の研究分野にPTA活動はないわけで、引き受けたのが間違いかも(笑)。「校長先生の考え方でそんなに面白い活動ができるんですね」というコメントに喜ぶ自分。

 10時40分から8期生ゼミ。伊藤君の発表と質問を受けて、ゼミ生全員で熟考する時間。いずれ内容は発信されるので詳しくは書かないが、今日のテーマは学校現場に行く前に考え話し合うテーマとしては最適だったと判断。

 12時15分から、柘植ゼミ生から10分ほどの卒論に関する質問を受ける。ゴールを明確にすべきことを助言した上で、いくつかの情報提供。

 12時30分から「第15回教職教育センター運営委員会」。提案に対して思うことを発言。後出しの情報を聞くと、勇み足の考えだったと反省。

 13時30分から20分間ほど実習委員会に出席して進行。事務局からの報告を確認することが多く、それまでの事務局の仕事にいつものように感謝。

 14時から「幼稚園教諭免許法認定講習検討特別委員会」に出席。大学側の一員として参加。今年度の認定講習の詳細なアンケートから感じること多し。

 大学を出る。なんと岐阜羽島から一宮までの高速は渋滞。10km45分の表示に覚悟を決める。一宮ICを過ぎてようやく普通の流れに。疲れ切ったので、SAのスタバで写真のフラペチーノを誕生日割で購入。美味しい。

 今日は1時間40分かかって帰宅。うっかりしていた「中学1年学級づくり 365日のアイデア事典」の「はじめに」の原稿書き。伝えたいことがいっぱいあり、着地点を決めるまで難産。ようやくできて送信。遅くなってごめんなさい。

 明日は、安城市立安城東部小学校研究発表会。講演のためのプレゼンチェック。明日の骨太の生活科・総合的な学習の時間の取組を講演にできるだけ反映させたい気持ちでいっぱい。
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2023年11月7日仕事日記

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 今朝はアップルパイと珈琲で朝食。7時前に家を出て、中学校で教育実習をしているゼミ生の授業訪問に出かける。学校付近に来たので、コンビニで時間調整。

 8時40分から各務原市内中学校で実習中のゼミ生授業参観。指導助言。すぐに学校を出て、10時30分から関市内で実習中のゼミ生授業参観。指導助言。11時40分ごろ学校を出る。

 モスバーガーで昼食。原稿書きを少々。午後の講演の最終チェック。

 13時過ぎに中濃総合庁舎に到着。本日は美濃地区教育推進協議会から依頼を受けての講演。さっそく事務所の皆さんから配信の状況を聞き、指示に従って準備。「対面&オンライン講演」のために、たくさんの機材で入念な準備がされていて、話を聞けば聞くほど頭が下がる。ここまで準備していただいているので、あとは僕の講演が重要と身震い(笑)。

 美濃教育事務所長室で、美濃市、関市、郡上市の教育長や所長としばし懇談。

 開会式後の15時から16時30分まで講演。演題は「令和の日本型学校教育を進めるために〜学習指導要領の具体化・GIGAスクール構想の推進・働き方改革の前進〜」。

 例によって、時折、問いかけて話し合ってもらったり、動画を見せながらその実際を見てもらったりしての講演。対面とオンラインでたくさんの方々が私の話を聞いていただいたようで、有難いの一言に尽きる。終了後、すぐに来年度の講演依頼をいただけたことも感激。

 またオンラインで聞いていたかつてのゼミ生から、次のメッセージが届く。嬉しい久しぶりの出会い。

 「振り返り」や「分からない」といえる集団作り、改めて頑張りたいと思いました。今後の授業の参考にします!やっぱり先生の話は面白くて、一緒に聞いていた先生と「分かりやすかったねえ」と話していました。先生のゼミ生であることが誇らしかったです。ただその分「こんなすごい先生に鍛えられてきたのね」と言われて大きなプレッシャーも感じました。恥にならないように頑張ります(笑)。

 帰宅。原稿書きの続き。データ整理。主治医からの父親の状況報告を家内に伝えて今後を考える。授業と学び研究所会議の事前打ち合わせの日程調整など。

2023年11月6日仕事日記

 実は大変な日になったが、もう落ち着いたので記録のために書いておく。皆さま、ご心配なく。

 8時30分ごろ、父親の施設から、父の具合がよくない。病院への搬送について迷っている。すぐに来てほしいとの電話。ここからすべての予定がぶっ飛んだ1日になった。

 施設に行く。すぐに救急車要請を依頼。救急隊員5名到着。応急措置して市民病院へ搬送。僕は同乗。

 父親は緊急処置室へ。控室で待つように指示あり。この時点で、午後に講演する高槻市教育センターへ電話。事情を伝えて、そちらへ向かえるかどうかは、もう少し状況を見て判断するので待っていただきたいと連絡。40分経っても処置室から連絡がないので、高槻市教育センターへ、今日は訪問できないことを謝罪。

 ようやく処置室から呼ばれる。入院が必要、さらに検査も必要とのことで、父親の傍らでじっと待つ。

 診察室で、担当医師から父親の病状の詳細を聞く。いくつかの判断を求められて返答。その後、様々な文書に回答。

 かなりの時間経過後、病室棟へ移り、父親に再会できたのが13時過ぎ。その後、施設に出向いて詳細を報告。ある意味、安心していただけた。預けてある薬をもらって、14時ごろにようやく昼食。

 市役所へ出向き、病院から指示を受けた書類を発行してもらう。再び市民病院へ書類と薬を届けて、すべてが完了したのが15時30分。朝の電話から7時間経過。ふ〜う。

 スタバで休憩後、帰宅。授業と学び研究所、いきいき寄席の段取り。弟と電話で報告&相談。

 連載中の週刊「教育資料」の原稿書きをして送信。明日の段取り。

 そういえば、二人の救急隊員から声をかけていただいた。一人は「小牧中の先生ではありませんでしたか」、もう一人は「米野小の先生ではありませんでしたか」。地元で勤めていると、こうした出会いがある。

2023年11月5日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。昨晩の柳瀬&神戸対談での決意を文章化して、二人に打診。愛犬散歩。

 さっそく松井君から届いた「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)の見本原稿。ほんの少し手を入れさせてもらって完了。

 明日締め切りの週刊「教育資料」の原稿書き開始。う〜む状態。

 11時前に家を出て、岐阜県恵那市明智町のいきいき邑楽舎校舎へ向かう。中央道工事渋滞で予定より到着が遅れる。12時20分ごろ着。

 以下はFBに記録した本日の「いきいき寄席」の模様。

 本日(11月5日)は、いきいき邑での「第4回いきいき寄席」でした。今回は、林家染二師匠となないろ三味線の虹友美さんに来演していただきました。

 染二師匠の落語は、「手水回し」「幽霊の辻」「子別れ」の三席。リクエストをした人情噺の「子別れ」は絶品で、お客様が噺の世界にすっぽり入り込み、徐々に心動かされていく様を見ることが出来ました。涙くんでおられた方もあり。私もその一人。

 虹さんの「なないろ三味線」は、ご当地民謡などでお客様の心を掴み、あるときは、お客様は演奏を聴くというより、虹さんの三味線で大合唱という会場へ。また津軽三味線曲弾きは、随所で拍手が湧き起こる会場へ。

 顔付け役を頼まれている自分としては、満足して帰られるお客様の表情から、今日もよい段取りをさせていただいたと満足。これは師匠方のおかげで、感謝しかない。こういう気持ちになるからこそ、顔付け役が続けられる。


 楽屋では師匠らと昼食をとりながら、師匠から芸談をお聞きする。落語好きにとっては極上の時間。こういう立場でないと絶対に聞けない話ばかり。差し障りがないように書いておくが、「自分で書いてみると見えてくる古典落語の改善点」「春団治師匠が亡くなってからの楽屋」「志ん朝、談志、鶴瓶の楽屋話」など、たっぷり。

 1時間余の帰路は、染二師匠からお聞きした数々の話を反芻。充実の帰路。

 さっそく上のようにFB発信。昨晩の柳瀬さん、神戸先生との話し合いで決意したこと(今後の授業と学び研究所の在り方)を関係者に連絡。ずっと悩んでいたことへの方針が決まり、気分はすっきり。あとひと踏ん張りしたい。ある事業への関わりについて相談を受けたので、その返答。

2023年11月4日仕事日記

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 早朝から昨晩の芝田&山本&松井先生らとの「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)の原稿割り当て会議を受けて、データ整理。整ったのでグループチャットで連絡。

 本日、岐阜じゅうろくプラザで行う道徳授業の最後の検討。時間が来たので家を出て、8時20分地元駅乗車。犬山で取り換えて岐阜駅へ。電車の中でも発問最終検討。その結果、発問修正。徒歩で会場へ。9時30分到着。山田貞二先生、龍崎忠先生と簡単な打ち合わせ。

 10時から講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」開始。主催者挨拶の後、僕が模擬授業。題材は戦場特派員であった山本美香さんが書かれた「戦争を取材する」。山田先生に以前に助言をいただいた問いを生み出してそれを話し合う展開の授業を試みる。自分としては、この授業の流れに手ごたえを感じることができた。

 その後、山田先生の進行で会場から感想や質問をもらい、龍崎先生や山田先生が授業の価値づけ、今後の在り方など、実に有意義な話をしていただけた。授業をした自分としては大満足!こんな幸せなことはない。

 村松さんの卒論助言をした後、参加したゼミ生15名に感謝の気持ちを込めて、軍資金を提供(笑)。午後はオンラインセミナー参加を予定しているので、会場を出る。帰宅。

 ある方がFBに僕の今日の授業について、次のように書いていただけた。

 自分が目指す道徳の授業と似ているところを感じ、子どもはこうやって授業を参加しているんだと感じました。玉置先生の授業はとても心地いい授業でした。困り感などなく子どもと同じ目線で一緒に考える教材を通して一緒に考えていく姿勢がすてきでした。そんな、自分が意見を言える身ではないですが、子どもの目線になることを常に忘れずに自分もやらねばと思いました。

 ゼミ生の安藤さんもさっそく次の感想を届けてくれた。

 今回もありがとうございました!玉置先生の授業を受けてとても勉強になりました✏️

 玉置先生が仰っていた【指導書とねらいが違う・子どもたちが問いをつくって進めていく授業について】今回の授業を受けて私が思ったことを書いてみました!

 私は玉置先生の授業に入り込んで受けていました。これは今回の玉置先生のやり方が有効だったからだと思います。特に自分たちの疑問に思ったことを考え、最後自分の生き方を振り返ったことで、最初から最後まで授業に入り込めました。

 指導案の最後の発問を見ました。「真実を追い求めようとするとき、どんなことが大切か?」という発問でした。正直、子どもがこの発問を考えて終わってしまうと思いました。そこから子どもが自分事として捉え、今回考えたことを生かしてどうしていきたいのか、子ども自身の考えをもつ所まで必要だと思います。そのためには玉置先生の「自分の生き方にどう生かす?」という発問の方が子どもの中にスッと落ちていくのではないかと授業を受けて感じました。

 そして問いを子どもたちで作っていく、ということは難しいことです。しかし、あらかじめ発問を考えておくより、はるかに子どもが授業に引き込まれて考えが深まると思いました。レールを敷いて発問をつくっておく方が安心もできるし、イメージが付きます。しかし、授業は”子どもありき〃です。なので無理に発問をつくって誘導するより、玉置先生のように子どもから疑問をひき出し、深堀り・追及していく中で考えを深めていく方が良いと思いました。

 ただ、実践するとなると私は玉置先生のように授業名人ではないので授業を進められるか少し不安というのも本音です(笑)


 こうした感想が届くと、苦しんだ甲斐があったなあとつくづく思う。そして、やはり授業ほどいいものはないと強く思う。

 一番聞きたかった奈須先生の講演は聞くことが出来なかったが、14時ごろから16時30分の終わりまで、多くのデジタルシティズンシップに関する実践を聞く。特に後半の発表が興味深かった。

 17時39分地元駅乗車、小牧駅から徒歩でNon Nameというお店へ行く。18時から、3人でここでは紹介できない(笑)濃厚な話し合い。方向性もはっきりして意義ある話し合いができて満足。タクシーで帰宅。あとは例によって記憶なし。

 研究室HP記事は、10月30日に一宮市立瀬部小学校への訪問した安藤さんの記事。ますます授業を見る目を高めてきている安藤さんの学び。ぜひご一読を。

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10月30日一宮市立瀬部小学校での学び (安藤)

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 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です! 先日、一宮市立瀬部小学校に伺い授業を参観させていただきました。今回の学びから、意識していきたい点を4つに絞って記事にしていきます!

 1つ目は、雰囲気づくりです。午後から4年生の「ごんぎつね」の授業を見させていただきました。班で話し合いをしている時“どういうこと?”という呟きが聞こえてきました。この呟きを聞いて素敵だと思いました。分からないことを伝えるのは簡単ではありません。しかし、このように思ったことをためらわずに伝えることができるのは、学級の心理的安全性が高いからだと思います。

 まずは私が肯定的な言葉かけを大切にします。そして意見が受け入れられる学級、間違えても大丈夫という学級の雰囲気をつくっていきたいです。

 2つ目は、子どもの自立です。教師は永遠と子どもをサポートできるわけではありません。そのため子ども自身で考え行動していく力が必要です。この力をつけるために、指示を減らしていく事と振り返りを大切にしていきます。

 初めは基本的な事も指示が必要です。しかし、子どもの自立のためには少しずつ教師の出る場面を減らしていく必要があります。指示がなくとも出来ていたか、子どもに行動を振り返らせ、価値づけしていく事を大切にします。

 3つ目は、振り返りです。学ぶことも、いつかは自分で学びを追究していく時がきます。その時のために、学びを自己調整していく力が必要です。この力をつけるために授業の振り返りも大切にします。

 子ども自身が学習を振り返り、自分の意思で次はどんなことを頑張りたいのか決めて、学びを進められるようにします。その際に気を付けたいのは、共有することです。お互いに参照し、学びを深め合ったり刺激をもらったりしていく事も必要です。クラス全体で学び合いながら、自身の意思をもって学びを進めていく。そのために振り返りを行い、自ら学びを調節し進めていく力をつけてほしいと思います。

 4つ目は、子どもに見られているという意識です。想像以上に教師の言動が子どもに与える影響は大きいと思いました。子どもの笑顔がすごく輝いているな、と思うと先生もすごく笑顔でした。子どもが素敵な言葉を友達にかけているな、と思うと、先生が授業中子どもたちを肯定し、前向きに頑張れる言葉をたくさん言っていました。

 このように、子どもたちの姿は普段の先生の何気ない言葉かけ、表情、行動が大きく影響していることに気が付きました。教師として何を大切にするか、どんな子どもの姿がみられたら良いか自分なりの軸をもって、子どもの前での振る舞いを意識していこうと思います。

 今回、記事に書いたことの他にもたくさんの学びがありました。実際の現場を見ると大学では学べないことが沢山あります。学びだけでなく、子どものために沢山学ばなければ、という気持ち、実際に自分も先生方のように出来るのだろうかと少し不安な気持ち、反対に頑張ろうという気持ち、たくさんの刺激をもらえました。

 4月には子どもたちが待っています。子どもにとって新任とかベテランとか関係ありません。子どもの前に自信をもって立てるように、今のうちにたくさん現場の様子を目に焼き付けます。そしてこの先生のクラス、楽しそう!と思ってもらえるようにしたいです。
今回も貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました!!(安藤)

2023年11月3日仕事日記

 6時前に目覚めて、いつもの喫茶店へ。帰宅して、夜の会議のための資料作り。持参する資料集め。仕事日記を書いて、午前中はのんびり。体調が今一つ。

 13時に家を出て、家内と春日井市にある土地の草刈りへ。なかなか進まず(泣)。

 お世話になっている施設から父親のことで連絡あり。状況を見るために訪問。これまでにない状況で心配。

 18時30分から、小牧勤労センターで、芝田&山本&松井先生らと「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)の原稿割り当て会議。21時まで頑張ったが、3学年後半を残す。あとは僕が割り当てることにして終了。

 外食をして帰宅。若干の情報整理。いつの間にか記憶なし。

 今日も研究室HPへのアクセス数は500超え。地方のしがない一大学の一研究室のHPへの訪問数として誇るべきことだと思っている。皆さんのおかげです。

 研究室HP記事は、12月9日開催の「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座」のお知らせ。皆さま、ぜひご参加ください。
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【案内】ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座

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 12月9日(土)午後に、「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座」を岐阜聖徳学園大学羽島キャンパスを会場にして行います。

 詳細はここをクリックしてご覧ください。

 「日頃の中学校数学授業は、ちょっとした工夫でこんなに面白くなりますよ」という情報をたくさん提供します。お時間がある方、どうぞ。

2023年11月2日仕事日記

 早朝から「自由進度学習」の学び。会議資料作成。愛犬散歩。珈琲とサンドイッチで朝食。

 10時から、オンライン授業と学び研究所会議。12月10日開催の「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー」の進行状況を確認。対面参加は満席、オンライン参加もほぼ満席。下見を終えての会場図をもとに細部の詰め。その後、「自由進度学習」について意見交流。1時間ほど。

 14時半ごろ家を出て、味岡市民センター、EDUCOM愛知本社、薬局に寄って帰宅。EDUCOMは新社屋がほぼ完成で、明日から引っ越し開始とのこと。

 21時から1時間、指導と評価UPDATEゼミ。今回は「主体的に学習に取り組む態度」の評価について。僕は助言者として「振り返りの重要性」を事実をもとに伝える。学ぶ意欲が高い人たちの話し合いは気持ちがいい。

 おかげさまで、(財)理数教育研究所発行の「Rimse38号 特集」掲載の拙稿「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」が好評。嬉しいコメントが届いている。
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拙稿「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」掲載

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 (財)理数教育研究所発行の「Rimse38号 特集」に拙稿「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」を掲載していただきました。

 ※ 許可を得て、私の原稿のみPDFで抜き出しました。ここをクリックしてお読みください

2023年11月1日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出る。7時20分ごろ研究室着。まずはリニューアルした教職実践演習ワークシート印刷。

 8時15分から30分間ほど卒業論文相談。柴山君と伊藤君が来研。第4章の内容を確認して、より現場で生かせるように助言。

 9時から教職実践演習。テーマは「新卒教師時代を乗り切る大切な学級経営」。野中信行先生が書かれた本をベースに講義を構成。とても濃密な90分間。

 大学を出て岐阜羽島駅へ向かう。11時35分乗車、新大阪から俊徳道駅へ。迎えの車で東大阪市立布施中学校へ。13時10分ごろ着。校長と懇談。昨日は300名ほど参加者があっての公開をされたそうで、二日間連続とは凄い!

 13時30分から1・2・3年の8つのすべての授業参観。学びの共同体での授業づくりがベースになっているだけあってどの教室もグループでの活動があり。また、自主・自律を育むことを掲げていることもあって、子どもたちに判断を任せる展開が多し。例によって、助言ポイントでは動画撮影。

 14時35分から2年生社会科、3年生数学科の授業を交互に参観。社会科は、「生徒の生徒による生徒のための授業」と題した授業で、4名の生徒が教師となり、課題提示をしたり、グループでの話し合い、まとめなどを指示したりしながらの授業。数学科は「自由進度学習」。各自が振り返りを読み直して本時のねらいを定めてから、35分間は、生徒個々が学習を進める授業。一人で学んでいる子ども、数人で学んでいる子ども、グループから依頼を受けて教えている子ども、教師に質問をしている子どもなど、多様な形態で学んでいる。授業終了間際にも参観したが、誰一人ダレておらず、最後まで学び切ったという状況。共に初めて見る授業形態で、動画をたくさん撮影。

 15時35分から全体会。現在の学校の在り方(全員担任制、単元テスト方式、ルールメイキング)と「生徒の生徒による生徒のための授業」と「自由進度学習」の授業者がその概要を解説。

 その後は、学校DX戦略アドバイザーとして僕の講演。演題は「自主・自律を育む学校づくりと授業実践 一人一人の子どもを主語にした情報端末活用」。前半は、学習指導要領をもとに、「自ら学習を調整」「振り返りの重要性」「対話の難しさ」を伝える。後半は撮影した授業動画を見せながら、それぞれの価値づけと助言。45分間の講演。

 すぐに俊徳道駅へ送っていただき、帰路へ。新大阪で、15分間並んで551豚まん購入。岐阜羽島駅へ。そこから車で帰宅。途中で夕食をとる。つい食べ過ぎてしまう(泣)。残す勇気を持たねば💦。

 明日はオンライン会議が2本であることもあって、気分は楽。研究室HP記事は、一宮市立瀬部小学校訪問での学び記事。前野さんが発信。指示のレベルアップのことなど、学び多数。
 

10月30日一宮市立瀬部小学校での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。10月30日に一宮市立瀬部小学校を訪問させていただきました。1年生から6年生まで全クラスの授業を見学させていただき、沢山の学びがあったので記事にしていきます!

 4月から教壇に立つときに意識していきたいと感じたのは、端的に分かりやすく指示をすることです。そして、4月には丁寧に1つ1つ指示していたとしても、慣れてきたら指示の言葉を少なくしていって、最終的には子どもたちが当たり前に動けるようにしていくことです。

 年度の始まりの時期は、新しい環境になって授業で1つ1つ教師が指示を出すことになると思います。だらだらといくつも指示を出すのではなく、端的に指示の言葉はなるべく少なくすることを意識していきたいと思いました。授業を見た中で先生方の短い指示で子どもがすぐに行動できている姿を見て、限られた授業時間を有効に使うためにも指示を端的にすることは大切だなと感じました。また、玉置先生から、1年の半分を過ぎたこの時期には、教師の指示する言葉はなるべく少なくして子どもたちが当たり前に動けるようにしなければならないと教えていただきました。

 午後からは4年生の国語の授業を見学させていただきました。「ごんぎつね」を扱った授業で、最後の場面でごんと兵十の心が通い合ったのかを考える授業でした。

 子どもの意見に対して先生が「本文のどこからそう思ったの?」と問いかけている場面が何度もあったことが印象に残っています。根拠を明確にして自分の考えを形成していってほしいという先生のねらいがとても伝わってきました。文学的文章では、意見が感想になってしまいがちですが、本文のどこを根拠としているのかを子どもに問いかけていくことで、分析的に文学的文章を読み取ることができるということを学びました。

 また、聞き手の子どもたちが、話し手の子どもの方を見てリアクションをしながら発表を聞いている姿が心に残っています。聞き手の姿勢がしっかりと子どもに定着しているからこそ、発表者の子どもも安心して自分の考えを言うことができるのだろうと感じました。私も、子どもが自分の考えを安心して発言できる学級を作るために、まずは聞き手の姿勢を十分に育てることを意識していきたいと感じました。

 今回、快くゼミ生を受け入れてくださった瀬部小学校の先生方、ありがとうございました。今回学んだことを現場に出たときに1つでも多く生かしていきたいと思います!(前野)

2023年10月31日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出て、いつもの喫茶店へ。短時間で店を出て大学へ向かう。7時40分ごろ研究室着。

 珈琲を淹れてしばし休憩。仕事日記書き。9時から、新谷さん、寺尾さん、澤本君の卒論相談。やはり第4章の内容についての行き詰まりあり(笑)。それぞれに方向性を提案。やりとりを経て、書き始められると思う段階までになった模様。

 10時からベネッセとオンライン会議。新たな依頼について詳細を聞く。若干の質問をして承諾。スケジュールも確保。

 大学の某委員会からの依頼の仕事。熟読して文書を作り、担当者へ提出。久しぶりに昼食は大学生協の弁当。

 13時ごろ大学を出て、豊山町立志水小学校へ向かう。学校付近の喫茶店で50分間ほど休憩。

 14時30分ごろ学校着。校長と懇談。15時から16時まで、9月4日の第2弾としての講演。特に後半は、ある道徳授業と国語授業の映像を見せながら解説。これがかなりインパクトがあった模様。

 終了後、校長や教務と懇談。最近得た教育情報を提供して学校を出る。17時30分ごろ帰宅。

 さっそくPCデータ整理。今日の講演データがHDをかなり圧迫していた模様で、本日無事終了したので削除。これですっきり。

 明日はリーディングDXスクールである東大阪市立布施中学校へ向かう。プレゼンを確認して、若干の修正。

 ちなみに今年度4月からの講演&指導助言数が、本日の志水小学校で100カウント目。こんなに依頼をいただけたことには、感謝の言葉しかない。
 

2023年10月30日仕事日記

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 早朝から締め切りを延ばしてもらった「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)のプロットづくり。現状を知らせるつもりで、情報整理。2時間ほど集中。8時45分ごろ、やっとのことでプロット送信。愛犬散歩はお任せ。

 家を出て、いつもの喫茶店で短時間モーニング。一宮市立瀬部小学校へ向かう。10時ごろ着。

 校長、教務主任と懇談。最近の訪問校からの学びを伝達。ゼミ生の安藤さん、前野さん合流。

 3時間目は10学級、4時間目は9学級の授業参観。例によって動画撮影をしながら助言のポイント見つけ。

 給食をいただき、安藤さん、前野さんから卒論の進行状況を聞き助言。二人とも、例年通り、第4章で行き詰っている(笑)。その後、午前中の動画整理。

 5限4年生国語の授業参観。題材は「ごんぎつね」。単元8時間目の授業。これまでの指導の成果が子どもの発言でよくわかる授業。文脈をもとにきっちり読み取らせ、発言の発端となっている考えを明確にさせていく展開。教師が出るべきところで確実に出ている良い授業。

 校長室で動画整理。あらかじめ作ってきたプレゼン確認。

 14時30分から15時10分まで研究協議参観。各先生方がjamboardに自身の気づきをいれた後、話し合い。二つのテーマが設定されているが、それを発端として、子どもたちの姿と照らし合わせながらの良い論議。一宮市教委の助言で会の締め。

 10分後からの僕の講演。瀬部小の研究テーマをキーワードごとに分析して、その中から「振り返り」の重要性を伝える。その後、参観したすべての授業動画をもとに、全員で共有化したい事柄を伝える。

 とりわけ午後の国語授業では、グループで話し合ったことで、少数意見が全体の場に出されなかったという協議での発言を受けて助言。

 校長室で懇談後、安藤さんと前野さんで、喫茶店での振り返り。四方山話もたくさんできて、何度大笑いしたことか!

 帰宅。19時から「梅の花」で、ある方々と懇談。現状や困難点を直接聞き、考えることを多し。「人を育てることは本当に難しいです。自分が若い頃を思い出し、みなさんに支えられたことが身に沁みます」というコメントが印象に残る。

 帰宅。プロットについての編集部の返信をメンバーに送信。一宮市立瀬部小学校HPには、僕の訪問記事あり

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー野口芳宏先生からの学びの最終記事発信。榊原君、長谷川さん、石上さんの記事。ゼミ生の記事を読めば読むほど、野口先生の凄さを感じる。
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10月9日教師力アップセミナーでの学び(榊原、長谷川、石上)

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【榊原】
 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回の教師力アップセミナーに私は第3部の質疑応答から参加しました。今回の野口先生のお話から学んだことの中で特になるほど!と思ったことは『知識は思考・表現のキソになる』ことです。実際に野口先生はこう仰っていました。

「思考力や表現力は知識を組み合わせること」

 私はこれまで「知識」と「思考力・表現力」は繋がりのあまりない別のものとして考えていました。学校教育法の定める学校教育において重要視する3要素も「知識・理解」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」に分かれているので、よりそんな考え方になっていたのかもしれません。

 しかし、野口先生は、考えたり、表現したりするには前提の言葉や様々な知識が必要で、それぞれを繋げて組み立てていくことが重要、知識こそが基礎であり、それをどうでもいいと言うのはナンセンスだと教えていただきました。私がそのお話をとても実感できたのは、日々の生活の中で感じていることがあったからです。

 私の周りにいる話が面白い人や、テレビ等で討論や議論が上手な方はどうしてこんなにも面白く筋の通った発言ができるのだろうと疑問に思ったことがあります。そんな疑問に対して、「やっぱり人よりも深く思考ができていて、どう表現するかをパッと考えられるからだろうな」とだけ考え、どうして深い表現ができるのか、なんで表現がパッと考えられるのか、までは考えていませんでした。しかし、野口先生のお話を聞いたことで、その「どうして」の答えが分かりました。

 面白い話ができる人や討論・議論が上手な人たちは、色んな言葉を使うための語彙がとても多く、色んな経験から得られている知識が豊富なのです。なので、そこから組み合わせられる思考はとても深いものになり、短時間でパッと表現ができるほか、それが面白くどんなことでも的を射る発言ができるのだと思います。

 近頃の学習は思考力・表現力に重点が置かれていて、知識の重要性が低くなっているのではないかと思います。私が実習先で行った授業も自分で資料から読み取り、自分の言葉で表す活動を多く取り入れていまし、知って欲しい言葉など知識にあたることを学ぶ時間はあまり取りませんでした。頭で考えて、表現することが子供にとって1番の学びになるから、そこの活動をたくさん行えばいい!と思っていたのです。しかし、それでは良くない考え方であり、基礎がなっていないので思考力・表現力が十分に育つわけでないことがわかりました。

 私が教員になった時に作る授業計画は、しっかりと知識にも重点を置き、大事な基礎をしっかりと固めて、そこから考え、表現する活動に繋げることを大事にしていきたいと思います。(榊原)


【長谷川】
 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。今回は10月6日に行われた教師力アップセミナーについて書いていきたいと思います。

 10月9日の教師力アップセミナーでは野口芳宏先生から多くの話を聞かせて頂きました。ゼミの中で何度もお聞きした名前であり、野口先生が書かれた本を何冊も読ませていただきました。学校があり3部からの参加になってしまったのですがたくさんの学びがありました。

 1つ目は、全員参加の授業についてです。小学校実習へ行き全員参加の授業をすることの難しさを強く感じました。野口先生は「立場を決めることが大切。」と仰っていました。授業をする中で傍観者がいるようではいけません。自分は◯なのか×なのかノートに書くことが全員参加の授業に繋がると学びました。児童の立場を示し、傍観者が生まれない授業展開を心がけていきたいと思います。

 2つ目は、話術についてです。野口先生の話し方はとても面白く、自然と聞く姿勢が生まれています。話す上で大切にされていることは「間」だと教えて頂きました。伝えなければと思い沢山の言葉を詰め込んで「間抜け」になってはいけません。どんな時にも間を大切にして話すことを心がけていきたいと思います。

 今回の教師力アップセミナーでも沢山のことを学びました。野口先生や玉置先生をはじめとした多くの先生方や自分の置かれている環境に感謝してこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)


【石上】
 こんにちは!9期生の石上です。今回は10月9日の第4回教師力アップセミナーで、国語の授業名人とも呼ばれる野口先生から学んだことを記事にしていきます。

 今回、特に印象的だったことは話し方の工夫です。例えば題名や大切なところを読むときは本文よりゆっくり大きな声で読んだり、本文を読み始めるときは間を空けて静かに読み始めるなどです。また、聞き手のイメージを高めるために比較対象を提示したり、自分の主張したいことを簡潔に伝えたりと、聞き手が理解しやすい工夫がたくさんありました。

 他にも、子ども用の書き方でないと読めないと思い込み、習っていない漢字をひらがなにしてしまうのではなく、左側に振り仮名を振って、漢字が先に目に入るようにする工夫などを知り、とても参考になりました。

 質疑応答では、学力形成で特に大切にしていることとして、教わることを楽しい、面白いと思うことができれば学び続けると仰っていて、私も教師になったら、子どもたちが新しいことを発見する喜びを感じられるような場作りの工夫をしたり、自分自身も学び続けられる教師になりたいと感じました。

 今回の教師力アップセミナーでもたくさん学びや新しい発見がありました。野口先生、運営の皆さん、そして玉置先生、この度は貴重な学びの機会をいただき、本当にありがとうございました!(石上)

2023年10月29日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。今日の愛犬散歩は長男にお任せ。

 11月1日に訪問するリーディングDXスクール東大阪市立布施中学校の研究概要や指導案を見てプレゼンづくり。特設授業では「自由進度学習」が提案されるので、関連書籍を読んで勉強。いくつかの資料を入れ込んで完成。担当に送信。

 明日になってしまったが、本年度2回目訪問の一宮市立瀬部小学校でのプレゼンづくり。文書に示されたテーマの深掘りをして、おそらくこうしたことを伝えることになるだろうと予想してのプレゼンづくり。完成したので教務主任に送信。

 14時30分ごろ家を出て、愛知芸術文化センターへ向かう。第48回愛知県文連美術展(公募)に応募した家内の作品を搬出するため。ちなみに今年度は「特選」受賞。昨年は「大賞」であったのでちょっぴり残念。

 「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)のプロットづくりに必死。編集部から提案を受けた基本の構成に合わせて、まずは大枠を作成。そこに仲間から出されたアイデアを入れ込む算段をするが、思うように進まず。当初の予定より、かなり遅れている。頑張るしかない(泣)。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー野口芳宏先生からの学び記事。第4弾。新谷さん、古賀君、芝田君が発信。それぞれがたっぷり書いている記事。ぜひご一読を。
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10月9日教師力アップセミナーでの学び (新谷、古賀、芝田)

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【新谷】
 こんにちは、八期生の新谷です。最近はゼミやセミナー、中学校への授業参観、卒論と、学びでいっぱいに溢れている日々を送っています。この学びは教師になってから絶対自分のためになるので、日々忘れないように意識したいなと思っています。
 
 先日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。教育と笑いの会ぶりの野口先生のセミナーは、学びと笑いで溢れたもので、セミナーの中で学びになりつつ、何度も笑いを取りにくる野口先生の話術にとても圧倒されました。本当に聞いていて面白くて、なぜあんなに笑いを取るのか上手なのか、話し方などを聞いていましたが、野口先生曰く、意識していないということで、人柄が生み出す面白さというところにもあるのかなと思いました。

 しかし、しっかり話の中に詰まっている話術は、玉置先生のメモを基に、なるほどと思いながら聞いていました。その話術の一つとして、必ず比較できるものを提示して聞き手のイメージを高めているというところにポイントがあることを学びました。私も最初、学習用語と教材内容という単語を聞いた時には、どういうことかわからなかったのですが、野口先生が国語と算数の例を基に比較して説明すると、私の中でイメージがすっと入っていき、この話が何を伝えているのか理解することができました。私は説明することがまだまだ苦手なので、比較できるもので相手にイメージを掴ませることは今後意識して、取り入れていきたいと思いました。
 
 また、セミナーの内容から、音読の大切さも学びました。音読する際の文章について、なぜここで一文が開いているのか、「」がついているのか、畳語が使われている目的は何かなど、音読をする文章の中にも学びはたくさんあり、ただ読むだけではなく、その意味を理解しながら読むことが大切だと学びました。教育実習や学童のアルバイトで音読をしたり、聞いたりすることが何度かありましたが、今まで音読に使われている言葉に注視して音読をしてきませんでした。

 しかし、野口先生の講演を聞き、使われいる用語や記号一つ一つに意味があり、それを知ったうえで音読をするとより一層内容の理解に繋がり、また音読を読むことが楽しくなると思いました。教員になったら、国語の授業で音読する機会が必ずあります。その時にはこの野口先生の学びを活かし、音読する文の意味を理解したうえで音読をしたいです。
 
 今回のセミナーでも教師になって生かすことのできる授業技術を多く学ぶことができました。セミナー後のお食事会でも、酒井先生や現職の先生方とお話しする機会があり、とても楽しかったです。(新谷)


【古賀】
 こんにちは、9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを書いていきます。今回は、野口芳宏先生にご講演いただきました。私は午後からの参加でしたが、すぐに野口先生の話術に引き込まれていきました。

 第2部の「教学聖旨」を読むでは、明治に作られた「教学聖旨」を基に、仁義忠孝の大切さ、良くなった成績を何に使うかなど、教育の根本や過去の教育の実態を学びました。

 第3部の質疑応答では、玉置先生の司会で進み、多くの質問に対しての野口先生の考え方をお聞きすることができ、とても勉強になりました。中でも、思考とは知識を組み合わせることで様々なことを知っていることが思考を強くする。道徳にも知識は必要という話を聴いて、如何に自分の考えが浅かったかを思い知りました。他にも、通念に従って教育していくこと、最後に分かりやすくまとめる話術など、直ぐに実践することは難しいかもしれないが挑戦してみたいことが学べたので、これからも色々なことを学びながら自分の物へと昇華させていきます。

 運営委員の皆さん、玉置先生そして先輩方、今回も貴重で素敵な学びの場をご用意いただき、ありがとうございました。今回の学びを踏まえて中学校実習に臨みます。(古賀)


【芝田】
 こんにちは!8期生の芝田です!今回は、野口芳宏先生をお招きした教師力アップセミナーでの学びを記事にさせていただきます。

 第一部では、「固有種が教えてくれること」を題材とし、正しい音読の行い方や国語科の学力についてお話いただきました。第一部の内容で特に、常に心に留めておきたいと感じたことが二つあります。

 一つ目は、授業の本質は学力形成にある。何事においても言えることだが、根本や本質、原点がなんであるかを常に問い続け、追い求めることが大切だというお言葉です。
 
 教育の本質は、人格の形成だが、授業の本質は、学力を身につけることである。という言葉は、絶対に見失ってはいけないことだと感じました。また、ここでのお話では、「授業の本質は楽しむことという人がいるが、本質が楽しむことならばディズニーランドには敵わないよ」という鋭い切り口には驚きました。私は、学力の形成を目指した結果、新たな知識を手に入れたり、試行錯誤を繰り返したりすることが「楽しい」と感じさせることが出来るのが授業の理想なのではないかと考えました。楽しさを感じることが第一の目的ではなく、授業の学びの先に、嬉しさや楽しさがあることが良い姿であることを忘れずにいたいと感じました。
 
 二つ目は、「下手なものほど上手くなる」という言葉です。野口先生は、ご自身の習字の経験を話されていました。私は、自分の授業力、教師としての力に置き換えて、考えを巡らせました。私自身、まだ教育実習での経験しか実際の現場に立ったことの無い学生です。しかし、来年度からは教師として児童生徒の前に立ち、保護者の方や地域の方と協力して教育を行っていく立場になります。その時に、自分自身の能力をしっかりと自覚し、この言葉を胸に「今が一番伸びる時!!」と全力で成長しようと感じました。

 第二部では教学聖旨についてのお話、第三部では対談形式での質疑応答をしていただきました。

 第一部から第三部、さらにその後、直接お話をお伺いする機会の中で感じた野口先生の話術の凄さ、巧みさには強い憧れを感じました。「こんな話し方が出来たらな」と思う反面、「天性のものなのではないか」と半ば諦めそうになる程、野口先生の話に夢中になりました。
 
 特に、凄さを感じたのは、具体例の豊富さとわかりやすさです。短いフレーズで格言のようにまとめられた言葉を、ノートに書き留めるのですが、一度聴いただけでは、全てを理解しきれません。「難しい言葉だな」と感じていると非常にわかりやすい具体例を紹介してくださいました。また、その具体例は一つではなく、二つ三つと比較しやすいような例を挙げられていることにも気づきました。
 
 野口先生の知識量に、私はまだまだ知らないことが沢山あると感じました。さらに、そもそも私では、疑問にすら思わなかったようなことを疑問に思い、追究されているのだと感じました。本や経験、体験から得られる知識とそれを効果的に話に組み込める巧みさは到底真似ができるようなものではないと思いますが、それでも「追いつけ追い越せ」の気持ちで身につけたいと感じました。

 今回のセミナーで得た知識や経験を自分の糧とするためには、まずは言語化すること、さらに、行為にすることが大切だと思います。これからのゼミでの学びや、セミナーの中で、常に意識して行動したいと思います。(芝田)

2023年10月28日仕事日記

 昨日の安城市立今池小学校研究発表会のことなどを仕事日記に書く。昨日の講演途中でPCが固まった要因を探る。思い当たるところがあり、情報整理。

 5日間連続講演の疲れが一気に出た模様。体が重い。二度、三度睡眠の1日。間に愛犬散歩。

 ゼミ加入について教職専修教員の一部でやりとり。僕だけ発信しないわけにはいけないという気持ちになり、まさに心情発露。気持ちが先行していて、全然論理的ではない内容(泣)。

 中学校教育実習が始まった6名のゼミ生の授業訪問日時を調整して決定。さっそくゼミ生に連絡。あと3名。なんとか調整ができることを祈る。

 14時から算数・数学授業創りmathの例会にオンライン参加。元文部科学省の鈴木廉志先生が会場から講演。内容は、1.記憶に残る言葉、2.直観と論理について、3.全国学力・学習状況調査からの話題の3点。3項目とも、大いなる刺激を受ける。特に紹介された生徒の言葉「あいつは,自分で考える前に教えられて,知っちゃっているから,本当 に自分で疑問に思ったり考えたりできなくなっているんだ!(中3生徒の言葉)」には、指導者として深く考えさせられた言葉。ギリギリまで参加。

 夕方から長男が一緒になる先方のご両親と食事会。名古屋コーチン割烹店での楽しい時間。父としては、ほっとできた時間。

 本日の研究室HPへのアクセス数は、久しぶりの800近く!一大学の一研究室HPに1日でこれだけアクセスしていただけることに深謝。

 研究室HP記事は、野口芳宏先生教師力アップセミナーからの学び。澤本君、前野さん、安藤さんがそれぞれのテーマで記事をまとめている

10月9日教師力アップセミナーでの学び(澤本、前野、安藤)

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【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。もっ!12時間後は飛行機の中だなーって思いながらパソコンとにらめっこしています。(笑)10月9日に行われた教師力アップセミナーについて記事を書かせていただきます。

 今回は野口芳宏先生に講演していただき、授業技術ついて学びました。私は、卒業論文でもテーマにしている「教師の話術」に着目しながら野口先生の技術を盗みたいと思っていました。

 野口先生の話術は抑揚や間が絶妙で話に引き込まれていきました。また、説明をするときは、比較しながらわかりやすく話されていたり、自分の主張を短く表現されていたりしました。しかし、野口先生は「特に意識はしていない」とおっしゃっていて自然と聞き手をつかむ話し方をされていることを知り、驚きました。

 授業の本質として学力形成と述べていて、「学ぶって楽しい」と子どもが思える授業が大切とお話されていましたが、まさに野口先生の講演は話し方がうまいため、「学ぶって楽しい」と思いながら学ぶことができました。野口先生のような話し方に少しでも近づけるようにこれからも学んでいきたいと思います。(澤本)


【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。10月9日に第4回教師力アップセミナーが行われました。今回は『教育界のレジェンド「野口芳宏先生から学ぼう!」』ということで野口先生が3部構成の講演をしてくださりました。昨年の野口先生のセミナーは参加できなかったので、今回のセミナーを楽しみにしていました!1日かけてのセミナーでたくさんの学びがありましたので、記事にしていきたいと思います。

 様々なことを学んだ中で印象に残ったのは、教材内容と教科内容のお話です。国語科では教材内容と言われる教材そのものについて学ぶ機会が多く、国語科特有の学習用語等の教科内容を学ぶ機会が少なくなってしまっているということを学びました。教科書に出てきた言葉から派生して、関連する言葉をどんどん授業内で学ぶチャンスを作っていくことで、より多くの教科内容を学べるようにしていかなければいけないと感じました。これはゼミで学んだ「子どもが社会に出たときにも役立つことを教える」ということに通ずるなと感じました。ある作品だけで生かせる知識ではなく、どんな作品だったとしても生かすことができる知識を教えるという意識で授業内容を考えていくことが大切だと分かりました。

 第3部では野口先生と玉置先生の対談形式で質疑応答が行われました。様々な質問に鋭く、時には笑いも交えながら答える野口先生とそれに答える玉置先生の対談で、あっという間に時間が過ぎてしまったように感じました。教員として大切にしてほしいことは何かという質問に、野口先生は「根本・原点・本質を考えること」だと答えていらっしゃいました。この「根本・原点・本質」は今回のセミナーで何回か出てきた言葉です。授業でも学級経営でも、ねらいは何なのか、これをする意味は何なのかを突き詰めて考えてから行動に移していくことが大切なのだろうと感じました。

 講演の後には野口先生を囲んで食事会が開かれました。そして、その座席が野口先生、玉置先生と同じテーブルでした!こんな機会は二度とない!と終始緊張しながらではありましたが、野口先生と様々なお話をさせていただき一生忘れない思い出になりました。野口先生、本当にありがとうございました。

 今回のセミナーでは、念願だった野口先生の講演を生で聞くことができとても光栄でした。今回学んだことを1つでも多く、教壇に立ったときに生かせるようにしていきます!(前野)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。ご登壇された野口芳宏先生からの学びを早速記事にしていきます!

〜話術〜
 野口先生のお話はいつも不思議と引き込まれます。それは先生の話術に秘密がありました。1番大切なポイントは「間」です。先生は“何となくやっている“と仰っていて驚きました。音読、説明、会話など話す際は間を意識して聞き手を意識できるようにします!
 
 さらに「比較対象をつくる」のも話術ポイントの一つです。比較対象があるとイメージしやすく、とても分かりやすかったです。もう一つは「端的な表現」です。“知識の安定的行為化”といった先生自身の表現で最後、内容を短くまとめて次の内容へ進んでいました。特に話の最後の言葉は印象に残るので、キーワードでまとめることの大切さを学びました。

〜話し合い〜
 話し合いで大切なのは「根拠」と「立場を決める」ことです。話し合いは、漠然と進めてはいけません。何をどのように捉え、どのように考えたのかが大切です。中身のない話し合いになっていないか注意していこうと思いました。
 
 また、全員参加の話し合いをするためには傍観者をつくらないことがポイントです。そのために○か×をノートに書かせて自分の立場を決めます。自分の考えをまずはノートに書くことで、傍観者対策になります。さらに書く作業は授業中のアクセントになり、子どもが授業から離れていく対策にもなると学びました。

 他にも野口先生からここに書ききれないほどたくさんの学びがありました!学びを実践し、私も授業名人になれるように精進してまいります!今回もありがとうございました!!(安藤)

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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文