2023年12月17日仕事日記

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 6時ごろ目覚め。仕事日記を書いたり、依頼メールに返信をしているうちにあっという間に合宿集合時刻が近づいていた。出かける直前になって大切なことができていないことに気づいて慌てて動く。

 8時50分ごろ味岡市民センター到着。9時から皆さん到着。酒井先生、斎藤さん、8期生9名、9期生9名、僕との総勢21名。

 9時からの3時間は、酒井先生、斎藤さん、8期生にお任せ。僕は図書室で卒論添削に集中。

 9期生の支援をしていただいたお礼に、酒井先生、斎藤さん、8期生9名で、「角屋」に行き、菜めし田楽定食を食べながら懇談。8期生に改めて深謝。

 13時過ぎに味岡市民センターへ戻る。卒論添削と9期生卒論「はじめに」の指導助言。16時ごろ無事全員合格。途中で、8期生から31アイスクリームの差し入れあり。全員大感激!

 9期生が卒業論文発表会の打ち合わせをする風景を見ながら、大学人9年目の感慨にふける(笑)。二日間の合宿の記録は9期生がいずれ発信。お楽しみに。

 帰宅。ソファに横になったら、いつのまにか記憶なし。目が覚めて、学校訪問をして研究を深めることにしたゼミ生のために段取り開始。これまでお世話になった方々へ依頼。皆さんが快諾していただけ嬉しい夜。

 研究室HP記事は、11月4日の「いのちの授業を体験的に学ぶ」の学び記事。古賀君、古川君、榊原君が発信。子どもから問いを引き出し、それをもとに進行する授業が新鮮だったらしい。いずれにしても良いまとめ。

11月4日「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(古賀、榊原、古川)

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 こんにちは、9期生の古賀です。先日行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びについて記事にしていきたいと思います。

 今回は、「戦争を取材する」という題材で玉置先生が道徳の模擬授業をされました。問いをつくる道徳で、子どもの発言から問いをつくり、みんなで考えていく授業展開で進められた。子の発言を受け止め、深化発問へと繋げる技術は簡単に真似することはできないが、私の授業に取り入れて挑戦していきたいと思った。また、自分の考えを書かせることの重要性は、この授業と実習で改めて実感したので、道徳の授業をするときには必ず行うようにしたい。

 模擬授業後の山田先生と龍崎先生の解説や質疑応答では、軸を持って授業をつくり展開していくこと。そこに制限をかけないで広げていくこと。教科書では書かれていない元の文章や著者の言葉を使って、さらに考えていくこと。他にもたくさんの学びと授業づくりにおけるヒント・面白さを知り、中学校実習での授業に向けてさらに考えていきたいと気が引き締まりました。

 玉置先生、山田先生、龍崎先生、そして関係者の方々、貴重な学びの機会をありがとうございました。(古賀)


 こんにちは!9期生の古川です。今回は「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。

 今回のセミナーでは、玉置先生が実際に、(真実を追い求める)「戦争を取材する」を題材に道徳の授業をしていただきました。

 子ども(生徒役)の言葉から「問い」を考え、自分たちで考えながら学び深めていく授業でした。自分にはこんな授業はまだまだできる気がしませんが自分なりにポイントとしてまとめると、まず子どもたちのどんな発言を肯定的に受けているところが挙げられます。肯定的に受けてもらえることで発言をしやすい雰囲気になっていました。次に発言を繋げる言葉・切り返しの言葉が本当に多く、抽象的であった意見が具体化され、全体に共有されることで参加者全員が参加している授業になっていた。そしていつの間にか、この言葉を言ったら大成功という着地点に到着している玉置先生の授業は本当に凄いと改めて感じさせられました。

 玉置先生の授業に参加することができ、とても勉強になりました。また、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。(古川)


 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回は「いのちの授業を体験的に学ぶ」でのことを記事にします。

 今回は中学道徳の「戦争を取材する」を題材として玉置先生の模擬授業や山田先生、龍崎先生の解説がありました。この題材は戦争について生涯をかけて取材した方の取材中に感じたことが文章にあり、戦争の悲惨さやいのちの大切さがわかるものでした。この2つの他にもう1つ、「人の生き方」について学ぶことができると先生は授業で伝えていました。

 様々な経験をしていく中で、自分の「生きがい」をみつけ、それに人生を費やしていくことの喜びを知り、人生をより良いものにしていく。こういった方向から命の尊さを見る発想は今までの自分にはなかったものでした。なので、今回の授業をとても楽しく、ワクワクしながら受けていました。

 戦争や貧困を題材とした命の尊さを学ぶ道徳の授業は、どうしても自分事に思えないというか、今の自分にはあまり結びつかないイメージがありました。しかし、人生をより良くしていくことは誰にも関連し、他人事にはできないことなので、自分には他のものより響いたのだと思います。

 こういった「自分事にさせる」道徳をすることは授業を作っていく中での目標であり、面白い授業をする上で絶対に必要なものであると思っています。今回受けた授業は自分にとってとても貴重な学びになりました。玉置先生、山田先生、龍崎先生、関係者の方々、本当にありがとうございました。(榊原)

2023年12月16日仕事日記

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 昨日から始めたフレンドシップGoogleチャットへの書き込みに返信。良いエピソードを読み合う中で、自身の感性を磨いてほしい。きっとそうなるに違いないと予感あり。福地先生もしっかり書き込んでいただけたことに感謝。

 12月10日の「自ら学習を調整する子どもを育む」セミナーの動画チェック。一か所訂正願いをして、まずは自分の担当終了。

 今日は9期生ゼミ合宿1日目。1期生から始めた合宿なので9回目。早いもので大学人9年目。

 いつもの喫茶店経由で、8時30分ごろ小牧勤労センターへ。8時45分から17時30分まで、昼食休憩1時間30分を入れて9期生が頑張る。

 合宿1日目はゲストを迎えての午前・午後。午前は中川行弘先生、午後は安達康代先生。いずれもゼミ生がいただいた資料をもとに質問をして進める90分間。とても濃厚な時が過ぎる。詳しくはゼミ生の記事をお待ちください。

 僕はゼミ生一人ずつと面談。その内容は、進路変更はないか、大学生活全般はうまくいっているか、卒業論文テーマをどうするかの3点。以後は随時、卒論相談を受けながら、8期生卒論に必死に赤入れ。ようやく1人完了(泣)。

 夕食はみんなでラーメン屋へ。こうした時間だからこそ聞ける話が楽しい。

 合宿恒例のオプショナルツアーで、自宅へゼミ生を招く。30分ほど家内も入っての四方山話。1日目無事終了。ゼミ生はこのあと、どこかで宿泊するらしい。

 20時30分から21時まで、オンライン「生成AIパイロット校の軌跡 〜学校への導入と校務での活用事例〜」を視聴。現時点でここまで実践している学校は確かに珍しい。

 1日目の疲れを全身で感じて、いつの間にか記憶なし。研究室HPには、ゲストとゼミ生との写真掲載

2023年12月15日仕事日記

 雨の朝、いつもの喫茶店へ出かけモーニング。帰宅。フレンドシップ3、4のGoogleチャット立ち上げのためユニパ掲示板で連絡。チャット設定。ようやく開始。

 9時に東濃信用金庫へ。いくつかの振り込みと入金。コンビニで支払。父親の病院から電話あり。ドキドキして出る。状況報告でほっとする。

 10時からオンライン「授業と学び研究所会議」。「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー」の振り返り。早々に作っていただいた神戸フェローによるセミナー動画視聴。スクールライフノートの新機能確認。とても良い方向に改良されている。授業と学び研究所で今後作成していく動画コンテンツの方針話し合い。2時間ほどで終了。

 中学校教育実習事後指導レポートで驚く情報あり。さっそく関係者で共有。

 14時30分予約の眼科。いわば定期検査。異常なし。次回は2か月後。買い物をして帰宅。フレンドシップ3チャットの書き込みあり。良いスタート。

 明日の9期生合宿確認メッセージ。ゼミ長が決まった10期生へのメッセージ。

 14日の教育課程論振り返りチェック。かなり時間がかかる作業。

 研究室HP記事は、中学校教育実習を終えての振り返り。最終回は榊原君が発信。記事タイトルを「生徒の関係作りに悩む」とした。だれもが経験する中学校教育現場での話。

中学校教育実習での学び(榊原)

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 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回は、1ヶ月間の中学校実習で学んだ生徒と授業の2つについて記事を書いていきます。

○生徒
 中学校の生徒は小学生と違って、あまり寄ってこなかったり話しかけに来たりしない。なので、自分から積極的に関わっていかないとなかなか話すことが出来ず、打ち解けるまでに時間がかかった。授業中の机間指導に話しかけることか簡単だが、休み時間は難しく、遊びに混ぜてもらいにいくことで段々と関係を築いていった。特に、連絡帳兼生徒との交換日記である「やりとり帳」を書かせていただいたことで、1対1でのコミュニケーションを取る事ができたほか、話のネタにもできたので、話しかけるきっかけにもなった。

 悩んだことが、「生徒との上手い付き合い方」であり、どこまで「生徒と同じノリ」をするかである。先生と生徒との関係に線引きをするためにとても大事なことであると思うが、これをどこまで生徒に合わせるかの塩梅がとても難しい。

 生徒と同じノリをしなさすぎると、話しかけづらい・関わりにくいと思われてしまい、距離を置かれてしまう他、授業を行う際に進行や生徒からの反応が減るといった悪い方向に向いてしまう可能性がある。また、しすぎると、先生と生徒の関係があやふやになってしまう。「先生」としてではなく、「友達」のような存在として見られてしまう可能性があり、これも授業に悪影響があると考えられる。

 この付き合い方を良くするために、「言って良いことと良くないことの線引きをしっかりする」「授業とそれ以外で切り替えをつける」ことを行った。これをすることで、生徒は私のことを先生として接してくれるようになったと思う。この他にも良い関係性を作っていく上で「面白い授業をすること」が良い方法だと思うが、これがなかなかに上手くいかず、難しかった。
 
○授業
 今回の実習で社会の歴史の授業を8回と道徳の授業を1回、計9回授業の授業を行った。実際に行ってみて、授業中に「つまらない」の態度が露骨に出るということを知った。逆にとても活発に活動している生徒の姿を見ることが出来た時はとても嬉しくなった。

 教科書を開かない、私語が止まらない、横向いて座っている、別の方向を向いているなど、生徒が「つまらない」と思っているときはよく分かるし、それを見て不安になる。そこからより焦って授業の進行がもっと悪い方向へ向かっていき、つまらなそうにする生徒はどんどん多くなっていく。そういった生徒の態度を直すことはとても難しいことがよく分かった。

 その子も、他の子も皆が食いつくような授業を作ることが1番良いのだが、これもなかなか難しく、簡単にはできなかった。もっと活動や考える時間を多く、説明を少なくしていく方向で授業を構成していくと良いと考えたが、それをするには教材研究がとても重要であり、説明に関してどこまで深くすればよいかの塩梅に注意が必要だった。社会は特に資料の活用が必要になってくるので、どんな資料を使ってどんなことを学習して欲しいかをしっかりと準備しなければ、授業は失敗してしまうと学んだ。

 最後の社会の授業ではグループでの活動を主として進行していった。生徒たちは活発に話し合い、他のグループも巻き込んで時間いっぱいまで考えていたし、やりとり帳にも「楽しかった」と書かれていた。社会の授業としては学びが深まったからは少し怪しいが、とても嬉しかったし成功だと思う。

○その他
 この1ヶ月間で、中学校で働くことのやりがいを知ることができた。授業づくりなど大変なこともあったが、授業が「よかったよ。」と生徒から言われたときの達成感はとても大きかった。将来を小学教師1本で頑張ろうとしていた考えが揺らぐくらいにいい経験になった。1ヶ月間お世話になった先生方、関わってくれた生徒のみんな、とても充実した1ヶ月間でした。本当にありがとうございました。(榊原)

2023年12月14日仕事日記

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 6時ごろアレクサで目覚め。身支度をして大学へ向かう。7時30分ごろ研究室着。1・2限教育課程論準備。ユニパで「ステップ設定」をしようと格闘。ユニパ提供会社のサイトに相談を書き込もうとしても、どういうわけか発信できず。教務課へ行きユニパ相談。調べてもらったところ、僕がやりたいことがユニパではできないとのこと。方針を切り替えることに決める。

 1・2限教育課程論。両授業とも藤原和博さんの「よのなか科」実践をもとにして、教育課程編成も踏まえて展開。1限は「ハンバーガー屋の店長になろう」の追実践。グループ討議で大盛り上がり。思考過程の再現ではさすが大学生!といってよい意見交流。2限は「いのちの授業」をもとにした追実践。前提とするデータとして「小・中・高のコロナ禍以後の自殺データ」を提示。それを踏まえての自殺しようとする仲間をとどまらせるためのロールプレイ。最後は藤原さんの主張を視聴。

 すぐに大学を出て、岡崎市立矢作西小学校へ向かう。学校付近に来て、1時間20分ほどの余裕が生まれたので、喫茶店で昼食。14時に閉まるので、学校付近の空き地に車を停めて、「教育課程論」の振り返りチェック。

 14時40分ごろ学校に入る。機器の準備後、校長先生としばし懇談。15時15分から16時25分、依頼を受けて岡崎市教育委員会が提唱している「チーム学習」をもとに、「学び合い」の理念と実際を動画も入れながら伝える。時折、質問をして考えを深めていただく。
演題は「チーム学習の本質とその実際」。熱心に聞いていただける先生方に支えられてお伝えしたいことはしっかり語ったつもり。

 学校を出て、東名高速道路を活用して、1時間20分ほどかかって帰宅。途中、2回も事故直後の横を通る。体が震える。

 18日訪問の愛西市立佐織中学校でのプレゼンづくり。学校HPで経営方針等を確認してプレゼンに加える。完成したのでデータ送信。

 研究室HP記事は、古川君の中学校教育実習振り返り。なかなか良い三つの視点を示して振り返っている。ぜひご一読ください。

 

中学校教育実習での学び(古川)

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 こんにちは!9期生の古川です。10月23日から11月17日までの4週間、中学校実習に行ってきました。振り返ってみればあっという間で学びが多く充実した日々を過ごすことができました。

 今日は、実習での学びを3つに分けて記事にしていきたいと思います!

◯活動あって学びある学習
 授業の本質は学力形成です。今回の中学校教育実習では、ロイロノートを使った活動を多く取り組みました。ロイロノートを使っていて、見た目だけのそれっぽい授業にするのではなく、授業をする上でのツールであって目的になってはいけないことを念頭に置く必要があると考えます。ロイロノートだけではなく、学習活動としてディベートをするという行為もただやって終わるのではなく、いかに生徒に考えさせるのか、学力形成に繋げられるのかがポイントであると感じました。これから授業をする際も学びのある学習をし続けていきたいです。

◯発問の精選
 良い授業をしていくためには、発問の精選が重要になると考えます。いかに一回の発問で生徒にスッと理解させられるのか考える必要があります。こう言ったら、こう考えるだろう、端的で分かりやすい発問をしていくためには、生徒実態の把握が重要になってきます。自分がこれから教師となり、授業をしていく事になったら必ず意識していきたいです。

◯生徒に対して価値付けをする
 4週間という短い期間でしたが「価値付け」することの重要性に気付かされました。ただ褒めるのではなく、具体的に誰のどんな姿がなんで価値があるのかまで伝えることが大切です。伝える方法も様々あると感じました。ありがたい事に生徒と関わる機会を多く作っていただいたお陰で朝の会、帰りの会など全体に伝えるようにしたり、生活ノートで文章や個人との会話でも生徒に対して価値付ける方法があると気付かされました。そうする事で教師と生徒との信頼関係の構築に繋がってきます。

 教師は子どもと関わり、成長を感じることができるやりがいのある職業であると改めて感じさせられました。子どもの成長だけでなく、自分も子どもから新しい発見を得ることができ、成長することができました。

 この実習を通して、「絶対に先生になる」と強く思わされました。大学だけでは、絶対に得ることができない経験をすることができ、充実した時間となりました。記事には書き切れませんでしたが4週間、毎日設定していた目標があったから成長を感じることができたのかも知れません。これからも学び続ける存在でいたいです。

2023年12月13日仕事日記

 6時ごろ目覚め。今朝は551豚マンが朝食。7時ごろ家を出る。45分で研究室着。火曜日の「教育課程論」の振り返りチェック。

 10期生岡田君、石川さん来研。四方山話や教育書貸し出し。

 2限8期生ゼミ。本日が卒業論文一次提出。9名全員提出完了。これから1週間かかって、しっかり添削。頑張れ!俺。赤坂先生本から学ぶ最終回。村松さん、島田君の提案をもとに協議。

 12時30分ごろから、10期生河上君、尾崎君、森山さん来研。四方山話と教育書貸し出し。玉置研究室書籍貸出返却チャットが賑やかになってきた。よし!

 13時30分から30分間ほどで実習委員会開催。いつものように報告事項を受けて承認をいただく進行。

 業績プロの作成で、不備があるとの指摘があり格闘。やったはずだと思っていたが、最後の「確定」ボタンを押してなかった模様(泣)。続いて研究費支出書類に追加作成。変更が分かっていなかったことからの指摘💦出力する方法が分からず時間がかかる。ようやく方法が判明(泣)。庶務課へ提出。

 16時ごろに10期生齋木さん来研。四方山話と教育書貸し出し。

 16時30分から第7回教育学部クリスタルプラン委員会に参加。2時間ほどの審議。「子ども理解活動」の本質について再度確認して、諸事情をわかりつつ、ソフトランディングを提案。

 帰宅。フレンドシップ履修者と新たな取組をしようとユニパの設定を試みる。何度やってもうまくいかず(泣)。

 返信しなければならないメール多数。その処理に必死。ここのところ追い込まれていること多数。

 研究室HP記事は9期生荒木さんの中学校教育実習を終えての振り返り。とても充実した実習を終えたことがよくわかる記事。荒木さんの姿勢も立派!

中学校教育実習での学び(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。10/28~11/24に中学校教育実習があり、元気いっぱいの中学3年生のクラスで、充実した4週間を過ごしてきました。最終日には私の誕生日を沢山の生徒たちが祝ってくれ、幸せな最高の21歳のスタートを切ることができました!

 今回は沢山の学びがあった中で、特に印象に残った3つのことについてまとめたいと思います。

[実習での学び]
1.生徒との関わり
 中学校教育実習が始まり、1日目、教室に入って最初に戸惑ったことは生徒との距離のとり方です。中学生は、小学生とは違って子供たちから私の方に寄ってくることはなく、中学生には中学生だけの世界があるように感じ戸惑いました。

 実習を終えて感じたことは、生徒との関係を築く上で、生徒を一人の人間として正直に接することが大切だということです。

 生徒との関わりでの迷いや悩みは、普段の生活の人間関係を築いていく時と同じで、直接生徒との関わることでしか解決できないと分かりました。最初は生徒との関わりで悩んだことを調べたり担当の先生に聞いたりしていましたが、途中からはそれだけでなく生徒たち本人に聞いて解決するようにしました。それからは生徒との信頼関係もできて迷いなく関わることができ、生徒たちとの関わりを心から楽しめました。生徒と、生徒と教師の関わりについてだけでなく、教員という存在 や授業 について生徒と話した経験は、とても貴重ものでした。生徒と関わる時間がほとんどな仕事なので、しっかりとコミュニュケーションをとることで生徒の考えを理解し、反映させながら行うことが大切だと感じました。

2.生徒を授業に引き込む力
 音楽科担当の先生の授業を観察する機会を沢山頂いて感じたことは、生徒を授業に引き込む力の大切さです。音楽が得意な子、苦手な子関わらず前のめりな姿勢で授業に参加していることが印象的でした。

 新しい音楽知識を習う時には「なんでだろう?」「○○ってわかる?」「みんなならどうする?」というような問いを沢山投げかけたり、クイズや実際にリズムをたたくなどする参加型の授業にしたりすることで、生徒たちの知的好奇心が高めていました。

 また、生徒たちと話していると、「音楽知識を普段の日常で聞く音楽と関連させた説明や作詞者作曲者のちょっとしたエピソードは楽しい」「表現の工夫の授業は友達との意見交流があると楽しいし安心して発表できる」「音楽的なことを考えることは苦手だけど表現する時間は楽しい」など様々な意見があり、今後の授業づくりの参考にしていきたいと思いました。

3.教師像について
 中学校実習中には、2人の若手の先生とお話する機会を作っていただきました。そこで思ったことは、生徒から見てかっこいい先生、ついていきたいと思える先生になりたいということです。

 2人の先生方は自分をしっかりもっていて、自分の軸があり、今まで色々な経験をしてきた先生でした。自分のことを大切にできるお2人はとてもキラキラして見え、人として尊敬できる、ついていきたいと思える方でした。他人だけでなく自分のことも大切にし、やりたいことは迷わずやり切り、胸を張って自分を語れる人になりたいと感じました。

[まとめ]
 今回の実習を通してまた、教職への思いが強くなりました。生徒の全力で学校生活を楽しむ姿や、一生懸命に授業に参加してくれた姿、最終日に生徒たちが色紙を通してくれた言葉から、教員という職業の素晴らしさを、また大きく感じました。
 
 2ヶ月の実習が終わり、学生生活もあと1年ちょっととなりました。実習を通して、教師になりたいという思いはまた強くなりましたが、課題も沢山見つかりました。実習での経験や感謝の気持ちを忘れずに残りの学生生活を後悔なく過ごし、自信を持って教壇に立てるようにしたいと思います。(荒木)

2023年12月12日仕事日記

 6時にアレクサに起こされる。6時30分に家を出て大学へ向かう。途中のコンビニでパンを購入。研究室でパンと珈琲朝食。

 先週の「教育課程論」の振り返り読み。抜き出し。そしてチェック。8時50分終了。1限・2限の講義室へ向かう。

 第8回・9回教育課程論。第8回は「令和の日本型学校教育」、第9回は「GIGAスクール構想」をテーマに、動画や写真から発問を生み出しての授業展開。いわゆる玉置スタイル。今日も学生の状況を見ながら、新発問連発(笑)。深く考える授業になったと自負。

 終了後、名古屋市立吉根中学校へ向かう。学校付近に来て時間の余裕があったので、昼食。久しぶりの回転寿司。美味しい。

 13時15分ごろ学校着。校長と名古屋市教育委員会新しい学校づくり推進室主任指導主事と懇談。「学びのコンパス」の話から生成AIの話へ。

 13時50分から14時35分まで1年生数学授業参観。すべての子どもが学習内容をわかってほしいという授業者の気持ちがよく伝わってくる授業。子どもたちも積極的に動いて教え合っている授業。

 数学科の皆さんと授業検討。ある教師から本質を突いた厳しめの感想が出たために安心して(笑)、僕も話す。授業者の思いを大いに賞賛しながら、数学授業で外してはいけないことをしっかり伝える。ミニ模擬授業もしての助言。授業者の変容を祈る。なお、校長には後輩であることもあって、学校全体の授業力を高めるためのアドバイス、励ましをする。
 
 嬉しいのは、この学校に僕が小牧市立桃陵中学校勤務時代の教え子が勤めていること。あのころは教務主任だったので、数学授業を担当したのみの付き合いだったが、教え子曰く「同窓会幹事会で話題になるのは玉置先生の数学授業です。先生の数学授業はあのころからコンピュータを活用して、子どもたちに考えさせて話し合わせる授業でした。まさに今求められている授業でした」とのこと。このような話を聞いて元気が出ないわけはない(笑)。とっても嬉しい気持ちで学校を出る。

 父親の病院に寄る。すぐに眠ってしまう状況で、少しだけ会話をして帰宅。

 今日の動画整理。福地先生、山田先生に情報提供。何日か前から作成していた「12月21日岐阜県教育委員会年末勉強会 授業・学級や学校の見方、指導・講評の仕方〜学校を指導する皆さんに向けた具体的実践例〜」のプレゼンの仕上げに入る。ようやくできて配付資料として送信。
 
 研究室HP記事は、中学校教育実習の振り返り。久保君が発信。とっても良い環境で実習ができたことがよくわかる。実習委員長として受け入れ校に深謝。

中学校教育実習を終えて(久保)

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 こんにちは!9期生の久保朋輝です。先日、中学校教育実習が終わりました。今回は、実習での学びを記事にしていきたいと思います。

 私の専門は社会科なので、自分の授業を実践した後に、担当の先生の授業を観察していると自分に足りないものが分かりました。それは「教材研究」です。

 担当の先生が行う社会科の授業は、まさしく「最先端の社会科の授業」でありました。導入で資料を掲示し、疑問をもたせ、その疑問を解決するためにタブレット端末を活用して、個人で追究する時間を取ります。その後、グループ交流をして考えを深めて全体で交流するという形式でした。つまり、全体で交流する時には子供たちが疑問解決に向けた情報を多く持っているため、教師である私もそれ以上に追究し、教材研究する必要がありました。

 私は授業をさせてもらう上で抜けている箇所がないように、教材研究をしましたが、全体交流の場で子供たちが意見を言ってくれるのは良かったですが、「発表会」のようになってしまい、「授業」になっていないと指導を頂きました。教材研究をするときに事実だけを把握しておくのではなく、その事実はなぜ起きたか、なぜその場所なのか、といったところまで教材研究をすることが大切であると学びました。つまり、「点」でなく「線」として事実を考えるということです。

 しかし「線」として教師だけが把握しては意味がありません。全体交流の場で、子供たちが「点」として理解していたら、それを「線」にさせるのも教師の役割でした。指導を頂いてからは、生徒の意見に対し「なぜそうなるのかな?」や「なぜその場所なのか?」といった突っ込みを入れて、考えを深めるようにしました。すると「発表会」だった授業が徐々にですが「授業」らしくなっていきました。とても勉強になりました。

 中学校教育実習は、うまくいかないことも多かったですが、とてもやりがいを感じました。つまずいてでも支えてくれた担当の先生には本当に感謝しています。またどんな時でも温かくしてくれた生徒らにも本当に感謝しています。今回で学んだことを生かせるように玉置ゼミや自分で磨きをかけていきたいと思います。(久保)
 

2023年12月11日仕事日記

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 今朝は、今後の講演プレゼンづくりから。あれもこれも伝えたいという気持ちを抑えながら(笑)の作成。

 10時ごろ家を出て、みよし市立黒笹小学校へ向かう。学校付近のコンビニで時間調整。

 11時15分ごろ学校着。校長、教務主任と今日の内容打ち合わせと今後の僕の役割について確認。

 11時45分から特別支援学級の授業参観。授業開始で今日の流れを伝え、各自の目標表明場面も設定。今日の課題への興味を持たせるための仕掛けを始め、子どもたちの実態に合わせて、またその子の捉え方に応じた投げかけや様々なメディア活用。二人の教師による理想的といっていいチームティーチング。子ども同士をつなぎ、関わらせる意図的な展開など、感心することばかり。

 給食をいただき、さっそく動画整理。13時10分から25分まで、授業者に指導助言。ここまで子どもが育っているので、さらなる高みを目指していただきたいと思いを伝える。

 13時35分から3年生国語授業参観。自分の考えをどう他者に伝えたらよいかをテーマにした第3時。教科書の例題(旅行に行くなら山がいいか、海がいいか)をもとに、自己選択をして、他者に納得してもらうための自分の考えをタブレットに書き込み、それをもとに交流する流れ。

 授業後、さっそく動画整理をしてプレゼン追記。15時5分から全体協議会。皆さんから出される意見を聞きながら、自分が伝えるべき事柄をより明確にする。

 15時30分から16時10分までの40分間の時間をいただいたので、前半10分間を授業への指導助言。後半30分は令和7年度の研究発表会に向けての研究の進め方などへの提案。

 国語授業については、ICTが適切な場面で活用されていること、さらに多様なアプリから子どもたちの実態に合わせたアプリが取り上げられている良さを確認した上で、国語授業として子どもの発する言葉に注目させるとさらに良いと助言。二人の子どもが言葉にこだわって話し合っている動画がうまく撮れ、説得力を増したと思う。

 今後の研究の方向性については、いくつかのヒントを提供することが役割と考え、「〜たい」というキーワードの価値とそのとらえ方、振り返りの重要性、文部科学省がICT活用で問題としていることなどを伝える。

 終了後、校長室で校長、教務、授業者としばし懇談。とりわけ今後の研究方針について、さらに助言。

 終了後、参加したEDUCOMの3人の方と喫茶店へ移動。しばし振り返り。ここだからこそ話せることをたくさん話す。

 帰宅。今日の動画整理。今日も届く来年度の依頼。深謝しながら調整に入る。中学校教育実習事後指導レポート未提出者から届くメールチェック。

 研究室HP記事では、石上さんが中学校教育実習での学びを発信。重要な事柄の記録多数。「教師が子どもに心を開く」とタイトル付け。

中学校教育実習での学び(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です。先日、中学校実習が終わりました!そこで今回は中学校実習で特に印象的だった2つのことについて記事にしていきたいと思います。

 まず1つ目は学級経営です。私が担当したクラスの担任の先生は、子どもたち全員と毎日1回は会話を交わしたり、一人一人の良さを認めるだけでなくしっかりと伝えていたりと、子どもたちとの信頼関係をしっかりと築いていました。また、これは小学校実習でも感じましたが、教師が子どもたちと全力で向き合い、時には自分自身の失敗なども経験談として共有しながら、教師自身が子どもに心を開くことで、はじめて子どもとの信頼関係を築くことができるのかなと思いました。

 2つ目は授業の難しさです。私は2つのクラスで授業をしたのですが、それぞれつぶやきや挙手の量、既習事項の理解度にかなり違いがありました。そのため、同じ発問の仕方をしても反応が全く異なっていました。このことから、意図的指名や挙手した人を一気に当ててしまうなど指名の仕方を変えたり、班交流や全体交流の時間を学級によって変えるなど、生徒の実態に応じた進め方が必要であると感じました。

 今回の実習を通して、教師という仕事の楽しさだけでなく辛さや難しさなども感じることができました。しかし、それ以上に達成感ややりがいのある素晴らしい仕事だと感じました。今後も玉置先生のもとでたくさんのことを学び、自信を持って教壇に立てるよう努力したいと思います。(石上)

2023年12月10日仕事日記

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 朝起きてふと閃く。明日のみよし市立黒笹小学校でのプレゼンを追加して再送。 

 昨日は3人の庭師さんが来ていただき、剪定から草刈りまでしっかりやっていただき、庭が見違えるほどになった。それに刺激されて(笑)、裏庭の草刈りをやろうと思い、朝から取り組む。途中でしんどくなって終える。以前のような体力がなくなっていることが心配。大丈夫だろうか、俺(泣)。

 9時ごろ車で家を出る。小牧市民駅伝なので、マラソンルート近くは避け迂回してなごのキャンパスに向かう。9時40分ごろ着。

 10時から「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー 個別最適な学びを生む『振り返り』の重要性と活用」(主催 授業と学び研究所&未来を拓く学校づくり研究会)の準備開始。1時間ほどで会場づくり、ネット配信等の準備完了。

 11時から昼食。11時40分ごろから、本日の登壇者が順次到着。簡単な打ち合わせをしてレストランへ案内。

 13時ごろから対面参加の皆さんが到着。予定通り、13時30分からセミナー開始。

 13時30分から14時30分 前田康裕先生講演「自ら学習を調整する子どもを育むために」
 14時30分から15時   前田講演を受けてパネルディスカッション
 15時10分から16時10分 「心の天気」「学びの天気」実践者交流会(瀬戸市にじの丘学園、安城市立今池小学校)
 16時10分から16時25分 感想交流


 お陰様で、寄せられた声から判断すると大成功。セミナーを終えてみて内容を決めるときに悩んだことを思い出す。「振り返り」だけに焦点を当てて参加者はあるだろうか。もう少し幅広い内容の方がよいのではないかという迷い。結果としては、「振り返り」だけで3時間、濃密な時間を皆さんに提供できたと自負。というのも、前田先生、実践者の皆さんのおかげ。深謝。

 セミナー終了後、今後の開発会議。前田先生、フェロー、スクールライフノート開発チームで50分間。夢が湧く会議。

 18時から20時は、場所を変えて「前田先生を囲む会」。当然のことだが、ここでも密度の濃い時間。大満足。

 帰宅。朝の草刈り、セミナー運営でヘトヘト。レポート未提出の学生からいくつか届いているが、それもチェックできず。いつの間にか記憶なし。

 研究室HP記事は安田さんが中学校教育実習の振り返りを発信。本人の前向きな取組もあって充実の4週間だったとよくわかる記事。ご一読を。
 

中学校教育実習の学び(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は4週間の中学校実習を終えて感じたことを記事にしていきます。

 私は、地元の中学校で実習をさせていただきました。1学年9クラスほどのとても大きな学校で、私たちが中学生の時にはよく名前を聞く学校だったので、不安を抱えて初日を迎えたのですが、生徒たちはみんなとってもあたたかく、優しい子ばかりで、学校に行くのが楽しみな毎日でした。

 実習で大切だと感じたことは2つあります。1つは自分の言動に責任を持つということです。これは授業でも、学級経営でも同じことが言えると感じました。思春期真っ只中の中学生は、とてもこちらが発する言葉に敏感なようです。だからこそ「その場しのぎの適当なことを言わない」ということは大切なのだと気づくことができました。

 本当に子どもたちは、大人をよく見ています。そのため、自分にそんなつもりがなくても、「授業の時はこう言ったのに。」と一度思わせてしまうだけで、生徒からの信頼はなくなってしまいます。そして、その後の信頼は、それまでの何倍もの時間と努力がなくては回復できないものだと思います。だからこそ、中学生を相手にする時は、特に自分の言動に責任を持たなければなないのだと感じた日々でした。

 もう1つは、色々なことに余裕を持って取り組むということです。私自身、先に先に取り組むことは得意ではないのですが、これを行うだけで、とても楽になるということに気づきました。

 中学校実習は、とてもしんどいものだと聞いていたので、私は1週目に担当の先生にお時間をいただきながら指導案を全て作りました。2週目には、それぞれの修正を行なって完成させ、3週目に授業を行いました。そして、最後の1週間を使ってクラスのみんなに「最強おまもり」を作りました。写真は、実習生に作った同じものです。本当にこの行動のおかけで日々の生活が時間に追われることなく、心に余裕をもって子どもたちと接することができました。これから授業準備や学級通信づくりなど、やらなくてはならないことがたっくさんな仕事を目指すものとして、計画的にというか「できる時にやっておく」ということを大切にしていきたいと強く感じました。
 
 今回、お忙しい中、実習の期間を設けてくださった学校の皆様をはじめとし、熱心にご指導いただいた担当の先生、いつも温かく私を迎えてくれたクラスの生徒には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、この素敵な経験を糧に来年に向けて勉強に励んでいきたいです。みんな残り半年、全力で頑張ろうね!(安田)

2023年12月9日仕事日記

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 6時ごろ目覚め。珈琲とパンで朝食。昨日も濃厚な1日だった仕事日記書き。愛犬散歩。

 12月7日18時締め切りの中学校教育実習事後指導レポート未提出者へ催促メール発信。

 10時から1時間、オンライン「第28回個別最適な学び研究会〜次期学習指導要領改訂に向けて色々考えよう〜」を視聴。講演者は、合田哲雄さん。演題は、「学習指導要領 『読み方』・『活かし方」から『議論の仕方』・『創り方』へ」。引き込まれる内容が続く講演。1時間があっという間。終了後、すぐに大学へ向かう。

 12時ごろ着。9103講義室へ向かう。今日は啓林館主催の講演講師。演題は「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座〜ICTの効果的な活用を視野に入れて〜」。土曜日午後の講座なのに、ほぼ満席の参加。関係者に深謝。

 講座は、掲げた「ちょっとした工夫」を模擬授業風に進めて伝える。参加者の頷き具合に乗せられて、予定外のこともたくさん伝える。次は、ある方から届いた僕の講演への感想。

・模擬授業形式で参加者に体感させるという会全体の流れ
・相手に応じた「(スワヒリ語の実験結果を)どのように分析しますか?」という発問
・「先生、日記はそんなに続かないよ」「延長授業防止プログラム」など随所に散りばめられた笑い
・「このコンピュータが動くかはあなたの人間性だ」と言われ、コンピュータを先駆けて活用していった話
・授業の変革を優秀な生徒3人に語らせた話
・「問題の型を見ることができたね」と低音で言う
…など印象的で、心に刻まれることがたくさんでした。今日も本当に、楽しく勉強になりました。


 講演後、直接、感想や質問もたくさんいただく。僕の話に関心を持っていただけて有難いの一言に尽きる。

 研究室に戻る。「教育課程論」の振り返り読み。随時、卒論相談あり。伊藤君、柴山君、安藤さん、澤本君、寺尾さんと続く。いわゆる人生相談もあって、予定以上の長時間になった。でも、とても楽しい時間。守衛さんに注意を受けて、急いで大学を出る。

 19時過ぎに帰宅。布施中学校での指導助言を学校DX戦略アドバイザーとして報告書を作成して発信。未来研HP更新の依頼発信。「中学2年の学級づくり365日のアイデア事典」校正完了。11日訪問のみよし市立黒笹小学校でのプレゼン作成。1年間関わらせていただき、今後の方向性を提案。充実の夜(笑)。

 研究室HP記事は、中学校教育実習の振り返り。由原さんが大きく二つの視点でまとめている。その一つが褒め言葉の多様性。良い学びをしている。
 

中学校実習での学び(由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、4週間の中学校実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 私が実習させていただいた中学校では、「学びの共同体」という、教師がなるべく話さず、生徒同士で学び合い、課題解決を行う授業形態でした。始めは、慣れない授業形態に戸惑いましたが、そこから生徒の意見からつくり上げる授業を学びました。

 私は、はじめのうちはどのように自分の伝えたいことを生徒に発言させるかばかり考えていました。今振り返ってみると、型にはまった、生徒にとってつまらない授業だったなと感じます。そのときに、「もっと生徒に任せて、楽しんで授業してごらん」という助言をいただきました。そのことを意識して授業を行うと、私自身が気楽に、楽しく授業できるようになり、それが生徒にも伝わって、発言も増えたように感じました。しかし、生徒に委ねすぎてしまうと、伝えたいことが押さえられないので、そこに到達するまでの教師の言葉がけが大切だと思いました。

 もう一つは、褒める際の言葉がけです。私は褒めるとき、「いいね」「さっきよりよくなったよ」を連呼していました。担当の先生は、褒めるときの言葉のバリエーションが豊富で、生徒がもっと〇〇してみたいと思うような言葉がけをしていました。私も、生徒の意欲に繋がる褒め言葉の引き出しをたくさん身につけたいと思います。

 中学校実習では、小学校とはまた違う学びを得ることができました。実習で得た学びや、思うようには出来なかった悔しさを忘れずに、これからに活かしていきたいと思います。(由原)

2023年12月8日仕事日記

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 6時ごろ目覚め。今日の新幹線予約。7時過ぎに家を出て、地元駅7時24分乗車。小牧駅で乗り換えて名古屋へ。8時45分発新幹線で新大阪。そこからJR俊徳道へ10時15分着。お迎えをいただいて、徒歩で東大阪市立布施中学校へ。

 校長と研究主任と日程確認、しばし懇談。僕の講演前には、参加の皆さんが授業感想等をシートに書き込み学び合う初試みをされるという。また、僕の講演中はチャットに書き込みながら聞かれるという。教師が一人一台情報端末を活用して学び合う体験はとても重要。リーディングDXスクール校としてもぜひともやっていただきたいと推奨。ならば僕も初試みをしようと決意。講演後半は授業者とやり取りをしながら授業分析を深めましょうと提案。

 10時50分から3限1年国語、11時50分から4限1年数学、13時30分から5限3年女子保健体育を参観。3人とも初任者。初任3人の授業公開をして、そこから学ぼうという企画にも驚くが、3人とも初任者と思えない、実によく練られた授業で、それにも驚く。「初任の先生の授業です」と言われなければ、外部参観者は気づかないだろうとも思う。

 三つの授業とも授業活性化のためにICT活用が位置付けられていること。つまり使うことが目的ではないこと、授業最初にシラバスを提示してできるだけ子どもたちを主体的にさせようとしていたこと、振り返りの継続で子どもを育てていることなど、価値づけたいところは多数。例によって動画撮影をしながら指導助言場面になるだろうシーンを記録。

 15時から先生方(外部参観者含む)一人一人が、授業から学んだことをシートに書き込む活動開始。書き込みながら、他の方の書き込みも見ておられる先生もあり。他者参照したいという気持ちになるのを先生方も実感されたと思う。

 15時30分から1時間は、僕に与えられた時間。予想して用意していたプレゼン。ほぼ修正することなく、それを使って40分間ほど展開。一人一台情報端末を活用しての共同作業、編集、他者参照の重要性をデータを使って提示。後半20分間は3人の授業者に出てきてもらい、撮影した動画を皆さんで見てもらいながら、僕が授業者の考えがより伝わるようにインタビュー。時折、指導助言を入れ込みながら、打ち合わせなしの展開は、僕がほぼ考えていた通りになってほっとする。

 終了後、すぐに学校を出る。EDUCOMから参加の藤原さんと中華料理店で一献。関西地区での様々な状況を聞き、とても参考になる。課題を聞いても僕が解決できるわけではないが、こうして聞くことも少しでも心の整理をしていただければ幸い。

 JR俊徳道駅から新大阪駅へ。551豚まんを購入して新幹線乗車。名古屋エスカ地下街で、久しぶりのカレーうどんを食べて帰宅。

 今日の動画整理。いくつかのメール返信をして力尽きる。明日は本学で「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座」。プレゼンを少し修正。明日も頑張ろう。

 研究室HP記事は、東員町立笹尾東小学校訪問での学びの記録最終回。澤本君、新谷さんが発信。記事タイトルは「子どもにとっての安全基地」としてみた。ぜひご一読を。

11月29日 笹尾東小学校での学び(澤本、新谷)

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 こんにちは!8期生の澤本です。今回は、東員町立笹尾東小学校で授業を見させていただいたので記事にしていきます。

 5年生の算数の授業を見学させていただき、その後校内研修会にも参加させていただきました。今回の授業は習った図形をもとに三角形の面積を求めるといった内容でした。

 担任の先生は「大丈夫」、「他の子が助けてくれるから」、「こんなやり方もあるよーって人?」というように優しい、間違えてもいいんだと思える声かけをたくさんされていました。それによって、子どもが安心して学べる・話せる教室になっていて、教室が子どもたちにとって安全基地になっていると強く感じました。また、「ここってなんて言葉がいい?」やまとめを子どもの言葉からまとめていて、子どもが中心となった授業だと思いました。
 
 私が一番印象に残ったことは振り返りの大切さです。授業の導入では、前時の子どもの振り返りを読み上げていました。そこでは、「4年生のときに勉強した〜」や「友達の名前が入ってるね」といったように聞いている側は振り返りのポイントを分かりやすく捉えることができました。子どもも「こういう振り返りをすればいいいんだ」と気づくことができると思いました。

 さらに、振り返りボックスという振り返りの視点をまとめたものをクラスで共有してそれに沿った振り返りが行われていました。ただ教室に貼ってある、教師が声を掛けるだけでなく、子ども達全員が振り返りボックスの紙をもっていて、自らそれを見ながら振り返りを行っていました。私も振り返りの重要性を子どもと共有した上で授業をしていきたいです。

 笹尾東小学校様、この度は貴重な授業並びに研修会に参加させていただき、ありがとうございました。終わった後も私たちゼミ生の質問に答えていただき、学びを深めるだけでなく、4月からの学校生活のイメージをふくらませることができました。笹尾東小学校様、玉置先生、ありがとうございました。(澤本)


 こんにちは、8期生の新谷です。先日、東員町立笹尾東小学校に訪問させて頂きました。今回は算数の授業を見させて頂きました。授業の中で印象的だったことが2点あります。

 1点目は、先生の声掛けや子どもへの関わり方です。先生は授業の中で子どもを安心させる声掛けを多くされていました。発表が上手く言えなかった時には、次の子がスタンバイしているから大丈夫だよと言い、作業の後には、困ったよって子はいなかった?と聞き、授業の中で子どもが安心して学べる場が徹底して提供されていました。

 また、子どもが不安そうに先生に見せると先生はグッドのポーズをしていいね!と言うような表情で子どもを安心させている姿も見ることが出来ました。このように、授業において、子どもが失敗しても大丈夫と思いながら勉強ができる環境を声掛けや関わり方で提供する先生の姿を見て、私も先生のような授業ができるようになりたいと感じました。

 2点目はICTの活用についてです。今回の授業の大部分はICTを使って行われていました。図形を求める過程において、紙ではなくICTを使うことで、子どもが粘り強く何度もやり直しができることが出来ると研修会の場で学びました。また、ICTを使うと、子どもの意見を一気に見ることが出来たり、子ども同士も他の子どもの解答を気軽に見ることができたりします。今回の授業でも子どもがほかの子どもの書いた答えを見てなるほどという顔をしている姿を見ました。ICTの利便性を改めて実感することが出来ました。

 次に研修会についてです。私たちの班の先生方は、紙に入り切らないほどの意見を書いていたり、私たち学生にも何か意見あった?優しく聞いてくださりました。この先生方の学ぶ姿勢を見た時に、私も先生方のように学び続ける教師でありたいと強く思いました。

 最後に先生に質問させて頂きました。私は最初学級に入った時に子どもたちの授業と休み時間の切り替えがとてもしっかりされていて、その指導をどのように行ったかがとても気になったので、聞くことが出来て良かったです。

 今回、笹尾東小学校に訪問させていただいて、先生方の学び続ける姿勢に1番心を動かされました。また、村上先生の授業は子どもへの思いやりが溢れている授業で、本当に子どもを1番に考えているからこそ成せるものだと思い、私も村上先生のような子どもに安心感をもたらすことの出来る授業ができるようになりたいと強く感じました。今回も多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。(新谷)

2023年12月7日仕事日記

 6時の目覚ましで起きる。朝食は、昨晩から楽しみにしていた(笑)名古屋コーチンの卵かけご飯。美味い!気分よく家を出る。

 7時30分ごろ研究室着。1・2限の教育課程論の準備。前回の振り返りに目を通す。1時間以上かかる作業。授業開始ギリギリに終了。

 講義室に向かい、第9・10回教育課程論講義開始。冒頭は前回の振り返り読みから。5名を指名。第9回は「令和の日本型学校教育」の深掘り、第10回は「GIGAスクール構想」の深掘り。後半は、動画や写真から背景になっている授業観を話し合い、いわゆる端末活用の本質に迫る。教育実習を終えてきているので、実習先で学んできたことをもとに発言する学生多し。

 12時30分から9期生の集まり。16日、17日の合宿についての基本連絡。ゼミ長を中心に準備が徐々にされていることを確認。同時に10期生の集まりあり。ゼミ長決めのための集合。

 卒論相談続く。安藤さん、柴山君、伊藤君来研。う〜む状態。踏ん張りを期待するしかない。

 13時ごろ、中学校教育実習事後指導動画を見ての感想をわざわざ伝えに来てくれた学生あり。実習を終えて悶々としていたが、高村先生、松本先生、僕の三人で作った動画で、自分のもやもやが解決したとのこと。話を聞けば聞くほど、僕は感激。

 13時30分から14時40分は、尼崎市立教育総合センターの林指導主事と懇談。1月に引き受けている研修内容を確定するために、遠方から来研いただけた。感激!良い機会なので、僕が動画をどう使って授業づくりのポイントを伝えているかを見ていただいた。自分の振り返りにもなった。感謝。

 14時50分から90分間、「青年期の発達障害について〜抱える困難さと理解と対応〜」と題した講演会に参加。いかわクリニックの井川典克先生から学ぶ。頷く内容多数。16時20分に中座。

 16時45分から30分間は、一宮市立瀬部小学校の春日井先生と懇談。来年2月訪問時での内容相談。新展開の相談があり、大賛成!さらに次年度の相談もあり。有り難いの一言に尽きる。

 17時30分ごろから、卒論相談あり。前野さん(ほぼゴールまで到達)、芝田君、村松さん、柴山君、伊藤君来研。徐々にゴールに近づいているゼミ生や程遠い(泣)ゼミ生あり。頑張れ!と言うしかない。

 芝田君、柴山君、伊藤君と何度も笑いながら大切な話をする。講義関連で受講生からたくさんのメールが届いていて、その処理。

 昨日に続いて、明治図書から2冊の増刷の連絡あり。いやあ嬉しい。これで「1年間まるっとおまかせ! 中〇担任のための学級経営大事典」が3学年とも増刷。そうそう昨晩送った日本教育新聞社依頼の「提言」原稿も褒められて気分爽快。

 帰路で夕食。帰宅して、明日訪問の東大阪市立布施中学校の指導案を見ながら、指導助言する内容を想定してプレゼンづくり。

 研究室HP記事は、東員町立笹尾東小学校での学びシリーズ。準ゼミ生の島田君、ゼミ生の柴山君が発信。記事タイトルは「安心して学び合う学級づくり」とした。よく学んでいることがわかる記事。
 
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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文