10月9日教師力アップセミナーでの学び(小林・古川・荒木)

画像1
 こんにちは。9期生の小林美稀です。
 今回は、教師力アップセミナーで野口芳宏先生のご講演から学んだことをまとめます。

 私が今回のセミナーで一番印象に残っていることは、「授業の本質は『学力形成』にある」という言葉です。野口先生は、人格形成は教育の本質であり授業の本質ではない。学びは楽しまなくてもいい、授業は楽しくなくてもいい、学力を形成できればいいと仰っていました。

 確かにそうかもしれないと思いました。授業をいかに楽しく、子どもたちの心を掴むものにできるかはとても重要だと思います。しかしその目的は学力形成です。授業が楽しくて、子どもたちの心を掴めたとしても、学力が形成されなければ授業の意味がありません。私は、学力を形成するとともに、その学びへの興味関心が続く授業を目指していきたいと思いました。

 また国語科の授業に関して、語彙力を国語の授業で伸ばすには、チャンスを活かすことが大切だということを学びました。野口先生は、新しい言葉は反対の言葉を教えるチャンスだと仰っていました。一つ新しい語彙を学ぶたびに、二つ三つと新たな知識を得られたら、子どもたちにとって何倍も価値のある授業になるだろうなと思いました。私は、現代は子どもが辞書を引く機会がほとんどないと考えています。実際に教育実習で辞書を引く活動を取り入れた際に強く実感しました。辞書を引く機会を増やすための努力をするよりも、野口先生が説明されていた「チャンスを活かす」ような、新たな方法で子どもたちの語彙力を伸ばす方法を考えていきたいと思いました。


 こんにちは!9期生の古川です。今回は、第4回教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめていきます。

 私が1番印象に残っているのは、

「全員参加する授業は立場を決めることが重要である」

という言葉です。子ども1人1人が当事者であり、意見を持つことが大切です。◯なのか×なのかノートに書かせたり、なんでもいいから予想を書かせることが全員参加の授業になると説明していました。この話を聞いて、自分の立場を決めることの必要性を感じさせられた。ただ単にグループワークをして全員が参加しているようにするのも大事かもしれないが実際はもっと最初の段階で1人1人が立場を持つことがその後の活動に繋がり必須であると気づかされました。

 中学校実習では、どんな子でもまず立場を決めることを意識して取り組んでいきたいと感じました。基礎的なことかもしれませんが授業の本質である学力形成につながることであり、生徒が主体的な学びに繋がってくると学びました。

 大学での講義があり、第3部のチャットを活用した野口先生から学び質疑応答から参加させていただきましたが本当に学びの多い時間でした。私たち若い世代に向けて、野口先生から「根本・本質・原点を大切に」というお言葉をいただきました。この言葉を忘れず、これからも活動していきたいです。

 玉置ゼミで活動していると毎度耳にする「野口芳宏先生」。念願であった野口先生の講演を聞くことができて本当にいい経験をすることができました。野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(古川)


 こんにちは、9期生の荒木です!!私も教師力アップセミナーでの学びをまとめたいと思います。

[授業の本質は学力形成]
私が1番印象に残っているのは「授業の本質は学力形成」という言葉です。
 教育実習を終えて、私が印象に残っている子どもの姿は、キラキラした笑顔で楽しく学ぶ姿でした。子どもたちが楽しんで学んでくれる姿は教員側にとっても嬉しい姿です。しかし、「楽しむこと」が1番の目的ではありません。

 授業を色んな角度から見るほど、軸がぶれそうになりがちですが、「何が根本、原点、本質なのか」を常に考えることが必要だと学びました。

[新しい言葉…反対語を教えるチャンス]
 「国語教材で新しい言葉が出てきたら、反対の意味の言葉を教えるチャンスだ」という言葉が印象的でした。注意して聞いてみると、野口先生は、授業の色んな場面で反対語を用いた説明をしていました。
 
様々な反対語を知ることで、新しく習う語に対する理解やイメージが深まり、ただ文を読むだけでは見えなかった世界が広がっていくようでした。
 
 私が小中学生の時は、教科書の新しい単語ばかりが並んだ文章を見ると、「読むのが難しそう」「また覚えないといけない単語が増えたな、いやだな」という気持ちになっていました。しかし、反対語という既存の知識からつなげて新しい単語を知ることはとても楽しく、自分の世界が広がったようで、前向きな姿勢で学びに向かうことができる他、記憶にも残りやすいと感じました。
 
[野口先生の話術]
 今回の講演は学びあり笑いありのとても楽しい講演でした。間や言葉の抑揚を効果的に使って聞く人を惹きつける野口先生の話術は、見習いたいポイントが多くありました。今までは話す内容ばかりを意識していましたが、話し方がここまで聞き手に与える印象を変えるものかと驚き、意識していかなければと思いました。

 あと1週間で中学校教育実習が始まります。不安が大きいですが、今回の講演での学びや小学校教育実習での反省を活かし、全力で挑みたいと思います!素敵な学びの機会をくださった野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(荒木)

2023年10月26日仕事日記

画像1
画像2
画像3
 珈琲とパンで朝食。愛犬散歩。10月30日訪問の豊山町立志水小学校でのプレゼン作り。振り返りの実践記録が届いたので、それを入れ込んで作成。完成したので送付。

 9時6分地元駅乗車。犬山経由、ミュースカイで豊橋駅へ。豊橋鉄道で三河田原駅への到着は11時50分。用意していただいたタクシーで(長距離で感謝)、12時30分ごろ田原市立伊良湖岬小へ到着。

 講演会場でプレゼンの音出しチェック後、校長室で授業録画準備等。

 13時から25分間、全体会で研究概要の発表を視聴。その後、公開授業。すべての公開授業を参観しながら、できるだけ講演で紹介できるようにピンポイント撮影。どの授業も子どもたちが活躍。教師が出る場できちんと出ていて、気持ちよく参観。

 授業終了後、すぐに体育館袖に行き、必死に動画整理開始。講演まで30分間でどれだけ整理して講演に反映できるか、息するのも忘れるほどに集中(笑)。

 1時間の講演演題は、「深い学びをする『みさきの子』を育てる伊良湖岬小から学ぶ」。この学校の3年間にわたる研究の価値づけをして、動画による子どもたちの様子を見せながら、どこの学校でも意識して行ってほしい岬小研究から明らかになった数々の事柄を伝える。「深い学び」のイメージ、それを生み出すための教師側の姿勢、日頃積み上げるべき事柄などを伝えたい一心。

 校長室でしばし懇談して、タクシーで三河田原駅へ。17時17分発1分前に駅に到着して電車に飛び乗る。豊橋から名古屋駅へ。到着は18時51分。電車の中で思い出すのは、伊良湖岬小の先生方の「深い学び」を生み出すための挑戦的授業の数々。教師が授業作りを楽しんでいるからこそ、あの子どもたちとなったのだと確信。

 19時から、かつてのゼミ生と卒業後初の食事会。ひつまぶしを食べながら、積もる話をあれこれ聞く。元気で頑張っている姿に安心。とっても楽しい2時間。「心の天気」の実践話を聞いて、ある依頼をする。快諾してくれた。深謝。

 実は本日、伊良湖岬小のように3年間関わらせていただいた豊川市立牛久保小学校の研究発表会であった。申し訳ないが、発表会では映像ミニ講演をさせていただいた。校長先生から、次のような嬉しいメールがいただけた。

 無事に豊川市の研究発表会を終えることができました。先生のご指導のおかげで、教科のねらいに迫るための有効なツールとしてタブレット端末を活用している授業を子どもの姿で見ていただくことができました。

 先生にご助言いただいた、一人の発言に対する他の子どもたちの反応も自然な感じであたたかい雰囲気をつくるものとして、牛久保小学校の確かな財産になりつつあると、教育長にも認めていただきました。


 22時ごろ帰宅。ゼミ生からのプレゼントを家内に見せながら、ゼミ生の今を報告。明日は安城市立今池小学校の研究発表会で講演。明日は家を出るまでに余裕があるので、すべては明朝と決めて、早めに横になる。

10月9日 教師力アップセミナーでの学び(寺尾、伊藤、柴山)

画像1
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は野口芳宏先生のご講演を通して、教員になって活かしていきたいことをまとめていきます。

 まず、今回の中で1番のキーワードであるといえる「授業の本質は学力形成にある」ということを常に忘れずにしていきます。この本質を頭に置いておかないと、子どもたちにどういった力をつけたいのかということや授業構成などがブレてくると思います。授業づくりの土台には学力形成があり、そのうえで子どもが楽しいと思える授業をしていきたいと思います。

 2つ目は、話し方についてです。相手の目を見て話したり、適切な間を取ったり基礎的なことから気をつけていきたいです。また、野口先生のように、伝えたいことを自分なりの言葉で端的に表せるよう意識していきます。

 3つ目は、国語の説明文の音読についてです。「題名は本文よりもゆっくりと大きな声で読む」、「鉤の前後は間を取る」「本文は静かに読み始める」など、細かなところも意識し、子どもたちに音読の大切さを伝えていきたいと思いました。
野口先生の講演は、先生の一言でどっと笑いがおきていましたし、思わず聞き入ってしまいます。

 また、自分が教員になったら常に根本・本質・原点に立ち返りそれらを確認していきたいです。今回も多くの学びを得られたとても貴重な機会でした。野口先生、玉置先生ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは!8期生の伊藤です!今回は、教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめます。

 私が1番印象に残っているのは、「授業の本質は学力形成にある」というお言葉です。子どもが授業を楽しいと思えても、子どもの学力が形成されなければ全く意味のないものになることが分かりました。野口先生は、子どもの学力形成のために、授業の中であらゆる工夫を取り入れていました。それは、教科書に出てきた言葉からどんどん広げるということです。例えば、教科書にある平仮名の字を黒板では漢字で書かれたり、教科書にある言葉の類義語や対義語を教えられたりしていました。このような字が読めてたくさんの語彙を知るチャンスを掴むことが大切なことなんだと学びました。

 私が理想としている授業は、子どもが楽しいと思える授業です。今回の学びを活かし、色んなことを学ぶことができることに楽しさを感じられる、そんな授業をしていけたらいいなと思いました。

 今回はありがとうございました。授業名人の方から貴重なお話が聞けてとても光栄でした。野口先生のご講演に参加させていただいたのは、今回で2回目でした。1回目も2回目も、野口先生の話術の高さに驚かされました。まだまだ現役の野口先生から、またお話が聞けることを楽しみにしています!(伊藤)


 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、野口芳宏先生のセミナーに参加させていただきました。「授業の本質は学力形成」という言葉が最も印象に残っています。
 
 野口先生は、国語科でつける学力の一つに、「語彙力」があるとお話されていました。話を読む中で、多くの言葉が出てきます。話の中に「陸生」という言葉が出てきたら「水生」という言葉を問う。「地方」が出てきたら「地域」や「地区」との違いを問うなど、思わず辞書をひきたくなるような問いを模擬授業の中で紹介していました。一つの言葉から派生して多くの学びを提供していくことが大切であることを学びました。私自身、子どもと共に辞書を引き、学ぶ習慣をつけていこうと思いました。言葉に注目して学びを深めていけるような国語の授業を行っていけるよう頑張ります。

 野口先生の話術からも大きな学びがありました。野口先生は、自分の主張を「向上的変容」などのように短く表現してから、すぐに主張の内容を話していました。「国語なら〜」や「算数」なら〜」などのように比較するものを出し、イメージが湧きやすいように話を進めていたことも印象的です。そのおかげで、最後の簡潔にまとめられた一声を聞いたときにお話の内容がスッキリと頭の中に入ってきました。私も、「短く表現」「内容は比較対象を出す」「最後は簡潔明快」の3つを意識して、話し方を向上させていきたいと思います。

 昨年に引き続き、今回も生で野口先生のお話を聴けたため、多くの学びを得ることができました。野口先生、玉置先生、本当にありがとうございました。野口先生のように、話術を向上させ、いつまでも若く成長し続けられるようがんばります!また、生で野口先生から学ばせていただけることを楽しみにしています!(柴山)

2023年10月25日仕事日記

画像1
 久しぶりの5時台の愛犬散歩。軽く厚着をして出かける。帰宅して仕事日記書き。アップ後、大学へ向かう。7時30分ごろ研究室着。1限のワークシート印刷。

 7時45分からゼミ加入相談面接。8時30分からも一人面接。

 9時から教職実践演習。僕の担当は「学級経営」。野中信行先生の著書をもとに構成したプレゼンをもとに、国語専修30名余の一人一人に意見を求めながら展開。手ごたえ十分。

 終了後、すぐに大学を出て、みよし市立黒笹小学校へ向かう。幸い渋滞もなく、11時35分ごろ学校着。45分開始の4限1年生「生活科」の授業参観。事前に指導案を見て感じていた疑問は、実際の授業を見て全て解消。「授業は布石の連続」を体現している授業で、以前からの意図的な指導の成果が子どもたちの姿から見て取れる授業。

 給食をいただいて、動画整理。授業者や管理職らのみなさんに指導助言。1年生のこの段階にここまで来ているのだから、さらにこんなことを試みるとよい助言。

 5限4年生「算数科」授業参観。L字型の面積を工夫して求める授業。面積を確定するのではなく、多様な考え方を出し合い、話し合うことに重点を置いた授業。僕は授業の流れには満点をつける。5つの方法が出せるとよいという指示を受けて、必死に考える授業。中には1平方センチメートルに着目している子どももいて、発想に感心することもあり。

 20分間の時間で動画整理。授業を見終えて、「数学的な見方・考え方」を意識した授業展開についての助言がいいと判断して、急遽、プレゼンを追加。授業者と管理職らの皆さんに指導助言。板書に何を残すべきかを問いながら、「見方・考え方」を記録することを提案。

 終了後、参観したEDUCOMのYさんと喫茶店で四方山話。貴重な話をたくさん聞くことができた。こうしたことができるのも、この企画「フェローと一緒に学校に行こう」の良いところ。

 17時30分ごろ帰宅。夕方の愛犬散歩。黒笹小の動画整理。明日の田原市立伊良湖岬小学校研究発表会での講演プレゼン確認。若干の追加。今日も届くいくつかの依頼への対応。1限の「教職実践演習」で感じたワークシート不備。再調整。

 研究室HP記事は、10月18日の虹天塾近江での楽亭じゅげむさんの講演動画を見ての学びを柴山君が発信。彼の文章力は確実に上昇してきている。発信量の成果!

10月8日楽亭じゅげむさんの講演からの学び(柴山)

画像1
 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、虹天塾近江の楽亭じゅげむさんから「失敗を笑いに変える思考」について学ばせていただきました。冒頭で大切だとおっしゃっていた「全員が幸せになる笑い」をつくるうえで、意識したいと感じたことを記事にさせていただきます。

 セミナーでは「否定はしないこと」を根本に、じゅげむさん実演の落語から登場人物の行動を考えました。味噌豆という話では、弟子がどこかに隠れて店の豆を食べようとしています。厳しい師匠に見つからなそうな便所で食べようとしたところ、便所で隠れて豆を食べている師匠に鉢合わせてしまいます。ここで、弟子の行動を考えました。

 「師匠は僕に厳しくするのに、なんで店の豆を食べているんですか?」と否定的にぶつかってしまっては笑いにつなげられません。ちょっと角度をずらして「一緒に食べようと思いまして!」や「おかわりを持ってきました!」といえば、起こったことをほっこりと受け止めることができます。

 起こってしまった状況を面白く捉えて切り返す「落語思考」は私生活や学校での生活にも必要だと感じました。「落語思考」が身につくことで、子どもの行動を正面から叱ってしまうのではなく、クスっと笑えるような切り返しで受け止めることができます。自分自身にも余裕ができ、子どもも失敗しても大丈夫と思える、あたたかい学級をつくっていけると思います。

 じゅげむさんは、「周りの面白い人から学ぶことが落語思考のコツ」と話していました。玉置先生や8期生のみんなは、毎回面白い角度から物事を捉えています。今は「落語思考」を身近な所から学ぶ絶好のチャンスです。「起こったことを否定しないこと」を意識して、状況を面白く捉えて切り返していけるよう、周りから学んでいこうと思います。

 玉置先生、虹天塾の皆様、今回は本当にありがとうございました。ビデオ視聴の形で参加させていただけて、本当に嬉しかったです。自分の中に新たな視点ができました!実は僕は今日の朝、2度寝して寝坊しましたが、おかげで夢の中で北海道に行くことができました!海鮮丼を食べるために、今から3度寝してこようと思います!(柴山)

2023年10月24日仕事日記

画像1
 今日は、茨城県鹿嶋市立中野東小学校へ。依頼のイベント名は「PTA活性化及び児童教師のコミュニケーション力向上プロジェクト」。

 具体的なねらいは、
1 PTA活動活性化の様々な方策について、講師の先生から貴重な経験談を学ぶことを通して、今後のPTA活動実践化につなぐ。(PTA役員・教員)
2 コミュニケーションの大切さを認識するとともに生の落語を鑑賞することを通して、よりよく伝える力を育成する。


 出発前にあらためて文書を読み、気合を入れる(笑)。ということで、今日は、4年生・5年生・6年生の子どもたちへ落語、PTA役員と先生方に講演、最後はこちらから提案した先生方への模擬授業という三本立て。

 6時54分地元駅乗車、名古屋から東京へ。高速バスで水郷潮来到着は11時23分。4時間30分ほどの旅。

 そこからは、校長先生の車で昼食へ。美味しいお寿司を食べながら、同席の教務主任も意識して授業づくりの話を中心に懇談。

 13時10分ごろ学校着。さっそく体育館袖で着物に着替えて、落語の準備。さて、130名の子どもたちをどれだけ集中させて楽しませることができるか。かなり久しぶりの高座で緊張。

 たくさんの拍手で迎えていただき、校長先生の挨拶を受けて、いきなり問いかけ。「コミュニケーションって何?」。挙手をして説明してくれる子どもに助けてもらい、社会性を育てる自己紹介ネタから、落語「動物園」に入る。よ〜く笑ってくれて、ほっとする。さて、後半。オチの意味を聞いたり、寿限無ができるという子どもを高座にあげたり、うどんを食べる仕草を子どもばかりではなくて、いきなり校長先生にもしてもらったりと、手立てをあれこれ変えて、なんとか45分間終了💦。

 次は、校長室で、教頭先生や教務主任、事務職員の方々と秋らしい豪華ケーキを食べながら懇談。といっても、僕から聴き手を意識しての話題提供。教頭職時代のエピソードや「孤独だが孤立してはいけない」などの話をあれこれ。

 15時から1時間はPTA役員と先生方に講演。演題は「PTAと教職員で楽しい学校を共に創る」。特に役員の皆さんを意識して、小牧中PTA活動の様々な事例を伝えながら、子どもたちのために学校と共に活動すると、こんなことまでできると伝える。

 後半は、保護者にも「主体的・対話的な学び」の大切さをわかっていただきたいと思い、こちらに来て加えたプレゼンをもとに、先生方には日ごろの授業を想起してもらいながらの講演。自分としては、後半に教育情報を入れたのは正解だったと判断。

 10分度休憩して、最後は先生方に「17番目の秘密」の模擬授業。例によって、展開する時のポイントや子どもたちからどのような気づきが出て来るかを紹介。先生方の反応がとてもよく、楽しんで授業をすることができた。

 バスターミナルへ送っていただき、バスが来るまで、校長先生と本日最後の談義。17時20分ごろの高速バスに乗車。18時50分ごろ東京駅着。19時9分新幹線で名古屋へ20時45分。自宅到着は、21時50分ごろ。

 中野東小学校のwebには、すでに今日のイベントが掲載。僕が皆さんに伝えた内容をしっかり紹介していただけた。僕の高座写真なども見ていただける。ぜひクリックをしてご覧ください

 明日の教職実践演習の準備。かなり以前に作ったプレゼンを確認して、ワークシート印刷。我ながら今日もよく頑張った。明日も頑張ろう!

 研究室HP記事は、10月18日の8期生ゼミの記録。前野さんが論議の内容をしっかりまとめてくれた。

10月18日 8期生ゼミでの学び(前野)

画像1
 こんにちは!8期生の前野です。食欲の秋、お芋のスイーツにはまっています。秋になるとよりお芋が食べたくなってしまうのはなぜなんだろうと思いながら、ついつい沢山食べてしまっています。笑

 先日の8期生ゼミでは、前回に引き続き赤坂真二先生の本の深掘りをしました。今回は「信頼される教師〜中学校編〜」と題して、中学校において信頼される教師の姿を学びました。赤坂先生の本では、信頼される教師の姿として「安心できる教師」「不信感を抱かせない教師」「教師としての役割を遂行する教師」の3つが述べられていました。

 今回全体で論議した内容は「教師としての役割を遂行する教師」の中で本に出てきていた「『やわらかい壁』として指導するにはどうしたら良いか」という内容です。この「やわらかい壁」というのは、子どもになめられてはいけないと思うあまり、強面で大きな声を出して威圧的な指導をするのではなく、問題状況の中にもポジティブな変化を見つけて、教師自身の自己開示も含めた配慮した指導のことです。「やわらかい壁」として指導するには、どんな場面、どんな言葉で指導していけば良いのかをみんなで話し合って深めていきました。

 話し合いでは以下の意見が出ました。
・子どもに恥をかかせないために、人目がある中で叱責しないようにする。
・軽い指導であればユーモアを交えながら指導する。但し、指導するべきことはしっかりと伝えるようにする。
・子どもの人間性を否定することは言わない。
・自己開示をすることで、子どもと対等に近い関係になれる。
・他の子どもに迷惑をかけているかどうかを指導するかの判断材料にする。
・指示を明確に出しておくことで、その指示に従ってないときに「今は〜する時間だったよね」と確認する形で指導する。
・「でも」「しかし」という否定の言葉から話し始めない。
・子どもの問題行動の裏にある背景を理解する。

 ゼミが終わった後には、みんなでケーキを食べ、玉置先生の誕生日をお祝いしました!プレゼントも喜んでくださって、美味しいケーキも食べることができて充実したゼミでした!玉置先生、お誕生日おめでとうございます!!(前野)

2023年10月23日仕事日記

画像1
 6時ごろ目覚め。仕事日記発信後に愛犬散歩。11月28日訪問の東海市立大田小学校でのプレゼン作り開始。9時15分ごろ家を出る。

 9時30分に小牧の珈琲屋らんぷに到着。ゼミ生新谷さんの卒論などの相談を受けて、30分ほど指導。新谷さんや自分の住まいを考えて、小牧市内で場所設定。

 午後の岡崎市立額田中学校指導助言のため移動。新東名の岡崎SAで、1時間半ほど、昼食ならびに講演プレゼン作り。朝から始めていたので、ほぼ完成に近づく。

 13時額田中学校到着。校長先生らと懇談。13時25分から2年生数学授業参観。凹形図形の角度を求める問題。どの班も活発に意見交流。素直にわからない、混乱してきたなどと表現する子どもたち。まさに心理的安全性が高い学級で、みんなで学び合い高め合う授業。行き詰っている班には的確なヒントを出し、すでに到達している班には、ゆさぶりをかけるなど、的確な教師の動きもあり。

 終了後、授業者に個人指導。今回の授業に際しての困りごとを聞き、それに対しての見解を述べたり、さらに高みにいくためのアドバイスをしたりする。授業者との対話を通して、この後の全体指導で、僕はどこに重点を置いて話したらよいかの見通しが持つ。

 30分間ほど時間をもらい、動画整理。皆さんの研究協議を聞きながら、必死にプレゼン追加。

 16時から30分間、あらかじめいただいた質問をタイトルにして、改めてCRSの価値づけをして、今日の授業をもとに全体に伝えるべきことを話す。

 終了後、校長室でしばし懇談をして学校を出る。1時間余で帰宅。SAでほぼ完成していたプレゼンの最終調整。EDUCOMからの依頼に応えるために資料に書き込み。額田中での動画整理。次期ゼミ生の確定について、福地先生、山田先生と相談。

 明日は茨城県鹿嶋市立中野東小学校へ。その準備をあれこれ。

 研究室HP記事は、犬山市立犬山中学校での学びの最終記事。安藤さんと芝田君が発信。あらためて8名の記事を読み直す。授業を見る目が高まってきていることが指導者として嬉しい。さっそく犬山中学校校長や研究主任に連絡。

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(安藤・芝田)

画像1
【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!
 先日、犬山中学校で授業を参観させていただきました。そこでの学びを早速記事にしていきます!

[教師と生徒の関係]
 授業を参観させていただいて印象に残っていることがあります。それは教師と生徒が「対等」であることです。生徒が教師に「もう少し〜したい、してほしい」と自分の思いを伝えている場面を目にしました。これは教師が教えるという上からの立場ではなく、教師と生徒で授業をつくっていく、まさに“子どもありきの授業”だと思いました。
 その秘訣は対等な関係にありました。対等な関係をつくるには自己開示が大切だと仰っていました。時には自分の失敗談を話して飾らない、ありのままの自分を子どもに示すことが大切だと学びました。立場的な面ではしっかりとメリハリをつけつつも、対等な関係も意識して子どもと関わることを意識していきます。

[教師になるにあたって]
 参観後、先生方に質問をさせていただくお時間をいただきました。そこでの学びも記事にしたいと思います!
 4月から教師になるにあたって、1番大切なことを質問しました。先生は「素直である事」とおっしゃいました。分からないことはすぐに先生に質問に行く。子どもに対しても、誰に対しても自分の過ちは認める。強がらない。これは分かっているつもりでも中々できないことが多いです。どんな時も「素直さ」を忘れない教師であれるよう、自分を見つめ直しながら人と関わることを大切にします。

 実際に現場の様子を見させていただいて、子どもの様子や先生方の動き、授業、雰囲気など大学では学べないことを学ばせていただきました。あと数か月で私も子どもの前に立つと考えると不安なことが沢山出てきます。しかし先生方の姿を思いだしながら、学生ではなく、一人の教師として子どもの前に立てるよう努力してまいります!今回も貴重な学びの機会をありがとうございました。(安藤)


【芝田】
 こんにちは。8期生の芝田です!今回は、犬山中学校での学びを記事にします。
私の住む扶桑町と犬山市は隣接しており、部活動では何度も練習試合をしたことを思い出しました。また、小中学校時代に教えていただいた先生方との再会もあり、懐かしさを感じました。

 授業を観させていただいた全ての先生方が、独自の工夫をされており、勉強になることが多くありました。その中でも、一番印象に残ったのが、3年生の社会科の授業です。芸能人のプライバシーについて、四つの立場に分かれ意見を交流していました。「〇〇という立場の人に言いたいんですが」と話す相手や内容を明確にし意見を伝えていました。さらに自分たちのグループに対しての意見や質問に、「でもこんな立場があるよ」「確かに言われてみると」「一部は理解できるんだけど」など自身の想いを伝え合っていました。

 授業後には、現役の先生3人と玉置先生の対談形式で、授業についてや生徒との関わりについて話していただきました。この対談の中で、理想は「教師がいなくなっても意見交流が進み、内容が深まっていく授業だと思います」というお話がとても印象に残っています。

 その後、先生方に直接質問をする機会を設けていただきました。私の「ICT機器の利用についてどうお考えですか」という質問に対し、「感想や意見などの文章はデジタルでなく、手書きで書くのが生徒の想いが伝わりやすいのではないか」とお話をお聴きしました。自身のこれまでを振り返ってみると、たくさんの思考や意見交流があった講義の感想やまとめは自然と筆圧が強くなって、文章が上手くまとまっていないと感じつつ、ペンがどんどん進んでいたなと思います。デジタルとアナログのいいとこ取りをする為には、使い所を間違えてはいけないと強く思いました。

 半日の中で多くの学びをさせていただきました。このような機会を設けていただいた犬山中学校の先生方、玉置先生、本当にありがとうございました。(芝田)

2023年10月22日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。いつものように愛犬散歩。

 仕事日記書きを終えて、「中学1年の学級づくり 365日のアイデア事典」の校正。必死に自分の分担分を見る。

 11月6日の高槻市教職員研修(学校経営・教務主任等)のプレゼンづくり。依頼いただいた演題は「学校力を高めるチームリーダーの役割」。最新の教育情報を入れ込んで、人材育成のポイントやチーム(ミドル)リーダーの在り方、実例などで内容構成。完成したのでデータ送信。

 11月9日開催の安城市立安城東部小学校研究発表会での講演プレゼンづくり。生活科・総合的な学習の時間を軸に、子どもたちの探究力を高めた実践の価値を参加者にどう伝えるとよいかという視点で構成。当日の授業から加筆することを踏まえて完成したので、教務主任へデータ送信。

 夕方の愛犬散歩も終えて夕食。19日の教育課程論の振り返り読み。100名を超える受講生なので、時間がかかるのは仕方がない。

 数学ネタをあれこれ考える。昨日と今日で予定したことがほぼ終わり、気分はすっきり。よく頑張ったと自分を褒める。

 研究室HP記事は犬山市立犬山市立犬山中学校参観記。澤本君と柴山君が発信。共に子どもたちの姿から学んでいる。これが大切。

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(澤本、柴山)

画像1
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は10月4日に犬山中学校に学校訪問させていただいたので、記事を書いていきます。
 
 今回は4時間目、5時間目の授業を参観させていただきましたが、2時間で20以上の授業を見ることができました。今まで一度にこんなにたくさんの授業をみたことはなかったのでとても貴重な時間になりました。先生が楽しそうに明るく授業をされているクラスは子どももとても生き生きとしていて、子ども同士のつながりを感じました。また、「こっちの方がいい」、「こうじゃない?」と疑問や意見が飛び交っていて、私もこんなクラスをつくりたい、こんな授業をしたいと思いました。

 授業後には、全体会に参加させていただき、その後には現役の先生に来ていただき、私たちの質問に答えていただきました。どの先生も学級経営において意識していることとして『褒めること』が大切だとお話していただきました。さらに、子どもや他の先生方、保護者の方に対して、「ありがとう」、「ごめんなさい」をたくさん伝えることも学びました。人として飾らず、人と人とのつながりを意識して、何よりも自分が楽しく学校生活を送っていきたいです!!

 玉置先生、犬山中学校の先生方、今回私たち玉置ゼミ8期生に貴重な機会をつくっていただきありがとうございました。みんなで一緒に学べるのも残りわずか、最後の最後までみんなで高め合っていきます!(澤本)


 こんにちは!8期生の柴山です。4限、5限の時間に多くのクラスの授業を参観させていただきました。特に、「人権」をテーマにした3年生社会科の授業が印象に残っています。意見が分かれる題材ほど、みんなの前で発表することが難しいように思います。しかし、生徒は実際の事件に対しての意見を堂々と発表し、学びあっていました。様々な意見を聴き合うために話し合い、発言者の方を見て聴き合う姿勢が生徒たちに浸透していたため、今回のような雰囲気ができていたのだと思います。

 協議会で先生は、「1年生の時からこの授業の形式を続けている」とおっしゃっていました。私も、全員で学びあう授業を行うために4月から学びあう授業を行う習慣を子どもたちにつけていこうと思いました。

 授業の参観後、学級経営を行う上で大切なことを先生方に教えていただきました。つながりの幸せを生むことが大切だというお話が印象に残っています。子どもに活躍できる役割を与え、できた時に「ありがとう」と伝えること。活動で何かあった時には、「大丈夫だったか」などのように子どもに声をかけたりすることの繰り返しが大切だとお聞きしました。保護者の方にも、子どもの学校での活躍や、報告をすることの大切さも学びました。

 今回、4月から教壇に立つ私たちにとって、すぐ役立つ重要なことを教えていただきました。本当にありがとうございました。私も自分と関わる人全員を大切にすることを通して、楽しい学級をつくっていこうと思います。このような機会をつくってくださった玉置先生、犬山中の皆様、本当にありがとうございました。必ず、現場で今回の学びを活かしていきます!(柴山)

2023年10月21日仕事日記

 今日・明日は、これからの講演プレゼンづくりと校正を進める二日間とする。いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩を終えて、PCに向かう。

 まずは昨晩の会議を受けて「数学ネタ110」のネタ出しフォームを作成。グループチャットで連絡。

 11月7日訪問の美濃地区教育協議会研修会での講演プレゼンづくり。参加者を意識して、最新教育情報も入れ込んで完成。担当者へデータ送信。

 10月25日訪問のみよし市立黒笹小学校から届いた指導案を見て、こうしたことを助言することになるだろうと予想してプレゼンづくり。ほぼ完成。

 11月10日の愛知県総合教育センター主催の中堅者研修(数学)のプレゼンづくり。最近参観した数学授業をもとに、参加者の大いな刺激となる情報も加えて、ほぼ完成。担当に送信。
 
 今日も届くゼミ加入?希望面接依頼。とうとう朝7時30分から面接しなければ対応できない状況になる。「嬉しい悲鳴」と言っていていいのだろうか?

 なごのキャンパスへ備品と下見の問い合わせ。関係者に連絡。

 谷村新司の追悼番組を2本視聴。キングオブコント2023は数時間にわたって視聴。サルゴリラの優勝には納得!

 研究室HP記事は、犬山市立犬山中学校訪問から学ぶシリーズ第2弾。伊藤君と新谷さんが発信。授業後の質問から学んだこともしっかり記録。皆さま、ぜひご一読ください。

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(伊藤、新谷)

画像1
 こんにちは。8期生の伊藤です。今回は、犬山中学校を訪問させていただいたので、そこで学んだことを記事にします。

 犬山中学校に訪問させていただいたのは2回目でした。犬山中学校の授業を見させていただくと、第一に先生と子どもとの信頼関係の良好さを感じます。先生と子どもとの信頼関係が良好であるため、授業中には、子どもの楽しそうな顔、生き生きとした顔が多く見られました。授業を見ていた私でさえも、笑顔になりました。私も、子どもの楽しそうな顔、生き生きとした顔が飛び交う授業をしたいと、心から思います。このような授業をするためのポイントを、犬山中学校の先生方の授業やお話から学ぶことができました。

 授業の様子から学んだことは、子どもが食いつくような言葉や題材を取り入れることです。これは、特に社会の授業を見させていただいたときに学びました。社会の授業は、暗記科目と言われるため、教科書の太字を先生が説明してしまえば、そこで授業は終わります。この授業であると、子どもは退屈に感じてしまいます。私も実際に、このような社会の授業を受けたことがありますが、授業中に寝てしまうことが多かったです。

 しかし、今回見させていただいた社会の授業では、身近な題材を取り入れていたことで、子どもたちが食いつき、全員が生き生きとした顔でディベートを行っていました。このように、クラス全員が授業に参加できる授業にするためには、子どもが食いつくような言葉や題材を取り入れる授業作りが大切であることを学びました。

 現場の先生から学んだことは、子どもたちと同じ目線に立ち、同じように楽しむことです。これは、英語の授業を見させていただいたときに、先生と子どもの信頼関係の良好さを感じたため、この信頼関係はどこからきているのかを、現場の先生にお尋ねしました。その先生のお話の中で、変に先生っぽくいないこと、子どもと対等にいること、が特に印象に残りました。私は、教育実習で子どもと友達みたいな関係性になってしまい、子どもから舐められてしまったことが課題でした。そのため、もっと先生っぽくしないといけないんだと反省していました。そんななか、このようなお話から、常に先生っぽくいなくてもいいということを聞き、安心しました。そして、子どもたちと同じ目線に立ち、同じように楽しむことが、子どもとの良好な信頼関係を築くために大切なことを学びました。

 このように、今回の学校訪問を通して、多くのことを学ぶことができました。4月から教壇に立つ私にとって、とても貴重な学びであり、どれも参考になることばかりです。犬山中学校の先生方、玉置先生、今回もこのような貴重な機会をありがとうございました。ゼミ生一同で学びを高め合い、4月から少しでも良いスタートダッシュを切ることができるように頑張ります。(伊藤)


 こんにちは!8期生の新谷です。先日、犬山中学校へ授業の参観へ行かせていただきました。犬山中学校は今回で4回目の参加となり、毎回参観させていただく度に、校長先生の明るい雰囲気や熱意に惹かれたり、先生方の授業技術に圧倒されたりしています。

 今回は2時間で20以上の授業を見させていただきました。その中でも特に印象的だった授業があります。それは「人権」についての授業です。この授業ではディベート形式で、人権について生徒同士が議論を行っていました。

 人権についてただ言葉と意味を教えれば5秒で終わるけど、それだけではなくて実際の場面を想定して議論することで子どもの学びになるという安形先生のお言葉通り、子どもは自分の思った意見について他の意見の生徒と議論し、学びを深めている姿が印象的でした。犬山中学校で授業を見る度に、私の受けていた授業ととても違っていて、こんなアイデアがあるのかと驚き、早く教師になって先生方のような面白い授業を考えたいとワクワクしてしまいます。また、子ども同士の学び合いの大切さを改めて感じ、私が4月に教壇にたった際には特に意識したいと思いました。

 最後に、先生方に質問をさせて頂きました。特に印象に残ったことは、学級経営では自分と反対になりそうな子を寄せるということです。自分と反対になりそうな子に対し、積極的に関わりに行って信頼関係を築く、その信頼関係が他の生徒を引き寄せる元となるということでした。

 大人の本気を見せるという言葉も印象に残りました。自分の弱い所を出したり、大人だってこんなに本気になれるんだという姿勢が、教師に対し安心感を持つきっかけになったり、なんでも自分の思ったことを言える関係作りになることを教えていただきました。

 今回も多くのことを学ばせて頂きました。犬山中学校の先生方の授業は毎回私の刺激であり、また、先生方の暖かい雰囲気や、人柄は私の憧れです。私も教師になって先生方のようになりたいとより一層感じる一日となりました。本当にありがとうございました。(新谷)

2023年10月20日仕事日記

画像1
 久しぶりの喫茶店へ行き、モーニング。帰宅して、久しぶりの愛犬散歩。

 仕事日記書き。最近、嬉しいことに研究室HPへの1日のアクセス数が増加している。そのため、仕事日記書きにも力が入る。皆さま、ありがとうございます。

 10時から授業と学び研究所オンライン会議。12月10日のセミナー運営詳細について協議。各フェローの提案の質が高く、かなり進めることができた。

 23日に訪問する岡崎市立額田中学校からいただいた依頼事項をもとにプレゼンづくり。「深い学び」と「子どものとらえ」についてまとめ、データを送信。

 15時30分から17時まで、寝屋川市教育委員会依頼の「9年次研修・各種課題別研修 チーム作り」のオンライン講演。演題は「ミドルリーダーとしてのチームづくりの力を高める」。

 主な内容は、「人材開発の大きな流れ チームづくりの重要要素」「最新の教育動向を把握する −令和の日本型学校教育、主体的・対話的で深い学び、GIGAスクール構想」「チームビルディング概論」「私が出会ってきたミドルリーダー紹介−チームを作り学校経営に参画した教員の事例−」。

 時々指名をしながら発言を求め、内容を深める。オンライン講演も自分としてはごく普通にできるようになった。

 愛犬、愛鳥の爪切りのために家内と動物病院へ。初めて入る処置室。なるほど、ここなら動物が逃げ出すことはない(笑)。

 19時から1時間余、ブリンクカフェで「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110 1年〜3年」の編集会議。いわば、10年ほど前に出した同様の書籍(下写真)の改訂新版で、芝田さん、山本さん、松井さんと4人で取り組むことにしての初会議。プロット提案が迫っているので、4日後までの宿題出し(泣)。今回も長く手にしていただける本を作りたいという思い。

 帰宅。いろいろと作業をしているうちに力尽きる。

 研究室HP記事は、10月4日に訪問した犬山市立犬山中学校での学び記事発信開始。まずは寺尾さんと前野さん。濃厚な学びの記事。ぜひご一読を。
画像2

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(寺尾、前野)

画像1
 こんにちは、8期生の寺尾です!今回は、先日犬山中学校で授業を見させていただいたので、そこで学んだ4月から生かせるポイントをまとめます。

 まず1つ目は、小さなことも言葉にして褒めることです。今回多くのクラスを見せて頂きました。その中で、ここに気づけていいねなど、しっかりと言葉にして褒めることで、子どもたちの意欲もより上がるのでは無いかと思いました。また、教師が子どもをしっかりと褒めていたクラスは雰囲気もよかったのでぜひ意識したいです。

 2つ目は、聞き合うクラスにするために、得たり学んだりした知識を活用したり発表したりする機会を意図的に取り入れることです。やはり教師が話すばかりの授業や、インプットだけの授業では子どもたちも面白いと感じないでしょうし、自分の力がつかないと思います。そこで、毎授業少なくとも1回はアウトプットの機会を設けて子どもの力をつけていくと共に、面白い、楽しいと思える授業づくりをしていきたいです。

 3つ目は、発言している子以外の表情をよくみることです。これは、味岡小学校に行かせていただいた時にも学びました。実習を振り返るとどうしても発表者に目が行きがちでなかなかほかの子どもの表情を見ることが出来ませんでした。しかし、発言している子以外の表情をみれば、その子たちにも意図的指名が出来るし、全員参加の授業にも繋がるのではないかと思います。自分の中でこれが一番難しいと感じるので意識的に行いたいです。

 久しぶりに学校での授業を見させていただき、4月から自分がやっていけるのか少し不安になった部分もありました。ですが、まだ半年あります。その半年で、4月から生かせそうなポイントを多く学び、実践して行けるようにしていきます。(寺尾)


 こんにちは!8期生の前野です。先日、犬山中学校で授業を見させていただきました。全てのクラスの授業を見ることができ、多くの学びがありましたので記事にしていきます。

 様々な授業を見た中で特に印象に残った場面は、英語の授業で生き生きとどの子も英語を使って活動をしている場面です。授業を見ながら、なぜこんなにも子どもたちは生き生きと活動に取り組めているのだろうと考えました。私なりに考えた結果、2つの要因があるのではないかと思います。

 1つ目は子どもたちが「話したい!」と思えるような活動内容を設定することです。今回見た授業では、無人島にいる設定で必要だと思うアイテム、必要でないと思うアイテムを英語で表現するという活動をしていました。子どもが話したい、考えてみたいと思う場面設定や活動内容を生み出すのは、教師の手腕にかかっていると思います。私も、子どもの興味・関心を引き出せるような授業を作れるよう、もっともっと勉強しなければと感じました。

 2つ目は子どもを引きつける話術です。子どもが思わず反応したくなるような言葉選びでクラス全体が笑顔に包まれていたのがとても心に残りました。そして、先生の明るさが子どもたちにも伝わってクラス全体が活気に満ちあふれていました。私がそのクラスで授業を見させていただいたのはわずか数分でしたが、きっと毎授業こんな温かく笑顔あふれる中で授業が進められているのだろうなと思いました!
授業を見させていただき、子どものキラキラした笑顔が印象的で私も子どもが輝く姿を引き出せる教師になりたいなと強く感じました!

 授業を見た後には、犬山中学校の先生方に直接お話を聞く時間を頂くことができました。4月から中学校で勤務する私にとって、子どもと接するときに気を付けていること、学級経営で大切にされていること等、多岐にわたってお話を聞くことができる貴重な時間になりました。先生方のお話から子ども一人一人を見て、どの子も大切だという気持ちで子どもと接しているのだなということが伝わってきました。

 久しぶりの学校訪問で、半年後いよいよ教壇に立つんだなと実感しながら授業を見て、うまく授業できるだろうかとちょっぴり不安になりながら見学していました。不安なことはたくさんありますが、何よりも子どもたちの前向きでキラキラした姿を引き出すことを目標にしていきたいと強く思いました!

 ゼミ生を温かく受け入れてくださった犬山中学校の先生方、そして学ぶ機会を作ってくださった玉置先生、ありがとうございました。(前野)

2023年10月19日仕事日記

 5時30分ごろ目覚めて、さっそく様々な連絡。27日の安城市立今池小学校研究発表会での講演プレゼンデータ(当日に加筆予定)も送信。6時30分ごろ家を出る。

 7時30分ごろ研究室着。美味しい珈琲とパンで朝食。講義準備。8時30分から玉置ゼミ加入?面談。

 9時から「第5・6回教育課程論」。第5回は生徒指導がテーマ。自分が受けてきた教育での生徒指導のイメージと真に目指すべき生徒指導の不一致から入り、「社会性の育成」と「他人から受け入れられる自己実現」へ結び付ける。最後はスクールカースト論議。

 第6回は進路指導がテーマ。キャリア教育の推進から「キャリアパスポート」実践の価値について、生徒に身に付けさせたい力との関係から協議。今日も様々な意見が出て、知的に面白い講義に。

 すぐに大学を出て小牧市立応時中学校へ向かう。公開授業研究会での芝田俊彦先生の数学授業をみせてもらうため。つくづく足を運んでよかったと思う本質を突いた数学授業を見せてもらえた。

 芝田先生に送った授業感想をここで紹介。

 こんばんは。今日は無理をしてでも、芝田先生の授業を参観できて、とても良かったと思いました。ゼミ生全員を連れてきて、授業後、授業を振り返りながら、芝田先生も一緒に入っていただき、語り合いたいと思う授業でした。子どもたちの考えを大切にしながら、子どもたちを高見に向かわせる教師の心得、関数の真の本質に迫る展開の背景など、深く考えたいテーマをいくつも与えていただけた授業でした。

「何か不思議に思うことはないか」という問いかけは、相当に考えられたのではなかったでしょうか。あの言葉を聞いた時、関数をある程度学ばせてきたからこそ、芝田先生は改めて本質に迫らせるたいのだ!と、私の心は大きく動きました。近年見た中で、最高位の数学授業でした。さすが芝田先生と思って見させていただきました。

 協議会で皆さんがどういう考えを出されたのか、副島先生、後藤先生が何を言われたのかはとても興味がありますので、また教えてください。

 なお、さらに芝田数学に私が望むならば、板書内容です。今、全体で考えていることを文言で書いたらどうかと思いました。子どもたちは考えるべきことをよく理解していましたが、例えば、板書に「身の回りで比例とみなせること」と明記しておくと、今はいったい何を考えていたのだろうと思う子どもがいますので、その子どもへの助けになる、また、それに子どもの発言を記録していくことも思考の足跡を残す意味で、よいと思いました。

 先生の意図的指名のうまさ(子どもをよく見ている、子どもの心のゆれをよくつかんでいる)は言うことはありませんが、さらに言えば、子ども側から「8÷5は何なのかがわからなくなりました。〇さん、説明して」などと発信できる子どもを育てたいと思います。極端なことを言えば、芝田先生が消えてしまっても、子どもだけで授業が進行できるようになったら最高です。こうしたことを望んでもけっして無理ではないといえる、つまりこの域に達することができる子どもたち(つまり、先生の力量は十分にあり)と思うのです。

 以上、勝手なことを書きました。どうぞお許しください。


 授業終了後はすぐに小牧市立一色小学校へ向かう。15時5分ごろ到着。放課後子ども教室で算数を指導されておられる熊澤さんからの依頼での飛び込み授業。

 3年生10人を相手に「17番目の秘密」を展開。3年生でも凄い。「2番目と17番目は同じになると思う」と予想したり、「1番目は0もあるはず」ときっちり指摘したり、「たまたまなったのではないかな」「他もやってみればいい」「秘密ってマジック?」など、授業の質を高めるとってもよいつぶやきが続く。そして時々、単純な計算ミスをするので、授業がさらに盛り上がる。子どもたちの発言に心の底から楽しませてもらった1時間。ああ、楽しかった。

 17時からの小牧市役所依頼のある会議に出席。1時間30分の濃厚な会議。19時ごろ帰宅。

 21時からは、初のアップデートゼミ(オンライン)。僕は「指導と評価」ゼミの顧問。今回は「主体性」がテーマ。若い教師らの話し合いを聞きながら大いに刺激をもらい、さらに混迷をきたす助言。これが僕の役割なのだと認識してのこと。

 こんなに盛りだくさんの1日も珍しい。やっぱり授業は見るのも、するのも楽しいと感じた1日。

 研究室HP記事は、発信がかなり遅れてしまったが、「8期生にもやってきました、夏!」。とにかく読んでやってくださいませ。

 研究室HPのトップ写真も入れ替え。ゼミ生らの笑顔で癒されてください。
画像1

8期生にもやってきました、夏!(8期生一同)

画像1
【BBQ!!】
 日没が早くなり、秋を感じるようになりました。しかし、8期生にはようやく教員採用試験が終わり夏がやってきました!!!そこで、全員揃って"BBQ"を行ってきたので記事にしたいと思います。



こんにちは!8期生の安藤です!
 教員採用試験が終わり、全員揃ってBBQへ行きました!"全員揃って"出かけることに、もう嬉しさがとまりませんでした!久しぶりという事もあり少し緊張していたのですが、そんな緊張必要ありませんでした。買い出しから大はしゃぎ。川遊びでは、濡れる予定はなかったけれど気づいたら全身びしょ濡れになっていました(笑)美味しいお肉も食べ、人狼ゲームをして大満喫の1日。
8期生最高、玉置ゼミ最高!!こんなに素敵な仲間に出会い、私は幸せ者です。本当にいつもありがとう。また行こうね〜〜〜!!!(安藤)

こんにちは!8期生の前野です。
 9月10日に8期生でバーベキューをしてきました!久しぶりに8期生全員で集まることができ、美味しいお肉を食べて、川に入って、人狼ゲームをして、カラオケに行って、とっても楽しい1日を過ごせました。みんなとこうやって過ごせるのはあと半年なのかと思うと寂しいですが、8期生のみんなとたくさん学んで、たくさん思い出も作っていきたいなと思います!(前野)

こんにちは!8期生の澤本です。しゅ!
 バーベキュー最高でした!川最高!肉最高!ゼミ最高!早起き、、、、。今年は教採もあり、みんなで遊ぶということはあまりなかったのでとても楽しかったです!大学生活もあと半年、羽目を外しすぎず、エンジョイしていきます!(澤本)

しゅっー!8期生の柴山です!
 全員で遊べたことがなにより嬉しかったです! BBQ場の川があまりにきれいだったので、私は革ベルトとGパンで入ってしまいました笑。濡れていない人には水鉄砲でしゅっー!!!その後もBBQ、カラオケと大はしゃぎ!開放感があり、本当に楽しい一日でした。大学生活もまだ半年あります。これからも楽しみ続けて進んでいきます!みんな、いつもありがとう!(柴山)

こんにちは!8期生の芝田です。
 8期生全員でそろってBBQへ行ってきましたー!!きれいな川へ入って、BBQ場に遊ぶに来ていた小学生の男の子と一緒になって遊んだり、食事を楽しんだりと最高な休日でした。あと半年、みんなで最高の思い出を作りたいです。次回は玉置先生もぜひ参加でお願いします!!(芝田)

こんにちは!8期生の伊藤です!しゅっ!
 BBQ、川遊び楽しかったですー!共に教採を乗り越えた仲間だからこその楽しさがありました!教採期間、なかなかうまくいかないこともありましたが、そんなときにはいつも8期生のみんながそばにいてくれました。みんなありがとう!これからもみんなとの思い出を作っていきたいです。来年もまたみんなで集まって、BBQしたいな〜!次は、川遊びのための着替えを絶対に持っていきます!(伊藤)

こんにちは、8期生の寺尾です!
 1年半ぶりに全員揃って1日遊ぶことが出来ました!!大学生になって濡れるのを気にせず川遊びをしたりBBQをしたり出来てとても嬉しかったですし、何よりいい思い出になりました。1人では絶対に乗り越えられなかった教採期間、何度も8期生の存在に救われました。残り半年、出来るだけみんなでお出かけしたり遊んだりして多くの思い出を作りたいです。次は玉置先生も一緒にご飯行きたいです!!(寺尾)

こんにちは!八期生の新谷です!シュ!
 大変遅くなりました。夏休みに玉置ゼミ八期生がやっと全員集合してBBQに出かけることができました。もう前日からウキウキわくわくで、野菜カットがはかどりました。当日も一分一秒がすべて楽しくて、やっと全員で遊べたという喜びを噛みしめながら一日を過ごしました。川では全身びしょぬれになり、BBQでは完璧な量配分でお腹を満たし、人狼ゲームも盛り上がりました。そのあとカラオケに行ったのですが、私は非常に体調が悪く、次の日には熱を出し、ダウンしてしまいました。はしゃぎすぎの結果です。
でもトータルして本当に楽しい一日でした。改めて玉置ゼミの八期生として入ることができて幸せだったと感じています。次は冬にまた集まりたいので、みんなの予定を三か月前くらいから確保いたします。本当に素敵な一日。最高!(新谷)

最後になりました8期生の村松です。シュッ!
 BBQに川遊び、カラオケと盛りだくさんの楽しい一日でした!ひさびさのBBQ。外で食べるお肉はやっぱり格別でした。この日はみんなで、流行りの「16タイプ性格診断」で盛り上がりました。(玉置先生は何タイプなんだろうという話も出ました。)久しぶりにみんなで遊べて楽しかったです!真面目な時と楽しむ時の切り替え力が、これこそ玉置ゼミだなという感じでした。いつもなかなか参加できないので、実は行く前は緊張してしまっているのですが、参加した時はいつも本当に楽しいです!みんなと同じ玉置ゼミでよかったと思った一日でした!

2023年10月18日仕事日記

画像1
画像2
画像3
 7時30分ごろ研究室着。珈琲とパンで朝食。火曜日の教育課程論振り返り読み。8期生ゼミのための資料読み。

 今日も玉置ゼミ加入?希望者面接を3人とする。我がゼミに興味を持ってくれることは嬉しいこと。

 9期生の榊原君が、写真のようにミル、豆などを持参して研究室を訪問してくれた。1年ほど前から、コーヒーを淹れることに凝り出したとのこと。目の前で時間と重さを測りながらのまさに高級喫茶店のマスターのように淹れてくれた。確かに美味しい。良いゼミ生を持った。現在、ゼミ希望で来研している学生にも特技を聞いてみようかしら。最終判定の材料にしたりして(笑)。

 10時40分から8期生ゼミ。赤坂真二先生の著書の深読み。「教師は柔らかい壁となる」の記述の論議。

 11時30分から予告避難訓練。中庭に集まった学生。以前よりずっと静かに話を聞いている様子に、少々の驚き。

 再び8期生集合。教採結果が全て出たこともあっての🍰ゼミ。嬉しいことに僕の誕生日ミニパティイーにしてくれて、写真の名前入り保温カップを贈ってくれた。深謝。

 14時から合否判定会議、教授会、審査教授会、クリスタルプラン委員会に続いて出席。解放されたのが17時30分(泣)。よ〜く考えた3時間余。

 研究室に戻り、片付け物をして大学を出る。19時ごろ帰宅。10月27日の安城市立今池小学校研究発表会での講演プレゼンづくり開始。途中記憶なし。目覚めて再開。ほぼできたので再び横になる。

 研究室HP記事は、10月8日の楽亭じゅげむさんのオンライン会に参加しての学び。前野さんがしっかりとした記録を発信してくれた

10月8日 楽亭じゅげむさんの講演での学び(前野)

画像1
 こんにちは!8期生の前野です。10月8日に落語教育家の楽亭じゅげむさんの講演にオンラインで参加させていただきました。講演のテーマは「落語から学ぶ失敗を笑いに換える思考」。教育に失敗を笑いに換える落語の考え方を取り入れてみようという楽亭じゅげむさんのお話から学んだことを記事にしていきます。

 この講演のテーマである「落語思考」。私はこの言葉を今回初めて知りました。「落語思考」とは、日常に起こる失敗を笑いに換えて受け入れようという考え方のことだそうです。

 今回の講演では、実際に落語の話を使って、落語の中で出てくる失敗を自分ならどう切り返して笑いに変えるかというワークを行いました。実際に自分で考えてみるとなかなか面白い返し方が思い浮かばず、私には笑いのスキルが全然足りないなと感じました。講演に参加されている方の面白い返し方を聞いて、パソコンの画面の前で思わずクスッと笑ってしまいました。(笑)

 落語と聞くと普段馴染みがないこともあり難しいものだと感じていましたが、日常のちょっとした失敗をユーモアたっぷりに笑いに昇華させているものだと分かりました。いくつか落語を学んだ中で、お気に入りの作品は珍念とお師匠さんの微笑ましい関係性が印象深い「転失気」です。転失気の正体が分かった珍念がお師匠さんを騙そうと嘘をついて転失気が何なのかますます分からなくなっていくところが面白いなと思いました。

 今回の講演を通して、子どもたちがちょっとした失敗をしたとしても、失敗を温かな笑いに換えて周りの子どもたちも受け入れようとする温かい雰囲気を作っていけたらなと感じました。教師も子どもも失敗することはたくさんあると思います。1つ1つ目くじらを立てるのではなく、ちょっとした失敗なら丸ごと包んで笑いに換えて、子どもも失敗を恐れずに色々なことに挑戦できるような雰囲気を作りたいです。

 今回素敵な講演で新たな学びをくださった楽亭じゅげむさんと関係者の皆様、講演を紹介してくださった玉置先生、ありがとうございました。(前野)

10月8日楽亭じゅげむさんの講演からの学び(荒木)

画像1
 こんばんは。9期生の荒木です!10月8日に、落語教育家の楽亭じゅげむさんに、「落語から学ぶ失敗を笑いに換える思考」というテーマでご講演頂きました。

 日常の失敗を、落語に出てくるユーモアや温かい笑いを使ってその場の空気を良くする術について学びましたので、そこでの学びを記事にしていきたいと思います。

[小学校教育実習での葛藤]
 私は小学校教育実習で、毎日クラスの児童のいいところを見つけるようにしていたのですが、子どもの良さに気づけるようになる嬉しさの反面、先生として、児童の良くない言動を見つけた時には毎回指導しなくてはいけなくて、指導のために毎回否定の言葉を使わないといけなかったのが少し辛かったです。指導をする時には、ダークな雰囲気になりすぎないよう言葉選びや言い方を気をつけたり、一方的な指導にならないよう児童の意思でその後の行動を決めさせるようにしたり、「○○さん」とその子の名前を呼ばずに指導することで子供の存在自体を否定することがないように心がけていましたが、それでもやはり指導の後は、いつもよりも場の雰囲気がダークになってしまうことがありました。

 そんな中、今回の講演を受けて、失敗を笑いに換えるという目からウロコの考え方を知り、児童への指導に前向きになれましたし、子供同士の関わりでもとても大切な考え方だと感じました。新しい視点をいただき、考えや心が広くなったような気がします!

[指導について]
 しかることも大切ですが、しかってばかりでは子どもとの間に距離が生まれてしまうこともあります。落語のユーモアや笑いを取り入れるという1つの選択肢が自分の中に出来て、指導の幅が広がりました。最初は落語は難しい印象がありましたが、実際に落語の面白さにふれて、温かな笑顔溢れる時間を過ごすことができ、私もこんな雰囲気の学級や学年、学校を作っていきたいと思いました。

[子供同士の関わりについて]
 今回の講演は言葉の大切さを実感する講演でもありました。学校における笑いがいじめの笑いになっていて、気づかずにそれを受け入れてしまう現状があるというお話も伺いました。

 今回、人を傷つける笑い とみんなが気持ち良く笑い の違いについてお話がありましたが、私自身も今まではこの2つの違いについて深く考えたことがなかったように思います。失敗しても否定せずに受け入れ、むしろ乗っかる。そんな素敵な関係性を子どもたちにも築いていって欲しいと思いました。人を喜ばせる笑い、気持ちの良い笑いがあふれる温かい場所を子だちと一緒に作っていきたいと思いました。

[最後に]
 講演では、落語に出てくるユーモアや温かい笑い使ったワークを行いました。私はなかなかいい言葉が思い浮かびませんでしたが、楽亭じゅげむさんも最初は上手くいかず、面白い人に近づきその日笑ったことを残すお笑い日記をつけていたそうです。そこで私も今日からお笑い日記を始めてみようと思います!!

 今日、また新しい世界に1歩足を踏み入れたドキドキ感と色々な考えに出会えた嬉しさで胸がいっぱいです。玉置先生、楽亭じゅげむさんを始めとする関係者の皆様、素敵な体験をありがとうございました。(荒木)
画像2
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト