みんなで成長する こまきこども未来館(柴山)

 8月20日〜27日にかけて、こども未来館では「こまき冒険スライム村」というイベントが行われました。村の中の遊び場の企画、運営はすべて実行委員の子どもが行う子ども主体のイベントで、私は子どもの活動を何日か見守らせていただきました。

 学園祭の模擬店など以上に難易度が高く、大人同士がやってもなかなか上手くいかないイベントだったように感じます。小学校低学年から高校生まで幅広い年齢層で構成されている中、連携を取りながら子どもたちは最後までイベントをやり遂げました。全力で頑張り続けた子どもたちの姿や活動から感じたことを記事にさせていただきます。

 一日の活動の終わりの時間に、実行委員全体で振り返りをする重要な時間があります。この振り返りで子どもが一日の行動を俯瞰し、次の活動以降につながる学びをしていました。中には、子ども同士で衝突が起こる場面や、子どもの感情が溢れてしまう場面もありました。このような時、大人側は見守りつつも、子どもの心の安全を守ること、相手を大切にすることの大切さを伝えることだけは意識しなければいけないなと思いました。

 活動の中で「これをしたらもっと上手くいくんじゃない?」と補助したくなる場面もありましたが、今回のイベントは、「子どもが主体」となって行うイベントです。子どもの主体性を育むために、大人はどう動くべきなのかも考えさせられました。

 安全面のことも考えると、どこまで補助すべきなのか大人同士でも様々な意見がでました。意見を聴きあう中で、子どものどのような行動に注意を払えばよいのかに気づけたこともあり、大きな学びの連続でした。

 なにより、子どもがイベントをお客さんに楽しんでもらうために必死に試行錯誤し、話し合い、壁を越えようとする姿から大きな力をもらえました。学校以外の場所で、このように子ども同士が成長しあえる場があることは本当に素敵なことだと強く思います。現代の小牧市周辺の子どもたちが心の底から羨ましいです。

 私は、どのような形であれ来年以降教壇に立つ予定です。学級や学校の中で子ども同士が成長しあえる、未来館のような場をつくっていきたいと思います。今回、本当に貴重で楽しい経験をさせていただきました。未来館の皆さん、実行委員の子ども達、ありがとうございました。(柴山)
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2023年9月8日仕事日記

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 6時39分、地元駅乗車、金山駅で座席指定に乗り、8時17分国府駅着。お迎えの車で、豊川市立牛久保小学校へ向かう。

 8時30分ごろ着。今日の全日程、研究発表会での僕の映像出演の希望を聞き、子どもにインタビューするアイデアが浮かぶ。その段取りを依頼する。

 8時50分の1時間目から4時間目までかけて、すべての学級授業参観。お昼に訪問していただいた豊川市教育長である高本先生(元落研先輩)を楽しく懇談。

 子どもへのインタビュー。二人の6年生が来てくれたが、いきなり聞いてもこの学校が研究推進のための手立てとして取り組んでいることを子どもの言葉で語ってくれた。この子どもの動画を見てもらうだけで、研究成果があったことがよ〜くわかる。研究発表会の目玉になる動画撮影完了。

 15時20分まで必死に皆さんへの助言プレゼンをまとめる。あと1か月余でお願いしたことは以下の事柄。 

★ 研究推進の手立ての価値づけを学年に応じて子どもたちへ
・あたたかい人間関係づくり
・タブレット端末活用の5本柱
・振り返り

★ 今以上に子どもが活躍する場づくりを
・指示を少なく(良い意味でのパターン化)
・子どものつぶやきも貴重(つぶやき板書のお勧め)
・子どもの学びからの逃走を救うのは子どもと認識(よりあたたかい人間関係作り)

 終了後、国府駅へ送ってもらい、東岡崎駅で座席指定に乗り換え。犬山経由で地元駅へ。19時20分ごろ帰宅。

 今日もおかげさまで充実した1日で、ヘトヘト(笑)。いつのまにか記憶なし。

 研究室HP記事は、本学・福地淳宏先生が寄せていただけた拙著「スクールリーダーの刺さる言葉」の感想。有り難いの一言に尽きる。明治図書の総合ランキングも上昇中。

 教育実習1週間を終えての感想を届けてくれるゼミ生もあり。ゼミでの学びが生きているようでなりより。

【紹介】拙著「スクールリーダーの“刺さる”言葉」の感想

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 8月に発刊した拙著48冊目の「スクールリーダーの“刺さる”言葉」への感想をいただきました。本学の福地淳宏先生からです。

 先生ご自身の豊富な体験から、今の教育の方向までがしっかりと包み込まれていて、引き込まれました。思わず一気に読み終えてしまいました。

 先生の本はいつも読みやすいと感じるのですが、今回も、どのページを開けても、教室や職員室や校長室や県庁など、まさにその場面が自分の目の前に浮かんできました。それは、きっと、「どう書くか」ではなくて、「読み手にどう伝わるか」を大切にしておられる先生の立ち位置のおかげだと感じました。連日連夜、各所で講演等を続けておられる先生だからこそと併せて敬服しました。

 55のフレーズ以外にも、印象に残るフレーズは多々ありました。例えば「授業の良し悪しは参観者の視線で判断できる」などです。この本は、読み手にとっては、単なる55のフレーズの紹介ではなく、信頼される教師としての軸足とそれを決定付けている生き方の直伝本だと感じました。ありがとうございました。


 こうした感想をいただきました。ありがたいことです。

 ちなみに明治図書総合ランキングで、27位になりました。少しずつ上昇しています。

2023年9月7日仕事日記

 パンと珈琲で朝食。その後、愛犬散歩。血圧測定と服薬。

 昨晩に仕上がらなかった大学実地調査の書類づくり。いろいろな資料を添えてようやく完成。3時間ほど集中してできた書類。とりあえず提出できたことでホッとする。

 13時から16時30分まで、あるプロジェクトのスタートにあたっての概要オンライン発表会を視聴。3時間30分も・・・と思っていたが、各セクション発表者の工夫があり、聞けば聞くほど興味が湧いて、いつの間にか終了時刻になっていた感じ。僕なりに関わろうと決意。

 明日は豊川市立牛久保小学校で指導助言。1限から授業を見て、最後は指導助言。研究発表会日には都合がつかないため、その日に見てもらう録画をしようという企画もある。詳細は明日訪問して決めることにして、プレゼンは流れのみ作成。

 18時から家内と教え子の居酒屋へ。教え子が二人の教え子を呼んでくれて、5人で3時間弱の大盛り上がり。

 研究室HP記事は、愛される学校づくり研究会で連載していたコラム「玉置流 教師論」の「第1回 教師の影響力の大きさ」を発信。かつての恩師を思い出して書いた記事。

 朗報。12月10日午後、なごのキャンパスでセミナー決定。メイン講演は熊本大学特任教授の前田康裕先生。30名限定セミナー。まずはご予定ください。詳細は徐々に発信予定。

玉置流 教師論 第1回教師の影響力の大きさ

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 愛される学校づくり研究会サイトに、かつて「玉置流 教師論」を連載したことがあります。

 順次、ここで、時々公開していきたいと思います。ぜひお読みください。

 玉置流・教師論 第1回教師の影響力の大きさ 2016年4月25日

2023年9月6日仕事日記

 今朝は喫茶店から。体の疲れがとれていない(泣)。帰宅して愛犬散歩。待っていてくれたようで嬉しい。血圧測定と服薬するようにスマホから促される(笑)。

 9月9日のモーニング情報交流会のお知らせを皆さんに発信。

 学部長から依頼の大学実地調査資料作成開始。「教職体験科目群」については、数多くの改革をしてきたつもりだが、文章化しようとすると、うまくまとめられない。今晩には仕上げようと思うが進まず。

 12月10日開催が決まった某セミナーに、前田康裕先生をゲストにお呼びしようと思い、さっそく打診。実現できそう。EDUCOMの松本さんに電話すると、「実はこちらから提案しようと思っていました」とのこと。見事考えが一致したことが嬉しい。

 13時10分ごろ家を出て、春日井市立高森台中学校へ向かう。13時50分ごろ着。今日は、JAET2023年度学校情報化先進校の審査員として訪問。

 まず美術、理科の授業参観。いきなり子どもたちにインタビュー。「自己目標を端末に入れると、なぜいいの?」「このデータからどう確定していくの?」など訊いても、明確に答えてくれる。これは、自ら主体的に取り組んでいる証。

 先生にも質問。「授業で端末活用するようになって、何か変わりましたか?」に対して、お二人とも、活用前の自身の授業との違いを実にわかりやすく語っていただけた。
・子どもたちが設定した今日の目標を見ながら、子どもたち一人一人への対応ができるようになった。
・子どもたちが自ら必要な情報を得て自ら学びを進めるように動画を充実したことで複線化授業が実現した。
・子どもたちが端末で他者参照をしながらの学び合いが促進した。
など、時間があれば、どれほどでも端末活用による変容を語っていただける勢い。二つの授業を見ただけでも、審査は合格と判定してもいいほど。

 校長室で、事務局から指示を受けた多くの質問を校長先生、教頭先生にする。どの質問に対しても、裏付け資料があり、経験と勘で学校運営されていないことが確信できたヒアリング。前校長の水谷先生も同席していただいたが、補足をしていただく必要はまったくない。水谷先生には、この夏の各地での研修の様子をお聞きし、新たな知見をいただく。大いに学ばせていただいた。まさに役得。

 帰宅前に喫茶店で一人振り返り。大学実地調査書類づくり、事務局への学校情報化先進校審査報告文づくり、9月に訪問する学校でのプレゼンづくりなど、やらなければいけないことが山積。9月に入るとのんびりできると思っていたのに、甘い見通しだった(泣)。いつものことなんだけど(笑)。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー(横山浩之先生)の最終回。寺尾さん、長谷川さん、芝田君が発信。横山先生は医師であるのに、学校現場をよくご存じだからこその講演であったことが、読めば読むほどよくわかる。

8月26日教師力アップセミナーでの学び(寺尾・長谷川・芝田)

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【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は、横山浩之先生の講演での学びをまとめます。

「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」ということで、今後現場に立った際に役立つことを多く学びました。講演の中で、子ども役として国語の「うめぼしのはたらき」という説明文を用いた模擬授業を受けました。実際受けてみた感想として、今何をしているか、またノートを見返した時に授業で何をやったかが明確にわかりました。このように、子どもにとって分かりやすいノートづくりをすることの大切さを実感しました。

 また、支援が必要である子も無い子もわかりやすい授業を作るためのポイントを学びました。まず、教科書からキーワードを探し、丸で囲む作業を入れることです。キーワードは段落の始めやタイトルになっていることが多く、のちの発問の答えがキーワードの近くにあることが多くなる場合があります。なのでこの作業を取り入れたいです。

 さらに、範読や音読の際に、句読点や分かち書きの部分、スピードを意識して読むことで、意味のまとまりを捉えることができるため、このように細かなことまで意識していきたいです。そして、発問に関しては、後の発問に役立つように繋げて考えることが大切だと感じました。教育実習に行った際はあまり意識できていなかったので、今後意識します。

 今回学んだことは、どれも今後に役立つことだと思います。実際に大学の授業では学べなかったことを学べたので貴重な機会でした。残り半年色々なことを学びたいです。(寺尾)


【長谷川】
 こんにちは!9期生の長谷川です。今回は8月26日に行われた横山浩之先生の講演から学んだことを記事にしていこうと思います。

 講演の前半は横山先生が授業案を作成する際に心がけていることについて学びました。その中で印象に残っているお話があります。それは「できない子対策ばかり考えるのではなくできる子対策もきちんと考えておく」というお話です。

 学級に特別な支援を必要とする子がいる場合、その子のための対策を考えがちになってしまいます。しかし、その子ばかりにかまっていると他のクラスの子との関係が悪くなってしまったり、できる子に退屈な時間がうまれざわつく原因になってしまったりすることがあることを学びました。

 授業の雰囲気を壊してしまう子=できない子が多いといったイメージを持っていましたがそうではなく、できる子が退屈になってしまい雰囲気を壊すことも多くあることからできる子対策の重要性をより感じました。

 後半では、通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業を国語と算数の二つの模擬授業を通じて学びました。
 二つの授業を生徒役として受け
・板書やノートの書き方の正確さ
・子どもが行う作業量の多さ
について考えました。

 板書やノートを書く際には、今何をやっているのかが一目で分かり、後からノートを見返してもその時何をやっていたのかがすぐに分かるような工夫がされていました。
 また、授業中には音読やノートまとめなどの作業が多くありました。特別な支援が必要な子どもたちは作業記憶が乏しいことがあります。そのため、多く作業をさせることで自分自身で気がつくことのできたように誤解をさせることが作業量の多さの狙いです。

 今回の講演でも多くの学びがあり、特に板書の方法や作業量の工夫については今後行う授業などに取り入れていきたいと思います。

 来週から小学校での教育実習が始まります。玉置ゼミで学んだことを十分に発揮できるように頑張りたいと思います。(長谷川)

【芝田】
 こんにちは。8期生の芝田です。今回は8月26日に行われた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。今回のセミナーでは、横山浩之先生をお招きして「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」というテーマで講演と模擬授業をしていただきました。  

 第一部では、作業記憶を大量に必要な作業を限りなく減らすための手法や、微細運動能力の障害を持つ児童生徒に有効的な漢字練習の仕方(空書き)、できる子対策を充実させることがクラスの雰囲気を作るなど非常に興味深く、すぐにでも取り入れられる内容でした。
 
 第二部では、国語の授業「うめぼしのはたらき」、算数の授業をしていただきました。今回のセミナーでは横山先生の言葉や講義内容を文字に記録する役割でした。その記録内容を改めて見返すと、やり取りがパターン化されていることがわかりました。作業内容を理解する、内容を考えるというステップを踏まずとも、何をすれば良いかを瞬時に理解できるやりとりが多くみられました。
 例えば、うめぼしのはたらきの授業では、
1.各段落を読む
2.大事な場所に指を置く
3.周りと確認する
4.赤丸をつける
というようなやりとりがなされていました。

 作業記憶をできるだけ少なくし、振り返った時に一目でわかる工夫がされていました。
さらに、このようなやりとりの繰り返しの中に、「できた人は理由を考えなさい」というできる子対策までしっかりと組み込まれて、作業に集中していると時間が来ていて、講義が終了していました。改めて、特別な支援が必要な子ども、そうでない子どもが同じ場で学習する際、授業内の子どもとのやりとりを工夫することの重要性が理解できました。

 今回学んだことを半年後、教師として子どもの前に立った時に少しでも活かせるように、ゼミやボランティア活動の中で常に意識し、関わっていきたいと感じました。(芝田)

2023年9月5日仕事日記

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 愛犬散歩をして、7時過ぎに家を出る。今日は、愛知県総合教育センターで午前講演。

 東名三好インターを出たところのMacで朝食。9時少し前まで仕事と読書を少々。9時15分ごろセンター着。後藤先生、川出先生にお迎えをいただき、控室で懇談。聞けば聞くほど、いろいろなところでつながりがあることがわかる。やはり、人のつながりが大切。

 会場でセッティング。プレゼンを確認して、動画をさらに加えて準備完了。今日は愛知県教育委員会ICT教育推進課から依頼を受けて、指導主事等のICT活用指導力向上のための講演。3日間研修の一番手を担当。演題は、「学習指導要領を具現化させるICT活用指導主事の在り方」。

 つかみは、担当主事や課長の「とてもお忙しい中、よく集まっていただけました」という言葉をとらえて、「忙しいことがわかっていたら、このような研修会を開かなければいいのに、と思った方があるでしょう」といって笑いを誘う。「もちろん、これはつかみですよ。指導主事として話すことが多いでしょ。今日の指導主事はちょっと違うと思われることが大切なんです」と解説から、一気に本題に。

 要所、要所で、よく笑っていただけた。「指導主事なら・・・」という言葉を何度発したことか。このような助言をすると現場から一目置かれますよ!的なアドバイス満載の講演となった。いわゆる新ネタといってもいい(笑)。

 センターを出て高速で地元へ。昼食は久しぶりの丸亀製麺。帰宅。週刊「教育資料」原稿の校正。第36回原稿完了。3冊の並行読書。やらなければならないことはいつものようにあるが、午前中でエネルギーを使い果たしたので、のんびりする。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー(横山浩之先生)の第4弾。久保君、柴山君、荒木さんが発信。荒木さんは教育実習が始まっているので、横山先生が講演で話された困難を感じている子どもへの対応を体感している模様。 

8月26日 第三回教師力アップセミナーでの学び(久保・柴山・荒木 )

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【久保】 
 こんにちは!玉置ゼミ9期生の久保朋輝です。今回は、8月26日に行われた第三回教師力アップセミナーでの学びを書きます。横山浩之さんの「通常学級に在籍する特別支援を必要とする子供にわかる授業とは」というテーマでした。

 今回のセミナーで新しい発見になったのは、大きく2つあります。

 1つ目は、作業記憶の乏しさについてです。特別支援を必要とする子に共通するものとして挙げられました。この作業記憶を活用することが多いと、他のことに集中してしまったり、今何をやるべきかが分からなくなってしまったりします。作業記憶を使わない工夫として、横山さんが仰っていたのは前の時間から教科書を出すことと一目でわかる板書をすることです。どちらも、子どもたちが授業をより効率よく理解できるための工夫であると感じました。

 また、ICTの活用は極力国語と算数では避けるというお話はとても驚きました。しかし、ICTの活用は多くの視点の移動が必要になると聞いて納得しました。効率よく理解してもらうために、授業の内容だけでなく教材や板書を工夫することは、考えるべきであると学びました。
 
 2つ目は、1つの授業で目標をたくさん持たせないということです。これは、特に漢字指導の時に大切になってくると学びました。鉛筆を持たせて、きれいに書かせようとすると子供たちにとってタスクが多すぎてしまいます。空でたくさん書いてできるだけゆっくり丁寧に学ばせます。空に書く空書きも工夫が必要です。手首を振るのではなく、指先の動きが分かるような動きをします。また、覚え方は形で覚えるのと筆順で覚えるのの二つをアプローチする必要があります。形をとる練習は、赤鉛筆の見本の上を子供がなぞる仕組みです。なぞる作業は、簡単にできるしこれを繰り返すことで形としてしっかり覚えることができると感じました。
 
 セミナーを通して感じたことは、ちょっとした工夫で授業の理解度や特別支援を必要とする子供への配慮につながるということです。セミナーでもお話がありましたが、できない子に焦点を置いた授業ではなく、できる子対策はしながら、できない子には最低限の内容を把握してもらうことが大切であることを学びました。最低限の内容を理解してもらえるように、授業以外のことは考えさせずにしていきたいなと感じました。
 
 今回のセミナーも、多くのことを学ぶことができました。私はもうすぐ教育実習ですが、すぐにでも使えそうな工夫をたくさん学べて早く実践してみたい気持ちです。横山さん、貴重なお話をありがとうございました。
 
 実習前に、先輩方や同期と会えて実習での心配事を話すことができて改めて、玉置ゼミに入ってよかったと実感しました。ありがとうございました。教育実習頑張ります!(久保)

 
【柴山】
 今回は、特別な支援を必要とする子どもに対応できる授業を横山先生から学びました。 特に、「1人ひとり、その時間の目標は異なっても良い」という内容が印象に残っています。 横山先生の割り算についての模擬授業では、2年生のかけ算の復習の時間を大切にしつつ進めていました。できる子は、割り算をより理解できるように。そう出ない子は、かけ算を確実に理解することを教育目標として設定した授業であったように思います。
 
 支援を必要とする子への配慮として、ただ授業で易しい内容だけを行うのではなく、どの子も成長していける授業づくりをしていくことを大切にしたいです。 その子ができる部分の1番上の部分の課題設定をし、達成できたら褒めることを心がけていきます。
 
 問題解決学習のヒントになるようなノートスキルも効果的であることを学びました。国語の物語文であれば、段落構成の把握を行いやすくするため、キーワードとなる語に丸を付ける。算数の割り算であれば、割る数の下に「割る数×1=○、割る数×2=○」と縦列で書いていき、かけ算の応用であることを確かめられるようにする方法を例として学びました。
 
 ノートの重要性を認識することができました。スムーズに問題解決の学習につなげていくために、全ての教科でノートスキルを意識しようと思います。横山先生、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。大学の講義では習うことができない技術を多く学ばせていただきました。この技術を現場で活かせるよう、学び続けていきます。(柴山)


【荒木】
 こんにちは。9期生の荒木です!私も8月26日に教師力アップセミナーに参加させて頂きましたので、そこでの学びを記事にしていきたいと思います。
 
 昨日で教育実習が2週目に突入し、全ての子どもが参加し、理解し、考える授業の難しさを感じています。授業の中で感じる個人差は大きく、一人一人に特徴があります。そのため、今回、授業でもすぐに実践できるような技術をたくさん学びました!
 
 まず、話し方についてです。LDの子どもたちでも意味のまとまりで言葉が頭に入るような読み方について学びました。一つ目のポイントは、分かち書きの読み方をすることです。小学三年生からは教科書は分かち書きになってないからです。二つ目は句読点を読むことです。三つ目はゆっくり読むことです。私たちが普段話しているスピードよりも、子供の話すスピードは大分ゆっくりになります。四つめは、作業を増やすことです。作業を増やすことは、精神運動領域への配慮であると同時に、子どもを退屈させない工夫でもあります。
 
 次に、誰でもできる発問から始めることです。国語の読み物教材なら、「これは何の話でしたか?○文字で答えよう。」というように、文字数を指定し、自信を持って答えられる問いから授業を始め、スモールステップで授業を進めて行くと、どの子も前向きに授業に取り組むことができます。
 
 そして、ICTの利用についてです。ICTは学びの効率化などにおいていい点もたくさんありますが、注目する場所を増やすことで、子供はどこを見ていいかわからなくなる恐れがあることを学びました。どこに注目するか手で指し示したり、そもそもICTの利用が適切かどうか考える必要があることを学びました。
 
 できる子対策についても注意する必要があると学びました。実習にいってわかったのが、できる子は目立ちにくく、教師は進度の遅い子などに目がいきやすいということです。できている子が手持ち無沙汰にならないように、それぞれが課題を持って取り組めるようにすることが大切だと学びました。
 
 横山先生、玉置先生をはじめとする先生方、素敵な学びの機会をいただき、ありがとうございました‼︎(荒木)

2023年9月4日仕事日記

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 早朝から愛犬散歩。ゴミ出し。庭の草刈り。汗びっしょり。シャワーを浴びて休憩。

 連載中の「週刊教育資料」の第36回原稿書き。今回も全国学力学習状況調査とICT活用をテーマに書く。「フェローと一緒に学校に行こう」のデータ入力。

 12時30分ごろ家を出て、前から狙いをつけていた(笑)あるお店へ向かう。13時過ぎに到着。さっそくうなぎ丼を注文。う〜ん。香ばしさがない。やはり、僕は「七福」の味がいい。

 14時20分ごろ豊山町立志水小学校到着。校長先生と最近の教育事情について懇談。

 15時10分から16時10分まで、先生方に講演。演題は「子ども主語の主体的な学びの実現に向けて〜「自己選択・決定」や「振り返り」がある授業を通して(その1)〜」。その1というのは、10月末にも1時間の講演をすることが決まっているため。

 副題とした「自己選択・決定」や「振り返り」がいかに重要かを学習指導要領などをもとに解説。その実際を映像等も使って伝達。最後は、次回までの宿題を先生方に出して終わる。よく反応していただける先生方に乗せられて快調に話す(笑)。

 終了後、校長室で懇談していると、本学卒業生で勤めている者が話題にのぼる。ある思いから、校長室に本人に来てもらって短いレクチャー。

 帰宅。訪問日が決まっていなかった3校目の日時決定。さっそく本人に連絡。さらに中学校実習をしないゼミ生の授業参観について調整。担当の先生に相談。快諾していただけた。12月10日なごのキャンパスAルーム予約完了。いくつかのメール対応。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー(横山浩之先生)の第3弾。由原さん、新谷さん、安藤さんが発信。横山先生から教えていただいた多くの授業技術の記載あり。

8月26日 第3回教師力アップセミナーでの学び(由原・新谷・安藤)

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【由原】 
 こんにちは!9期生の由原です。8月26日に「第3回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。「通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもにわかる授業とは」というテーマで横山先生の貴重なお話を聞くことができました。今回は、講義をうけて印象に残った2点について記事にしていきたいと思います。

 まず、一つ目はICT活用の欠点です。今まで私は、ICTを使うことは授業の効率がよくなり、より分かりやすくなるので、メリットしかないと考えていました。しかし、先生の講義をきいて、ICTを使うことにより、子どもが考えなくなってしまうこともあるのだと気付かされました。これからは、ここでICTを使うべきかを考えながら、目的に合った使い方をしていきたいと思いました。

 2つ目は、ノートスキルについてです。実際に先生の算数の模擬授業を受けてみて、板書のわかりやすさに驚きました。黒板を見ただけで、計算の考え方がよくわかりました。特別支援学校に通う子どもは、複数のことを同時に考えることが難しいと思うので、計算の方法やそれにつながる復習を黒板に示し、それを模倣させることによって定着させることが、大切だと学びました。私は板書が苦手なので、一目でわかるを意識して板書計画を立てていきたいと思います

 今回も、実習に活かせるスキルをたくさん学ぶことができました。貴重な機会をありがとうございました。実習まであと1週間!これまでゼミでみんなと学んできたことが活かせるように頑張ります!実りのある実習にします!みんな頑張ろうね!
(由原)


【新谷】
 こんにちは、8期生の新谷です。先日「第3回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。今回は横山先生が「通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもにわかる授業」について、お話をして下さりました。今回のセミナーで印象に残ったことを書かせて頂きます。

 1点目は、お利口さんこそ沢山相手をしてもらえる学級作りが大切だということです。学級では、良くない行動をしている子に、教師が関わりにいってしまうことが多くなりますが、そうすることでその子は良くない行動をすると先生に見てもらえるという気持ちになり、良くない行動をさらにエスカレートさせてしまうことが分かりました。教師として、良くない行動をする子への対応をしつつも、できる子により一層目をを向けることが出来る教師でありたいです。

 2点目は、微細運動能力の障害についてです。微細運動能力の障害がある子は、字を書くのが苦手で、字を書くことに手一杯で覚えたりすることが出来ないということでした。その子への指導として、鉛筆をまずは持たずに書く、それができるようになったら持って書くと言ったように、小さな目標を作り、徐々にできるように支援する必要があることを学びました。鉛筆を持って書くことは当たり前だと思っていた私にとっては、鉛筆を持って書く事が苦手な子もいるということを理解するきっかけとなりました。もし学級にそのような子がいた際には、その子の意思を尊重しつつも、少しずつその子が字を書くことができるように支援していきたいです。

 今回は私が現在卒論研究で勉強させていただいてることにも通ずることがあり、とても多くの学びに繋がりました。(新谷)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日第3回教師力アップセミナーがありました。今回、横山浩之先生がご登壇されました。「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」を教えていただきました。 横山先生の模擬授業を受けて、大学の講義とは違った“体感して学ぶ“ことが沢山ありました。主に2つの学びに絞って、早速記事にしていきます!

学び1:できない子を指導するのではなく、できている子を褒める
 模擬授業の中で、先生は真剣に取り組んでいる子に対してスタンプを押したり、発言を拾ったりしていました。反対に、集中できていない子は相手にしない様子でした。頑張っている子ほど相手にされるので、自然と自分からできている子を見て真似をするようになります。私も横山先生のように“子ども自身が行動を改めたい”という気持ちを引き出す指導を早く実践したいと思いました!

学び2:できる子対策する
 横山先生は、できない子と同時にできる子対策をされていました。できない子対策として、最初は誰でも分かる発問から始めます。ただし優しすぎてはいけません。ポイントは、問題解決・内容理解に役立つ発問であることです。このポイントを押さえた簡単な発問を考えます。

 できる子対策として、答えを言われれば納得できる発問をします。色々な答えが考えられる発問をする事で、議論させ、考える中で答えを導きだします。この議論することが、できる子対策のポイントです。できる子も頭に入れて今後授業を考えるように気を付けます。さらにノートの時間、議論する時間など作業する時間をこまめに取り入れて子どもが授業から離れてしまうことがないように授業を考えていこうと思います!

 実際に子どもの気持ちになって横山先生の授業を受けさせていただき、できない子の子どもの気持ち、できる子の気持ち、先生の考えを深く理解することができました。今回の学びを現場でも生かせられるよう、ゼミ仲間とともに練習していきます!

 本日も貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします!(安藤)

2023年9月3日仕事日記

 愛犬散歩。いつもの喫茶店でモーニング。昨日のお礼メッセージ発信。

 インプットの日と決めて、集中力が切れると本を変えて、三冊の本の並行読み。理数教育研究所原稿校正。画像追加依頼。授業と学び研究所関連の書類づくり。なごのキャンパス提出書類づくり。ロイロノートの活用例についてslackグループに質問。

 担当する小学校教育実習の授業参観日。学生から詳細な情報が届いたので、さっそく調整。これで2校の訪問日が決定。あと1校。

 夕方から日本教育新聞社から依頼があった原稿書き。テーマが指定されているので、資料を手元において、現場経験を踏まえて書く。出来上がったので、推敲をして編集部に送信。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー(横山浩之先生)での学び記事第2弾。前野さん、榊原君、小林さんが発信。横山先生のお話がいかに具体的であったかがよくわかる。

8月26日 第3回教師力アップセミナーでの学び(前野・榊原・小林)

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【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。今回は横山浩之先生の講演での学びをまとめていきます。テーマは「通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもにわかる授業とは」でした。教育実習やボランティアの活動を通して、通常学級にも支援が必要な子どもは自分が思っていたよりもたくさんいるのだなと感じていたので、とても興味深く講演を聴かせていただきました。

 講演の中で印象に残ったのは「ひとりひとりの子どもによって、その時間の目標が異なってもよい」というお話です。学級では学力も配慮するべきことも様々な子どもがいる中で必ずしも全員が同じ目標で、同じ所まで到達しなくてもよいということを学びました。
 特別な支援が必要な子どもがわかる授業を考えようとすると、できる子にとっては退屈だと感じてしまいがちです。できる子が退屈しない対策として、授業内で作業を多くすることが大切だと分かりました。講演の中で模擬授業が行われ、子ども役として参加しました。国語の「うめぼしのはたらき」の授業では、本文の「うめぼし」という言葉を丸で囲う作業や繰り返し音読をする作業が取り入れられていました。子ども役として参加して、これなら手や頭を動かしている時間が多く、できる子はよりできるように、そうでない子は最低限のことはしっかり学べる授業になるのではないかと感じました。

 また、できる子対策として、答えを導いた後にその答えになる理由を考えさせる発問をすることが有効だと学びました。答えの理由まで考えることができれば更に学びが深まり、子ども一人ひとりが同じ授業の中で各々の最大限の学びが実現できるのではないかと思います。

 今回の横山浩之先生の講演では、今後授業をする際にすぐに取り入れられそうな授業技術と、それをなぜ行うと良いのかという理論を学ぶことができました。特別支援教育の重要性が高まってきている中で、たくさんの学びを得られてとても嬉しく思います。横山浩之先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。学校現場に立つまで、あと半年になりました。1回1回の学びの機会をより大切にして、様々なことを吸収していきたいと思います!(前野)


【榊原】

 こんにちは。玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回は、8月26日に開催された教師力アップセミナーの横山先生の講義で私が感じたことを記事にしていきます。

1.ICT機器の活用は考え所がたくさん
2.授業で活かしたいこと

 この大きく2つのことを書いていきます。まず、ICT機器について。今回のセミナーでは特別支援に関することが主題でしたが、その中でもICTのことはどのクラス、どの子どもにも通ずることでした。

 ICT機器やタブレットを用いた授業を作ることはとても難しいと横山先生は仰っていました。その理由として、モニターと黒板での視点の移動にかかるコストが大きく、子どもはどこを見ていいか分からなくなることと、コンピュータ学習を増やすと子どもの集中力が低下することをあげていました。

 私は、ICTは子どもたちの学力の発達に繋がっていくものだと考えていたので、この話を聞いて驚きが多かったです。特に、視点の移動コストについては考えたこともありませんでした。

 私の感覚ですが、黒板だけのときは、前に書かれている情報は全て繋がっているように見えています。なので、あまり視点を動かさず、全体を見ることで様々な情報を得られるような気がします。しかし、そこにモニターを追加すると、全体を見た時にモニターと黒板の情報はあまり繋がらず、モニターだけ、黒板だけを見ないと情報が入ってこないように感じます。なので、見比べるときに視点のコストがかかってしまうことにとても納得しました。

 講義の中でもあった、モニターを含めた「ひと目でわかる板書」と視点の移動を意識したスライドを作ったり、板書計画を考えることでより分かりやすい授業が作れるのではと思います。

 授業で活かしたいことについて、国語の範読では、句読点や分かち書きをちゃんと読むことや読む速度について話されていました。

 句読点や、意味ごとに分かれた分かち書きをしっかり意識して読むことで、理解に若干の時間が必要な子でも無理なく理解することができます。また、読む速度もこれに関係し、アナウンサーと同じくらいの速度で分程度400文字が理想だそうです。この事は障害のある子どもだけでなく、すべての子どもに活用できるそうです。

 講義の中で、ゼミ生が「実際に意識して読んでみてください」と当てられる場面があったのですが、速度が早かったり、分かち書きを意識することが難しかったりと、パッとやろうと思ってもなかなかできないようで、かなりの練習が必要そうでした。教育実習でこれをしっかりできた範読をしよう!と思ってもなかなかできないとは思いますが、意識して授業をやっていきたいと思います。

 今回は、横山先生の講義で私が大事にしたいことの中でも教育実習で上手く活用できたら良いなと思うことを書きました。ここで学んだことを完璧とまではいかなくとも、意識はしっかりとしつつ上手く活かしていきたいと思います。

 講義をしてくださった横山先生、セミナーを開催してくださった酒井先生、ありがとうございました。(榊原)

【小林】
 玉置ゼミ第9期生の小林美稀です。8月26日に開催された教師力アップセミナーの横山先生の講義を受けての感想を記事にします。

 今回の教師力アップセミナーで最も印象に残ったのは、板書の工夫についてのお話です。集中力が持続しない子への工夫として、板書を一目で分かるように工夫することがいかに大切であるかが分かりました。一コマの授業中ずっと集中力を継続させることは大人の私でも難しいことがあります。子どもなら尚更難しく、作業記憶の乏しさを抱える子どもにとっては更に難しいでしょう。そんな子どもたちのために、板書を一目見ただけで、今なにをしているのかがすぐにわかることは、大きな利点があると感じました。

 しかし、いつも困難を抱える子どもに焦点を当てて授業することも難しいのが現実だと思います。横山先生がおっしゃっていたように、生活の中で必要な国語、算数は、支援が必要な子どもに最大限の配慮をすること。これが大切だと理解できました。

 実際に自分が教師になった時に、また9月4日から始まる小学校教育実習で心がけたいと思ったのは、漢字指導です。指で空中書きをして練習する際、大きく黒板に書いた上で空中書きをすること、手首を振らないことを心がけていきたいです。(小林)

2023年9月2日仕事日記

 愛犬散歩。珈琲とパンで朝食。ChatGTPをバージョンアップ。やり始めたら止まらない(笑)。こんなことも応えてくれるのかという連続で、あっという間に時間が過ぎる。

 12時少し前に家を出て、なごのキャンパスに向かう。名古屋高速を使って12時30分には到着。

 13時から16時まで、ネタ研究会。今日は芝田先生、松井先生、中田先生、石川先生と僕との5人。どの提案者も子どもから学びを引き出す提案がされて、僕が冒頭で紹介した「自ら学習を調整する」という概念と一致。濃厚な話し合いができた。授業で活用できる新たなシステムも教えてもらって、さっそく登録。これはいい!

 帰宅。父親の入院先へ。顔色がよくなっていて、熱も下がったようで、ほっとする。

 18時ごろに味大へ。かつての教え子夫妻と懇親会。まだ40歳だと思っていたが、なんと50歳になったとのこと。自分も歳をとるはずだ。僕の教師人生を大いに価値づけしてくれる言葉をたくさんもらい、元気が出る。嬉しさの三乗(笑)。

 二次会はかつて担任した生徒が経営しているお店へ。とっても雰囲気がいいお店。また来ることを約束して帰宅。その後、ほとんど記憶なし(笑)。

 研究室HP記事は、久しぶりにゼミ生記事。8月26日第3回教師力アップセミナー(横山浩之先生)の学びを安田さん、古賀くん、澤本くんが発信。模擬授業を体験しての学びは貴重。

8月26日第3回教師力アップセミナー(横山浩之先生)の学び(安田・古賀・澤本)

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【安田】
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。本日、8月26日に行われた「第3回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。

 今回は、福島県立医科大学ふくしま子ども女性医療支援センター教授の横山浩之先生に「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」についてご講演いただきました。私自身、支援が必要な子は年々増えているように感じていて、それに伴う学校の在り方について興味があったのでとても充実した時間を過ごすことができたように感じます。

 模擬授業では、生徒役をさせていただきました。「授業中によく喋る子」という役をやったのですが、口に出してそれを注意されることはなく、反対に机間指導でたくさんの声掛けをしてもらいました。

 「静かにしなさい」と言わなければ、余計にうるさくなってしまうのではないか?という懸念があったのですが、逆に話しに行くことで、話す内容を授業の問いに関係あるものにする「方向修正」がとてもスムーズでこんな方法があるのかと驚きました。

 私なりに解釈すると、この「方向修正」のポイントは2つです。1つは、その子が発達や精神の遅れなどによる困難があるのかどうかを見極めるということです。ここを間違えてしまうと、気合いを入れた授業がただの虐待で終わってしまうのです。だからこそ、子ども一人ひとりを見て、教員が受け入れることが大切なのだと感じます。もう1つは、深入りはしないことです。声をかけに行くけれども、「あくまでさらっと」横で止まらずヒントを落としていくことがその子だけの授業にならない工夫だと感じました。

 「特別な支援」と言われると少し構えてしまうところがありますが、今回、横山先生には赤ペンで書いたことをなぞらせるものや、声掛け、目標設定などすぐに実践できる方法をたくさん教えていただきました。来週から始まる教育実習は小学校2年生。とってもわんぱくで可愛い盛りの子どもたちにも有効な方法ばかりなので、ぜひ実践していきたいです。ドキドキとワクワクでいっぱいの実習、9期生のみんな頑張ろうね!!!!

 今回このような機会をくださった玉置先生をはじめとする先生方、本当にありがとうございます。一緒に学んだ仲間にも感謝でいっぱいです。これからも高め合っていこうね。(安田)

【古賀】
 こんにちは、9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを書いていきます。今回は、「通常学級に在籍する特別教育を必要とする子どもにわかる授業とは」という題目で横山浩之先生に講演していただきました。

 作業記憶の乏しい子への配慮として、放課に次の時間の教科書を出しておくこと、そして授業時にページ数だけ示すようにする。何をやっているかが一目でわかる授業、またその板書。そのための方略として、余計なことはしない、言わないようにすることを学びました。私は、前期ゼミでの模擬授業でこの点が守れていなかったと思うので、教育実習では気を付けたいと思います。

 また、配慮した授業をつくっていくとともに、できる子対策をする必要があることも学びました。一人一人の子にとってその時間の目標が異なっても良く、できる子はよりできるように、そうでない子は最低限のことを重点的に活動を考えていく必要がある。その中で、答えの理由を考えさせることは、同じ授業でも差を感じさせにくくステップアップにつながると思うので取り入れていきたいです。

 模擬授業のパートでは、先ずは国語で、範読のポイントや説明文のノートづくりのポイント、キーワードを見つけて丸で囲む作業など、他の単元でも生かせるような技術を学びました。次に算数では、繰り上がりがある計算の場面で、数え上げができないもので10のまとまりを意識させる方法。わり算の模擬授業の場面では、かけ算の基礎を確認し、それを生かした授業展開とその時のノートスキルを学びました。

 最後に、いよいよ近づく教育実習を前にとても有意義な時間を過ごさせていただきました。今回の学びを基に実りある実習にしていきたいです。横山先生、セミナー運営委員の皆さん、そして8期生の先輩方ありがとうございました。(古賀)


【澤本】
 こんにちは!地元静岡から帰ってきた8期生の澤本です。一人暮らしもあと半年、夏の暑い時期もそろそろ終わりを迎える中、「涼しさ2倍!!」が売りのカーペットを買いました。今回は、横山先生の講演での学びを記事にしていきます。

 今回は「通常学級に在籍する特別支援が必要な子どもにも対応できる授業」というテーマでお話していただきました。私が一番印象に残ったことは、漢字指導を適当にやらないということです。微細運動能力の障害を抱えている児童は正常の児童に比べて、指の関節を動かしづらいため書きにくいという特徴があります。実際指を動かさずに書くと肘より上の関節を動かすしかないため、とても書きにくかったです。書くだけでも精一杯の児童にとっては漢字を大きく書き、形を覚えていく必要があることを知りました。

 よく学校現場で行われている「空書き」ですが、空書き一つとってもポイントを押さえないとまったく意味のないものになってしまいます。悪い例として、手首が動いてしまい、指がどう動いているのかわからない、手首が動くとしっかり漢字が書けていないということがあります。そのため、手首を固定して丁寧に空書きをする必要があることを学びました。また、同じ漢字を3日続けて練習する必要があることを知りました。今日覚えたことは明日には10%、明後日には30%、1週間後には90%忘れてしまいます。そのため、1日やって終わりということではなく、3日かけて反復して行っていきたいです。

 今回の講演を通して学んだことは半年後、自分が子どもの前に立ったときに生かしていきたいです。大学では学べないことや実際の経験を聞くことができ、とても貴重な体験でした。これからも多くのことを学び続けていきます。(澤本)

2023年9月1日仕事日記

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 9月に入った。教育実習校訪問も想定して、7月・8月に比較すれば、いくぶん空白日を設定している9月。インプット月間にしたい。

 愛犬散歩。朝刊を読みながら朝食。9時30分からの豊中市教育センター依頼の動画収録用のプレゼン最終確認。

 9時30分から70分間、依頼の演題「中学校数学授業を活性化させる様々な方策」と題して講演。オンデマンド用の収録なので、この動画を視聴していただいている方を想定して、時折、考えることを指示、間をあけて次につなぐという流れ。7月末の九州での講演をベースに最新情報を入れて構成。

 11時からオンライン「未来を拓く学校づくり研究会」の理事会。賛助会員の規定や12月3日開催のフォーラムについての相談。

 12時少し前に家を出て、美濃加茂市生涯学習センターへ向かう。12時45分ごろ到着。機器準備をして、教育長と懇談。これからの学習指導要領について意見交流。

 13時15分から15時15分まで、美濃加茂市教育センター職務研修講座(校長研修)で、市内校長先生に講演。演題は「元気な学校を創るための校長の在り方」。僕の校長時代のエピソードをたっぷり紹介しながら、学校運営の根幹となることを伝える。皆さんの反応はとてもよく、気持ちよく話すことができた。持参した拙著完売。これも嬉しい!

 センターを出て、途中で喫茶店によってしばし休憩。帰宅。1本はオンデマンドとはいえ、午前・午後の講演疲れを感じて、しばらく横になる。

 大学から重要な依頼が届いたが、1年前からの要請と重なり、対応できず。申し訳ない気持ち。今日もたくさんのメールをいただいくが、すべて対応できず。もう少しお待ちくださいという状況。

2023年8月31日仕事日記

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 愛犬散歩。家事を済ませて、原稿チェック。8時過ぎに家を出て、今日も「授業と学び研究所(ritl)」の勉強会−2023夏−のために、ウインクあいちへ向かう。

 昨日提案があった「授業と学び研究所」の新企画をあれこれ考えながら名古屋へ向かう。到着までにフェローに提案できるまでまとまる。とりあえず決まったことは、12月3日(日)午後、なごのキャンパスでフォーラムを開くこと。詳細は後日お伝えしますが、ぜひご予定ください。

 10時30分に池田修先生到着。45分から1時間15分の講演&講習。1時間の休憩を挟んで13時から15時30分まで演習。内容はChatGTPについての池田先生の多くの知見をお聞きし、それを実際に確かめてみること。講習を受けながら、僕は自分自身でハードルを作り、生成AIの機能を限定してしまっていたということ。まさに目から鱗が落ちる連続。

 15時30分から16時30分までは、フェローらで生成AIの教育利用についての話し合い。プラス面とマイナス面の両方を出し合い、一定の方向が出てきたことがなりより。

 ある方から情報を得るためのお約束の時刻まで間があるので、スタバで原稿チェック。無事、自分の担当分はすべて終了して、編集部に送信できて気分爽快。

 18時から夕食をとりながら、貴重な情報を得たり、一緒に働いていたときの数々の思い出を振り返りながら、充実していたあの頃を思い出す。今後の講演にも生かしたい。

 21時ごろ帰宅。明日午前の豊中市教育センター依頼の数学授業づくり講座のプレゼンを完成させて、データ送信。

2023年8月30日仕事日記

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 5時に目覚める。本日の「授業と学び研究所(RITL)の勉強会−2023夏−」の提案資料作成開始。必死。2時間ほどで完成。愛犬散歩。

 8時5分地元駅乗車、名古屋駅着9時少し前、勉強会会場のウインクあいち到着は9時ちょっと過ぎ。事務局がすでに設定等で動いていてくれる。感謝。

 10時から1時間は僕が担当。「文部科学省に言いたい―教員は神様ではない―」と題して、難解な文部科学省文書例を示し、その翻訳と具体的提案例。優れたICT活用で、神様に近づくことができるという主張。いつもの講演のように、参加者とのやりとりはできず、ほぼ1時間聞いていただくという展開。

 その後は写真のプログラムの流れ。どのフェローもさすが!という内容で、身内だけの勉強会にするのはもったいないという内容。(懇親会で公開したらどうかという提案があり、その方向で動くことになりそう)

 大学から学生を推薦してほしいという依頼があり、電話で打診。快諾を得たので、すぐに日程調整などをして依頼先に連絡。もう一つ、念願していた囲む会もできそうで、とても嬉しい日になった。

 18時から久しぶりの懇親会。educom幹部と事務局も加わってもらっての濃厚で美味しい会。21時までたっぷり。22時過ぎに帰宅。

2023年8月29日仕事日記

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 愛犬散歩。いつもの喫茶店でモーニング。「RITL授業と学び研究所」勉強会−2023夏−の提案資料の作成開始、自転車操業(泣)。午後の講演プレゼン最終確認。

 11時19分地元駅乗車、犬山経由、特急で名古屋駅へ。近鉄特急で伊勢中川駅まで。13時9分着。迎えの車で、嬉野公民館 大会議室へ到着。今日は「松阪市子ども支援研究センター研修講座 算数・数学」で訪問。

 機器準備、最終打ち合わせをして、のんびりする。

 14時から16時30分まで、「子どもたちが主体的になる授業づくり〜算数・数学科を通して育てたい資質能力〜」と題して、講演&演習。コロナ禍で1回中止やオンライン講演があったが、6年ほど続いている夏恒例(笑)の松阪での算数・数学講演。これまで受講していただいた方もあると想像して新ネタでの展開。自分自身も皆さんの反応を楽しみながらの130分間ほど。このネタも盛り上がりそうだ!という手応えあり。

 終了後、「玉置先生の大ファンです。先生の書籍はバイブルです。サインしてください」と依頼あり。こんな嬉しいことはない。疲れもぶっ飛ぶ(笑)。喜んでサインをさせていただいた。参加者のアンケートを見させていただいても、「満足」が9割以上。この夏、最後の講演は皆さんのおかげで無事終了。

 伊勢中川駅17時15分乗車、18時10分名古屋駅着。今日は矢場とんで夕食後、マックで休憩。

 20時ごろ帰宅。明日の「RITL授業と学び研究所」勉強会−2023夏−の提案資料がまだできておらず必死に作成。今日もいただく問い合わせメール。スケジュールをしっかり確認して対応。

2023年8月28日仕事日記

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 愛犬散歩。いつもの喫茶店でモーニング。ちなみにいつもの喫茶店は3店あって巡回。帰宅して、返信が遅れているメール対応。日程調整がうまくいかない(泣)。

 8時25分地元駅乗車、栄から藤が丘駅で下車。徒歩で名古屋市立藤が丘小学校へ9時35分ごろに到着。

 教務主任と最終打ち合わせ。校長と懇談。

 10時から先生方が集まり、授業におけるグループでの話し合い後の教師の関わり方、つまり集団追究場面での進め方について、教師方の話し合い30分。僕は急遽時間をいただいて、「つぶやき板書」手法を使って、先生方が話題にされたことに対して具体的提案をする。その後、時間参観する授業指導案をもとに、モデリングの必要性を伝える。11時終了。校長室でしばし懇談。

 11時20分ごろ学校を出て、藤が丘駅へ到着。30分間の時間が生まれたので、久しぶりにミスタードーナツに入って昼食をとる。

 9月4日からお世話になる教育実習校の僕の担当校へ電話を挨拶。

 12時に乗車。名古屋から新幹線で新大阪。JR線で俊徳道駅へ。14時25分着。東大阪市教育委員会の石原先生らにお迎えをいただき、東大阪市立布施中学校へ到着。今回はリーディングDX事業の学校支援としての訪問。校長や研究主任と懇談して、講演内容の最終チェック。

 15時から16時30分まで講演。演題は依頼内容である「子ども一人一人を主語にした授業観、新しいICT活用観」を元にして「一人一人の子どもを主語とした情報端末活用」。例によって、入力より出力の重要性から入り、GIGAスクール構想が目指していること、様々な端末活用例を先生方に時折話し合ってもらいながら進行。話していて自然に感じられる
先生方のまとまりのよさ。この学校には今後も関わりを持たせてもらえることが楽しみになった時間。

 早々に研究主任から皆さんの講演を聞いての感想も届く。この学校を基軸にリーディングDX事業が位置付けられた価値を伝えていきたいとも思える内容で、元気が出る。

 俊徳道駅から新大阪、新幹線で名古屋駅まで。今日も頑張ったので、夕食は有名店の一つに入って、上うなぎ丼を食べる。失敗。この店の味は僕には合わない。「七福」のうなぎのよさを痛感しながら食べる。

 21時前に帰宅。プリンタが不調と聞き、その対応。野口芳宏先生から日本教育新聞での「提言」で、野口先生の話術を取り上げたことへのお礼の電話あり。野口先生には、いつもこうして励ましてもらっている。
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