2023年10月30日仕事日記

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 早朝から締め切りを延ばしてもらった「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)のプロットづくり。現状を知らせるつもりで、情報整理。2時間ほど集中。8時45分ごろ、やっとのことでプロット送信。愛犬散歩はお任せ。

 家を出て、いつもの喫茶店で短時間モーニング。一宮市立瀬部小学校へ向かう。10時ごろ着。

 校長、教務主任と懇談。最近の訪問校からの学びを伝達。ゼミ生の安藤さん、前野さん合流。

 3時間目は10学級、4時間目は9学級の授業参観。例によって動画撮影をしながら助言のポイント見つけ。

 給食をいただき、安藤さん、前野さんから卒論の進行状況を聞き助言。二人とも、例年通り、第4章で行き詰っている(笑)。その後、午前中の動画整理。

 5限4年生国語の授業参観。題材は「ごんぎつね」。単元8時間目の授業。これまでの指導の成果が子どもの発言でよくわかる授業。文脈をもとにきっちり読み取らせ、発言の発端となっている考えを明確にさせていく展開。教師が出るべきところで確実に出ている良い授業。

 校長室で動画整理。あらかじめ作ってきたプレゼン確認。

 14時30分から15時10分まで研究協議参観。各先生方がjamboardに自身の気づきをいれた後、話し合い。二つのテーマが設定されているが、それを発端として、子どもたちの姿と照らし合わせながらの良い論議。一宮市教委の助言で会の締め。

 10分後からの僕の講演。瀬部小の研究テーマをキーワードごとに分析して、その中から「振り返り」の重要性を伝える。その後、参観したすべての授業動画をもとに、全員で共有化したい事柄を伝える。

 とりわけ午後の国語授業では、グループで話し合ったことで、少数意見が全体の場に出されなかったという協議での発言を受けて助言。

 校長室で懇談後、安藤さんと前野さんで、喫茶店での振り返り。四方山話もたくさんできて、何度大笑いしたことか!

 帰宅。19時から「梅の花」で、ある方々と懇談。現状や困難点を直接聞き、考えることを多し。「人を育てることは本当に難しいです。自分が若い頃を思い出し、みなさんに支えられたことが身に沁みます」というコメントが印象に残る。

 帰宅。プロットについての編集部の返信をメンバーに送信。一宮市立瀬部小学校HPには、僕の訪問記事あり

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー野口芳宏先生からの学びの最終記事発信。榊原君、長谷川さん、石上さんの記事。ゼミ生の記事を読めば読むほど、野口先生の凄さを感じる。
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10月9日教師力アップセミナーでの学び(榊原、長谷川、石上)

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【榊原】
 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回の教師力アップセミナーに私は第3部の質疑応答から参加しました。今回の野口先生のお話から学んだことの中で特になるほど!と思ったことは『知識は思考・表現のキソになる』ことです。実際に野口先生はこう仰っていました。

「思考力や表現力は知識を組み合わせること」

 私はこれまで「知識」と「思考力・表現力」は繋がりのあまりない別のものとして考えていました。学校教育法の定める学校教育において重要視する3要素も「知識・理解」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」に分かれているので、よりそんな考え方になっていたのかもしれません。

 しかし、野口先生は、考えたり、表現したりするには前提の言葉や様々な知識が必要で、それぞれを繋げて組み立てていくことが重要、知識こそが基礎であり、それをどうでもいいと言うのはナンセンスだと教えていただきました。私がそのお話をとても実感できたのは、日々の生活の中で感じていることがあったからです。

 私の周りにいる話が面白い人や、テレビ等で討論や議論が上手な方はどうしてこんなにも面白く筋の通った発言ができるのだろうと疑問に思ったことがあります。そんな疑問に対して、「やっぱり人よりも深く思考ができていて、どう表現するかをパッと考えられるからだろうな」とだけ考え、どうして深い表現ができるのか、なんで表現がパッと考えられるのか、までは考えていませんでした。しかし、野口先生のお話を聞いたことで、その「どうして」の答えが分かりました。

 面白い話ができる人や討論・議論が上手な人たちは、色んな言葉を使うための語彙がとても多く、色んな経験から得られている知識が豊富なのです。なので、そこから組み合わせられる思考はとても深いものになり、短時間でパッと表現ができるほか、それが面白くどんなことでも的を射る発言ができるのだと思います。

 近頃の学習は思考力・表現力に重点が置かれていて、知識の重要性が低くなっているのではないかと思います。私が実習先で行った授業も自分で資料から読み取り、自分の言葉で表す活動を多く取り入れていまし、知って欲しい言葉など知識にあたることを学ぶ時間はあまり取りませんでした。頭で考えて、表現することが子供にとって1番の学びになるから、そこの活動をたくさん行えばいい!と思っていたのです。しかし、それでは良くない考え方であり、基礎がなっていないので思考力・表現力が十分に育つわけでないことがわかりました。

 私が教員になった時に作る授業計画は、しっかりと知識にも重点を置き、大事な基礎をしっかりと固めて、そこから考え、表現する活動に繋げることを大事にしていきたいと思います。(榊原)


【長谷川】
 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。今回は10月6日に行われた教師力アップセミナーについて書いていきたいと思います。

 10月9日の教師力アップセミナーでは野口芳宏先生から多くの話を聞かせて頂きました。ゼミの中で何度もお聞きした名前であり、野口先生が書かれた本を何冊も読ませていただきました。学校があり3部からの参加になってしまったのですがたくさんの学びがありました。

 1つ目は、全員参加の授業についてです。小学校実習へ行き全員参加の授業をすることの難しさを強く感じました。野口先生は「立場を決めることが大切。」と仰っていました。授業をする中で傍観者がいるようではいけません。自分は◯なのか×なのかノートに書くことが全員参加の授業に繋がると学びました。児童の立場を示し、傍観者が生まれない授業展開を心がけていきたいと思います。

 2つ目は、話術についてです。野口先生の話し方はとても面白く、自然と聞く姿勢が生まれています。話す上で大切にされていることは「間」だと教えて頂きました。伝えなければと思い沢山の言葉を詰め込んで「間抜け」になってはいけません。どんな時にも間を大切にして話すことを心がけていきたいと思います。

 今回の教師力アップセミナーでも沢山のことを学びました。野口先生や玉置先生をはじめとした多くの先生方や自分の置かれている環境に感謝してこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)


【石上】
 こんにちは!9期生の石上です。今回は10月9日の第4回教師力アップセミナーで、国語の授業名人とも呼ばれる野口先生から学んだことを記事にしていきます。

 今回、特に印象的だったことは話し方の工夫です。例えば題名や大切なところを読むときは本文よりゆっくり大きな声で読んだり、本文を読み始めるときは間を空けて静かに読み始めるなどです。また、聞き手のイメージを高めるために比較対象を提示したり、自分の主張したいことを簡潔に伝えたりと、聞き手が理解しやすい工夫がたくさんありました。

 他にも、子ども用の書き方でないと読めないと思い込み、習っていない漢字をひらがなにしてしまうのではなく、左側に振り仮名を振って、漢字が先に目に入るようにする工夫などを知り、とても参考になりました。

 質疑応答では、学力形成で特に大切にしていることとして、教わることを楽しい、面白いと思うことができれば学び続けると仰っていて、私も教師になったら、子どもたちが新しいことを発見する喜びを感じられるような場作りの工夫をしたり、自分自身も学び続けられる教師になりたいと感じました。

 今回の教師力アップセミナーでもたくさん学びや新しい発見がありました。野口先生、運営の皆さん、そして玉置先生、この度は貴重な学びの機会をいただき、本当にありがとうございました!(石上)

2023年10月29日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。今日の愛犬散歩は長男にお任せ。

 11月1日に訪問するリーディングDXスクール東大阪市立布施中学校の研究概要や指導案を見てプレゼンづくり。特設授業では「自由進度学習」が提案されるので、関連書籍を読んで勉強。いくつかの資料を入れ込んで完成。担当に送信。

 明日になってしまったが、本年度2回目訪問の一宮市立瀬部小学校でのプレゼンづくり。文書に示されたテーマの深掘りをして、おそらくこうしたことを伝えることになるだろうと予想してのプレゼンづくり。完成したので教務主任に送信。

 14時30分ごろ家を出て、愛知芸術文化センターへ向かう。第48回愛知県文連美術展(公募)に応募した家内の作品を搬出するため。ちなみに今年度は「特選」受賞。昨年は「大賞」であったのでちょっぴり残念。

 「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)のプロットづくりに必死。編集部から提案を受けた基本の構成に合わせて、まずは大枠を作成。そこに仲間から出されたアイデアを入れ込む算段をするが、思うように進まず。当初の予定より、かなり遅れている。頑張るしかない(泣)。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー野口芳宏先生からの学び記事。第4弾。新谷さん、古賀君、芝田君が発信。それぞれがたっぷり書いている記事。ぜひご一読を。
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10月9日教師力アップセミナーでの学び (新谷、古賀、芝田)

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【新谷】
 こんにちは、八期生の新谷です。最近はゼミやセミナー、中学校への授業参観、卒論と、学びでいっぱいに溢れている日々を送っています。この学びは教師になってから絶対自分のためになるので、日々忘れないように意識したいなと思っています。
 
 先日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。教育と笑いの会ぶりの野口先生のセミナーは、学びと笑いで溢れたもので、セミナーの中で学びになりつつ、何度も笑いを取りにくる野口先生の話術にとても圧倒されました。本当に聞いていて面白くて、なぜあんなに笑いを取るのか上手なのか、話し方などを聞いていましたが、野口先生曰く、意識していないということで、人柄が生み出す面白さというところにもあるのかなと思いました。

 しかし、しっかり話の中に詰まっている話術は、玉置先生のメモを基に、なるほどと思いながら聞いていました。その話術の一つとして、必ず比較できるものを提示して聞き手のイメージを高めているというところにポイントがあることを学びました。私も最初、学習用語と教材内容という単語を聞いた時には、どういうことかわからなかったのですが、野口先生が国語と算数の例を基に比較して説明すると、私の中でイメージがすっと入っていき、この話が何を伝えているのか理解することができました。私は説明することがまだまだ苦手なので、比較できるもので相手にイメージを掴ませることは今後意識して、取り入れていきたいと思いました。
 
 また、セミナーの内容から、音読の大切さも学びました。音読する際の文章について、なぜここで一文が開いているのか、「」がついているのか、畳語が使われている目的は何かなど、音読をする文章の中にも学びはたくさんあり、ただ読むだけではなく、その意味を理解しながら読むことが大切だと学びました。教育実習や学童のアルバイトで音読をしたり、聞いたりすることが何度かありましたが、今まで音読に使われている言葉に注視して音読をしてきませんでした。

 しかし、野口先生の講演を聞き、使われいる用語や記号一つ一つに意味があり、それを知ったうえで音読をするとより一層内容の理解に繋がり、また音読を読むことが楽しくなると思いました。教員になったら、国語の授業で音読する機会が必ずあります。その時にはこの野口先生の学びを活かし、音読する文の意味を理解したうえで音読をしたいです。
 
 今回のセミナーでも教師になって生かすことのできる授業技術を多く学ぶことができました。セミナー後のお食事会でも、酒井先生や現職の先生方とお話しする機会があり、とても楽しかったです。(新谷)


【古賀】
 こんにちは、9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを書いていきます。今回は、野口芳宏先生にご講演いただきました。私は午後からの参加でしたが、すぐに野口先生の話術に引き込まれていきました。

 第2部の「教学聖旨」を読むでは、明治に作られた「教学聖旨」を基に、仁義忠孝の大切さ、良くなった成績を何に使うかなど、教育の根本や過去の教育の実態を学びました。

 第3部の質疑応答では、玉置先生の司会で進み、多くの質問に対しての野口先生の考え方をお聞きすることができ、とても勉強になりました。中でも、思考とは知識を組み合わせることで様々なことを知っていることが思考を強くする。道徳にも知識は必要という話を聴いて、如何に自分の考えが浅かったかを思い知りました。他にも、通念に従って教育していくこと、最後に分かりやすくまとめる話術など、直ぐに実践することは難しいかもしれないが挑戦してみたいことが学べたので、これからも色々なことを学びながら自分の物へと昇華させていきます。

 運営委員の皆さん、玉置先生そして先輩方、今回も貴重で素敵な学びの場をご用意いただき、ありがとうございました。今回の学びを踏まえて中学校実習に臨みます。(古賀)


【芝田】
 こんにちは!8期生の芝田です!今回は、野口芳宏先生をお招きした教師力アップセミナーでの学びを記事にさせていただきます。

 第一部では、「固有種が教えてくれること」を題材とし、正しい音読の行い方や国語科の学力についてお話いただきました。第一部の内容で特に、常に心に留めておきたいと感じたことが二つあります。

 一つ目は、授業の本質は学力形成にある。何事においても言えることだが、根本や本質、原点がなんであるかを常に問い続け、追い求めることが大切だというお言葉です。
 
 教育の本質は、人格の形成だが、授業の本質は、学力を身につけることである。という言葉は、絶対に見失ってはいけないことだと感じました。また、ここでのお話では、「授業の本質は楽しむことという人がいるが、本質が楽しむことならばディズニーランドには敵わないよ」という鋭い切り口には驚きました。私は、学力の形成を目指した結果、新たな知識を手に入れたり、試行錯誤を繰り返したりすることが「楽しい」と感じさせることが出来るのが授業の理想なのではないかと考えました。楽しさを感じることが第一の目的ではなく、授業の学びの先に、嬉しさや楽しさがあることが良い姿であることを忘れずにいたいと感じました。
 
 二つ目は、「下手なものほど上手くなる」という言葉です。野口先生は、ご自身の習字の経験を話されていました。私は、自分の授業力、教師としての力に置き換えて、考えを巡らせました。私自身、まだ教育実習での経験しか実際の現場に立ったことの無い学生です。しかし、来年度からは教師として児童生徒の前に立ち、保護者の方や地域の方と協力して教育を行っていく立場になります。その時に、自分自身の能力をしっかりと自覚し、この言葉を胸に「今が一番伸びる時!!」と全力で成長しようと感じました。

 第二部では教学聖旨についてのお話、第三部では対談形式での質疑応答をしていただきました。

 第一部から第三部、さらにその後、直接お話をお伺いする機会の中で感じた野口先生の話術の凄さ、巧みさには強い憧れを感じました。「こんな話し方が出来たらな」と思う反面、「天性のものなのではないか」と半ば諦めそうになる程、野口先生の話に夢中になりました。
 
 特に、凄さを感じたのは、具体例の豊富さとわかりやすさです。短いフレーズで格言のようにまとめられた言葉を、ノートに書き留めるのですが、一度聴いただけでは、全てを理解しきれません。「難しい言葉だな」と感じていると非常にわかりやすい具体例を紹介してくださいました。また、その具体例は一つではなく、二つ三つと比較しやすいような例を挙げられていることにも気づきました。
 
 野口先生の知識量に、私はまだまだ知らないことが沢山あると感じました。さらに、そもそも私では、疑問にすら思わなかったようなことを疑問に思い、追究されているのだと感じました。本や経験、体験から得られる知識とそれを効果的に話に組み込める巧みさは到底真似ができるようなものではないと思いますが、それでも「追いつけ追い越せ」の気持ちで身につけたいと感じました。

 今回のセミナーで得た知識や経験を自分の糧とするためには、まずは言語化すること、さらに、行為にすることが大切だと思います。これからのゼミでの学びや、セミナーの中で、常に意識して行動したいと思います。(芝田)

2023年10月28日仕事日記

 昨日の安城市立今池小学校研究発表会のことなどを仕事日記に書く。昨日の講演途中でPCが固まった要因を探る。思い当たるところがあり、情報整理。

 5日間連続講演の疲れが一気に出た模様。体が重い。二度、三度睡眠の1日。間に愛犬散歩。

 ゼミ加入について教職専修教員の一部でやりとり。僕だけ発信しないわけにはいけないという気持ちになり、まさに心情発露。気持ちが先行していて、全然論理的ではない内容(泣)。

 中学校教育実習が始まった6名のゼミ生の授業訪問日時を調整して決定。さっそくゼミ生に連絡。あと3名。なんとか調整ができることを祈る。

 14時から算数・数学授業創りmathの例会にオンライン参加。元文部科学省の鈴木廉志先生が会場から講演。内容は、1.記憶に残る言葉、2.直観と論理について、3.全国学力・学習状況調査からの話題の3点。3項目とも、大いなる刺激を受ける。特に紹介された生徒の言葉「あいつは,自分で考える前に教えられて,知っちゃっているから,本当 に自分で疑問に思ったり考えたりできなくなっているんだ!(中3生徒の言葉)」には、指導者として深く考えさせられた言葉。ギリギリまで参加。

 夕方から長男が一緒になる先方のご両親と食事会。名古屋コーチン割烹店での楽しい時間。父としては、ほっとできた時間。

 本日の研究室HPへのアクセス数は、久しぶりの800近く!一大学の一研究室HPに1日でこれだけアクセスしていただけることに深謝。

 研究室HP記事は、野口芳宏先生教師力アップセミナーからの学び。澤本君、前野さん、安藤さんがそれぞれのテーマで記事をまとめている

10月9日教師力アップセミナーでの学び(澤本、前野、安藤)

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【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。もっ!12時間後は飛行機の中だなーって思いながらパソコンとにらめっこしています。(笑)10月9日に行われた教師力アップセミナーについて記事を書かせていただきます。

 今回は野口芳宏先生に講演していただき、授業技術ついて学びました。私は、卒業論文でもテーマにしている「教師の話術」に着目しながら野口先生の技術を盗みたいと思っていました。

 野口先生の話術は抑揚や間が絶妙で話に引き込まれていきました。また、説明をするときは、比較しながらわかりやすく話されていたり、自分の主張を短く表現されていたりしました。しかし、野口先生は「特に意識はしていない」とおっしゃっていて自然と聞き手をつかむ話し方をされていることを知り、驚きました。

 授業の本質として学力形成と述べていて、「学ぶって楽しい」と子どもが思える授業が大切とお話されていましたが、まさに野口先生の講演は話し方がうまいため、「学ぶって楽しい」と思いながら学ぶことができました。野口先生のような話し方に少しでも近づけるようにこれからも学んでいきたいと思います。(澤本)


【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。10月9日に第4回教師力アップセミナーが行われました。今回は『教育界のレジェンド「野口芳宏先生から学ぼう!」』ということで野口先生が3部構成の講演をしてくださりました。昨年の野口先生のセミナーは参加できなかったので、今回のセミナーを楽しみにしていました!1日かけてのセミナーでたくさんの学びがありましたので、記事にしていきたいと思います。

 様々なことを学んだ中で印象に残ったのは、教材内容と教科内容のお話です。国語科では教材内容と言われる教材そのものについて学ぶ機会が多く、国語科特有の学習用語等の教科内容を学ぶ機会が少なくなってしまっているということを学びました。教科書に出てきた言葉から派生して、関連する言葉をどんどん授業内で学ぶチャンスを作っていくことで、より多くの教科内容を学べるようにしていかなければいけないと感じました。これはゼミで学んだ「子どもが社会に出たときにも役立つことを教える」ということに通ずるなと感じました。ある作品だけで生かせる知識ではなく、どんな作品だったとしても生かすことができる知識を教えるという意識で授業内容を考えていくことが大切だと分かりました。

 第3部では野口先生と玉置先生の対談形式で質疑応答が行われました。様々な質問に鋭く、時には笑いも交えながら答える野口先生とそれに答える玉置先生の対談で、あっという間に時間が過ぎてしまったように感じました。教員として大切にしてほしいことは何かという質問に、野口先生は「根本・原点・本質を考えること」だと答えていらっしゃいました。この「根本・原点・本質」は今回のセミナーで何回か出てきた言葉です。授業でも学級経営でも、ねらいは何なのか、これをする意味は何なのかを突き詰めて考えてから行動に移していくことが大切なのだろうと感じました。

 講演の後には野口先生を囲んで食事会が開かれました。そして、その座席が野口先生、玉置先生と同じテーブルでした!こんな機会は二度とない!と終始緊張しながらではありましたが、野口先生と様々なお話をさせていただき一生忘れない思い出になりました。野口先生、本当にありがとうございました。

 今回のセミナーでは、念願だった野口先生の講演を生で聞くことができとても光栄でした。今回学んだことを1つでも多く、教壇に立ったときに生かせるようにしていきます!(前野)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。ご登壇された野口芳宏先生からの学びを早速記事にしていきます!

〜話術〜
 野口先生のお話はいつも不思議と引き込まれます。それは先生の話術に秘密がありました。1番大切なポイントは「間」です。先生は“何となくやっている“と仰っていて驚きました。音読、説明、会話など話す際は間を意識して聞き手を意識できるようにします!
 
 さらに「比較対象をつくる」のも話術ポイントの一つです。比較対象があるとイメージしやすく、とても分かりやすかったです。もう一つは「端的な表現」です。“知識の安定的行為化”といった先生自身の表現で最後、内容を短くまとめて次の内容へ進んでいました。特に話の最後の言葉は印象に残るので、キーワードでまとめることの大切さを学びました。

〜話し合い〜
 話し合いで大切なのは「根拠」と「立場を決める」ことです。話し合いは、漠然と進めてはいけません。何をどのように捉え、どのように考えたのかが大切です。中身のない話し合いになっていないか注意していこうと思いました。
 
 また、全員参加の話し合いをするためには傍観者をつくらないことがポイントです。そのために○か×をノートに書かせて自分の立場を決めます。自分の考えをまずはノートに書くことで、傍観者対策になります。さらに書く作業は授業中のアクセントになり、子どもが授業から離れていく対策にもなると学びました。

 他にも野口先生からここに書ききれないほどたくさんの学びがありました!学びを実践し、私も授業名人になれるように精進してまいります!今回もありがとうございました!!(安藤)

2023年10月27日仕事日記

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 愛犬散歩。美味しいバームクーヘンと珈琲で朝食。11月1日の東大阪市立布施中学校訪問時のプレゼンづくり開始。リーディングDX校としても公開するので、すでに100名を超える参加者とのこと。下写真のように挑戦的な(笑)チラシも公開している学校!

 11時ごろ家を出て、安城市立今池小学校へ向かう。1時間ちょっとで学校付近に来たので、昼食。12時30分には学校着。

 さっそくこれからの流れとPC設定の確認。動画の音声もチェック。講演する際の立ち位置を考えて、舞台ではなく、フロアで話した方がよいと判断。そのためのコード等の準備。

 校長室で来賓の方々と懇談。動画によるガイダンスを視聴。聞くところによると、若い教師らが作成したとのこと。今池小の研究概要や授業を見る視点がとてもよくわかる優れた動画。

 授業開始10分前から6年生教室訪問。というのは、子どもに振り返りの価値について、いきなり聞いてみようと思ったからだ。いきなり!のインタビューにこそ本音が出る。この動画を視聴していただくだけで、他に価値づけは必要ないと思えるほどの素晴らしい話をしてくれた子ども。公開授業前から気分上々。

 公開授業の多さからすべての授業を見て、講演の中で触れるのは無理だと判断。振り返りの価値を参加者に伝えられると予想できる授業場面をチェックして、授業巡回を決める。

 どの授業を見ても、子どもたちが主役。振り返りをもとに課題を自ら決める場面。工夫された課題によって対話を重ねて解決するしかない展開。互いの振り返りを読み合い、次なる課題を確定していく子どもたち。一人一人の子どもをしっかり見取り(PCも活用)、子どもを支えている教師。今池小の研究成果は子どもの姿にあり!と確信しながら、講演でどう伝えようかと思案しながら授業参観。さらに言えば、僕がアイデアを出したスクールライフノート(EDUCOM社製品)がフル活用され、豊かな学びづくりに大いに貢献していることが嬉しくてしかたがない。

 授業終了後、すぐに体育館放送室に入り込んで動画整理をしてタイトルづけ。今日も必死。講演者の席に着くことは無理と伝えて、ギリギリまでプレゼン作成に集中。研究部らの発表は舞台袖で聞く。

 講演数分前にプレゼン完成。15時10分から、途中、PCが固まるというこれまでにないトンデモナイことも見舞われたが、なんとかお約束の15時55分に終了。演題は「個の学びを充実させ、仲間とともに、学びを深める子の育成 〜振り返りを意識した授業づくりを通して〜 安城市立今池小学校の研究から学ぶ」。今池小の研究は、どこの学校でもできることを強調しながら、予想する次期学習指導要領にも対応できる研究であること、サブテーマとなっている「振り返り」の実践と積み上げの成果を価値づけ。もっとも冒頭で紹介した「子どもへのいきなり!インタビュー動画」ですべてを物語ったつもり。

 校長室では来賓の方々から、「とてもよくわかる話でした」「短時間での動画挿入に驚きました」など嬉しいコメントをいただく。良い機会を与えていただいたことに深謝。

 振り返りのツールとして、EDUCOMの「スクールライフノート」がフル活用されていることから、校長に許可を得て、研究会参加を社員に呼び掛けたところ、18名の参観あり。自社の製品が学校現場で子どもたちの育ちに役立っていることを目の当たりにして、元気が出たことと思う。

 校長さんや研究主任さんら5名の皆さんとじっくり懇談。これまでの研究の経過を振り返ったり、最新教育情報をお伝えして話し合ったりと、最後の最後まで充実した1日。

 20時30分ごろ帰宅。今週の5日間はすべて講演。一気に疲れが出て、いつのまにか記憶なし。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー野口芳宏先生からの学んだ記録発信。小林さん、古川君、荒木さんが発信。読むだけで十分に学ぶことが出来る記事
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10月9日教師力アップセミナーでの学び(小林・古川・荒木)

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 こんにちは。9期生の小林美稀です。
 今回は、教師力アップセミナーで野口芳宏先生のご講演から学んだことをまとめます。

 私が今回のセミナーで一番印象に残っていることは、「授業の本質は『学力形成』にある」という言葉です。野口先生は、人格形成は教育の本質であり授業の本質ではない。学びは楽しまなくてもいい、授業は楽しくなくてもいい、学力を形成できればいいと仰っていました。

 確かにそうかもしれないと思いました。授業をいかに楽しく、子どもたちの心を掴むものにできるかはとても重要だと思います。しかしその目的は学力形成です。授業が楽しくて、子どもたちの心を掴めたとしても、学力が形成されなければ授業の意味がありません。私は、学力を形成するとともに、その学びへの興味関心が続く授業を目指していきたいと思いました。

 また国語科の授業に関して、語彙力を国語の授業で伸ばすには、チャンスを活かすことが大切だということを学びました。野口先生は、新しい言葉は反対の言葉を教えるチャンスだと仰っていました。一つ新しい語彙を学ぶたびに、二つ三つと新たな知識を得られたら、子どもたちにとって何倍も価値のある授業になるだろうなと思いました。私は、現代は子どもが辞書を引く機会がほとんどないと考えています。実際に教育実習で辞書を引く活動を取り入れた際に強く実感しました。辞書を引く機会を増やすための努力をするよりも、野口先生が説明されていた「チャンスを活かす」ような、新たな方法で子どもたちの語彙力を伸ばす方法を考えていきたいと思いました。


 こんにちは!9期生の古川です。今回は、第4回教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめていきます。

 私が1番印象に残っているのは、

「全員参加する授業は立場を決めることが重要である」

という言葉です。子ども1人1人が当事者であり、意見を持つことが大切です。◯なのか×なのかノートに書かせたり、なんでもいいから予想を書かせることが全員参加の授業になると説明していました。この話を聞いて、自分の立場を決めることの必要性を感じさせられた。ただ単にグループワークをして全員が参加しているようにするのも大事かもしれないが実際はもっと最初の段階で1人1人が立場を持つことがその後の活動に繋がり必須であると気づかされました。

 中学校実習では、どんな子でもまず立場を決めることを意識して取り組んでいきたいと感じました。基礎的なことかもしれませんが授業の本質である学力形成につながることであり、生徒が主体的な学びに繋がってくると学びました。

 大学での講義があり、第3部のチャットを活用した野口先生から学び質疑応答から参加させていただきましたが本当に学びの多い時間でした。私たち若い世代に向けて、野口先生から「根本・本質・原点を大切に」というお言葉をいただきました。この言葉を忘れず、これからも活動していきたいです。

 玉置ゼミで活動していると毎度耳にする「野口芳宏先生」。念願であった野口先生の講演を聞くことができて本当にいい経験をすることができました。野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(古川)


 こんにちは、9期生の荒木です!!私も教師力アップセミナーでの学びをまとめたいと思います。

[授業の本質は学力形成]
私が1番印象に残っているのは「授業の本質は学力形成」という言葉です。
 教育実習を終えて、私が印象に残っている子どもの姿は、キラキラした笑顔で楽しく学ぶ姿でした。子どもたちが楽しんで学んでくれる姿は教員側にとっても嬉しい姿です。しかし、「楽しむこと」が1番の目的ではありません。

 授業を色んな角度から見るほど、軸がぶれそうになりがちですが、「何が根本、原点、本質なのか」を常に考えることが必要だと学びました。

[新しい言葉…反対語を教えるチャンス]
 「国語教材で新しい言葉が出てきたら、反対の意味の言葉を教えるチャンスだ」という言葉が印象的でした。注意して聞いてみると、野口先生は、授業の色んな場面で反対語を用いた説明をしていました。
 
様々な反対語を知ることで、新しく習う語に対する理解やイメージが深まり、ただ文を読むだけでは見えなかった世界が広がっていくようでした。
 
 私が小中学生の時は、教科書の新しい単語ばかりが並んだ文章を見ると、「読むのが難しそう」「また覚えないといけない単語が増えたな、いやだな」という気持ちになっていました。しかし、反対語という既存の知識からつなげて新しい単語を知ることはとても楽しく、自分の世界が広がったようで、前向きな姿勢で学びに向かうことができる他、記憶にも残りやすいと感じました。
 
[野口先生の話術]
 今回の講演は学びあり笑いありのとても楽しい講演でした。間や言葉の抑揚を効果的に使って聞く人を惹きつける野口先生の話術は、見習いたいポイントが多くありました。今までは話す内容ばかりを意識していましたが、話し方がここまで聞き手に与える印象を変えるものかと驚き、意識していかなければと思いました。

 あと1週間で中学校教育実習が始まります。不安が大きいですが、今回の講演での学びや小学校教育実習での反省を活かし、全力で挑みたいと思います!素敵な学びの機会をくださった野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(荒木)

2023年10月26日仕事日記

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 珈琲とパンで朝食。愛犬散歩。10月30日訪問の豊山町立志水小学校でのプレゼン作り。振り返りの実践記録が届いたので、それを入れ込んで作成。完成したので送付。

 9時6分地元駅乗車。犬山経由、ミュースカイで豊橋駅へ。豊橋鉄道で三河田原駅への到着は11時50分。用意していただいたタクシーで(長距離で感謝)、12時30分ごろ田原市立伊良湖岬小へ到着。

 講演会場でプレゼンの音出しチェック後、校長室で授業録画準備等。

 13時から25分間、全体会で研究概要の発表を視聴。その後、公開授業。すべての公開授業を参観しながら、できるだけ講演で紹介できるようにピンポイント撮影。どの授業も子どもたちが活躍。教師が出る場できちんと出ていて、気持ちよく参観。

 授業終了後、すぐに体育館袖に行き、必死に動画整理開始。講演まで30分間でどれだけ整理して講演に反映できるか、息するのも忘れるほどに集中(笑)。

 1時間の講演演題は、「深い学びをする『みさきの子』を育てる伊良湖岬小から学ぶ」。この学校の3年間にわたる研究の価値づけをして、動画による子どもたちの様子を見せながら、どこの学校でも意識して行ってほしい岬小研究から明らかになった数々の事柄を伝える。「深い学び」のイメージ、それを生み出すための教師側の姿勢、日頃積み上げるべき事柄などを伝えたい一心。

 校長室でしばし懇談して、タクシーで三河田原駅へ。17時17分発1分前に駅に到着して電車に飛び乗る。豊橋から名古屋駅へ。到着は18時51分。電車の中で思い出すのは、伊良湖岬小の先生方の「深い学び」を生み出すための挑戦的授業の数々。教師が授業作りを楽しんでいるからこそ、あの子どもたちとなったのだと確信。

 19時から、かつてのゼミ生と卒業後初の食事会。ひつまぶしを食べながら、積もる話をあれこれ聞く。元気で頑張っている姿に安心。とっても楽しい2時間。「心の天気」の実践話を聞いて、ある依頼をする。快諾してくれた。深謝。

 実は本日、伊良湖岬小のように3年間関わらせていただいた豊川市立牛久保小学校の研究発表会であった。申し訳ないが、発表会では映像ミニ講演をさせていただいた。校長先生から、次のような嬉しいメールがいただけた。

 無事に豊川市の研究発表会を終えることができました。先生のご指導のおかげで、教科のねらいに迫るための有効なツールとしてタブレット端末を活用している授業を子どもの姿で見ていただくことができました。

 先生にご助言いただいた、一人の発言に対する他の子どもたちの反応も自然な感じであたたかい雰囲気をつくるものとして、牛久保小学校の確かな財産になりつつあると、教育長にも認めていただきました。


 22時ごろ帰宅。ゼミ生からのプレゼントを家内に見せながら、ゼミ生の今を報告。明日は安城市立今池小学校の研究発表会で講演。明日は家を出るまでに余裕があるので、すべては明朝と決めて、早めに横になる。

10月9日 教師力アップセミナーでの学び(寺尾、伊藤、柴山)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は野口芳宏先生のご講演を通して、教員になって活かしていきたいことをまとめていきます。

 まず、今回の中で1番のキーワードであるといえる「授業の本質は学力形成にある」ということを常に忘れずにしていきます。この本質を頭に置いておかないと、子どもたちにどういった力をつけたいのかということや授業構成などがブレてくると思います。授業づくりの土台には学力形成があり、そのうえで子どもが楽しいと思える授業をしていきたいと思います。

 2つ目は、話し方についてです。相手の目を見て話したり、適切な間を取ったり基礎的なことから気をつけていきたいです。また、野口先生のように、伝えたいことを自分なりの言葉で端的に表せるよう意識していきます。

 3つ目は、国語の説明文の音読についてです。「題名は本文よりもゆっくりと大きな声で読む」、「鉤の前後は間を取る」「本文は静かに読み始める」など、細かなところも意識し、子どもたちに音読の大切さを伝えていきたいと思いました。
野口先生の講演は、先生の一言でどっと笑いがおきていましたし、思わず聞き入ってしまいます。

 また、自分が教員になったら常に根本・本質・原点に立ち返りそれらを確認していきたいです。今回も多くの学びを得られたとても貴重な機会でした。野口先生、玉置先生ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは!8期生の伊藤です!今回は、教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめます。

 私が1番印象に残っているのは、「授業の本質は学力形成にある」というお言葉です。子どもが授業を楽しいと思えても、子どもの学力が形成されなければ全く意味のないものになることが分かりました。野口先生は、子どもの学力形成のために、授業の中であらゆる工夫を取り入れていました。それは、教科書に出てきた言葉からどんどん広げるということです。例えば、教科書にある平仮名の字を黒板では漢字で書かれたり、教科書にある言葉の類義語や対義語を教えられたりしていました。このような字が読めてたくさんの語彙を知るチャンスを掴むことが大切なことなんだと学びました。

 私が理想としている授業は、子どもが楽しいと思える授業です。今回の学びを活かし、色んなことを学ぶことができることに楽しさを感じられる、そんな授業をしていけたらいいなと思いました。

 今回はありがとうございました。授業名人の方から貴重なお話が聞けてとても光栄でした。野口先生のご講演に参加させていただいたのは、今回で2回目でした。1回目も2回目も、野口先生の話術の高さに驚かされました。まだまだ現役の野口先生から、またお話が聞けることを楽しみにしています!(伊藤)


 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、野口芳宏先生のセミナーに参加させていただきました。「授業の本質は学力形成」という言葉が最も印象に残っています。
 
 野口先生は、国語科でつける学力の一つに、「語彙力」があるとお話されていました。話を読む中で、多くの言葉が出てきます。話の中に「陸生」という言葉が出てきたら「水生」という言葉を問う。「地方」が出てきたら「地域」や「地区」との違いを問うなど、思わず辞書をひきたくなるような問いを模擬授業の中で紹介していました。一つの言葉から派生して多くの学びを提供していくことが大切であることを学びました。私自身、子どもと共に辞書を引き、学ぶ習慣をつけていこうと思いました。言葉に注目して学びを深めていけるような国語の授業を行っていけるよう頑張ります。

 野口先生の話術からも大きな学びがありました。野口先生は、自分の主張を「向上的変容」などのように短く表現してから、すぐに主張の内容を話していました。「国語なら〜」や「算数」なら〜」などのように比較するものを出し、イメージが湧きやすいように話を進めていたことも印象的です。そのおかげで、最後の簡潔にまとめられた一声を聞いたときにお話の内容がスッキリと頭の中に入ってきました。私も、「短く表現」「内容は比較対象を出す」「最後は簡潔明快」の3つを意識して、話し方を向上させていきたいと思います。

 昨年に引き続き、今回も生で野口先生のお話を聴けたため、多くの学びを得ることができました。野口先生、玉置先生、本当にありがとうございました。野口先生のように、話術を向上させ、いつまでも若く成長し続けられるようがんばります!また、生で野口先生から学ばせていただけることを楽しみにしています!(柴山)

2023年10月25日仕事日記

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 久しぶりの5時台の愛犬散歩。軽く厚着をして出かける。帰宅して仕事日記書き。アップ後、大学へ向かう。7時30分ごろ研究室着。1限のワークシート印刷。

 7時45分からゼミ加入相談面接。8時30分からも一人面接。

 9時から教職実践演習。僕の担当は「学級経営」。野中信行先生の著書をもとに構成したプレゼンをもとに、国語専修30名余の一人一人に意見を求めながら展開。手ごたえ十分。

 終了後、すぐに大学を出て、みよし市立黒笹小学校へ向かう。幸い渋滞もなく、11時35分ごろ学校着。45分開始の4限1年生「生活科」の授業参観。事前に指導案を見て感じていた疑問は、実際の授業を見て全て解消。「授業は布石の連続」を体現している授業で、以前からの意図的な指導の成果が子どもたちの姿から見て取れる授業。

 給食をいただいて、動画整理。授業者や管理職らのみなさんに指導助言。1年生のこの段階にここまで来ているのだから、さらにこんなことを試みるとよい助言。

 5限4年生「算数科」授業参観。L字型の面積を工夫して求める授業。面積を確定するのではなく、多様な考え方を出し合い、話し合うことに重点を置いた授業。僕は授業の流れには満点をつける。5つの方法が出せるとよいという指示を受けて、必死に考える授業。中には1平方センチメートルに着目している子どももいて、発想に感心することもあり。

 20分間の時間で動画整理。授業を見終えて、「数学的な見方・考え方」を意識した授業展開についての助言がいいと判断して、急遽、プレゼンを追加。授業者と管理職らの皆さんに指導助言。板書に何を残すべきかを問いながら、「見方・考え方」を記録することを提案。

 終了後、参観したEDUCOMのYさんと喫茶店で四方山話。貴重な話をたくさん聞くことができた。こうしたことができるのも、この企画「フェローと一緒に学校に行こう」の良いところ。

 17時30分ごろ帰宅。夕方の愛犬散歩。黒笹小の動画整理。明日の田原市立伊良湖岬小学校研究発表会での講演プレゼン確認。若干の追加。今日も届くいくつかの依頼への対応。1限の「教職実践演習」で感じたワークシート不備。再調整。

 研究室HP記事は、10月18日の虹天塾近江での楽亭じゅげむさんの講演動画を見ての学びを柴山君が発信。彼の文章力は確実に上昇してきている。発信量の成果!

10月8日楽亭じゅげむさんの講演からの学び(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、虹天塾近江の楽亭じゅげむさんから「失敗を笑いに変える思考」について学ばせていただきました。冒頭で大切だとおっしゃっていた「全員が幸せになる笑い」をつくるうえで、意識したいと感じたことを記事にさせていただきます。

 セミナーでは「否定はしないこと」を根本に、じゅげむさん実演の落語から登場人物の行動を考えました。味噌豆という話では、弟子がどこかに隠れて店の豆を食べようとしています。厳しい師匠に見つからなそうな便所で食べようとしたところ、便所で隠れて豆を食べている師匠に鉢合わせてしまいます。ここで、弟子の行動を考えました。

 「師匠は僕に厳しくするのに、なんで店の豆を食べているんですか?」と否定的にぶつかってしまっては笑いにつなげられません。ちょっと角度をずらして「一緒に食べようと思いまして!」や「おかわりを持ってきました!」といえば、起こったことをほっこりと受け止めることができます。

 起こってしまった状況を面白く捉えて切り返す「落語思考」は私生活や学校での生活にも必要だと感じました。「落語思考」が身につくことで、子どもの行動を正面から叱ってしまうのではなく、クスっと笑えるような切り返しで受け止めることができます。自分自身にも余裕ができ、子どもも失敗しても大丈夫と思える、あたたかい学級をつくっていけると思います。

 じゅげむさんは、「周りの面白い人から学ぶことが落語思考のコツ」と話していました。玉置先生や8期生のみんなは、毎回面白い角度から物事を捉えています。今は「落語思考」を身近な所から学ぶ絶好のチャンスです。「起こったことを否定しないこと」を意識して、状況を面白く捉えて切り返していけるよう、周りから学んでいこうと思います。

 玉置先生、虹天塾の皆様、今回は本当にありがとうございました。ビデオ視聴の形で参加させていただけて、本当に嬉しかったです。自分の中に新たな視点ができました!実は僕は今日の朝、2度寝して寝坊しましたが、おかげで夢の中で北海道に行くことができました!海鮮丼を食べるために、今から3度寝してこようと思います!(柴山)

2023年10月24日仕事日記

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 今日は、茨城県鹿嶋市立中野東小学校へ。依頼のイベント名は「PTA活性化及び児童教師のコミュニケーション力向上プロジェクト」。

 具体的なねらいは、
1 PTA活動活性化の様々な方策について、講師の先生から貴重な経験談を学ぶことを通して、今後のPTA活動実践化につなぐ。(PTA役員・教員)
2 コミュニケーションの大切さを認識するとともに生の落語を鑑賞することを通して、よりよく伝える力を育成する。


 出発前にあらためて文書を読み、気合を入れる(笑)。ということで、今日は、4年生・5年生・6年生の子どもたちへ落語、PTA役員と先生方に講演、最後はこちらから提案した先生方への模擬授業という三本立て。

 6時54分地元駅乗車、名古屋から東京へ。高速バスで水郷潮来到着は11時23分。4時間30分ほどの旅。

 そこからは、校長先生の車で昼食へ。美味しいお寿司を食べながら、同席の教務主任も意識して授業づくりの話を中心に懇談。

 13時10分ごろ学校着。さっそく体育館袖で着物に着替えて、落語の準備。さて、130名の子どもたちをどれだけ集中させて楽しませることができるか。かなり久しぶりの高座で緊張。

 たくさんの拍手で迎えていただき、校長先生の挨拶を受けて、いきなり問いかけ。「コミュニケーションって何?」。挙手をして説明してくれる子どもに助けてもらい、社会性を育てる自己紹介ネタから、落語「動物園」に入る。よ〜く笑ってくれて、ほっとする。さて、後半。オチの意味を聞いたり、寿限無ができるという子どもを高座にあげたり、うどんを食べる仕草を子どもばかりではなくて、いきなり校長先生にもしてもらったりと、手立てをあれこれ変えて、なんとか45分間終了💦。

 次は、校長室で、教頭先生や教務主任、事務職員の方々と秋らしい豪華ケーキを食べながら懇談。といっても、僕から聴き手を意識しての話題提供。教頭職時代のエピソードや「孤独だが孤立してはいけない」などの話をあれこれ。

 15時から1時間はPTA役員と先生方に講演。演題は「PTAと教職員で楽しい学校を共に創る」。特に役員の皆さんを意識して、小牧中PTA活動の様々な事例を伝えながら、子どもたちのために学校と共に活動すると、こんなことまでできると伝える。

 後半は、保護者にも「主体的・対話的な学び」の大切さをわかっていただきたいと思い、こちらに来て加えたプレゼンをもとに、先生方には日ごろの授業を想起してもらいながらの講演。自分としては、後半に教育情報を入れたのは正解だったと判断。

 10分度休憩して、最後は先生方に「17番目の秘密」の模擬授業。例によって、展開する時のポイントや子どもたちからどのような気づきが出て来るかを紹介。先生方の反応がとてもよく、楽しんで授業をすることができた。

 バスターミナルへ送っていただき、バスが来るまで、校長先生と本日最後の談義。17時20分ごろの高速バスに乗車。18時50分ごろ東京駅着。19時9分新幹線で名古屋へ20時45分。自宅到着は、21時50分ごろ。

 中野東小学校のwebには、すでに今日のイベントが掲載。僕が皆さんに伝えた内容をしっかり紹介していただけた。僕の高座写真なども見ていただける。ぜひクリックをしてご覧ください

 明日の教職実践演習の準備。かなり以前に作ったプレゼンを確認して、ワークシート印刷。我ながら今日もよく頑張った。明日も頑張ろう!

 研究室HP記事は、10月18日の8期生ゼミの記録。前野さんが論議の内容をしっかりまとめてくれた。

10月18日 8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。食欲の秋、お芋のスイーツにはまっています。秋になるとよりお芋が食べたくなってしまうのはなぜなんだろうと思いながら、ついつい沢山食べてしまっています。笑

 先日の8期生ゼミでは、前回に引き続き赤坂真二先生の本の深掘りをしました。今回は「信頼される教師〜中学校編〜」と題して、中学校において信頼される教師の姿を学びました。赤坂先生の本では、信頼される教師の姿として「安心できる教師」「不信感を抱かせない教師」「教師としての役割を遂行する教師」の3つが述べられていました。

 今回全体で論議した内容は「教師としての役割を遂行する教師」の中で本に出てきていた「『やわらかい壁』として指導するにはどうしたら良いか」という内容です。この「やわらかい壁」というのは、子どもになめられてはいけないと思うあまり、強面で大きな声を出して威圧的な指導をするのではなく、問題状況の中にもポジティブな変化を見つけて、教師自身の自己開示も含めた配慮した指導のことです。「やわらかい壁」として指導するには、どんな場面、どんな言葉で指導していけば良いのかをみんなで話し合って深めていきました。

 話し合いでは以下の意見が出ました。
・子どもに恥をかかせないために、人目がある中で叱責しないようにする。
・軽い指導であればユーモアを交えながら指導する。但し、指導するべきことはしっかりと伝えるようにする。
・子どもの人間性を否定することは言わない。
・自己開示をすることで、子どもと対等に近い関係になれる。
・他の子どもに迷惑をかけているかどうかを指導するかの判断材料にする。
・指示を明確に出しておくことで、その指示に従ってないときに「今は〜する時間だったよね」と確認する形で指導する。
・「でも」「しかし」という否定の言葉から話し始めない。
・子どもの問題行動の裏にある背景を理解する。

 ゼミが終わった後には、みんなでケーキを食べ、玉置先生の誕生日をお祝いしました!プレゼントも喜んでくださって、美味しいケーキも食べることができて充実したゼミでした!玉置先生、お誕生日おめでとうございます!!(前野)

2023年10月23日仕事日記

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 6時ごろ目覚め。仕事日記発信後に愛犬散歩。11月28日訪問の東海市立大田小学校でのプレゼン作り開始。9時15分ごろ家を出る。

 9時30分に小牧の珈琲屋らんぷに到着。ゼミ生新谷さんの卒論などの相談を受けて、30分ほど指導。新谷さんや自分の住まいを考えて、小牧市内で場所設定。

 午後の岡崎市立額田中学校指導助言のため移動。新東名の岡崎SAで、1時間半ほど、昼食ならびに講演プレゼン作り。朝から始めていたので、ほぼ完成に近づく。

 13時額田中学校到着。校長先生らと懇談。13時25分から2年生数学授業参観。凹形図形の角度を求める問題。どの班も活発に意見交流。素直にわからない、混乱してきたなどと表現する子どもたち。まさに心理的安全性が高い学級で、みんなで学び合い高め合う授業。行き詰っている班には的確なヒントを出し、すでに到達している班には、ゆさぶりをかけるなど、的確な教師の動きもあり。

 終了後、授業者に個人指導。今回の授業に際しての困りごとを聞き、それに対しての見解を述べたり、さらに高みにいくためのアドバイスをしたりする。授業者との対話を通して、この後の全体指導で、僕はどこに重点を置いて話したらよいかの見通しが持つ。

 30分間ほど時間をもらい、動画整理。皆さんの研究協議を聞きながら、必死にプレゼン追加。

 16時から30分間、あらかじめいただいた質問をタイトルにして、改めてCRSの価値づけをして、今日の授業をもとに全体に伝えるべきことを話す。

 終了後、校長室でしばし懇談をして学校を出る。1時間余で帰宅。SAでほぼ完成していたプレゼンの最終調整。EDUCOMからの依頼に応えるために資料に書き込み。額田中での動画整理。次期ゼミ生の確定について、福地先生、山田先生と相談。

 明日は茨城県鹿嶋市立中野東小学校へ。その準備をあれこれ。

 研究室HP記事は、犬山市立犬山中学校での学びの最終記事。安藤さんと芝田君が発信。あらためて8名の記事を読み直す。授業を見る目が高まってきていることが指導者として嬉しい。さっそく犬山中学校校長や研究主任に連絡。

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(安藤・芝田)

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【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!
 先日、犬山中学校で授業を参観させていただきました。そこでの学びを早速記事にしていきます!

[教師と生徒の関係]
 授業を参観させていただいて印象に残っていることがあります。それは教師と生徒が「対等」であることです。生徒が教師に「もう少し〜したい、してほしい」と自分の思いを伝えている場面を目にしました。これは教師が教えるという上からの立場ではなく、教師と生徒で授業をつくっていく、まさに“子どもありきの授業”だと思いました。
 その秘訣は対等な関係にありました。対等な関係をつくるには自己開示が大切だと仰っていました。時には自分の失敗談を話して飾らない、ありのままの自分を子どもに示すことが大切だと学びました。立場的な面ではしっかりとメリハリをつけつつも、対等な関係も意識して子どもと関わることを意識していきます。

[教師になるにあたって]
 参観後、先生方に質問をさせていただくお時間をいただきました。そこでの学びも記事にしたいと思います!
 4月から教師になるにあたって、1番大切なことを質問しました。先生は「素直である事」とおっしゃいました。分からないことはすぐに先生に質問に行く。子どもに対しても、誰に対しても自分の過ちは認める。強がらない。これは分かっているつもりでも中々できないことが多いです。どんな時も「素直さ」を忘れない教師であれるよう、自分を見つめ直しながら人と関わることを大切にします。

 実際に現場の様子を見させていただいて、子どもの様子や先生方の動き、授業、雰囲気など大学では学べないことを学ばせていただきました。あと数か月で私も子どもの前に立つと考えると不安なことが沢山出てきます。しかし先生方の姿を思いだしながら、学生ではなく、一人の教師として子どもの前に立てるよう努力してまいります!今回も貴重な学びの機会をありがとうございました。(安藤)


【芝田】
 こんにちは。8期生の芝田です!今回は、犬山中学校での学びを記事にします。
私の住む扶桑町と犬山市は隣接しており、部活動では何度も練習試合をしたことを思い出しました。また、小中学校時代に教えていただいた先生方との再会もあり、懐かしさを感じました。

 授業を観させていただいた全ての先生方が、独自の工夫をされており、勉強になることが多くありました。その中でも、一番印象に残ったのが、3年生の社会科の授業です。芸能人のプライバシーについて、四つの立場に分かれ意見を交流していました。「〇〇という立場の人に言いたいんですが」と話す相手や内容を明確にし意見を伝えていました。さらに自分たちのグループに対しての意見や質問に、「でもこんな立場があるよ」「確かに言われてみると」「一部は理解できるんだけど」など自身の想いを伝え合っていました。

 授業後には、現役の先生3人と玉置先生の対談形式で、授業についてや生徒との関わりについて話していただきました。この対談の中で、理想は「教師がいなくなっても意見交流が進み、内容が深まっていく授業だと思います」というお話がとても印象に残っています。

 その後、先生方に直接質問をする機会を設けていただきました。私の「ICT機器の利用についてどうお考えですか」という質問に対し、「感想や意見などの文章はデジタルでなく、手書きで書くのが生徒の想いが伝わりやすいのではないか」とお話をお聴きしました。自身のこれまでを振り返ってみると、たくさんの思考や意見交流があった講義の感想やまとめは自然と筆圧が強くなって、文章が上手くまとまっていないと感じつつ、ペンがどんどん進んでいたなと思います。デジタルとアナログのいいとこ取りをする為には、使い所を間違えてはいけないと強く思いました。

 半日の中で多くの学びをさせていただきました。このような機会を設けていただいた犬山中学校の先生方、玉置先生、本当にありがとうございました。(芝田)

2023年10月22日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。いつものように愛犬散歩。

 仕事日記書きを終えて、「中学1年の学級づくり 365日のアイデア事典」の校正。必死に自分の分担分を見る。

 11月6日の高槻市教職員研修(学校経営・教務主任等)のプレゼンづくり。依頼いただいた演題は「学校力を高めるチームリーダーの役割」。最新の教育情報を入れ込んで、人材育成のポイントやチーム(ミドル)リーダーの在り方、実例などで内容構成。完成したのでデータ送信。

 11月9日開催の安城市立安城東部小学校研究発表会での講演プレゼンづくり。生活科・総合的な学習の時間を軸に、子どもたちの探究力を高めた実践の価値を参加者にどう伝えるとよいかという視点で構成。当日の授業から加筆することを踏まえて完成したので、教務主任へデータ送信。

 夕方の愛犬散歩も終えて夕食。19日の教育課程論の振り返り読み。100名を超える受講生なので、時間がかかるのは仕方がない。

 数学ネタをあれこれ考える。昨日と今日で予定したことがほぼ終わり、気分はすっきり。よく頑張ったと自分を褒める。

 研究室HP記事は犬山市立犬山市立犬山中学校参観記。澤本君と柴山君が発信。共に子どもたちの姿から学んでいる。これが大切。

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(澤本、柴山)

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 こんにちは!8期生の澤本です。今回は10月4日に犬山中学校に学校訪問させていただいたので、記事を書いていきます。
 
 今回は4時間目、5時間目の授業を参観させていただきましたが、2時間で20以上の授業を見ることができました。今まで一度にこんなにたくさんの授業をみたことはなかったのでとても貴重な時間になりました。先生が楽しそうに明るく授業をされているクラスは子どももとても生き生きとしていて、子ども同士のつながりを感じました。また、「こっちの方がいい」、「こうじゃない?」と疑問や意見が飛び交っていて、私もこんなクラスをつくりたい、こんな授業をしたいと思いました。

 授業後には、全体会に参加させていただき、その後には現役の先生に来ていただき、私たちの質問に答えていただきました。どの先生も学級経営において意識していることとして『褒めること』が大切だとお話していただきました。さらに、子どもや他の先生方、保護者の方に対して、「ありがとう」、「ごめんなさい」をたくさん伝えることも学びました。人として飾らず、人と人とのつながりを意識して、何よりも自分が楽しく学校生活を送っていきたいです!!

 玉置先生、犬山中学校の先生方、今回私たち玉置ゼミ8期生に貴重な機会をつくっていただきありがとうございました。みんなで一緒に学べるのも残りわずか、最後の最後までみんなで高め合っていきます!(澤本)


 こんにちは!8期生の柴山です。4限、5限の時間に多くのクラスの授業を参観させていただきました。特に、「人権」をテーマにした3年生社会科の授業が印象に残っています。意見が分かれる題材ほど、みんなの前で発表することが難しいように思います。しかし、生徒は実際の事件に対しての意見を堂々と発表し、学びあっていました。様々な意見を聴き合うために話し合い、発言者の方を見て聴き合う姿勢が生徒たちに浸透していたため、今回のような雰囲気ができていたのだと思います。

 協議会で先生は、「1年生の時からこの授業の形式を続けている」とおっしゃっていました。私も、全員で学びあう授業を行うために4月から学びあう授業を行う習慣を子どもたちにつけていこうと思いました。

 授業の参観後、学級経営を行う上で大切なことを先生方に教えていただきました。つながりの幸せを生むことが大切だというお話が印象に残っています。子どもに活躍できる役割を与え、できた時に「ありがとう」と伝えること。活動で何かあった時には、「大丈夫だったか」などのように子どもに声をかけたりすることの繰り返しが大切だとお聞きしました。保護者の方にも、子どもの学校での活躍や、報告をすることの大切さも学びました。

 今回、4月から教壇に立つ私たちにとって、すぐ役立つ重要なことを教えていただきました。本当にありがとうございました。私も自分と関わる人全員を大切にすることを通して、楽しい学級をつくっていこうと思います。このような機会をつくってくださった玉置先生、犬山中の皆様、本当にありがとうございました。必ず、現場で今回の学びを活かしていきます!(柴山)

2023年10月21日仕事日記

 今日・明日は、これからの講演プレゼンづくりと校正を進める二日間とする。いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩を終えて、PCに向かう。

 まずは昨晩の会議を受けて「数学ネタ110」のネタ出しフォームを作成。グループチャットで連絡。

 11月7日訪問の美濃地区教育協議会研修会での講演プレゼンづくり。参加者を意識して、最新教育情報も入れ込んで完成。担当者へデータ送信。

 10月25日訪問のみよし市立黒笹小学校から届いた指導案を見て、こうしたことを助言することになるだろうと予想してプレゼンづくり。ほぼ完成。

 11月10日の愛知県総合教育センター主催の中堅者研修(数学)のプレゼンづくり。最近参観した数学授業をもとに、参加者の大いな刺激となる情報も加えて、ほぼ完成。担当に送信。
 
 今日も届くゼミ加入?希望面接依頼。とうとう朝7時30分から面接しなければ対応できない状況になる。「嬉しい悲鳴」と言っていていいのだろうか?

 なごのキャンパスへ備品と下見の問い合わせ。関係者に連絡。

 谷村新司の追悼番組を2本視聴。キングオブコント2023は数時間にわたって視聴。サルゴリラの優勝には納得!

 研究室HP記事は、犬山市立犬山中学校訪問から学ぶシリーズ第2弾。伊藤君と新谷さんが発信。授業後の質問から学んだこともしっかり記録。皆さま、ぜひご一読ください。

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(伊藤、新谷)

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 こんにちは。8期生の伊藤です。今回は、犬山中学校を訪問させていただいたので、そこで学んだことを記事にします。

 犬山中学校に訪問させていただいたのは2回目でした。犬山中学校の授業を見させていただくと、第一に先生と子どもとの信頼関係の良好さを感じます。先生と子どもとの信頼関係が良好であるため、授業中には、子どもの楽しそうな顔、生き生きとした顔が多く見られました。授業を見ていた私でさえも、笑顔になりました。私も、子どもの楽しそうな顔、生き生きとした顔が飛び交う授業をしたいと、心から思います。このような授業をするためのポイントを、犬山中学校の先生方の授業やお話から学ぶことができました。

 授業の様子から学んだことは、子どもが食いつくような言葉や題材を取り入れることです。これは、特に社会の授業を見させていただいたときに学びました。社会の授業は、暗記科目と言われるため、教科書の太字を先生が説明してしまえば、そこで授業は終わります。この授業であると、子どもは退屈に感じてしまいます。私も実際に、このような社会の授業を受けたことがありますが、授業中に寝てしまうことが多かったです。

 しかし、今回見させていただいた社会の授業では、身近な題材を取り入れていたことで、子どもたちが食いつき、全員が生き生きとした顔でディベートを行っていました。このように、クラス全員が授業に参加できる授業にするためには、子どもが食いつくような言葉や題材を取り入れる授業作りが大切であることを学びました。

 現場の先生から学んだことは、子どもたちと同じ目線に立ち、同じように楽しむことです。これは、英語の授業を見させていただいたときに、先生と子どもの信頼関係の良好さを感じたため、この信頼関係はどこからきているのかを、現場の先生にお尋ねしました。その先生のお話の中で、変に先生っぽくいないこと、子どもと対等にいること、が特に印象に残りました。私は、教育実習で子どもと友達みたいな関係性になってしまい、子どもから舐められてしまったことが課題でした。そのため、もっと先生っぽくしないといけないんだと反省していました。そんななか、このようなお話から、常に先生っぽくいなくてもいいということを聞き、安心しました。そして、子どもたちと同じ目線に立ち、同じように楽しむことが、子どもとの良好な信頼関係を築くために大切なことを学びました。

 このように、今回の学校訪問を通して、多くのことを学ぶことができました。4月から教壇に立つ私にとって、とても貴重な学びであり、どれも参考になることばかりです。犬山中学校の先生方、玉置先生、今回もこのような貴重な機会をありがとうございました。ゼミ生一同で学びを高め合い、4月から少しでも良いスタートダッシュを切ることができるように頑張ります。(伊藤)


 こんにちは!8期生の新谷です。先日、犬山中学校へ授業の参観へ行かせていただきました。犬山中学校は今回で4回目の参加となり、毎回参観させていただく度に、校長先生の明るい雰囲気や熱意に惹かれたり、先生方の授業技術に圧倒されたりしています。

 今回は2時間で20以上の授業を見させていただきました。その中でも特に印象的だった授業があります。それは「人権」についての授業です。この授業ではディベート形式で、人権について生徒同士が議論を行っていました。

 人権についてただ言葉と意味を教えれば5秒で終わるけど、それだけではなくて実際の場面を想定して議論することで子どもの学びになるという安形先生のお言葉通り、子どもは自分の思った意見について他の意見の生徒と議論し、学びを深めている姿が印象的でした。犬山中学校で授業を見る度に、私の受けていた授業ととても違っていて、こんなアイデアがあるのかと驚き、早く教師になって先生方のような面白い授業を考えたいとワクワクしてしまいます。また、子ども同士の学び合いの大切さを改めて感じ、私が4月に教壇にたった際には特に意識したいと思いました。

 最後に、先生方に質問をさせて頂きました。特に印象に残ったことは、学級経営では自分と反対になりそうな子を寄せるということです。自分と反対になりそうな子に対し、積極的に関わりに行って信頼関係を築く、その信頼関係が他の生徒を引き寄せる元となるということでした。

 大人の本気を見せるという言葉も印象に残りました。自分の弱い所を出したり、大人だってこんなに本気になれるんだという姿勢が、教師に対し安心感を持つきっかけになったり、なんでも自分の思ったことを言える関係作りになることを教えていただきました。

 今回も多くのことを学ばせて頂きました。犬山中学校の先生方の授業は毎回私の刺激であり、また、先生方の暖かい雰囲気や、人柄は私の憧れです。私も教師になって先生方のようになりたいとより一層感じる一日となりました。本当にありがとうございました。(新谷)
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学校行事
3/25 子ども理解活動1 概要説明会(教務課オリエンテーション内)

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト