2023年10月10日仕事日記

 6時ちょっと過ぎに家を出る。研究室着も7時ちょっと過ぎ。第3・4回教育課程論のワークシート印刷。昨日の野口芳宏セミナーの記録を含めた仕事日記を書き始めるが、時間切れで講義へ。

 9時から第3・4回教育課程論。3回目は授業時数の深掘り。学習指導要領改訂にともなって授業時間数が大きく変化していることに注目し、その理由等を話し合う。学校五日制による教育変化にも触れる。4回目は、総合的な学習の時間の深掘り。自身が小中学生時代の総合的な学習の時間の内容を発表するが、学習指導要領に示された目標、特に「自ら課題を見つけ」という部分には程遠い活動ばかりがなされてきたように思う。これは今回に限らず。あらためて目標の見直し、探究的な学習の定義等を学ばせ、最後はNHK「ドスルコスル」から岡崎市内中学校の実践動画を見て、優れた点を言及。映像にはない教師の活動を想像して終了。

 12時20分から9期生🍰ゼミ。小学校教育実習を終えての初ゼミ。全員が揃わないことが残念だが、仕方がない。写真のように超豪華フルーツタルト「実習お疲れ様」を安田さんが作ってきてくれた。

 みんなで美味しく食べた後、順に「小学校教育実習での学び」を発表。一人ずつに僕はコメントを出したが、受け入れ校の温かい対応としっかりとした指導に感謝するばかり。実習を語っている時のゼミ生の明るい表情がとても嬉しい。

 13時から、玉置ゼミ希望者面談。我がゼミの2年間の概要を伝え、意思の確認。じっくり考えるように助言。今回の面談希望者も1年生の「教師論」を受けたことが縁。

 「教育課程論」の振り返りを読む。15時までになんとか読み終えて大学を出る。16時2分前に犬山市役所到着(汗)

 16時からの「第1回犬山市ICT活用教育研究委員会」に出席。アドバイザーとして第4期目を迎える。

 委員の発言に価値づけたり、関連した最新情報を提供したりする立場で発言。GIGAスクール構想は「国策」とされたこと、協働作業ツールの大切さ、端末を活用した他者参照の実際、スクールライフノートの実践例を紹介する。

 17時40分ごろ帰宅。さっそく本日締め切りの日本教育新聞に連載中の「提言」を書き始める。18時締め切りのレポート提出状況を調べていたり、メール対応をしたりしているうちに、時間が経ってしまい、遅くに原稿提出。お待たせしました。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての久保君の記事。二つの視点からの貴重な振り返り

 研究室HPのトップ写真は、野口芳宏先生とゼミ生。これも貴重な写真。

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小学校教育実習から学んだこと(久保)

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 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は、小学校教育実習を終えて、学んだことを記事にしていきたいと思います。私が小学校教育実習を経て学んだことは多くありますが、その中でも2つ記事にしていきます。

 1つ目は、児童と素直に向き合うことの大切さです。私は小学校5年生のクラスに配当されました。5年生の実態が分からず、不安な気持ちがありましたが、とにかく積極的に自分が思ったこと、感じたことを素直に伝えようと努めました。すると日が進むにつれて、いろいろな児童と日ごろの相談や会話が増えて、充実した日々を送れました。最後にもらった手紙を読むと「転んだとき、気にかけてくれて嬉しかったです。」や「毎日のあいさつで元気になれました。」など、自分が意識していた関わり方ができていたことに気付きました。そして普段のさりげない言動も児童に残っているものがあることに気付きました。これからも児童と関わる中で正直に、そして素直に向き合うことは大切にしていきたいと感じました。

 2つ目は、児童目線で作る授業づくりの難しさと大切さです。授業づくりを進める中で「この授業でこれを理解してほしい」とゴールを決めることは大切であると思います。私は、このゴールが明確にできない授業を多くしてしまいました。そして、児童が勉強したくなるような工夫や発問が少なかったように思えます。研究授業が終わった際に「授業で一つのドラマを作りなさい」と指導を頂きました。児童が引き込まれるような内容や、伝え方、発問など多くのことが反省となりました。今後の課題にしていきたいです。

 小学校教育実習は反省も多く出ましたが、先生方の授業に観察・参加させて頂いて、改めて先生という仕事に対して憧れを抱きました。この経験を糧に、成長していきたいと思います。(久保)

2023年10月9日仕事日記

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 雨の朝。愛犬散歩はお任せ。10月20日オンラインで行う寝屋川市総合教育センター課題別研修のプレゼン作成。依頼事項を熟読して、演題は「ミドルリーダーとしてチームづくりの力を高める」とする。チームづくりに重点を置いた内容が完成。担当へデータ送信とお願い。

 いつもの喫茶店でモーニング。そして教師力アップセミナー会場の大口町立大口中学校へ向かう。8時20分ごろ到着。久しぶりに会うゼミ生もいて、四方山話。学級レク本の校正を見せて喜んでもらう(笑)。

 講演連続4日目の野口芳宏先生が来校。いつもと変わらずお元気。第3部で司会進行を仰せつかったこともあって、今日はいつも以上に楽しみ。

 第1部 模擬授業5年国語「固有種が教えてくれること」(説明文)
 第2部 教養講座「教学聖旨」を読む
 第3部 質疑応答「野口先生から学ぶ」(チャット活用)

 今日も切れ味鋭い主張。今回は特に資料配付の是非について冒頭で野口先生が良い意味でエキサイティング。そのままの調子で講座に入られたので、いつも以上の鋭さ(笑)。

 2時間休憩なしの講演&模擬授業。87歳とはとても思えない。運営委員やゼミ生でお弁当を食べて、午後の準備。

 第3部は写真のように、会場の皆さんがチャットに入力された質問を僕があらためて野口先生にしながら、時々対談も入れての50分間。ある人は、「教育と笑いの会」での漫才を見ているようで、とっても面白かったです!とコメントをいただけた。野口先生の回答に凄さを感じたり、面白さを感じたりしながら、教育の本質に迫った楽しい50分間。

 僕は今回は野口先生の話術を分析することに注力。自分なりの分析は以下のとおり。

1 強調したい言葉を力を入れて発したり、その前に間を空けたり、声の調子を上げたりして、聴き手に届けたい言葉を常に意識して話す。

2 ある事柄を伝えたい時には、聴き手が比較して記憶に残すことが出来る言葉を添える。例)教材内容と教科内容

3 自分の主張をできるだけ短い言葉で表現する。いくつかの例を示しておいて、その言葉でズバリまとめる。例)とことん使う、チャンスを生かす、知識の安定的行為化、口上的変容、国語の学力(識字力、語彙力、文脈力)


 片付けの後、振り返りを30分間。その後、野口先生を囲んでの宴会。かつてのゼミ生、現役ゼミ生合わせて18名も参加。僕が30数年追いかけている師との会に参加したゼミ生。貴重な機会であったことに将来きっと気づくはず。

 帰宅。野口先生との楽しい対談を思い出す。鮮やかな切り返しを記録しておく。

 玉置 「野口先生の話術は素晴らしいです。いつも絶妙な間で、いいですねえ。どのように意識されておられるのですか」
野口 「間ねえ。間をあけているんじゃなくて、次の言葉が出てこないだけなんだよ」


 気持ちよく横になる。
 

小学校教育実習を終えて(古賀)

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 こんにちは、9期生の古賀です。9月月初から4週間行わせていただいた、小学校実習を無事に終えることができたので、そこでの学びと感動を記事にしていきます。

 私は、元気で授業中に活気のあるクラスに配当されました。実習期間中、児童と指導教諭に恵まれて、大変なこともありましたが毎日充実して過ごすことができました。子どもたちの「自立」を大切にされている先生の下で、子どもたちとの関わり方など数多くのことを学ばせていただきました。
 
 計8回の授業をさせていただいて、初めは上手く出来なかった、つぶやきを拾って発問に繋げていくこと、褒めること、見て分かる板書をすること、訳を考えさせることなど、授業を見てくださった先生方の指導で出来るようになったことも多い。しかし、まだまだ褒められたものではないと思うのでもっと磨きをかけていきたいです。

 研究授業当日の朝は緊張で落ち着かなったが、教室に入って子どもたちと話すなかで、緊張も解け落ち着いて授業をすることができたと思います。途中、進行を誤った場面があったが、あまりノートを取らない子が一生懸命書いてくれたこと、普段あまり挙手をしない子の挙手、ハンドサインなど、子どもたちに助けられて無事に終えることができました。しかし、改善点は少なくなく、黒板を向いて板書していることが多い、よく話す子のコントロールの仕方、指示に対しての疑問、自主的に動いた子の価値付け、教科書のまとめにプラスで児童の考えを入れさせることなど多くのことをご指摘いただきました。

 最終日には、お別れ会を開いていただき、子どもたちと一緒に遊び、素晴らしい時間を過ごしました。いつも元気で明るい子どもたちが泣いてくれている姿に私も涙が止まりませんでした。今でも思い出しては胸が熱くなります。

 まだまだ発信したいことはありますが今回はここまでに。実習中に出会った、子どもたち、そして先生方には、本当に感謝しかありません。ここには書ききれないほどの学びと感動が得られた、小学校実習は私にとって最高の宝物です。今回の学びと反省点を生かして、数週間後の中学校実習に臨みます。(古賀)

※写真は配当クラスからいただいた手紙です。モザイク処理をさせていただいておりますがご容赦ください。

2023年10月8日仕事日記

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 6時前に目覚め。いつもの喫茶店に行き、体を起こす(笑)。帰宅して原稿書き開始。方針が定まらず(泣)。愛犬散歩で気持ちを切り替える。再び原稿書きを始めるが停滞。

 10時から1時間ほど、芝田先生にコメダで会う。明治図書から依頼の「中学校数学授業のネタ100」の改訂新版の相談。この「中学校数学授業のネタ100」は、どの学年も10刷近くになっていて、講演会場でも「私のバイブルです」と言っていただける本。刊行から10年近くなるので、改訂新版としての出版依頼を受けて、執筆者に一人になっていただけないかと芝田先生に打診。快諾をいただき、他の執筆者や構成について話し合う。

 朝から取り組んでいる「短時間でパッとできる学級レク105」(明治図書)の「イントロダクション」の原稿書き。方針が定まり、一気に書き上げる。精読して矢口さんへ送信。すぐに返信をいただきビックリ。休日なのに仕事をされている!僕もだけど(笑)。

 TVでサッカーなどを観戦。TODOリストを入力。改めて引き受けさせていただいた数に我ながら驚く。こんなに依頼をいただけるのは有難いこと。頑張らねば!

 19時15分から虹天塾近江にオンライン参加。我がゼミ生も3名参加。主催の北村先生のご厚意で招待参加。主役は、楽亭じゅげむさん。落語を実際に一席やって、その物語にどんな教訓や教育的な意味があるのかをまるっと解説してくれた。さらにその落語の趣旨を踏まえた一言づくりのワークショップ。「落語的思考」体験。こうした発想は初めてで、確かに面白い。じゅげむさんの生き方にも感心。大いに応援したい!

 終了後、すぐに参加した荒木さんから感想メッセージが届く。その内容に僕は感動しながら、じゅげむさんや北村先生に転送。ゼミ生に良い出逢いをしてもらったことがなりより嬉しい。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての振り返り。石上さんがコンパクトにまとめている。記事画像を「教師が本気で向き合う」として発信。
 
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小学校教育実習を終えて(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です!先日、4週間の小学校実習が無事に終わったので、特に印象的だった実習での学びや気づきを記事にしていきます。

 1つ目は、教師が本気で子どもと向き合えば、子どもたちも一生懸命その気持ちに応えようとしてくれるということです。例えば、授業ではどうしたら子どもたちが分かりやすいと思えて、みんなが参加できる授業になるかを考えると、授業で一生懸命考えて反応してくれたり、ノートに自分の意見をたくさん書いてくれました。

 また普段の生活では、子どもの話を目線を合わせて聞いたり、外で子どもと一緒になって遊んだりすることで、子どもたちの好きなことやちょっとした悩みを自分から話してくれるようになりました。このような子どもたちの姿を見て、これが子どもと向き合うということなのかなと感じました。

 2つ目は、教材研究の大切さです。担任の先生と授業を考える中で教材研究の重要性を実感しました。授業で使わないとしても、教材に対する自分の考えを持っておくことで、子どもの発言に敏感になり、すぐに反応することができたり、子ども同士の意見を繋げていけるということを感じました。
 
 また、教材研究を自分が納得するまですることができれば、自信を持って授業をすることができるため、子どもたちも安心して学習に取り組むことができると感じました。

 この実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。2年後教壇に立ち、より子どもの立場に立って考え、行動できる教師になるために、玉置先生のもとでたくさんの授業スキルを学び、子ども理解を深めていきたいと思います。(石上)

2023年10月7日仕事日記

 6時30分ごろ家を出る。土曜日だから道路は空いている。7時20分ごろ研究室着。本日の小学校教育実習事後指導ワークシートを印刷。

 山田先生と情報交流。12月10日開催のセミナー受付フォームの件など、短時間の打ち合わせで、次のステップに進む。

 9時から11時30分まで、小学校教育実習事後指導。僕の担当は数学専修、体育専修、保育専修の111名。

 十分に練った(笑)指導内容に沿って、説明、確認、ペアでの話し合い、発表という展開を繰り返す。内容は、小学校教育実習を終えての課題出し、大村はまの「褒める種をまく」をもとにした実習振り返り、一人一台情報端末活用アンケート入力、GIGAスクール構想と目指す学び(文科省サイト 堀田龍也動画)を視聴しての一人一台情報端末活用振り返り、岐阜市GIGA開き依頼。

 特に小学校教育実習を終えての課題出し、3人による話し合いは、すべての学生が熱心に自己課題を仲間に伝え、情報交流。予定時間を伸ばし、僕はあちこちのグループに入って直に課題を聞く。なるほど、そういうことも事前指導内容として必要なのだと思うこともいくつかあり。

 教務課で重要書類を閲覧して、自分の考えを固める。研究室に戻り、本日のワークシートを持って大学を出る。

 どこで昼食をとろうかと考えた時に、ふと浮かんだ芳賀先生お勧めの羽島市内にある鰻のお店。さっそく検索して出かける。この味でこの値段なら文句はない。ちなみに鰻丼ランチ1100円。

 岐阜羽島駅窓口へ。16日は京丹後大宮で講演。そこへの往復切符購入。天橋立からJR線ではない路線に乗車しなければならないが、まとめて購入できるとのこと。

 SAでスタバに寄って帰宅。本日のワークシートをもとに、出欠状況入力。時間をかけて自己課題を読む。学生が抱えている自己課題を大きくとらえると、「説明力」「話し方」「時間配分」「板書」「子どもとの距離」と言える。次年度の事前指導に活かしたい。

 10月13日は伊丹市立天王寺川中学校への三回目の訪問。これまでの助言プレゼンを確認して、予想して内容を構成して担当にデータ送信。

 研究室HP記事は、9月29日に小牧市立味岡小学校へも訪問した柴山君による記事。特に二つの特設授業からの学びは大きい。

9月29日小牧市立味岡小学校での学び(柴山)

 こんにちは!稲刈りの様子を見て秋を実感している、8期生の柴山です。今回は、小牧市立味岡小学校に学校訪問させていただきました。探究的な学習はどのような学習なのかを生で学ぶことができた一日でした。

 1限目から3限目までは各学年の授業を参観し、玉置先生の助言を聞きました。中でも、「子どもの間違いから学びを始めることが大切」という玉置先生の助言が印象に残っています。

 児童が、「ふぉーく」を「ほぉーく」と書いたり、「2+6+10=18」を「2+6=8+10=18」と間違えたりする場面がありました。なぜ答えが間違っているのかを話し合う時間をとることで、どの学習進度の子も探究的な学びを行える授業をつくっていけることを学びました。私も、子どもの間違いや困りごとを、どう活かすかを考えながら授業を行っていこうと思います。

〇 4限目 1年道徳 しんせつについて考えよう 「どんぐりの実」

 1年生の学級とは思えないほど落ち着いており、意見を聴きあう姿勢が定着していた学級でした。このような学級だからこそ、子どもの優しく、純朴な意見が出る授業だったのだと感じました。

 授業内容は、ゼミで学んだ玉置先生の道徳のように、ゆさぶり発問をもとに考えを深める授業でした。様々な角度から登場人物の心情を考える中で、意見が正反対に変容していた子どもの姿もありました。

 他の人の考えに多く触れる場を設けていたこともポイントだったと思います。話し合い活動以外にも、テンポよく指名して複数人の意見を聞いていく、先生対生徒で登場人物のロールプレイを行うなど、他人の考えに触れるバリエーションも豊富でした。子どもが楽しんで学ぶには、子どもが考えたくなる発問と、子どもが主体となる活動が大切なのだと思いました。

〇 5限目 6年国語 宮沢賢治が伝えようとしたこと 「やまなし」

 やまなしを通じて、宮沢賢治は何を伝えたかったかを考える授業でした。誰も授業から離脱することなく、学級での「探究」を体現した授業でした。

 伝えたかったと思うことのキーワードを自分で一つ決め、周りの人との話し合い活動を行っていました。宮沢賢治の他作品や生い立ち、やまなしの文脈を基に話し合っていたため、文学的に学びが深まっていました。

 他者の意見を受けて、「最初の考えと変わった。難しい、選べない。」と発言していた子も印象的です。他の人の意見をしっかりと聴き、考えが変容してきていたから出た発言だと思います。今回のように、学級で探究しながら、出口を自分なりに見つけていく楽しい授業を私も作っていきたいです。本当に刺激的な授業でした。

 帰り際、学級経営で「誰一人取り残さない」や「安心」をキーワードにしているという先生のお話を聞きました。今の学級は、「誰かを忘れていないか」「安心できる学級か」などと、子どもに問うことがあるそうです。キーワードについて、学級全体で探究し続けているからこそ、今回のような授業が成り立っていたのだと感じました。来年、私も学級について子どもと探究することを心がけます。

 味岡小学校の皆様、玉置先生、今回も刺激的な授業を参観させていただき、ありがとうございました。本当に楽しい学びができました。あとわずかな大学生活、私も成長し続けていきます。(柴山)

※ 写真は味岡小学校HPより
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2023年10月6日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。仕事日記書き。

 10時から授業と学び研究所オンライン会議。12月10日のセミナーのいくつかについて協議。各担当で記録をきちんととっておくことで、次のセミナー開催に活かすことも互いに理解。

 会議での検討事項をセミナーチラシに反映。登壇者に資料のことで連絡。

 いくつかのメール対応。来年度の予定もいくつか決める。校正や添削作業など。明日は土曜日だが、小学校教育実習事後指導日。体調が悪く欠席しますとの連絡がいくつか。その対応として補充の資料やワークシート作成。

 次男が久しぶりに帰郷。夕食は家族で焼き鳥屋へ。激混みで料理が出るまで待つ時間がかなり(泣)。

 研究室HP記事は、9月20日の8期生後期ゼミ開始日の記録。新谷さんが発信。真のリーダーシップについて意見交流をした記録。
 

9月20日 8期生第1回ゼミでの学び (新谷)

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 こんにちは。8期生の新谷です。先日、後期第1回ゼミを行いました。

 後期ゼミでは、主に赤坂真二先生著の『指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと』を読み、各回の担当者が話し合いを進行させて、学びを深めていくことを行っていきます。

 この日は、「はじめに」に書かれている「真のリーダーシップ」とは何かについてゼミ生と話し合いました。話し合いの中で、私がとても納得した意見が2つあります。

 1つ目は、教育書などの模倣だけで動くのではなく、その教育書で培ったものからさらに子どもの様子や子どもの発達段階に合わせて発揮することのできる力という意見です。

 教育書を読んでただその本の通りにやったからといって子どもが教師についていくということではありません。教師が目の前にいる子どもの姿を肌で感じ、生の触れ合いによってどのようにこどもを導いていくか考え、行動できる力、これが真のリーダーシップに値するのではないかと私も思いました。

 2つ目は、教師が子どもに着いてこいというように導くのではなく、子どものやりたいこと、こうしたいということに教師が全力で向き合い、支える力、これも真のリーダーシップに値するのではないかと思いました。確かに、学級の中心は教師で、教師が子どもを引っ張って導く力も大切ですが、その力が大きくなりすぎてしまうと、教師の圧力で子どもが嫌々ついて行くという状態にもなりかねません。子どもの成長のためにということを前提として、時には下から支えることも教師のリーダーシップとして必要なのではないかと思いました。

 これから、ゼミ生みんなでさらにこの教育書を読み進め、学びを深めていきます。それぞれのゼミ生がこの本に対しどのような思いを持ち、議論できるかとても楽しみです。私も自分の担当部分について読み進め、みんなと深い学びができるようなプレゼンテーションを作れるように頑張ります。玉置先生、8期生のみんな、残り半年も皆から沢山学ばせていただきます。よろしくお願いします!!頑張りましょう!(新谷)

2023年10月5日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出る。7時30分には研究室着。コーヒーとパンで朝食。講義のための名簿チェックをしていて、おや?ということに気づく。だからこんなに受講者が多いわけだ。教務課へ僕の方針を伝え、なんとか穏便に収めたいというのが僕の気持ち。僕は正しくないことを承知した上で、教務課に理解を求める。ということで木曜日教育課程論は100人を超える学生に授業となる。

 8時40分に玉置ゼミのことを詳しく知りたいという学生来研。よりよい授業ができるようになるために加入したいとのこと。ゼミの方針をしっかり伝えてじっくり考えるように指示。

 9時から12時少し前まで、第1・2回教育課程論。1回目は学習指導要領の話題をきっかけにして、教育課程の定義、そこから派生する様々な事項について深掘り。2回目は法規から入り、ある文言をもとにここで示されていることを論議。意図通り意見が分かれる発問は功を奏して、充実した論議。

 12時15分から玉置ゼミ加入を考えている学生来研。授業におけるICT活用について研究したいとのこと。例によって我がゼミの概要を伝えて、熟考するように指示。

 大学を出て、名古屋市立長須賀小学校へ向かう。学校付近の喫茶店で、サンドイッチと珈琲で昼食。

 14時ごろ学校着。校長先生と懇談。私に声をかけていただいた理由を様々聞く。僕の著書もたくさん購入していただいていることにも感激。お名前を聞いて親近感も湧く。「たまこしたかし」校長先生で、僕は「たまおきたかし」。母音は同じ(笑)。

 14時45分から15時45分まで、演題「なかまと対話する価値とその方策」と題して、「真の対話」と訪問先の学校で対話力を高めようとされている様々な事例を紹介。よく反応していただける方ばかりで、予定外のこともたくさん伝える(笑)。

 17時過ぎ帰宅。今日も届くいくつかの依頼と調整願い。感謝しつつ、無理がないことを十分に確かめて返答。

2023年10月4日仕事日記

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 雨の朝。いつもの喫茶店から帰ってきて、10月7日の小学校教育実習事後指導のプレゼンとワークシートづくりをする。自分としては、実習振り返りの2コマ分の内容として、振り返りの重要性、自己課題出し、大村はまの言葉をもとにした学級経営の振り返り、GIGAスクール構想と実際、GIGA開きの価値など、多岐にわたり十分なものと判断。資料を授業をしていただく石原先生、山田先生、福地先生へ送る。

 雨が止んだので愛犬散歩。10時から1時間15分ほど、文科省一体的改革推進事業に関するグループインタビュー調査をオンラインで受ける。本学の教育実習体制をあらためて考える良い機会になった。他の2大学の報告も参考になるが、大学名を伏せてのインタビューで、どこの大学なのかがわからないのが残念といえば残念。だからこそ本音で語れたともいえるけど(笑)。

 12時15分ごろ、犬山市立犬山中学校へ到着。校長先生と懇談しながら、僕はどのようなことを先生方に伝えたらよいかをお聞きする。「この頃の授業を見ていると、どうも精彩に欠けてきているように思う。もう一度原点に戻ろうという話をしていただきたい」とのこと。なるほど!と思い、授業撮影の準備をする。

 いただいた要項には、今日の僕の訪問(玉置先生参観デー)は次のように位置付けられていた。

 玉置先生参観デーとは、講師も含めた全員が指導案ライトを作成し公開する日。
(ねらい)
1 非常勤を含め、全職員が指導案を作り、授業公開する機会を増やす。
2 教科を問わず、他の教員の授業を参観しに行く機会を増やす。
3 目指す生徒像や、それに伴った授業づくりについて話す機会を増やす。

 ということで4限は12授業、5限は13授業参観。カメラでポイント撮影。必死。授業を見ながら、校長先生からの依頼内容を実感する。確かに。以前の犬山中の授業エネルギーが感じられない。どうした犬山中?と校長先生に思わず伝える。

 もっとも研究主任らの授業は、発表会を一つの通過点として革新的な授業を重ねてきたあのときの授業以上のもので、僕の講演は、新旧研究主任と犬山中に一番長く勤めている先生の3人と対談する形で進行することを決意。

 土井先生(現在の研究主任)の英語授業での生徒の様子をもとに、どのような思いでこうした授業を行っているのかをインタビューしながら、犬山中が大切にしてきた授業づくりの根幹を強調する。長谷川先生、安形先生も同様に、動画の背景にある授業観、生徒観を引き出しながら、40分間のおかげ様の時間。

 終了後は、校長室で参加した8名のゼミ生が土井先生、長谷川先生、安形先生にインタビューしながら、学級経営のこと、新任教師として大切にしなければならないことなどを聞く。いずれ記事になるので、ぜひお楽しみに。

 帰宅。追い詰められた仕事(笑)がたくさんあって、いくつかを並行処理。どれもが未完成だけど、少しずつ進んよし!としたい。
 

2023年10月3日仕事日記

 6時30分ごろ家を出て大学へ向かう。研究室着は7時30分ごろ。さっそく1・2限の「教育課程論」のシラバス、出欠表、資料を印刷。火曜日の受講者は70名、木曜日の受講者は102名。振り返りを熟読する時間がかかることを覚悟(笑)。

 9時から休憩を挟んで12時ごろまで、第1・2回「教育課程論」授業。オリエンテーション後、第1回は学習指導要領と教育課程の関連が中心。第2回は教育課程に関する法令的なことを扱う。学生が理解しているつもりになっていることで、問われると迷う事項を発問。いつものように多くの意見を求めて深掘りをする展開。

 12時30分から、玉置ゼミの内容を知りたいと希望してきた学生を15分間ずつ2名面談。学内ではゼミ加入についての連絡等はまだないはず。例年にない早い動きにビックリしながら対応。我がゼミに関心をもってくれるのは有難いこと。

 13時30分ごろから、ゼミ生新谷さんとの面談。多くの情報を提供。

 15時から1時間30分ほど、「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル」(小峰書店)の玉置コラムの内容相談をオンラインで行う。この本はいよいよ第8期に入る。これまで出されたのは42巻。そのすべての巻の最終項に僕のコラムが掲載されている。とっても名誉なこと。

 「第1・2回教育課程論」の振り返りを読む。これまでわかっていたつもりになっていたことに気づけたこと、意見交流することのよさなど、嬉しい文章が多く、自分も次の授業への意欲を高めながら読む。名簿チェック。

 大学を出る。18時30分ごろ帰宅。締め切りに1日遅れている週刊「教育資料」の第37回原稿書き。GIGAスクール構想関連で11回目となる原稿。仕上げて編集部に送信。

 10月7日(土)の小学校教育実習事後指導の内容を検討して、他の3名の先生方が使っていただけるようにプレゼンづくり。目途が立ったので、気持ちよく横になる(笑)。
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2023年10月2日仕事日記

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 6時前に目が覚める。今日は富山県砺波市立出町小学校第55回教育実践研究発表会での講演。到着できないことがあってはいけないと思い、6時30分には家を出る。ナビでは9時30分到着で、十二分に余裕あり。途中休憩を入れてのんびり行こうという気持ち。

 東海北陸自動車道で富山県に向かう。SA2か所で30分ほど休憩と朝食。学校には12時ごろに到着しますと連絡しておいたので、学校付近に来て、1時間30分ほど時間が生まれた。ガストで原稿書き1時間余。

 12時過ぎに出町小学校到着。教育長、校長、来賓と懇談。秋らしいお弁当もいただく。

 13時15分から1年、3年、6年の国語科授業参観。例によってカメラでポイント動画撮影。研究主題「考えを広げ深める対話の在り方」に真摯に向かい、全教職員で歩みを進めてきたことが、子どもたちの姿からよくわかる。3教室の第一印象は、「子どもたちがよく育っている&対話を楽しんでいる&心理的安全性が高い教室が実現」。この三つのキーワードで、どのような授業が展開されているか容易に想像していただけるはず。今日も、子どもたちと教師が一体となって創る授業を見せてもらうことができた。機会を与えていただいた教育長に深謝。

 授業終了後は、講演までの1時間余の時間を使って、必死に動画整理。あらかじめ作っておいた「対話」に関わる最新教育情報と出町小学校の研究価値づけに、タイトルをつけた動画シートをいくつか入れ込む。研究報告も聞きながら作業を続けて、講演開始時刻5分までほどに完成。ふ〜う。

 「真の対話を生み出す出町小学校の実践から学ぶ」と題して1時間の講演。研究理論がこれほどまで具現化されている学校はそれほどないのです!という言葉を冒頭に伝えて、前半は学習指導要領が示している「対話」の確認、それを出町小学校ではどうとらえ、どう実践してきたかの価値づけ、後半は撮影した動画をもとに、実践から参加者が学ぶことができるように展開する。

 ふと思いついたアイデアが、僕が一人話すより、研究主任とまさに対話をしながら授業を語るのがよいというもの。いきなり研究主任を招いて、動画視聴、対談、時には授業者に確認しながらの講演。おかげさまで、この思い付きアイデアを大いに評価していただけた。これが打ち合わせなしでできたのも、地に着いた研究実践だったからだ。

 17時ごろ学校を出る。帰路も渋滞もなく快適に走行。家に着いて燃費をみたら、23.4km/l。新記録!休憩を2回入れたこともあって、到着は20時30分。

 明日の教育課程論の学生名簿や出欠表を作る。今日も良い授業を見ることができたことに感謝して横になる。
 

小学校教育実習を終えて(長谷川)

 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。先日4週間の小学校実習を無事終えました。実習を通じて沢山のことを学んだのでここにまとめていきたいと思います。

 私が担当させて頂いたクラスは、切り替えや人のために動くことのできるクラスでした。日頃から、時間を意識した取り組みや人のために動いている児童に目を向け、声をかける教師の姿がありました。何か善い行いをした際には、必ず認め児童を価値付けている場面も多く見られました。日頃の教師の接し方が児童の態度やクラスの雰囲気に大きく影響すると考えます。

 授業を行う際には、児童が楽しいと思える内容になるよう工夫していくことが大切だと学びました。 児童が楽しいと思う要素は1つではありません。児童の身近なものを取り入れたり、教科書には載っていない知識を伝えたりするなど他にも多くあると思います。
 常に児童の目線に立ち、楽しいと思える要素を多く見つけることのできる教師になりたいと考えました。

 また、私が実習をさせて頂いた学校は道徳教育に力を入れている学校でした。教科書教材をあまり使わず、児童が楽しいと思える内容を取り入れながら授業を進めていました。そして最後には授業の到達目標を必ず達成しています。教材研究力の凄さや、指名の仕方、児童に対するゆさぶり方など多くのことを学びました。 

 授業終盤になると、涙を流す児童も見られました。いつかこのような児童の心に響く道徳の授業ができるよう努力していきたいと思います。

 4週間の実習を終えて、「やっぱり私は小学校教師になりたい。」と強く思いました。お別れ会では、スライドショーに加えてメッセージや合唱のプレゼントも頂きました。本当に嬉しく涙が止まりませんでした。普段笑顔で話している児童の泣いている姿は、とても心に響きました。来週から児童の顔を見ることがないと思うと本当に寂しいです。

 児童や先生方から頂いた言葉や、実習をする中で感じた「児童のために。」という気持ちを忘れず、2年後必ず教壇に立てるようこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)

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2023年10月1日仕事日記

 雨の朝。今日から10月。今年度もあと6カ月。今月は誕生日も迎える。

 久しぶりにモーニングが揚げパンの喫茶店に行く。家族全員が大好きな揚げパンとミックスサンド持ち帰り。

 10月5日に訪問する名古屋市立長須賀小学校での講演プレゼン作成。演題は「なかまと対話する価値とその方策」。これはこの学校の重点目標から決める。資料データ送付。

 14時30分に父親の施設へ。東京からの弟と合流。頭部の怪我の状況を確認。耳が遠く、筆談に頼っているが、受け答えはしっかりしていて安心。この年齢で今の状況なら幸せ。

 弟と喫茶店で、久しぶりの会話。互いに今後の見通しを話す。

 帰宅。10月16日の京都府丹後教育局授業づくり講座のプレゼンづくり。演題は「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために 〜一人一台情報端末活用に視野に入れて〜」 。最新情報を入れ込んでプレゼン完成。担当に送信。こことのご縁は、担当の方がなんと本学WEBオープンキャンパスで行ったライブ講演「教師になるための道」(クリックで動画再生)を視聴されたのがきっかけ。やはり発信が大切。

 10月17日は愛知県みよし市教頭研修会で講演。「学び続ける教職員を育て元気な学校をつくる教頭の役割」と題してプレゼンづくり。ここにも最新情報を入れ込んで完成。担当に送信。

 明日締め切りの原稿書きに向かうが、力尽きる(汗)。謝りのメール送信。

 明日は富山県砺波市立出町小学校第55回研究発表会での講演。授業を見せていただき、動画を入れてのプレゼンをなんとかしたいと思い、カメラと4つの電池準備。

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2023年9月30日仕事日記

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 帰郷中の長男に愛犬の散歩を任せて、いつもの喫茶店でモーニングを楽しむ。帰宅後、昨日の小牧市立味岡小学校での動画を整理し、プレゼン仕様に加工する。少なくともゼミ生に見せたいコンテンツが完成する。ここしばらく良い授業に多く出会っており、幸福感まで味わっている。

 11時39分に地元駅にて乗車し、平安通りから名古屋駅まで向かう。途中、土屋鞄製造所に立ち寄り、Apple Watchのバンドについて相談するが、残念ながら全て品切れとのこと(泣)。その後、ウインクあいちへと向かう。

 12時45分からの第19回いのちの大会に参加。内容は写真の通り。

 農園を経営されている服部都史子さんのお話を聞く。農園経営に至るまでの苦悩や、先行きが不透明な日本の農業に一石を投じる意志などを聞き、感動する。遺品整理の会社を経営されている横尾将臣さんのお話からは、ゴミ屋敷となる方々の人生を知り、人とのつながりの重要性、そして子どもたちに対話力をつける重要性を再認識する。鈴木中人さんによって、「一途に生きる」という言葉が提示され、服部さんと横尾さんの人生が価値づけられる。

 音楽演奏では、伊藤唯さんの心地よいピアノ演奏を堪能し、それを聴きながらお父さんが書かれた唯さんの病気に関する記事を読む。精一杯生きていることを目の当たりにし、涙が止まらない。横尾将臣さんのサックス演奏は、まさに魂の音楽で色気も感じる。会場全体がさらに感動に包まれる共演で、心が洗われる。

 集まった皆でのトークは、鈴木さんが二人に質問を投げかける形で進行。途中、指名を受けて対話の大切さについて皆さんに伝える。

 会場で大口町教育長から声をかけていただく。ちょうど「学校体験活動」について考えていたところで、まずは大口町に相談するのもいいなと思いながら帰宅する。

 19時30分から学校・教育UPDATE Groupの秋季大会(オンライン)に参加。眠ってしまっていたため、開始時刻に間に合わず、謝罪の意を表して参加する。

 文部科学省初等中等教育局局長の矢野和彦さんの基調講演に耳を傾ける。特に、GIGAスクール構想が実現した裏話的な背景を聞き、現状が非常に幸運であると認識。次期学習指導要領に関する貴重な話も少し含まれていて、今後をいろいろと想像。

 分科会に分かれて、3人の方から実践報告を聞く。貴重な報告を聴かせていただいたお礼も含め、感想を述べる。

 今日も朝から充実した1日で、多くの皆さんとの出会いに感謝した日。

 研究室HPの記事では、小学校教育実習を終えたという記事を公開する。まずは小林さんからの寄稿。子どもたちから信頼を得て、充実した4週間を過ごしたことが記事からよく伝わる。受け入れていただいた現場に深く感謝する。

小学校教育実習を終えて(小林)

 4週間の教育実習が終わりました。この4週間、幼い頃からの夢だった「先生」として、子どもたちと関わることができて幸せでした。

 毎日多くのことを学びました。先生方からはもちろん、子どもたちにもたくさんのことを教えてもらいました。子どもたちはどんなことに興味や関心を持ち、目を輝かせるのか。それは予想外の部分であったりしました。

 私は研究授業として「ちいちゃんのかげおくり」全10時を授業しました。授業をする中で、子どもたちは活動することが大好きなんだなと思いました。子ども自身が発言したり、指示された一文を探したり、気持ちを色で表したりしているときが一番輝いていました。そのため、授業を展開する中で教師である自分は喋りすぎず、子どもたちのつぶやきや気づき、感想から授業を進め、あくまで「主役は子どもたち」であることを忘れないように心がけました。

 子どもたちのつぶやきや気づきから授業を展開しようとすると、自分の予想や計画通りにいかないことばかりで、毎回反省の連続でした。しかしその思い通りにならない難しさが面白くて楽しかったです。

 4週間の実習を通して、「教員になりたい」という気持ちが実習前の何倍にも膨らみました。こんなにも充実した4週間になったのは、指導教官をはじめとするすべての先生方のおかげです。今まで受けた恩を、素敵な教師になることで返していけるように頑張りたいです。

 お別れ会でたくさんの子どもたちが私のために涙を流してくれました。そのときに、「2年後に先生になるからね」と約束しました。純粋でまっすぐな子どもたちと交わした約束を、必ず守ります。(小林)
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学校行事
3/25 子ども理解活動1 概要説明会(教務課オリエンテーション内)

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