2023年11月4日仕事日記

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 早朝から昨晩の芝田&山本&松井先生らとの「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)の原稿割り当て会議を受けて、データ整理。整ったのでグループチャットで連絡。

 本日、岐阜じゅうろくプラザで行う道徳授業の最後の検討。時間が来たので家を出て、8時20分地元駅乗車。犬山で取り換えて岐阜駅へ。電車の中でも発問最終検討。その結果、発問修正。徒歩で会場へ。9時30分到着。山田貞二先生、龍崎忠先生と簡単な打ち合わせ。

 10時から講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」開始。主催者挨拶の後、僕が模擬授業。題材は戦場特派員であった山本美香さんが書かれた「戦争を取材する」。山田先生に以前に助言をいただいた問いを生み出してそれを話し合う展開の授業を試みる。自分としては、この授業の流れに手ごたえを感じることができた。

 その後、山田先生の進行で会場から感想や質問をもらい、龍崎先生や山田先生が授業の価値づけ、今後の在り方など、実に有意義な話をしていただけた。授業をした自分としては大満足!こんな幸せなことはない。

 村松さんの卒論助言をした後、参加したゼミ生15名に感謝の気持ちを込めて、軍資金を提供(笑)。午後はオンラインセミナー参加を予定しているので、会場を出る。帰宅。

 ある方がFBに僕の今日の授業について、次のように書いていただけた。

 自分が目指す道徳の授業と似ているところを感じ、子どもはこうやって授業を参加しているんだと感じました。玉置先生の授業はとても心地いい授業でした。困り感などなく子どもと同じ目線で一緒に考える教材を通して一緒に考えていく姿勢がすてきでした。そんな、自分が意見を言える身ではないですが、子どもの目線になることを常に忘れずに自分もやらねばと思いました。

 ゼミ生の安藤さんもさっそく次の感想を届けてくれた。

 今回もありがとうございました!玉置先生の授業を受けてとても勉強になりました✏️

 玉置先生が仰っていた【指導書とねらいが違う・子どもたちが問いをつくって進めていく授業について】今回の授業を受けて私が思ったことを書いてみました!

 私は玉置先生の授業に入り込んで受けていました。これは今回の玉置先生のやり方が有効だったからだと思います。特に自分たちの疑問に思ったことを考え、最後自分の生き方を振り返ったことで、最初から最後まで授業に入り込めました。

 指導案の最後の発問を見ました。「真実を追い求めようとするとき、どんなことが大切か?」という発問でした。正直、子どもがこの発問を考えて終わってしまうと思いました。そこから子どもが自分事として捉え、今回考えたことを生かしてどうしていきたいのか、子ども自身の考えをもつ所まで必要だと思います。そのためには玉置先生の「自分の生き方にどう生かす?」という発問の方が子どもの中にスッと落ちていくのではないかと授業を受けて感じました。

 そして問いを子どもたちで作っていく、ということは難しいことです。しかし、あらかじめ発問を考えておくより、はるかに子どもが授業に引き込まれて考えが深まると思いました。レールを敷いて発問をつくっておく方が安心もできるし、イメージが付きます。しかし、授業は”子どもありき〃です。なので無理に発問をつくって誘導するより、玉置先生のように子どもから疑問をひき出し、深堀り・追及していく中で考えを深めていく方が良いと思いました。

 ただ、実践するとなると私は玉置先生のように授業名人ではないので授業を進められるか少し不安というのも本音です(笑)


 こうした感想が届くと、苦しんだ甲斐があったなあとつくづく思う。そして、やはり授業ほどいいものはないと強く思う。

 一番聞きたかった奈須先生の講演は聞くことが出来なかったが、14時ごろから16時30分の終わりまで、多くのデジタルシティズンシップに関する実践を聞く。特に後半の発表が興味深かった。

 17時39分地元駅乗車、小牧駅から徒歩でNon Nameというお店へ行く。18時から、3人でここでは紹介できない(笑)濃厚な話し合い。方向性もはっきりして意義ある話し合いができて満足。タクシーで帰宅。あとは例によって記憶なし。

 研究室HP記事は、10月30日に一宮市立瀬部小学校への訪問した安藤さんの記事。ますます授業を見る目を高めてきている安藤さんの学び。ぜひご一読を。

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10月30日一宮市立瀬部小学校での学び (安藤)

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 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です! 先日、一宮市立瀬部小学校に伺い授業を参観させていただきました。今回の学びから、意識していきたい点を4つに絞って記事にしていきます!

 1つ目は、雰囲気づくりです。午後から4年生の「ごんぎつね」の授業を見させていただきました。班で話し合いをしている時“どういうこと?”という呟きが聞こえてきました。この呟きを聞いて素敵だと思いました。分からないことを伝えるのは簡単ではありません。しかし、このように思ったことをためらわずに伝えることができるのは、学級の心理的安全性が高いからだと思います。

 まずは私が肯定的な言葉かけを大切にします。そして意見が受け入れられる学級、間違えても大丈夫という学級の雰囲気をつくっていきたいです。

 2つ目は、子どもの自立です。教師は永遠と子どもをサポートできるわけではありません。そのため子ども自身で考え行動していく力が必要です。この力をつけるために、指示を減らしていく事と振り返りを大切にしていきます。

 初めは基本的な事も指示が必要です。しかし、子どもの自立のためには少しずつ教師の出る場面を減らしていく必要があります。指示がなくとも出来ていたか、子どもに行動を振り返らせ、価値づけしていく事を大切にします。

 3つ目は、振り返りです。学ぶことも、いつかは自分で学びを追究していく時がきます。その時のために、学びを自己調整していく力が必要です。この力をつけるために授業の振り返りも大切にします。

 子ども自身が学習を振り返り、自分の意思で次はどんなことを頑張りたいのか決めて、学びを進められるようにします。その際に気を付けたいのは、共有することです。お互いに参照し、学びを深め合ったり刺激をもらったりしていく事も必要です。クラス全体で学び合いながら、自身の意思をもって学びを進めていく。そのために振り返りを行い、自ら学びを調節し進めていく力をつけてほしいと思います。

 4つ目は、子どもに見られているという意識です。想像以上に教師の言動が子どもに与える影響は大きいと思いました。子どもの笑顔がすごく輝いているな、と思うと先生もすごく笑顔でした。子どもが素敵な言葉を友達にかけているな、と思うと、先生が授業中子どもたちを肯定し、前向きに頑張れる言葉をたくさん言っていました。

 このように、子どもたちの姿は普段の先生の何気ない言葉かけ、表情、行動が大きく影響していることに気が付きました。教師として何を大切にするか、どんな子どもの姿がみられたら良いか自分なりの軸をもって、子どもの前での振る舞いを意識していこうと思います。

 今回、記事に書いたことの他にもたくさんの学びがありました。実際の現場を見ると大学では学べないことが沢山あります。学びだけでなく、子どものために沢山学ばなければ、という気持ち、実際に自分も先生方のように出来るのだろうかと少し不安な気持ち、反対に頑張ろうという気持ち、たくさんの刺激をもらえました。

 4月には子どもたちが待っています。子どもにとって新任とかベテランとか関係ありません。子どもの前に自信をもって立てるように、今のうちにたくさん現場の様子を目に焼き付けます。そしてこの先生のクラス、楽しそう!と思ってもらえるようにしたいです。
今回も貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました!!(安藤)

2023年11月3日仕事日記

 6時前に目覚めて、いつもの喫茶店へ。帰宅して、夜の会議のための資料作り。持参する資料集め。仕事日記を書いて、午前中はのんびり。体調が今一つ。

 13時に家を出て、家内と春日井市にある土地の草刈りへ。なかなか進まず(泣)。

 お世話になっている施設から父親のことで連絡あり。状況を見るために訪問。これまでにない状況で心配。

 18時30分から、小牧勤労センターで、芝田&山本&松井先生らと「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)の原稿割り当て会議。21時まで頑張ったが、3学年後半を残す。あとは僕が割り当てることにして終了。

 外食をして帰宅。若干の情報整理。いつの間にか記憶なし。

 今日も研究室HPへのアクセス数は500超え。地方のしがない一大学の一研究室のHPへの訪問数として誇るべきことだと思っている。皆さんのおかげです。

 研究室HP記事は、12月9日開催の「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座」のお知らせ。皆さま、ぜひご参加ください。
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【案内】ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座

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 12月9日(土)午後に、「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座」を岐阜聖徳学園大学羽島キャンパスを会場にして行います。

 詳細はここをクリックしてご覧ください。

 「日頃の中学校数学授業は、ちょっとした工夫でこんなに面白くなりますよ」という情報をたくさん提供します。お時間がある方、どうぞ。

2023年11月2日仕事日記

 早朝から「自由進度学習」の学び。会議資料作成。愛犬散歩。珈琲とサンドイッチで朝食。

 10時から、オンライン授業と学び研究所会議。12月10日開催の「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー」の進行状況を確認。対面参加は満席、オンライン参加もほぼ満席。下見を終えての会場図をもとに細部の詰め。その後、「自由進度学習」について意見交流。1時間ほど。

 14時半ごろ家を出て、味岡市民センター、EDUCOM愛知本社、薬局に寄って帰宅。EDUCOMは新社屋がほぼ完成で、明日から引っ越し開始とのこと。

 21時から1時間、指導と評価UPDATEゼミ。今回は「主体的に学習に取り組む態度」の評価について。僕は助言者として「振り返りの重要性」を事実をもとに伝える。学ぶ意欲が高い人たちの話し合いは気持ちがいい。

 おかげさまで、(財)理数教育研究所発行の「Rimse38号 特集」掲載の拙稿「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」が好評。嬉しいコメントが届いている。
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拙稿「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」掲載

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 (財)理数教育研究所発行の「Rimse38号 特集」に拙稿「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」を掲載していただきました。

 ※ 許可を得て、私の原稿のみPDFで抜き出しました。ここをクリックしてお読みください

2023年11月1日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出る。7時20分ごろ研究室着。まずはリニューアルした教職実践演習ワークシート印刷。

 8時15分から30分間ほど卒業論文相談。柴山君と伊藤君が来研。第4章の内容を確認して、より現場で生かせるように助言。

 9時から教職実践演習。テーマは「新卒教師時代を乗り切る大切な学級経営」。野中信行先生が書かれた本をベースに講義を構成。とても濃密な90分間。

 大学を出て岐阜羽島駅へ向かう。11時35分乗車、新大阪から俊徳道駅へ。迎えの車で東大阪市立布施中学校へ。13時10分ごろ着。校長と懇談。昨日は300名ほど参加者があっての公開をされたそうで、二日間連続とは凄い!

 13時30分から1・2・3年の8つのすべての授業参観。学びの共同体での授業づくりがベースになっているだけあってどの教室もグループでの活動があり。また、自主・自律を育むことを掲げていることもあって、子どもたちに判断を任せる展開が多し。例によって、助言ポイントでは動画撮影。

 14時35分から2年生社会科、3年生数学科の授業を交互に参観。社会科は、「生徒の生徒による生徒のための授業」と題した授業で、4名の生徒が教師となり、課題提示をしたり、グループでの話し合い、まとめなどを指示したりしながらの授業。数学科は「自由進度学習」。各自が振り返りを読み直して本時のねらいを定めてから、35分間は、生徒個々が学習を進める授業。一人で学んでいる子ども、数人で学んでいる子ども、グループから依頼を受けて教えている子ども、教師に質問をしている子どもなど、多様な形態で学んでいる。授業終了間際にも参観したが、誰一人ダレておらず、最後まで学び切ったという状況。共に初めて見る授業形態で、動画をたくさん撮影。

 15時35分から全体会。現在の学校の在り方(全員担任制、単元テスト方式、ルールメイキング)と「生徒の生徒による生徒のための授業」と「自由進度学習」の授業者がその概要を解説。

 その後は、学校DX戦略アドバイザーとして僕の講演。演題は「自主・自律を育む学校づくりと授業実践 一人一人の子どもを主語にした情報端末活用」。前半は、学習指導要領をもとに、「自ら学習を調整」「振り返りの重要性」「対話の難しさ」を伝える。後半は撮影した授業動画を見せながら、それぞれの価値づけと助言。45分間の講演。

 すぐに俊徳道駅へ送っていただき、帰路へ。新大阪で、15分間並んで551豚まん購入。岐阜羽島駅へ。そこから車で帰宅。途中で夕食をとる。つい食べ過ぎてしまう(泣)。残す勇気を持たねば💦。

 明日はオンライン会議が2本であることもあって、気分は楽。研究室HP記事は、一宮市立瀬部小学校訪問での学び記事。前野さんが発信。指示のレベルアップのことなど、学び多数。
 

10月30日一宮市立瀬部小学校での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。10月30日に一宮市立瀬部小学校を訪問させていただきました。1年生から6年生まで全クラスの授業を見学させていただき、沢山の学びがあったので記事にしていきます!

 4月から教壇に立つときに意識していきたいと感じたのは、端的に分かりやすく指示をすることです。そして、4月には丁寧に1つ1つ指示していたとしても、慣れてきたら指示の言葉を少なくしていって、最終的には子どもたちが当たり前に動けるようにしていくことです。

 年度の始まりの時期は、新しい環境になって授業で1つ1つ教師が指示を出すことになると思います。だらだらといくつも指示を出すのではなく、端的に指示の言葉はなるべく少なくすることを意識していきたいと思いました。授業を見た中で先生方の短い指示で子どもがすぐに行動できている姿を見て、限られた授業時間を有効に使うためにも指示を端的にすることは大切だなと感じました。また、玉置先生から、1年の半分を過ぎたこの時期には、教師の指示する言葉はなるべく少なくして子どもたちが当たり前に動けるようにしなければならないと教えていただきました。

 午後からは4年生の国語の授業を見学させていただきました。「ごんぎつね」を扱った授業で、最後の場面でごんと兵十の心が通い合ったのかを考える授業でした。

 子どもの意見に対して先生が「本文のどこからそう思ったの?」と問いかけている場面が何度もあったことが印象に残っています。根拠を明確にして自分の考えを形成していってほしいという先生のねらいがとても伝わってきました。文学的文章では、意見が感想になってしまいがちですが、本文のどこを根拠としているのかを子どもに問いかけていくことで、分析的に文学的文章を読み取ることができるということを学びました。

 また、聞き手の子どもたちが、話し手の子どもの方を見てリアクションをしながら発表を聞いている姿が心に残っています。聞き手の姿勢がしっかりと子どもに定着しているからこそ、発表者の子どもも安心して自分の考えを言うことができるのだろうと感じました。私も、子どもが自分の考えを安心して発言できる学級を作るために、まずは聞き手の姿勢を十分に育てることを意識していきたいと感じました。

 今回、快くゼミ生を受け入れてくださった瀬部小学校の先生方、ありがとうございました。今回学んだことを現場に出たときに1つでも多く生かしていきたいと思います!(前野)

2023年10月31日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出て、いつもの喫茶店へ。短時間で店を出て大学へ向かう。7時40分ごろ研究室着。

 珈琲を淹れてしばし休憩。仕事日記書き。9時から、新谷さん、寺尾さん、澤本君の卒論相談。やはり第4章の内容についての行き詰まりあり(笑)。それぞれに方向性を提案。やりとりを経て、書き始められると思う段階までになった模様。

 10時からベネッセとオンライン会議。新たな依頼について詳細を聞く。若干の質問をして承諾。スケジュールも確保。

 大学の某委員会からの依頼の仕事。熟読して文書を作り、担当者へ提出。久しぶりに昼食は大学生協の弁当。

 13時ごろ大学を出て、豊山町立志水小学校へ向かう。学校付近の喫茶店で50分間ほど休憩。

 14時30分ごろ学校着。校長と懇談。15時から16時まで、9月4日の第2弾としての講演。特に後半は、ある道徳授業と国語授業の映像を見せながら解説。これがかなりインパクトがあった模様。

 終了後、校長や教務と懇談。最近得た教育情報を提供して学校を出る。17時30分ごろ帰宅。

 さっそくPCデータ整理。今日の講演データがHDをかなり圧迫していた模様で、本日無事終了したので削除。これですっきり。

 明日はリーディングDXスクールである東大阪市立布施中学校へ向かう。プレゼンを確認して、若干の修正。

 ちなみに今年度4月からの講演&指導助言数が、本日の志水小学校で100カウント目。こんなに依頼をいただけたことには、感謝の言葉しかない。
 
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