2023年5月30日仕事日記

 6時30分に家を出て、一般道で大学へ向かう。1時間15分かかって到着。昨日は同時刻に出て、高速を使って1時間30分。明日からは集中工事中は一般道を使うことかな。

 珈琲とパンで朝食。しばし休憩。

 8時30分から学級レク本編集会議。原稿依頼が遅れているので、一気に進めることに。

 10時から第三次WG事前打ち合わせ。難産の連続。方向性は確かだと思いつつ、案が浮かばない(泣)。1時間30分ほど話し合いに参加したが、8期生ゼミを設定したので移動。

 11時30分から12時30分まで、いつもの課題をゼミ同士でこなした後、いわゆる面接指導で助言。多角的・多面的に考えられるゼミ生が嬉しい。

 13時10分から第7回「教師論」。2コマ。今回は数学授業から学ぶと題して、僕の教師観・授業観がインタビューでまとめられた原稿を読み、その後、授業動画でその実際を視聴。それをもとに話し合う。

 16時30分から9期生ゼミ。これまではゼミ生の模擬授業をもとに話し合っていたが、今回だけは僕が授業を提案し、教師の子どもへの関わり方、教材のとらえ方、全員を巻き込む授業の進め方などを話し合う。次回からのゼミ生授業が少しでも向上的に変容していることを期待したい。

 学級レク本原稿書き指示。締め切り日に驚くゼミ生。こういうことはこれから多々あると伝達。

 研究室に戻り、「教師論」の振り返りチェック。研究費執行のための文書作り。8時ごろ研究室を出る。

 車に乗ったところで、ある方から現状報告の電話あり。聞きながら考え込んでしまうことあり。

 20時30分ごろ出発。一般道を使っての自宅到着は21時30分ごろ。この時間帯でも1時間(泣)。

 今日も届いた様々な依頼や文書。即返答が必要なものに対応。力尽きる。

 研究室HP記事は、特別支援学校での実習を終えた8期生柴山君が発信。ここのところ、一気に文書力を上げてきた柴山君。ぜひご一読を。

特別支援学校教育実習での学び(柴山)

 ガリガリ君が美味しい気温になってきました。8期生の柴山です。2週間の特別支援学校での教育実習で体験したことを記事にさせていただきます。(学年は高等部3年生に入らせていただきました。)

〇 チームティーチング
 特別支援学校の授業は、個別の対応を行うために、複数人の教員で授業が進められることが多いです。授業の流れを同じ学年の先生方と確認する機会もあり、授業に関して参考になる意見をいただきました。
 最近の生徒の情緒の変化から、誰の行動に注意を払ったらよいのか。感覚過敏な子にとって、どの要素が障壁となるのか。日常での生徒の興味、関心なども知ることができ、生徒が学びに集中できる場を整えることができました。
 自分だけでは見取れない生徒の背景を、他の先生から教えていただけました。これらを基に、授業を工夫できたことから、教員同士の連携の大切さを実感しました。今回の実習では、5人で授業を考えましたが、ゼミでの学びあいのようで本当に楽しかったです。

〇 実態に応じた目標設定
 特別支援学校には、自立活動や生活単元学習などの科目があります。同じ題材であっても、一人ひとり目標設定や活動が大きく違っており、ハッとさせられました。いままで私は、全体の目標を子どもが達成できたかできていないかの二択のみで判断してしまうことが多かったと思います。
 子どもの実態によって、到達してほしい姿が違うという「個の視点」を意識し、一人ひとり成長した部分を正しく見取っていくことを大切にしようと思いました。

〇 授業実習での学び
 発語や筆記が難しくとも、選択肢を提示したら意思決定できる生徒が多い学級でした。日常生活でも、どの色のペンを使って書くかを選択する場面などがありました。
 その姿を見て、私は授業で選択肢となるイラストを用意しました。しかし、選択肢に対して反応が無い生徒が数人いました。私の願いだけが先行し、押しつけがましい提示になってしまったのかもしれません。
 3度目の授業では、発語ができる生徒から出た意見を基に、授業を振り返って感じたことの選択肢を作りました。この選択肢に対しては、全員が自己選択をし、すんなり振り返りができていました。生徒が興味を持って活動に取り組めていたことが、本当に嬉しかったです。やはり、特別支援学校でも「はじめに子どもありき」を実感しました。

 実習先の子どもは、行動が素直で、人間味に溢れていてかわいかったです。私は、小学校の教員を目指していますが、授業づくりに必要なことをこの2週間で多く学べました。ここからは教員採用試験に向けて頑張っていきます。(柴山)
※写真は最終日に生徒に配った4つ葉のクローバーしおりです。なかなか人数分見つからず、苦労しました。
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2023年5月29日仕事日記

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 雨の朝。ゴミ出しをして、愛犬散歩は控えて大学へ向かう。今日から名神集中工事開始。6時30分に家を出たが、すでに高速は渋滞情報。普段は50分間ほどのところ、1時間30分かかって大学到着。ふ〜う。

 珈琲とパンで朝食。授業準備。スクールパートナーシップ旅費申請書類作成、フォーラム打ち合わせメール発信など。

 9時から第7回「教育課程論」。今回から学習指導要領編開始。まずは「主体的な学び」に焦点を当てる。主体的な学びのイメージ化、文科省定義から「振り返り」の重要性を知る、「自己選択」による主体性の生み出し、「振り返り」の実際を知る、という流れ。

 すぐに大学を出て、春日井市立藤山台中学校へ向かう。高速を使わず一般道で移動。あちこちで渋滞(泣)。13時ごろ、ようやく到着。

 校長先生、教育DX推進専門官の水谷先生と懇談。13時35分から5限社会科授業観察。いつ見ても安定した授業を見せていただける先生で、今日も同様。1年生とはいえ、小学校からの積み上げがあって、端末活用が日常化している子どもたち。情報収集、学びの共有化で、ごく自然に端末活用。

 研究協議会後、僕が40分間講演。前半20分間は、「今年度スタートにあたって」と題して、今年度の研究方針に基づいて、その根底にあることを僕の視点から解説。後半は、授業者に撮影した動画を見せながら、授業の心境を聞きながら目指すものを引き出し、よりよい授業とするための助言。昨年度から言っているのは「ICT活用論から授業論へ」。今回もまさにそれをテーマにしたい良い授業で、「個は学んでいるか」との問いかけを含めて、授業のユニットのつながりの疑問と班での学びの様相についての講演。

 終了後、再び、校長や水谷専門官と懇談。17時から1時間、藤山台中スクールライフノートプロジェクト(SLNPJ)会議。学校側から5名参加、EDUCOMから10名参加の大会議。活用の実際を聞きながら、今後の開発の方針を検討する密度の濃い会議。

 帰宅。やらなければならないこと多数。集中できず。

 研究室HP記事は、5月23日9期生ゼミのまとめを長谷川さんが発信。これで5回×3本=15本の記事発信。貴重なゼミ記録。
 

5月23日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。今回は第6回に行われた模擬授業の振り返りについて書いていきたいと思います。

 今回で模擬授業一巡目を終えました。久保君と荒木さんの授業を受けて一番に感じたことは、ゼミで学んだことの成果が大いに出ているということです。1人1人の模擬授業後には必ずゼミ生や玉置先生と全体で授業についての意見を出し合っています。そこで出てくる意見のレベルが日に日に上がってきていると私は感じます。

 始めは、「チョークの持ち方について」「児童の当て方について」「音読の仕方について」など授業に関する基本的なことが多かったのですが、最近では教材研究についての意見がほとんどを占めています。ほかの人の模擬授業で出た意見や課題を吸収し、自分のものにしていくことでさらに深い学びへ繋がると考えました。

 ここからは、今回の2つの授業を通じて学んだことや考えたことを書いていきたいと思います。

 1つ目に学んだことは「ゆさぶりを入れるタイミング」についてです。道徳の授業をしていく中で、心情に変化のある教材を用いる場合にはゆさぶりを授業内に入れると、学びが深まると学びました。そのため、授業内にゆさぶりを入れようと私たちゼミ生は考え、取り組むのですが、なかなかうまくいかず悩んでいます。

 今回の授業内では、話の結論を子どもたちが知っている場面でゆさぶりが取り入れられていました。結論が見えている場面でのゆさぶりは、自分の意見が出にくく、どうしても偏ってしまうと考えます。同じ発問をするにしても、取り入れる場面の重要さを学ことができました。

 2つ目は「教材研究の大切さ」についてです。道徳の教科書をただ読み進め、発問をするだけでは不十分なことが多くあり、子どもたちを混乱させてしまうこともあると思います。   授業者が納得できない授業は教材として成り立つことはないため、十分な教材研究を心がけていきたいと思います。
 
 みんなの模擬授業からは沢山の学びを得ることができたと同時に、自分自身への課題もたくさん見つかりました。2回目に行う模擬授業では1回目の模擬授業より何倍もレベルアップしていけるよう今までの学びを生かして準備をしていきたいです。来週は玉置先生の模擬授業をみることができるためとっても楽しみです。これからも玉置ゼミで多くのことを学び続けていきたいと思います。(長谷川)

2023年5月28日仕事日記

 今朝もパンと珈琲で朝食。車の音楽ライブラリーへ音楽データ転送。たったこれだけのことで車が運転したくなるから不思議(笑)。愛犬散歩。

 6月9日訪問の吹田市5年次教員研修のプレゼンを作り始める。テーマを「専門性、協働性、主体性」の三つに決め、それぞれの資質を高める必要性とその具体例が伝わるプレゼンに方向性を決める。依頼時間は2時間30分。WSを随時入れながらの展開にすることも決める。

 10時20分ごろ、数日前に帰郷の長男、今朝帰郷した次男、家内と永泉寺へ向かう。今日は母の七回忌、叔母の27回忌法要をお願いした日。お寺に到着後、墓清掃、お参り。弟家族は東京から到着。

 11時から30分間ほどの法要。終了後、味大へ移動。母を思い出しながらの食事会。

 帰宅。しばし休憩後、次男と父親の病院へ。痛みはかなり減ったようだが、95歳の父親。1か月入院での老いの進行を強く感じる。

 午前から始めた吹田市5年次研修のプレゼン作成。ほぼ完成。吹田市からの正式要項が届いてから再調整して、データ送付する予定。

 特定非営利活動法人「古代邇波の里・文化遺産ネットワーク」の副理事長の服部さんから、写真の案内あり。関心のある方はどうぞご参加を。

 研究室HP記事は、5月23日9期生ゼミでの振り返りを久保君が発信。9期生10人目、第1回模擬授業提案者の最後。それまでのゼミでの学びの積み重ねが伺えて嬉しい。
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5月23日9期生ゼミ模擬授業の振り返り(久保)

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 こんにちは。9期生の久保です。今回は5月23日の模擬授業の振り返りをしていきます!

 ほぼみんなが終わった中での模擬授業でした。私は、みんながみんな上手に模擬授業をしていて焦っていました。みんなで振り返る時間や、玉置先生のご指摘を参考に今回の模擬授業を考えていきました。

 まず反省点として挙がったのが「揺さぶりのタイミング」です。ある程度話が終わったタイミングで、私は揺さぶりの問いを投げました。しかし、それだとある程度答えがわかっちゃっていて揺さぶることができません。どう揺さぶるかに焦点を当てすぎた余り、タイミングまで考えられていませんでした。とても勉強になりました。

 また、質問をした後に何も返さずに続けている場面がありました。これは意図的ではなく、自分でもまさかだと思いました(笑)。ただこれをしてしまうと、子供たちは取り残されてしまいます。気をつけなければならないと感じました。
 
 最後に、問いかけ方です。私は多く「考えてみてください」と問いかけていました。しかし、これだと答えがあるような感じがするし、幅が広がりません。「想像してください」だと、話しやすくなるし幅が広がるように感じます。

 今回、初めて道徳の模擬授業をやってみて自分の未熟さを体感しました。やっぱり話を聞いてイメージするのと実際にやってみるのでは全然違いました。今回では話を少し切り取って子供がイメージしやすくしたり、読み方を工夫してみたり、自分のオリジナルを出せた部分もありました。そこは継続し、未熟な部分をもっと深堀っていきたいです。
 
 玉置ゼミ9期生は、思ったことをきちんと伝えてくれる子が多いので、一緒に学んでいるのが体感できてうれしいです。これからも、このゼミで力つけていきます!次はもっと良い模擬授業頑張ります!(久保)

2023年5月27日仕事日記

 地域の資源回収日で、朝から納屋にある回収品を整理して車に積む。7時ごろ回収場所へ運び込む。喫茶店に行き、一息つく。

 愛犬散歩。愛車の音楽ライブラリーを使わず、古いiPhoneから音楽を出していたが、YouTubeでライブラリーの設定法をたまたま知る。やってみようという気持ちになって試みる。こんなに簡単だったのか!冷静に考えたら、その通りで、なぜ試みなかったのかと悔やむ。CDからインポート作業開始。

 5月13日の教師力アップセミナーで登壇していただいた佐藤正寿先生に、ゼミ生の記事が発信完了したことをお伝え。すぐに温かい言葉をいただく。ゼミ生にも周知。

 12時34分地元駅乗車、犬山、名鉄岐阜へ。創りMath5月例会会場のじゅうろくプラザへ。今回は、私の「算数・数学授業開き」を紹介し合っての意見交流。和田裕枝先生からの講演「算数の教材研究をして子どもの意見をいかす」をオンラインでお聞きしての意見交流会。かつてのゼミ生4名も参加してくれた。

 和田先生は、講演で、教材研究においては、子どもの反応をしっかり予想して、それを踏まえて授業設計することを具体的に示された。また、若い教師はともするとどう教えるとわかりやすいかという視点を重視しすぎることを強調された。まったく同感。説得力十分の講演で聞いていても気持ちがいい。

 意見交流で、期せずして「どうですか?いいで〜す!」の話題になる。以前から発言しているように僕は否定派。とはいえ、こういう点があるという意見が出て、僕は動画を提示しながら、あらためて主張。友の発言に反応をすることを決して否定しているのはない。それがあまりにも形式的だからだ、と説明。きっとこの手法を始められた方は、互いに聴き合い、認め合う集団になってほしいという願いがあってのことだと思う。それを否定していないことは改めて強調しておきたい。

 帰宅。午前の続きで音楽ライブラリーづくり。セッティング。

 かつてのゼミ生から相談。電話で教材研究を試みる。課題解決になることを願う。まずは報告をもらうことを楽しみにする。
 
 研究室HP記事は、5月23日の9期生ゼミの振り返り記事。まずは荒木さんが発信。童話を教材にするときの注意点が学び合えたことは大きい

5月23日 9期生ゼミ 模擬授業の振り返り(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。第6回ゼミでの学びを記事にしていきたいと思います。

 今回も、ゼミの活動内容は道徳の模擬授業。
 私は、小学3年生の「友だち屋」というの教材で模擬授業をしました。今まで模擬授業は何度もしていますが、ひとつの授業を1人で考え、1人で進めていくことは初めてで緊張しましたが精一杯やらせて頂きました!!

 「友だち屋」の構成を考える時に難しかった点は、主人公のキツネの葛藤場面がどこか分かりにくいことです。強いて言えば、ミニカーをもらってから本当の友達について考える場面、、ですが、やはり今までの教材のように2つの選択肢で迷うような教材ではないので、どこに山を持っていくか 迷いました。

 そしてゼミのみんなや玉置先生からの指摘をうけて気づいたのが、「話の内容が分かりにくい 」ということです。「友だち屋」は童話が題材となったもので、教科書では、童話の内容をあちこち省いているため分かりにくく、混乱させてしまいました。

 私は話の内容については注意して考えておらず、その問題に気づけませんでした。私自身も、もとの童話を知らなかったため、発問内容も、本来求められるものと少しズレてしまいました。もとの童話を読ませた方が良いという指摘を頂き、今後参考にしていきたいと思いました。

 授業の姿勢については、基本的なことは出来ていると褒めの言葉を頂きました。模擬授業では児童の出した意見を再度取りた あげる時に、「○○くんが言ったように〜」と 取り上げました。そのことについて、同じ9期生の榊原くんが、「自分が言ったってこと覚えてもらえてるんだって思えてうれしかった!」と言ってくれました。大学生でも嬉しいなら児童はもっと嬉しいと思うので、意識して続けたいと思いました。1人で考えるだけでは出てこないような意見を沢山頂き、仲間に恵まれたな、と感謝でいっぱいです。

 また、私が授業をする前に久保くんの授業があり、そこでの学びも参考にして模擬授業をすることが出来ました。児童の意見を求める時には、「考えて」よりも、「想像してみて」という言葉を使うこと、ペア活動で余ってしまう子への配慮、授業の中で思いやりのある行動が見られたら価値付けすることなどを学びました。そして、揺さぶりのタイミングについては、主人公の気持ちが変わる前に揺さぶるということを学びました。話が見えた状態では、意見が一方に偏ってしまいます。

 このように、ゼミの活動では毎回たくさんの学びがあり、改めて玉置ゼミに入れて良かった、と実感しています。1回1回の活動を大切に、ゼミ生のみんなと高めあっていきたいと思います。(荒木)

2023年5月26日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。僕が止めていた「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」の全体像をまとめる作業に集中。現状をそのまま矢口さんに報告。次の指示をいただき、ほっとする。

 13時25分ごろ、岐阜市教育研究所到着。簡単な打ち合わせをして講演の最終準備をする。

 14時10分から16時まで、第1回中堅教諭等資質向上研修講演「ミドルリーダー力を高める」と題して話す。今日の内容は、「人材開発の大きな流れ、最新の教育動向を把握する、私が出会ってきた中堅教員紹介」の三つ。

 何度も問いかけて、ペアで話し合ってもらって発表する流れ。とっても意欲的な皆さん。話し合いを止めるのも申し訳ないほどのやりとり。さすが12年目を迎えていると感じさせる考え方、これを受けて僕はさらに深掘りをしてもらうように追質問や事例紹介。

 今日もお陰様で充実した2時間講演。気持ちよく帰路に着く。

 できるときにできることはやっておこうというつもりで、6月10日愛西市立佐織中学校での1時間30分講演の準備。依頼を受けた内容は多岐にわたる。整理しながら、話の順番を考えながらプレゼン完成。教頭先生へデータ送信。

 研究室HP記事は5月13日の教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)の記事最終回。新谷さん、古賀君、古川君の3人がポイントを絞って発信してくれた。16人による佐藤先生からの学び記事完了。

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (新谷、古賀、古川)

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 こんにちは、8期生の新谷です。今日は教師力アップセミナーでした。今回は、佐藤正寿先生の、GIGAスクール構想を意識した社会科の授業づくりについての講話でした。
 
 今回の講話で印象的だったことが2つあります。
 
 一つ目は、佐藤先生の子どもが自ら学びたくなるような導入の仕方についてです。佐藤先生がコンビニのおにぎりのコーナーの隣にあるものを隠して、何があると思うと私たちに問いを投げかけました。私たちもそのことについて、とても気になり、何があるっけ、と楽しく考えていました。

 また、この講話が終わったら、すぐにコンビニに行って確認したくなりました。大学生である私ですらコンビニってどんな風だっけと気になってしまったで、この授業を子どもが受けたら、子どもは一目散にコンビニに行きたいと言い出すだろうと思い、このような子どもの興味を引き出す工夫の大切さと良さを実感することができました。(ちなみに私の地元のコンビニのおにぎりの隣はサラダでした。)
 
 2つ目は、子どもの資料活用能力についてです。佐藤先生は講話の中で、社会科では「資料発見能力」「資料読解能力」「資料作成能力」の3つが大切であると言っていました。従来の学習では、子どものこの3つの能力が乏しいために、子どもがその資料から何をすればよいのかわからず、資料を用いても中身がない発表やプレゼンテーションになってしまうという事でした。こどもの資料活用能力の低下として、教師が資料のどこに着目してみればよいのか、何を見てほしいのかという視点を子どもに与えていないというところにあることがわかりました。資料を子どもに見てもらうときは、答えは言わず、どのような視点で見てほしいのかという資料を見るスキルを子どもに学んでもらうことが大切であることを学びました。
 
 今回のセミナーからも多くの学びを得ることができました。教師力アップセミナーでは、毎回自分の全く知らない新たな教育の用語や、授業技術を学ぶことができて、嬉しいです。貴重な機会を頂き、ありがとうございました。(新谷)


 こんにちは!9期生の古賀です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加した学びを書いていきます。

 佐藤正寿先生から「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」というテーマで講演いただきました。中でも印象に残ったのが、学級経営(記録物など)や情報収集の場面でDX化が進んでいることです。私が教師になった時には積極的に導入したいと思いました。しかし、ICTの活用を目標とするのではなく、目標達成のための手段であることは忘れてはならないと改めて感じました。また、DX化が進んでも本質的に変わらない、子の学習意欲を育てること、どのように学ぶか指導するか、授業構成など、基本的な教師としてのスキルも磨いていきたいです。

 また、教師の役割がコーディネーターのようになっても知識は必要と言われていたので、日々色んな方向へアンテナを張って生活していこうと思いました。

 模擬授業の部では、匿名でコメントを共有できる"Slido"を用いて進められ、授業技術についてICTの使い方や授業展開、発問話し合いのタイミングなど、新たな学びを得ました。

 最後に、講演いただいた佐藤先生、セミナーの運営の皆さん、8期生の先輩方ありがとうございました!皆さんから多くの刺激と学びを得ることができました。(古賀)


 こんにちは、9期生の古川です。今回は第1回教師力アップセミナーに参加しました。今までの授業作りに加え、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科の授業作りについてとそれを踏まえた模擬授業を佐藤正寿先生から講演して頂きました。

 今回の講話で印象的だったことは3つあります。

 1つ目は導入で示されたコンビニでの「おにぎりのとなりで売られているのは?」という意欲を喚起する情報提示の際に話された事で「答えを示さない」という事です。導入で示した物の答えを示さない事で自分で見に行かせ子どもたちの意欲を高める働きかけは印象的でした。簡単で分かりやすく意欲を高められる導入は今後の授業でもたくさん活かすことができると感じました。

 2つ目はゆさぶりの上手さです。単純な質問ながら考えさせ背景を考えさせる内容で自分もこのような質問ができるようになりたいと感じました。またグラフから読み取りしチャットを用いた交流があり可視化され面白いくて印象的でした。

 3つ目は追究したくなる単純な質問をするという事です。例として「運転手は、運転しているとき、どこをみて運転しているでしょう?」という単純ではあるけど中身のある考えさせられる発問ができるようになると学ぶことができました。着眼点が今までにないもので印象的でした。

 自分は担当科目が社会で社会科のスペシャリストである佐藤先生の講話をとても楽しみにしていました。実際に講話を聞いて参考になることが沢山あってもっと学びたいと思わされました。

 佐藤先生、貴重なお話をありがとうございました。今回学んだ内容を少しでも多く吸収しゼミのみんなで高め合っていきたいと思います。(古川)

2023年5月25日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。このごろは飽きてきた(笑)。新たなことを考えようかな(笑)。

 愛犬散歩。本日、講師授業をするネタ「17番目の秘密」の指導案を一気に書き上げる。通常の指導案以上に事前にどのようなことを考えているかがわかるように記す。

 6月7日に訪問する東員町立笹尾東小学校でのプレゼンを届いた研究方針をもとに作成。完成したので担当へ送付。

 11時45分ごろ家を出て、尾張旭市立三郷小学校へ向かう。今年度から関わらせていただく学校で、今日を含めて年間4回指導助言に訪問する予定。学校付近まで来たので、コンビニで飲み物を買って時間調整。

 13時少し前に学校着。校長や教務から学校の状況を聞く。飛び込み授業をする6年生の担任から子どもたちの状況も聞く。子どもたちの関係作りを心する。

 13時45分から6年生算数トピック教材「17番目の秘密」を始める。配慮すべきと聞いた子どもの反応がよく、大いに褒めて関係づくりをする。授業中での面白い会話は、その子どもが「先生は5が好きだね」というので、その言葉を板書して、「そう私は5が好きなんだ。君は私が好きでしょ」と返答。こんな会話ができればもう大丈夫(笑)。

 仮説が崩れて、新たに方針を決めて取り組まなければいけない局面になったときに、ある子どもが「大変だ」とつぶやく。「そうだね。大変だね。学級の係活動と同じように分担して調べようよ」と提案。「どうやって分担を決める?」という投げかけに、子どもたちは「自分が調べたいところを調べればいい」と応答。「では、やってみたい数は?」とアンケートをとると、全数調査ができる挙手があり、しかも2番目が「0」の場合も調べるという子どももいて、よし!よし!と思いながら、さっそく取り組み開始。この展開はできるだけ子どもに任せようという考えから。呼びかけに応えてくれる子どもたちが嬉しい。

 2番目と17番目の関係を示す対応表ができたところで、決まりを見つけるために、誰と話しても良いので、見つけてみようと投げかけ。僕はあちこちから聞こえてくる言葉を板書(つぶやき板書)。それをもとに集団追究に入る。差が二種類しかないことや、巡回していることを発表した子どものあとに、2番目×7=17番目に気づいて発表した子どもあり。それを聞いて、全員が何らかの声を出す。すかさず「私はそういった『なるほど!』といった声に誤魔化されないよ。分かったつもりになっている人がいるから、近くの人で〇君の考えを言いあってみて」と思考の追体験をさせる。さらに〇君の考えをコンパクトに言えないかと追質問をして、挙手した3人の子どもを指名して、子どもに「17番目の秘密」をまとめてもらう。

 講演では、届いたこの学校の研究方針をもとに、それを価値づける話をする。特に「振り返りの重要性」「子どもに話し合うことのイメージを伝えるといい」「学習規律の大切さ」を40分間ほど話す。その後、20分間は今日の授業振り返りを自分自身で指導案をもとにする。

 ゼミ生に依頼した事柄の発表をしてもらう。「45分間で僕は何回褒めたか→53回」「子どもが発言していた時間→18分間ほど」「僕が発話していた時間→12分間ほど」という報告。初めて出会う子どもとの授業なので、1分間に一度は褒めていたのは、意識してのこと。

 校長室で、校長、教頭、教務と今後のことも含めて懇談。僕が訪問する期間の取組が大切だと伝える。

 例によって、喫茶店でゼミ生と振り返り。授業で心掛けたこと、先生たちに伝えたかったことなどを改めて学生にも伝える。

 帰宅前に父親の入院先へ。痛みはかなり減ってきたようでほっとしたが、体が動くようになったので要求も多くなったようで、病院の方々にお詫び。

 帰宅。おかげさまで今日も充実の1日。メール対応をして横になる。かつての教え子から相談電話。1時間くらい対応。お役に立つことを祈るばかり。

 研究室HP記事は、5月13日の教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)の学び記録。柴山君、荒木さん、石上さんの3人が発信。多岐にわたった豊かな学び。佐藤先生に感謝。

2023年5月24日仕事日記

 今朝も愛犬散歩して大学へ向かう。7時ちょっと過ぎに研究室着。昨日の「教師論」の振り返り読み。

 9時から看護学部「生徒指導論」。今回は「学習への不適応と生徒指導」「個別指導と集団指導」がテーマ。保健室でのロールプレイは「過去を思い出して過呼吸となった女子中学生」への対応。今日も多くの考えが出て、互いに深め合えた展開。

 研究室に戻り、「教師論」と「生徒指導論」の振り返り読み。ともに授業を通して学びが広がっている記述があり、指導者としては嬉しいこと。

 今日も指導助言依頼があり、なんとか応えようと移動時間等を考えて提案。返答待ち。

 12時30分からオンライン「教職専修会議」。話題は「教職実践演習」。学級経営にも重点がおかれ、変革大賛成。

 29日訪問の春日井市立藤山台中学校で提示するプレゼンづくり。送られてきた今年度の要項から重点を抜き出して、価値づけをする内容。

 14時から教授会。2時間弱。実習委員長として報告3件。

 再び研究室。藤山台中プレゼンができたので送信。

 17時30分から今回から参加させてもらうオンライン「はじめに子どもありき勉強会」に参加。本学で始めようとしている「子ども理解活動」を充実させたいと思いから参加。二人から実践報告があり、まさに「はじめに子どもありき」が根底にある取組。とはいえ、教師としてどうしても押さえたいことはあって、そこに葛藤が生まれる。提示された疑問点に解決策を提案。参加させていただいたお礼は、それぞれが意見を出し合うことだと思ってのこと。

 19時30分ごろ大学を出る。帰宅。届いた研究室HP記事の整理。今日のアップは、5月13日の教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学びを澤本君、安藤さん、久保君が発信。心打たれたところはやはり重なるがある、

 もう1本は、オンラインで登壇させていただく学びの会案内。以下のように素敵な案内をしていただいている。 
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5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(柴山・荒木・石上)

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 本日の教師力アップセミナーでは、佐藤正寿先生による社会科の模擬授業から、「教えたいことは教えない」ことの大切さを学びました。

【第一部】
 佐藤先生は、コンビニのおにぎりコーナーの隣の棚を隠した画像を見せ、そこに売られている商品を考える発問をしました。「おにぎりに合う温かい飲み物ではないか。」と私は予想しましたが、佐藤先生は答えを教えてくれませんでした。

 モヤモヤを残して問題を終えたため、自分で調べたい意欲が湧いてきました。私も、子ども自身が調べたくなる意欲を高めるために、答えをそのまま見せない情報提示を心がけたいです。

【第二部】
 選挙の投票率の低さの改善法を全体で考えた後、佐藤先生は「投票率が一番高い県の山形県では少年議会が行われています。」と話しました。その後、パワーポイントの画面に「少年議会」というキーワードを提示していました。自分達が考えた事柄に関する事柄であったこともあり、どのような議会か余計に調べたくなりました。子どもが自発的に調べたくなる資料提示、キーワード提示を工夫していきたいです。

 会場では、先生方のギラギラした活力を肌で感じ、自分のエネルギーを補充できました。9期生のみんなが学んでいる姿も刺激になり、背筋も伸びました。今年は、対面で学べることが多くとても嬉しいです。(私の最寄りのコンビニのおにぎり横の棚は、パスタやお弁当でした。)(柴山)


 こんにちは!9期生の荒木です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加し、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科づくりについて学ばせて頂きましたので、その学びを記事にしていきたいと思います。

 今回のセミナーで私は、ICTを活用した授業の大きな可能性を感じました。

 まず、テクノロジーが教授方法や学習方法にどのような影響を与えるか表す尺度であるSAMRモデルについて学びました。S.A.M.Rはそれぞれ4つの段階を表します。その影響の1段階めであるSはSubstitution(代替)です。アナログでできたことをデジタルで応用することをいいます。私が紙で行っていた学級日誌の記録や、資料編集もICT端末を使えば共同で編集ができます。私たちが当たり前に紙で行ってきたことなので紙で行わなければならない固定概念があり気づけませんでしたが、自分が思っているより代替できるものが沢山あるとわかりました。

 2段階めであるAはAugmentation(増強)です。デジタルの特性を生かして学習効果が増大することをいいます。見学やインタビュー、写真動画の記録などの情報収集場面の他、資料の読み取りや、グループで考えを共有する場面でも活用でき、個別最適な学びや協働的な学びにつながります。今まで意見を関連付け、整理することだけにもたくさんの準備が必要だったと思いますが、ICTを使うことでより簡単に、わかりやすく、効果的に活動ができるようになりました。

 3段階めであるMはModification(変革)です。ICTにより授業デザインが変容し、新たな学びの実践につながります。

 4段階めであるRはRedefinition(再定義)です。実社会の課題解決や新たな価値を想像します。

 私は3段階めのICTの活用例の1つである、「反転学習」が特に印象に残っています。この言葉は今回のセミナーで初めて聞きましたが、すでに実施されている学校もあるそうです。反転学習とは、新たな学習内容は自宅でビデオ授業で視聴(予習にあたる)し、教室では、逆に従来は宿題として出されるはずの課題について協働しながら取り組み、教師は必要に応じて個々に指導を行います。私は以前から、授業で分からなかったことがそのままになり、宿題も分からないのでやる気にならない…質問に行くのも恥ずかしい…という負のサイクルが発生することが気にかかっていました。しかし、この反転学習では、子どもの「わからない」を授業の中で解決できます。ICTの活用による個別最適な学び、協働的な学びの実現により、よりよい学びが生まれるのです。

 今回のセミナーを通して、ICT活用によりこれからどんどん学習の在り方が変化して行くと感じました。GIGAスクール構想という新しい流れの中で、様々な情報や考えが溢れる世の中になると思います。ICTは便利で、画期的、そして、子どもたちが学びを深めるものとしてとても優れていると思います。しかし、ICTの活用が目的となり本来の学習目標を見失わないよう、育てる資質能力を明確にした上で活用場面や方法を考えていきたいと思います。

 素敵な学びの機会を与えてくださった先生方、ゼミ生のみんな、ありがとうございました。(荒木)


 こんにちは!9期生の石上です。今回は5月13日の第1回教師力アップセミナーでの学びについて記事にしていきます。

 今回のセミナーでは佐藤先生から教育DXやSAMRモデルなど、さまざまなことを学びましたが、その中でも特に印象に残ったことを2つ紹介します。

 1つ目は、教えたいものこそ教えないという指導方法です。佐藤先生が教えてくださった情報提示の仕方に、一部が隠されたコンビニの棚に置いてある商品の配置を問うという発問がありました。この一部を隠すという方法は、子どもたちに予想させることで、子どもたちが自ら「知りたい!」と言い出すような興味を引き出すことができます。また、答え合わせは実際に見に行くことが大切だということも学びました。
 
 このように子どもたち自身に解決したいと思う学習問題を考えさせ、子どもたちに発見させることで、学習意欲を育てるような工夫をしていきたいです。

 2つ目は、子どもたちが社会科スキルを身に付けさせるための指導スキルです。

 特に話し合い指導や情報収集方法の指導、まとめ指導など、社会科学習ならではの特質を考えた指導では、子どもたちに情報の分析をさせ、お互いに共有することで、「図解はここに使うと見やすいな」や「この人はこの部分が上手だな」など、自分とは別の見方をさせることができ、より良い方法に自ら気づくことができます。それは子どもたちの社会科スキルを磨き、伸ばすことにつながるのだと感じました。

 このセミナーで学んだことを活かして、子どもの学習意欲を引き出せるような授業の工夫を考えていきたいです。そしてこのような機会を設けてくださった先生方、ゼミ生の皆さん本当にありがとうございました!(石上)

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (澤本・安藤・久保)

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【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は5月13日に行われた第1回教師力アップセミナーについて記事を書いていきます。

 今回は佐藤正寿先生のGIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくりについての講演でした。

 私が一番印象に残ったことは「答えは見せない、示さない」ということです。社会科で次時でコンビニ調査を行う際、前時ではいかに子どもが「行きたい!、調べたい!」と思えるかが重要です。そこで佐藤先生は一部を隠した状態でおにぎりのとなりに売られているものは?と聞かれていました。隠さずに「おにぎりのとなりにはこんなものがあるね。今度の授業で調べに行こうか。」と終わらせてしまっては子どもの追究したい気持ちを引き出すことができず、意欲的に取り組むことができません。答えを示してしまった時点で子どもの主体性がなくなり調べなくなってしまうことが分かりました。
 
 一部を隠すといった工夫をするだけで子どもたちは「飲み物だよ」「麺じゃない?」と自分の経験から語りだし、クラス全員で同じ課題をもち、わくわくした気持ちでコンビニにいきたくなるなと思いました。(実際私自身、何があるのか気になり、帰りに寄ったコンビニではあたたかい飲み物が売られていました)授業において、いかに子どもの追究したい気持ちを高められるかが重要であり、意識していきたいです。

 今回は、今年度はじめてのセミナーでした。多くの先生が休日にも足を運び、学ばれている姿を見て、運営側として参加させていただける状況がとてもありがたいことだと改めて感じました。9期生ともコミュニケーションをとる貴重な機会であるため、交流を深め、玉置ゼミ生として全体で学び合っていきたいです。(澤本)


【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!

 5月13日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐藤生樹先生が】ご登壇されました。テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』です。さっそく学びをまとめていきます!

 セミナーを通して授業で大切なこと、それは「子どもの学習意欲を高めること」だと実感しました。そのためには教師がたくさんのアイデアを持っていなければいけません。
 
 佐藤先生はICTを色々な方法で活用されていました。調べ方、比較の仕方、意見の共有など子どもが選択する機会がたくさんありました。答えを与えることが教えるということではないと実感しました。子どもが自分で答えを見つけていく過程に、子どもたち自身が扱う課題や調べる手段を選択したり、学びへの意欲を引き出す小さなきっかけを仕組んでいくことが教えることだと思います。
 
 私はまだまだアイデア力が足りません。子どもがキラキラして学びに向かえるように、常に学びのアンテナを高く張ってアイデアを増やしていきます!そしてお会いした先生方や玉置ゼミの先輩方の温かい人柄、言葉選び、心配りに感銘を受けました。玉置ゼミの名に恥じぬよう、教師としての学びも人間性の面も磨いて参ります!!

 運営委員と言いつつも、学びあり、刺激ありの濃い時間になりました。本当にありがとうございました。第二回教師力アップセミナーも尽力いたします!よろしくお願いいたします。(安藤)


【久保】
 5月13日の第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。佐藤生樹先生がご登壇され、テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』でした。今回学んだことを記事にしていきます。

 私が特に興味深く思った内容は教育DX・SAMRモデルと協力的な学びについてです。世の中がどんどんデジタル化されていく中で、学級経営のDX・学級日誌の使い方が問われている場面がありました。ある参加者の方は、すべてをデジタル化し管理している方もいらっしゃいました。私のころは、紙で書いていたのに今では一つのコミュニケーションツールとしてクラウドなどで共同編集をしたり、コメント交流していたりとDX化が大きく進んでいることを知りました。

 ここで佐藤教授が、「デジタル技術であり方が変わる。実践者ならあり方を変える」と仰いました。この言葉は、今後デジタル化が進んでいく教育現場の中で肝に銘じる必要があると思いました。なので、あくまでもICTの活用は目標達成の手立てとして利用し、目的ではないことを改めて認識したいです。

 GIGAスクール構想により、教師も多くのデジタル化を要求される場面があると思います。しかし学びの本質は忘れずに、常に子供から引き出せれる教師になりたいと感じました。

 今回が初めての教師力アップセミナーでした。運営側としてしっかりと責任を持ち、吸収できるものは、どんどん吸収していきたいです。(久保)

PR【協働的な学びを創造する学級経営講座】

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【協働的な学びを創造する学級経営講座】
 面白く楽しい協働的な学びができる学級は心理的安全性が高い学級であることは欠かせない。その実例とそのための手立てをお伝えします。
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1 期日 6月18日(日)
2 時間 20時〜21時半
3 内容
(1)開会、講師紹介
(2)講演:協働的な学びは心理的安全性が高い学級づくりから
   講師:玉置崇先生(岐阜聖徳学園大学教授)
(3)Breakoutディスカッション
(4)質疑応答・全体シェア
(5)閉会・Reflectionフォーム送信
4 講師紹介
玉置崇先生  小・中学校教諭、教頭、校長、教育事務所長を経て2015年から岐阜聖徳学園大学教授
5 参加申込
参加ご希望の方は、下記URLから参加申込フォームを送信してください。
https://forms.gle/sDk8QMaQUFPScFBw9

2023年5月23日仕事日記

 いつものように愛犬散歩から始まる1日。大学へ向かう。7時過ぎに研究室到着。パンと珈琲で朝食。午後の授業準備。映像確認。研究費執行のための文書作り。

 9時30分から12時20分ごろまで「授業と学び研究所」会議。今日の話題は二つ。一つは「教育委員会用ダッシュボード」のPR検討。もう一つは春日井市立藤山台中学校PJの進行をチェックして今後を考える。いつものように濃厚な会議。

 12時30分、来研学生にやむを得ず休んだ授業の補充指示。

 13時10分から、第6回「教師論」2コマ。今回は、算数教育の理解を深めるをテーマに、盛山隆雄先生の授業動画から、教材研究から展開への工夫、数々の授業技術、子どもの言葉をもとに進める授業の在り方などを学び合う。授業を見る目が高まってきているので、振り返りが楽しみ。

 16時30分から9期生ゼミ。模擬授業提案の最後の二人。久保君と荒木さんが授業。これまでの8人から学んだ授業の基本が意識してできているので、教材研究がともに焦点。この力をつけるにはたくさんの授業を見て学ぶことが一番。学生時代にその時間を確保してやりたい。

 18時から、ある三人で2時間弱、相談や四方山話。つい「学校はなぜ変わらないのか」がテーマ(笑)。充実した時間。

 帰宅。メール処理などで時間がかかる。予定したことがいっさいできず(泣)。

 研究室HP記事は、5月16日9期生ゼミでの安田さんの振り返り。ポイントをついたシャープな記事

5月16日 9期生第5回ゼミでの振り返り(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は、第5回のゼミで模擬授業を行ったので、その学びを綴っていきます。

 科目は道徳。教材は『ヒキガエルとロバ』。3年生に向けての授業でした。不安から準備に準備を重ねたことが裏目に出てしまったように感じています。

 授業準備は大切です。少なくとも私は、ここで授業の質が大きく変わると思っています。
 小道具やスライド、ワークシートの作成に加えて、授業の流れや、声かけも先に決めておくことで、子どもの学びが深くなります。ただ、その準備が中途半端で終わると授業を足止めしてしまうと思いました。そんなつもりで準備していなくても、詰めが甘かったり、視野が狭いと子どもたちを困らせてしまいます。加えて、授業の本質がずれてしまいます。だからこそ授業を観察し合うことが大切なんだと改めて思いました。
 
「話し方」
 導入は子どもたちの考えを明るく受け止めることで楽しい授業、聞きたいと思う授業を展開するために大切です。つまり、笑顔とリアクションを意識することで、授業内で子どもたちから引き出すことの出来る意見も変わってくるのだと思います。反対に山場では、ある程度トーンを落とすことで、大切にしたいこと、伝えたいことを届け、みんなで考えを深めていけるのだと学びました。

「伝えたいこと」
 その教材を通して、子どもたちに気づいて欲しいことがどれだけ明確になっているかが重要です。授業の核が不安定だと、子どもたちは結局何がしたかったのかわからないままで終わってしまいます。さらに、その思いと教材がマッチしているのか、思いを伝えられる授業構成や発問なのかということも、「伝える」ために工夫しなければいけないのだと痛感しました。

 今回はじめてみんなの前で模擬授業をしてみて、まだ自分には見えてない部分がたくさんあるのだなぁと気づくことができました。これからもたくさんみんなで「授業づくり」を学んで力をつけていきたいです。がんばろうね!(安田)

2023年5月22日仕事日記

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 6時ごろ愛犬散歩。パンと珈琲で朝食。ゴミ出しなど家のことを少しして大学へ向かう。

 7時30分ごろ研究室着。私書箱に入った文書整理。

 9時から第6回「教育課程論」。今回は進路指導とキャリア教育がテーマ。その違いを明確にしてからキャリア教育の深掘り。最後は文部科学省推奨の「キャリアパスポート」の効果について、藤田教授の動画を見てから話し合う。賛否両論が出て、本質により迫ることができた。よし!

 岐阜羽島駅へ向かう。11時35分発で京都に向かうので、それまでは駅待合室で振り返りのチェック。

 11時35分乗車、京都駅で近鉄乗り換え。平端乗り換え、笠縫下車。迎えの車で、奈良県立教育研究所へ。13時45分ごろ。

 14時10分から15時50分まで、新任副校長・新任教頭へ「学び続ける教職員を育てる 元気な学校をつくるための副校長・教頭の役割」と題して講演。いつものように参加者に時々意見を求めながら進行。始めは研修で笑ってはいけないような雰囲気があったが、徐々に雰囲気が変わり、ツボではしっかりと笑っていただけた。一番伝えたかったことは、教職員とのつながり方、関わり方などを通して、人を育てる副校長・教頭であっていただきたいということ。伝わったことを祈る。

 終了後、すぐに笠縫に送っていただき、近鉄で京都駅へ向かう。17時35分に新幹線に乗車して岐阜羽島駅へ。車内では振り返り読み。車で自宅へ向かう。途中で夕食。

 帰宅。しばし休んで、今日もたくさんいただいたメールへの対応。大学FDへの動画による参加。アンケート送信。

 研究室HP記事は5月16日9期生ゼミのまとめを榊原君が発信してくれた。授業者二人の良いところをうまくまとめている。今後にも生きるまとめ。

5月16 日第9期生ゼミの振り返り(榊原)

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 こんにちは。玉置ゼミ9期生の榊原計人です。今回の第5回のゼミでは、前半に由原さん、後半に安田さんが模擬授業を行いました。この2つの授業とその後の反省で僕が学んだことを振り返っていきます!

1,スムーズな進行と文字の見やすさは理解度に直結する

 これは由原さんの授業で感じました。当たり前と感じることなので、新発見と言うよりも改めて再認識に近く、強く実感したことです。
 まず進行について、音読でつまることが少なく、かつ抑揚もしっかりあってとても聞きやすかったです。しかも、音読の間にいれる状況確認への以降もつっかえることなくできていました。そのお陰で話の内容の理解もしやすく、発問に対しての 「え、どういうこと?」がほとんどありませんでした。
 また、文字が大きく黒板がとても見やすかっです。黒板に書かれたみんなの意見や、状況の整理がパッと一目見てわかるので、授業の内容の理解がしやすく、置いていかれることなく受けることができました。
 由原さんの模擬授業はこの2つがしっかりのできていたことで、スムーズかつ、何をしているのか、何を聞きたいのかがわかりやすい授業になっていたと思います。
 
2,授業準備で生徒は大きく引き込まれる

 安田さんの模擬授業では画用紙で作った登場人物のカードやワークシートが用意してありました。それもカードの枚数が多く、準備の時間とそれへのこだわりが伝わってきました。
 登場人物のカードのインパクトから、一気に授業に引き込まれました。場面が変わる度に増えていくカードや、それを使った状況説明で内容の理解や心情を想像することが簡単にできました。最初から最後までずっと楽しく授業を受けていたことを覚えています。
 こういったカードなどをこだわって準備をすることにより、授業に対して興味が湧くことがわかりました。また、わかりやすさも増すので、生徒が狙った意見を引き出せるのではないかとも考えられます。

3,使う教材・場面の研究はとても大事

 2人に共通して、授業の進行はスムーズで面白いが、終着が上手くいかなかったり、他に良い終わり方が考えられたりと、その教材をつかってどんな道徳を学んでもらうかに改善が見られました。
 教材のねらいはどんなものなのか、どの場面をどんな風に使うと活かすことができるのかをしっかりと理解し、授業作りをしていくことが、生徒の道徳を育てるために大事なことなのだと思います。

 今日の2人の模擬授業はとても面白く、展開もわかりやすいもので、玉置先生も「実習でこれができたらすごい」と仰っていました。これからゼミで学んでいく中で教材研究の力がついてきたら、2人はすごい道徳の授業をするのではないかと思います。今回学んだことをに活かし、私も他のゼミ生に負けないような、先生方にすごいと思われるような授業をしていきたいです。(榊原)

2023年5月22日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。ここのところ、いちごジャムトーストばかり注文。愛犬散歩。

 6月15日、オンラインで行う「熊本市学校・園組織マネジメント〜ミドルリーダーとして〜」のプレゼンづくり。完成してデータ送信。WSをどのように行うとよいかを担当者に相談。

 11時39分に地元駅乗車。小牧駅下車で、名鉄小牧ホテル3階へ。今日は、中学校卒業時の学年全体同窓会。中学卒業後、初の同窓会で、50年ほどぶり。恩師2名(僕にとっては中1、中3の担任の先生)と60名ほどの方が参加。

 個人的に交流を続けている方がごく少数のため、ご本人と名前を見ても、その当時のことはなかなか思い出せない。朝食べた物さえ、思い出すのに時間がかかることがあるのだから(笑)、これはしかたがないこと。久しぶりに「たかしくん」「たかちゃん」と呼んでいただき、徐々にその頃を思い出す。「ああ、あのときの・・・」という方もあって、ハイテンションになってきている自分を感じる。

 今日の超記念写真は、90歳になられた中学1年生時の担任とのツーショット。恩師は実に若い。卓球の全国大会90歳以上の部にも出場とのこと。いつまでも目標と意欲を失わず、継続することだよ!と語られた。恩師の前では疲れたとは言っていられない!

 このような充実した1日となったのは、なんといっても精力的に動いていただいた幹事の皆さんのおかげ。このご時世、連絡先がわかっても突然のアクセスは、不審者に思われかねない。今日までかなりの苦労と時間をかけて準備していただいたことは、容易に想像できる。各テーブルには学級写真、返信葉書が置かれ、恩師へ送る色紙も寄せ書きができればすぐに渡せるように準備されているなど、あちこちに心遣いが見えて、感謝するばかり。ありがたい。ありがたい。

 帰宅。「深い学び」に関する書籍を読みながら、資料検索。これは説得力がありそうだと思うデータ取得。

 連載中の「週刊教育資料」の第29回原稿を書いて編集部に送信。今回は伝えたいことははっきりしているのだけど、原稿の構成に苦しむ。零時を回ってようやく完成して送信。

 研究室HP記事は、9期生由原さんの授業振り返り。「ゆさぶり」について振り返りができるということは、その段階に達していた授業だということ。
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