1月12日味岡中学校公開授業研究会に参加して(佐久間)

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1月12日に味岡中学校公開授業研究会に参加させていただきました。「学びの共同体」を取り組んでいる学校でしたが、私は教育実習で行った学校が「学びの共同体」を取り組み始めた学校だったので、この公開授業研究会から違いを見つけたり、生徒たちがどのように授業を受けているかを見たりしようと思いました。

午前中は各学級の授業を学校を回りながら見させていただきました。教科は違っても、どの学級でも共通して感じることがありました。それはグループで交流する場面で、意見を「言い合う」のではなく、意見を「聴き合う」姿があったことです。自分の意見を言うだけの交流ではなく、他の人からの意見を聴くことで、深く考えることができる交流を行うことで、全員が協力して考え学ぼうとすることが分かりました。これが協同的学びなのか、と今まであまりよく分からなかったことが分かりとても勉強になりました。

教育実習先の校長先生に貸していただいた佐藤学先生の『学びの共同体の構想と実践』の中に教え合う関係と学び合う関係の違いについて書いてありました。
○教えあう関係
わかっている子どもがわかっていない子どもに一方的に教える
援助を待つ子どもを育ててしまう
○学び合う関係
わからない子が「ここどうするの?」と言える
他者を信頼し、他者に援助を求める能力を育てる
味岡中学校の授業は学び合う関係が学級全体にあるように感じました。自分ひとりで考え、それでも分からなければ、どうすればいいか仲間と一緒に考えている姿は学びたいという意思がとても伝わるものでした。

今回の公開授業研究会に参加して「学びの共同体」について学ぶことができました。実践するのはとても難しいものとは分かっていましたが、味岡中学校の生徒の姿を見て、学びたいと思わせる授業、環境づくりについてもっと追求したいと思いました。

味岡中学校の先生方、ありがとうございました。(佐久間)
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