教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(渡部)

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1月21日、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。
講師の先生は小野田正利先生です。
事前に読んだ本の中でも小野田先生は何度も「モンスターではない!」ということをおっしゃっていました。しかし、まだ自分の中では理解し切ることができていませんでした。
今回のセミナーで小野田先生のお話を聞く中で少しずつ小野田先生のおっしゃっていたことがわかってきた気がします。

きっかけの一つにクレーム、苦情のトラブルから誰も逃れることは不可能な時代であり、クレームがきているのは学校現場だけではないということがあります。
社会で働く誰もがクレームに出会っている、
この当たり前のことを忘れていました。
学校ばかりがいつも大変だというわけではないのだ、みんなそれぞれクレームと出会っているのだと考えると少し気持ちが変わります。
もしかしたら、私たちがお店で「ちょっと聞きたいな」と思ったことや何気なく発した言葉もお店の人からしたらクレームになっているのかもしれないと感じました。
保護者の方が何か言ってくるとき、すぐにクレームだと身構えるのではなく相手の話を最後まで聞くことを意識したいと思います。最後まで聞くことで、クレームではなくお互いが納得して終われるのかもしれないと思います。
もちろん、これは簡単なことではないと思います。しかし、まずは最後まで相手の話を聞こうという気持ちを持てるよう努力したいと思います。

午後からは3、4人のグループになって不登校の例の題材をもとにエコロジカル・マップを作成しました。参加者の先生方と一緒に参加させていただき、とても貴重な経験をさせていただくことができました。
ありがとうございました。
小野田先生がおっしゃっていたことは、目の前の怒りを鎮めることが大切なのではなく、子どもの利益のために何をするかということが大切だということです。
このことは他の先生から保護者対応について勉強したときにも教えていただいていました。そのときは、「目の前の保護者ではなくて、その後ろにいる子どものことを考える」と先生はおっしゃっていました。なるほど、と思い自分も保護者対応のときにはこの考え方を大切にしようと思っていました。
しかし、今回エコロジカル・マップを作るときにこの考えのことを忘れてしまっていました。目の前の怒っている保護者に対してどう対応していくかということばかり考えていました。
グループで話し合った後の小野田先生のお話を聞いて大切なことを忘れていたと思いました。子どものことを考えることの必要性について学んでいたのに、不登校の例の題材について考えるだけでもこの大切なことを忘れてしまっていました。
学んだことを実際に実行することの難しさを改めて感じました。
とても難しいことだと思いますが、学んだことを少しでも実行できるよう努力したいです。

(渡部)
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