2月17日教師力アップセミナー佐々木昭弘先生からの学び(長谷川、矢崎、加藤奨基)

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 2月17日、教師力アップセミナー佐々木先生からの学びを長谷川、矢崎、加藤奨基の3人から記事にさせていただきます!

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 こんにちは。5期生の長谷川朋美です。今回は2月17日に行われた佐々木先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。私は佐々木先生のお話から、今後理科の授業をする際に意識しようと思ったことが沢山あります。しかし、書ききれないため今回は特に印象に残った「問いと答えを明確にすること」について書かせていただきます。

 私も授業のときに発問が長く、結局何に対して答えたらいいのか、分からなくなったことがあります。まず、このような場合、問いはどのように、をしっかりと明記し、子どもが聞かれた事に対して答えられるような発問にすることが大切であると感じました。また、例えば「温めると、温度はどのように変化するのか?」という実験の場合、温めるとき、冷やすとき、のように条件をしっかり提示し、子どもが何を実験したらいいのか、何に対して答えたらいいのか、はっきり分かる授業にしたいと思いました。

 そして、実験の答えを書く際のポイントは「まず、次に、そして」を使って書くことです。例えば「まず温度がどんどん上がり、次に上がりにくくなり、そして変化しなくなる」のように、国語の作文でもよく使われる形式で書くことによって変化の様子がよく分かる答えになることに気づきました。このように実験後、子どもたちが、どのように変化していったのかが分かるような答えの記述にしたいなと思いました。少し書き方を工夫するだけでこんなにも、分かりやすくなるのだということに気づくことができました。

 私は子どもが理科の授業に対して、実験したい!調べてみたい!というように、子どもの好奇心を引きつけるような授業づくりができるようになりたいなと思いました。

 最後に、このような学びの機会を設けてくださり、ありがとうございました。(長谷川)


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 こんにちは、5期生の矢崎です。春に徐々に近づくと同時に花粉症も同時に襲ってきていて、私の鼻と喉は早く耳鼻科へ行けと言っています。

 さて、先日参加させていただいた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回は理科の授業名人佐々木先生にお話をいただきました。私が佐々木先生のお話の中で特に興味を持ったのは子どもの発言の整理の仕方です。どう整理するのか、それは、授業の中で出てくる子どもたちの発言やひらめきを「事実」と「解釈」に分けて板書をするというものでした。「事実」は「目」で見て分かったという事です。だから「目」のイラストが書いてある欄に「事実」の発言を書きます。そして、「解釈」はその子どもが「感じた」事から分かった事です。だから、「ハート」のイラストが書いてある欄に「解釈」の欄に書きます。そうすると、子どもの発言やひらめきは大きく2つに分類され、子どもたちもその2つの目印を頼りに自分の答えを導き出すことができます。

 このようにして、子どもたちの発言やひらめきを整理して黒板に書くことはとても大事な事だと私は思いました。何故なら、子どもたちは普段から「事実」と「解釈」の違いと関係性を理解することができ、それによって、自分の意見を構築するための方法が分かるということに繋がると考えるからです。そしてなにより、教師の私達自身が子どもたちと一緒に答えにたどり着ける目印になるからです。ただ黒板に並べるだけではせっかくの子どもの発言やひらめきはただの文字となってしまいます。だから、子どもの発言やひらめきを意図的に目印にする為にこのような工夫はなくてはならないと感じました。

 元々理科があまり得意では無い私にとって理科の授業が身近に感じられたお話でした。ありがとうございました。(矢崎)


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 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は教師力アップセミナー、理科の佐々木先生のお話からの学びを記事にさせていただきます。

 今回のセミナーで最も印象深かったものが、アリの観察の授業を題材にした「まずは言葉を教える」という授業技術についてです。子どもたちに動くアリをスケッチさせると、アリが動き回るため難易度が高く、子どもたちは自分の知っているアリの特徴を書き出すそうです。もちろん、その特徴は子どもによってバラバラで、佐々木先生は子どもの意見にバラつきが出たこのタイミングでアリについての基礎知識(昆虫、脚は6本、脚は全て胴から生えている…)を教えます。佐々木先生はこれを、「(まずは)言葉を教える」というキーワードで示されていました。このキーワードは、前回教師力アップセミナーに登壇された白石先生の「原理・原則」と似ていて、第一に言葉(基礎)を知らないと理解することは難しいため、まずは言葉を教えることが大切であるということです。今回のアリのスケッチの例では、昆虫は6本の脚が全て胴から生えているという基礎知識もとに「では、カブトムシの胴はどこ?」というように深めの発問で知識を深めていくこともできると仰っていました。(カブトムシは一見、胴が異様に大きいので知識があっても間違えやすいです。胴が大きいのは、筋力が必要だからだそうです)

 今回学んだこの「言葉を教える」授業技術は、とても子どもの目線に寄り添った技術だと感じます。自分も教えるときは、子どもだけでなく大人でも、まずは言葉を教えることを意識していきたいです。また、この技術は基礎をこちらから与えるので、深めの発問などで子どもが主体的に学ぶ場もしっかり設けなければ講義型になってしまう可能性も考えられます。そうならないよう、インプットした知識を活用できる場面をきちんと用意した授業作りをしたいです。

 学びをくださった佐々木先生、玉置先生をはじめとする教師力アップセミナー関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)


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