2月28日味岡中学校・芝田先生の数学授業での学び(高桑)

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 こんにちは!4期生の高桑です。4ヶ月ほど前に終えた中学校実習を振り返ったとき、何よりも授業に苦戦していたことを思い出します。そんな私たちの姿を見ていた玉置先生は、味岡中学校の芝田先生という方の優れた授業から学ぶ機会をつくってくれました。(玉置先生の行動力、教育に対する熱い気持ちには本当に尊敬、感謝しかないです。)

 今回は、芝田先生の学び合いを主体とした数学の授業から学んだことを書きたいと思います。

 まず、授業を見ていて1番に感じたのは、教師が必要以上にしゃべらないことです。教師は子どもたちの意見を聞いて、「〇〇くんは、どういうこと言ってた?」「うなづいてるけど、△△さんはどう?」と他の生徒に話を振るなど、子どもたちをつなげる言葉掛けがほとんどで無駄がない華麗な授業でした。教師が介入しすぎないことによって、子どもたち同士のつながりは濃くなり、答えを求めることよりも、自由に意見を出し合い考えを深めることに重きが置かれる授業になっていたのだと思いました。

 実際に、子どもたちの様子を見ていると、誰かが黒板を書いているとき、ただ書き終わるのを待つのではなく、グループで新たな考えを出し合って検討するなど、それぞれが何かしら活動をしていました。私はこの様子を見て、これこそが「全員参加の授業」だと感動し、私もこのような授業ができるようになりたいと強く思いました。

 では、具体的にどのような手立てが必要となってくるのか、授業を参観させていただいた後、「学び合い」「全員参加の授業」について考え、自分にとって特に必要なことを次の2つにまとめました。

 まず1つ目は、「ゴールは一人一人違ってもよい」という考え方です。教師がゴールを設定しなければ、子どもたちがそれぞれの能力に応じて自由に考えを深められるようになり、退屈する生徒はいなくなります。また、そのような状態をつくるために、まずは教師が子どもたちの意見をすべて受け止めてあげることが必要だと学びました。

 2つ目は、先生のごく自然で些細な行動が、子どもたちや授業づくりに大きな影響を与えているということです。授業を参観させていただいた素直な感想として、次々と繰り出される芝田先生の技術に、目がいくつあっても足りないなということを感じました。私はヒドゥンカリキュラムについて研究したいと思っているので、芝田先生の細やかで意図的な行動はとても興味深く、見習うべきだと思いました。芝田先生に少しでも近づけるよう、これからも学び続けていきたいと思います。

 芝田先生、またこのような機会をつくってくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(高桑)
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