2/15 前座会・真打会ならびに名人会での学び (金子、古川)

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 こんにちは。6期生の金子です。2月15日の午前に真打・前座会、午後に名人会に参加させていただきました。そこでの学びをまとめていきます。

 午前の真打・前座会では社会の授業づくりを考えました。 授業計画の後、模擬授業を受けました。数十分という時間ですばらしい授業を作り上げる先輩方、先生方に驚き、憧れました。

 模擬授業を受けて、私が強く感じたのは、子どもの課題の共通認識の大切さです。午後の先生方の対談でもこの内容が挙がり本当に大切なことなのだと思いました。6期生のみでの話し合いでも、考えた導入や活動が課題やめあてからそれているのではないかと悩む場面がありました。

 そこで大事になるのが、軸がぶれないための、めあてや課題に何度も戻る声かけ、また逆思考の授業計画だということを学びました。中田先生の模擬授業ではめあてを何度も確認する声かけがありました。これによって今考えるのはこの視点なんだという再認識ができ、改めて自分の意見や考えを深めることに繋がると思います。また、全体交流の時には子どもたちの課題の共通認識が徹底していればしているほど授業展開もスムーズに進むと思います。

 次に逆思考の授業計画についてです。今回授業計画をしてみて、改めて計画する難しさを痛感しました。子どもに気づいて欲しいこと・学んで欲しいことはなにか、そこの軸がぶれないためにも、最終地点を基盤に中身を作っていくという逆思考の授業計画をすることがいかに大事かを学びました。6期生の授業計画では導入部分に多くの時間をとりすぎという反省が挙げられたと思います。この授業の学びのためには、どのような内容と時間配分で展開をしていくのか、逆算して考えることで、より具体的な構想にすることが出来ます。授業計画はあくまで計画であるため、臨機応変な教師の姿が求められると思います。そのためには、教師と児童との課題の共通認識ができており、軸がしっかりしている事が前提なのだと学びました。

 今回のセミナーでは同期や先輩方、そして先生方の考えや学びを聞いたり見たりする場面が多くありました。様々な場面に多くの刺激を受け、改めてこの環境の中で学べることを嬉しく思うと同時に、学びに向かう意欲が高まりました。学びの機会を与えてくださっている玉置先生、当日お世話になった皆様、本当にありがとうございました。(金子)

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 こんにちは、5期生の古川です。今回は先日行われた前座会・真打会ならびに名人会での学びについて書いていきたいと思います。

 今回、前座会・真打会では、社会科でグループに分かれて教材研究を行い、その後前座会、4期生の方が模擬授業をして下さりました。模擬授業の展開は私達のグループの考えたものとは全く異なるもので、資料の一部を隠すことで様々な視点を与えたり、発問から視点を絞ったり、小さな教員の働きかけの一つひとつで本当にその後の展開、子どもの反応が変化してくるのだと強く考えさせられました。そして、同じ教材でも授業者によって、大きく異なる内容になることを改めて痛感させられました。前座会の先生方は勿論、30分足らずであれだけの構想を立て、補助発問、言動など細部にまで意図を持っていった先輩方の姿をみて、尊敬の意を抱くと共に自分が一年後に先輩方の様になれるのか、とても不安になりました。少しでも近づくことができるよう、あと大学生活1年間を玉置ゼミを始め、様々な場で学んでいきたいと思います。

 名人会では課題の提示の仕方を学びました。課題に対しての条件を小出しにすることで、算数が苦手な子も安心して授業に取り組むことができ、学級として合意形成しながら、展開いくことができるのだと思います。いつ、どのように条件を付け加えていくかの工夫が学級全体として取り組める課題にするための秘訣なのではないかと考えさせられました。教師ではなく、子ども達が「なんでだろう?」、「やってみたい!」と思えるような課題づくりへの働きかけの重要性、授業の課題解決の糸口となるキーワードを子どもから出させ、価値づけをしクローズアップさせること、拍手や何気ない呟きに隠された意図を拾っていくことの大切も認識させられました。

 今回は前座会・真打会ならびに名人会、そしてPC貸与式など学びが盛り沢山でした。しっかりと整理して頭に留めておきたいと思います。そして、今回株式会社EDICOM様に貸して頂いたパソコンを有効活用し、これからも多くの学びを得られるようにしていきたいです。(古川)
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