今思うこと(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。久しぶりにはなりますが、四方山話を書いていきたいと思います。

 ここ2ヶ月ほどの間に、新型コロナウイルスの影響で生活がガラリと変わりました。友達と遊ぶ約束、大好きなプロ野球の開幕、ライブなど楽しみにしていた春休みの予定はほとんどなくなりました。教採の勉強はこれまで友達と大学でやっていましたが、今では1人、家でやるようになりました。テレビをつければ、ほとんどがコロナウイルスについてのニュースです。

 しかし、つい最近まで、私はコロナウイルスについて他人事だと思っていました。地元の愛知で感染が拡大し始めた時でさえも大丈夫だろうと軽く見ていました。私の気持ちが変化したのは、同じ玉置ゼミ5期生の酒井さんが紹介してくれたYouTubeの動画を見た時です。その動画は、ニューヨーク在住の日本人女性の方が、今の現地の現状と日本人の危機感のなさに対する警告についての内容でした。ニューヨークは医療崩壊の状態であり、人工呼吸器が不足し、ベットの数が足りないことや、亡くなった方の数が急増し安置する場所が無いため仮設のテントや冷蔵トラックで補っているということを知り、言葉を失いました。映画のような出来事が実際に起こっているのです。一人ひとりが予防に対する意識をもたなければ、イタリアやニューヨークのような状態になる可能性が高いという危機感が私の中でうまれました。ぜひ見てないという方は見ていただきたい動画です。

 2月頃は、若者が重症化する可能性が極めて低いと言われていました。私もこの言葉を鵜呑みにしていたから新型コロナウイルスを軽く見ていたのかもしれません。IPS細胞で有名な山中教授は次のような言葉を述べています。
 「20、30代であっても0.2%の致死率です。500人に1人は亡くなります。500回に1回死亡事故が起こる乗り物があったら乗りますか?」   

 新型コロナウイルスは、誰にでも感染する可能性があり、若者であっても重症化することや死亡することのある治療薬がない恐ろしいウイルスであることを山中教授の言葉から思い知らされました。また、自分が感染源となって他の人に移してしまう可能性があるという視点に立って意識することも大切だと思います。東京や大阪などでは緊急事態宣言が出されました。愛知や岐阜では出ていませんが、そのことに安心するのではなく、これまでと変わりなく不要な外出は控えるなどの対策や意識をしっかりとしていくことが必要だと考えます。

 ここ1、2週間で感じたことがあります。それは、大学に行ったり友達と遊んだりバイトをしたりと、当たり前の毎日がどれほど幸せであったかということです。当たり前のことが当たり前でなくなることはつらいし、家で1人教採の勉強をするのは慣れません。つまらないと感じることや何をやっているんだろうと思う時もありますが、それでも今を耐えて乗り切ることができれば当たり前の毎日が戻ってくるはずです。それまでもうひと踏ん張りしてみます。

 当たり前の毎日が早く戻ってきますように。(中西)

※ 写真は昨年4月29日のゼミでの中西君です(玉置)。少しでも早くに、ゼミがこうして教室でやれることを祈っています。
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