卒業論文発表会を終えて(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は卒論発表会を終えて思うことを書きます。

 私は「誰1人取り残さず、学級の子ども全員が参加できる授業づくり」について研究をしました。

 小学校実習、中学校実習ではなかなかクラスの子どもたち全員が授業に参加をしている様子が見られず、とても悔しい思いをしました。外を眺めていたり、手遊びをしている子どもがいる授業もあったためどうしようと悩みもしました。

 この悔しさから卒論のテーマ決めは迷うことがありませんでした。そこから3年生の3月くらいから研究を始めました。ノート発言、表情発言、明確な発問、ワクワクする導入、あえて隠す…全員参加の授業をつくる作法はたくさんあります。4月から現場に出て、全てを実践できるとは思っておりません。しかし、このたくさん学んだ作法の中から「これだけは絶対にやるぞ」という作法を自分の中に確立して、全員参加の授業づくりに励んでいきます。

 私以外の13人のゼミ生の発表を聞いて、全て学びにつながりました。「鉛筆の先から煙が出るくらい必死に書いてみよう」という子どもへの指示は有名ですが、13人の卒論発表を聞いている私の様子はまさにこれでした。どの瞬間も無駄のない卒論発表会であったなとあらためて感じます。

 オンラインでの卒論発表会が終わり、パソコンの電源を切った後もすぐに動き出すことができませんでした。「私たちの卒論発表会は終わってしまったのか」ととっても寂しい気持ちであったからです。当たり前のように週に1回、2回集まってゼミをすることももうないのかと考えると本当に寂しいです。それと同時に、私はやっぱり玉置ゼミに入ってよかったと心から感じました。2年生のゼミ決めの頃の私に「玉置ゼミを迷わず選んだね。よくやった!」と言ってやりたいです。

 今回コロナ禍の中でオンライン開催という形にはなりましたが、私たちゼミ生のためにまた新たな学びにつながるお言葉をくださった大西さん・斉藤さん、卒論発表会の場を設けてくださりそして最後まで温かく見守ってくださった玉置先生、卒論発表会の運営のためにたくさんの準備をして楽しい企画まで考えてくれた6期生の皆さん、自分の学びに繋げようと真剣に発表をきいてくれた7期生の皆さん、卒論発表会だけと言わず今まで沢山の学びと刺激をくれた5期生の皆さん本当にありがとうございました。とっても素敵な集大成でした。(木下)
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