「女性活躍」について考えること(下野)

 こんにちは7期生の下野です。昨今世の中は、「女性活躍」というワードで溢れております。そこで私が一学生として、また一人の女性として考えていることを記事にしたいと思います。下野の独り言として、ご高覧いただければ幸いです。

 さて、私は男性と比べられたり、男性に何かを阻まれたりした経験がありません。小学生の頃は、男の子と混ざって少年野球のチームに所属していました。それはとても貴重な経験で、今の私の精神力や基礎体力はこの頃に培われたと思います。小さな女の子が少年野球のチームに所属することを快諾してくれた両親には今となってもまたとても感謝しております。

 中高校生のころは、女性の様々な生き方を尊重する女子校で育ちました。ここで、私は女性の沢山の生き方を学びました。どんな人生であっても、自らの信念を持って生きることが幸せなのだと知りました。

 そして、教師を目指して大学生となりました。私の親戚には、女性で校長先生になられた方がいらっしゃいます。彼女に、「男性と一銭も給与の変わらない教師なのだから、重い荷物運びもテント立ても率先してやりなさい。それが女教師の強みよ。男と何も変わらないのだから。」と教わりました。その通りだと思います。教師という職業を目指すこともまた、私にとって男性との格差を感じさせない環境だったのかもしれません。

 これから述べることは、こういった人生を歩んできたから言えることだと思います。

 私は、「女性活躍」において女性だけに焦点を当てるから難しくなってしまうと感じています。様々な能力のある人間が活躍する意味があると思います。そこには、男女は関係ありません。男性が敢えて女性にポストを明け渡す必要もなければ、女性が男性に臆することもありません。全ての人が活躍するチャンスが有れば、そんな社会が実現されれば良いと考えます。それには、まず「ガラスの天井」等の女性に対する見えない壁を取り払う必要があるでしょう。そして、その取り払った先に全ての人が活躍する機会のある社会が見えて来るのではないでしょうか。

 最後までご高覧いただきありがとうございました。今後、社会に出るにあたり考えていかなければならない事象だと思い、記事にさせていただきました。記事を快諾してくださった玉置先生、ありがとうございます。一女性として、社会でどう働くかを今一度考えさせられる機会となりました。(下野)

※写真は林文通先生から提供していただきました。(玉置)

画像1
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

教育資料