教育の在り方について話す会での学び (矢崎)

画像1
 こんにちは。5期生の矢崎です。先日、小西先生をお迎えして行った「教育の在り方について話す会」での学びを書かせていただきます。

 この会を開くきっかけとなったのは、小西先生に頂いたある3つの絵からでした。その絵は、背が違う三人の男の子たちが、野球観戦をしている様子が描かれています。

 しかし、その観戦の仕方が三種類の絵で違いがあるのです。その観戦の仕方の違いを「平等」「公正・公平」「開放」の三種類で表しています。そもそも、三人の男の子たちの前には高い塀があるので、背の低い子はそのままでは見ることができません。

 そこで、「平等」は背の高さ関係なく、一つの木箱が与えられます。「公正・公平」では、背が一番低い子は木箱二個、中位の子は木箱一個、高い子は無しです。「開放」は高い塀を除去しています。

 この3つの違いを教育に置き換えて考えることは、とても面白く、空気を掴むような感覚がありました。だから、玉置先生とぜひ、ゼミ生を交えて小西先生とお話がしたいとこの会を開くことになりました。

 私はこの会で、光栄なことに、この三枚の絵を基に授業をやらせて頂きました。オンラインでの授業は、初めてだったので、どんな風に展開していこうか悩みました。

 今回私がこの授業で大切にしたいと思ったのは、「教育はなにかを考えること」でした。そのために、まずはこの3つの絵がどんなことを示しているのかを学生の中で明らかにしようと考えました。

 そこで、グーグルスライドを使用し、スライドの中に野球観戦の絵を用意して、生徒役の学生が考えた男の子三人が野球観戦をする方法をイラストを完成させることを通して考えてもらいました。そこから、基となる絵を見せて、自分の作ったイラストは「平等」「公正・公平」「開放」のどれに当てはまるかを考えてもらいました。最後に、基になる絵の「背の違い」「木箱」「塀」は「小学校の算数の授業で置き換えて考えることを通して、教育は「平等」「公正・公平」「開放」のどれがいいかを考えてもらう流れにしました。

 実際に、授業を行っていくと、オンラインで授業を行うことの難しさがありました。特に、机間指導はやりづらいと感じました。子どもたちの細かい表情がオンライン上だと見づらく、個別に小声で声をかけることも難しいです。もっとオンライン授業を行うZOOMなどのアプリの機能を理解を深めることが必要だと思いました。

 そして、なによりも、この「教育はなにか」を自分が勉強不足だと反省しました。小西先生は、「木箱ってなんで同じ大きさにしたの?重さとか色とか違ってもいいよね。」とお話されました。正直、私は、木箱の大きさ、色まで考えていませんでした。基のイラストの通りの木箱でしか考えていませんでした。ああ、これが教育に向き合ってこられた方と私の差なのだなと感じました。

 教育って、自分が思っているより、ずっーーと深いのだなと感じた貴重な学びの時間でした。お忙しい中、お越しくださった小西先生、ありがとうございました。先生のように物事を深く見ることができるように、経験を恐れない教員になります。

 自動車学校など、忙しい中参加してくれた、古川さん、下野さん、久野さん、吉久さんありがとうございました。皆さんのおかげで、深いお話ができました。このような貴重な機会を設けていただいた、玉置先生ありがとうございました。やっぱり、話すことっていいなと思った、濃い時間でした。(矢崎)
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31