8月6日 一宮市教育センター研修での学び(池戸、岡、高橋)

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 こんにちは!7期生の池戸です。今回は先日一宮市で行われた『主体的対話的で深い学びを生み出すために』という玉置先生が登壇されたセミナーに参加した時の学びを振り返ります。

 突然ですがよく耳にする「主体的・対話的・深い学び」とは具体的にどのようなものか想像できますか?私自身何となくは想像はできるけれど、どういった生徒の姿があれば「主体的・対話的・深い学び」だといえるのか曖昧でした。まさにゴールが明確になっていない状態です。

 しかしこれはセミナーを受ける前の話です。玉置先生のお話を聞いて、特に事例をたくさん紹介していただいたことでなるほど!と納得することができました。

 まず「主体的・対話的・深い学び」はエビデンスよりエピソードが重要です。簡単に言うと数値より『子供のこのような姿がありました』という実際の姿が、重要だということです。目指す姿を数値で統計的に表すことは不可能です。一人一人「主体的・対話的・深い学び」の度合いは異なるわけで、それをどう引き出すかそこに教師の力量が試されるわけです。

 主体的な学びを目指すには授業の中に一回「自己選択」をさせる場面を作ることと、教師が指示をしないことこの2つがとても重要です。

 対話的な学びを目指すには会話で終わりがちな話し合いのなかに「なんで?どうして?」が発生する対話の瞬間を生み出すために、教師が子供と子供を繋ぐことがとても重要です。繋ぐと言うことは一人一人の表現の共有なのです。

 深い学びには「見方・考え方」が大いに関係しています。この見方・考え方とは何か。玉置先生は「今日の授業で一生覚えておくとよいことがら」とおっしゃっていました。これらは授業の始まりから終わりまで様々な場面で自然と生まれている子供たちの発言や発見です。これらを振り返ることがその授業の振り返りにつながります。

 振り返り=反省だと思いがちですが、振り返りとは自らの振り返りで一つの授業の中で出てきた様々な考えや発見を整理しながら「自分の中に起きたことを記憶すること」です。まさに学びの天気で私たちが自然に書いていることだと改めて学びの天気の良さを実感しました。

 このように「主体的・対話的・深い学び」には沢山の価値や目指す姿があり、それを実行するのは生徒自身ですが、その根底にいるのは教師の働きかけなのです。1人も取り残さない全員参加型の授業のなかで「主体的・対話的・深い学び」を行う必要があるのです。

 教師に求められる力はこれだけではありませんが、実習前に自分たちが目指す理想の教師像がより具体的になりました。そして私は「わからないが言える学級」を作りたいと思いました。

 セミナーを通して学んだことを私自身しっかり振り返って、これからの学びや1ヶ月後の教育実習に活かしていきたいです。夏休み前に7期生全員で玉置先生のセミナーでこのような素晴らしい学びができてとても良い時間でした!!玉置先生ありがとうございました!!7期生のみんな教育実習頑張ろうね!!!(池戸)

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 こんにちは!7期生の岡です。今回は先日一宮市で行われた『主体的対話的で深い学びを生み出すために』という玉置先生が登壇されたセミナーに参加した時の学びを書かせていただきたいと思います!

 今回のセミナーを受けて、主体的で対話的で深い学びとは具体的に考えていくことについて学びました。

 まず、主体的な学びで大事なことは子どもに自己選択をさせることです。これは口で言うのは簡単なことですが、実際に行うのはとても難しいことです。さらに教師が指示しないことの重要性についても学びました。しかし、これは教師という性質上教えたくなってしまう気持ちが先行するため、頭で思うことと現場に出てできるようになるためには大きな違いがあるなと感じました。

 次に対話的な学びとは、雑談や会話ではなく疑問などをぶつけ合うことで、教師が子どもから出た発言を繋ぐことが対話を産むことに繋がると学びました。これも考えることはできますが、いざやるとなると子どもの発言を聞き逃さないようにすることや、スムーズに子どもと子どもを繋ぐ発話が重要になってくるなと感じました。
この2点からもセミナーでは「なるほど」や「やってみたい」という気持ちになるお話がたくさんありました!

 しかし、実際にやってみないとわからないこともたくさんあるなと感じたので、教育実習では強く意識してやっていきたいなと思いました。
さらに、今回セミナーに初めて参加させていただいてゼミでの学びは本当に重要だなと感じました!

 ここだけの話、ゼミで玉置先生に出していただける例の話がセミナーでも話されているのを聞いて、毎週のゼミではとても貴重な話が聞けているのだなと思いました!
本当にありがとうございました!!!(岡)

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 こんにちは。七期生の高橋奈優です。先日参加した「主体的・対話的で深い学びを実現させる授業法講座」というセミナーに参加しました。対面での外部のセミナーに参加するのは初めてで参加している現役の先生たちの何気ない会話や空気に触れることができ、また、貴重な経験をすることができました。

 今回のセミナーで一番印象に残ったことは学習指導要領に書かれている文言が分かっているようでわかってないことです。今回のセミナーで玉置先生は、「主体的・対話的で深い学び」のある授業とは、子供に選択する機会があり、「分からない」という言葉から対話が生まれ、社会に生きる一生覚えておかなければならないことを学ぶ授業のことをさすとおっしゃっていました。私たちが子供たちに身につけてほしい力は計算の仕方など目先の学力のことはもちろんのこと、そのさらに先の将来生きていくうえでの力だということが学習指導要領に書かれているのだということを理解することができました。

 教師は一生受け持った子どもに関わることはできません。そのため、子供たち自ら選択する経験を作り、分からないことを周りの人に聞くことのできるスキルを身につけ、生きていくための力を培うことが大切だと思いました。

 私の知り合いで塾に行っているから授業の内容がつまらない。そのため、学校に行く意味がないと言う子がいます。私は、確かに授業の内容がわかっていたらつまらないよなと思っていた時がありましたが、今回のセミナーを経て、改めて学校で学ぶことは学習内容の先の生きる力を養う場所なのだということがわかりました。一人ではたどり着くことのできない発見のある授業を作っていけたらなと思いました。

 三年生になってゼミでの活動も本格的になり教科教育法の授業で言われることや指導案を書くにあたって大切なことがなんとなくわかってきたと思っていました。しかし、今回のセミナーで、改めて、「主体的・対話的で深い学び」とは何かと聞かれたときうまく言葉にすることはできませんでした。実習前に学べることはたくさんあるのでこの夏休みを大切にしたいです。(高橋)

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