教師力アップセミナーでの学び(吉久、金子)

 こんにちは、6期生の金子です。先日、教師力アップセミナーが行われました。参加したゼミ生の中で、7期生の吉久さんと私の2人分の記事をまとめました。是非ご一読ください。

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 こんにちは。7期生の吉久です。10月10日、「第2回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。

 私は学校心理専修、国語選択ということであり、野口先生の国語の授業づくりの奥義を真似させて頂こうという心持ちでセミナーに参加しました。そこでの学びについて書いていきたいと思います。

 私は、国語学力形成の3つのことと、「学習用語」の大切さについて学ぶことができました。

 国語学力を形成するためには「入手・獲得」「修正・訂正」「上達・向上」の3つのことが大切です。入手するものも修正するものも量が多ければ多いほど良く、それだけで終わるのではなく、そのためには向上心を持たせることが必要であることが分かりました。
子どもに国語学力を形成させるためには、教師自身も子どもに教えるために意欲的に多くの情報を入手し、その情報の正誤を確認する必要があると思いました。それを前提にし、子どもの意見を否定できる力を身に着け、教材文を望ましく読めていなければならないと思いました。私は、教材研究を行う際は、その教材を何度も繰り返し音読し、どのような言葉や表現が使われているか考えることで、その教材についての理解を深めていきたいです。

 本来、どの科目も科目内容を基に教材内容を教えるはずが、国語は教材内容のみを教えていることが一般的に多いことを今回のお話で感じました。教科内容を教えるためには、「学習用語」を押さえることが大切です。学習用語をきちんと押さえることで、教材の内容を上手に理解させることができると思いました。

 題名から丁寧に教材内容に迫っていくと同時に「学習用語」を押さえていく授業が印象的でした。そうすることで、始めの段階で自然と国語という科目内容に興味を持ち、捉えることができるように感じました。

 私は今、中学校実習を控えています。今回のお話で学んだ、国語学力を形成するための3つのことと、国語という教科内容を教えられるように「学習用語」を押さえられるようにしたいです。そのためには、何度も繰り返し教材研究を行っていきます。(吉久)



 こんにちは、6期生の金子です。先日、教師力アップセミナーに参加しました。そこで学んだことをまとめたいと思います。

 今回は、野口先生に国語の授業の奥義を教えていただきました。これまで国語の授業のセミナーを受けたことは無かったので本当に勉強になりました。

 私が今回1番考えさせられたのは、授業で国語学力の形成をするという基本的な部分についてです。基本的で、必要不可欠であることにも関わらず、自分は今まで意識したことがなかったと思いました。野口先生は、文章の題名や始まりの一文一つ一つにおいて大切なことを読み取っていました。当日の題材であった、「ウナギのなぞを追って」では、なぜ「ウナギ」は漢字なのだろう?本文に出てくる「マリアナの海」ってなんでカタカナでどこにあるんだろう?「真南」という言葉に使われている「真」ってどういう意味だろう?等、ひとつひとつの疑問に迫っていました。言われてみれば、「ウナギ」は漢字でも表記することもできるしひらがな表記もよく目にします。ですがそこにはしっかりと国語的な理由があったり、「マリアナ」の場所を知ることで、よりリアルに考えたり出来ました。教科書に書いてあるから、気にもせず何となく、と思っていたことを深く追求することで、物語にぐっと迫るだけでなく、国語能力が形成されることが分かりました。

 自分自身、国語では作者や登場人物の思いを読み取ることができれば満足していた気がしています。ですがそうではなく、基本的な文法であったり言葉等の国語能力を形成するという基本的なことが大切であると強く思いました。今回のセミナーで、授業において自分に欠けていた考えに気付かされました。それを今後は意識し、学びを活かしていきたいです。

 あと半年で、私は教師として教壇にたちます。小学校では、どの科目も担任が担当するので、今後も教師力アップセミナー等で、授業技術を勉強していきたいです。
野口先生、牧野先生、石川先生、いつも貴重な機会をくださる酒井先生、玉置先生、本当にありがとうございました。また、よろしくお願い致します。(金子)

※写真(堀田敦士撮影)は、20217年2月26日の教育と笑いの会からです。
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