11月6日「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加して学んだこと(安藤)

 はじめまして。8期ゼミ生になりました。教育学部学校心理専修の安藤里奈です。初めて書く記事に緊張しつつ、入りたかった玉置先生のゼミ生だという実感が強まり、ワクワクしています!

 さて、今回は、じゅうろくプラザにて開催された「いのちの授業」を体験的に学ぶセミナーに参加して学びえたことを、書きたいと思います。

 今受講している道徳の授業で模擬授業を行う予定があったので、ベテランの先生方がどのような授業をなさるのか参考にさせて頂きたいと思い参加しました!

 まず、山田貞二先生が、がんを患った女性の闘病生活を振り返る動画を教材に、いのちについて考える授業をしてくださいました。授業の初めはゲストと山田先生が対話する様子を聞く形で授業が進められました。ゲストの話を聞くことで、身近な事として捉えやすく、自分事のように考え、授業に引き込まれました。このように自我関与し、興味関心を持たせ、生徒を授業に引き込むという授業の進め方はとても勉強になりました!

 さらに、山田先生は話し合う活動も重要視されていました。道徳の授業では、教師の「正しい」と思う考えを押し付けてしまいがちですが、子ども同士で考えを沢山交換し、積み重ねていった様々な意見や考えから、生徒が自分なりの「納得解」を導き出せるような授業を行う事が大切だと学びました!
 
 玉置先生の授業では「取り得る行動の検討」を行い、自分ならどのように行動するのか、議論していく展開の授業をしてい頂きました。ただ単純に「いのちは大切なもの」という結論を出すことにとどまらず、自分ならば、いのちにどのように向き合い、どのような行動をとるのか、他者と議論する中で、いのちの価値について考えを深め、どれだけ難しいことなのかを捉えていき、深堀をしていくことが道徳の授業で行うべきことだと実感しました。

 また、玉置先生は議論をする中で、様々な人から色々な類の意見を挙げていました。先生のように、様々な意見を挙げることで、多角的・多面的に考え、視点を耕しながら議論を進めていくことが道徳授業を行う際のポイントだと思いました!

 最後に龍崎先生が玉置先生、山田先生の模擬授業について振り返りながら価値づけしていき、道徳の授業について考えを聞かせていただきました。道徳は価値との関わり合いで、深めていくことが大切だと学びました。

 今回のセミナーでは自分とは反対の意見を聞くことで視野が広がる楽しさや、自分なりの納得解を見つけるという点が、今まで受けてきた道徳の授業とは異なり、とても新鮮で勉強になりました!道徳には算数のように正解はなく、自分と同じ考えの人もいればそうでない人もいる。自分とは異なる人の考えを聞き、新しい考えに出会えた時の楽しさに気づいてもらえるような模擬授業ができるように頑張ります!!(安藤)

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