教育実習での学びその1(7期生池戸)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです!玉置ゼミ7期生の池戸美遥です!!先日、小学校実習4週間・中学校実習3週間を無事に終えました。実習が始まる前は半袖で過ごせていたのに、気がついたらストーブが欠かせないほど寒い時期になりましたね。

 さて今日は小中学校実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います。

 まず、9/6-10/1まで行った4週間の小学校実習での学びです。

 私は研究授業も含め道徳を3時間やりました。「玉置ゼミでの学びを一番発揮できるから頑張ろう!」などという安易な気持ちだった私は大挫折をしました。

 実際に児童相手に授業をするのは初めてで、私の想像の上をいく児童の発言に対応しき
れませんでした。せっかく価値となるワードが出ているのに、それをうまく変換して板書に残すことがとても難しかったです。

 また私の授業を楽しみに待ってくれている児童はいつもなかなか発言できない子も頑張って発言しようとしてくれますが、『こう言わせなきゃ』という焦りから価値となる意見を言ってくれた児童との一対一のやりとりになってしまう場面がありました。

 普段の授業での担任の先生が挙手指名する場面では、なんとなく当てているように感じていましたが実際はそれぞれの児童の特徴を考えながら当てる順番やタイミングを決めていることを学びました。

 小学生は本当に素直です。だからこそ、授業が難しかったり、楽しくなかったりすると表情ですぐにわかります。この小学校実習でたくさん失敗をした分、一つの授業を作り上げることがどれだけ難しいことなのか改めて実感しました。

 しかし失敗は人を強くします。「次こそは児童が心の底から楽しかった!と思える授業がしたい」という思いが私を奮い立たせました。時間が許す限り教材研究を繰り返し、何度も価値となる部分を変え、板書や補助発問を工夫しました。これまでの私の教材研究は、内容を読み、価値と補助発問を考えるぐらいでしたが4週間を通して、あの子だったらこう言う発言をしそうだな、この価値以上に深まりそうだな、などの一人一人の特徴を考えながらそのクラスにしか出来ない授業を考えられるようになっていました。

 研究授業では『ブラッドレーの請求書』という家族愛についての授業を行いましたが、これまでで一番良い授業ができました。なぜなら児童が目をキラキラさせながら発言しようと頑張ってくれる姿はもちろん、授業をする私自身がすごく楽しかったからです。担任の先生がよく私に、「まずは教師が子供の成長も含めて授業を楽しまないと、子供はそれ以上楽しめない」という指導をしてくださいました。教師になる上でとても大切なことを学び、経験できました。

 次に学級経営での学びです。小学校実習で一番感じたのは、先生方は授業以外の面でも一瞬も気を抜けないということです。

 私の実習先は運動会シーズン真っ只中でした。コロナ禍ということで日々、状況が変化し当日ギリギリまでzoom配信か、対面の運動会かの瀬戸際でした。そのため運動会練習が思うようにはできず、短い期間で練習させなければいけない状態でした。しかし相手は小学生です。指導は決して簡単ではなく、全員が理解して動くのにはすごく時間がかかります。
 
 実際に1日経営で1週間担任業務をやらせていただきましたが、本当に大変でした。目や体が何個も欲しいと思ってしまうほど、分刻みで様々なことが起こります。トラブルが起こらないように指導しないと、、という不安な気持ちが大きかったことを覚えています。しかし、それは違っていて、児童を黙らせるのは簡単ですが、なぜ今は静かにしなければいけないのか、なぜこういうトラブルが起きたのか、この『なぜ』つまり理由を理解させるための指導が大切なのだと実際に学級経営をして学びました。

 この4週間という長いようで短い時間を通して、教師という職業のこれまで見えてこなかった一面も知ることができました。それと同時に「自分は本当に教師になれるのだろうか」という不安も出てきたのが正直な気持ちです。しかし、最終日に、私以上に子供たちが大号泣しながら一人一人メッセージを言ってくれました。それが何よりも嬉しくて、大変だったけれど、私が教師を目指した理由はこれだと気がつきました。「こうやって子供達から愛される先生になりたい。」この気持ちを胸に刻めたことが今の私を強くしてくれていると思います。

 長くなりましたが、小学校実習での学びはこの辺にして、次は中学校実習での学びを振り返ります!パート2ということで次の記事にまとめます!(7期生 池戸美遥)
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