第14回 教育と笑いの会 感想(今井)

 こんにちは。7期生の今井美羽です。11月27日に開催された「教育と笑いの会」を拝見させていただきました。全てのプログラムは見ることが出来なかったのですが、最後の対談を拝見させていただきました。私なりに少し感想を記事に書かせていただきます。
 
 私の偏見かもしれないのですが、落語家の方って一見静かそうだったり、怖そうだったりするけど、一言発するだけで、ああ、この人面白いこと言う人だと感じる人が多い気がしていて、良い意味のギャップをいつも感じる気がします。今回対談をされていた、玉置先生と桂雀太さんと柳亭小痴楽さんの3人が並ぶ画面を見たときも同じ感覚を味わいました。玉置先生はもちろんどのような方かは存じ上げているのですが、「この3人、果したて笑うのか。そして、笑わせられるのか。」なんて、何様なのだと叱られてしまいそうなほどですが、このなんとも言えない雰囲気を感じていました。

 しかし、3人が口を開けば、もう虜。知らぬ間に聞き入ってしまっていました。3人の対談とても面白かったです。私は、桂雀太さんの話すときの絶妙な間が、私の笑いのツボで、桂雀太さん話し始めると、自然と口元が緩んでいました。なぜか分からないのですが、柳亭小痴楽さんの言葉は、とても聞きやすいのです。話し方ではなく、言葉選びが上手なのだなと思いました。スッと入ってくる感覚でした。

 私なりの勝手な解釈ですが、落語家の皆さんは、話し方や勢いで笑いを誘うのではなく、話の内容で魅せ、笑わせようという意識が強くあるのかなと思いました。私の良い意味のギャップは、ここから感じられるものではないかと。

 対談では、「上手い落語は『聞くが9割』」、「独演会名人になってはいけない」、「個性は迷惑」など、立川談志さんの落語についてのお言葉の真意を探りつつ、教育に通ずる部分が語られました。自分なりに教育と落語の繋がりについて考えることが出来、教育における学びは、必ずしも教育の場面からではなく、娯楽である落語など様々な場面から学ぶことが出来るということも自分の新たな発見でした。

 面白い話ができる人ってとても魅力的ですよね。私は中学生時代、話の面白い先生の授業が好きでした。特に余談の面白い先生が大好きでした。今でも覚えている先生の余談話もあります。だから、何気なくポロッと話した余談が面白い教師になりたいのです。玉置先生から打ち合わせなしの対談だったということを聞き、それであの面白さ、恐るべし、、、という感じでした。打ち合わせなしだからこそ、3人の心から素直に出た言葉が心に刺さりました。どの場面でどう出てきたかは忘れてしまったのですが、私は、「人間は今しか生きられない、だから、今を肯定しなければ。」という言葉が1番心に刺さりました。

 さすがは落語家さん、打ち合わせなしでも、笑いを取ろうという気持ちは常にあるテンション感が3人から感じられて、次はいつ来る、いつ来るというように、対談後半は、笑いポイントを待っている自分がいました(笑)

 楽しすぎて、あっという間に時間が過ぎていました。楽しいひとときをありがとうございました。私も面白い話が出来る人になりたいな〜(今井)
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