【特別寄稿】2月3日文化講演会の感想をお願いしました

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 2月3日の小牧市文化協会の文化講演会「これからの学校教育・文化を展望する」に参加していただいたゼミのお母さんこと、斎藤早苗さんに講演の感想をお願いしました。以下のように感想を寄せていただきましたので掲載します。斎藤さん、ありがとうございました。(玉置)

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 あの玉置先生が(笑)、市民向けの講座をされるということで、どんなお話しをされるかな〜と、楽しみに参加しました。

 演題の「学校教育」と「文化」という言葉から、どんな内容になるのか、まるで見当がつきませんでしたし、そもそもどう結びつくのかしらという感じでしたが、聞き終わって今「なるほど、そう来たか」と感心しています。

 メインのお話しは、これからの学校教育の目指す方向性のお話しと、国はなぜそれを目指そうとしているのかの解説、そして学校現場で起きていることなどでした。

 それらの内容を、玉置先生が文科省の会議などから得た知見と、学校現場のサポートをされている経験をもとに、具体的でわかりやすく伝えてくださいました。

 と言っても、聴衆の多くは学校関係者ではなく、一般市民の方々です。おそらく、言葉選びにもご苦労されたことと思います。なにせ、教育用語や行政が使う言葉は難しいですし、耳慣れないものばかりですものね。それでも、玉置先生が伝えたかった肝の部分は、皆さんにきちんと受け取ってもらえたのではないかなと、まわりの皆さんの反応からも感じました。

 玉置先生は、「これからの教育が目指すことは、文化でも同じように大切にされるべきことですよね」というお話しをされました。文化というと、芸術を思い浮かべることが多いのですが、本来はもっと広い意味を持つ言葉ですよね。

 辞書によると、”文化とは、複数名により構成される社会の中で共有される考え方や価値基準の体系のことである。 簡単にいうと、ある集団が持つ固有の様式のことである。”とあります。となると、学校も会社も地域も、あるいはもっと小さな集団である家族やサークルなどのコミュニティにも、それぞれの価値観がありますから、それはそれぞれの組織やコミュニティの文化と言えるでしょう。

 その文化を育むためには、コミュニケーションが欠かせませんが、施行されたばかりの新学習指導要領が提唱する「主体的・対話的で深い学び」では、このコミュニケーションも重視されています。そう考えると、教育と文化は、密接に結びついているのだなと思いました。

 教育は、社会のベースにあるもので、大切なものですね。教育は、学校だけのものではなく、社会全体のものだと思うのです。だから、教師だけでなく、大人がみんなで考えなければいけないし、みんなで協働していかなければいけないよな、と思っています。そんな思いを、お話を聞きながら思い出しました。

 学校関係者ではない私が、こんなふうに教育に関心を持つのは、それが私にとって「主体的な学び」だからでしょうか(笑)「学びたい」という思いに正直でいられるのは、とてもありがたいことです。子どもたちが、「学びたい」「やってみたい」と思えることに出会えるような環境を、大人がみんなで作っていけるといいですね。

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※写真は斎藤さんのFBから借用しました(玉置)。
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